JP2878879B2 - 建物の出入り口管理装置 - Google Patents
建物の出入り口管理装置Info
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- Japan
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- tenant
- key
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- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テナントビル
などの保安管理を人に代わってする建物の出入り口管理
装置に関する。
などの保安管理を人に代わってする建物の出入り口管理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のテナントビルでは、空気調和機、
照明機器、エレベータや、防犯用シャッタなどの運用管
理の省力化や省エネルギー化を推進するために、出入り
口管理装置を設置したビルが多くなっている。また、こ
の出入り口管理装置によって、電気機器、設備の保安管
理の外、ビル通用口の人の出入りや、各テナントの鍵な
どの管理が無人でなされている。この種の出入り口管理
装置では、磁気カードが通用口に付設された磁気カード
リーダに挿入されると、各テナントごとに登録された固
有の識別データとの照合が行われ、登録された磁気カー
ドに対してのみ防犯シャッタを兼用する通用扉が開錠開
扉されるようになっている。また、各テナントの鍵を一
括して保管管理するキー収納庫の扉も磁気カードの照合
に基づき開閉され、照合の結果が一致した場合にのみ、
キー収納庫の扉が開いて入居者は自己のテナントキーを
取り出せ、あるいは返却できるようになっている。とこ
ろで、従来の出入り口管理装置では、キー収納庫の中に
はテナントキーを差し込む鎖錠装置が設けられいる。入
居者が、この鎖錠装置から自分のテナントキーを抜き取
ると、空調機、照明機器などの電源が入り、逆に退出す
る時にテナントキーを鎖錠装置に差し込むと、電源が切
れるようになっている。
照明機器、エレベータや、防犯用シャッタなどの運用管
理の省力化や省エネルギー化を推進するために、出入り
口管理装置を設置したビルが多くなっている。また、こ
の出入り口管理装置によって、電気機器、設備の保安管
理の外、ビル通用口の人の出入りや、各テナントの鍵な
どの管理が無人でなされている。この種の出入り口管理
装置では、磁気カードが通用口に付設された磁気カード
リーダに挿入されると、各テナントごとに登録された固
有の識別データとの照合が行われ、登録された磁気カー
ドに対してのみ防犯シャッタを兼用する通用扉が開錠開
扉されるようになっている。また、各テナントの鍵を一
括して保管管理するキー収納庫の扉も磁気カードの照合
に基づき開閉され、照合の結果が一致した場合にのみ、
キー収納庫の扉が開いて入居者は自己のテナントキーを
取り出せ、あるいは返却できるようになっている。とこ
ろで、従来の出入り口管理装置では、キー収納庫の中に
はテナントキーを差し込む鎖錠装置が設けられいる。入
居者が、この鎖錠装置から自分のテナントキーを抜き取
ると、空調機、照明機器などの電源が入り、逆に退出す
る時にテナントキーを鎖錠装置に差し込むと、電源が切
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
建物の出入り口管理装置では、キー収納庫にテナントキ
ーを返却するときに、しばしばキー収納庫の鎖錠装置に
テナントキーを差し込まずにテナントキーを戻しただけ
で各種電気機器の電源が入ったまま退出してしまうこと
がある。また、鎖錠装置と防犯シャッタとが連動してい
るようなものでは、最後の退出者が鎖錠装置に正しくテ
ナントキーを差し込まないで退出してしまうと、防犯シ
ャッタが閉ってしないままの状態に放置されるので、防
犯上問題があった。そこで、本発明の目的は、上記従来
技術の有する問題点を解消し、建物内の電気機器の電源
の切り忘れや、防犯シャッタの閉め忘れを防止して、省
エネルギ、防犯管理の向上を図った建物の出入り口管理
装置を提供することにある。
建物の出入り口管理装置では、キー収納庫にテナントキ
ーを返却するときに、しばしばキー収納庫の鎖錠装置に
テナントキーを差し込まずにテナントキーを戻しただけ
で各種電気機器の電源が入ったまま退出してしまうこと
がある。また、鎖錠装置と防犯シャッタとが連動してい
るようなものでは、最後の退出者が鎖錠装置に正しくテ
ナントキーを差し込まないで退出してしまうと、防犯シ
ャッタが閉ってしないままの状態に放置されるので、防
犯上問題があった。そこで、本発明の目的は、上記従来
技術の有する問題点を解消し、建物内の電気機器の電源
の切り忘れや、防犯シャッタの閉め忘れを防止して、省
エネルギ、防犯管理の向上を図った建物の出入り口管理
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、テナント毎に区画されてテナントキーが
保管されかつ扉に施錠可能であり、両側から下がり勾配
に傾斜する谷になった絶縁性の底面を有する鍵保管箱
と、磁気カードから読み取った識別データと登録された
識別データとを照合し、照合が一致した場合に解錠信号
を通用扉および鍵保管箱に与える制御装置と、上記鍵保
管箱の内部に配設されテナントキーの挿入、抜き取り操
作と電気機器の電源の遮断、投入操作とを連動させる鎖
錠装置と、テナントキーが鍵保管箱の底面に置かれてい
るのみで、かつ上記鎖錠装置に挿入されていない状態
を、上記鍵保管箱の底面に設けた一対の導電性接触片を
テナントキーが電気的に連絡させることで検知する検知
手段と、上記検知手段の検知信号に基づき制御装置の出
力する作動信号により警報を発する警報装置とを具備し
たことを特徴とするものである。
に、本発明は、テナント毎に区画されてテナントキーが
保管されかつ扉に施錠可能であり、両側から下がり勾配
に傾斜する谷になった絶縁性の底面を有する鍵保管箱
と、磁気カードから読み取った識別データと登録された
識別データとを照合し、照合が一致した場合に解錠信号
を通用扉および鍵保管箱に与える制御装置と、上記鍵保
管箱の内部に配設されテナントキーの挿入、抜き取り操
作と電気機器の電源の遮断、投入操作とを連動させる鎖
錠装置と、テナントキーが鍵保管箱の底面に置かれてい
るのみで、かつ上記鎖錠装置に挿入されていない状態
を、上記鍵保管箱の底面に設けた一対の導電性接触片を
テナントキーが電気的に連絡させることで検知する検知
手段と、上記検知手段の検知信号に基づき制御装置の出
力する作動信号により警報を発する警報装置とを具備し
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、退出の際に、テナントキーが
鍵保管箱内に戻しただけで、鎖錠装置に挿入されていな
いと、この状態が検知されて警報装置から警報が発せら
れる。
鍵保管箱内に戻しただけで、鎖錠装置に挿入されていな
いと、この状態が検知されて警報装置から警報が発せら
れる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による建物の出入り口管理装置
の一実施例について添付の図面を参照して説明する。図
1は、本実施例の出入り口管理装置の全体のシステム構
成を示したもので、符号1は、多数のテナントが入居し
た建物の通用口を表している。この通用口1の通用扉2
の傍らには第1の磁気カードリーダ3が設けられてお
り、入居者は、この第1磁気カードリーダ3に磁気カー
ド4を読込ませて通用扉2から出入りするようになって
いる。
の一実施例について添付の図面を参照して説明する。図
1は、本実施例の出入り口管理装置の全体のシステム構
成を示したもので、符号1は、多数のテナントが入居し
た建物の通用口を表している。この通用口1の通用扉2
の傍らには第1の磁気カードリーダ3が設けられてお
り、入居者は、この第1磁気カードリーダ3に磁気カー
ド4を読込ませて通用扉2から出入りするようになって
いる。
【0007】符号5は、このような通用扉2の開閉制御
および第1磁気カードリーダ3で読込んだ磁気カード4
の磁気記録データの照合、および後述する鎖錠装置7等
を集中管理する制御装置であって、この制御装置5は中
央演算処理装置(CPU)5a、シリアルインタフェー
ス(SIF)5b、ディジタル入力装置(DI)5c、
リレー出力装置(RO)5dとを備えている。第1磁気
カードリーダ3にて読み込まれた磁気記録データは中央
演算処理装置5aに与えられ、この中央演算処理装置5
aは、データ照合を行い、照合が一致した場合に、リレ
ー出力装置5dを介して通用扉2の図示しないロック装
置に施錠状態を解除する開錠信号を出力するようになっ
ている。
および第1磁気カードリーダ3で読込んだ磁気カード4
の磁気記録データの照合、および後述する鎖錠装置7等
を集中管理する制御装置であって、この制御装置5は中
央演算処理装置(CPU)5a、シリアルインタフェー
ス(SIF)5b、ディジタル入力装置(DI)5c、
リレー出力装置(RO)5dとを備えている。第1磁気
カードリーダ3にて読み込まれた磁気記録データは中央
演算処理装置5aに与えられ、この中央演算処理装置5
aは、データ照合を行い、照合が一致した場合に、リレ
ー出力装置5dを介して通用扉2の図示しないロック装
置に施錠状態を解除する開錠信号を出力するようになっ
ている。
【0008】符号7は、この建物のテナント全体として
テナントキーを一括して保管する鍵保管箱としてのキー
ボックスであり、このキーボックス7は、図2に示すよ
うに、テナントが自己のテナントキー8を収納保管する
ためのキー収納庫9が格子状をなす仕切り板10を介し
て区画されて設けられている。それぞれキー収納庫9に
は、開閉扉11が回動自在に取り付けられている(図3
参照)。また、このキーボックス7には、第2の磁気カ
ードリーダ12が付設されており、この第2磁気カード
リーダ12にて読み取られた磁気カード4の磁気記録デ
ータは、シリアルインタフェース5bを介して中央演算
処理装置5aに入力され、この中央演算処理装置5aは
磁気記録データを照合して当該磁気カード4の登録の正
否を判断し、登録の照合が一致すると、開閉扉11の図
示しないロック装置を開錠する信号を出力する。
テナントキーを一括して保管する鍵保管箱としてのキー
ボックスであり、このキーボックス7は、図2に示すよ
うに、テナントが自己のテナントキー8を収納保管する
ためのキー収納庫9が格子状をなす仕切り板10を介し
て区画されて設けられている。それぞれキー収納庫9に
は、開閉扉11が回動自在に取り付けられている(図3
参照)。また、このキーボックス7には、第2の磁気カ
ードリーダ12が付設されており、この第2磁気カード
リーダ12にて読み取られた磁気カード4の磁気記録デ
ータは、シリアルインタフェース5bを介して中央演算
処理装置5aに入力され、この中央演算処理装置5aは
磁気記録データを照合して当該磁気カード4の登録の正
否を判断し、登録の照合が一致すると、開閉扉11の図
示しないロック装置を開錠する信号を出力する。
【0009】さらに、図3および図4において、このよ
うなキー収納庫9の内部には、鎖錠装置13と、テナン
トキー8が上記鎖錠装置13に挿入されていない状態を
検知する検知手段が構成されており、この実施例では、
検知手段は、両側から下がり勾配に傾斜した絶縁性の底
面14a、14bにそれぞれ貼設された銅板などの導電
性部材からなる接触片15a、15bと、これら両接触
片15a、15bの間を連絡する回路に組み込まれるソ
レノイド16と、このソレノイド16と連動する常開接
点16aとから構成されている。このように構成される
検知手段の出力信号は中央演算処理装置5aに与えら
れ、中央演算処理装置5aは、テナントキー8が鎖錠装
置13に挿入されていないことに注意を喚起するため、
所定の音声によるメッセージを発生させる作動指令信号
を警報装置としての音声発生装置17に出力する。この
実施例では、中央演算処理装置5aは、テナントキー8
が挿入されていない検知信号を得てから図示しないタイ
マを始動させて一定時間経過するの待って音声発生装置
17に作動信号を出力するようになっている。
うなキー収納庫9の内部には、鎖錠装置13と、テナン
トキー8が上記鎖錠装置13に挿入されていない状態を
検知する検知手段が構成されており、この実施例では、
検知手段は、両側から下がり勾配に傾斜した絶縁性の底
面14a、14bにそれぞれ貼設された銅板などの導電
性部材からなる接触片15a、15bと、これら両接触
片15a、15bの間を連絡する回路に組み込まれるソ
レノイド16と、このソレノイド16と連動する常開接
点16aとから構成されている。このように構成される
検知手段の出力信号は中央演算処理装置5aに与えら
れ、中央演算処理装置5aは、テナントキー8が鎖錠装
置13に挿入されていないことに注意を喚起するため、
所定の音声によるメッセージを発生させる作動指令信号
を警報装置としての音声発生装置17に出力する。この
実施例では、中央演算処理装置5aは、テナントキー8
が挿入されていない検知信号を得てから図示しないタイ
マを始動させて一定時間経過するの待って音声発生装置
17に作動信号を出力するようになっている。
【0010】また、図1および図4に示されるように、
鎖錠装置13は、接点18と連動するように構成されて
おり、鎖錠装置13にテナントキー8が挿入されたとき
には、接点18がOFFとなってそのOFF信号に基づ
き中央演算処理装置5aを介しリレー出力装置5dがマ
グネットコイル19を消磁する結果、建物内の電気機器
20の電源が落ち、逆に、鎖錠装置13からテナントキ
ー8が引き抜かれたときに接点18がONになって電気
機器20の電源が投入されるようになっている。なお、
電気機器20は、空気調和機20a、照明器具20b、
エレベータ20c、防犯シャッタ20dなどからなって
いる。これら空気調和機20a、照明器具20b、エレ
ベータ20c、防犯シャッタ20dの運転状態に係る情
報はテジタル入力装置5cを介して中央演算処理装置5
aに入力され、必要に応じてプリンタ21に電気機器の
運転情報をシリアルインタフェース(SIF)5bを介
して出力され、運転状態を記録することができるように
なっている。
鎖錠装置13は、接点18と連動するように構成されて
おり、鎖錠装置13にテナントキー8が挿入されたとき
には、接点18がOFFとなってそのOFF信号に基づ
き中央演算処理装置5aを介しリレー出力装置5dがマ
グネットコイル19を消磁する結果、建物内の電気機器
20の電源が落ち、逆に、鎖錠装置13からテナントキ
ー8が引き抜かれたときに接点18がONになって電気
機器20の電源が投入されるようになっている。なお、
電気機器20は、空気調和機20a、照明器具20b、
エレベータ20c、防犯シャッタ20dなどからなって
いる。これら空気調和機20a、照明器具20b、エレ
ベータ20c、防犯シャッタ20dの運転状態に係る情
報はテジタル入力装置5cを介して中央演算処理装置5
aに入力され、必要に応じてプリンタ21に電気機器の
運転情報をシリアルインタフェース(SIF)5bを介
して出力され、運転状態を記録することができるように
なっている。
【0011】次に、図5、図6の中央演算処理装置5a
の動作のフローチャートに従って、本実施例の作用につ
いて説明する。図5は、入居者が建物に入るときの中央
演算処理装置5aの動作のフローチャートである。ま
ず、ステップ101で、通用口1の第1磁気カードリー
ダ3に入居者によって磁気カード4が挿入されると、こ
の磁気カード4から識別データを読み取る。続くステッ
プ101で、読み取った磁気カード4の識別データと、
予め登録されている識別データとを照合し、照合が一致
するとステップ103に進んで、通用扉2に解錠指令信
号を出力する。これによって、通用扉2の図示しないロ
ックが解錠され、入居者は通用扉2を開けて入館が可能
となる。なお、照合が一致しない場合(ステップ10
4)には、例えば、音声発生装置17に対して警報を発
する作動信号が出力され、また、これと同時に非登録者
が入館しようとした事実、時刻等をプリンタ21に出力
するなどのエラー処理を実行する。
の動作のフローチャートに従って、本実施例の作用につ
いて説明する。図5は、入居者が建物に入るときの中央
演算処理装置5aの動作のフローチャートである。ま
ず、ステップ101で、通用口1の第1磁気カードリー
ダ3に入居者によって磁気カード4が挿入されると、こ
の磁気カード4から識別データを読み取る。続くステッ
プ101で、読み取った磁気カード4の識別データと、
予め登録されている識別データとを照合し、照合が一致
するとステップ103に進んで、通用扉2に解錠指令信
号を出力する。これによって、通用扉2の図示しないロ
ックが解錠され、入居者は通用扉2を開けて入館が可能
となる。なお、照合が一致しない場合(ステップ10
4)には、例えば、音声発生装置17に対して警報を発
する作動信号が出力され、また、これと同時に非登録者
が入館しようとした事実、時刻等をプリンタ21に出力
するなどのエラー処理を実行する。
【0012】次に、以上のようにして入館した入居者が
キーボックス7からテナントキー8を取り出すために、
第2磁気カードリーダ12に磁気カード4を挿入する
と、この磁気カード4の識別データを読み込み(ステッ
プ105)、再度識別データと登録データとの照合を行
う(ステップ106)。照合が一致すれば、ステップ1
07に進み、キーボックス7の扉11の解錠信号を出力
し、この結果、扉11の図示しないロックが解錠され、
入居者は扉11を開けて鎖錠装置13からテナントキー
を抜き取ることができる(ステップ109)。このテナ
ントキー8の抜き取りにより、接点18がONとなりそ
のON信号に基づき中央演算処理装置5aは、リレー出
力装置5dを介してマグネットコイル19を励磁するの
で、図示しない電源側の開閉器が閉じ、まず、当該テナ
ントの空調機20a、照明20b、防犯シャッタ20d
が電源と通電する(ステップ110、111)。なお、
エレベータ20cについては、鎖錠装置13からのON
信号に基づき、最初の入館者か否かを判断し(ステップ
112)、テナントキー8を取り出したのが、最初の入
館者であれば、ステップ113に進み、まず、エレベー
タ20cの電源を入れ、その者のテナントの属する階に
ついて、停止階ロックを解除する指令を与え、それ以降
の入館者であれば、その入館者のテナントの属する階の
停止階ロックを解除する指令を与える(ステップ11
4)。
キーボックス7からテナントキー8を取り出すために、
第2磁気カードリーダ12に磁気カード4を挿入する
と、この磁気カード4の識別データを読み込み(ステッ
プ105)、再度識別データと登録データとの照合を行
う(ステップ106)。照合が一致すれば、ステップ1
07に進み、キーボックス7の扉11の解錠信号を出力
し、この結果、扉11の図示しないロックが解錠され、
入居者は扉11を開けて鎖錠装置13からテナントキー
を抜き取ることができる(ステップ109)。このテナ
ントキー8の抜き取りにより、接点18がONとなりそ
のON信号に基づき中央演算処理装置5aは、リレー出
力装置5dを介してマグネットコイル19を励磁するの
で、図示しない電源側の開閉器が閉じ、まず、当該テナ
ントの空調機20a、照明20b、防犯シャッタ20d
が電源と通電する(ステップ110、111)。なお、
エレベータ20cについては、鎖錠装置13からのON
信号に基づき、最初の入館者か否かを判断し(ステップ
112)、テナントキー8を取り出したのが、最初の入
館者であれば、ステップ113に進み、まず、エレベー
タ20cの電源を入れ、その者のテナントの属する階に
ついて、停止階ロックを解除する指令を与え、それ以降
の入館者であれば、その入館者のテナントの属する階の
停止階ロックを解除する指令を与える(ステップ11
4)。
【0013】次に、図6のフローチャートに従って、入
居者が建物から出るときの中央演算処理装置5aの動作
について説明する。まず、ステップ120で、キーボッ
クス7にテナントキー8を返却するために、入居者が第
2磁気カードリーダ12に磁気カード4を挿入すると、
その識別データを読取り、識別データと登録データとの
照合を行う(ステップ121)。照合が一致した場合
は、ステップ122進んで、キーボックス7の扉11の
解錠信号を出力する。次いで、入居者が、扉11を開け
て鎖錠装置13にテナントキーを挿入すると、接点18
がOFFとなってそのOFF信号に基づき、ステップ1
25、127に進み、リレー出力装置5dを介して空調
機20a、照明器具20bの電源を切るOFF信号を出
力し、これによりマグネットコイル19が消磁され、図
示しない電源側の開閉器が閉じこれらの電源との通電が
絶たれる。
居者が建物から出るときの中央演算処理装置5aの動作
について説明する。まず、ステップ120で、キーボッ
クス7にテナントキー8を返却するために、入居者が第
2磁気カードリーダ12に磁気カード4を挿入すると、
その識別データを読取り、識別データと登録データとの
照合を行う(ステップ121)。照合が一致した場合
は、ステップ122進んで、キーボックス7の扉11の
解錠信号を出力する。次いで、入居者が、扉11を開け
て鎖錠装置13にテナントキーを挿入すると、接点18
がOFFとなってそのOFF信号に基づき、ステップ1
25、127に進み、リレー出力装置5dを介して空調
機20a、照明器具20bの電源を切るOFF信号を出
力し、これによりマグネットコイル19が消磁され、図
示しない電源側の開閉器が閉じこれらの電源との通電が
絶たれる。
【0014】一方、テナントキー8が鎖錠装置13に挿
入されずに、図3において、キー収納庫9の中に置いた
だけの場合は(ステップ126)、テナントキー8が接
触片15a、15bを電気的に連絡するので、この回路
に電流が流れる。その結果、コイル16が励磁されるの
で、接点16aはONになる。このON信号に基づき中
央演算処理装置5aは、音声発生装置17に作動信号を
与え、この音声発生装置17から発せられる、例えば、
「テナントキーが正しく返却されていません。」などの
音声警報により、入居者は注意を喚起される。従って、
入居者は、テナントキー8を返却するときに、鎖錠装置
13にテナントキーを必ず挿入するようになるので、上
述したステップ124、125、127の処理によっ
て、空調機20a、照明器具20bの電源切り忘れが事
前に防止されることになる。
入されずに、図3において、キー収納庫9の中に置いた
だけの場合は(ステップ126)、テナントキー8が接
触片15a、15bを電気的に連絡するので、この回路
に電流が流れる。その結果、コイル16が励磁されるの
で、接点16aはONになる。このON信号に基づき中
央演算処理装置5aは、音声発生装置17に作動信号を
与え、この音声発生装置17から発せられる、例えば、
「テナントキーが正しく返却されていません。」などの
音声警報により、入居者は注意を喚起される。従って、
入居者は、テナントキー8を返却するときに、鎖錠装置
13にテナントキーを必ず挿入するようになるので、上
述したステップ124、125、127の処理によっ
て、空調機20a、照明器具20bの電源切り忘れが事
前に防止されることになる。
【0015】エレベータ20c、防犯シャッタ20dに
ついても、以下の処理により、確実に退出の際の電源が
落ちるようになる。すなわち、ステップ128で、鎖錠
装置13からのON信号に基づき、例えば2階のテナン
トのテナントキーが全部返却されたかどうかを判別し、
その階のテナントキーが全部返却されたときは、ステッ
プ129で当該階についてエレベータの停止階ロックを
かける。また、ステップ130では、同様にして建物の
全テナントのテナントキーが返却されたかどうかを判別
し、全部返却された場合は、ステップ131、ステップ
132でエレベータ20cを停止されるとともに、防犯
シャッタ20dを所定時間経過後に閉鎖させる。
ついても、以下の処理により、確実に退出の際の電源が
落ちるようになる。すなわち、ステップ128で、鎖錠
装置13からのON信号に基づき、例えば2階のテナン
トのテナントキーが全部返却されたかどうかを判別し、
その階のテナントキーが全部返却されたときは、ステッ
プ129で当該階についてエレベータの停止階ロックを
かける。また、ステップ130では、同様にして建物の
全テナントのテナントキーが返却されたかどうかを判別
し、全部返却された場合は、ステップ131、ステップ
132でエレベータ20cを停止されるとともに、防犯
シャッタ20dを所定時間経過後に閉鎖させる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、テナント毎に区画されてテナントキーが保管
されかつ扉に施錠可能であり、両側から下がり勾配に傾
斜する谷になった絶縁性の底面を有する鍵保管箱と、磁
気カードから読み取った識別データと登録された識別デ
ータとを照合し、照合が一致した場合に解錠信号を通用
扉および鍵保管箱に与える制御装置と、上記鍵保管箱の
内部に配設されテナントキーの挿入、抜き取り操作と電
気機器の電源の遮断、投入操作とを連動させる鎖錠装置
と、テナントキーが鍵保管箱の底面に置かれているのみ
で、かつ上記鎖錠装置に挿入されていない状態を、上記
鍵保管箱の底面に設けた一対の導電性接触片をテナント
キーが電気的に連絡させることで検知する検知手段と、
上記検知手段の検知信号に基づき制御装置の出力する作
動信号により警報を発する警報装置が設けられているの
で、鎖錠装置にテナントキーを差し込まずに置いただけ
で退出するようなことが未然に防止され、従って、建物
内の電気機器の電源の切り忘れや、防犯シャッタの切り
忘れを防止して、省エネルギ、防犯管理の向上を図るこ
とができる。
によれば、テナント毎に区画されてテナントキーが保管
されかつ扉に施錠可能であり、両側から下がり勾配に傾
斜する谷になった絶縁性の底面を有する鍵保管箱と、磁
気カードから読み取った識別データと登録された識別デ
ータとを照合し、照合が一致した場合に解錠信号を通用
扉および鍵保管箱に与える制御装置と、上記鍵保管箱の
内部に配設されテナントキーの挿入、抜き取り操作と電
気機器の電源の遮断、投入操作とを連動させる鎖錠装置
と、テナントキーが鍵保管箱の底面に置かれているのみ
で、かつ上記鎖錠装置に挿入されていない状態を、上記
鍵保管箱の底面に設けた一対の導電性接触片をテナント
キーが電気的に連絡させることで検知する検知手段と、
上記検知手段の検知信号に基づき制御装置の出力する作
動信号により警報を発する警報装置が設けられているの
で、鎖錠装置にテナントキーを差し込まずに置いただけ
で退出するようなことが未然に防止され、従って、建物
内の電気機器の電源の切り忘れや、防犯シャッタの切り
忘れを防止して、省エネルギ、防犯管理の向上を図るこ
とができる。
【図1】本発明による建物の出入り口管理装置の一実施
例のシステム全体構成図。
例のシステム全体構成図。
【図2】建物の出入り口管理装置を構成する鍵保管箱の
斜視図。
斜視図。
【図3】鍵保管箱に区画される鍵収納庫の斜視図。
【図4】鍵収納庫の内部構成を示した説明図。
【図5】入館時の制御装置の動作を示した処理の流れ
図。
図。
【図6】退出時の制御装置の動作を示した処理の流れ図
1 通用口 2 通用扉 3 磁気カードリーダ 4 磁気カード 5 制御装置 7 鍵保管箱 8 テナントキー 13 鎖錠装置 15a、b 接触片 17 音声発生装置
Claims (1)
- 【請求項1】磁気カードリーダにより磁気カードを読み
取らせテナント毎に固有の識別データの照合結果に基づ
き通用扉の解、施錠および建物内の電気機器の電源の投
入、遮断が自動操作される建物の出入り口管理装置にお
いて、 テナント毎に区画されてテナントキーが保管されかつ扉
に施錠可能であり、両側から下がり勾配に傾斜する谷に
なった絶縁性の底面を有する鍵保管箱と、 磁気カードから読み取った識別データと登録された識別
データとを照合し、照合が一致した場合に解錠信号を通
用扉および鍵保管箱に与える制御装置と、 上記鍵保管箱の内部に配設されテナントキーの挿入、抜
き取り操作と電気機器の電源の遮断、投入操作とを連動
させる鎖錠装置と、 テナントキーが鍵保管箱の底面に置かれているのみで、
かつ上記鎖錠装置に挿入されていない状態を、上記鍵保
管箱の底面に設けた一対の導電性接触片をテナントキー
が電気的に連絡させることで検知する検知手段と、 上記検知手段の検知信号に基づき制御装置の出力する作
動信号により警報を発する警報装置とを具備したことを
特徴とする建物の出入り口管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27572991A JP2878879B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 建物の出入り口管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27572991A JP2878879B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 建物の出入り口管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05113065A JPH05113065A (ja) | 1993-05-07 |
JP2878879B2 true JP2878879B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=17559572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27572991A Expired - Fee Related JP2878879B2 (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 建物の出入り口管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878879B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP27572991A patent/JP2878879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05113065A (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |