JP3436836B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
し、更に詳細には、皮膚等に対する刺激が少なく、起泡
性に優れ、泡質がクリーミィな洗浄剤組成物に関する。
泡性という特長を有するアルキル硫酸エステル塩、ポリ
オキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩等のア
ニオン界面活性剤が広く用いられている。しかし、これ
らのアニオン界面活性剤は、程度の差はあるがいずれも
皮膚刺激性を有し、連用すると皮膚を荒らすという問題
がある。
て、アルキルサッカライド系界面活性剤、スルホコハク
酸系界面活性剤、エーテルカルボン酸系界面活性剤、ア
ミドエーテルカルボン酸系界面活性剤、N−アシル化ア
ミノ酸系界面活性剤等が知られている。しかし、アルキ
ルサッカライド系界面活性剤は高起泡性であるが、洗浄
時やすすぎ時のキシミ等が強く、このためカチオンポリ
マー等のコンディショニング剤と併用する方法(特開平
2-42013号公報)等が提案されてはいるものの、シャン
プー等に多量に配合するのは技術的に容易ではない。ま
た、スルホコハク酸系界面活性剤は単独では起泡性に乏
しく他の界面活性剤と併用する方法(特開平2-218797号
公報)等が提案されており、実用上も他の界面活性剤と
組合わせて用いられることが多い。更に、市販されてい
るエーテルカルボン酸系界面活性剤やアミドエーテルカ
ルボン酸系界面活性剤も起泡性に乏しく、高起泡性が求
められる洗浄剤では、補助界面活性剤として使用される
にとどまっている。
剤は、ドイツ Chem Y社より「アキポ」の商品名で市販
されており、このものにはアミドエーテルカルボン酸、
その原料であるアミドエーテルのほか、原料に由来する
不純物であるポリオキシエチレングリセリルエーテル、
ポリオキシエチレングリセリルエーテルカルボン酸、無
機塩類等が含まれている。
面活性剤の洗浄剤への応用に関して知られている技術と
しては、アミドエーテルカルボン酸と、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミ
ド、高級アルコールアルキレンオキシド付加物、アシル
ザルコシネート等とを組合わせた洗浄剤(ヨーロッパ特
許第102118号公報)、アミドエーテルカルボン酸系界面
活性剤とポリオキシエチレンアルキル硫酸エステルを併
用する方法(ヨーロッパ特許第215504号公報)、油脂を
出発原料としたアミドエーテルカルボン酸と、ラウリル
硫酸エステル、ラウリルエーテル硫酸エステル、アルキ
ルエーテルカルボン酸、ラウリン酸とグリシジルトリメ
チルアンモニウムクロリドを反応させた4級化物等とを
組合わせたフォームバス用剤、シャンプー用剤、シャワ
ー用剤等(特公昭63-291996号公報,ヨーロッパ特許第2
19893号公報)、石鹸を主成分としてアミドエーテルカ
ルボン酸やアルキルエーテルカルボン酸塩を配合した洗
浄剤(米国特許第4865757号明細書)等が挙げられる。
また、N−アシル化アミノ酸系界面活性剤の洗浄剤への
応用技術として、アミドベタイン型両性活性剤(特開昭
60-42496号公報)、脂肪酸アルカノールアミドを用いた
洗浄剤(特開平2-180811号公報)等が挙げられる。
の洗浄剤は、いずれも起泡性の点で未だ満足できるもの
ではなかった。従って、本発明の目的は皮膚等に低刺激
で、高起泡性の洗浄剤を提供することにある。
明者らは、アミドエーテルカルボン酸を含む洗浄剤につ
いて検討を行った結果、原料に由来する不純物であるポ
リオキシエチレングリセリルエーテルやポリオキシエチ
レングリセリルエーテルカルボン酸を多量に含んだも
の、又は純粋なアミドエーテルカルボン酸そのものでは
起泡性が劣ることを見出した。そして更に検討を重ねた
結果、特定の比率でアミドエーテルを含み、特定のモル
数のアルキレンオキシドが付加され、かつグリセリン誘
導体の含量が一定比率以下であるアミドエーテル誘導体
混合物と、特定のアニオン界面活性剤を特定比率で併用
することにより相乗効果を発揮し、アミドエーテル誘導
体混合物単独あるいは特定アニオン界面活性剤単独の起
泡性より高い起泡性で、泡質がよりクリーミーで、低刺
激の洗浄剤が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
(A):(B)=95:5〜5:95の重量比率で含有する洗浄剤
組成物を提供するものである。 (A)一般式(1)で表されるアミドエーテルカルボン酸又は
その塩及び一般式(2)で表されるアミドエーテルを、
(1):(2)=93:7〜85:15の重量比で固形分中に合計50
重量%以上含有し、かつ一般式(3)で表されるグリセリ
ン誘導体の含有率が固形分中の5重量%以下であるアミ
ドエーテル誘導体混合物
は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基又はそのよ
うなアルキル基で置換されたフェニル基を示し、R2は
水素原子、-(CH2CH2O)nCH2COOM、-(CH2CH2O)mH又は炭素
数1〜3のアルキル基を示し、Mは水素原子、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノール
アンモニウム又は塩基性アミノ酸と水素原子1個からな
る基を示し、n及びmは同一でも異なってもよくそれぞ
れ1〜10の数を示し、R3は水素原子、-(CH2CH2O)mH又
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、R4は-(CH2CH2O)n
CH2COOM又は-(CH2CH2O)mHを示す。一般式(1)、(2)及び
(3)相互におけるR1、M、n及びmは同一でも異なって
もよい。)
メチルタウリン、N−アシル化グリシン、N−アシル化
アスパラギン酸、N−アシル化ザルコシン、アルキルイ
ミノジカルボン酸及びそれらの塩から選ばれる1種又は
2種以上の界面活性剤。
るアミドエーテル誘導体混合物において、一般式(1)又
は(2)中、R1としては、炭素数7〜17のアルキル基もし
くはアルケニル基、又はこのようなアルキル基で置換さ
れたフェニル基、例えばヘプチル基、ノニル基、ウンデ
シル基、ドデシル基、トリデシル基、ペンタデシル基、
ヘプタデシル基、ヘプタデセニル基等、特に炭素数11〜
13のアルキル基が好ましく、R 2としては、水素原子又
は炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、n及びmとし
ては、1〜10、更に1〜8、特に2〜6の数が好まし
く、Mとしては、例えばナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、カルシウム、モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、アルギニン、リジ
ン等が挙げられる。
酸又はその塩(1)の好ましい具体例としては、例えばカ
プリン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエー
テル酢酸(n=1〜8)、ラウリン酸モノエタノールア
ミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜8)、
ミリスチン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレン
エーテル酢酸(n=1〜10)、パルミチン酸モノエタノ
ールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜
10)、ステアリン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル酢酸(n=1〜10)、オレイン酸モノエ
タノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=
1〜10)、ベヘニン酸モノエタノールアミドポリオキシ
エチレンエーテル酢酸(n=1〜10)、ラウリン酸-N-
メチルエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢
酸(n=1〜10)、ミリスチン酸-N-メチルエタノール
アミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜1
0)、パルミチン酸-N-メチルエタノールアミドポリオ
キシエチレンエーテル酢酸(n=1〜10)、ステアリン
酸-N-メチルエタノールアミドポリオキシエチレンエー
テル酢酸(n=1〜10)、ラウリン酸イソプロパノール
アミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜1
0)、ミリスチン酸イソプロパノールアミドポリオキシ
エチレンエーテル酢酸(n=1〜10)、パルミチン酸イ
ソプロパノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸
(n=1〜10)、ステアリン酸イソプロパノールアミド
ポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜10)、ラウ
リン酸ジエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル
酢酸(n=1〜10)、ミリスチン酸ジエタノールアミド
ポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜10)、パル
ミチン酸ジエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル酢酸(n=1〜10)、ステアリン酸ジエタノールアミ
ドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜10)等、
又はそれらの塩が、更に好ましい具体例としては、ラウ
リン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル酢酸(n=1〜10)、ミリスチン酸モノエタノールア
ミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜10)、
パルミチン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレン
エーテル酢酸(n=1〜10)、ステアリン酸モノエタノ
ールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜
10)等又はそれらの塩が挙げられ、特に好ましい具体例
としてはラウリン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル酢酸(n=2〜6)及びミリスチン酸モ
ノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸
(n=2〜6)が挙げられる。
しい具体例としては、例えばカプリン酸モノエタノール
アミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜8)、ラ
ウリン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエー
テル(n=1〜8)、ミリスチン酸モノエタノールアミ
ドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜10)、パルミ
チン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル(n=1〜10)、ステアリン酸モノエタノールアミド
ポリオキシエチレンエーテル(n=1〜10)、オレイン
酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル
(n=1〜10)、ベヘニン酸モノエタノールアミドポリ
オキシエチレンエーテル(n=1〜10)、ラウリン酸-
N-メチルエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル(n=1〜10)、ミリスチン酸-N-メチルエタノール
アミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜10)、パ
ルミチン酸-N-メチルエタノールアミドポリオキシエチ
レンエーテル(n=1〜10)、ステアリン酸-N-メチル
エタノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1
〜10)、ラウリン酸イソプロパノールアミドポリオキシ
エチレンエーテル(n=1〜10)、ミリスチン酸イソプ
ロパノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1
〜10)、パルミチン酸イソプロパノールアミドポリオキ
シエチレンエーテル(n=1〜10)、ステアリン酸イソ
プロパノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=
1〜10)、ラウリン酸ジエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル(n=1〜10)、ミリスチン酸ジエタノ
ールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜1
0)、パルミチン酸ジエタノールアミドポリオキシエチ
レンエーテル(n=1〜10)、ステアリン酸ジエタノー
ルアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜10)等
が、更に好ましい具体例としては、ラウリン酸モノエタ
ノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜1
0)、ミリスチン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル(n=1〜8)、パルミチン酸モノエタ
ノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜
8)、ステアリン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル(n=1〜8)等が挙げられ、特に好ま
しい具体例としてはラウリン酸モノエタノールアミドポ
リオキシエチレンエーテル(n=2〜6)及びミリスチ
ン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル
(n=2〜6)が挙げられる。
のアミドエーテルカルボン酸又はその塩(1)及びアミド
エーテル(2)の合計含有率は、(A)成分の固形分中に50重
量%以上であることが必要であり、60重量%以上、更に
70重量%以上、特に80重量%以上であることが好まし
い。これらの合計含有率が固形分中の50重量%未満であ
ると、起泡性に劣り好ましくない。
カルボン酸又はその塩(1)とアミドエーテル(2)との重量
比は、(1):(2)=93:7〜85:15であることが必要であ
る。アミドエーテル(2)の比率が該範囲に満たないと起
泡性に劣り、また該範囲を超えると泡立て時及びすすぎ
時のキシミが強く、好ましくない。
含有率は、(A)成分の固形分中に5重量%以下であるこ
とが必要であり、3重量%以下、特に実質上含まれない
ことが好ましい。グリセリン誘導体(3)の含有率が固形
分中の5重量%を超えると、起泡性が著しく低下し、好
ましくない。また、(A)成分中のグリセリン誘導体(3)以
外の不純物である塩化ナトリウム等の無機塩の含有率は
少ない方が好ましい。
物の製造方法は特に限定されるものではなく、アミドエ
ーテルの一部を反応させて直接製造することもでき、ま
たアミドエーテルカルボン酸にアミドエーテルを後添加
することもできる。アミドエーテル誘導体混合物を合成
する方法としては、脂肪酸メチルエステル等の脂肪酸低
級アルコールエステルを出発原料としてアルカノールア
ミドをつくる方法、油脂を出発原料としてアルカノール
アミドをつくる方法、脂肪酸を出発原料としてアルカノ
ールアミドをつくる方法等が挙げられる。このうち、脂
肪酸メチルエステル等の脂肪酸低級アルコールエステル
を出発原料として製造する方法が、着色も少なく、不純
物であるグリセリン誘導体も実質上含まれないため好ま
しい。他の方法、例えば、ヤシ油脂肪酸組成の油脂を出
発原料とし、直接アルカノールアミドとした後アルコキ
シレート化及びカルボキシメチル化する方法の場合、油
脂に由来するグリセリン誘導体が多く生成し化合物(1)
及び(2)の収率が低くなるため、実用上好ましくない。
また脂肪酸を出発原料としてアルカノールアミンと反応
させ、アルカノールアミドとする方法の場合、アミド化
反応が高温であるため着色が著しく、好ましくない。
(A)成分のアミドエーテル誘導体混合物中のアミドエー
テルカルボン酸(1)とアミドエーテル(2)の比率は、アミ
ドエーテル(2)にモノハロ酢酸アルカリ塩等を反応させ
る際のモル比や混合方法等の反応条件を選択することに
よって調整することができる。
を組合せて使用することができる。また本発明の洗浄剤
組成物中への(A)成分の配合量は特に限定されるもので
はないが、起泡性の観点から3重量%以上、特に5重量
%以上が好ましい。
ル化タウリン、N−アシル化メチルタウリン、N−アシ
ル化グリシン、N−アシル化アスパラギン酸、N−アシ
ル化ザルコシン、アルキルイミノジカルボン酸及びそれ
らの塩から選ばれる界面活性剤であるが、より具体的に
は例えば以下の(B−1)〜(B−6)に示すものが挙
げられる。
ル化タウリン又はそれらの塩
アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアン
モニウムを示し、R5は炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖
のアルキル又はアルケニル基を示す。)
ル化メチルタウリン又はそれらの塩
は炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を示す。)
ル化グリシン又はそれらの塩
は炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を示す。)
ル化アスパラギン酸又はその塩
は炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を示す。)
ル化ザルコシン又はその塩
は炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアル
ケニル基を示す。)
イミジノジカルボン酸又はその塩
10は炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、R11、R12は炭素数1〜3のアルキ
レン基を示す。)
ン、N−アシル化グリシン、N−アシル化アスパラギン
酸又はそれらの塩が特に好ましい。また、これら(B)成
分は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することが
できる。
率は重量比率で(A):(B)=95:5〜5:95であるが、特
に(A):(B)=95:5〜20:80、更に(A):(B)=90:10〜
30:70の比率で配合することが起泡性の点で好ましい。
浄剤組成物に用いられている公知の酸性又はアルカリ性
の薬剤により、pH2〜10、更にpH4〜8、特にpH4〜7
に調整することが好ましい(pH測定条件:有効分5重量
%水溶液)。
のほかに本発明の効果を損ねない範囲で、前記(A)成分
及び(B)成分以外のアニオン界面活性剤、非イオン界面
活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、コンデ
ィショニング成分等の各種成分を配合することができ
る。
酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、
アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、スルホサクシネート系界面活性剤、アルキル
リン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン
酸塩等が挙げられ、非イオン界面活性剤としては、アル
キルポリグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルアミン
オキサイド、脂肪酸多価アルコールエステル等が挙げら
れ、カチオン界面活性剤としては、直鎖もしくは分岐鎖
のモノもしくはジ長鎖アルキル第4級アンモニウム塩又
はモノもしくはジ長鎖アルキル第3級アミン等が挙げら
れ、両性界面活性剤としては、アミドアミノ酸系界面活
性剤、カルボベタイン系界面活性剤、スルホベタイン系
界面活性剤、アミドスルホベタイン系界面活性剤、イミ
ダゾリニウムベタイン系界面活性剤、アミノ酸系ベタイ
ン界面活性剤、ホスホベタイン系界面活性剤等が挙げら
れ、コンディショニング成分としては、高級アルコー
ル、シリコーン、シリコーン誘導体、ラノリン、スクワ
レン、炭化水素、蛋白誘導体、ポリエチレングリコール
の脂肪酸エステル等の油剤、カチオン化セルロース、カ
チオン化グアガム、マーコート550(メルク社製)等の
カチオン化ポリマーなどが挙げられる。
れる成分、例えばメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガ
ム等の多糖類などの水溶性高分子;ポリオキシアルキレ
ンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコール
ジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;エチレン
ジアミン四酢酸(EDTA)、ホスホン酸塩類等のキレート
剤;ソルビトール、グリセリン等の保湿剤;メチルパラ
ベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ビタミン又はその前
駆体等の栄養成分、レシチン、ゼラチン等の動植物抽出
物又はその誘導体;ナイロン、ポリエチレン等のポリマ
ー微粉体;グリチルリチン酸カリウム等の消炎剤;トリ
クロサン、トリクロロカルバン、オクトピロックス、ジ
ンクピリチオン等の殺菌剤や抗フケ剤;ジブチルヒドロ
キシトルエン等の酸化防止剤;その他パール化剤、紫外
線吸収剤、pH調整剤、色素、香料などを、本発明の効果
を損なわない範囲で必要に応じて配合することができ
る。
の洗浄剤のほか、食器用洗浄剤、衣料用洗浄剤、フォー
ムバス等、各種目的の洗浄剤に適用することができる。
この場合、(A)成分、(B)成分及びその他の界面活性剤を
合計した、全組成中における界面活性剤としての総配合
量は、固形の剤型であれば30重量%以上、ペーストの剤
型であれば20重量%以上、液体の剤型であれば10重量%
以上とするのが好ましい。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
ーテルカルボン酸塩の合成:ラウリン酸メチル214.4g
(1モル)、モノエタノールアミン61.7g(1.02モル)
及びナトリウムメトキシドの30重量%メタノール溶液1
5.3gを90℃、50mmHgで5時間加熱して得られた生成物
に、エチレンオキサイド88.2g(2モル)を、100〜110
℃、ゲージ圧0〜3.5気圧で導入した。反応混合物331g
を70〜75℃に加熱し、モノクロル酢酸ナトリウム(SMC
A)174.8g(1.5モル)及び固体水酸化ナトリウム65.2
gを4時間かけて添加した。SMCA及び水酸化ナトリウム
は5分割し、反応開始時及び反応開始後1、2、3、4
時間目に添加した。4時間目に添加した後、1時間熟成
した。次に、反応温度を85℃にし、水5.3gを加えて更
に1時間熟成し、反応混合物592gを得た。この反応混
合物に水500gを加え、90℃で36%塩酸水溶液を加えてp
H2.8に調整し、1時間撹拌した後、1時間静置分層させ
て酸型の生成物を545g得た。この酸型の化合物を30%
水酸化ナトリウム水溶液でpH7とし、水を加え透明な溶
液とし、表1に示すアミドエーテル誘導体混合物2を得
た。
ドエーテルカルボン酸塩の合成:合成例1と同様にし
て、表1に示すアミドエーテル誘導体混合物1、3、5
及び6を得た。また、酸型への変換・精製を行わず、反
応後30%水酸化ナトリウム水溶液でpH7としたままとす
る以外は合成例1と同様にして表1に示すアミドエーテ
ル誘導体混合物4を得た。
ーテルカルボン酸塩の合成:合成例1で得た酸型の生成
物を30%水酸化マグネシウム水性懸濁液でpH6〜7に中
和し、水を加えて透明な溶液とし、表1に示すアミドエ
ーテル誘導体混合物10を得た。
アミドエーテルカルボン酸ナトリウム塩の合成:合成例
1と同様にして、カルボキシメチル化反応混合物を得た
後、これにエタノールを加えて、固体を析出させ濾過
後、濾過物にエタノールを加えて洗浄し、アミドエーテ
ルを除去した。更に合成例1と同様に酸型とした後、水
酸化ナトリウムで中和しアミドエーテル誘導体混合物7
を得た。
ドエーテルカルボン酸ナトリウム塩の合成:アミドエー
テルまでは合成例1と同様な方法にて得、更にアミドエ
ーテルに対するSMCA及び固体水酸化ナトリウムのモル比
を各0.05の条件にて反応させ、その後同様に処理してア
ミドエーテル誘導体混合物8を得た。
ミドエーテルカルボン酸塩の合成:精製ヤシ油510.6g
(2.2モル)を35℃で溶解した。次いで、モノエタノー
ルアミン138.8g(2.3モル)及びナトリウムメトキシド
の30重量%メタノール溶液5.1gを70℃で2時間、105℃
で6時間加熱して得られた生成物に、エチレンオキサイ
ド298g(6.75モル)を、100〜110℃、ゲージ圧0〜3.5
気圧で30分かけて導入した。反応混合物675gを70〜75
℃に加熱し、SMCA 281.7g(2.41モル)及び固体水酸化
ナトリウム105.1gを4時間かけて添加した。SMCA及び
水酸化ナトリウムは5分割し、反応開始時及び反応開始
後1、2、3、4時間目に添加した。4時間目に添加し
た後、1時間熟成した。次に、反応温度を85℃にし、水
5gを加えて更に1時間熟成し、反応混合物1039gを得
た。この反応混合物に水500gを加え、50℃で36%塩酸
水溶液を加えてpH7に調整し、水で透明な溶液になるま
で希釈し、表1に示すアミドエーテル誘導体混合物9を
得た。
いて起泡量、泡質及び皮膚刺激性について評価を行っ
た。この結果を表2に示す。なお、表2に示す配合重量
%は、活性剤の有効分(アミドエーテルカルボン酸塩類
は固形分)の値である。pHの調整は水酸化ナトリウム水
溶液とクエン酸にて行った。
本人女性の毛髪20g(15cm)に洗浄剤1gを塗布し、1
分間泡立て、専門パネラー20名により下記の評価基準に
従い評価した。結果は20名の平均スコアから下記の判定
基準に従い表2に示す。皮膚刺激性は、各洗浄剤組成物
を各々5匹のモルモットの健常皮膚に4回塗布し、4回
目の反応を下記の評価基準で評価した。結果は5匹の平
均スコアから下記の判定基準に従い表2に示す。
のは泡立ちが良く、泡質がクリーミーで、低刺激であっ
た。
た。このものは泡立ちが良く、泡質がクリーミーで低刺
激であった。
れ、皮膚に対して低刺激でありかつ、泡質がクリーミー
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B)を(A):(B)=95:5
〜5:95の重量比率で含有する洗浄剤組成物: (A)一般式(1)で表されるアミドエーテルカルボン酸又は
その塩及び一般式(2)で表されるアミドエーテルを、
(1):(2)=93:7〜85:15の重量比で固形分中に合計50
重量%以上含有し、かつ一般式(3)で表されるグリセリ
ン誘導体の含有率が固形分中の5重量%以下であるアミ
ドエーテル誘導体混合物 【化1】 (式中、R1は炭素数5〜23の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル基もしくはアルケニル基又はそのようなアルキル
基で置換されたフェニル基を示し、R2は水素原子、-(C
H2CH2O)nCH2COOM、-(CH2CH2O)mH又は炭素数1〜3のア
ルキル基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アンモニウム、アルカノールアンモニウム
又は塩基性アミノ酸と水素原子1個からなる基を示し、
n及びmは同一でも異なってもよくそれぞれ1〜10の数
を示し、R3は水素原子、-(CH2CH2O)mH又は炭素数1〜
3のアルキル基を示し、R4は-(CH2CH2O)nCH2COOM又は-
(CH2CH2O)mHを示す。一般式(1)、(2)及び(3)相互におけ
るR1、M、n及びmは同一でも異なってもよい。) (B)N−アシル化タウリン、N−アシル化メチルタウリ
ン、N−アシル化グリシン、N−アシル化アスパラギン
酸、N−アシル化ザルコシン、アルキルイミノジカルボ
ン酸及びそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上の界
面活性剤。 - 【請求項2】 一般式(1)及び(2)において、R1 が炭素
数7〜17の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基若しくはア
ルケニル基であり、R2 が水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基であり、n及びmがそれぞれ1〜8の数であ
る請求項1記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 (A)成分が、一般式(1)で表されるアミド
エーテルカルボン酸又はその塩及び一般式(2)で表され
るアミドエーテルを固形分中に合計で60重量%以上含有
し、かつ一般式(3)で表されるグリセリン誘導体の含有
率が固形分中の3重量%以下であるアミドエーテル誘導
体混合物である請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 (A)成分及び(B)成分を(A):(B)=95:5
〜20:80の比率で含有する請求項1〜3のいずれか1項
記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 (A)成分及び(B)成分を(A):(B)=90:10
〜30:70の比率で含有する請求項1〜3のいずれか1項
記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項6】 (A)成分が、脂肪酸低級アルコールエステ
ルから合成した脂肪酸アルカノールアミドを原料とする
ものである請求項1〜5のいずれか1項記載の洗浄剤組
成物。
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JP32722195A JP3436836B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 洗浄剤組成物 |
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JPH09165596A JPH09165596A (ja) | 1997-06-24 |
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