JP3177271B2 - 受像シート - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は受像シートに関し、更に
詳しくは帯電防止性、滑り性等に優れた熱転写用或は複
写用に適した受像シートの提供を目的とする。

【０００２】

【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が公知である
が、それらの中で昇華性染料を記録剤とし、これをポリ
エステルフイルム等の基材シートに担持させて熱転写シ
ートとし、昇華性染料で染着可能な被転写材、例えば、
紙やプラスチックフイルム等に染料受容層を形成した受
像シート上に各種のフルカラー画像を形成する方法が提
案されている。この場合には加熱手段としてプリンター
のサーマルヘッドが使用され、極めて短時間の加熱によ
って３色又は４色の多数の色ドットを受像シートに転移
させ、該多色の色ドットにより原稿のフルカラー画像を
再現するものである。この様に形成された画像は、使用
する色材が染料であることから非常に鮮明であり、且つ
透明性に優れている為、得られる画像は中間色の再現性
や階調性に優れ、従来のオフセット印刷やグラビア印刷
による画像と同様であり、且つフルカラー写真画像に匹
敵する高品質の画像が形成可能となっている。

【０００３】

【発明が解決しようとしている問題点】上記の如き熱転
写方法を有効に実施する為には、熱転写シートの構成は
勿論、画像を形成する為の受像シートの構成も同様に重
要である。即ち、画像形成時には熱転写シートと受像シ
ートが共にプリンター内を搬送され且つ両者が摩擦され
る為、一般に受像シートが帯電してシート同士が静電的
に接着し、紙送りにおいて２枚以上が重なって送られる
所謂重送の問題が発生する。この重送の問題は特にＯＨ
Ｐ画像形成用の透明プラスチックシートの場合に発生し
やすい。この様な問題は受像シートを複写に用いる場合
にも同様に発生する。又、摩擦による帯電によって受像
シートの画像形成面に埃等が付着し、形成される画像に
色抜けや欠け等が発生するという問題がある。この様な
問題は、一般に受像シートの裏面にアクリル樹脂等から
なる滑性層を設けたり、表面又は裏面を帯電防止処理す
ることによって解決されているが、アクリル樹脂による
滑性層の場合には、滑り性及び帯電防止性能が不十分で
あり、滑り性を出す為に滑剤を多く使用すると、ＯＨＰ
用等の場合には透明性が失われる。又、帯電防止処理の
場合には、表面に付着した帯電防止剤が経時的に失われ
易いという問題がある。特に熱転写方式や複写方式でフ
ルカラー画像を形成する場合には、同一領域の画像形成
面に３回〜４回の染料又はトナーの転写が行われる為、
受像シートに帯電防止剤を塗工するという一般的な帯電
防止処理では十分な帯電防止性が維持されず、従って重
送の問題がなく且つ色抜け等のない高品質のフルカラー
画像は形成されなかった。従って、本発明の目的は、上
記従来技術の問題点を解決し、帯電防止性、滑り性等に
優れた熱転写用或は複写用に適した受像シートの提供を
目的とする。

【０００４】

【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、基材シートの少
なくとも一方の面に画像形成面を有し、裏面にスリップ
層が設けられ、該スリップ層が、第４級アンモニウム基
を有し且つそれ自体が塗膜形成能を有する、（メタ）ア
クリル酸エステルモノマーと１，３−ブタジエンと多官
能性モノマーのと共重合体を主材としてなる塗工層であ
ることを特徴とする受像シートである。

【０００５】

【作用】受像シートの裏面に、それ自体が塗膜形成能を
有する特定のカチオン性共重合体を主材としてなる塗工
層を形成し、必要に応じて滑剤等を包含させることによ
って、帯電防止性及び滑り性等に優れた熱転写用或は複
写用に適した受像シートが提供される。

【０００６】

【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の受像シートは、基
材シートとその受像面の背面に設けたスリップ層とから
なる。本発明で使用する基材シートとしては、合成紙
（ポリオレフィン系、ポリスチレン系等）、上質紙、ア
ート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用
紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテッ
クス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維
紙、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリスチレン、ポリメタクリレート、ポ
リカーボネート等の各種のプラスチックのフイルム又は
シート等が使用出来、又、これらの合成樹脂に白色顔料
や充填剤を加えて成膜した白色不透明フイルム或いは発
泡させた発泡シート等も使用出来特に限定されない。
又、上記基材シートの任意の組み合わせによる積層体も
使用出来る。代表的な積層体の例として、セルロース繊
維紙と合成紙或いはセルロース繊維紙とプラスチックフ
イルム又はシートとの合成紙が挙げられる。これらの基
材シートの厚みは任意でよく、例えば、１０〜３００μ
ｍ程度の厚みが一般的である。本発明の受像シートに透
過光を観察する為の画像を形成する場合、即ち、ＯＨＰ
用の受像シートとして使用する場合には、上記の基材シ
ートは透明なものを使用する。上記の如き基材シート
は、その表面に受像層を形成する必要がある場合、例え
ば、昇華型熱転写用受像シートの場合に、染料受容層を
形成する必要があり、かかる染料受容層との密着力が乏
しい場合には、その表面にプライマー処理やコロナ放電
処理を施すのが好ましい。

【０００７】本発明の受像シートが、昇華型熱転写受像
シートである場合には、上記基材シートの表面に染料受
容層を形成する。かかる染料受容層は、熱転写シートか
ら移行してくる昇華性染料を受容し、形成された画像を
維持する為のものである。染料受容層を形成する為の樹
脂としては、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、
ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニルポリ
マー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレ
フィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイ
オノマー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹
脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ましいもの
は、ビニル系樹脂及びポリエステル系樹脂である。上記
染料受容層の形成に際しては、染料受容層の白色度を向
上させて転写画像の鮮明度を更に高める目的で、酸化チ
タン、酸化亜鉛、カオリンクレー、炭酸カルシウム、微
粉末シリカ等の顔料や充填剤を添加することが出来る。
上記の染料受容層は、上記樹脂に必要な添加剤を加えた
ものを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や
水に分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、スク
リーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコー
ティング法等の形成手段により塗布及び乾燥して染料受
容層を形成する。以上の如く形成される染料受容層は任
意の厚さでよいが、一般的には１〜５０μｍの厚さであ
る。又、この様な染料受容層は連続被覆であるのが好ま
しいが、樹脂エマルジョンや樹脂分散液を使用して、不
連続の被覆として形成してもよい。

【０００８】本発明の熱転写受像シートは基本的には上
記の如き構成でも十分に使用出来るものであるが、本発
明における染料受容層は、熱転写シートとの良好な離型
性を付与する為に離型剤を含有させることも出来る。
又、本発明の受像シートが、熱溶融型熱転写受像シート
或は複写用の受像シートである場合には、インキ又はト
ナーを受容する為の受容層を設けてもよいが、設けなく
てもよい。本発明において上記基材シートの背面に形成
するスリップ層は、第４級アンモニウム基を有する（メ
タ）アクリル酸エステルモノマーと１，３−ブタジエン
と多官能性モノマーとの共重合体を主材として形成す
る。この重合体を構成する上記のカチオン性アクリルモ
ノマーは、例えば、ジメチルアミノエチル（メタ）アク
リレート、ジエチルアミノ（メタ）アクリレート、ジエ
タノールアミノ（メタ）アクリレート、ジプロピルアミ
ノ（メタ）アクリレート、ジプロパノールアミノ（メ
タ）アクリレート、ジブチルアミノ（メタ）アクリレー
ト等の如き第３級アミノ基を有する（メタ）アクリル酸
エステルモノマーの第４級化物等が挙げられる。

【０００９】本発明では、上記のアクリル酸エステルモ
ノマーと１，３−ブタジエンと多官能性モノマーとの共
重合体を使用する。多官能性モノマーとしては、例え
ば、エチレングリコールジ（メタ）アクリレート、ジエ
チレングリコールジ（メタ）アクリレート、ｐ−ジビニ
ルベンゼン、トリメチロールプロパントリ（メタ）アク
リレート、１，６−ヘキサンジオールジ（メタ）アクリ
レート、ネオペンチルグリコールジ（メタ）アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ（メタ）アクリレー
ト等が挙げられる。本発明における好ましい共重合体
は、上記３成分を共重合させ、次いで第３級アミノ基を
第４級化して得られるものである。尚、第３級アミノ基
を含有するモノマーは重合前に第４級化されていてもよ
い。かかる共重合体はそれ自体は市場から入手して本発
明で有効に使用することが出来る。上記のジエン化合物
を共重合させることによって、形成される塗膜の塗膜形
成能が向上し、多官能モノマーは耐熱性や塗膜の強度を
向上させる効果がある。かかる共重合体における好まし
いモノマーの比率は、第３級アミノ基含有（メタ）アク
リル酸エステルモノマー１００モル％に対して、１，３
−ブタジエンが１０〜１００モル％、多官能性モノマー
が１〜２０モル％の範囲である。１，３−ブタジエンの
量が低過ぎると塗膜形成能が満足出来ず、多すぎると、
形成されるスリップ層の帯電防止性能が不満足である。
又、多官能性モノマーが少なすぎると形成される塗膜の
耐熱性や強度が不十分であり、一方、多すぎると溶剤に
対する溶解性が低下して塗工液の作成が困難になる。

【００１０】上記のスリップ層は、上記共重合体に必要
な添加剤を加えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり
或いは有機溶剤や水に分散した分散体を、例えば、グラ
ビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリ
バースロールコーティング法等の形成手段により塗布及
び乾燥して形成する。添加剤としては滑り性を向上させ
る滑剤を使用することが好ましく、かかる滑剤として
は、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等のワ
ックス類、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、高
級脂肪酸塩、高級アルコール、レシチン等のリン酸エス
テル、シリコーンオイル、シリコーンワックス、シリコ
ーン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等の弗素樹脂の
粉末、弗化ビニル樹脂の粉末、グアナミン樹脂等の粉
末、窒化硼素、シリカ、木粉、タルク等が挙げられる。
特に好ましい滑剤は、シリコーン系の滑剤及び弗素樹脂
の粉末である。これらの滑剤の添加量は、スリップ層中
に前記樹脂１００重量部当たり０．０５〜１００重量部
の範囲であるが、本発明の受像シートがＯＨＰ等用の如
く高い透明性が要求される場合には、滑剤の添加量は透
明性を害さない程度、例えば、０．０５〜５重量部程度
に抑えるべきである。以上の如く形成されるスリップ層
は任意の厚さでよいが、一般的には１〜５０μｍ、好ま
しくは１０〜３０μｍの厚さである。又、上記のスリッ
プ層が基材シートに対して十分な密着性を有さない場合
には、基材シートの表面にプライマー処理やコロナ放電
処理を施すのが好ましい。上記スリップ層に対して好適
なプライマー樹脂はポリエステル樹脂である。

【００１１】更に、受像シートが熱転写受像シートであ
る場合には、該受像シートに検知マークを設けることも
可能である。検知マークは熱転写シートと受像シートと
の位置決めを行う際等に極めて便利であり、例えば、光
電管検知装置により検知しうる検知マークを受像シート
の裏面等に印刷等により設けることが出来る。上記の如
き本発明の受像シートを使用して熱転写を行う際に使用
する昇華型熱転写シートとしては、紙やポリエステルフ
イルム上に昇華性染料を含む染料層を設けたものであ
り、又、熱溶融型熱転写シートは上記染料層に代えてワ
ックス等の熱溶融性バインダーに顔料を分散させてイン
キ層を形成したものであり、従来公知の熱転写シートは
いずれも本発明でそのまま使用することが出来る。又、
熱転写時の熱エネルギーの付与手段は、従来公知の付与
手段がいずれも使用出来、例えば、サーマルプリンター
（例えば、日立製作所製、ビデオプリンターＶＹ−１０
０）等の記録装置によって、記録時間をコントロールす
ることにより、５〜１００ｍＪ／ｍｍ²程度の熱エネル
ギーを付与することによって所期の目的を十分に達成す
ることが出来る。又、複写装置としては通常のモノカラ
ー或はフルカラー電子写真方式の複写機が使用される。

【００１２】

【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は％とあるのは特に
断りの無い限り重量基準である。 実施例１ 基材シートとして透明ポリエチレンテレフタレートフイ
ルム（Ｔ−６０、厚み１００μｍ、東レ製）を用い、該
フイルムの片面に下記のプライマー層用塗工液を乾燥時
１ｇ／ｍ²の割合でバーコーターにて塗工し、直ちにド
ライヤーで簡易乾燥後、同じ面に下記の組成の受容層用
塗工液をバーコーターにて乾燥時５．０ｇ／ｍ²になる
割合で塗布及び乾燥し、１２０℃のオーブンで５分間乾
燥して染料受容層を形成した。受容層用塗工液 ポリエステル樹脂（東洋紡製、バイロン６００） ４．０部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体（＃１０００Ａ、電気化学製） ６．０部 アミノ変性シリコーン（信越化学工業製、Ｘ−２２−３０５０Ｃ）０．２部 エポキシ変性シリコーン（信越化学工業製、Ｘ−２２−３０００Ｅ） ０．２部 メチルエチルケトン／トルエン（１：１） ８９．５部プライマー層用塗工液 ポリエステルポリオール（東洋モートン製、アドコート） １５．０部 メチルエチルケトン／トルエン（２：１） ８５．０部 次に下記の裏面スリップ層用塗工液を受容層と反対面に
固形分３ｇ／ｍ²の割合で塗工し上記と同様に乾燥して
本発明の受像シートを得た。裏面スリップ層用塗工液 １，３−ブタジエン／ジメチルアミノエチルメタクリレート／エチレングリ コールジメタクリレートの第４級化共重合体（モル比３０：６５：５） １０．０部 テフロンフィラー（ルブロンＬ５、ダイキン工業製） ０．１部 エタノール ８９．８部

【００１３】実施例２〜４ 実施例１における第３級アミノ基含有モノマーに代えて
下記のモノマーを使用し、他は実施例１と同様にして本
発明の受像シートを得た。実施例２ ジエチルアミノエチルメタクリレート実施例３ ジエタノールアミノエチルメタクリレート実施例４ ジプロピルアミノエチルメタクリレート 比較例１ 実施例１においてスリップ層を形成しなかった外は実施
例１と同様にして比較例の受像シートを得た。熱転写試験 前記実施例及び比較例の受像シートの動摩擦係数（３０
０ｇ荷重）、表面電気抵抗値（Ω）（Ａ：製造直後、
Ｂ：５０℃１００時間放置後）及びぬめり感を調べ、更
に３色の熱転写シートを用いて、プリンター（三菱電気
製、Ｓ−３４０）で５℃２０％ＲＨの環境下でイエロ
ー、マゼンタ及びシアンの順序でフルカラー画像を形成
し、受像シートの給排紙性能（１００枚搬送した場合の
重送の枚数）を調べ、下記表１の結果を得た。

【００１４】 実施例５ 実施例１において染料受容層を形成しなかった他は実施
例１と同様にして本発明のＯＨＰ用受像シートを得た。 比較例２ 実施例５におけるスリップ層を下記塗工液から形成した
他は実施例１と同様にして比較例の受像シートを得た。裏面スリップ層用塗工液 アクリル樹脂（ＢＲ−８５、三菱レイヨン製） １０．０部 テフロンフィラー（ルブロンＬ５、ダイキン工業製） ０．１部 メチルエチルケトン／トルエン（１：１） ８９．５部 比較例３ 比較例２のスリップ層の表面に帯電防止剤（スタチサイ
ド、滝原産業製）の０．５％イソプロピルアルコールを
固形分０．１ｇの割合で塗布して比較例の受像シートを
得た。 比較例４ 比較例２のスリップ層用塗工液中のフィラーの量を５部
とした以外は比較例２と同様にして比較例の受像シート
を得た。複写試験 前記実施例５及び比較例２〜４の受像シートを用いて、
複写機（ピクセル−５００、キヤノン製）でカラー画像
を形成したところ、下記表２に示す結果が得られた。

【００１５】

【００１６】

【効果】以上の通り、本発明によれば、受像シートの裏
面に特定のカチオン性共重合体からなる層を形成し、必
要に応じて滑剤等を包含させることによって、帯電防止
性及び滑り性等に優れた熱転写用或は複写用に適した受
像シートが提供される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−246776（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−145091（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−252584（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−13388（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−135791（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−33894（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−58064（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−163969（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B41M 5/00 B41M 5/38 - 5/40 G03G 7/00 G03G 7/00 101

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基材シートの少なくとも一方の面に画像
   形成面を有し、裏面にスリップ層が設けられ、該スリッ
   プ層が、第４級アンモニウム基を有し且つそれ自体が塗
   膜形成能を有する、（メタ）アクリル酸エステルモノマ
   ーと１，３−ブタジエンと多官能性モノマーとの共重合
   体を主材としてなる塗工層であることを特徴とする受像
   シート。
2. 【請求項２】 共重合体におけるモノマーの比率が、前
   記（メタ）アクリル酸エステルモノマー１００モル％に
   対して、１，３−ブタジエンが１０〜１００モル％、多
   官能性モノマーが１〜２０モル％の範囲である請求項１
   に記載の受像シート。
3. 【請求項３】 スリップ層が滑剤を含む請求項１に記載
   の受像シート。
4. 【請求項４】 基材シートがＯＨＰ用透明樹脂シートで
   ある請求項１に記載受像シート。