JPH0630511Y2 - 自動車のキャンバストップ - Google Patents

自動車のキャンバストップ

Info

Publication number
JPH0630511Y2
JPH0630511Y2 JP11556288U JP11556288U JPH0630511Y2 JP H0630511 Y2 JPH0630511 Y2 JP H0630511Y2 JP 11556288 U JP11556288 U JP 11556288U JP 11556288 U JP11556288 U JP 11556288U JP H0630511 Y2 JPH0630511 Y2 JP H0630511Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canvas
storage position
board member
roof
guide rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11556288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0235826U (ja
Inventor
謙治 松本
敬人 横打
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP11556288U priority Critical patent/JPH0630511Y2/ja
Priority to KR1019890010794A priority patent/KR930000747B1/ko
Priority to US07/386,734 priority patent/US5018784A/en
Priority to DE89114128T priority patent/DE68910038T2/de
Priority to EP89114128A priority patent/EP0353695B1/en
Publication of JPH0235826U publication Critical patent/JPH0235826U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630511Y2 publication Critical patent/JPH0630511Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のキャンバストップに係り、詳しくは、
車体のルーフに形成された開口部を開閉自在に覆うよう
にした自動車のキャンバストップに関する。
〔従来の技術〕
自動車等の車両にあって、天井部のより広い開放感が得
られるように、ルーフ部に設けた大きな開口部を折りた
たみ自在なキャンバス部材で覆うようにしたキャンバス
トップシステムはすでに知られている。このようなシス
テムでは、キャンバス部材の後端をルーフ後部に固定
し、前端を開口部の両側に設けたガイドレールに案内さ
れる摺動体に取付け、その摺動体を前後に移動させるこ
とによって開口部を開閉するように構成されたものが多
い。ちなみに、実開昭61-30525号公報には、この種の装
置で、ガイドレールの外側に雨樋部を一体に形成した支
持枠体をルーフ開口部の周囲に取付けたものが記載され
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、上記した従来のキャンバストップでは、開口
時には、摺動体を後方に移動させつつキャンバス部材を
折りたたみ、ルーフ後部の収納位置に納置していた。そ
のため、開口部を全開状態に開放した場合においても、
キャンバス部材を収納しているルーフ後部は開放でき
ず、充分な開放感が得られないという難点があった。
このようなことから、キャンバス部材をルーフ後部の第
1格納位置に配置されたボード部材に一旦収納し、その
ボード部材をさらにリヤウインド下部後方の第2格納位
置に移動・格納するようなシステムの採用が考えられ
る。そして、一連の動作がスムーズに自動化されること
も望まれる。
本考案はこのような事情を考慮してなされ、自動車のキ
ャンバストップにあって、キャンバス部材をルーフ後部
の第1格納位置に折りたたむ動作と、その折りたたまれ
たキャンバス部材を第2格納位置に移動・格納する動作
とをスムーズに自動化することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、車体のルーフに形成された開口部を、キャン
バス部材で前後方向に開閉自在に覆うようにした自動車
のキャンバストップにあって、前記課題を解決するため
に、上記キャンバス部材をルーフ後部の第1格納位置に
配置されたボード部材上に折りたたんで収納させる第1
アクチュエータと、上記キャンバス部材を収納したボー
ド部材をリヤウインド下部後方の第2格納位置へ移動さ
せる第2アクチュエータとを設けている。
〔作用〕
たとえば、ボード部材上に第1アクチュエータとガイド
レールを設け、ボード部材が第1格納位置に配置される
と、そのガイドレールがルーフ上に設けられたガイドレ
ールと接続されるようにし、両ガイドレールに乗換え自
在に案内されるガイドシューをケーブルを介して第1ア
クチュエータによって駆動させるように構成する一方、
上記ボード部材をルーフ後部の第1格納位置と、リヤウ
インド下部後方の第2格納位置との間を第2アクチュエ
ータにより移動させる移動手段を設け、その移動手段
を、ルーフおよびリヤウインドの両側部に設けられたガ
イドレールに案内されてケーブルを介して第2アクチュ
エータによって駆動される摺動体と、その摺動体と上記
ボード部材の前部とを連結する一対の前リンクと、上記
リヤウインド下部車体側と上記ボード部材の後部とを連
結する一対の後リンク等により構成すると、キャンバス
部材は以下のように格納される。
まず、第1アクチュエータを起動させ、ケーブルを介し
てルーフの前端位置にあるガイドシューを後退させる。
そうすると、展張状態にあるキャンバス部材がガイドシ
ューによって折りたたまれつつ後方に移動し、ついには
第1格納位置に配置されているボード部材上に収納され
る。次いで、第2アクチュエータを起動させ、ケーブル
を介して第1格納位置にある摺動体をルーフ部からリヤ
ウインド両側下方に後退させる。そうすると、前リンク
を介してボード部材の前部が後方に押され、その後部が
後リンクを介してリヤウインド下部車体側を支点として
後方に転回移動し、ボード部材はキャンバス部材を収納
したままリヤウインド下部後方の第2格納位置に格納さ
れる。
閉口する場合は、まず第2アクチュエータを起動させ、
摺動体とリヤウインドの両側部に沿って上昇前進させ
る。そうすると、前リンクを介してボード部材の前部が
前方に引上げられ、後部が後リンクを介してリヤウイン
ド下部の車体側を支点として前方に転回移動し、ボード
部材が第1格納位置まで移動される。
次いで、第1アクチュエータを起動させ、ガイドシュー
を前進させるとキャンバス部材が展張されて開口部が閉
口される。
〔考案の効果〕
本考案の自動車のキャンバストップは、車体のルーフに
形成された開口部を、キャンバス部材で前後方向に開閉
自在に覆うようにした自動車のキャンバストップにおい
て、上記キャンバス部材をルーフ後部の第1格納位置に
配置されたボード部材上に折りたたんで収納させる第1
アクチュエータと、上記キャンバス部材を収納したボー
ド部材をリヤウインド下部後方の第2格納位置へ移動さ
せる第2アクチュエータとを備えているので、キャンバ
ス部材を第2格納位置に格納すると、天井部の開放感が
向上されるとともに、第1アクチュエータと第2アクチ
ュエータの出力を適宜に選択することによって無駄のな
い出力配分をし、キャンバス部材等のスムーズな開閉・
移動操作をおこなうことができる。
〔実施例〕
以下に本考案を実施例に基づいて詳細に説明する。
本実施例に示す自動車のキャンバストップは、キャンバ
ス部材をリヤウインド下部後方に自動操作で格納し、天
井部の開放感を向上させるようにしたもので、次のよう
に構成される。
第2図に示すように、車体1のルーフ2全体に開口部3
が形成され、その開口部3が前後方向に開閉操作される
キャンバス部材4で覆われるようになっており、そのキ
ャンバス部材4はルーフ2後部の第1格納位置5に配置
されているボード部材6の上に一旦折りたたまれ、しか
る後にボード部材6とともにリヤウインド7下部後方の
第2格納位置8に移動・格納されるようになっている。
上記キャンバス部材4を展張し、あるいは第1格納位置
5に配置されているボード部材6上に折りたたんで収納
する開閉動作は、第1図に示すように、ボード部材6に
設けられている第1アクチュエータ10によっておこな
われる。一方、第1格納位置5でボード部材6上に折り
たたまれたキャンバス部材4をボード部材6とともに第
2格納位置8に移動格納させる動作は、リンク機構等で
構成される移動手段11を介してリヤウインド7下部の
車体1側に設けられている第2アクチュエータ12によ
っておこなわれる。このように、別個の駆動源でキャン
バス部材4のルーフ2部での開閉動作と第2格納位置8
への移動動作とをおこなうようにしているので、それぞ
れ最適な動力特性を備えた電動モータを選択し、無駄の
ない出力配分をおこなうことができる。ちなみに、移動
動作は開閉動作よりも大きな動力が必要とされ、第2ア
クチュエータとしての電動モータ12は、第1アクチュ
エータとしての電動モータ10よりも出力の大きなもの
が必要とされる。
各部の構造について説明すると、キャンバス部材4を移
動させる移動手段11は、キャンバス部材4が第1格納
位置5に配置されているボード部材6上に折りたたまれ
ている状態を表す第4図に示すように、ルーフ2および
リヤウインド7の両側部に設けられたガイドレール19
と、それに沿って摺動自在な摺動体20を介してボード
部材6の前部6aとガイドレール19とを連結する一対
の前リンク21と、上記ガイドレール19とボード部材
6の後部6bとを連結する一対の後リンク22とよりな
る。このような構成によって、開放時には図示のよう
に、一旦キャンバス部材4を第1格納位置5に配置され
ているボード部材6上に折りたたみ、しかる後、そのま
まボード部材6とともに第2格納位置8に移動して安定
に格納し、広い天井部の開放感を得ることができるよう
になっている。
そして、第3図に示すように、運転者によって手動操作
される開スイッチ13と、閉スイッチ15およびサイド
ブレーキスイッチ14からの指令信号と、全開検知スイ
ッチ16および半開検知スイッチ17からの検知信号と
がマイクロコンピュータ(CPU)18に入力され、後
述するような、電動モータ10,12のオンオフ制御が
おこなわれ、キャンバス部材4が無駄なくスムーズに開
閉・移動されるようになっている。なお、全開検知スイ
ッチ16と半開検知スイッチ17は、後述するように、
ルーフ2上でのキャンバス部材4の全開状態と半開状態
とを検知するために設けられるリミットスイッチであ
る。
第5図は車体構造を示し、車体1のルーフ2からリヤウ
インド7にかけて形成される開口部3の周縁には、キャ
ンバス部材4およびボード部材6を支持するためのベー
スフレーム23が設けられる。一方、トランクリッド2
4には、第2格納位置8にキャンバス部材4を収納した
ボード部材6を支持するための一対の受け部材25が設
けられる。
ベースフレーム23には、第6図に示すように、屈曲し
たガイドレール19がルーフ2後部からリヤウインド7
の下部までやや末広がりに設けられ、そのガイドレール
19の前方には、これと段違いに、真直な一対のガイド
レール26がベースフレーム23の前端まで延設され
る。そして、このガイドレール26と同一幅に二点鎖線
で示される短いガイドレール27がボード部材6上に設
けられ(第9図、第11図参照)、ボード部材6が第1
格納位置5にあるときは、ガイドレール26および短い
ガイドレール27は、相互に接続された状態となるよう
に構成される。このベースフレーム23の後部には、リ
ヤウインド構成体28が取付けられる。なお、図中、3
0および31は、リヤウインド端部とリヤピラー外面と
の間に配設されるキャンバストップ構成部品を覆うガー
ニッシュである。
ベースフレーム23は、ルーフ2部では、第4図におけ
るVII−VII線矢視断面を表わす第7図に示すように、イ
ンナルーフレール32の内側にボルトとナットの締結に
よって固定された支持部材33に支持され、リヤウイン
ド7両側の傾斜部においてもほぼ同様の構造で支持され
る。そのベースフレーム23の上にガイドレール19が
固定されている。ガイドレール19の両側には、摺動体
20に支承されるローラ38,39を案内するためのロ
ーラ案内溝19a,19bが形成され、中央部には、そ
の摺動体20を駆動させるためのケーブル40を案内す
るドライブケーブル案内溝19cが形成されている。
ケーブル40は、第8図に示すように、リヤウインド構
成体28の下部に設けられた電動モータ12の正転動作
と逆転動作によって進退駆動され、そのケーブル40の
前端に固定された摺動体20が、第4図に示される最前
位置からリヤウインド7の下部まで移動操作されるよう
になっている。図示しないが、電動モータ12の出力軸
に固定された駆動ギヤがケーブル40と噛み合い、摺動
体20が後退移動させられるときに巻きとられるケーブ
ル40の後半部分が左右とも互いに反対側のガイドレー
ル19の後半部に形成されたアイドルケーブル案内溝1
9d内に収納されるようになっている。すなわち、図示
の右側部分では、電動モータ12の駆動ギヤの上側部分
と噛み合うケーブル40aの後半部分がアイドルチュー
ブ41を介してアイドルケーブル案内溝19dに案内挿
入され、駆動ギヤの下側部分と噛み合うケーブル40b
の前半部分がドライブチューブ42を介してドライブケ
ーブル案内溝19cに案内挿入されてその先端が摺動体
20に接続されている。図示しないが、左側部分では右
側部分と逆に、ケーブル40aの前半部分がドライブチ
ューブを介してガイドレールのドライブケーブル案内溝
に案内挿入されて摺動体と接続され、ケーブル40bの
後半部分がアイドルチューブを介してガイドレールのア
イドルケーブル案内溝に案内挿入される。
キャンバス部材4を納置するためのボード部材6は、第
9図に示すように、台板43のやや低くなっている両側
部に、キャンバス部材4を開閉操作するためのガイドレ
ール27が配設固定され、後部はフランジ状に立上り、
キャンバス部材4の後縁部をビス止めするためのビス孔
を有するキャンバス取付部44が形成されている。その
キャンバス取付部44の下方には、後リンク22を連結
するためのアイ部材45が取付けられている。上記のガ
イドレール27には、その外側にローラ案内溝27a、
上側にはケーブル案内溝27bがそれぞれ形成されてい
る。
一方、台板43の前部裏面には、第10図に示すよう
に、両側にロッド46が摺動自在に嵌挿される円筒体4
7が取付部材48によってボルト締結で固定されてお
り、そのロッド46の外端に前リンク21の一端がボル
ト締結によって固定され、他端に摺動体20が枢結され
ている。このように、両摺動体20がロッド46の横方
向への移動によりスパン調整自在となっているのは、末
広がりになっているガイドレール19に対応できるよう
にするためである。この摺動体20の前後に一対の支軸
49が設けられ、その支軸49にガイドレール19のロ
ーラ案内溝19a,19bに案内されるローラ38,3
9(第7図参照)が支承され、ケーブル40に接続され
た摺動体20が、前述したように、ガイドレール19に
沿って移動できるようになっている。
一方、ボード部材6後部のアイ部材45(第9図参照)
に上端を連結され、ボード部材6の後部を支持する後リ
ンク22の下端は、第8図に示すように、リヤウインド
7下部に設けられた軸支部材50にボルトとナットで回
動自在に枢結され、後方に回動自在となっている。
第4図に示されるキャンバス部材4は、折りたたまれる
ルーフ部分にレザートップ体が使用され、内部は骨組み
部材を有するシーリングレザー体よりなり、後部がボー
ド部材6のキャンバス取付部44にビス止め固定されて
いる。一方、キャンバス部材4の先端部は、ハードボー
ド4aで形成され、開口時には、図示のようにリフトア
ップし、摺動抵抗の低減を図れるように構成されてい
る。すなわちハードボード4aには、カム52が取り付
けられており、そのカム52に連動するガイドシュー5
3が、ルーフ2に設けられているガイドレール26およ
びボード部材6上のガイドレール27に乗換え自在に案
内され、かつケーブル54を介してボード部材6に設け
られたモータ10によって前後に駆動されるようになっ
ている。そして、開口時には、ガイドシュー53によっ
てカム52が後方に引かれると図示のように先端部がリ
フトアップして後退し、閉口時には二点鎖線で示すよう
に、先端部がリフトダウンして前進するようになってい
る。
さらに詳しく説明すると、電動モータ10は、第1格納
位置5にあるボード部材6の右側部分を表わす第11図
に示すように、ボード部材6の後部中央下面に取付けら
れている。そして、その出力軸に固定された駆動ギヤ
に、ドライブチューブ55を介してガイドレール27に
形成されているケーブル案内溝27bに案内挿入される
右側のケーブル54aおよびアイドルチューブ56内に
アイドル部分が挿入される左側のケーブル54bが噛み
合わされている。ケーブル54aの先端は前記ガイドシ
ュー53に固定され、電動モータ10の正転動作によっ
てガイドシュー53が後退し、逆転動作によって前進す
るようになっている。なお、図示しないが、ボード部材
6には全開検知スイッチ16(第3図参照)が設けら
れ、ガイドシュー53がボード部材6上の所定の位置ま
で後退し、かつボード部材6が第1格納位置5にあると
きに、オン信号が出力されるようになっている。また、
ベースフレーム23における開口部3の中間位置に半開
検知スイッチ17(第3図参照)が設けられ、開口時に
ガイドシュー53がその位置に到達するとオン信号が出
力されるようになっている。
一方、ガイドレール27は、ボード部材6が図示のよう
に、第1格納位置5にあるとき、すなわち、摺動体20
がガイドレール19の前端位置にあり、前リンク21が
ガイドレール19に沿うように横置状態となっている場
合には、車体1側に固定されているガイドレール26と
接続され、ガイドシュー53は両ガイドレール26,2
7間を乗換え移動できるようになっている。
以上のように構成されるキャンバストップの作動につい
て第12図の作動図と、第13図(a)および(b)の
フローチャートに基づいて説明する。
開口時には、第13図(a)に示すように、開スイッチ
13をオン操作すると(S1)、電動モータ10が起動
され(S2)、ルーフ2の前端位置にあったガイドシュ
ー53が後退してキャンバス部材4を折りたたみつつガ
イドレール26からガイドレール27に乗り換え、第1
2図に一点鎖線で示されるように、キャンバス部材4が
第1格納位置5に配置されているボード部材6上に収納
され、この状態が全開検知スイッチ16によって検出さ
れ(S3,S4)、電動モータ10が停止される(S
5)。
そして、更に広い開放感を得るためには、ボード部材6
を第2格納位置8に移動・格納するべく、車両を一旦停
止させ、再び開スイッチ13をオン操作する(S6)。
このとき、サイドブレーキが引かれていてサイドブレー
キスイッチ14がオンであると(S7)、電動モータ1
2が起動され(S8)、ボード部材6の後方への移動が
開始され、ワーニングがなされる(S9)。すなわち、
モータ12の起動により、摺動体20が後退し二点鎖線
で示すように、前リンク21が摺動体20に押されてル
ーフ2後端からリヤウインド7の両側をガイドレール1
9に沿って降下するとともに、後リンク22が下端を中
心に後方に転回し、キャンバス部材4を収納しているボ
ード部材6が、実線で示すように、トランクリッド24
に設けられた受け部材25の上、つまり第2格納位置8
に安定に載置・格納される(S10)。このように、キ
ャンバス部材6を第2格納位置8に格納することによ
り、ルーフ2部の開放感がより一層向上される。
閉口時には、第13図(b)に示すように、閉スイッチ
15をオン操作すると(S21)、サイドブレーキスイ
ッチ14がオンであると(S22)、電動モータ12が
逆転を開始し(S23)、ワーニングがなされる(S2
4)。そして、全開検知スイッチ16によってボード部
材6が第1格納位置5に格納されたことが検出されると
(S25,S26)、電動モータ12は停止し(S2
7)、ワーニングも停止する(S28)。次いで、電動
モータ10が逆転を開始し(S29)、半開検知スイッ
チ17によって、キャンバス部材6が全閉に至る前に半
開状態となったことが検出されると(S30)、一旦、
電動モータ10が停止される(S31)。そして、再
度、閉スイッチ15をオン操作して(S32)、電動モ
ータ10の逆転を再開始させ(S33)、キャンバス部
材6が全閉される(S34)。
以上のような作動の説明で判るように、キャンバス部材
6のルーフ2上での開閉動作と、それを第1格納位置5
と第2格納位置8との間で移動させる動作とが、それぞ
れ別個の電動モータ10,12で無駄なくスムーズにお
こなわれ、快適感が向上される。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の自動車のキャンバストップの一実施例を
示し、第1図は構成を説明するための模式図、第2図は
自動車の斜視図、第3図はアクチュエータをオンオフ制
御するための回路図、第4図は要部正面図、第5図はベ
ースフレームおよび車体の分解斜視図、第6図はベース
フレームおよびガイドレール、リヤウインド構成体等の
斜視図、第7図は第4図におけるVII−VII線矢視断面
図、第8図はリヤウインド下部の部分断面図、第9図は
ボード部材の斜視図、第10図はボード部材に取付けら
れる前リンクおよび摺動体等の分解図、第11図は第1
格納位置におけるボード部材の部分断面図、第12図は
キャンバス部材の格納動作を説明するための作動図、第
13図(a)は開口時のフローチャート、第13図
(b)は閉口時のフローチャートである。 1……車体、2……ルーフ、3……開口部、4……キャ
ンバス部材、5……第1格納位置、6……ボード部材、
7……リヤウインド、8……第2格納位置、10……第
1アクチュエータ(電動モータ)、12……第2アクチ
ュエータ(電動モータ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフに形成された開口部を、キャ
    ンバス部材で前後方向に開閉自在に覆うようにした自動
    車のキャンバストップにおいて、 上記キャンバス部材をルーフ後部の第1格納位置に配置
    されたボード部材上に折りたたんで収納させる第1アク
    チュエータと、 上記キャンバス部材を収納したボード部材をリヤウイン
    ド下部後方の第2格納位置へ移動させる第2アクチュエ
    ータとを備えていることを特徴とする自動車のキャンバ
    ストップ。
JP11556288U 1988-07-30 1988-08-31 自動車のキャンバストップ Expired - Lifetime JPH0630511Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11556288U JPH0630511Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 自動車のキャンバストップ
KR1019890010794A KR930000747B1 (ko) 1988-07-30 1989-07-29 자동차의 캔버스톱
US07/386,734 US5018784A (en) 1988-07-30 1989-07-31 Flexible top apparatus of a vehicle
DE89114128T DE68910038T2 (de) 1988-07-30 1989-07-31 Flexibler Verdeckmechanismus eines Fahrzeuges.
EP89114128A EP0353695B1 (en) 1988-07-30 1989-07-31 Flexible top apparatus of a vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11556288U JPH0630511Y2 (ja) 1988-08-31 1988-08-31 自動車のキャンバストップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0235826U JPH0235826U (ja) 1990-03-08
JPH0630511Y2 true JPH0630511Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31357335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11556288U Expired - Lifetime JPH0630511Y2 (ja) 1988-07-30 1988-08-31 自動車のキャンバストップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630511Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0235826U (ja) 1990-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6217104B1 (en) Retractable hard top module
US6729672B2 (en) Retractable top quarter window assembly
US4671730A (en) Vehicle of use in particular to a disabled person
JPH0773980B2 (ja) 車両のオ−プンル−フ構造
US6796600B1 (en) Vehicle body with pre-hung midgate panel
US6783169B1 (en) Cover assembly for a vehicle bed
JPH0986181A (ja) 分割及び揺動可能な堅固な屋根を有するコンバーチブル型自動車
US5685596A (en) Window lift mechanism for an automotive vehicle
US6837529B2 (en) Midgate assembly including fixed window and crossbar
JP2020519531A (ja) 車両用の向上された展開可能キャノピー
JPH0630511Y2 (ja) 自動車のキャンバストップ
US7520556B2 (en) Retractable vehicle roof system with storage area lid
US5470126A (en) Retractable hardtop vehicle roof
JPH0120087B2 (ja)
US5054847A (en) Flexible top apparatus for a vehicle
JPH0630510Y2 (ja) 自動車のキャンバストップ
JPH0241924A (ja) 自動車のキャンバストップ
JP3489103B2 (ja) 車両の上部車体構造
JPH0425393Y2 (ja)
US11731565B2 (en) Roof rack and sunshade for a convertible roof
JPH022668Y2 (ja)
JP3019648B2 (ja) サンルーフ装置の開閉操作方法
JPH0262408B2 (ja)
JPH0330175Y2 (ja)
JPS6118517A (ja) 車両用開閉ル−フ