JP2883434B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JP2883434B2 JP2883434B2 JP27486090A JP27486090A JP2883434B2 JP 2883434 B2 JP2883434 B2 JP 2883434B2 JP 27486090 A JP27486090 A JP 27486090A JP 27486090 A JP27486090 A JP 27486090A JP 2883434 B2 JP2883434 B2 JP 2883434B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- general formula
- hydroxyethyl
- quaternary ammonium
- ammonium salt
- compound represented
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は皮膚及び毛髪に対し低刺激でしかもボディシ
ャンプー、毛髪用シャンプー等に適した洗浄性、起泡性
及びコンディショニング性を示す洗浄剤組成物に関する
ものである。
ャンプー、毛髪用シャンプー等に適した洗浄性、起泡性
及びコンディショニング性を示す洗浄剤組成物に関する
ものである。
近年、洗浄剤等に使用される界面活性剤は、界面活性
能(起泡性、洗浄性)が優れていることが当然に要求さ
れる他に、生分解性、及び特に人体洗浄剤の場合、安全
性及び眼や皮膚に対する低刺激性などの諸物性に優れて
いるものが要求される。
能(起泡性、洗浄性)が優れていることが当然に要求さ
れる他に、生分解性、及び特に人体洗浄剤の場合、安全
性及び眼や皮膚に対する低刺激性などの諸物性に優れて
いるものが要求される。
一般に洗浄剤の主成分となっているアニオン性界面活
性剤(石鹸、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LA
S)、アルキル硫酸エステル酸(AS)、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、α−オ
レフィンスルホン酸塩(AOS)等)は洗浄性・起泡性は
良好であるが、反面いずれも眼、皮膚に対して刺激があ
る。一方、低刺激性活性剤として提案されているモノア
ルキルリン酸エステルやN−アシルグルタミン酸塩、N
−アシル−N−アルキル−β−アラニン塩、N−アシル
−N−アルキルグリシン塩などのN−アシルアミノ酸塩
類などは刺激性は低いものの耐硬水性、起泡性、洗浄性
といった洗浄剤本来の性能に劣る。またモノ及びジアル
キルトリメチルアンモニウム塩などのカチオン活性剤な
どを洗浄剤主成分とすることは、刺激性、洗浄性、起泡
性の点から困難とされ、助剤として少量添加されるのみ
である。
性剤(石鹸、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LA
S)、アルキル硫酸エステル酸(AS)、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、α−オ
レフィンスルホン酸塩(AOS)等)は洗浄性・起泡性は
良好であるが、反面いずれも眼、皮膚に対して刺激があ
る。一方、低刺激性活性剤として提案されているモノア
ルキルリン酸エステルやN−アシルグルタミン酸塩、N
−アシル−N−アルキル−β−アラニン塩、N−アシル
−N−アルキルグリシン塩などのN−アシルアミノ酸塩
類などは刺激性は低いものの耐硬水性、起泡性、洗浄性
といった洗浄剤本来の性能に劣る。またモノ及びジアル
キルトリメチルアンモニウム塩などのカチオン活性剤な
どを洗浄剤主成分とすることは、刺激性、洗浄性、起泡
性の点から困難とされ、助剤として少量添加されるのみ
である。
従って、現在、毛髪及び皮膚に対し低刺激性であり、
かつ洗浄剤、起泡性、泡質、耐硬水性、コンディショニ
ング性に優れるという両者兼ね備えた洗浄剤が切望され
ている。
かつ洗浄剤、起泡性、泡質、耐硬水性、コンディショニ
ング性に優れるという両者兼ね備えた洗浄剤が切望され
ている。
斯かる実状において本発明者らは上記課題を解決すべ
く鋭意研究を行った結果、特定の4級アンモニウム塩型
カチオン活性剤を洗浄活性成分として含有する洗浄剤組
成物が皮膚、毛髪に対し低刺激性であり、且つ高起泡
性、高洗浄性で、耐硬水性、コンディショニング性に優
れていることを見出し、本発明を完成した。
く鋭意研究を行った結果、特定の4級アンモニウム塩型
カチオン活性剤を洗浄活性成分として含有する洗浄剤組
成物が皮膚、毛髪に対し低刺激性であり、且つ高起泡
性、高洗浄性で、耐硬水性、コンディショニング性に優
れていることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、一般式(1) (式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜21のアルキル
基又はアルケニル基、R2,R3,R4はそれぞれ同一又は異な
って炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基、Xはハロゲンイオン又は有機アニオンを示す。) で表される4級アンモニウム塩型化合物を洗浄活性成分
として含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供す
るものである。
基又はアルケニル基、R2,R3,R4はそれぞれ同一又は異な
って炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基、Xはハロゲンイオン又は有機アニオンを示す。) で表される4級アンモニウム塩型化合物を洗浄活性成分
として含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供す
るものである。
上記一般式(1)で表される4級アンモニウム塩型化
合物を主洗浄基剤とする本発明の洗浄剤組成物は、乳幼
児の毛髪・皮膚洗浄剤、毎日洗髪する人のためのシャン
プー、また職業的にシャンプーと長軸間接触せざるをえ
ない人のためのシャンプー、ウール等の繊維用軽質洗浄
剤、金属、食器等の軟質表面洗浄剤として好適である。
合物を主洗浄基剤とする本発明の洗浄剤組成物は、乳幼
児の毛髪・皮膚洗浄剤、毎日洗髪する人のためのシャン
プー、また職業的にシャンプーと長軸間接触せざるをえ
ない人のためのシャンプー、ウール等の繊維用軽質洗浄
剤、金属、食器等の軟質表面洗浄剤として好適である。
本発明の洗浄剤組成物中の上記一般式(1)で表され
る4級アンモニウム塩型化合物の配合量は、液体洗浄剤
の場合は0.1〜50重量%、ペースト状洗浄剤の場合は0.1
〜80重量%、また固形もしくは粉末状洗浄剤の場合は50
〜99重量%の範囲が好ましい。
る4級アンモニウム塩型化合物の配合量は、液体洗浄剤
の場合は0.1〜50重量%、ペースト状洗浄剤の場合は0.1
〜80重量%、また固形もしくは粉末状洗浄剤の場合は50
〜99重量%の範囲が好ましい。
上記一般式(1)で表される4級アンモニウム塩型化
合物としては、特にR1が炭素数11〜17の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基であるものが望ましい。
更にはR1CO-で表される基がラウロイル又はミリストイ
ル基で、R2,R3,R4が共にメチル基であるものがより好ま
しい。
合物としては、特にR1が炭素数11〜17の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基であるものが望ましい。
更にはR1CO-で表される基がラウロイル又はミリストイ
ル基で、R2,R3,R4が共にメチル基であるものがより好ま
しい。
また本発明の洗浄剤組成物においては、上記一般式
(1)で表さる4級アンモニウム塩型化合物と、他の従
来から汎用されてきた両性活性剤又は非イオン活性剤と
を組み合わせて用いることにより、なお一層泡立ちが増
強される。例えば、両性活性剤としてはアミドベタイ
ン、カルボベタイン、スルホベタイン、ホスホベタイ
ン、ヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。また
非イオン活性剤としてはアミンオキサイド、アルキルグ
ルコシド等の糖系非イオン活性剤、モノ及びジアルカノ
ールアミドなどが挙げられる。
(1)で表さる4級アンモニウム塩型化合物と、他の従
来から汎用されてきた両性活性剤又は非イオン活性剤と
を組み合わせて用いることにより、なお一層泡立ちが増
強される。例えば、両性活性剤としてはアミドベタイ
ン、カルボベタイン、スルホベタイン、ホスホベタイ
ン、ヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。また
非イオン活性剤としてはアミンオキサイド、アルキルグ
ルコシド等の糖系非イオン活性剤、モノ及びジアルカノ
ールアミドなどが挙げられる。
なお本発明の洗浄剤組成物には、上記一般式(1)で
示される4級アンモニウム塩型化合物及び上記活性剤の
他に各種ポリマー、例えばカルボキシメチルセルロース
などの水溶性ポリマー、アクリル酸系ポリマー等のアニ
オンポリマー或いは水分散性のシリコン誘導体などをコ
ンディショニング成分として配合したり、その他にも長
鎖カチオン活性剤、高級アルコールなども同様に添加で
きる。また必要に応じて香料、色素、防腐剤、酸化防止
剤、増粘剤及び抗フケ剤、殺菌剤、消炎剤、ビタミン類
などの薬効成分、その他、Encyclopedia of Shampoo In
gredients(Micelle press,1985年)に記載されている
成分などを添加することもできる。
示される4級アンモニウム塩型化合物及び上記活性剤の
他に各種ポリマー、例えばカルボキシメチルセルロース
などの水溶性ポリマー、アクリル酸系ポリマー等のアニ
オンポリマー或いは水分散性のシリコン誘導体などをコ
ンディショニング成分として配合したり、その他にも長
鎖カチオン活性剤、高級アルコールなども同様に添加で
きる。また必要に応じて香料、色素、防腐剤、酸化防止
剤、増粘剤及び抗フケ剤、殺菌剤、消炎剤、ビタミン類
などの薬効成分、その他、Encyclopedia of Shampoo In
gredients(Micelle press,1985年)に記載されている
成分などを添加することもできる。
本発明に用いられる上記一般式(1)で示される4級
アンモニウム塩型化合物は次の方法によって製造され
る。
アンモニウム塩型化合物は次の方法によって製造され
る。
即ち、脂肪酸(R1CO2H)と下記一般式(2)で示され
るアミノエチルエタノールアミンとを反応させ下記一般
式(3)で示されるイミダゾリン誘導体を生成せしめ、
次いでこの誘導体をアルカリで処理後、一般式(4)で
示される化合物と反応させて4級化することにより一般
式(1)で示される4級アンモニウム塩型化合物が合成
される。なお、次いで電気透析などにより脱塩すること
が水溶性ポリマーの溶解性、粘度特性などから洗浄剤組
成物としては好ましい。
るアミノエチルエタノールアミンとを反応させ下記一般
式(3)で示されるイミダゾリン誘導体を生成せしめ、
次いでこの誘導体をアルカリで処理後、一般式(4)で
示される化合物と反応させて4級化することにより一般
式(1)で示される4級アンモニウム塩型化合物が合成
される。なお、次いで電気透析などにより脱塩すること
が水溶性ポリマーの溶解性、粘度特性などから洗浄剤組
成物としては好ましい。
製造フロー <イミダゾリン化> (式中R1,R2,R3,R4及びXは前記の意味を有する。) 以下に上記一般式(1)で表される4級アンモニウム
塩型化合物の代表的な製造例を参考例として示す。
塩型化合物の代表的な製造例を参考例として示す。
参考例1 イミダゾリン化 撹拌機、還流冷却器、温度計、圧力計を備えた1容
−4ツ口フラスコにラウリン酸200g(MW200,1モル)と
アミノエチルエタノールアミン(AEEA)135.2g(MW104,
1.3モル)とを仕込んだ。還流冷却器に80℃の温水を通
しながら、上記混合物を撹拌し140℃へ加熱した。その
後反応圧力を1時間かけて400mmHgに設定し、2時間反
応させアミド化を行った。次に反応温度を200℃、圧力
を200mmHgまで1.5時間かけて行いこの条件で1時間熟成
を行った。更に圧力を10mmHgまで約2時間かけて下げ、
この条件で2時間反応を行い過剰のAEEAを除去した。こ
の間、生成した水及び過剰のAEEAの蒸気はドライアイス
−メタノール冷却トラップに捕集した。
−4ツ口フラスコにラウリン酸200g(MW200,1モル)と
アミノエチルエタノールアミン(AEEA)135.2g(MW104,
1.3モル)とを仕込んだ。還流冷却器に80℃の温水を通
しながら、上記混合物を撹拌し140℃へ加熱した。その
後反応圧力を1時間かけて400mmHgに設定し、2時間反
応させアミド化を行った。次に反応温度を200℃、圧力
を200mmHgまで1.5時間かけて行いこの条件で1時間熟成
を行った。更に圧力を10mmHgまで約2時間かけて下げ、
この条件で2時間反応を行い過剰のAEEAを除去した。こ
の間、生成した水及び過剰のAEEAの蒸気はドライアイス
−メタノール冷却トラップに捕集した。
この様にして、1−ヒドロシエチル−2−ウンデシル
イミダゾリンを主成分とした反応終了物268gを得た。
イミダゾリンを主成分とした反応終了物268gを得た。
4級化 次に、撹拌機、冷却管、温度計、滴下ロートを備えた
1容−4ツ口フラスコに、上記1−ヒドロキシエチル
−2−ウンデシルイミダゾリン268g(1モル)と2%カ
セイソーダ水溶液18gを仕込み、撹拌しながら80℃に昇
温し、この温度にて2時間保持した。その後、エタノー
ル250gと水250gを同時に仕込み、温度が80℃に回復した
時点で3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライド(MW188,1モル)の50%水溶液3
76gを1時間かけて滴下した。その後40%カセイソーダ
水溶液100gを3時間かけて滴下した後に、8時間熟成を
行った。この様にして下記式で示される2−ヒドロキシ
−3−〔(2−ヒドロキシエチル)〔2−〔(1−オキ
ソドデシル)アミノ〕エチル〕アミノ〕プロピル−N,N,
N−トリメチルアンモニウムクロライドの35%水溶液を
得た。
1容−4ツ口フラスコに、上記1−ヒドロキシエチル
−2−ウンデシルイミダゾリン268g(1モル)と2%カ
セイソーダ水溶液18gを仕込み、撹拌しながら80℃に昇
温し、この温度にて2時間保持した。その後、エタノー
ル250gと水250gを同時に仕込み、温度が80℃に回復した
時点で3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライド(MW188,1モル)の50%水溶液3
76gを1時間かけて滴下した。その後40%カセイソーダ
水溶液100gを3時間かけて滴下した後に、8時間熟成を
行った。この様にして下記式で示される2−ヒドロキシ
−3−〔(2−ヒドロキシエチル)〔2−〔(1−オキ
ソドデシル)アミノ〕エチル〕アミノ〕プロピル−N,N,
N−トリメチルアンモニウムクロライドの35%水溶液を
得た。
参考例2 イミダゾリン化 原料脂肪酸にミリスチン酸を用いる以外は、参考例1
と同様に行って、1−ヒドロキシエチル−2−トリデシ
ルイミダゾリンを得た。
と同様に行って、1−ヒドロキシエチル−2−トリデシ
ルイミダゾリンを得た。
4級化 原料イミダゾリンに上記1−ヒドロキシエチル−2−
トリデシルイミダゾリンを用いる以外は、参考例1と同
様の反応条件で行って下記式で示される2−ヒドロキシ
−3−〔(2−ヒドロキシエチル)〔2−〔(1−オキ
ソテトラデシル)アミノ〕エチル〕アミノ〕プロピル−
N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドの35%水溶
液を得た。
トリデシルイミダゾリンを用いる以外は、参考例1と同
様の反応条件で行って下記式で示される2−ヒドロキシ
−3−〔(2−ヒドロキシエチル)〔2−〔(1−オキ
ソテトラデシル)アミノ〕エチル〕アミノ〕プロピル−
N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドの35%水溶
液を得た。
参考例3 イミダゾリン化 原料脂肪酸にヤシ脂肪酸を用いる以外は、参考例1と
同様に行って、1−ヒドロキシエチル−2−ココイルイ
ミダゾリンを得た。
同様に行って、1−ヒドロキシエチル−2−ココイルイ
ミダゾリンを得た。
4級化 原料イミダゾリンに上記1−ヒドロキシエチル−2−
ココイルイミダゾリンを用いる以外は参考例1と同様の
反応条件で行って下記式で示される化合物の35%水溶液
を得た。
ココイルイミダゾリンを用いる以外は参考例1と同様の
反応条件で行って下記式で示される化合物の35%水溶液
を得た。
(式中、RCO-はヤシ脂肪酸残基を示す。) 参考例4 イミダゾリン化 参考例1と同様の反応条件でイミダゾリン化を行って
1−ヒドロキシエチル−2−ウンデシルイミダゾリンを
得た。
1−ヒドロキシエチル−2−ウンデシルイミダゾリンを
得た。
4級化 次に、撹拌機、冷却管、温度計、滴下ロートを備えた
2容−4ツ口フラスコに、上記1−ヒドロキシエチル
−2−ウンデシルイミダゾリン268g(1モル)と2%カ
セイソーダ水溶液18gを仕込み、撹拌しながら80℃に昇
温し、この温度にて2時間保持した。その後、エタノー
ル250gと水250gを同時に仕込み、温度が80℃に回復した
時点で、エピクロルヒドリン92.5g(MW92.5g,1モル)、
35%塩酸104g(MW36.5,1モル)、ジメチルエタノールア
ミン89g(89,1モル)とイオン交換水150gにて別に調製
しておいたN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−N−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニ
ウムクロライド(MW218)の50%水溶液436gを1時間か
けて滴下した。その後、40%カセイソーダ水溶液100gを
3時間かけて滴下した後に、8時間熟成を行った。
2容−4ツ口フラスコに、上記1−ヒドロキシエチル
−2−ウンデシルイミダゾリン268g(1モル)と2%カ
セイソーダ水溶液18gを仕込み、撹拌しながら80℃に昇
温し、この温度にて2時間保持した。その後、エタノー
ル250gと水250gを同時に仕込み、温度が80℃に回復した
時点で、エピクロルヒドリン92.5g(MW92.5g,1モル)、
35%塩酸104g(MW36.5,1モル)、ジメチルエタノールア
ミン89g(89,1モル)とイオン交換水150gにて別に調製
しておいたN−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−N−ヒドロキシエチル−N,N−ジメチルアンモニ
ウムクロライド(MW218)の50%水溶液436gを1時間か
けて滴下した。その後、40%カセイソーダ水溶液100gを
3時間かけて滴下した後に、8時間熟成を行った。
この様にして下記式で示される2−ヒドロキシ−3−
〔(2−ヒドロキシエチル)〔2−〔(1−オキソドデ
シル)アミノ〕エチル〕アミノ〕プロピル−N−ヒドロ
キシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライドの3
5%水溶液を得た。
〔(2−ヒドロキシエチル)〔2−〔(1−オキソドデ
シル)アミノ〕エチル〕アミノ〕プロピル−N−ヒドロ
キシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムクロライドの3
5%水溶液を得た。
〔発明の効果〕 本発明の洗浄剤組成物はクリーミーで良好な泡立ちを
示し、しかも低刺激であり、かつコンディショニング性
に優れるため、各種洗浄剤、特にボディシャンプーや毛
髪用シャンプーに好適に用いることができる。更に水道
水のみならず、地下水、温泉、海水などの硬度の高い水
を用いた場合にもその効果は持続される。
示し、しかも低刺激であり、かつコンディショニング性
に優れるため、各種洗浄剤、特にボディシャンプーや毛
髪用シャンプーに好適に用いることができる。更に水道
水のみならず、地下水、温泉、海水などの硬度の高い水
を用いた場合にもその効果は持続される。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 下記に示す本発明の4級アンモニウム塩型カチオン活
性剤、及び比較品を活性剤として用い、下記の試験方法
により起泡性、皮膚刺激性、洗浄性、耐硬水性を評価し
た。
性剤、及び比較品を活性剤として用い、下記の試験方法
により起泡性、皮膚刺激性、洗浄性、耐硬水性を評価し
た。
結果を表1に示す。
<使用した活性剤> 本発明品1 本発明品2 比較品1 N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウ
ム 比較品2 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 比較品3 塩化セチルトリメチルアンモニウム <試験方法> ・起泡性試験法 界面活性剤有効分として最終濃度2%となるよう4゜
DH硬水で希釈し、反転撹拌法により測定した。測定はラ
ノリン0.3%添加、40℃で行い、結果は泡量(ml)で示
した。
ム 比較品2 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 比較品3 塩化セチルトリメチルアンモニウム <試験方法> ・起泡性試験法 界面活性剤有効分として最終濃度2%となるよう4゜
DH硬水で希釈し、反転撹拌法により測定した。測定はラ
ノリン0.3%添加、40℃で行い、結果は泡量(ml)で示
した。
また泡質を下記の基準で評価した。
○:クリーミー △:若干粗い ×:粗い ・耐硬水性試験 0.1%活性剤水溶液に、塩化カルシウムを添加し100゜
DHになるように調整した。この水溶液の外観を室温にて
肉眼判定した。
DHになるように調整した。この水溶液の外観を室温にて
肉眼判定した。
○;透明に溶解 ×;析出・凝集 ・皮膚刺激性の試験方法 皮膚刺激性の試験方法としては、ヒトに対する24時間
閉鎖貼布試験を行った。即ち、20人の被験者に界面活性
剤を有効分として0.2%含有する水溶液0.1mlをしみ込ま
せたバッチテスト用絆創膏を24時間貼布し、貼布除去後
24時間後に刺激性を判定した。判定結果ははっきりした
赤斑を示したものを陽性とし、その陽性率で示した。
閉鎖貼布試験を行った。即ち、20人の被験者に界面活性
剤を有効分として0.2%含有する水溶液0.1mlをしみ込ま
せたバッチテスト用絆創膏を24時間貼布し、貼布除去後
24時間後に刺激性を判定した。判定結果ははっきりした
赤斑を示したものを陽性とし、その陽性率で示した。
・洗浄力試験 5cm×5cmのウールモスリン布にカーボンブラック2%
を含む頭皮脂とほぼ同組成の汚れ(パラフィン12%、ワ
ックスエステル21%、トリグリセリド26%、高級脂肪酸
32%、コレステロール5%、モノグリセリド2%)を均
一に塗布し、乾燥させる。この汚染布を活性剤有効分0.
6%、pH7.0、4゜DHの洗浄剤液500mlが入った約1000ml
のステンレス製シリンダ中に入れ、40℃の恒温槽中で6
分間振とうし、汚染布を流水中でよくすすぎ、乾燥させ
た後に反射率を測定する。
を含む頭皮脂とほぼ同組成の汚れ(パラフィン12%、ワ
ックスエステル21%、トリグリセリド26%、高級脂肪酸
32%、コレステロール5%、モノグリセリド2%)を均
一に塗布し、乾燥させる。この汚染布を活性剤有効分0.
6%、pH7.0、4゜DHの洗浄剤液500mlが入った約1000ml
のステンレス製シリンダ中に入れ、40℃の恒温槽中で6
分間振とうし、汚染布を流水中でよくすすぎ、乾燥させ
た後に反射率を測定する。
次式によって洗浄率を求める。
・コンディショニング性試験 日本人女性の毛髪束(15cm)20gに対し、活性剤有効
成分20%水溶液1gを塗布、泡立て、40℃流水ですすぎ、
ドライヤーで乾燥させた後、専門パネラー5名によりコ
ンディショニング性を評価した。
成分20%水溶液1gを塗布、泡立て、40℃流水ですすぎ、
ドライヤーで乾燥させた後、専門パネラー5名によりコ
ンディショニング性を評価した。
○:コンディショニング性に優れる △:コンディショニング性やや不足 ×:コンディショニング性不良 実施例2 次に示す組成のシャンプーを調製した。
得られたシャンプーは洗浄性、起泡性、耐硬水性に優
れ、しかも刺激性も極めて低かった。また感触的にも洗
髪時、濯ぎ時ともにきしみはなく良好であった。
れ、しかも刺激性も極めて低かった。また感触的にも洗
髪時、濯ぎ時ともにきしみはなく良好であった。
<組成> 実施例3 次に示す組成のボディシャンプーを調製した。
得られたボディシャンプーは洗浄性、起泡性に優れ、
刺激性も低く、洗いあがり後の感触もしっとりし良好で
あった。
刺激性も低く、洗いあがり後の感触もしっとりし良好で
あった。
<組成> ラウリルジメチルアミンオキサイド 3 ポリオキシエチレン(3)ラウリルグルコシド 5 グリセリン 5 ショ糖脂肪酸エステル 1 メチルパラベン 0.3 色 素 適 量 香 料 適 量 クエン酸 適 量 水 全100重量% pH7.5
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(1) (式中、R1は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜21のアルキル
基又はアルケニル基、R2,R3,R4はそれぞれ同一又は異な
って炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基、Xはハロゲンイオン又は有機アニオンを示す。) で表される4級アンモニウム塩型化合物を洗浄活性成分
として含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27486090A JP2883434B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 洗浄剤組成物 |
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