JP2888100B2 - データ伝送系のバックアップ試験方式 - Google Patents

データ伝送系のバックアップ試験方式

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JP2888100B2
JP2888100B2 JP5195675A JP19567593A JP2888100B2 JP 2888100 B2 JP2888100 B2 JP 2888100B2 JP 5195675 A JP5195675 A JP 5195675A JP 19567593 A JP19567593 A JP 19567593A JP 2888100 B2 JP2888100 B2 JP 2888100B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0435Details
    • H04Q11/0457Connection protocols

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現用回線に加えて1ま
たはそれ以上のバックアップ回線を有するデータ伝送系
における、現用回線障害に備えたバックアップ動作確認
を行うためのデータ伝送系のバックアップ試験方式に関
する。
【0002】
【従来技術】コンピュータ処理装置に代表される情報処
理機器のデータ類を2局間または多数局間で伝送し、利
用するデータ伝送系が多数存在する。これら各種伝送系
では、端末装置と情報処理センタとの間、あるいは端末
装置間等でデータの伝送が行われる。
【0003】たとえ短時間といえども重要なデータの伝
送を行うシステムの中断は重大な被害をもたらす恐れが
あり、可能な限り回避しなければならない。
【0004】この種システムにおいて、各局内装置の障
害に対しては設置される装置等の冗長度を高めるなどに
より対処している。さらにそれら機器・装置類の動作テ
ストや保守も同一構内に設置されている場合は、比較的
容易に実施できる。
【0005】これに対して回線の障害は、離隔した位置
で発生することが多く、かつ自己の管理外設備であるこ
とが多い等の理由から障害発生の予知や対策に困難が伴
う。一旦、回線の障害が発生すればデータ伝送は中断さ
れるため、通常はバックアップ回線を用意する。
【0006】この場合のバックアップ回線は、常時切替
え可能な状態に保持する必要がある。さもなければ、現
用回線に実際に障害が発生した際にデータ伝送が中断
し、甚大な害を被るためである。
【0007】したがって、かかるデータ伝送系では有事
に備えて、定期的にまたは随時バックアップ動作確認試
験を実施しておき、システムダウンに伴う被害を回避す
る努力がなされている。
【0008】この場合のバックアップ動作確認試験は、
現用回線によるデータ伝送を一旦中断してバックアップ
装置およびバックアップ回線への切替え運用を試験し、
終了後再び現用回線に復帰せしめる方式がとられてい
た。このような試験の間はデータ伝送業務が停滞するこ
とになり、大量のデータ伝送を実行しているデータ伝送
系ではバックアップ試験の実施が大きな負担となってい
た。
【0009】図5はこのようなバックアップ機能を備え
たデータ伝送システムの例を示すもので、バックアップ
回線10としてISDN網を利用している。ホストCP
U1からCCP2を経てモデム(MODEM)3、モデ
ム4に至り、ここでは専用回線である現用回線L1,L2
を介して、相手局側のモデム5、モデム6を経て端末装
置(DTE:DATA TERMINAL EQUIPMENT)7、8に接続さ
れる。
【0010】各モデム3〜6には、それぞれISDNバ
ックアップ(B.U.) 装置3B、4B、5B、6Bが付属
し、これら各装置を介して破線で示したバックアップ回
線であるISDN網に接続される。なお、ネットワーク
の異常の有無はネットワーク監視装置9によって監視さ
れる。
【0011】このような構成においてモデム3、4はネ
ットワーク監視装置9の監視信号によって直接監視さ
れ、またモデム5、6は回線を介して伝送される監視信
号によって監視される。
【0012】この監視動作において、現用回線L1 ある
いはL2 に異常が認められた場合には、ISDNバック
アップ装置3B、4B、5B、6Bのうち使用している
回線に接続されたバックアップ装置を作動せしめ、バッ
クアップ回線であるISDN網によるバックアップ動作
が行われる。
【0013】このような伝送システムにおける回線バッ
クアップは、現用回線L1 あるいはL2 に障害の発生し
たことが検出された時点で相手局発呼、セキュリティ確
認を行い、障害の発生した現用回線L1 あるいはL2 か
ら接続可能なバックアップ回線10への切り替えを行う
ものである。
【0014】図6は典型的なモデム3およびISDNバ
ックアップ装置3Bの具体例を示すものである。ISD
Nバックアップ装置3Bは、制御部Cの制御のもとに現
用の専用回線Lとバックアップ回線であるISDN網と
を切替え接続するためのスイッチSW1,SW2 を有す
る。
【0015】なお、ISDN側では、アナログ/ディジ
タル変換器A/D、ディジタル/アナログ変換器D/A
およびISDNインターフェースI/Oを介してISD
N網とモデム3とが接続される。
【0016】ISDNインターフェースI/Oは、制御
部Cの制御によって、ISDN信号のバイポーラ・ユニ
ポーラ変換、レイヤ1機能、レイヤ2のフォーマット分
解/組み立て機能、回線接続制御機能等を実行する。
【0017】図7は上述のような伝送系におけるバック
アップ動作シーケンスを示すものである。
【0018】バックアップ指示により、自局ISDNバ
ックアップ装置からISDN網に対して呼設定を行い、
網から相手局ISDNバックアップ装置に対して呼設定
を行う。その後、所定の手順を経て最終的に応答が確認
された時点でISDN接続が行われる。
【0019】ISDN接続が完了した後、インターフェ
ース条件確認が行われる。この手順は、両局からお互い
に自局側のMODEMのデータ伝送速度、変調方式等の
インターフェース条件を通知しあい、お互いに一致する
ことを確認する。
【0020】その後、相互のセキュリティ確認が行われ
る。セキュリティ確認の手順のために、自局側からは自
局タイマー値Hs を相手局に通知し、同時に相手局から
通知されるタイマー値Hr を受信する。
【0021】自局側では装置内部の現在のタイマー値H
s と相手局側から受信したタイマー値Hr を変数として
関数f(Hs,Hr) およびf(Hr,Hs) の計算を行う。
【0022】同様に相手局側でも装置内部の現在のタイ
マー値Hr と相手局側から受信したタイマー値Hs を変
数として関数f(Hr,Hs) およびf(Hs,Hr) の計算を行
う。
【0023】このようにして得られた計算結果を互いに
通知し合い、受信した計算結果が予め計算している自局
の計算結果と照合し、その結果が一致すれば相手確認が
完了し、これまで使用していた現用回線からISDN網
へ切替えられ、バックアップ切替え制御動作が完了す
る。
【0024】なお、上記照合結果が不一致であればセキ
ュリティ確認の過程で相手局が正当でないと判断された
ことを意味するので、バックアップ切替え制御動作は中
断される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ伝送シス
テムでは、通常のバックアップ動作と、バックアップ動
作確認試験との区別がなかった。
【0026】そのため、バックアップ動作確認試験を行
う場合にも現用回線からバックアップ回線への切り替え
が行われてしまい、上述のように現用回線の運用中断が
不可欠であり、通常の業務時間帯に実施することができ
ず、専ら夜間や休日に実施しなければならなかった。し
たがって、作業効率や費用の点で不利であることは免れ
なかった。
【0027】上記のような理由から、いきおい試験頻度
も低くなりがちであり、いざ障害発生時に回線切替え動
作が実行できず、甚大な被害を被る可能性があった。
【0028】本発明は、上述のような従来技術の欠点を
解消し、現用回線に加えて1またはそれ以上のバックア
ップ回線を有するデータ伝送系における、現用回線障害
に備えたバックアップ動作確認を行うためのデータ伝送
系のバックアップ試験方式を提供することを目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、図1に
示すようなデータ伝送用の現用回線Lに障害が発生した
際に、バックアップ回線BLに切り替えてホストCPU
11からモデム13、15を介してデータ伝送を行う運
用モードを有する伝送システムのバックアップ試験方式
において、現用回線Lでの通信を中断することなくバッ
クアップ回線BLとのバックアップ動作確認試験を行う
バックアップ試験方式によって解決される。
【0030】なお、モデム13、15と回線LまたはB
Lとの間にはそれぞれバックアップ装置13B、15B
が介在せしめられており、系全体の障害の有無はネット
ワーク監視装置19により監視される。
【0031】この場合の伝送システムは、通常のシステ
ム運用モードに加えて、相手局確認用のチェックデータ
の発着信を通じて相互に相手局の確認のみを行い、実際
の回線切替え動作は行わない試験モードを有する。
【0032】上述の試験モードにあっては、相手局確認
用に交換するチェックデータを、着信側は正確に通知
し、試験モードを起動した発呼局側からは故意に変更し
たデータまたは作為的に構成された固定データの通知を
行うように制御される。
【0033】この故意に変更したデータまたは固定デー
タは、着信局からのデータが正常であるにもかかわらず
相手局確認異常と判断せしめる内容であって、それ以後
のバックアップ動作を中断する内容を有するものであ
る。
【0034】
【作用】本発明にかかるバックアップ試験方式によれ
ば、試験モードが選択されると当該局から相手局に対し
て、バックアップ回線を介して発呼動作を行う。この発
呼動作に引き続く所定動作を経てバックアップ回線接続
が確認された後、相手局確認用のチェックデータの発着
信を行いつつその間に相互に相手局の確認を実行する。
【0035】この様にして相手局が確認された際に、相
手局は試験モードを起動した発呼局に対して正確な確認
データを送信する。これに対して、発呼局側から相手局
に対し、故意に変更した確認データ、例えば、ビット反
転したデータ或いは所定条件による固定データを送信す
る。
【0036】その結果、バックアップ動作確認試験を起
動した発呼局側では相手局から返送された確認データに
より、バックアップ動作が正常に行われるであろうこと
を確認できる。
【0037】しかし、発呼局側から相手局に対して返送
される確認データは、ビット反転等により故意に変更さ
れているか、あるいは通常はあり得ない固定データのい
ずれかであるから当然に不一致となる。
【0038】したがって、相手局はバックアップ回線へ
の切替え動作を中止し、それ以前に運用されていた現用
回線によるデータ伝送を継続する。
【0039】上述のようなバックアップ動作確認試験に
より、試験を起動した発呼局側切替え装置、バックアッ
プ回線、相手局側切替え装置等におけるバックアップ動
作が正常であることが確認・実施でき、かつ現用回線か
らバックアップ回線への実際の切替え動作は確実に阻止
される。
【0040】したがって、データ伝送中の現用回線の動
作にはなんら支障を与えることなしに、定期的または臨
時に任意の時点でバックアップ動作確認試験が実施可能
である。
【0041】
【実施例】以下、実施例を示す添付図に基づき本発明を
開示する。図2は、バックアップ回線としてISDN網
を使用するように構成された本発明の1実施例にかかる
バックアップ試験方式の動作を示すシーケンス図であ
る。ここでは、自局と記載した左側の局がバックアップ
試験モードを起動した局、右側が相手局であるものとす
る。
【0042】本実施例においては、バックアップ試験モ
ードにおいて、ネットワーク監視システムからバックア
ップ試験が指示される。この指示を受けて、自局のモデ
ムからはISDNバックアップ装置を介してISDN網
に対して呼設定が行われる。なお、バックアップ試験動
作は、バックアップ試験装置の操作パネルの試験スイッ
チの手動操作によっても起動することができる。
【0043】さらに網からは呼により特定された相手局
に対して呼設定が行われ、バックアップ回線であるIS
DNによる試験回線の接続が行われる。
【0044】このような接続の完了後、相手局確認の第
1段階としてインターフェース条件確認データの送受信
が発呼局および相手局相互間で行われる。このインター
フェース条件には、使用モデムのデータ伝送速度、変調
方式等が許容し得る範囲に含まれるか否か等の確認デー
タが含まれる。
【0045】伝送速度は2400、4800、・・1
9.2kbit/s等のいずれであるか、また、変調方式はC
CITT勧告のV.26、V.26、V.33等のいずれに該当する
か等を確認するものである。
【0046】その後セキュリティ確認のためのデータ伝
送を行う。例えば、発呼局からは、装置内部の現在のタ
イマー値Hs を相手局に伝送し、他方相手局も同様にタ
イマー値Hr を発呼局へ伝送する。このタイマー値は、
バックアップ動作が開始されてから経過した時間でもよ
いし、その時点での時刻でもよい。
【0047】これらタイマー値Hs, Hrをそれぞれ変数と
して、双方で関数f(Hs, Hr) およびf(Hr, Hs) を計算す
る。その計算結果を発呼局は故意に変更したものを相手
局に伝送し、相手局は計算結果を発呼局へそのまま通知
する。
【0048】この場合の故意に変更した計算結果とは、
例えば得られた計算結果のビットを反転したものや、現
実にはあり得ない数値、例えば全て1または全て0の組
み合わせ等による固定値とすることが出来る。
【0049】その結果、バックアップ動作確認試験を起
動した発呼局は、自局で計算した結果と相手局から伝送
される相手局での計算結果との一致を確認し、相手局の
インターフェース条件ならびにセキュリティ情報も正常
であるから相手確認 OK となり、バックアップ条件が整
っていることを確認することが出来る。この後発呼局で
はバックアップ試験を終了する。
【0050】これに対して、相手局において計算した結
果と発呼局から伝送される試験結果とは異なるものであ
るから、セキュリティ情報が不良、したがって相手確認
NGとなり、バックアップ回線接続変更は不可と判断
し、バックアップ動作を中断する。この時点でバックア
ップ動作確認試験は終了し、従前通り現用回線によるデ
ータ伝送が継続される。
【0051】この場合の実際のバックアップ動作とバッ
クアップ動作確認試験との相違は、セキュリティ情報の
交換の際に、バックアップ動作確認試験の発呼局から相
手局に伝送するデータを故意に変更しておくか否かであ
る。
【0052】したがって、バックアップ動作確認試験を
起動する局側に、計算結果を故意に変更して伝送する機
能を有する試験モードを設けることにより、現用回線に
よるデータ伝送状態に全く影響を与えることなしに、バ
ックアップ試験が実施可能である。
【0053】図3は、本発明にかかるバックアップの動
作確認試験(図2参照)と通常のバックアップ動作(図
7参照)との関連を説明する発呼局のフロー図である。
【0054】バックアップ動作試験開始にともなって、
バックアップモードを起動した発呼局と相手局との間
で、発呼・応答を確認し合い、バックアップ回線の接続
を行う(ステップS1)。さらに、インターフェース条
件の内、必要な条件の確認を行う(ステップS2)。
【0055】その後、それぞれの局から相手局に対して
適当なデータ、例えば発呼局のタイマー値Hsの伝送を行
う(ステップS3)。着呼局からのデータ、例えば着呼
局のタイマー値Hrを受けた発呼局は、受信したデータHr
を変数として関数f(Hr,Hs)の計算を行う(ステップS
4)。
【0056】次いで、バックアップ試験であるか否かの
判定を行い(ステップS5)、バックアップ試験である
場合には、発呼局は計算された関数f(Hr,Hs)を反転する
等により故意に変更し、あるいは作為的に作成された固
定データ等を着呼局に通知する。その後、着呼局を特定
するための自局における計算結果f(Hr,Hs)と着呼局側よ
り受信した関数とを照合する(ステップS7)。
【0057】その照合の結果が一致するか否かが判定さ
れる(ステップS8)。一致すればバックアップは正常
である(ステップS9)としてバックアップ試験を終了
する(ステップS11)。もし不一致であれば、バック
アップ異常である(ステップS10)としてバックアッ
プ試験を終了する。
【0058】一方、一連の動作がバックアップ試験でな
いと判定された場合(ステップS5)には、自局におけ
る計算結果である関数f(Hs,Hr)を着呼局に対して正確に
通知する(ステップS12)。併せて、着呼局から受信
した関数と、自局における計算結果f(Hr,Hs)との照合を
行い(ステップS13)、その照合の結果が一致するか
否かが判定される(ステップS14)。
【0059】照合結果が一致する場合には、バックアッ
プは正常(ステップS15)であるので、現用回線から
バックアップ回線への切り替えが行われ(ステップS1
6)、バックアップ動作が行われる(ステップS1
7)。
【0060】これに対して、照合結果が一致しない場合
には、バックアップは異常(ステップS18)であるの
で、バックアップ動作は中止され(ステップS19)、
伝送システムの運用は中止される(ステップS20)。
【0061】このように、バックアップ動作試験を起動
した発呼局には、着呼局側から正確なデータが通知され
ているから、通常は一致する筈であり、バックアップ機
能は正常であると判断される。ここで不一致であれば、
バックアップ動作は異常であると判定される。
【0062】図4は、本発明にかかるバックアップの動
作確認試験(図2参照)と通常のバックアップ動作(図
7参照)との関連を説明する着呼局のフロー図である。
【0063】フローの開始にともなって、発呼局との間
で発呼・応答等の手順を経てバックアップ回線が接続さ
れ(ステップS21)、次いで、インターフェース条件
の一致が確認される(ステップS22)。
【0064】その後、発呼局に対して適当なデータ、例
えば着呼局のタイマー値Hrを通知する(ステップS2
3)。さらに発呼局からのデータ、例えば発呼局のタイ
マー値Hsを受けた着呼局は、受信したデータHsを変数と
して関数f(Hs,Hr)の計算を行う(ステップS24)。
【0065】ついで、発呼局側より受信した関数と自局
での相手を特定するための計算結果f(Hs,Hr)との照合を
行う(ステップS25)。照合結果が一致すれば(ステ
ップS26)、バックアップ正常と判定する(ステップ
S27)。その結果、現用回線からバックアップ回線へ
の切り替えを行い(ステップS28)、バックアップ動
作を実行する(ステップS29)。
【0066】これに対して、照合結果が一致しなければ
(ステップS26)、バックアップ異常と判定する(ス
テップS30)。その結果、爾後のバックアップ動作を
中止する(ステップS31)。
【0067】このように、着呼局での照合が不一致とな
れば、バックアップ動作は中止される。上述のようにバ
ックアップ試験の場合には、発呼局から故意に変更され
たデータあるいは通常は生じ得ない固定データが伝送さ
れていることから必ず不一致となる。
【0068】したがって、セキュリティ情報確認の段階
で NG となって、自動的にバックアップ異常となり、そ
の後の動作は中止され、現用回線によるデータ伝送が継
続される。
【0069】しかし、回線障害等でバックアップ動作が
必要となった場合には、発呼局からも正常なデータが伝
送されるため、一致する筈であり、通常のバックアップ
動作が保証される。
【0070】これに対して、着呼局からはバックアップ
試験の場合であってもも正常なデータが伝送されるた
め、発呼局においてはバックアップ試験系統の正常・異
常の判定が可能となる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、現用回線の切替えを行
うことなしに、したがって現用回線におけるデータ伝送
動作を中断することなしに、バックアップ動作確認試験
が容易に実施可能である。
【0072】そのため、夜間や休日等に限らず、任意の
時期にバックアップ動作確認試験を行うことが可能とな
る。また、毎週定時に試験を行うとか稼働日には複数回
行う等の高頻度の試験を行い、現用回線およびバックア
ップ回線を含むデータ伝送システムが正常であるか否か
を確認しておくことができる。
【0073】本発明にかかるバックアップ試験方式によ
れば、上記バックアップ試験を行う装置として、計算結
果を故意に変更して伝送する機能を有する試験モードを
設ける必要があり、この装置は伝送システムの全ての局
に配置することができる。
【0074】しかし、少なくともバックアップ動作確認
試験を起動する局側にあれば足り、相手局にはなんら変
更を加えることなしにバックアップ試験を実行すること
ができる。
【0075】たとえば、複数の端末局と集中局とから形
成される系においては、集中局にのみ本発明にかかるバ
ックアップ試験装置を設置すれば、各端末局との間のバ
ックアップ状態を確認することができ、経済性の点でも
優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバックアップ試験方式を行うに
適するデータ伝送系の基本構成図である。
【図2】本発明にかかるバックアップ試験方式の動作を
説明するシーケンス図である。
【図3】本発明にかかる発呼局側の動作を示すフロー図
である。
【図4】本発明にかかる着呼局側の動作を示すフロー図
である。
【図5】本発明の第1の実施例における系統構成図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施例におけるISDNバック
アップシステムの構成例を示すブロック図である。
【図7】ISDN網をバックアップ回線とするシステム
のバックアップ動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
11 ホスト CPU 13 自局モデム 13B バックアップ装置 15 相手局モデム 15B バックアップ装置 16 端末装置(DTE) 19 ネットワーク監視装置 L 現用回線 BL バックアップ回線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−93903(JP,A) 特開 平4−37240(JP,A) 特開 昭63−62425(JP,A) 特開 平4−342333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 1/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ伝送用の現用回線に障害が発生し
    た際に、バックアップ回線に切り替えて伝送装置間のデ
    ータ伝送を継続する運用モードを有するデータ伝送系の
    バックアップ試験方式において、 自他端末装置間でのチェックデータの発着信を通じて相
    互に相手局のセキュリティ確認を行うことによりバック
    アップ回線の試験を行う試験モードを備え、該試験モー
    ドにあっては相手局確認用のチェックデータの通知に際
    し、着信局側は正確なデータを通知し、試験モードを起
    動した発呼局側は故意に変更したデータまたは作為的に
    構成された固定データの通知を行うことにより、現用回
    線での通信を中断することなくバックアップ回線との接
    続確認試験を行うことを特徴とする、バックアップ試験
    方式。
  2. 【請求項2】 前記試験モードを起動した発呼局側から
    通知される、故意に変更したデータまたは作為的に構成
    された固定データは、着信局からのデータにより相手局
    が正常であるにもかかわらず相手局確認異常と判断せし
    める内容であって、それ以後のバックアップ動作を着信
    局側装置により自動的に中断せしめる内容を有する、請
    求項1に記載のバックアップ試験方式。
  3. 【請求項3】 前記着信局が試験モード時に発信するチ
    ェックデータは、常に正常な相手局確認用データ内容を
    有する、請求項1に記載のバックアップ試験方式。
  4. 【請求項4】 データ伝送用の現用回線に障害が発生し
    た際に、バックアップ回線に切り替えて伝送装置間のデ
    ータ伝送を継続する運用モードを有するデータ伝送系の
    バックアップ試験装置において、 試験モードの起動に応じて、バックアップ試験信号を発
    生するバックアップ試験装置であって、該バックアップ
    試験信号の一部に、着信局からのデータにより相手局が
    正常であるにもかかわらず相手局確認異常と判断せしめ
    る内容のデータを発生する機能を有する、試験モード起
    動局側バックアップ試験装置(13B)と、自局のデー
    タを相手局に対して正確に伝送する内容のデータを発生
    する機能を有する着信局側バックアップ試験装置(13
    B)と、をそれぞれ具備することを特徴とするデータ伝
    送系のバックアップ試験装置。
JP5195675A 1993-08-06 1993-08-06 データ伝送系のバックアップ試験方式 Expired - Fee Related JP2888100B2 (ja)

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US08/624,055 US5689513A (en) 1993-08-06 1996-03-29 Data transmission system having a backup testing facility

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5195675A JP2888100B2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 データ伝送系のバックアップ試験方式

Publications (2)

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