JP2884776B2 - 交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法 - Google Patents

交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法

Info

Publication number
JP2884776B2
JP2884776B2 JP2406464A JP40646490A JP2884776B2 JP 2884776 B2 JP2884776 B2 JP 2884776B2 JP 2406464 A JP2406464 A JP 2406464A JP 40646490 A JP40646490 A JP 40646490A JP 2884776 B2 JP2884776 B2 JP 2884776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
motor
current
level
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2406464A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04222498A (ja
Inventor
裕之 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2406464A priority Critical patent/JP2884776B2/ja
Publication of JPH04222498A publication Critical patent/JPH04222498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2884776B2 publication Critical patent/JP2884776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は交流電動機の駆動電源を
商用電源から可変電圧可変周波数電源であるインバータ
へ切換える場合の交流電動機の運転モード切換制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種交流電動機の駆動電源切換
時における運転切換制御方法としては、前記の如きイン
バータ出力周波数等の制御モード切換動作時点決定用の
電流制限レベルが前記インバータの保護用電流レベル近
辺に設定され且つ固定値となされているものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の如
き従来の方法によれば、インバータの出力電流制限レベ
ルがその保護レベル近辺の高い値に固定設定されている
ために、交流電動機の駆動電源切換時における前記イン
バータの出力電流が該交流電動機の所要トルク対応値よ
りも必要以上に過大なものとなり、過大な過渡的トルク
変動により前記交流電動機によるその負荷駆動の円滑さ
が阻害されることがあった。これに鑑み本発明は、前記
の如き交流電動機駆動電源切換時における円滑な負荷駆
動を可能とする交流電動機の商用運転・インバータ運転
切換制御方法の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の交流電動機の商用運転・インバータ運転切
換制御方法は、商用電源によって駆動されている交流電
動機の電源をしゃ断した後、該電動機がその慣性のみで
回転継続中に、前記商用電源と同一周波数の低圧交流電
圧を出力中のインバータに前記電動機を接続し、該接続
後一定の時間的上昇率にて前記インバータの出力電圧を
増大させる交流電動機の商用運転・インバータ運転切換
制御方法において、インバータの出力電流の定格値より
大でその保護レベルより低く且つ前記電動機とその駆動
負荷とを含む負荷系総合のトルク特性と電流特性とに従
って可変とされ設定される電流制限レベルを設けると共
に、前記インバータの出力電流の定格値より大で前記電
流制限レベルより所定の電流幅だけ低く且つ前記電流制
限レベルに応じて可変とされ設定される電流復帰レベル
を設け、前記電動機のインバータ運転への切換後、前記
インバータの出力電流が前記電流制限レベル以上になれ
ば該インバータの出力電流が前記電流復帰レベル以下と
なるまでその出力周波数を所定の時間率にて低減させる
ものとする。
【0005】
【作用】本発明は、その駆動用商用電源が断状態となり
その慣性のみで減速回転中の交流電動機に対し、新たな
駆動用電源となるインバータにより前記商用電源と同一
周波数を有し所定の低電圧より所定の時間的上昇率にて
増大する交流電圧を印加し前記交流電動機の再加速を行
う場合に、前記インバータの出力電流が、その保護レベ
ルより低く且つ前記交流電動機を含む負荷系総合のトル
ク特性と電流特性とに従って可変とされ最適値に設定さ
れたその電流制限レベル以上に増大すれば、前記インバ
ータの出力周波数の所定時間率での低減を行って前記交
流電動機の出力トルクの増大とその入力電流すなわち前
記インバータ出力電流の低減を行わせ、前記の如き駆動
電源切換時における前記交流電動機の過渡的トルク変動
を抑制し負荷種別に対応した円滑な電源切換を可能とす
るものである。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
図1は商用電源とインバータとの駆動電源切換えによる
交流電動機運転時の該電動機入力諸量のタイムチャート
の例示、図2は図1に対応する交流電動機駆動電源切換
制御系のシステムブロック図である。先ず図2におい
て、1は交流の商用電源、2はインバータ、3は電源切
換指令Scでその主電路を接続変更する切換器、4は交流
電動機、5は機械的な負荷である。
【0007】次に図1においては前記の如き電源切換え
の一連の動作をA〜Gの7期間に区切り説明する。なお
図示のImは交流電動機4の入力電流すなわち商用電源1
或いはインバータ2の両電源何れかからの給電電流、Im
r と Imuとはそれぞれ前記電流Imの定格値と制御上の制
限レベルとを示し、またViとfとはそれぞれ前記両電源
の給電電圧とその周波数とであり、Vir とfrとはそれぞ
れ前記Viとfとの交流電動機4運転上の定格値を示す。
【0008】期間Aは、切換器3が商用電源1側へ接続
され、交流電動機4が該電源1により前記 Imr,Vir ,
frの各定格値にて運転されている商用運転期間を示す。
期間Bは、切換器3の主電路が前記両電源の何れにも接
続されず、交流電動機4はその入力を断たれその慣性の
みにより減速回転中のフリーラン期間であり、交流電動
機4の駆動電源を商用電源1からインバータ2へ切換え
る場合の休止期間を示し、該休止期間の継続時間は交流
電動機4の残留磁気減衰時定数と回転数減速時定数とに
従って決定される。
【0009】期間Cは、期間B経過後、切換器3をイン
バータ2側へ接続し該インバータにより慣性回転中の交
流電動機4を再加速する期間であり、インバータ2の出
力周波数fをその定格値fr,その出力電圧Viを所定低電
圧(図示の場合は零電圧)より所定時間率にて増大する
電圧となして運転し、交流電動機4の電流Imがその制限
レベル Imuに達して期間終了となる。期間Dは、前記電
動機電流Imがその制限レベル Imuを超過したために、イ
ンバータ出力周波数fを前記定格値frから所定の時間率
にて低減させて交流電動機4の出力トルクの増大とその
入力電流Imの低減とを図る期間である。なお該期間にお
いてインバータ出力電圧Viは前記期間Cにおけると同一
時間率にて増大を継続し、該電圧Viと前記周波数fとの
比が所定値に至った時点を以って該期間Dの終了時点と
する。期間Eは、インバータ2の出力電圧Viと出力周波
数fとの比を前記所定値に保ちながら該両者Viとfとを
共に低減制御する期間であり、該低減制御により前記電
流Imがその制限レベル Imuより所定値ΔIだけ小なる電
流レベルに至った時点を以って該期間Eの終了時点とす
る。なお該電流幅ΔIは前記制限レベル Imuを境とする
インバータ出力周波数制御モード切換動作の安定を保つ
に要するヒステリシス幅として適値に設定される。期間
Fは、前記の電圧Viと周波数fとを該両者の比を前記所
定値に保ちながらそれぞれの定格値 Virとfrとに向け増
大制御する期間であり、それぞれ該両定格値 Virとfrと
に至った時点を以って該期間Fの終了時点とする。期間
Gは、前記A〜F各期間を経由して前記諸量Vi,f,Im
がそれぞれの定格値 Vir,fr,Imr になり、前記電源切
換操作の完了した定常のインバータ運転期間を示す。
【0010】なお、交流電動機4の負荷5が軽負荷の場
合には、前記期間Cにおいて前記電圧Viのその定格値 V
irまでの増大にもかかわらず前記電流Imがその制限レベ
ルImu に達しないことがあり、この場合は前記の期間
D,E,Fは存在せず期間Cより前記の如き定常期間G
へ移行する。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、商用電源によって駆動
されている交流電動機の電源をしゃ断した後、該電動機
がその慣性のみで回転継続中に、前記商用電源と同一周
波数の低圧交流電圧を出力中のインバータに前記電動機
を接続し、該接続後一定の時間的上昇率にて前記インバ
ータの出力電圧を増大させる交流電動機の商用運転・イ
ンバータ運転切換制御時、前記インバータの出力電流に
関しその定格値より大なる値を有し且つ前記交流電動機
の負荷の軽重に応じて可変となされた電流制限レベルを
設け、該電動機のインバータ運転への切換後、前記イン
バータの出力電流が前記電流制限レベル以上になれば、
以後、前記の如き所定のプログラムに従って前記インバ
ータの出力周波数と出力電圧とに対する低減制御と引続
く反転増大制御とを行うことにより、前記交流電動機の
出力トルクと入力電流とにおける過大な過渡的変動を避
けた円滑な電源切換えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】商用電源とインバータとの駆動電源切換えによ
る交流電動機運転時の該電動機入力諸量のタイムチャー
【図2】図1に対応する交流電動機駆動電源切換制御系
のシステムブロック図
【符号の説明】
1 商用電源 2 インバータ 3 切換器 4 交流電動機 5 負荷

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源によって駆動されている交流電動
    機の電源をしゃ断した後、該電動機がその慣性のみで回
    転継続中に、前記商用電源と同一周波数の低圧交流電圧
    を出力中のインバータに前記電動機を接続し、該接続後
    一定の時間的上昇率にて前記インバータの出力電圧を増
    大させる交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制
    御方法において、インバータの出力電流の定格値より大
    でその保護レベルより低く且つ前記電動機とその駆動負
    荷とを含む負荷系総合のトルク特性と電流特性とに従っ
    て可変とされ設定される電流制限レベルを設けると共
    に、前記インバータの出力電流の定格値より大で前記電
    流制限レベルより所定の電流幅だけ低く且つ前記電流制
    限レベルに応じて可変とされ設定される電流復帰レベル
    を設け、前記電動機のインバータ運転への切換後、前記
    インバータの出力電流が前記電流制限レベル以上になれ
    ば該インバータの出力電流が前記電流復帰レベル以下と
    なるまでその出力周波数を所定の時間率にて低減させる
    ことを特徴とする交流電動機の商用運転・インバータ運
    転切換制御方法。
JP2406464A 1990-12-26 1990-12-26 交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法 Expired - Lifetime JP2884776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2406464A JP2884776B2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2406464A JP2884776B2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04222498A JPH04222498A (ja) 1992-08-12
JP2884776B2 true JP2884776B2 (ja) 1999-04-19

Family

ID=18516086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2406464A Expired - Lifetime JP2884776B2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2884776B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100488026C (zh) * 2005-06-16 2009-05-13 海尔集团公司 交流电动机变频控制器转矩波动跟随电路及其方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100488026C (zh) * 2005-06-16 2009-05-13 海尔集团公司 交流电动机变频控制器转矩波动跟随电路及其方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04222498A (ja) 1992-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0522990A (ja) 誘導電動機の巻線切換駆動方式
JP2884776B2 (ja) 交流電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法
JPH03215191A (ja) 電気自動車用誘導電動機の極数切替制御装置
JPS6040582B2 (ja) 能力可変冷凍空調装置の制御方法
US5378952A (en) Machine drive system and method
JPH0632722Y2 (ja) 電気自動車用極数切替え誘導電動機
JPH09168299A (ja) 誘導電動機
JPH08308289A (ja) コンデンサ電動機の速度調節方法
JP3324207B2 (ja) 誘導電動機の運転システム
JPH0230998B2 (ja)
JPS63117681A (ja) 電動機駆動装置の速度指令回路
JPS6056362B2 (ja) 電車用誘導電動機制御回路
JPS6258899A (ja) ステツプモ−タの安定化方法および装置
JPS60219994A (ja) 誘導電動機の制御装置
JPH0564492A (ja) 永久磁石式同期電動機の制御方法
JPH06253510A (ja) Vvvf用誘導電動機
JPH0417596A (ja) 電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法
JPS6223560B2 (ja)
JPH07107769A (ja) 複電圧駆動直流回転機の制御方法及び制御回路
JPS6310678B2 (ja)
JPS6395891A (ja) インバ−タの制御装置
JPS55141995A (en) Variable speed driving system for synchronous motor
JPH035122B2 (ja)
JPS5858881A (ja) 3相誘導電動機の制動方法
JPS60152280A (ja) 他励式電動機の制御装置