JP2874853B2 - 踏切制御装置 - Google Patents
踏切制御装置Info
- Publication number
- JP2874853B2 JP2874853B2 JP17984496A JP17984496A JP2874853B2 JP 2874853 B2 JP2874853 B2 JP 2874853B2 JP 17984496 A JP17984496 A JP 17984496A JP 17984496 A JP17984496 A JP 17984496A JP 2874853 B2 JP2874853 B2 JP 2874853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- train
- alarm
- speed
- station
- warning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は駅近傍の構内踏切
に適用する踏切制御装置、特に踏切警報時間の短縮化に
関するものである。
に適用する踏切制御装置、特に踏切警報時間の短縮化に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】軌道に設けられた踏切の警報制御を行う
ために、図5の配置図に示すように踏切11を挟んだ両
側に適当な距離を隔てて警報開始点12と警報終止点1
3を設けて踏切警報区間を構成している。この踏切警報
区間の警報開始点12に列車14が進入したときに踏切
警報を発生させ、踏切警報区間にある列車14が全て踏
切終止点13から進出したときに踏切警報を解除してい
る。
ために、図5の配置図に示すように踏切11を挟んだ両
側に適当な距離を隔てて警報開始点12と警報終止点1
3を設けて踏切警報区間を構成している。この踏切警報
区間の警報開始点12に列車14が進入したときに踏切
警報を発生させ、踏切警報区間にある列車14が全て踏
切終止点13から進出したときに踏切警報を解除してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように踏切11
から適当な距離を隔てて警報開始点12と警報終止点1
3を設け、この踏切警報区間に列車14が在線している
ときは踏切警報を発生していると、踏切の保安は確実に
保たれるが、例えば図6に示すように、駅10の近傍で
列車14の進入側に踏切11があるときに、先行列車1
4aが警報終止点13から進出してから駅10で停止
し、踏切警報区間に入った後続列車14bが減速信号Y
Gにより減速して踏切11に達するまでに十分な時間が
あっても踏切警報は出力されたままになっている。この
ため列車回数が多いときには、踏切警報が出力されてい
る時間が著しく、道路の交通渋滞となってしまう。
から適当な距離を隔てて警報開始点12と警報終止点1
3を設け、この踏切警報区間に列車14が在線している
ときは踏切警報を発生していると、踏切の保安は確実に
保たれるが、例えば図6に示すように、駅10の近傍で
列車14の進入側に踏切11があるときに、先行列車1
4aが警報終止点13から進出してから駅10で停止
し、踏切警報区間に入った後続列車14bが減速信号Y
Gにより減速して踏切11に達するまでに十分な時間が
あっても踏切警報は出力されたままになっている。この
ため列車回数が多いときには、踏切警報が出力されてい
る時間が著しく、道路の交通渋滞となってしまう。
【0004】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、道路の交通渋滞を極力緩和すること
ができる踏切制御装置を提供することを目的とするもの
である。
されたものであり、道路の交通渋滞を極力緩和すること
ができる踏切制御装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る踏切制御
装置は、警報開始点制御子(2)と警報終止点制御子
(3)と複数の速度照査用地上子(4a〜4e)と運行
モード記憶部(6)と警報開始時間設定部(7)とを有
し、警報開始点制御子(2)は駅近傍の列車進入側前方
に設けられた構内踏切の進入側の警報開始点(12)に
設けられ、警報終止点制御子(3)は構内踏切の進出側
の警報終止点(13)に設けられ、警報開始点(12)
と警報終止点(13)の間の踏切警報区間に列車が在線
するか否を検知し、速度照査用地上子(4a〜4e)は
踏切警報区間の警報開始点(12)に近い位置に所定距
離をおいて設置され、通過する各列車の速度を逐次検出
し、運行モード記憶部(6)には各列車の進路条件を示
す運行モードがあらかじめ記憶し、警報開始時間設定部
(7)は後続列車が警報開始点(12)に進入したとき
に速度照査用地上子(4a〜4e)から送られる後続列
車の実速度と運行モード記憶部(6)に記憶した先行列
車の進路条件と後続列車の進路条件とから、先行列車が
駅を通過し、後続列車も駅を通過するときは、後続列車
が踏切警報区間に進入したときを後続列車による警報開
始時間とし、先行列車が駅に停車し、後続列車も駅に停
車するときは、後続列車の速度線図より、後続列車が警
報開始点から踏切に達するまでの時間を算出し、算出し
た時間と踏切警報開始に必要な時間との差から警報開始
時間を算出し設定することを特徴とする。
装置は、警報開始点制御子(2)と警報終止点制御子
(3)と複数の速度照査用地上子(4a〜4e)と運行
モード記憶部(6)と警報開始時間設定部(7)とを有
し、警報開始点制御子(2)は駅近傍の列車進入側前方
に設けられた構内踏切の進入側の警報開始点(12)に
設けられ、警報終止点制御子(3)は構内踏切の進出側
の警報終止点(13)に設けられ、警報開始点(12)
と警報終止点(13)の間の踏切警報区間に列車が在線
するか否を検知し、速度照査用地上子(4a〜4e)は
踏切警報区間の警報開始点(12)に近い位置に所定距
離をおいて設置され、通過する各列車の速度を逐次検出
し、運行モード記憶部(6)には各列車の進路条件を示
す運行モードがあらかじめ記憶し、警報開始時間設定部
(7)は後続列車が警報開始点(12)に進入したとき
に速度照査用地上子(4a〜4e)から送られる後続列
車の実速度と運行モード記憶部(6)に記憶した先行列
車の進路条件と後続列車の進路条件とから、先行列車が
駅を通過し、後続列車も駅を通過するときは、後続列車
が踏切警報区間に進入したときを後続列車による警報開
始時間とし、先行列車が駅に停車し、後続列車も駅に停
車するときは、後続列車の速度線図より、後続列車が警
報開始点から踏切に達するまでの時間を算出し、算出し
た時間と踏切警報開始に必要な時間との差から警報開始
時間を算出し設定することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明においては、踏切制御装
置に主制御部(1)と踏切開始点制御子(2)と踏切終
止点制御子(3)と複数の速度照査用地上子(4a〜4
e)と運行モ−ド記憶部(6)と警報開始時間設定部
(7)及び警報装置(9)とを有する。踏切開始点制御
子(2)と踏切終止点制御子(3)は駅近傍の進入側前
方に設けられた構内踏切の警報開始点(12)と警報終
止点(13)に設けられ、警報開始点(12)と警報終
止点(13)の間の踏切警報区間に列車が在線するか否
を検知する。複数の速度照査用地上子(4a〜4e)は
踏切警報区間の警報開始点(12)に近い位置に所定距
離をおいて設置され、通過する各列車の速度を逐次検出
して出力する。また、運行モ−ド記憶部(6)には各列
車の進路条件を示す運行モ−ドがあらかじめ記憶してあ
る。そして先行列車に引き続いて後続列車が警報開始点
(12)に進入したときに、警報開始時間設定部(7)
は複数の速度照査用地上子(4a〜4e)から送られる
後続列車の実速度と運行モ−ド記憶部(6)に記憶した
先行列車の進路条件と後続列車の進路条件とから後続列
車による踏切制御の警報開始時間を可変し、警報装置
(9)の踏切警報時間を極力短縮して道路交通が渋滞す
ることを緩和する。
置に主制御部(1)と踏切開始点制御子(2)と踏切終
止点制御子(3)と複数の速度照査用地上子(4a〜4
e)と運行モ−ド記憶部(6)と警報開始時間設定部
(7)及び警報装置(9)とを有する。踏切開始点制御
子(2)と踏切終止点制御子(3)は駅近傍の進入側前
方に設けられた構内踏切の警報開始点(12)と警報終
止点(13)に設けられ、警報開始点(12)と警報終
止点(13)の間の踏切警報区間に列車が在線するか否
を検知する。複数の速度照査用地上子(4a〜4e)は
踏切警報区間の警報開始点(12)に近い位置に所定距
離をおいて設置され、通過する各列車の速度を逐次検出
して出力する。また、運行モ−ド記憶部(6)には各列
車の進路条件を示す運行モ−ドがあらかじめ記憶してあ
る。そして先行列車に引き続いて後続列車が警報開始点
(12)に進入したときに、警報開始時間設定部(7)
は複数の速度照査用地上子(4a〜4e)から送られる
後続列車の実速度と運行モ−ド記憶部(6)に記憶した
先行列車の進路条件と後続列車の進路条件とから後続列
車による踏切制御の警報開始時間を可変し、警報装置
(9)の踏切警報時間を極力短縮して道路交通が渋滞す
ることを緩和する。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すように、踏切制御装置は主制御
部1と警報開始点制御子2と警報終止点制御子3と複数
の速度照査用地上子4a〜4eと入力部5と運行モ−ド
記憶部6と警報開始時間設定部7と出力部8及び警報装
置9とを有する。警報開始点制御子2と警報終止点制御
子3は、図2の配置図に示すように、プラットホ−ムに
1番線と2番線を有する駅10近傍の進入側前方に設け
られた踏切11の警報開始点12と警報終止点13に設
けられ、警報開始点12と警報終止点13の間の踏切警
報区間に列車14が在線するか否を検知する。速度照査
用地上子4a〜4eは踏切警報区間の警報開始点12に
近い位置に所定距離をおいて設置され、通過する各列車
14の速度を逐次検出して出力する。この踏切警報区間
は複数の閉塞区間を有し、各閉塞区間にはATS地上子
15a〜15gが設けられている。運行モ−ド記憶部6
には各列車14の進路条件を示す運行モ−ドがあらかじ
め記憶してある。警報開始時間設定部7は後続列車14
bが警報開始点12に進入したときに速度照査用地上子
4a〜4eから送られる後続列車14bの実速度と運行
モ−ド記憶部6に記憶した先行列車14aの進路条件と
後続列車14bの進路条件とから後続列車14bによる
踏切制御の警報開始時間を可変する。
ック図である。図に示すように、踏切制御装置は主制御
部1と警報開始点制御子2と警報終止点制御子3と複数
の速度照査用地上子4a〜4eと入力部5と運行モ−ド
記憶部6と警報開始時間設定部7と出力部8及び警報装
置9とを有する。警報開始点制御子2と警報終止点制御
子3は、図2の配置図に示すように、プラットホ−ムに
1番線と2番線を有する駅10近傍の進入側前方に設け
られた踏切11の警報開始点12と警報終止点13に設
けられ、警報開始点12と警報終止点13の間の踏切警
報区間に列車14が在線するか否を検知する。速度照査
用地上子4a〜4eは踏切警報区間の警報開始点12に
近い位置に所定距離をおいて設置され、通過する各列車
14の速度を逐次検出して出力する。この踏切警報区間
は複数の閉塞区間を有し、各閉塞区間にはATS地上子
15a〜15gが設けられている。運行モ−ド記憶部6
には各列車14の進路条件を示す運行モ−ドがあらかじ
め記憶してある。警報開始時間設定部7は後続列車14
bが警報開始点12に進入したときに速度照査用地上子
4a〜4eから送られる後続列車14bの実速度と運行
モ−ド記憶部6に記憶した先行列車14aの進路条件と
後続列車14bの進路条件とから後続列車14bによる
踏切制御の警報開始時間を可変する。
【0008】上記のように構成された踏切制御装置の動
作を図3のフロ−チャ−トを参照して説明する。
作を図3のフロ−チャ−トを参照して説明する。
【0009】先行列車14aが踏切警報区間に進入した
後、後続列車14bが踏切制御区間に進入開始すると
(ステップS1,S2)、主制御部1は後続列車14b
が踏切制御区間に進入開始したときに、先行列車14a
が踏切警報区間に進入してから一定時間経過しているか
どうかを調べ(ステップS3)、一定時間経過している
場合は、通常の踏切制御処理を行い、後続列車14bが
踏切警報区間に進入したときに直ちに警報装置9に踏切
警報信号を出力して踏切警報を発生させる(ステップS
13)。主制御部1は後続列車14bが踏切制御区間に
進入開始したときに、先行列車14aが踏切警報区間に
進入してから一定時間経過していないときは、先行列車
14aが踏切警報区間に在線しているか駅10に停車し
ていると判断し、警報開始点12に設けた速度照査用地
上子4aで検出している後続列車14bのそのときの実
際の速度を警報開始時間設定部7に送る(ステップS
4)。警報開始時間設定部7は警報開始点12に設けた
速度照査用地上子4aから送られた速度を確認し、後続
列車14bの速度が高速例えば90km/h以上であるときは
(ステップS5)、その時点で運行モ−ド記憶部6に記
憶した先行列車14aの進路条件と後続列車14bの進
路条件とから後続列車14bによる踏切制御の警報開始
時間を算出する(ステップS6)。すなわち、先行列車
14aが駅10を通過し、後続列車14aも駅10を通
過するときは、後続列車14bが踏切警報区間に進入し
たときを後続列車14bによる警報開始時間とする。ま
た、先行列車14aが駅10に停車し、後続列車14b
も駅10に停車するときは、ATS地上子15a〜15
gから出力されてATS信号、すなわち先行列車14a
の進路条件と後続列車14bの進路条件により速度を可
変して走行する後続列車14bの速度線図より、後続列
車14bが警報開始点12から踏切11に達するまでの
時間を算出し、算出した時間と踏切警報開始に必要な時
間との差から警報開始時間を算出し設定する(ステップ
S11)。主制御部1は設定された警報開始時間になっ
たら、警報装置9に踏切警報信号を出力して踏切警報を
発生させる(ステップS12,S13)。
後、後続列車14bが踏切制御区間に進入開始すると
(ステップS1,S2)、主制御部1は後続列車14b
が踏切制御区間に進入開始したときに、先行列車14a
が踏切警報区間に進入してから一定時間経過しているか
どうかを調べ(ステップS3)、一定時間経過している
場合は、通常の踏切制御処理を行い、後続列車14bが
踏切警報区間に進入したときに直ちに警報装置9に踏切
警報信号を出力して踏切警報を発生させる(ステップS
13)。主制御部1は後続列車14bが踏切制御区間に
進入開始したときに、先行列車14aが踏切警報区間に
進入してから一定時間経過していないときは、先行列車
14aが踏切警報区間に在線しているか駅10に停車し
ていると判断し、警報開始点12に設けた速度照査用地
上子4aで検出している後続列車14bのそのときの実
際の速度を警報開始時間設定部7に送る(ステップS
4)。警報開始時間設定部7は警報開始点12に設けた
速度照査用地上子4aから送られた速度を確認し、後続
列車14bの速度が高速例えば90km/h以上であるときは
(ステップS5)、その時点で運行モ−ド記憶部6に記
憶した先行列車14aの進路条件と後続列車14bの進
路条件とから後続列車14bによる踏切制御の警報開始
時間を算出する(ステップS6)。すなわち、先行列車
14aが駅10を通過し、後続列車14aも駅10を通
過するときは、後続列車14bが踏切警報区間に進入し
たときを後続列車14bによる警報開始時間とする。ま
た、先行列車14aが駅10に停車し、後続列車14b
も駅10に停車するときは、ATS地上子15a〜15
gから出力されてATS信号、すなわち先行列車14a
の進路条件と後続列車14bの進路条件により速度を可
変して走行する後続列車14bの速度線図より、後続列
車14bが警報開始点12から踏切11に達するまでの
時間を算出し、算出した時間と踏切警報開始に必要な時
間との差から警報開始時間を算出し設定する(ステップ
S11)。主制御部1は設定された警報開始時間になっ
たら、警報装置9に踏切警報信号を出力して踏切警報を
発生させる(ステップS12,S13)。
【0010】また、先行列車14aが駅10に停車して
いて、警報開始点12に設けた速度照査用地上子4aか
ら送られた後続列車14bの速度が例えば75km/h以上の
ときは(ステップS7)、警報開始時間設定部7は後続
列車14bが進行して警報開始点12の位置の次の位置
に設けられた速度照査用地上子4bに達したときに速度
照査用地上子4bから送られる速度を確認し、速度照査
用地上子4bから送られる速度が例えば75km/h以上のと
きは、その時点で上記と同様に運行モ−ド記憶部6に記
憶した先行列車14aの進路条件と後続列車14bの進
路条件とから後続列車14bによる踏切制御の警報開始
時間を算出する(ステップS8)。また、先行列車14
aが駅10に達せず警報開始点12に設けた速度照査用
地上子4aから送られた後続列車14bの速度が例えば
45km/hのときは(ステップS9)、警報開始時間設定部
7は後続列車14bが進行して速度照査用地上子4bに
達したときに速度照査用地上子4bから送られる速度を
確認し、そのときの速度が例えば45km/hのときは、後続
列車14bが速度照査用地上子4bの次に設けた速度照
査用地上子4cに達したときに速度照査用地上子4cか
ら送られる速度を確認し、速度照査用地上子4cから送
られる速度が引き続いて45km/hのときは、その時点で上
記と同様に運行モ−ド記憶部6に記憶した先行列車14
aの進路条件と後続列車14bの進路条件とから後続列
車14bによる踏切制御の警報開始時間を算出する(ス
テップS10)。そして設定された警報開始時間になっ
たら、警報装置9に踏切警報信号を出力して踏切警報を
発生させる(ステップS11,S12,S13)。この
処理を後続列車14bの実速度に応じて速度照査用地上
子4d,4eの位置で逐次行う。
いて、警報開始点12に設けた速度照査用地上子4aか
ら送られた後続列車14bの速度が例えば75km/h以上の
ときは(ステップS7)、警報開始時間設定部7は後続
列車14bが進行して警報開始点12の位置の次の位置
に設けられた速度照査用地上子4bに達したときに速度
照査用地上子4bから送られる速度を確認し、速度照査
用地上子4bから送られる速度が例えば75km/h以上のと
きは、その時点で上記と同様に運行モ−ド記憶部6に記
憶した先行列車14aの進路条件と後続列車14bの進
路条件とから後続列車14bによる踏切制御の警報開始
時間を算出する(ステップS8)。また、先行列車14
aが駅10に達せず警報開始点12に設けた速度照査用
地上子4aから送られた後続列車14bの速度が例えば
45km/hのときは(ステップS9)、警報開始時間設定部
7は後続列車14bが進行して速度照査用地上子4bに
達したときに速度照査用地上子4bから送られる速度を
確認し、そのときの速度が例えば45km/hのときは、後続
列車14bが速度照査用地上子4bの次に設けた速度照
査用地上子4cに達したときに速度照査用地上子4cか
ら送られる速度を確認し、速度照査用地上子4cから送
られる速度が引き続いて45km/hのときは、その時点で上
記と同様に運行モ−ド記憶部6に記憶した先行列車14
aの進路条件と後続列車14bの進路条件とから後続列
車14bによる踏切制御の警報開始時間を算出する(ス
テップS10)。そして設定された警報開始時間になっ
たら、警報装置9に踏切警報信号を出力して踏切警報を
発生させる(ステップS11,S12,S13)。この
処理を後続列車14bの実速度に応じて速度照査用地上
子4d,4eの位置で逐次行う。
【0011】例えば後続列車14bが速度照査用地上子
4cに達したときの速度が45km/hのとき、後続列車14
bが駅10を通過する場合は、図4(a)に示すよう
に、その条件によりATS地上子15a〜15gから出
力されてATS信号21により速度を可変して走行する
後続列車14bの速度線図より、後続列車14bが警報
開始点12から踏切11に達するまでの時間を算出し、
算出した時間と踏切警報開始に必要な時間との差から、
図4(c)に示す警報開始時間T1を算出する。また、
後続列車14bが駅10で停車する場合は、図4(b)
に示すように、その条件によりATS地上子15a〜1
5gから出力されてATS信号21により定まる後続列
車14bの速度線図より、図4(c)に示す警報開始時
間T2を算出する。このようにして後続列車14bが駅
10に停車するときには、通過するときよりΔT秒だけ
警報開始時間を送らせることができる。
4cに達したときの速度が45km/hのとき、後続列車14
bが駅10を通過する場合は、図4(a)に示すよう
に、その条件によりATS地上子15a〜15gから出
力されてATS信号21により速度を可変して走行する
後続列車14bの速度線図より、後続列車14bが警報
開始点12から踏切11に達するまでの時間を算出し、
算出した時間と踏切警報開始に必要な時間との差から、
図4(c)に示す警報開始時間T1を算出する。また、
後続列車14bが駅10で停車する場合は、図4(b)
に示すように、その条件によりATS地上子15a〜1
5gから出力されてATS信号21により定まる後続列
車14bの速度線図より、図4(c)に示す警報開始時
間T2を算出する。このようにして後続列車14bが駅
10に停車するときには、通過するときよりΔT秒だけ
警報開始時間を送らせることができる。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、先行列
車に引き続いて後続列車が警報開始点に進入したとき
に、複数の速度照査用地上子から送られる後続列車の実
速度とあらかじめ記憶した先行列車の進路条件と後続列
車の進路条件とから後続列車による踏切制御の警報開始
時間を可変し、踏切警報時間を極力短縮するようにした
から、駅近傍における踏切により道路交通が渋滞するこ
とを緩和することができる。
車に引き続いて後続列車が警報開始点に進入したとき
に、複数の速度照査用地上子から送られる後続列車の実
速度とあらかじめ記憶した先行列車の進路条件と後続列
車の進路条件とから後続列車による踏切制御の警報開始
時間を可変し、踏切警報時間を極力短縮するようにした
から、駅近傍における踏切により道路交通が渋滞するこ
とを緩和することができる。
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】速度照査用地上子の配置図である。
【図3】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
る。
【図4】上記実施例の動作を示す説明図である。
【図5】従来例を示す配置図である。
【図6】他の従来例を示す配置図である。
1 主制御部 2 警報開始点制御子 3 警報終止点制御子 4 速度照査用地上子 6 運行モ−ド記憶部 7 警報開始時間設定部 9 警報装置 10 駅 11 踏切
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 勝弘 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番 地の1 株式会社京三製作所内 (72)発明者 奥野 保夫 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番 地の1 株式会社京三製作所内 (56)参考文献 特開 平1−240363(JP,A) 特開 昭63−134364(JP,A) 特開 平7−186967(JP,A) 特開 平5−8732(JP,A) 特開 平3−159869(JP,A) 特開 平3−57768(JP,A) 実開 平3−19768(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 29/18 - 29/32
Claims (1)
- 【請求項1】 警報開始点制御子(2)と警報終止点制
御子(3)と複数の速度照査用地上子(4a〜4e)と
運行モード記憶部(6)と警報開始時間設定部(7)と
を有し、警報開始点制御子(2)は駅近傍の列車進入側
前方に設けられた構内踏切の進入側の警報開始点(1
2)に設けられ、警報終止点制御子(3)は構内踏切の
進出側の警報終止点(13)に設けられ、警報開始点
(12)と警報終止点(13)の間の踏切警報区間に列
車が在線するか否を検知し、速度照査用地上子(4a〜
4e)は踏切警報区間の警報開始点(12)に近い位置
に所定距離をおいて設置され、通過する各列車の速度を
逐次検出し、運行モード記憶部(6)には各列車の進路
条件を示す運行モードがあらかじめ記憶し、警報開始時
間設定部(7)は後続列車が警報開始点(12)に進入
したときに速度照査用地上子(4a〜4e)から送られ
る後続列車の実速度と運行モード記憶部(6)に記憶し
た先行列車の進路条件と後続列車の進路条件とから、先
行列車が駅を通過し、後続列車も駅を通過するときは、
後続列車が踏切警報区間に進入したときを後続列車によ
る警報開始時間とし、先行列車が駅に停車し、後続列車
も駅に停車するときは、後続列車の速度線図より、後続
列車が警報開始点から踏切に達するまでの時間を算出
し、算出した時間と踏切警報開始に必要な時間との差か
ら警報開始時間を算出し設定することを特徴とする踏切
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17984496A JP2874853B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 踏切制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17984496A JP2874853B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 踏切制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH106995A JPH106995A (ja) | 1998-01-13 |
JP2874853B2 true JP2874853B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=16072898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17984496A Expired - Fee Related JP2874853B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 踏切制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874853B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP17984496A patent/JP2874853B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH106995A (ja) | 1998-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2021204799B2 (en) | Speed proving method and apparatus | |
JPH10167070A (ja) | 列車情報伝送方法、列車速度制御方法および列車制御システム | |
JP2874853B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP2003200765A (ja) | 列車のセクションオーバー防止装置 | |
JP4614754B2 (ja) | 踏切保安装置 | |
JP3860658B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP3221573B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP2002240720A (ja) | 踏切制御装置 | |
JP2613328B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP3312668B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP2781606B2 (ja) | 踏切定時間制御装置 | |
JP2619568B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP4859298B2 (ja) | 踏切制御システム | |
JP2700375B2 (ja) | プラットホーム安全確認装置 | |
JP2613321B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JP2862573B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JPH04201678A (ja) | 踏切の無遮断無警報対応保安制御方法および装置 | |
JPH06247306A (ja) | 駅案内自動放送装置 | |
JP2001080516A (ja) | 踏切制御装置 | |
JPS60116560A (ja) | 踏切制御方式 | |
JP3286934B2 (ja) | パターン式ats装置の信号上位現示情報伝送装置 | |
WO2023248734A1 (ja) | 列車制御システムおよび列車制御方法 | |
JP3346499B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JPH0748435Y2 (ja) | 踏切定時間制御装置 | |
JPH11152035A (ja) | 列車検知方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |