JP2862573B2 - 踏切制御装置 - Google Patents

踏切制御装置

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JP2862573B2 JP19340289A JP19340289A JP2862573B2 JP 2862573 B2 JP2862573 B2 JP 2862573B2 JP 19340289 A JP19340289 A JP 19340289A JP 19340289 A JP19340289 A JP 19340289A JP 2862573 B2 JP2862573 B2 JP 2862573B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、主として列車選別装置を設備していない線
区において、駅前方にある踏切の制御開始時期を、当該
駅に停車する列車及び通過する列車の別に応じて制御す
る踏切制御装置に関し、当該駅に停車する列車の停止パ
ターンから算出される列車速度に関して、少なくとも踏
切警報のための最小警報時間を確保し得る地点に、列車
速度検出器を配置し、当該駅停車列車か通過列車かの情
報を含む保守情報と、列車速度検出器から出力される列
車速度検出信号とより、踏切制御開始時期を制御するこ
とにより、列車選別装置を設備していない線区におい
て、保守情報が誤っていた場合でも、列車速度検出器に
よってバックアップし、所定の最小警報時間を確保して
踏切制御を行なうと共に、踏切の閉扉時間を短縮化し、
他の交通機関に対する交通障害を軽減できるようにした
ものである。
<従来の技術> 列車選別装置を設備している線区では、当該駅に停車
する列車と通過する列車の別が、電子回路装置によって
明確に識別でき、それに対応した踏切制御を行なうこと
が可能であるが、列車選別装置を設備していない線区で
は、これができない。このため、当該駅に向う全列車を
通過列車と見なして、踏切制御を行なっている。
<発明が解決しようとする課題> 上述のように、列車選別装置を設備していない線区で
は、全列車を通過列車とみなして踏切制御を行なうた
め、停車列車の場合には、駅の近くの踏切の閉扉及び警
報鳴動時間が異常に長大化し、他の交通機関に多大な交
通障害を与えてしまっている。
列車速度を検出することによって、通過列車と停車列
車とを選別する方法が検討されているが、駅直近にある
踏切に対する警報開始点は、駅からかなり遠方に設定さ
れるため、停車列車でも速度がかなり高く、停車列車と
通過列車との間の速度差が少ない。このため、速度情報
だけでは、停車列車及び通過列車の別が判別しにくくな
ることから、実用化されていない。
更に別の対策として、停車列車のときは、出発信号機
を停止現示のまま入線させる方法も考えられる。この場
合は、出発信号機の現示から停車列車及び通過列車の判
別が可能であるが、場内信号機から低速走行となるの
で、運転ヘッドに問題が生じてきて、運行密度が低下し
てしまう。
そこで、本発明の課題は、上述する問題点を解決し
て、列車選別装置を設備していない線区において、保守
情報が誤っていた場合でも、列車速度検出器によってバ
ックアップし、所定の最小警報時間を確保して踏切制御
を行なうと共に、踏切の閉扉時間を短縮化し、他の交通
機関に対する交通障害を軽減できるようにすることにあ
る。
<課題を解決するための手段> 上述した課題を解決するため、本発明に係る踏切制御
装置は、列車選別装置を設備していない線区において用
いられ、駅前方にある踏切の制御開始時期を、当該駅に
停車する列車及び通過する列車の別に応じて制御する。
本発明に係る踏切制御装置は、当該駅から前記踏切と
は逆方向に距離をおいて配置された配列速度検出器を含
む。前記列車速度検出器は、当該駅から前記踏切とは逆
方向に距離をおいて設定された警報開始点と、当該駅と
の間に配置され、当該駅に停車する列車の停止パターン
から算出されると当該地点の列車速度に関して、少なく
とも前記踏切に対して踏切警報のための最小警報時間を
確保し得る地点に配置される。
前記警報開始点は、当該区間の列車最高速度と標準警
報時間とを考慮した標準警報時間が確保される位置に設
定されている。前記標準警報時間は、列車の接近によっ
て警報を開始してから、列車の先頭が踏切に到達するま
でに要する時間である。
前記踏切制御装置は、保守情報と、前記列車速度検出
器から出力される列車速度検出信号とのアンド条件で、
踏切制御開始時期を制御する。前記保守情報は、通信回
線を利用して当該駅に伝達される情報であって、当該駅
に向う列車が、当該駅に停車する列車であるか、通過す
る列車であるかの情報を含む。
<作用> 第1図は停止パターンと列車速度検出器、駅及び踏切
との関係を示す図である。図において、PSは停止パター
ンである。停止パターンPSは、当該駅Aに停車する列車
に対し、当該駅Aまでの距離lに対する列車速度Vの関
係として表わされる。1は矢印a方向に走行する列車、
2は列車1の走行するレールである。Aは駅、B1、B2
びB3は踏切である。これらの踏切B1〜B3は、列車1の進
行方向aで見て、駅Aの前方に配置されている。図示で
は3個の踏切B1〜B3を示しているが、その数は任意であ
る。
Χは警報開始点を示し、踏切B1に対して距離lSを隔て
ている。距離lSは当該区間の列車最高速度VM、標準警報
時間TSとしたとき、 lS=(VM/3.6)×TS を満足するように設定される。標準警報時間とは、列車
の接近によって警報を開始してから、列車の先頭が踏切
に到達するまでに要する時間を言い、法令によって規定
されている。標準警報時間は、予告時間と、踏切入口側
遮断時間と、踏切出口側遮断時間と余裕時間との和とし
て表され、鉄道各社の実状に合わせて設定されている。
余裕時間とは、遮断機の降下によって踏切道内に閉じ込
められた車または人等が外部に逃げるのに要する時間ま
たは安全処理をとるのに必要な時間として考慮された時
間であり、列車は、遮断機降下を完了し、更に余裕時間
を経過した後に踏切道に到達する。
W1、W2及びW3は列車速度検出器である。列車速度検出
器W1〜W3は車軸検知器等を利用して構成できる。これら
の列車速度検出器W1〜W3は、駅Aから踏切B1とは逆方向
に距離l1〜l3をおいて配置する。
列車速度検出器W1は列車が最高速度VMで走行したとき
に最小警報時間TMINを確保できる距離l1の位置に設定さ
れている。即ち、 l1=(VM/3.6)×TMIN である。
最小警報時間TMINは、踏切道の最低源の安全を確保す
るために設定された時間であって、標準警報時間TSとの
比較では、余裕時間が短くなっており、 TS>TMIN の関係にある。
列車速度検出器W2は、列車速度検出器W1の上を最高速
度VMよりも低い速度V1で通過した列車が、その後に力行
走行したときに、最小警報時間を確保できる距離l2に設
置されている。
列車速度検出器W3は、列車速度検出器W2の上を速度V1
よりも低い速度V2で通過した列車が、その後に力行走行
したときに、最小警報時間を確保できる距離l3に設置さ
れている。
実施例に示すように、踏切道B1の他に踏切道B2、B3
ある場合は、列車速度検出器W1〜W3はこれらの踏切道
B2、B3に対しても、最小警報時間が確保される位置に設
置する。但し、踏切道B2、B3が駅Aから遠方にある場合
は、警報開始点Χの位置が駅Aに近づくので、速度差だ
けで通過列車と停止列車との間の判定が可能である。
列車速度検出器W1〜W3の列車速度検出信号は、第2図
に示すように、踏切制御装置3に入力されている。踏切
制御装置3は、当該駅に向う列車の保守情報と、列車速
度検出器W1〜W3から与えられる列車速度検出信号とよ
り、踏切制御開始時期を制御する。保守情報とは、通信
回線を利用して駅員、保守区または運転士詰所等に伝達
される情報であって、当該駅に向う列車が、当該駅に停
車する列車であるか、通過する列車であるかの情報を含
む。停車列車であるか通過列車であるかは、列車番号ま
たは列車種別情報によって識別できる。
保守情報は、伝送手順や誤り訂正符号の簡易な伝送装
置によって伝送されるため、誤って伝えられる可能性が
あるので、踏切制御装置を直接的に制御する信号として
は使用しないのが普通であるが、本発明においては、速
度検出信号によるバックアップのもとで、制御信号とし
て使用する。踏切制御装置3に対応する保守情報の入力
は、駅員の入力操作または伝送装置を介して行なう。
次に、本発明に係る踏切制御装置の踏切制御動作につ
いて説明する。
駅Aに向う列車1が、保守情報によれば、通過列車で
あるとする。この場合には、踏切B1に対して、通過列車
の最高速度VMに対応する標準警報時間を確保できる地
点、即ち、列車速度検出器Χの位置を列車1が通過した
ときから踏切警報制御を行なう。通過列車であれば、列
車速度検出器W1の位置では、最高速度VMである。列車速
度検出器W1がこの速度を検出した時は、既に入力されて
いる保守情報により、踏切B1に対する踏切制御を開始
し、踏切B1の閉扉及び警報鳴動を行なっている。
駅Aに向う列車1が、保守情報によれば停車列車であ
るとする。この場合には、警報開始点Χの地点では、警
報を開始しない。列車1が更に走行し、列車速度検出器
W1の上を通過する際にその速度が検出される。列車速度
検出器W1によって検出された列車速度が所定の速度V1
りも小さいときは、警報を開始しない。列車速度検出器
W2、W3の位置でも、検出された列車速度が所定の速度
V2、V3よりも小さいときは、警報を開始しない。上述の
ように、通過列車と停車列車の速度がない警報開始点Χ
では、保守情報によって警報制御をするか、しないかの
判別をし、その後に、列車速度検出器W1〜W3の設置され
た各地点で速度照査をすることにより、A駅に侵入する
列車の通過/停車の別を判別し、警報時間を適正化す
る。
停止パターンPSに従って走行してきた列車1が、途中
で、パターンPS1のように力行を開始した場合には、列
車速度検出器W1〜W3の設置されている何れかの地点でそ
の速度が検出され、速度照査が行なわれる。そして、検
出された列車速度が所定速度V1〜V3を越えているとき
は、その位置で警報を開始するので、最小警報時間は確
保できる。
保守情報によれば、停車列車であったが、実際には通
過列車である場合、列車速度は低下しない。これを列車
速度検出器W1で検出し、列車1が列車速度検出器W1のあ
る位置を通過しているときから、踏切B1に対する警報開
始を行ない、踏切B1の閉扉及び警報鳴動を行なう。従っ
て、保守情報が誤った場合も、最小警報時間は確保で
き、バックアップ制御が可能である。
駅Aに最も近い踏切B1がオーバーラン区間内にある場
合は、当該踏切B1に関しては、実願昭60−168011号の技
術を組合せて、列車1が駅Aに停車したとき、その停車
検知信号により、踏切B1を一旦開扉制御し、他の交通機
関に対する交通障害を緩和することもできる。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明によれば、次のような効果
が得られる。
(a)速度だけで制御する方法に比べて、適用範囲が広
く、より駅に近い踏切にも適用が可能な踏切制御装置を
提供できる。
(b)列車選別装置のような大きな設備を要することな
く、特定踏切に対してだけ、通過列車と停車列車の選別
切換えを行なうことの可能な踏切制御装置を提供でき
る。
(c)実際の列車速度を使って、バックアップ制御を行
なうので、保守情報が誤った場合でも、最小警報時間は
保証し得る安全性、信頼性の高い踏切制御装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図は停止パターンと列車速度検出器、駅及び踏切と
の関係を示す図、第2図は本発明に係る踏切制御装置の
ブロック図である。 1……列車、2……レール 3……踏切制御装置 W1〜W3……列車速度検出器 A……駅、B1〜B3……踏切
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭38−257(JP,B1) 特公 昭39−3607(JP,B1) 特公 昭48−29322(JP,B1) 実公 昭39−11511(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 29/00 - 29/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列車選別装置を設備していない線区におい
    て用いられ、駅前方にある踏切の制御開始時期を、当該
    駅に停車する列車及び通過する列車の別に応じて制御す
    る踏切制御装置であって、 当該駅から前記踏切とは逆方向に距離をおいて配置され
    た列車速度検出器を含み、 前記列車速度検出器は、当該駅から前記踏切とは逆方向
    に距離をおいて設定された警報開始点と、当該駅との間
    に配置され、当該駅に停車する列車の停止パターンから
    算出されると当該地点の列車速度に関して、少なくとも
    前記踏切に対して踏切警報のための最小警報時間を確保
    し得る地点に配置され、 前記警報開始点は、当該区間の列車最高速度と標準警報
    時間とを考慮した標準警報時間が確保される位置に設定
    されており、 前記標準警報時間は、列車の接近によって警報を開始し
    てから、列車の先頭が踏切に到達するまでに要する時間
    であり、 前記踏切制御装置は、保守情報と、前記列車速度検出器
    から出力される列車速度検出信号とのアンド条件で、踏
    切制御開始時期を制御し、 前記保守情報は、通信回線を利用して当該駅に伝達され
    る情報であって、当該駅に向う列車が、当該駅に停車す
    る列車であるか、通過する列車であるかの情報を含む 踏切制御装置。
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