JP2619568B2 - 踏切制御装置 - Google Patents

踏切制御装置

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JP2619568B2
JP2619568B2 JP2407238A JP40723890A JP2619568B2 JP 2619568 B2 JP2619568 B2 JP 2619568B2 JP 2407238 A JP2407238 A JP 2407238A JP 40723890 A JP40723890 A JP 40723890A JP 2619568 B2 JP2619568 B2 JP 2619568B2
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JP
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alarm
railroad crossing
train
zone
control device
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JP2407238A
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敏雄 熊谷
典幸 西掘
哲夫 福田
敏男 加藤
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Nippon Signal Co Ltd
Railway Technical Research Institute
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Nippon Signal Co Ltd
Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、踏切制御区間内におけ
る列車検知条件に応じて踏切警報制御を行なう踏切制御
装置に関し、踏切制御区間内に警報取消し不許可ゾーン
を設定することにより、列車検知系の不安定動作や誤動
作等により、踏切警報が停止することないようにし、踏
切制御の信頼性及び安全性を向上させるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】第3図に従来の一般的な踏切制御系の構
成を示す。1は軌道、2は列車、3は踏切道、4は制御
装置、5、6は列車検知器、aは列車2の走行方向を示
している。踏切道3の手前には適当な長さの踏切制御区
間Lが設定されている。制御装置4はコンピュータで構
成されており、列車検知器5、6で得られた列車検知条
件に基づいて踏切警報器の鳴動及び閉扉制御のための制
御信号を出力する。
【0003】列車検知器5、6は、例えば車軸短絡、車
軸検知コイル、光検知器等の各方式によって列車を検知
する。列車検知器5は警報開始点Ps より内側の踏切制
御区間Lに列車2が入ったことを検知するように設置さ
れ、列車検知器6は踏切道3の後方の警報終止点PF か
ら列車が抜け出たことを検知するように設置されてい
る。
【0004】矢印aの方向に走行する列車2が警報開始
点Ps に進入し、列車進入が列車検知器5によって検知
されると、警報開始制御が行なわれ、制御装置4から踏
切鳴動及び閉扉制御のための踏切制御信号が出力され、
所定の踏切制御が行なわれる。
【0005】列車2が警報終止点PF を通過し終わる
と、その列車通過が列車検知器6によって検知され、制
御装置4から出力される踏切制御信号により、警報鳴動
停止及び開扉制御が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の踏切制御装置は、踏切制御区間L内における列
車2の有無により、警報開始及び終止を行なうので、列
車検知の信頼性や安定性等によって、踏切制御の信頼性
及び安全性が大きく左右される。例えば、車軸による軌
道回路短絡によって列車を連続的に検知する一般的列車
検知方式を例にとると、踏切制御区間L内において、列
車2の車軸が軌道1から浮上がる等の現象を生じた場
合、踏切制御区間L内に列車無しとする検知信号が生
じ、踏切警報が停止してしまうという極めて危険な状態
になる。特に最近は、車両軽量化の方向にあるため、車
両の浮上り、車軸による軌道回路短絡不全等、軌道回路
の不安定動作が多くなる傾向にあり、踏切保安性が問題
になっている。
【0007】踏切保安性低下を防止する手段として、列
車検知に時素を持たせ、ある一定の時間、列車無しの信
号が継続したときに、列車無しと判定する等の技術的手
段が考えられるが、その分、踏切制御が複雑化する。
【0008】そこで、本発明の課題は、上述する従来の
問題点を解決し、踏切制御の安全性及び信頼性が高く、
しかも、簡単な構成の踏切制御装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、軌道に沿って設定された踏切制御区間内
における列車検知条件に基づいて踏切警報制御を行なう
踏切制御装置であって、前記踏切制御区間内に警報取消
し不許可ゾーンを含み、前記警報取消不許可ゾーンは、
警報開始点と警報終止点との間にあって、前記警報開始
点と前記警報終止点を含まない区間として構成されてお
り、列車が前記警報取消し不許可ゾーンに入ったとする
列車検知信号が得られた後は、前記警報取消し不許可ゾ
ーンにおいて、列車検知信号によっては踏切警報が停止
することのない踏切警報制御を行なうことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】踏切制御区間内に警報取消し不許可ゾーンを含
み、列車が警報取消し不許可ゾーンに入ったとする列車
検知信号が得られた後は、警報取消し不許可ゾーンにお
いて、列車検知信号によっては踏切警報が停止すること
のない踏切警報制御を行なうので、警報取消し不許可ゾ
ーン内において、仮に、列車検知に不正動作もしくは誤
動作を生じた場合にも、踏切警報が継続する。このた
め、極めて安全性及び信頼性の高い踏切制御を行なうこ
とができる。
【0011】上述の踏切警報制御は、制御装置を構成す
るコンピュータの論理判断等によって行なうことがで
き、特別の回路を付加する必要がない。このため、構成
が簡単化される。
【0012】
【実施例】第1図は本発明に踏切制御装置を用いた踏切
制御系を示す図である。図において、第3図と同一の参
照符号は同一性ある構成部分を示している。L1 は警報
取消し不許可ゾーン、7は警報取消し不許可ゾーンL1
に備えられた列車検知器を示している。列車検知器7
は、車軸短絡、車軸検知コイル、光検知器等の各方式に
よって列車を検知する。
【0013】列車2が警報取消し不許可ゾーンL1 に入
ったことが、列車検知器7によって検知された後は、警
報取消し不許可ゾーンL1 内では列車検知信号によって
は踏切警報が停止することのない踏切警報制御を行な
う。従って、警報取消し不許可ゾーンL1 内において、
仮に、車軸の浮上がり等による列車検知の不正動作もし
くは誤動作を生じた場合にも、踏切警報が継続するよう
になり、極めて安全性及び信頼性の高い踏切制御を行な
うことができる。
【0014】警報取消し不許可ゾーンL1 の手前に設定
されたゾーンL0 は、警報取消し可能ゾーンとすること
ができる。警報取消し可能ゾーンL0 では踏切鳴動及び
閉扉制御を遅延または解除できる。従って、警報取消し
可能ゾーンL0 において、列車2が低速運行または停車
を余儀なくされた場合は、踏切鳴動及び閉扉制御を遅延
または解除し、踏切道3を通過する他の交通機関に対す
る影響を軽減できる。
【0015】警報取消し不許可ゾーンL1 の後方には警
報終止ゾーンL2 が設定されている。列車2が警報終止
ゾーンL2 を通過した後は、従来と同様に、踏切の鳴動
停止及び開扉制御を行なう。
【0016】ゾーンL0 〜L2 は、車軸による軌道回路
短絡方式によって列車検知を行なう場合は、それぞれ独
立する軌道回路によって構成し、連続的列車検知系を構
成する。連続的列車検知系では、仮にゾーンL0 におけ
る列車検知が不良であっても、次のゾーンL1 において
正常に列車を検知できるので、踏切制御の保安性が高く
なる。
【0017】第2図は駅付近に踏切道がある場合の構成
を示す図である。警報取消し不許可ゾーンL1 は、列車
2の駅内停止位置から始まり、警報終止ゾーンL2 の始
点で終る。警報取消し不許可動作は、場内の出発信号機
10に連動する連動条件または警報取消し不許可ゾーン
L1 における列車検知条件によって制御する。
【0018】警報取消し不許可ゾーンL1 の手前には警
報取消し可能ゾーンL0 が設定されている。警報取消し
可能ゾーンL0 の大部分は駅9の構内に設定されてい
る。警報取消し可能ゾーンL1 では、踏切鳴動及び閉扉
制御を解除または遅延できる。従って、駅9に停車する
列車2については、踏切鳴動及び閉扉制御条件を解除ま
たは遅延し、踏切道3を通過する他の交通機関に対する
影響を軽減できる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る踏切制
御装置は、踏切制御区間内に警報取消し不許可ゾーンを
含み、列車が警報取消し不許可ゾーンに入ったとする列
車検知信号が得られた後は、警報取消し不許可ゾーンに
おいて、列車検知信号によっては踏切警報が停止するこ
とのない踏切警報制御を行なうようにしたので、踏切制
御の安全性及び信頼性が高く、簡単な構成の踏切制御装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る踏切制御装置を用いた踏切制御系
を示す図である。
【図2】本発明に係る踏切制御装置を用いた別の踏切制
御系を示す図である。
【図3】従来の踏切制御系を示す図である。
【符号の説明】
1 軌道 2 列車 3 踏切道 4 制御装置 L 踏切制御区間 L0 警報取消し可能ゾーン L1 警報取消し不許可ゾーン L2 警報終止ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 哲夫 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日 本信号株式会社 与野事業所内 (72)発明者 加藤 敏男 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日 本信号株式会社 与野事業所内 (56)参考文献 特開 昭60−116560(JP,A) 特開 平1−240363(JP,A) 特開 平3−220062(JP,A) 特開 昭58−78862(JP,A) 実開 平4−35065(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道に沿って設定された踏切制御区間内
    における列車検知条件に基づいて踏切警報制御を行なう
    踏切制御装置であって、 前記踏切制御区間内に警報取消し不許可ゾーンを含み、
    前記警報取消不許可ゾーンは、警報開始点と警報終止点
    との間にあって、前記警報開始点と前記警報終止点を含
    まない区間として構成されており、 列車が前記警報取消し不許可ゾーンに入ったとする列車
    検知信号が得られた後は、前記警報取消し不許可ゾーン
    において、列車検知信号によっては踏切警報が停止する
    ことのない踏切警報制御を行なうことを特徴とする踏切
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記踏切制御区間は、警報取消し可能ゾ
    ーンと、警報取消し不許可ゾーンと、警報終止ゾーンと
    で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の踏
    切制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6032800B2 (ja) * 2012-09-11 2016-11-30 大同信号株式会社 踏切保安装置および踏切制御切替装置
JP7312092B2 (ja) * 2019-11-20 2023-07-20 東日本旅客鉄道株式会社 リモート開放型踏切制御装置

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JPS60116560A (ja) * 1983-11-28 1985-06-24 財団法人鉄道総合技術研究所 踏切制御方式
JP2733061B2 (ja) * 1988-03-18 1998-03-30 日本信号株式会社 踏切制御装置

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