JP2884762B2 - 車輌用空気調和装置 - Google Patents

車輌用空気調和装置

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JP2884762B2
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air conditioner
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秀男 西畠
信之 山本
直樹 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車輌用空気調和装置に関し、特に自動車の天
井下面に設置される自動車用空気調和装置に関する。
従来の技術 従来、自動車の天井下面に設置される自動車用空気調
和装置としては、その送風機に遠心力ファンを用い、装
置の前面に吹出口を有したものだけであった(例えば実
開昭63−22213号公報,実開昭63−24011号公報)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら遠心力ファンを送風機として用いる場合
には、装置の高さ方向の厚みを薄くするのに限界があっ
た。すなわち遠心力ファンは、その回転軸に垂直な端面
から空気を吸い込み、遠心力を利用して外周から空気を
吹き出す構成なのでファン直径をあまり小さくすること
ができない。従ってファンの回転軸を水平方向にした場
合(実開昭63−22213号公報)にはファンの直径および
このファンを覆うファンケーシングの厚さが必要となっ
てしまう。
また遠心力ファンの回転軸方向の幅の最適値は、一般
にはファンの半径と同じである。従ってファンの回転軸
を垂直方向にした場合(実開昭63−24011号公報)でも
ファンの径に比例したある程度の幅が必要であるととも
に、このファンを駆動するモータが軸方向に必要であ
る。
一方自動車の天井高さは、空気抵抗や車体の安定性等
の問題から一定の高さに制限されるため、車室の空間を
広くとるという点で空気調和装置の高さ方向の厚みを薄
くすることは重要である。
一方上記のような従来の車輌用空気調和装置では、遠
心力ファンおよびそれを駆動するモータは、前述した通
り大型のものでなくてはならないため、ファンおよびモ
ータの振動を防止し安定した送風を実現しようとした場
合、ケースの剛性を大きくする必要があり、すなわち、
空気調和装置自体が大型化してしまう。
そこで本発明は、まず車輌用空気調和装置の薄型化を
目的とする。
また本発明は、薄型の車輌用空気調和装置であって、
かつファン,モータの振動を抑え十分な風量で安定した
送風を行える車輌用空気調和装置を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明は互いに対向する
一方の面には吸込口を他方の面には吹出口を有し、車室
天井のわん曲に沿ってわん曲して取り付けたケースを上
ケースと下ケースに分割し、前記上ケース上面には前記
車室天井に設けた断熱材の凹部に埋め込まれて固定され
る凸部を形成し、モータにより駆動する円筒状羽根車と
リアガイダとスタビライザを有する風回路の上部および
熱交換器の上部を前記上ケースの凸部内側に配設する構
成とする。
作用 上記本発明の構成により、風回路および熱交換器の上
部が車室天井に設けた断熱材の凹部に埋め込まれた上ケ
ースの凸部内側に組み込まれるため、風回路および熱交
換器の上部が凹部を除く車室天井下面より上方に位置す
ることになる。このことにより、車室天井下面の高さよ
り下方に突出する風回路および熱交換器高さが短くな
り、結果として車室天井下面の高さより下方に突出する
車輌用空気調和装置全体の薄型化を図ることができる。
しかも、本発明の構成によれば、回転羽根車およびモ
ータの取付が強固となり、よって回転羽根車,モータの
振動が上ケース,下ケースへ伝わるのを防止でき、逆に
車輌が揺れても上ケースを介してファンユニットへ振動
が伝わりにくいので回転羽根車,モータが不必要に揺れ
ることがない。しかも風回路をファンユニットに一体に
しているので回転羽根車とリアガイダ,スタビライザと
のクリアランスが変化しないため送風が安定する。
実施例 以下本発明の一実施例につき、図面を参照して説明す
る。
第1図〜第2図において、1は車輌用空気調和装置本
体(以下車輌用ケースという)で、第1図(a)からわ
かるように車室の天井(図示せず)のわん曲に沿ってわ
ん曲させている。
また、第1図(d)に示すように車輌用ケース1は上
ケース1−1と下ケース1−2に分割されており、上ケ
ース1−1に円筒状羽根車5,ファンモータ6,スタビライ
ザ7およびリアガイダ11により構成されたファンユニッ
ト,ファンスイッチ25,レジスタ22,エバポレータ4が下
方から固定されている。またファンスイッチ25,エバポ
レータ4は、それぞれ固定具20−1,20−2によって上ケ
ース1−1に固定されている。下ケース1−2は上ケー
ス1−1に下方から固定されている。ファンユニットは
第2図に示すように円筒状羽根車5と円筒状羽根車5の
軸受5−1とモータ6を風回路を構成するリアガイダ11
とスタビライザ7で挟み込んだ構成である。同図によれ
ばこのファンユニットは上ケース1−1の天井埋め込み
凸部23に取り付け器具20によって取り付けられ、固定さ
れており、また天井埋め込み凸部23は自動車の天井の内
装用の断熱材24の断熱材の凹部に取り付けられている。
本実施例によれば、ファンスイッチ,レジスタ等の機
能部品が故障した場合に上ケース1−1と下ケース1−
2を固定している固定部品をゆるめて下ケース1−2を
取り外せば車輌用空気調和装置を車室の天井から取り外
くことなく容易に交換できサービス性がよい。
また、ファンユニットが上ケース1−1の天井埋め込
み凸部に取り付けられ固定されており天井埋め込み部が
自動車の天井の断熱材の断熱材24の凹部に取り付けられ
固定されているので、車室天井の剛性によりモータ6の
振動を防止できる。
また、風回路をファンユニットとして一体にしている
ので円筒状羽根車5とリアガイダ11,スタビライザ7と
のクリアランスが変化しないので送風が安定する。
また、市場で修理のため上ケース1−1と下ケース1
−2を取り外して再組立を行っても、風回路をファンユ
ニットに一体化しているので円筒状羽根車5の送風性能
には影響が出ないし送風時の異音が発生しないという優
れた効果を有する。
なお、第3図に以上実施例で説明した車輌用空気調和
装置を車室天井に取り付けた状態の一例を示す。同図に
おいて、同装置は車室天井の中央部に、吹出口2が後部
座席に向くように取り付けられている。このように取り
付ければ、同装置とダッシュパネルに取り付た第2の空
気調和装置26を前部座席用とし、本実施の車輌用空気調
和装置を後部座席用とすることにより個別に利用できる
ほか、両装置を同時に運転する場合にはダッシュパネル
から天井下面を通りリアウインドまでの連続した空気流
れを実現でき、さらに最も輻射熱の大きな天井下面から
の冷却を行えるので、車室内全体の均一かつすばやい空
調を行うことができる。
発明の効果 以上の説明からも明らかなように、本発明によれば風
回路および熱交換器の上部が車室天井に設けた断熱材の
凹部に埋め込まれた上ケースの凸部内側に組み込まれる
ため、風回路および熱交換器の上部が凹部を除く車室天
井下面より上方に位置することになる。このことによ
り、車室天井下面の高さより下方に突出する風回路およ
び熱交換器高さが短くなり、効果として車室天井下面の
高さより下方に突出する車輌用空気調和装置全体の薄型
化を図ることができる。
しかも、本発明の構成によれば、車室天井の剛性によ
りファンモータおよび回転羽根車の振動が防止でき、ま
た車輌が揺れてもその揺れによって回転羽根車,モータ
が不必要に揺れることがない。しかも風回路をファンユ
ニットに一体にしているので回転羽根車とリアガイダ,
スタビライザとのクリアランスが変化しないので送風が
安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る車輌用空気調和装置を示
し、第1図(a)は同装置の正面図、第1図(b)は同
装置の下面図、第1図(c)は同装置の断面図、第1図
(d)は同装置のD−D′断面図、第2図はファンユニ
ットの分解斜視図、第3図は本発明の車輌用空気調和装
置を自動車に取り付けた状態を示す斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−254417(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/32 B60H 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する一方の面には吸込口を他方
    の面には吹出口を有し、車室天井のわん曲に沿ってわん
    曲して取り付けたケースを上ケースと下ケースに分割
    し、前記上ケース上面には前記車室天井に設けた断熱材
    の凹部に埋め込まれて固定される凸部を形成し、モータ
    により駆動する円筒状羽根車とリアガイダとスタビライ
    ザを有する風回路の上部および熱交換器の上部を前記上
    ケースの凸部内側に配設する車輌用空気調和装置。
JP2282139A 1989-10-25 1990-10-19 車輌用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2884762B2 (ja)

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JP27884789A JPH03139417A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 車輌用空気調和装置
JP1280557A JPH03143724A (ja) 1989-10-26 1989-10-26 車輌用空気調和装置
JP1-280557 1989-10-26
JP1280558A JPH03143723A (ja) 1989-10-26 1989-10-26 車輌用空気調和装置
JP1-280558 1989-10-26
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