JP2878277B2 - 透過原稿作成用被熱転写シート - Google Patents

透過原稿作成用被熱転写シート

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーバーヘッドプロジェクターなどの各種
の投影装置で投影する際に用いる透過原稿(透明陽画お
よび透明陰画の意味、あるいはトランスペアレンシーと
も言う)を熱転写シートと組み合わせて作成するための
被熱転写シートの関するものである。 〔従来の技術〕 熱転写シートと被熱転写シートとを組み合わせ、サー
マルヘッドなどの点状加熱手段により加熱して、被熱転
写シート上の被熱転写層(受容層)に所望の文字や画像
を転写する方法が利用されている。 被熱転写シートとしては、用途に合わせた種々の型式
のものがあるが、本発明のような透過原稿作成用被熱転
写シートは、投影できるようにするため、その基材シー
トおよび被熱転写層としては透明なものが用いられ、更
に、転写を行なう熱転写プリンター内でのシートの検知
を容易にするため、不透明な支持体シートを透明基材シ
ートの下面に仮接着した構造となっている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の従来の透過原稿作成用被熱転写シートを所定の
寸法に裁断して準備したものは、一旦重ねられ、一枚ず
つ取り出して移動させ、熱転写機構に送られるが、透過
原稿作成用被熱転写シートを重ねておくと、相互に密着
するために一枚のシートを取り出そうとしても、2枚も
しくはそれ以上の枚数のシートが一度に取り出されてし
まい、トラブルとなる。特に、このようなトラブルは自
動給紙装置を備えた機器においては、紙詰まりや、熱転
写ヘッドの損傷の原因となりやすく深刻な問題である。 透過原稿作成用被熱転写シートの相互の密着を防止す
るためにシートに帯電防止処理を施すことも考えられた
が、帯電防止処理を行なうと若干の効果をもたらすもの
の、トラブルの解消を完全には行なえなかった。 従って、本発明において解決すべき問題点は従来の透
過原稿作成用被熱転写シートを重ねておき、そこから、
一枚ずつ取り出そうとする際に、2枚もしくはそれ以上
が一緒に付着して同様に供給される点にある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明においては、従来の透過原稿作成用被熱転写シ
ートの構造に加えて、その裏面に、更に、滑性層を設け
ることにり、上記の従来の透過原稿作成用被熱転写シー
トの持つ問題点を解決することを可能にした。 即ち、本発明の透過原稿作成用被熱転写シートは、透
明基材シートの上面には、加熱時に熱転写シートから移
行する染料を受容する樹脂からなり、シリコーンオイ
ル、またはフッ素系あるいはリン酸エステル系界面活性
剤により離型性を確保した透明受容層が設けられ、前記
透明基材シートの下面には弱粘着剤層を介して支持体シ
ートが貼り付けられていて、更に前記支持体シートの下
面にはメタクリレート樹脂もしくはアクリレート樹脂、
又はビニル系樹脂から選ばれた合成樹脂ワックスもしく
は無機質充填剤からなる減摩剤とからなる滑性層が設け
られ、前記透明基材シートと前記支持体シートを剥離す
る際に、前記弱粘着剤層が前記支持体シート側にのみ付
着して残ることを特徴とするものである。 〔作用〕 本発明においては、滑性層を設けたことにより、透過
原稿作成用被熱転写シートを重ねた際に密着したとして
も、相互に滑りやすいため、一枚のシートを取り出した
際に他のシートを伴なうことがない。 〔実施例〕 以下、図面を参照しながら、本発明を更に詳細に説明
する。 第1図〜第3図は本発明の透過原稿作成用被熱転写シ
ートの実施例を示すものである。 第1図に示した透過原稿作成用被熱転写シートは、透
明基材シート1の上面に透明受容層2が設けられ、下面
には粘着剤層3を介して支持体シート4が貼り合わさ
れ、支持体シートの下面には、更に、滑性層5が設られ
た構造を有している。 第2図に示した透過原稿作成用被熱転写シートは、第
1図に示した構造に加えて、受容層の上面に帯電防止層
6を設けたものである。帯電防止層6を設ける位置は、
受容層の上面でなくて、滑性層5の下面でもよく、ま
た、これらの両方でも良い。 第3図に示した透過原稿作成用被熱転写シートは、第
1図に示した構造に加えて透明中間層7を、透明基材シ
ート1と透明受容層2の間に設けたものである。 本発明の透過原稿作成用被熱転写シートの各部分の材
質は次のとおりである。 (透明基材シート) 透明基材シート1は、透明で、剛性があり、熱転写時
や投影の熱に耐えるものである限りどんなものでもよ
い。ポリエチレンテレフタレートフィルムが最も好まし
いが、硬質塩化ビニル、アクリル、塩化ビニリデン、ポ
リオレフィン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、など樹
脂のフィルムも使用できる。 厚みは、25μm〜125μmが好ましく、画像濃度を高
くするためには特に、25μm〜75μmとするのがよい。 (透明受容層) 透明受容層は、加熱時に熱転写シートから移行する染
料を受容する性質を持つ樹脂を主成分とするものであ
る。 使用できる樹脂としては、飽和ポリエステル樹脂、ポ
リアクリル酸エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化
ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、などがある。 透明受容層を設けるには、これらの溶剤に溶解して塗
料とし、通常の塗布方法もしくは印刷方法により透明基
材シート上に塗布・乾燥させる。 透明受容層には、熱転写時の熱転写シートとの離型性
を確保するため、離型剤を含有させてもよい。離型剤と
しては、シリコーンオイル、界面滑性剤でフッ素系ある
いはリン酸エステル系のもの、がある。特に、シリコー
ンオイルのうち、エポキシ変性シリコーンとアミノ変性
シリコーンとの反応硬化物が適している。 離型剤は透明受容層形成時に塗料中に混合して含有さ
せるか、もしくは、別に透明受容層の上に塗布すること
によって適用する。 透明受容層2の厚みは、オーバーヘッドプロジェクタ
ー用に適した高い透明性を得るためには、0.1μm〜5
μmがよい。透明受容層が離型剤を含有する場合は、透
明受容層の厚みは0.1μm〜5μm、より好ましいの
は、0.1μm〜3μmである。 (透明中間層) 透明中間層7は、熱転写時の熱転写層のクッション性
を向上させて、画像濃度・感度を向上させるものである
が、透明性の高い樹脂で透明中間層7を設けることによ
り上層の受容層2の厚みを薄くすることができ、受容層
2の存在による透過原稿作成用被熱転写シートの透明性
の低下を最小限にとどめることができる。また、透明中
間層はガラス転位温度が60℃以下の樹脂で形成するのよ
い。 透明中間層を形成するための樹脂の具体例は飽和ポリ
エステル、ポリウレタン、アクリル酸エステルなどであ
る。これらの樹脂を使用しての透明中間層の形成方法は
透明受容層の場合と同じであり、形成した透明中間層の
厚みは、3μm〜10μmがよい。 透明中間層を、上記のように、合計樹脂の溶剤溶液を
用いて形成する替わりに、水溶性樹脂である、ポリア
クリルアマイド、カルボキシル基を有する樹脂、例え
ば、カルボキシル含有ポリエチレン、ポリ酢酸ビニルな
ど、もしくはセルロース樹脂、などを用い、それらの
樹脂の水溶液を用いるか、又は、ポリアクリル酸エステ
ル類、エチレン/酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、
ポリエステル、などの水性エマルジョンを用いて形成し
てもよく、水溶液と水性エマルジョンとを混合したもの
を用いて形成してもよい。 (支持体シート) 本発明の透過原稿作成用被熱転写シートの裏面には、
支持体シート4が、後に剥離できるように貼り付けてあ
り、熱転写後、投影に先立って、その支持体は剥離され
る。 具体的には、合成紙、セルロース繊維紙(合成紙との
区別のための語、あるいは天然紙とも言う)、合成樹脂
シート、などが支持体シートとして使用される。 合成紙として、ポリオレフィン樹脂に充填剤を添加し
て押出し後に延伸したタイプのも、各種のシート、例え
ば、ポリオレフィン、ポリスチレン、もしくはポリエス
テルなどのシートに充填剤を含有する塗料を塗布したタ
イプのもの、などがある。 また、セルロース繊維紙としては、上質紙、コート
紙、アート紙、キャストコート紙、合成樹脂もしくはゴ
ムを含浸、塗工、もしくは内添した加工紙、などがあ
る。 合成樹脂シートとしては、クレー、炭酸カルシウム、
酸化チタン、などの充填剤を添加して押出したシート、
あるいは、この押出しを上質紙などの表面に行なったラ
ミネート体、あるいは、表面にサンドブラスト法もしく
はエンボス法などにより、微細な凹凸を形成したものが
ある。 支持体シート4は原則的には、透明でも不透明でもよ
いが、不透明である方が、熱転写を行なう機器内でのシ
ート検知を容易にし、好ましい。容易になる理由は、多
くの場合、検知が光学的な方法で行なわれることによ
る。 なお、支持体シート4には、透過原稿作成用被熱転写
シートのグレード、向き、表裏、大きさなどを、熱転写
を行なう機器が検知できるよう、適宜な検知用マークを
形成しても良い。 (粘着剤層) 粘着剤層3は、支持体シート4を透明基材シートの裏
面に、剥離可能に貼り付けるためのものである。粘着剤
層の粘着剤は、透明基材シート側には比較的弱く接着す
る弱粘着剤であり、支持体シートを剥がした際には、支
持体シート側にのみ付着して残るものである。 弱粘着剤としては、通常の粘着剤に無機粒子を練込ん
だもの、粘着剤層を剥がすべき相手(具体的には透明基
材シート)に対して粘着力の弱い物性の粘着剤、通常の
粘着剤に離型剤を混合して離型剤を不要したもの、など
があり、原料となる通常の粘着剤として、ポリアクリル
酸エステル、アクリル系共重合体、天然ゴム、合成ゴ
ム、石油樹脂、ブロック共重合体であるSISやSBRなど、
がある。保存性の観点からは、アクリル系樹脂のエマル
ジョンタイプの接着剤も好ましい。 粘着剤には、必要に応じ、粘着補強剤、可塑剤、充填
剤、などを混合してもよい。 粘着剤層3は、透明基材シート1と支持体シート4の
間に、全面に塗布することにより形成してもよく、弱粘
着剤を使用する場合に適している。あるいは、透明基材
シート1と支持体シート4の間に、第4図(ア)〜
(カ)に示すように、パターン状に塗布することにより
形成してもよく、この場合は、弱粘着剤を使用する場合
だけでなく、通常の粘着剤を使用する場合にも適してお
り、塗布面積が少なくなるので、その分、接着力が減少
する。 粘着剤層の厚みは0.1μm〜10μmが好ましい。 (滑性層) 滑性層5は、透明原稿作成用被熱転写シートを一枚ず
つ取り出すことを容易にするために設けるものである。
滑性層は種々の材質で形成できるが、代表的なものは、
重ねた際に接する相手との間で滑りやすい、言い換えれ
ば、静止摩擦係数の小さい材質からなる。 このように静止摩擦係数の小さいものとしては、メチ
ルメタクリレートなどのメタクリレート樹脂もしくはそ
の対応アクリレート樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体樹脂、などのビニル系樹脂で例示される合成樹脂が
ある。 理由は必ずしも明らかではないが、滑性層5を設ける
と、シートどうしの摩擦が小さくなるためか、帯電しに
くくなるので、帯電防止処理の程度を軽度にすることが
でき、例えば、透過原稿作成用被熱転写シートの裏面の
みの帯電防止処理でもシート全体の帯電防止が可能にな
る利点も生じる。 滑性層5は、上記した樹脂のみで形成してもよいが、
減摩剤である、ワックス類、もしくは無機充填剤、
を添加してもよい。 上記のワックス類としては、合成ワックス、具体的
には、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュ
ワックス、モンタンワックス誘導体、パラフィンワック
ス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体、硬化
ひまし油およびその誘導体、ヒドロキシテステアリン
酸、ステアリン酸アミド、無水フタル酸アミド、もしく
は、塩素化炭化水素、など、天然ワックス、具体的に
は、キャンデリラワックス、カルナバワックス、ライス
ワックス、木ろう、ホホバ油、蜜ろう、ラノリン、鯨ろ
う、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラ
フィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペト
ラタム、など、リン酸エステル類、または、シリコー
ン、などがある。 また、上記の無機充填剤としては、シリカ、タル
ク、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、活性白
土、ゼオライト、などがある。 活性層への減摩剤の添加量は、樹脂100重量部に対
し、0.5〜50重量部とすることができるが、より好まし
いのは、1〜15重量部である。また、減摩剤の粒径、特
に、無機質充填剤の粒径は、1μm〜30μm、より好ま
しくは、4μm〜10μmである。減摩剤を適用したいと
きは、減摩剤を滑性層を形成するための塗料中に添加す
る方法か、もしくは、滑性層を形成した後に、滑性層上
に適用してもよい。 (帯電防止) 帯電防止処理には、原則的には透過原稿作成用被熱転
写シートの各層のうち、どこかに施してあればよく、ま
た、帯電防止処理の方法も種々ありうるが、好ましく
は、受容層2の上面、もしくは滑性層5の裏面、のいず
れか少なくとも一方の面に界面活性剤を適用することに
よりなわれている。 界面活性剤としては、例えば、陽イオン型界面活性
剤、例えば、陽イオン型界面活性剤、(例えば、第4級
アンモニウム塩、ポリアミン誘導体、など)、隠イオン
界面活性剤(例えばアルキルホスフェート、両性イオン
界面活性剤もしくは非イオン型界面活性剤、もしくは、
ポリシロキサン系のものがある。 帯電防止層の形成は、上記の帯電防止剤を溶剤で希釈
し、リバースロールコーティング、グラビアコーティン
グ、もしくは、ワイヤーバーコーティング、などの手段
で塗布するか、スプレイすることにより適用する。勿
論、滑性層や受容層を形成する際に、形成用の塗料中に
帯電防止剤を添加しておき、塗布する方法によることも
できる。 (ハーフカット) 本発明の透過原稿作成用被熱転写シートは、支持体シ
ートの剥離のきっかけを作るため、第5図(ア)〜
(カ)に示すようにハーフカットを施しておくとよい。
図中、線11は、その線に沿ってカットしたことを示す。
なお、この場合のハーフカットは、支持体シートのみ
を、その厚み全体にわたってカットすることを意味する
(ハーフは本発明の透過原稿作成用被熱転写水シートの
全体の厚みの一部であることを示す)。逆に、透過原稿
作成用被熱転写シートから支持体シートを除いた部分全
体をカットしてもよいが、(カ)に示すように形にカッ
トするときは、事実上、支持体シートのカットに限る。 〔効果〕 本発明の透過原稿作成用被熱転写シートは、以上に説
明した構造を有しているので、透過原稿作成用被熱転写
シートを重ねて、シートどうしが密着しても、シートの
裏面の滑性層の存在により、シートどうしが容易に滑る
ので、一枚取り出そうして隣接する他のシートが一緒に
取り出されることがない。 以下、本発明をより具体的に示す実施例を挙げる。 〔実施例1〕 透明基材シートとして、厚み100μmの無色透明ポリ
エチレンテレフレートフィルム(東レ(株)製、T−PE
T)を準備し、フィルムの表面に、下記組成の透明受容
性形成用組成物を用いてワイヤーバーコーティングによ
り、乾燥時の厚みが4μmとなるように塗布して仮乾燥
後、100℃のオーブン中で30分間乾燥させて、透明受容
層を形成した。 受容層形成用組成物 ポリエステル樹脂 ……15重量部 (東洋紡(株)製、バイロン200) トルエン ……30重量部 メチルエチルケトン ……30重量部 アミノ変性シリコーン ……5重量部 (信越シリコーン(株)製、KF−393) エポキシ変性シリコーン ……5重量部 (信越シリコーン(株)製、X−22−343) 上記とは別に支持体シートとして、厚み50μmの白色
ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、
E−20)を準備し、この表面に下記の組成の活性層形成
用組成物を用いてワイヤーバーコーティングにより、乾
燥時塗布量が1g/m2の滑性層を設けた。 滑性層形成用組成物 アクリル樹脂 ……15重量部 (三菱レイヨン(株)製、BR−85) マイクロシリカ ……0.5重量部 (富士デビソン化学(製)、サイロイド162、粒径10μ
m) メチルエチルケトン ……74.5重量部 白色ポリエチレンテレフタレートフィルムの滑性層を
設けたのとは反対側の面に、弱粘着剤(積水化学(株)
製、セキスイエスダインAE−206)をワイヤーバーコー
ティングにより乾燥時塗布量が3g/m2となるように塗布
した。 上記で得られた、表側の面に透明受容層を設けたポリ
エチレンテレフレートフィルムの裏側の面と、滑性層を
設けた白色ポリエチレンテレフタレートフィルムの反対
面とが合うようにして両シートを重ね合わせて貼り合わ
せ、本発明の透過原稿作成用被熱転写シートを得た。 得られた透過原稿作成用被熱転写シートを、10.0cm×
13.0cmのサイズにカットし、100枚のシートを、いずれ
も受容層が上を向くようにして重ね合わせ、感熱プリン
ター内に備えた自動給紙装置により給紙を行なったとこ
ろ、100枚のシートのいずれも一枚ずつ取り出され、ま
た、その他の搬送上のトラブルもなかった。 同じ、寸法の透過原稿作成用被熱転写シートを同様に
100枚重ね、2.5Kgの荷重をかけ、60℃の恒温槽内に72時
間放置しても、ブロッキング現象は認められず、かつ、
放置後の画像の形成に問題がなかったので、保存上の安
定性にも問題がないことが確かめられた。 〔実施例2〕 滑性層形成用組成物として、下記のものを用い、その
ほかは、実施例1と同様にした。 滑性層形成用組成物 アクリル樹脂 ……15重量部 (三菱レイヨン(株)製、BR−85) ポリエチレンワックス ……0.5重量部 (デュラ製、MF8F) メチルエチルケトン ……74.5重量部 得られた透過原稿作成用被熱転写シートは実施例1で
得られたものと同様の性能を示した。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図は本発明の透過原稿作成用被熱転写シー
トの構造を示す断面図、第4図は粘着剤層を設けるとき
のパターンを示す平面図、第5図はハーフカットの平面
形状を示す平面図である。 1……透明基材シート 2……受容層 3……粘着剤層 4……支持体シート 5……滑性層 6……帯電防止層 7……中間層 11……ハーフカット線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 達哉 東京都新宿区納戸町47 (56)参考文献 特開 昭60−244590(JP,A) 特開 昭61−106293(JP,A) 特開 昭61−127390(JP,A) 特開 昭61−135791(JP,A) 特開 昭52−104915(JP,A) 特開 昭59−159389(JP,A) 特開 昭60−63161(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.透明基材シートの上面には、加熱時に熱転写シート
    から移行する染料を受容する樹脂からなり、シリコーン
    オイル、またはフッ素系あるいはリン酸エステル系界面
    活性剤により離型性を確保した透明受容層が設けられ、
    前記透明基材シートの下面には弱粘着剤層を介して支持
    体シートが貼り付けられていて、更に前記支持体シート
    の下面にはメタクリレート樹脂もしくはアクリレート樹
    脂、又はビニル系樹脂から選ばれた合成樹脂ワックスも
    しくは無機質充填剤からなる減摩剤とからなる滑性層が
    設けられ、前記透明基材シートと前記支持体シートを剥
    離する際に、前記弱粘着剤層が前記支持体シート側にの
    み付着して残ることを特徴とする透過原稿作成用被熱転
    写シート。 2.帯電防止処理が施されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の透過原稿作成用被熱転写シ
    ート。 3.受容層もしくは滑性層のいずれかの層の外側の表面
    に、更に帯電防止層を設けることにより帯電防止処理が
    なされていることを特徴と特許請求の範囲第(2)項記
    載の透過原稿作成用被熱転写シート。
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