JP2876081B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
- Publication number
- JP2876081B2 JP2876081B2 JP1278012A JP27801289A JP2876081B2 JP 2876081 B2 JP2876081 B2 JP 2876081B2 JP 1278012 A JP1278012 A JP 1278012A JP 27801289 A JP27801289 A JP 27801289A JP 2876081 B2 JP2876081 B2 JP 2876081B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- general formula
- compound represented
- represent
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
用ハロゲン化銀写真感光材料を自動現像機(以下、自現
機)で処理する際に感光材料の位置を検出し易いように
する技術に関する。
を用いる感材においては45秒で処理行程を終了させるシ
ステムが普及し始めている。また処理液の補充を低減さ
せるというニーズも高くなつている。このため塗布銀量
を減少させる傾向は大きな流れとなつている。このとき
自動現像機(自現機)を含めた搬送系に設置させている
赤外センサーの遮光性が減少するため感光材料の位置検
出が不能となり搬送不良の原因となつてしまう。
用することにより検出不良を改良する方法が開示されて
いるが、これはわざわざハロゲン化銀粒子に色素を吸着
させて使用する必要があり、処理工程(特にFix)に負
担をかけるし、塗布ハンドリング上複雑であるととも
に、色素自身可視域の吸収があり銀画像を観察する黒白
感材では問題となつてくる。また特開昭63−131135号に
記載のようにハロゲン化銀粒子のような光散乱粒子を利
用して検出不良を改良する方法が開示されているが、屈
折率を利用しているのみなのでセンサーに対する遮弊効
果が小さいし、ハロゲン化銀粒子の場合にはFix(定着
液)に負担をかけるので、補充液を減らし、かつ迅速処
理をする場合には非常に厳しくなつてくる。
材料を用いて、補充液の少ない処理系でなおかつ迅速処
理ができるようにし、写真性に影響を与えずにフイルム
検出をしている装置の検出不能をなくすように作られた
ハロゲン化銀感光材料を提供することにある。
物の少なくとも1種を固体微粒子状で含有する親水性コ
ロイド層を少なくとも1層有することを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料。
リール基を表わし、R3、R4は各々水素原子又は1価の基
を表わし、Z1、Z2は各々5又は6員の含窒素複素環を形
成するのに必要な非金属原子群を表わし、Lは5、7も
しくは9個のメチン基が共役二重結合により連結されて
生じる連結基を表わし、X-は陰イオンを表わし、l1、l2
は各々0又は1を表わす。但し、一般式(I)で表され
る化合物の有するいずれの置換基も、スルホン酸基を有
することはなく、一般式(I)で表わされる化合物はpK
a(酸解離定数)が3以上の基を置換基として少なくと
も1つ有する。
R5、R6、R7、R8は各々水素原子又は1価の基を表わし、
L1は3もしくは5個のメチン基が共役二重結合により連
結されて生じる連結基を表わし、Yはシクロペンチニル
環もしくはシクロヘキシニル環を形成するのに必要な非
金属原子群を表わし、X-は陰イオンを表わす。但し、一
般式(II)で表される化合物の有するいずれの置換基
も、スルホン酸基を有することはなく、一般式(II)で
表される化合物は、pKa(酸解離定数)が3以上の基を
置換基として少なくとも1つ有する。
わし、R12はアルキル基、アルケニル基又はアリール基
を表わし、Z3は5又は6員の含窒素複素環を形成するの
に必要な非金属原子群を表わし、nは2又は3を表わ
し、l3は0又は1を表わし、X-は陰イオンを表わす。一
般式(III)で表される化合物の有するいずれの置換基
もスルホン酸基を有することはなく、一般式(III)で
表される化合物は、pKa(酸解離定数)が3以上の基を
置換基として少なくとも1つ有する。
を表わし、X-は陰イオンを表わし、mは0、1又は2で
あり、L2は を表わし、そして存在する全ての芳香核は1価の基で置
換されていてもよい。但し、一般式(IV)で表される化
合物の有するいずれの置換基もスルホン酸基を有するこ
とはなく、一般式(IV)で表される化合物はpKa(酸解
離定数)が3以上の基を置換基として少なくとも1つ有
する。
物が溶液状態における光吸収極大波長が700nmないし170
0nmであることを特徴とする特許請求の範囲(1)に記
載のハロゲン化銀写真感光材料。
下であることを特徴とする特許請求の範囲(1)又は
(2)に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
いてもよい。これらの基の置換基のうち好ましいもの
は、C.Hanschらによつて提唱されている疎水性パラメー
タ、π、が−3.5ないし15の範囲の値のものである。な
お、疎水性パラメータは次の文献に従つて算出すること
ができる。
3年刊)、 2)C.Hanschら、同誌、第20巻、304頁(1977年刊) R1またはR2で表わされる基として好ましいものは、置
換もしくは無置換のフエニル基、置換もしくは無置換の
低級アルキル基(炭素原子数1ないし8)または置換も
しくは無置換の低級アルケニル基(炭素原子数2ないし
8)である。R1もしくはR2が置換基を有する場合におい
て特に好ましい置換基は、カルボン酸基、ヒドロキシ
基、ベンゼンスルホンアミド基、シアノ基、ハロゲン原
子(F、Cl、Br、I)、置換もしくは無置換のフエニル
基(例えばフエニル、p−カルボキシフエニル、p−ヒ
ドロキシフエニル、m−カルボキシフエニル、o−カル
ボキシフエニル、p−メタンスルホンアミドフエニル、
m−クロロフエニル、p−メチルフエニルなど)、アル
キルチオ基(例えばメチルチオ、ブチルチオなど)、置
換もしくは無置換のフエニルチオ基(例えばフエニルチ
オ、p−ヒドロキシフエニルチオ、m−カルボキシフエ
ニルチオ、o−カルボキシフエニルチオ、p−クロロフ
エニルチオ、m−メチルフエニルチオなど)である。
は、炭素原子数1ないし8の無置換アルキル基または炭
素原子数1ないし8の無置換アルケニル基であり、その
中でもR1とR2が同一のものが最も好ましい。
のアルキル基(例えば、メチル、エチル、t−ブチ
ル)、炭素数1〜8のアルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシ、フエネチルオキシ、ブトキシ、オクトキ
シ、カルボキシエトキシ)、フエノキシ基(例えば、無
置換のフエノキシ、p−クロロフエノキシ)、アリール
基(例えば、カルボキシル基、フエノール性の水酸基、
−NHSO2−基等で置換あるいは無置換のフエニル、ナフ
チル)、シアノ基、ハロゲン原子(例えば、F、Cl、B
r、I)、カルボン酸基、ヒドロキシ基、スルホンアミ
ド基(例えば、メタンスルホンアミド、ベンゼンスルホ
ンアミド)、スルフアモイル基(例えば、無置換のスル
フアモイル、メチルスルフアモイル、エチルスルフアモ
イル、フエニルスルフアモイル)等が好ましい。
は、縮合環でも良く、オキサゾール環、ベンゾオキサゾ
ール環、イソオキサゾール環、ナフトオキサゾール環、
チアゾール環、ベンゾチアゾール環、ナフトチアゾール
環、インドレニン環、ベンゾインドレニン環、イミダゾ
ール環、ベンゾイミダゾール環、ナフトイミダゾール
環、キノリン環、ピリジン環、イミダゾキノリン環、イ
ミダゾキノキサリン環、ベンゾイミダゾール環等の環を
挙げることができる。
しくは無置換のメチン基が共役二重結合により連結され
て生じる連結基を表わすが、特に一般式(a)ないし
(j)で表わされるものが好ましい。
は1価の基を表わす。この場合、1価の基としては、メ
チル基などの低級アルキル基、置換もしくは無置換のフ
エニル基、ベンジル基などのアラルキル基、メトキシ基
などの低級アルコキシ基、ジメチルアミノ基、ジフエニ
ルアミノ基、メチルフエニルアミノ基、モルフオリノ
基、イミダゾリジノ基、エトキシカルボニルピペラジノ
基などのジ置換アミノ基、アセトキシ基などのアルキル
カルボニルオキシ基、メチルチオ基などのアルキルチオ
基、シアノ基、ニトロ基、F、Cl、Brなどのハロゲン原
子などであることが好ましい。
のに必要な非金属原子群を表わし、シクロペンテン環、
シクロヘキセン環、4,4−ジメチルシクロヘキセン環等
を挙げることができる。
和するのに必要な数の陰電荷を供給するためのものであ
つて、1価もしくは2価のイオンである。
などのハロゲンイオン、SO4 2-、HSO4 -、CH3OSO3 -などの
アルキル硫酸イオン、パラトルエンスルホン酸イオン、
ナフタレン−1,5−ジスルホン酸イオン、メタンスルホ
ン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、オ
クタンスルホン酸イオンなどのスルホン酸イオン、酢酸
イオン、p−クロロ安息香酸イオン、トリフルオロ酢酸
イオン、シユウ酸イオン、コハク酸イオンなどのカルボ
ン酸イオン、PF6 -、BF4 -、ClO4 -、IO4 -タングステン酸
イオン、タングストリン酸イオンなどのヘテロポリ酸イ
オン、H2PO4 -、NO3 -、ピクリン酸イオンなどのフエノラ
ートイオンなどが挙げられる。
l-、Br-、I-、CH3OSO3 -、C2H5OSO3 -、パラトルエンスル
ホン酸イオン、p−クロロベンゼンスルホン酸イオン、
メタンスルホン酸イオン、ブタンスルホン酸イオン、ナ
フタレン−1,5−ジスルホン酸イオン、トリフルオロメ
タンスルホン酸イオンなどのパーフルオロスルホン酸イ
オン、PF6 -、BF4 -、ClO4 -などであり、特に好ましいも
のは、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、PF6 -、Cl
O4 -であり、この中でも、爆発の心配が無い点でトリフ
ルオロメタンスルホン酸イオンとPF6 -とが最も好まし
い。
換基も置換基としてスルホン酸基などpKa(酸解離定
数)が2以下の基は好ましくなく、pKaが3以上の基が
好ましい。とくに現像時の感材からの流出を容易にする
ためpKaが3以上12以下の基、特に好ましくは4以上11
以下の基を1個ないし4個有することが好ましい。この
様な基の例としてはカルボキシル基、フエノール性の水
酸基、−NHSO2−基、−COCH2CO−などの活性メチレン
基、などを挙げることができる。
キノリン環、ベンゾオキサゾール環、イソオキサゾール
環、ベンゾイミダゾール環、インドレニン環、イミダゾ
キノキサリン環又はベンゾチアゾール環を表わし、Lが
ジもしくはトリカルボシアニン色素を形成するのに必要
な連結基であつて、且つ染料分子中にカルボン酸基、ス
ルホンアミド基、スルフアモイル基又はフエノール性水
酸基からなる群から選ばれる少くとも2個の基を含有す
るものである。
1価の基としては、一般式(I)のR3、R4と同義であ
る。さらには縮合環を形成してもよい。
くは無置換のメチン基が共役二重結合により連結されて
生じる連結基を表わす。置換基としては、一般式(I)
で述べたものが挙げられる。
である。
いものは一般式(V)の化合物である。
水素、カルボキシル基、水酸基、−NHSO2−R23(R23は
炭素数1〜6のアルキル基、フエニル基を表わす)、R
21、R22は水素又は炭素数1〜6のアルキル基を表わ
し、L3およびX-は一般式(II)で述べたL1およびX-と同
義である。
1価の基、R12で表わされるアルキル基、アルケニル
基、アリール基、Z3で表わされる5又は6員の含窒素複
素環およびX-で表わされる陰イオンは、前述した一般式
(I)と同義である。
しいものは一般式(VI)の化合物である。
(V)のR21と同義であり、R12、Z3、n、l3およびX-は
一般式(III)と同義である。
される低級アルキル基の炭素数は1〜6であり(さらに
好ましくはカルボキシル基、水酸基、−NHSO2R23(R23
は前述と同義)で置換されていた方がよい)、1価の基
の例としては、一般式(I)で挙げたものと同義であ
る。
I)、(III)および(IV)で表わされる化合物の具体例
を挙げるが、本発明の範囲はこれらのみに限定されるも
のではない。
号、同52−110727号、同62−123454号、エフ・エム・ハ
ーマー(F.M.Hamer)著「ザ・シアニン・ダイズ・アン
ド・リレーテツド・コンパウンズ」(“The cyanine dy
es and related compounds")インター・サイエンス・
パブリシヤーズ(Inter Science Publishers)社(1964
年)発刊やデー・エム・スターマー(D.M.Sturmer)著
「ヘテロサイクリツク・コンパウンズ−スペシヤル・ト
ピツクス イン ヘテロサイクリツク ケミストリー−
(Heterocyclic Compounds−Special topics in hetero
cyclic chemistry−)シヨン・ウイリー・アンド・サン
ズ(John Wiley & Sons)社(1977年)発刊に記載の方
法に従つて合成することができる。
I)の染料は特開昭50−95324号、(IV)の染料は特公昭
43−25335号に記載されている方法を参考にして合成す
ることができる。
状に本発明の化合物を沈澱させる方法、及び/又は分散
剤の存在下に公知の粉砕化手段、例えばボールミリング
(ボールミル、振動ボールミル、遊星ボールミルな
ど)、サンドミリング、コロイドミリング、ジエツトミ
リング、ローラーミリングなどによつて形成させる方法
〔その場合は溶媒(例えば水、アルコールなど)を共存
させてもよい〕を用いて形成することができる。或いは
本発明の化合物を適当な溶媒中で溶解させた後、本発明
の化合物の貧溶媒を添加して微粒子粉末を析出させても
よく、その場合には分散用界面活性剤を用いてもよい。
或いは本発明の化合物をpHをコントロールすることによ
つてまず溶解させ、その後pHを変化させて微粒子化させ
てもよい。分散体中の本発明の化合物の微粒子粉末は、
平均粒径が10μm以下、より好ましくは2μm以下であ
り、特に好ましくは0.5μm以下であり、場合によつて
は0.1μm以下の微粒子であることが更に好ましい。
あるが、その他写真用に使用しうるものとして従来知ら
れているものはいずれも使用できる。
光又は吸収するために有用な量で使用できるが、それら
が現像処理の間に可溶化され流出されるような量及び位
置でそれらを使用することが特に有利である。少量の光
だけを吸収することが望ましい場合には、少量の染料だ
けが必要である。より大量の光を吸収することが望まし
い場合には、着色レベルが特別の写真要素にとつて受け
入れられるレベルで残留している限りより大量の染料が
使用できる。染料は、好ましくは、1〜1000mg/ft2の量
で写真要素中に存在する。
デイスクロージヤー176号第28〜30頁(RD−17643)に記
載さているような、黒白写真処理の公知の方法及び公知
の処理液のいずれをも適用することができる。処理温度
は普通18℃から50℃の間に選ばれるが、18℃より低い温
度または50℃を越える温度としてもよいが本発明には20
℃〜40℃までの自動現像機による処理が好ましい。この
場合の処理時間(感材の投入から乾燥して出て来るまで
の時間)は20秒から5分までが好ましい。45秒から3分
30秒までが特に好ましい。
る現像主薬を含むことができる。現像主薬としては、ジ
ヒドロキシベンゼン類(たとえばハイドロキノン)、3
−ピラゾリドン類(たとえば1−フェニル−3−ピラゾ
リドン)、アミノフェノール類(たとえばN−メチル−
p−アミノフェノールなど)を単独もしくは組合せて用
いることができる。現像液には一般にこの他公知の保恒
剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤などを含み、
さらに必要に応じ溶解助剤、色調剤、現像促進剤(例え
ば、4級塩、ヒドラジン、ベンジルアルコール)、現像
抑制剤(例えば沃化物、臭化物、メルカプト化合物、ト
リアゾール類など)界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、
硬膜剤(例えば、グルタルアルデヒド)、粘性付与剤な
どを含んでもよい。
中、たとえば乳剤層中に含み、感光材料をアルカリ水溶
液中で処理して現像を行なわせる方法を用いてもよい。
現像主薬のうち、疎水性のものは、リサーチディスクロ
ージャ169号(RD−16928)、米国特許第2,739,890号、
英国特許第813,253号又は西独国特許第1,547,763号など
に記載の種々の方法で乳剤層中に含ませることができ
る。このような現像処理は、チオシアン酸塩による銀塩
安定化処理と組合せてもよい。
ことができる。定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン
酸塩のほか、定着剤としての効果が知られている有機硫
黄化合物を用いることができる。定着液には硬膜剤とし
て水溶性アルミニウム塩を含んでもよい。
いるような、現像時に抑制剤を放出するような化合物を
併用すると本発明の効果はさらに好ましいものとなる。
ン化銀としては塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化
銀を用いることができるが好ましくは沃臭化銀が用いら
れる。ここで沃化銀の含量は好ましくは30モル%以下、
特に10モル%以下の範囲であることが好ましい。沃臭化
銀粒子中の沃素の分布は均一でもよく又、内部と表面と
で異なっていてもよい。平均粒子サイズは0.4μm以上
であることが好ましい。特に0.5〜2.0μmであることが
好ましい。粒子サイズ分布は狭くても広くてもいずれで
もよい。
体、菱12面体のような規則的(regular)な結晶形を有
するものでもよく、また球状、板状、じゃがいも状など
のような変則的(irregular)な結晶形を有するもので
も或いはこれらの結晶形の複合形を有するものでもよ
い、種々の結晶形の粒子の混合から成ってもよい。また
粒子径が粒子厚みの5倍以上の平板粒子は、本発明に対
し好ましく用いられる(詳しくは、RESEARCH DISCLOSUR
E 225巻1ten 22534P.20〜P.58、1月号、1983年、及び
特開昭58−127921号、同58−113926号公報に記載されて
いる)。
以上のハロゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。混合
する乳剤の粒子サイズ・ハロゲン組成・感度・等が異な
っていてもよい。感光性乳剤に実質的に非感光性の乳剤
(表面あるいは内部がかぶっていてもよいし、いなくて
もよい)を混合して用いてもよいし、別の層に分けても
よい(詳しくは米国特許2,996,382号、同3,397,987号な
どに記載されている)。例えば、球状もしくはじゃがい
も状の感光性乳剤と粒子径が粒子厚みの5倍以上の平板
粒子からなる感光性ハロゲン化銀乳剤と同一層もしくは
特開昭58−127921号公報に記載の如く異なった層に用い
てもよい。異なった層に用いる時、平板粒子からなる感
光性ハロゲン化銀乳剤は支持体に近い側にあってもよい
し、逆に遠い側にあってもよい。
et Physique Photographique(Paul Montel社刊、1967
年)、G.F.Duffin著Photographic Emulsion Chemistry
(The Focal Press刊、1966年年)、V.L.Zelikman et a
l著Making and Coting Photographic Emulsion(The Fo
cal Press刊、1964年)、特開昭58−127921号及び同58
−113926号公報などに記載された方法を用いて調整する
ことができる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア
法等のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲ
ン塩を反応させる形式としては片側混合法、同時混合
法、それらの組合せなどのいずれを用いてもよい。
せる方法(いわゆる逆混合法)を用いることもできる。
同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成され
る液相中のpAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆるコ
ントロールド・ダブルジェット法を用いることもでき
る。この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが
均一に近いハロゲン化銀粒子よりなるハロゲン化銀乳剤
がえられる。
あっても、また内部と外部が異質の層状構造をしたもの
や、英国特許635,841号、米国特許3,622,318号に記載さ
れているような、いわゆるコンバージョン型のものであ
ってもよい。ハロゲン化銀製造時のハロゲン化銀粒子形
成または物理熟成の過程において、カドミウム塩、亜鉛
塩、鉛塩、タリウム塩、、イリジウム塩またはその錯
塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩または鉄錯塩など
を共存させてもよい。
物、チアゾリジン−2−チオン、四置換チオ尿素、ロダ
ンカリ、ロダンアンモン、アミン化合物の如きいわゆる
ハロゲン化銀溶剤を存在せしめ粒子成長をコントロール
してもよい。
ていても、されていなくてもよい。化学増感の方法とし
ては硫黄増感法、還元増感法、金増感法などの知られて
いる方法を用いることができ、単独または組合せで用い
られる。
化合物、主として金錯塩を用いる。金以外の貴金属、た
とえば白金、パラジウム、イリジウム等の錯塩を含有し
ても差支えない。その具体例は米国特許2,448,060号、
英国特許618,061号などに記載されている。
物のほか、種々の硫黄化合物、たとえばチオ硫酸塩、チ
オ尿素類、チアゾール類、ローダニン類等を用いること
ができる。
ミジンスルフィン酸、シラン化合物などを用いることが
できる。
程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、ある
いは写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含
有させることができる。すなわちアゾール類{例えばベ
ンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、ニトロベ
ンズイミダゾール類、クロロベンズイミダゾール類、ブ
ロモベンズイミダゾール類、ニトロインダゾール類、ベ
ンゾトリアゾール類、アミノトリアゾール類など};メ
ルカプト化合物類{例えばメルカプトトチアゾール類、
メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイミ
ダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプト
テトラゾール類(特に1−フェニル−5−メルカプトテ
トラゾール)、メルカプトピリミジン類、メルカプトト
リアジン類など};例えばオキサドリンチオンのような
チオケト化合物;アザインデン類{例えばトリアザイン
デン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置
換(1,3,3a,7)テトラアザインデン類)、ペンタアザイ
ンデン類など};ベンゼンチオスルホン酸、ベンゼンス
ルフィン酸、ベンゼンスルホン酸アミドのようなカブリ
防止剤または安定剤として知られた、多くの化合物を加
えることができる。
ニトロン及びその誘導体、特開昭60−80839号公報に記
載のメルカプト化合物、特開昭57−164735号公報に記載
のヘテロ環化合物、及びヘテロ環化合物と銀の錯塩(例
えば1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール銀)な
どを好ましく用いることができる。
て比較的長波長の青色光、緑色光、赤色光または赤外光
に分光増感されてもよい。増感色素として、シアニン色
素、メロシアニン色素、コンプレックスシアニン色素、
コンプレックスメロシアニン色素、ホロホーラーシアニ
ン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、オキソノー
ル色素、ヘミオキソノール色素等を用いることができ
る。
に存在させて用いることもできるし、製造後塗布直前ま
でのいかなる段階に存在させることもできる。前者の例
としては、ハロゲン化銀粒子形成工程、物理熟成工程、
化学熟成工程などである。
イド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良、乳化分
散、接着防止及び写真特性改良(例えば、現像促進、硬
調化、増感)等種々の目的で、種々の界面活性剤を含ん
でもよい。
イド誘導体(例えばポリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール/ポリプロピレングリコール縮合物、ポ
リエチレングリコールアルキルエーテル類又はポリエチ
レングリコールアルキルアリールエーテル類、シリコー
ンのポリエチレンオキサイド付加物類)、糖のアルキル
エステル類などの非イオン性界面活性剤;アルキルスル
フオン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキ
ルナフタレンスルフォン酸塩、アルキル硫酸エステル
類、N−アシル−N−アルキルタウリン類、スルホコハ
ク酸エステル類、スルホアルキルポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル類、などのアニオン界面活性
剤;アルキルベタイン類、アルキルスルホベタイン類な
どの両性界面活性剤;脂肪族あるいは芳香族第4級アン
モニウム塩類、ピリジニウム塩類、イミダゾリウム塩類
などのカチオン界面活性剤を用いることができる。この
内、サポニン、ドデシルベンゼンスルホン酸Na塩、ジ・
2・エチルヘキシルα−スルホコハク酸Na塩、p−オク
チルフェノキシエトキシエトキシエタンスルホン酸Na
塩、ドデシル硫酸Na塩、トリイゾプロピルナフタレンス
ルホン酸Na塩、N−メチル−オレオイルタウリンNa塩、
等のアニオン、ドデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、N−オレオイル−N′,N′,N′−トリメチルアン
モニオジアミノプロパンブロマイド、ドデシルピリジウ
ムクロライドなどのカチオン、N−ドデシル−N,N−ジ
メチルカルボキシベタイン、N−オレイル−N,N−ジメ
チルスルホブチルベタインなどのベタイン、ポリ(平均
重合度n=10)オキシエチレンセチルエーテル、ポリ
(n=25)オキシエチレンp−ノニルフェノールエーテ
ル、ビス(1−ポリ(n=15)オキシエチレン−オキシ
−2,4−ジ−t−ペンチルフェニル)エタンなどのノニ
オンを特に好ましく用いることができる。
K塩、N−プロピル−N−パーフルオロオクタンスルホ
ニルグリシンNa塩、N−プロピル−N−パーフルオロオ
クタンスルホニルアミノエチルオキシポリ(n=3)オ
キシエチレンブタンスルホン酸Na塩、N−パーフルオロ
オクタンスルホニル−N′,N′,N′−トリメチルアンモ
ニオジアミノプロパンクロライド、N−パーフルオロデ
カノイルアミノプロピルN′,N′ジメチル−N′−カル
ボキシベタインの如き含フッ素界面活性剤、特開昭60−
80848号、同61−112144号、特願昭61−13398号、同61−
16056号などに記載のノニオン系界面活性剤、アルカリ
金属の硝酸塩、導電性酸化スズ、酸化亜鉛、五酸化バナ
ジウム又はこれらにアンチモン等をドープした複合酸化
物を好ましく用いることができる。
ートのホモポリマー又はメチルメタクリレートとメタク
リル酸とのポリマー、デンプンなどの有機化合物、シリ
カ、二酸化チタン、等の無機化合物の微粒子を用いるこ
とができる。粒子サイズとしては1.0〜10μm、特に2
〜5μmであることが好ましい。
特許第3,489,576号、同4,047,958号等に記載のシリコー
ン化合物、特公昭56−23139号公報に記載のコロイダル
シリカの他に、パラフィンワックス、高級脂肪酸エステ
ル、デン粉誘導体等を用いることができる。
メチロールプロパン、ペンタンジオール、ブタンジオー
ル、エチレングリコール、グリセリン等のポリオール類
を可塑剤として用いることができる。さらに、本発明の
写真感光材料の親水性コロイド層には、耐圧力性改良の
目的でポリマーラテックスを含有せしめることが好まし
い。ポリマーとしてはアクリル酸のアルキルエステルの
ホモポリマー又はアクリル酸とのコポリマー、スチレン
−ブタジエンコポリマー、活性メチレン基を有するモノ
マーからなるポリマー又はコポリマーを好ましく用いる
ことができる。
無機または有機の硬膜剤を含有してよい。例えばクロム
塩、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、クリタールアル
デヒドなど)、N−メチロール化合物(ジメチロール尿
素など)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリロイ
ル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニルスル
ホニル)メチルエーテル、N,N′−メチレンビス−〔β
−(ビニルスルホニル)プロピオンアミド〕など)、活
性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒドロキシ−
s−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ムコクロル
酸など)、N−カルバモイルピリジニウム塩類((1−
モルホリノカルボニル−3−ピリジニオ)メタンスルホ
ナートなど)、ハロアミジニウム塩類(1−(1−クロ
ロ−1−ピリジノメチレン)ピロリジニウム、2−ナフ
タレンスルホナートなど)を単独または組合せて用いる
ことができる。なかでも、特開昭53−41220、同53−572
57、同59−162546、同60−80846に記載の活性ビニル化
合物および米国特許3,325,287号に記載の活性ハロゲン
化物が好ましい。
親水性コロイド層はこれらの硬膜剤により水中での膨潤
率が200%以下、特に150%以下になるように硬膜されて
いることが好ましい。
きる結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチンを用
いるのが有利であるが、それ以外の親水性コロイドも用
いることができる。
ニルアルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルイミダゾールの単一あるいは共重合体の如き多種の
合成親水性高分子物質を用いることができる。
ラチンや酵素処理ゼラチンを用いてもよく、また、ゼラ
チンの加水分解物も用いることができる。
リアクリルアミドを併用することが好ましい。
ロジャー誌の記載を参考にすることができる。
レートフイルム上にコロナ放電処理をおこない、下記の
組成より成る第1下塗液を塗布量が5.1cc/m2となるよう
にワイヤーバーコーターにより塗布し、175℃にて1分
間乾燥した。次に反対面にも同様にして第1下塗層を設
けた。
の下塗液を塗布量が8.5cc/m2となるように片面ずつ、両
面に塗布・乾燥して下塗済フイルムを完成した。
g、チオエーテルHO(CH2)2S(CH2)2S(CH2)2OHの5
%水溶液2.5ccを添加し73℃に保つた溶液中へ、攪拌し
ながら硝酸銀8.33gの水溶液と、臭化カリ5.94g、沃化カ
リ0.726gを含む水溶液とをダブルジエツト法により45秒
間で添加した。続いて臭化カリ2.5gを添加したのち、硝
酸銀量8.33gを含む水溶液を7分30秒かけて、添加終了
時の流量が添加開始時の2倍となるように添加した。引
き続いて硝酸銀153.34gの水溶液と臭化カリと沃化カリ
の混合水溶液を、電位をpAg8.1に保ちながらコントロー
ルダブルジエツト法で25分間で添加した。この時の流量
は添加終了時の流量が、添加開始時の流量の8倍となる
よう加速した。添加終了後2Nのチオシアン酸カリウム溶
液15ccを添加し、さらに1%の沃化カリ水溶液50ccを30
秒かけて添加した。このあと温度を35℃に下げ、沈降法
により可溶性塩類を除去したのち、40℃に昇温してゼラ
チン68gとフエノール2g、トリメチロールプロパン7.5g
を添加し、可性ソーダと臭化カリによりpH6.55、pAg8.1
0に調整した。
チル−1,3,3a,7−テトラザインデン175mgと下記構造の
増感色素を625mg添加した。10分後にチオ硫酸ナトリウ
ム5水和物5.5mg、チオシアン酸カリ163mg、塩化金酸3.
6mgを添加し、5分後に急冷して固化させた。得られた
乳剤は全粒子の投影面積の総和の93%がアスペクト比3
以上の粒子からなり、アスペクト比2以上のすべての粒
子についての平均の投影面積直径は0.95μm、標準偏差
23%、厚みの平均は0.155μmでアスペクト比は6.1であ
つた。
添加して塗布液とした。
押し出し方により、前記の支持体の両面に同じように塗
布した。この時、色素固体分散物層、乳剤層、表面保護
層の片面側あたりの塗布量は下記の量となつた。
ンを片面当り56mg/m2となるよう塗布した。こうして、
本発明の写真材料を得た。
の処方にて行なつた。
シエトキシエトキシエタンスルホン酸ソーダ3ml、5%
水溶液のp−オクチルフエノキシポリ(重合度10)オキ
シエチレンエーテル0.5gとを700mlポツトミルに入れ、
本発明の色素固体1.00gと酸化ジルコニウムのビーズ
(直径1mm)500mlを添加して内容物を2時間振動ボール
ミルで分散した。用いた振動ボールミルは中央化工機
(株)製のBO型である。
ビーズを過して本発明の有機色素のゼラチン分散物を
得た。
クリーンHR−4をカセツテを使用して両側に密着させ、
X線センシトメトリーをおこなつた。露光量の調整は、
X線管球とカセツトとの距離を変化させることによりお
こなつた。露光後、下記の現像液と定着液にて自動現像
機処理をおこなつた。その時のDminを目視観察し残色の
評価をした。
検出されたかどうかをテストした。
素子(第1図参照)と受光素子(第2図参照)を持ち、
挿入された試料が赤外線を充分に遮断することによつて
試料の挿入を認識し、それによつて搬送ローラーが始動
してフイルムを現像槽へと搬送する機構になつている。
のレベルを評価した。
熟成されていない平均サイズ0.19μの沃臭化銀乳剤(Ag
量として0.27g/m2)と比較dye−1(7.5mg/m2)を予じ
めまぶした後染料層塗布液に添加し塗布した。
た。(化学熟成していない平均粒子サイズ0.72μの沃臭
化銀乳剤を0.22g/m2塗布した) 第1表からわかるように本発明の試料はセンサー検出
性、残色、定着性を満足し優れていることがわかる。
た容器に液当量のアンモニアを入れた後、反応容器中の
pAg値を7.60に保ちつつ硝酸銀水溶液と臭化カリウム水
溶液とをダブルジエツト法により添加して平均粒子サイ
ズが0.55μの単分散臭化銀乳剤粒子を調製した。この乳
剤粒子は、平均粒子サイズの±40%以内に全粒子数の98
%が存在していた。この乳剤を脱塩処理後、pHを6.2、p
Agを8.6に合わせてからチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸
とにより金・硫黄増感を行ない所望の写真を得た。
ク法で測定したところ98/2であつた。これを乳剤Aと命
名した。
色素構造式S−1のメタノール溶液(9×10-4M/l)を7
0ml、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラ
ザインデン水溶液、塗布助剤ドデシルベンゼンスルフオ
ン酸塩の水溶液、増粘剤ポリポタシウム−p−ビニルベ
ンゼンスルフオネート化合物の水溶液を添加して乳剤塗
布液とした。
リエチレンスルフオン酸ソーダ水溶液、マツト剤ポリメ
チルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ3.0μ
m)、硬膜剤N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフオ
ニルアセトアミド)、塗布助剤t−オクチルフエノキシ
エトキシエタンスルフオン酸ナトリウム水溶液、帯電防
止剤としてポリエチレン系界面活性剤水溶液および下記
構造の含フツ素化合物の水溶液とを添加して塗布液とし
た。
料を1.75g、増粘剤ポリエチレンスルフオン酸ソーダ水
溶液、硬膜剤N,N′−エチレンビス−(ビニルスルフオ
ニルアセトアミド)水溶液、塗布助剤t−オクチルフエ
ノキシエトキシエタンスルフオン酸ナトリウム水溶液と
を加えてバツク塗布液とした。但し表−IIの固体染料を
添加した。
エチレンスルフオン酸ソーダ水溶液、マツト剤ポリメチ
ルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ3.0μm)、
塗布助剤t−オクチルフエノキシエトキシエタンスルフ
オン酸ナトリウム水溶液、帯電防止剤としてポリエチレ
ン系界面活性剤水溶液および下記構造の含フツ素化合物
の水溶液とを添加して塗布液とした。
もに実施例−1のポリエチレンテレフタレート支持体の
一方の側にゼラチン塗布量が4g/m2となるように塗布し
た。これに続いて支持体の反対の側に先ず近赤外増感色
素入りの乳剤Aの乳剤塗布液とこれ用の表面保護層塗布
液とを塗布銀量が3.5g/m2となるように塗布し、試料を
作成した。
使用して、下記露光、現像、定着、水洗、乾燥の処理を
行つた。
スキヤニング露光を行つた。
て用いた。そして標準現像温度35℃で定着、水洗、乾燥
を含めて70秒の処理を行つた。
予じめまぶしたものを添加した。Ag量0.54g/m2 表IIからわかるように本発明はセンサー検出性、残色
の点ですぐれていることがわかる。
ム挿入口における赤外線発光素子(第1図)及び受光素
子(第2図)の分光感度特性を表わす。 各々、その横軸は波長域を表わし、第1図の縦軸はセン
サー相対輝度を、第2図の縦軸はセンサー相対感度を表
わす。
Claims (3)
- 【請求項1】下記一般式(I)ないし(IV)で表わされ
る化合物の少なくとも1種を固体微粒子状で含有する親
水性コロイド層を少なくとも1層有することを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料。 一般式(I) 式中、R1、R2は各々アルキル基、アルケニル基又はアリ
ール基を表わし、R3、R4は各々水素原子又は1価の基を
表わし、Z1、Z2は各々5又は6員の含窒素複素環を形成
するのに必要な非金属原子群を表わし、Lは5、7もし
くは9個のメチン基が共役二重結合により連結されて生
じる連結基を表わし、X-は陰イオンを表わし、l1、l2は
各々0又は1を表わす。但し、一般式(I)で表される
化合物の有するいずれの置換基も、スルホン酸基を有す
ることはなく、一般式(I)で表わされる化合物はpKa
(酸解離定数)が3以上の基を置換基として少なくとも
1つ有する。 一般式(II) 式中、Q、Q1は各々酸素原子、イオウ原子を表わし、
R5、R6、R7、R8は各々水素原子又は1価の基を表わし、
L1は3もしくは5個のメチン基が共役二重結合により連
結されて生じる連結基を表わし、Yはシクロペンチニル
環もしくはシクロヘキシニル環を形成するのに必要な非
金属原子群を表わし、X-は陰イオンを表わす。但し、一
般式(II)で表される化合物の有するいずれの置換基
も、スルホン酸基を有することはなく、一般式(II)で
表される化合物は、pKa(酸解離定数)が3以上の基を
置換基として少なくとも1つ有する。 一般式(III) 式中、R9、R10、R11は各々水素原子又は1価の基を表わ
し、R12はアルキル基、アルケニル基又はアリール基を
表わし、Z3は5又は6員の含窒素複素環を形成するのに
必要な非金属原子群を表わし、nは2又は3を表わし、
l3は0又は1を表わし、X-は陰イオンを表わす。一般式
(III)で表される化合物の有するいずれの置換基も、
スルホン酸基を有することはなく、一般式(III)で表
される化合物は、pKa(酸解離定数)が3以上の基を置
換基として少なくとも1つ有する。 一般式(IV) 式中、R13、R14、R15、R16は水素又は低級アルキル基を
表わし、X-は陰イオンを表わし、mは0、1又は2であ
り、L2は を表わし、そして存在する全ての芳香核は1価の基で置
換されていてもよい。但し、一般式(IV)で表される化
合物の有するいずれの置換基もスルホン酸基を有するこ
とはなく、一般式(IV)で表される化合物はpKa(酸解
離定数)が3以上の基を置換基として少なくとも1つ有
する。 - 【請求項2】前記一般式(I)ないし(IV)で表わされ
る化合物が溶液状態における光吸収極大波長が700nmな
いし1700nmであることを特徴とする特許請求の範囲
(1)に記載のハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項3】黒白画像形成用であり、かつ塗布銀量が5g
/m2以下であることを特徴とする特許請求の範囲(1)
又は(2)に記載のハロゲン化銀写真感光材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278012A JP2876081B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278012A JP2876081B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03138640A JPH03138640A (ja) | 1991-06-13 |
JP2876081B2 true JP2876081B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=17591411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1278012A Expired - Lifetime JP2876081B2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876081B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2880604B2 (ja) * | 1992-02-14 | 1999-04-12 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
US5783377A (en) * | 1996-09-04 | 1998-07-21 | Eastman Kodak Company | Infrared absorber dyes |
WO2007114196A1 (ja) | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Fujifilm Corporation | 導電膜及びその製造方法、並びに透光性電磁波シールド膜 |
US8513878B2 (en) | 2006-09-28 | 2013-08-20 | Fujifilm Corporation | Spontaneous emission display, spontaneous emission display manufacturing method, transparent conductive film, electroluminescence device, solar cell transparent electrode, and electronic paper transparent electrode |
JP5213433B2 (ja) | 2006-12-21 | 2013-06-19 | 富士フイルム株式会社 | 導電膜およびその製造方法 |
JP5588597B2 (ja) | 2007-03-23 | 2014-09-10 | 富士フイルム株式会社 | 導電性材料の製造方法及び製造装置 |
EP2009977A3 (en) | 2007-05-09 | 2011-04-27 | FUJIFILM Corporation | Electromagnetic shielding film and optical filter |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53130062A (en) * | 1977-04-19 | 1978-11-13 | Naado Kenkiyuushiyo Kk | Measuring method of film thickness in emulsion layer |
JPS6295527A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-02 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 写真層の塗布故障検知方法 |
JPS6352128A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-05 | Konica Corp | 感光材料表面検査装置 |
CA1286139C (en) * | 1986-12-23 | 1991-07-16 | Donald Richard Diehl | Filter dye for photographic element |
JP2838519B2 (ja) * | 1987-08-11 | 1998-12-16 | コニカ株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP1278012A patent/JP2876081B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03138640A (ja) | 1991-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5260178A (en) | Silver halide photographic light-sensitive material | |
JPH0643583A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2785162B2 (ja) | 写真用ポリエステル支持体およびハロゲン化銀写真感光材料 | |
EP0259855A2 (en) | Method of developing silver halide photographic materials | |
JPH035748A (ja) | X―レイ用写真感光材料 | |
JP2704457B2 (ja) | ハロゲン化銀写真用感光材料 | |
JP2876081B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2676117B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH0820693B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
US5674675A (en) | Silver halide photographic material | |
US5077184A (en) | Silver halide photographic material containing color reversible dye layer | |
JPH0311454B2 (ja) | ||
JP2789368B2 (ja) | Xレイ用ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2639431B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPS63259652A (ja) | 黒白用ハロゲン化銀写真感光材料及びその現像処理方法 | |
JPH07109487B2 (ja) | ハロゲン化銀写真用乳剤 | |
JP2670562B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2995641B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 | |
JPH03211542A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JPH04180057A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2699030B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2704460B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料及びその現像処理方法 | |
JP2699016B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 | |
JP2906288B2 (ja) | 写真用ハロゲン化銀乳剤の製造方法 | |
JPH117099A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080122 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090122 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100122 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100122 Year of fee payment: 11 |