JP3394627B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP3394627B2 JP06555395A JP6555395A JP3394627B2 JP 3394627 B2 JP3394627 B2 JP 3394627B2 JP 06555395 A JP06555395 A JP 06555395A JP 6555395 A JP6555395 A JP 6555395A JP 3394627 B2 JP3394627 B2 JP 3394627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄剤組成物に関し、更
に詳細には、皮膚等に対する刺激が少なく、起泡性に優
れ、かつ泡質がクリーミィな洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
洗浄剤用界面活性剤として、高起泡性という特長を有す
るアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキ
ル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α
−オレフィンスルホン酸塩等のアニオン界面活性剤が広
く用いられている。しかし、これらのアニオン界面活性
剤は、程度の差はあるがいずれも皮膚刺激性を有し、連
用すると皮膚を荒らすという問題がある。
【0003】また、洗浄剤用界面活性剤として、皮膚や
眼粘膜に対する刺激が低いという特長を有するアミドア
ミノ酸型界面活性剤、カルボベタイン、スルホベタイ
ン、イミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤も広
く用いられている。しかし、これらの両性界面活性剤
は、洗浄剤組成物に要求される必須性能である洗浄性及
び起泡性が劣ることを始めいくつかの難点があり、主た
る活性剤として使用することは困難であった。
【0004】そこで、アニオン界面活性剤と両性界面活
性剤との併用により、低刺激性と高起泡性の両立が図ら
れているが、刺激性の根本的な改善にならないのは明ら
かである。
【0005】また、低刺激性の界面活性剤として、アル
キルサッカライド系界面活性剤、スルホコハク酸系界面
活性剤、エーテルカルボン酸系界面活性剤、アミドエー
テルカルボン酸系界面活性剤等が知られている。しか
し、アルキルサッカライド系界面活性剤は高起泡性であ
るが、洗浄時やすすぎ時のキシミ等が強く、このためカ
チオンポリマー等のコンディショニング剤と併用する方
法(特開平2-42013号公報)等が提案されてはいるもの
の、シャンプー等に多量に配合するのは技術的に容易で
はない。また、スルホコハク酸系界面活性剤は単独では
起泡性に乏しく他の界面活性剤と併用する方法(特開平
2-218797号公報)等が提案されており、実用上も他の界
面活性剤と組合わせて用いられることが多い。更に、市
販されているエーテルカルボン酸系界面活性剤やアミド
エーテルカルボン酸系界面活性剤も起泡性に乏しく、高
起泡性が求められる洗浄剤では、補助界面活性剤として
使用されるにとどまっている。
【0006】このアミドエーテルカルボン酸系界面活性
剤は、ドイツ Chem Y社より「アキポ」の商品名で市販
されており、このものにはアミドエーテルカルボン酸、
その原料であるアミドエーテルのほか、原料に由来する
不純物であるポリオキシエチレングリセリルエーテル、
ポリオキシエチレングリセリルエーテルカルボン酸、無
機塩類等が含まれている。
【0007】これまでにアミドエーテルカルボン酸系界
面活性剤の洗浄剤への応用に関して知られている技術と
しては、アミドエーテルカルボン酸と、ポリオキシエチ
レンアルキル硫酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミ
ド、高級アルコールアルキレンオキシド付加物、アシル
ザルコシネート等とを組合わせた洗浄剤(ヨーロッパ特
許第102118号公報)、アミドエーテルカルボン酸系界面
活性剤とポリオキシエチレンアルキル硫酸エステルを併
用する方法(ヨーロッパ特許第215504号公報)、油脂を
出発原料としたアミドエーテルカルボン酸と、ラウリル
硫酸エステル、ラウリルエーテル硫酸エステル、アルキ
ルエーテルカルボン酸、ラウリン酸とグリシジルトリメ
チルアンモニウムクロリドを反応させた4級化物等とを
組合わせたフォームバス用剤、シャンプー用剤、シャワ
ー用剤等(特公昭63-291996号公報,ヨーロッパ特許第2
19893号公報)、石鹸を主成分としてアミドエーテルカ
ルボン酸やアルキルエーテルカルボン酸塩を配合した洗
浄剤(米国特許第4865757号明細書)等が挙げられる。
【0008】しかしながら、これらの洗浄剤は、いずれ
も起泡性の点で未だ満足できるものではなかった。従っ
て、皮膚等に低刺激で、高起泡性の洗浄剤の開発が望ま
れていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる実情において本発
明者らは、アミドエーテルカルボン酸を含む洗浄剤につ
いて検討を行った結果、原料に由来する不純物であるポ
リオキシエチレングリセリルエーテルやポリオキシエチ
レングリセリルエーテルカルボン酸を多量に含んだも
の、又は純粋なアミドエーテルカルボン酸そのものでは
起泡性が劣ることが判明した。そして更に検討を重ねた
結果、特定の比率でアミドエーテルを含み、かつグリセ
リン誘導体の含有量が一定比率以下であるアミドエーテ
ル誘導体混合物と、両性界面活性剤とを併用すれば、皮
膚等に低刺激で、速泡性に優れ、高起泡性で泡質のクリ
ーミィな洗浄剤が得られることを見出し、本発明を完成
した。
【0010】すなわち本発明は、次の成分(A)及び(B)を
含有する洗浄剤組成物に係るものである。 (A)一般式(1)で表されるアミドエーテルカルボン酸又は
その塩及び一般式(2)で表されるアミドエーテルを、
(1):(2)=99:1〜1:9の重量比で固形分中に合計50
重量%以上含有し、かつ一般式(3)で表されるグリセリ
ン誘導体の含有率が固形分中の5重量%以下であるアミ
ドエーテル誘導体混合物
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1は炭素数5〜23の直鎖もしく
は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基又はそのよ
うなアルキル基で置換されたフェニル基を示し、R2
水素原子、-(CH2CH2O)nCH2COOM、-(CH2CH2O)mH又は炭素
数1〜3のアルキル基を示し、Mは水素原子、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノール
アミン又は塩基性アミノ酸を示し、n及びmは同一でも
異なってもよくそれぞれ1〜20の数を示し、R3は水素
原子、-(CH2CH2O)mH又は炭素数1〜3のアルキル基を示
し、R4は水素原子、-(CH2CH2O)nCH2COOM又は-(CH2CH
2O)mHを示す。一般式(1)、(2)及び(3)相互における
1、M、n及びmは同一でも異なってもよい。) (B)両性界面活性剤
【0013】本発明に用いられる(A)成分であるアミド
エーテル誘導体混合物において、一般式(1)又は(2)中、
1としては、炭素数7〜17のアルキル基もしくはアル
ケニル基、又はこのようなアルキル基で置換されたフェ
ニル基、例えばヘプチル基、ノニル基、ウンデシル基、
トリデシル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、ヘプ
タデセニル基等、特にウンデシル基及びトリデシル基が
好ましく、R2としては、水素原子又は炭素数1〜3の
アルキル基が好ましく、n及びmとしては、1〜15、更
に1〜10、特に2〜7の数が好ましく、Mとしては、例
えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、アルギニン、リジン等が挙げられ
る。
【0014】(A)成分におけるアミドエーテルカルボン
酸又はその塩(1)の好ましい具体例としては、例えばカ
プリン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエー
テル酢酸(n=1〜15)、ラウリン酸モノエタノールア
ミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜15)、
ミリスチン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレン
エーテル酢酸(n=1〜15)、パルミチン酸モノエタノ
ールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜
15)、ステアリン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル酢酸(n=1〜15)、オレイン酸モノエ
タノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=
1〜20)、ベヘニン酸モノエタノールアミドポリオキシ
エチレンエーテル酢酸(n=1〜20)、ラウリン酸-N-
メチルエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢
酸(n=1〜15)、ミリスチン酸-N-メチルエタノール
アミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜1
5)、パルミチン酸-N-メチルエタノールアミドポリオ
キシエチレンエーテル酢酸(n=1〜15)、ステアリン
酸-N-メチルエタノールアミドポリオキシエチレンエー
テル酢酸(n=1〜15)、ラウリン酸イソプロパノール
アミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜1
5)、ミリスチン酸イソプロパノールアミドポリオキシ
エチレンエーテル酢酸(n=1〜15)、パルミチン酸イ
ソプロパノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸
(n=1〜15)、ステアリン酸イソプロパノールアミド
ポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜15)、ラウ
リン酸ジエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル
酢酸(n=1〜15)、ミリスチン酸ジエタノールアミド
ポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜15)、パル
ミチン酸ジエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル酢酸(n=1〜15)、ステアリン酸ジエタノールアミ
ドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜15)等、
又はそれらの塩が、更に好ましい具体例としては、ラウ
リン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル酢酸(n=1〜10)、ミリスチン酸モノエタノールア
ミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜10)、
パルミチン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレン
エーテル酢酸(n=1〜10)、ステアリン酸モノエタノ
ールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸(n=1〜
10)等又はそれらの塩が挙げられ、特に好ましい具体例
としてはラウリン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル酢酸(n=2〜7)及びミリスチン酸モ
ノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル酢酸
(n=2〜7)が挙げられる。
【0015】(A)成分におけるアミドエーテル(2)の好ま
しい具体例としては、例えばカプリン酸モノエタノール
アミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜15)、ラ
ウリン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエー
テル(n=1〜15)、ミリスチン酸モノエタノールアミ
ドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜15)、パルミ
チン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル(n=1〜15)、ステアリン酸モノエタノールアミド
ポリオキシエチレンエーテル(n=1〜15)、オレイン
酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル
(n=1〜20)、ベヘニン酸モノエタノールアミドポリ
オキシエチレンエーテル(n=1〜20)、ラウリン酸-
N-メチルエタノールアミドポリオキシエチレンエーテ
ル(n=1〜15)、ミリスチン酸-N-メチルエタノール
アミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜15)、パ
ルミチン酸-N-メチルエタノールアミドポリオキシエチ
レンエーテル(n=1〜15)、ステアリン酸-N-メチル
エタノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1
〜15)、ラウリン酸イソプロパノールアミドポリオキシ
エチレンエーテル(n=1〜15)、ミリスチン酸イソプ
ロパノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1
〜15)、パルミチン酸イソプロパノールアミドポリオキ
シエチレンエーテル(n=1〜15)、ステアリン酸イソ
プロパノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=
1〜15)、ラウリン酸ジエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル(n=1〜15)、ミリスチン酸ジエタノ
ールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜1
5)、パルミチン酸ジエタノールアミドポリオキシエチ
レンエーテル(n=1〜15)、ステアリン酸ジエタノー
ルアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜15)等
が、更に好ましい具体例としては、ラウリン酸モノエタ
ノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜1
0)、ミリスチン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル(n=1〜10)、パルミチン酸モノエタ
ノールアミドポリオキシエチレンエーテル(n=1〜1
0)、ステアリン酸モノエタノールアミドポリオキシエ
チレンエーテル(n=1〜10)等が挙げられ、特に好ま
しい具体例としてはラウリン酸モノエタノールアミドポ
リオキシエチレンエーテル(n=2〜7)及びミリスチ
ン酸モノエタノールアミドポリオキシエチレンエーテル
(n=2〜7)が挙げられる。
【0016】(A)成分のアミドエーテル誘導体混合物中
のアミドエーテルカルボン酸又はその塩(1)及びアミド
エーテル(2)の合計含有率は、(A)成分の固形分中に50重
量%以上であることが必要であり、60重量%以上、更に
70重量%以上、特に80重量%以上であることが好まし
い。これらの合計含有率が固形分中の50重量%未満であ
ると、起泡性に劣り好ましくない。
【0017】また(A)成分中に含まれるアミドエーテル
カルボン酸又はその塩(1)とアミドエーテル(2)との重量
比は、(1):(2)=99:1〜10:90であることが必要であ
り、95:5〜60:40、特に92:8〜70:30であることが
好ましい。アミドエーテル(2)の比率が該範囲に満たな
いと(1重量%未満)起泡性に劣り、また該範囲を超え
ると(90重量%を超えると)泡立て時及びすすぎ時のキ
シミが強く、好ましくない。
【0018】更に、(A)成分中のグリセリン誘導体(3)の
含有率は、(A)成分の固形分中に5重量%以下であるこ
とが必要であり、3重量%以下、特に実質上含まれない
ことが好ましい。グリセリン誘導体(3)の含有率が固形
分中の5重量%を超えると、起泡性が著しく低下し、好
ましくない。また、(A)成分中のグリセリン誘導体(3)以
外の不純物である塩化ナトリウム等の無機塩の含有率は
少ない方が好ましい。
【0019】(A)成分であるアミドエーテル誘導体混合
物の製造方法は特に限定されるものではなく、アミドエ
ーテルの一部を反応させて直接製造することもでき、ま
たアミドエーテルカルボン酸にアミドエーテルを後添加
することもできる。アミドエーテル誘導体混合物を合成
する方法としては、脂肪酸メチルエステル等の脂肪酸低
級アルコールエステルを出発原料としてアルカノールア
ミドをつくる方法、油脂を出発原料としてアルカノール
アミドをつくる方法、脂肪酸を出発原料としてアルカノ
ールアミドをつくる方法等が挙げられる。このうち、脂
肪酸メチルエステル等の脂肪酸低級アルコールエステル
を出発原料として製造する方法が、着色も少なく、不純
物であるグリセリン誘導体も実質上含まれないため好ま
しい。他の方法、例えば、ヤシ油脂肪酸組成の油脂を出
発原料とし、直接アルカノールアミドとした後アルコキ
シレート化及びカルボキシメチル化する方法の場合、油
脂に由来するグリセリン誘導体が多く生成し化合物(1)
及び(2)の収率が低くなるため、実用上好ましくない。
また脂肪酸を出発原料としてアルカノールアミンと反応
させ、アルカノールアミドとする方法の場合、アミド化
反応が高温であるため着色が著しく、好ましくない。
(A)成分のアミドエーテル誘導体混合物中のアミドエー
テルカルボン酸(1)とアミドエーテル(2)の比率は、アミ
ドエーテル(2)にモノハロ酢酸アルカリ塩等を反応させ
る際のモル比や混合方法等の反応条件を選択することに
よって調整することができる。
【0020】これらの(A)成分は、単独で又は2種以上
を組合せて使用することができる。また本発明の洗浄剤
組成物中への(A)成分の配合量は特に限定されるもので
はないが、起泡性の観点から3重量%以上、特に5重量
%以上が好ましい。
【0021】本発明に用いられる(B)成分である両性界
面活性剤としては、特に限定されず、例えばアミドアミ
ノ酸型、カルボベタイン型、アミドベタイン型、スルホ
ベタイン型、アミドスルホベタイン型、イミダゾリニウ
ムベタイン型、アミノ酸型、ホスホベタイン型等が挙げ
られ、具体的には、例えば次の(B-1)〜(B-6)に示すもの
が挙げられる。
【0022】(B-1) アミドアミノ酸型両性界面活性剤 例えば、次の一般式(B-1a)又は(B-1b)に示すものが挙げ
られる。
【0023】
【化3】
【0024】〔式中、R5は炭素数7〜19の飽和又は不
飽和の炭化水素基を示し、R6は基-CH2COOM、-CH2CH2CO
OM又は-CH2CH(OH)CH2SO3M(Mは水素原子、アルカリ金
属又はアルカノールアミン)を示し、R7は水素原子又
は基-CH2COOM、-CH2CH2COOMもしくは-CH2CH(OH)CH2SO3M
(Mは上記と同じ)を示す。〕
【0025】(B-2) ベタイン型両性界面活性剤 例えば、次の一般式(B-2a)で表されるカルボベタイン、
一般式(B-2b)で表されるアミドベタイン、一般式(B-2c)
で表されるスルホベタイン、一般式(B-2d)で表されるア
ミドスルホベタイン、一般式(B-2e)又は(B-2f)で表され
るイミダゾリニウムベタインが挙げられる。
【0026】
【化4】
【0027】〔式中、R8は炭素数6〜22のアルキル基
又はアルケニル基を示し、R9及びR10はそれぞれヒド
ロキシル基で置換されていてもよい炭素数1〜5のアル
キル基を示し、R11は炭素数1〜6のアルキレン基又は
ヒドロキシアルキレン基を示し、R12は単結合又は炭素
数1〜5のアルキレン基を示す。〕
【0028】
【化5】
【0029】〔式中、R8、R9、R10及びR12は前記と
同じ意味を示し、R13は炭素数1〜4のアルキレン基又
はヒドロキシアルキレン基を示す。〕
【0030】
【化6】
【0031】〔式中、R8及びR12は前記と同じ意味を
示す。〕
【0032】(B-3) アミノ酸型両性界面活性剤 例えば、次の一般式(B-3)に示すものが挙げられる。
【0033】
【化7】
【0034】〔式中、R14は炭素数1〜3のアルキル基
を示し、R15は-O-、-CONH-又は-CO2-を有していてもよ
い炭素数8〜18の炭化水素基を示し、nは1又は2の数
を示す。〕
【0035】これら(B)成分のうち好適なものとして
は、アミドアミノ酸型、カルボベタイン型、アミドベタ
イン型、アミドスルホベタイン型及びスルホベタイン型
が挙げられ、具体的にはN-ラウロイル-N′-カルボキシ
メチル-N′-(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミン
塩、ヤシ油脂肪酸アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、ラウリルジメチルアンモニオヒドロキシスルホ
ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアンモ
ニオヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。
【0036】これらの(B)成分は、単独で又は2種以上
を組合せて使用することができる。また本発明の洗浄剤
組成物中への(B)成分の配合量は特に限定されるもので
はないが、速泡性、起泡性、泡質の観点から1重量%以
上が好ましい。
【0037】また、本発明の洗浄剤組成物中への(A)成
分及び(B)成分の配合の比率は特に限定されるものでは
ないが、起泡性の観点から(A)成分を(B)成分より多く配
合することが好ましい。
【0038】また、本発明の洗浄剤組成物は、従来の洗
浄剤組成物に用いられている公知の酸性又はアルカリ性
の薬剤により、pH2〜10、更にpH4〜8、特にpH4〜7
に調整することが好ましい(pH測定条件:有効分5重量
%水溶液)。
【0039】本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分
のほかに本発明の効果を損ねない範囲で、アミドエーテ
ルカルボン酸以外のアニオン界面活性剤、非イオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤、コンディショニング成分
等の各種成分を配合することができる。
【0040】かかるアニオン界面活性剤としては、脂肪
酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、
アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、スルホコハク酸系界面活性剤、スルホサクシ
ナメート系界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキル
アミドエーテル硫酸塩、モノグリセライド硫酸塩、オレ
フィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アシル化
イセチオン酸塩、アシル化アミノ酸、アルキルリン酸
塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩等
が挙げられ、非イオン界面活性剤としては、アルキルポ
リグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ル、アルキルアミンオキサイド、脂肪酸多価アルコール
エステル等が挙げられ、カチオン界面活性剤としては、
直鎖もしくは分岐鎖のモノもしくはジ長鎖アルキル第4
級アンモニウム塩又はモノもしくはジ長鎖アルキル第3
級アミン等が挙げられ、コンディショニング成分として
は、高級アルコール、シリコーン、シリコーン誘導体、
ラノリン、スクワレン、炭化水素、蛋白誘導体、ポリエ
チレングリコールの脂肪酸エステル等の油剤、カチオン
化セルロース、カチオン化グアガム、マーコート550
(メルク社製)等のカチオン化ポリマーなどが挙げられ
る。
【0041】また、その他洗浄剤組成物中に通常使用さ
れる成分、例えばメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガ
ム等の多糖類などの水溶性高分子;ポリオキシアルキレ
ンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコール
ジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;エチレン
ジアミン四酢酸(EDTA)、ホスホン酸塩類等のキレート
剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ビタ
ミン又はその前駆体等の栄養成分、レシチン、ゼラチン
等の動植物抽出物又はその誘導体;ナイロン、ポリエチ
レン等のポリマー微粉体;グリチルリチン酸カリウム等
の消炎剤;トリクロサン、トリクロロカルバン、オクト
ピロックス、ジンクピリチオン等の殺菌剤や抗フケ剤;
ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤;その他パ
ール化剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、色素、香料など
を、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて配合
することができる。
【0042】本発明の洗浄剤組成物は、皮膚用や毛髪用
の洗浄剤のほか、食器用洗浄剤、衣料用洗浄剤、フォー
ムバス等、各種目的の洗浄剤に適用することができる。
この場合、(A)成分及びその他の界面活性剤を合計し
た、全組成中における界面活性剤としての総配合量は、
固形の剤型であれば30重量%以上、ペーストの剤型であ
れば20重量%以上、液体の剤型であれば10重量%以上と
するのが好ましい。
【0043】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0044】合成例1 アミドエーテルを含むアミドエ
ーテルカルボン酸塩の合成: ラウリン酸メチル214.4g(1モル)、モノエタノール
アミン61.7g(1.02モル)及びナトリウムメトキシドの
30重量%メタノール溶液15.3gを90℃、50mmHgで5時間
加熱して得られた生成物に、エチレンオキサイド88.2g
(2モル)を、100〜110℃、ゲージ圧0〜3.5気圧で導
入した。反応混合物331gを70〜75℃に加熱し、モノク
ロル酢酸ナトリウム(SMCA)174.8g(1.5モル)及び固
体水酸化ナトリウム65.2gを4時間かけて添加した。SM
CA及び水酸化ナトリウムは5分割し、反応開始時及び反
応開始後1、2、3、4時間目に添加した。4時間目に
添加した後、1時間熟成した。次に、反応温度を85℃に
し、水5.3gを加えて更に1時間熟成し、反応混合物592
gを得た。この反応混合物に水500gを加え、90℃で36
%塩酸水溶液を加えてpH2.8に調整し、1時間攪拌した
後、1時間静置分層させて酸型の生成物を545g得た。
この酸型の化合物を30%水酸化ナトリウム水溶液でpH7
とし、水を加え透明な溶液とし、表1に示すアミドエー
テル誘導体混合物2を得た。
【0045】合成例2〜6 アミドエーテルを含むアミ
ドエーテルカルボン酸塩の合成: 合成例1と同様にして、表1に示すアミドエーテル誘導
体混合物1、3、5及び6を得た。また、酸型への変換
・精製を行わず、反応後30%水酸化ナトリウム水溶液で
pH7としたままとする以外は合成例1と同様にして表1
に示すアミドエーテル誘導体混合物4を得た。
【0046】合成例7 アミドエーテルを含むアミドエ
ーテルカルボン酸塩の合成: 合成例1で得た酸型の生成物を30%水酸化マグネシウム
水性懸濁液でpH6〜7に中和し、水を加えて透明な溶液
とし、表1に示すアミドエーテル誘導体混合物10を得
た。
【0047】比較合成例1 グリセリン誘導体を含むア
ミドエーテルカルボン酸塩の合成: 精製ヤシ油510.6g(2.2モル)を35℃で溶解した。次い
で、モノエタノールアミン138.8g(2.3モル)及びナト
リウムメトキシドの30重量%メタノール溶液5.1gを70
℃で2時間、105℃で6時間加熱して得られた生成物
に、エチレンオキサイド298g(6.75モル)を、100〜11
0℃、ゲージ圧0〜3.5気圧で30分かけて導入した。反応
混合物675gを70〜75℃に加熱し、SMCA 281.7g(2.41
モル)及び固体水酸化ナトリウム105.1gを4時間かけ
て添加した。SMCA及び水酸化ナトリウムは5分割し、反
応開始時及び反応開始後1、2、3、4時間目に添加し
た。4時間目に添加した後、1時間熟成した。次に、反
応温度を85℃にし、水5gを加えて更に1時間熟成し、
反応混合物1039gを得た。この反応混合物に水500gを
加え、50℃で36%塩酸水溶液を加えてpH7に調整し、水
で透明な溶液になるまで希釈し、表1に示すアミドエー
テル誘導体混合物9を得た。
【0048】
【表1】
【0049】実施例1 表2に示す組成の洗浄剤組成物(pH6.5)を調製し、そ
れぞれについて起泡量、泡質及び皮膚刺激性について評
価を行った。この結果を表2に示す。なお、表2に示す
配合重量%は、活性剤の有効分(アミドエーテルカルボ
ン酸塩類は固形分)の値である。pHの調整は水酸化ナト
リウム水溶液とクエン酸にて行った。
【0050】〈評価方法〉起泡量及び泡質は、健常な日
本人女性の毛髪20g(15cm)に洗浄剤1gを塗布し、1
分間泡立て、専門パネラー20名により下記の評価基準に
従い評価した。結果は20名の平均スコアから下記の判定
基準に従い表2に示す。皮膚刺激性は、各洗浄剤組成物
を各々5匹のモルモットの健常皮膚に4回塗布し、4回
目の反応を下記の評価基準で評価した。結果は5匹の平
均スコアから下記の判定基準に従い表2に示す。
【0051】〈基準〉 (1)起泡量 A.評価 非常に良好な泡立ち・・・スコア4 良好な泡立ち・・・・・・スコア3 泡立つがやや不足・・・・スコア2 泡立ちが不良・・・・・・スコア1 B.判定 平均スコア3.5〜4.0・・・◎ 平均スコア2.5〜3.4・・・○ 平均スコア1.5〜2.4・・・△ 平均スコア1.0〜1.4・・・×
【0052】 (2)泡質 A.評価 泡質がクリーミィで非常に良く滑る・・・スコア4 泡質がクリーミィで滑る・・・・・・・・スコア3 泡質がやや粗く、やや滑らない・・・・・スコア2 泡質が粗く、滑らない・・・・・・・・・スコア1 B.判定 平均スコア3.5〜4.0・・・◎ 平均スコア2.5〜3.4・・・○ 平均スコア1.5〜2.4・・・△ 平均スコア1.0〜1.4・・・×
【0053】 (3)皮膚刺激性 A.評価 無刺激性(反応を認めず)・・・・・・・・・・・スコ
ア5 微刺激性(かすかな紅斑を認める)・・・・・・・スコ
ア4 弱刺激性(明瞭な紅斑を認める)・・・・・・・・スコ
ア3 中刺激性(明瞭な紅斑に浮腫を伴う)・・・・・・スコ
ア2 強刺激性(明瞭な紅斑に壊死又は仮死を伴う)・・スコ
ア1 B.判定 平均スコア3.5〜5.0・・・○ 平均スコア2.5〜3.4・・・△ 平均スコア1.0〜2.4・・・×
【0054】
【表2】
【0055】実施例2 次に示す組成のpH6.5のシャンプーを調製した。このも
のは皮膚に対して低刺激性であり、起泡性及び泡質に優
れるものであった。
【表3】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物3 14 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 香料 0.2 クエン酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0056】実施例3 次に示す組成のpH6.1のボディーシャンプーを調製し
た。このものは皮膚に対して低刺激性であり、起泡性及
び泡質に優れるものであった。
【表4】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物6 10 ラウリルジメチルアンモニオヒドロキシスルホベタイン 4 ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸Na (アキポRLM45,ケムワイ社製) 3 香料 0.2 クエン酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0057】実施例4 次に示す組成のpH5.5のシャンプーを調製した。このも
のは皮膚に対して低刺激性であり、起泡性及び泡質に優
れるものであった。
【表5】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物4 10 N-ココイル-N′-カルボキシメチル-N′- (2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミン TEA塩 4 ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸Na 3 ラウリルアミンオキシド 2 香料 0.2 クエン酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0058】実施例5 次に示す組成のpH6.9のシャンプーを調製した。このも
のは皮膚に対して低刺激性であり、起泡性及び泡質に優
れるものであった。
【表6】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物4 10 N-ココイル-N-(2-ヒドロキシエチル)-N′,N′- ビス(カルボキシメチル)エチレンジアミンTEA塩 4 ラウリル硫酸アンモニウム 3 ラウリルアミンオキシド 2 香料 0.2 クエン酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0059】実施例6 次に示す組成のpH6.0の食器洗浄剤を調製した。このも
のは皮膚に対して低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡
質及び洗浄後の手の感触に優れるものであった。
【表7】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物1 15 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5 エタノール 2 香料 0.2 クエン酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0060】実施例7 次に示す組成のpH6.5のボディーシャンプーを調製し
た。このものは皮膚に対して低刺激性であり、起泡性及
び泡質に優れるものであった。
【表8】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物3 3 アミドエーテル誘導体混合物10 6 ドデシルポリグルコシド 2 ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸Na 2 ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテルスルホ コハク酸ジNa 2 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 4 ポリエーテル変性シリコーン 〔KF352(A),信越化学工業社製〕 0.1 グリセリン 3 香料 0.1 クエン酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0061】実施例8 次に示す組成のpH6.7のコンディショニングシャンプー
を調製した。このものは皮膚に対して低刺激性であり、
起泡性、泡質並びにシャンプー時及び洗髪時の感触に優
れるものであった。
【表9】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物2 7 アミドエーテル誘導体混合物10 4 N-ラウロイル-N′-カルボキシメチル-N′- (2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミンNa 3 N-ラウロイル-L-グルタミン酸Na 0.5 カチオン化セルロース〔ポリマーJR-400,UCC社製〕 0.3 プロピレングリコール 2 香料 0.1 乳酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0062】実施例9 次に示す組成のpH6.9の食器洗浄剤を調製した。このも
のは皮膚に対して低刺激性であり、洗浄力、起泡性、泡
質及び洗浄後の手の感触に優れるものであった。
【表10】 (重量%) アミドエーテル誘導体混合物3 7 ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸Na 7 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 4 塩化マグネシウム 0.2 エタノール 3 香料 0.1 クエン酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 イオン交換水 バランス
【0063】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、皮膚等に対す
る刺激が少なく、起泡性に優れ、かつ泡質がクリーミィ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−156282(JP,A) 特開 平5−214365(JP,A) 特開 平3−115495(JP,A) 特開 平3−95110(JP,A) 特開 平6−73394(JP,A) 特開 昭63−291996(JP,A) 特開 昭60−261536(JP,A) 特開 昭59−232193(JP,A) 欧州特許出願公開102118(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 1/00 - 17/08 A61K 7/075 A61K 7/50

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B)を含有する洗浄剤組
    成物。 (A)一般式(1)で表されるアミドエーテルカルボン酸又は
    その塩及び一般式(2)で表されるアミドエーテルを、
    (1):(2)=99:1〜10:90の重量比で固形分中に合計50
    重量%以上含有し、かつ一般式(3)で表されるグリセリ
    ン誘導体の含有率が固形分中の5重量%以下であるアミ
    ドエーテル誘導体混合物 【化1】 (式中、R1は炭素数5〜23の直鎖もしくは分岐鎖のア
    ルキル基もしくはアルケニル基又はそのようなアルキル
    基で置換されたフェニル基を示し、R2は水素原子、-(C
    H2CH2O)nCH2COOM、-(CH2CH2O)mH又は炭素数1〜3のア
    ルキル基を示し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカ
    リ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩
    基性アミノ酸を示し、n及びmは同一でも異なってもよ
    くそれぞれ1〜20の数を示し、R3は水素原子、-(CH2CH
    2O)mH又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、R4は水素
    原子、-(CH2CH2O)nCH2COOM又は-(CH2CH2O)mHを示す。一
    般式(1)、(2)及び(3)相互におけるR1、M、n及びmは
    同一でも異なってもよい。) (B)両性界面活性剤
  2. 【請求項2】 両性界面活性剤が、アミドアミノ酸型、
    カルボベタイン型、アミドベタイン型、アミドスルホベ
    タイン型及びスルホベタイン型から選ばれる1種又は2
    種以上の両性界面活性剤である請求項1記載の洗浄剤組
    成物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)及び(2)において、R1が炭素
    数7〜17の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはア
    ルケニル基又はそのようなアルキル基で置換されたフェ
    ニル基であり、R2が水素原子又は炭素数1〜3のアル
    キル基であり、n及びmがそれぞれ1〜10の数である請
    求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分が、一般式(1)で表されるアミド
    エーテルカルボン酸又はその塩及び一般式(2)で表され
    るアミドエーテルを、(1):(2)=95:5〜60:40の重量
    比で固形分中に合計60重量%以上含有し、かつ一般式
    (3)で表されるグリセリン誘導体の含有率が固形分中の
    3重量%以下であるアミドエーテル誘導体混合物である
    請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
  5. 【請求項5】 (A)成分が、一般式(3)で表されるグリセ
    リン誘導体を実質的に含有しないアミドエーテル誘導体
    混合物である請求項4記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 (A)成分が、脂肪酸低級アルコールエス
    テルから合成した脂肪酸アルカノールアミドを原料とす
    るものである請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組
    成物。
  7. 【請求項7】 pHが4〜7である請求項1〜6のいずれ
    かに記載の洗浄剤組成物。
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