JP2733061B2 - 踏切制御装置 - Google Patents

踏切制御装置

Info

Publication number
JP2733061B2
JP2733061B2 JP63065394A JP6539488A JP2733061B2 JP 2733061 B2 JP2733061 B2 JP 2733061B2 JP 63065394 A JP63065394 A JP 63065394A JP 6539488 A JP6539488 A JP 6539488A JP 2733061 B2 JP2733061 B2 JP 2733061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
train
alarm
railroad crossing
speed
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63065394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01240363A (ja
Inventor
山本  正宣
良一 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP63065394A priority Critical patent/JP2733061B2/ja
Publication of JPH01240363A publication Critical patent/JPH01240363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2733061B2 publication Critical patent/JP2733061B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、列車が踏切直前の駅に停車する列車か、
その駅を通過する列車かにより、その踏切における警報
時間及び踏切道閉鎖時間を制御する踏切制御装置に関す
る。
[従来技術] 踏切に接近する列車に対する踏切制御に関しては、警
報開始時点から列車が当該踏切に到達するまでの時間
が、当該列車が当該踏切直前の駅に停止する列車(停止
列車)であるか、駅を通過する列車(通過列車)である
かに係わりなく均一であることが、踏切道通行者に既知
の一定長の予告時間内に安心して踏切道から進出させる
ため、あるいは通過を待機する者に焦燥感を抱かせない
ために、望ましい。
駅付近の踏切の内方区間における列車速度は、当然、
停止列車よりも通過列車の方が大きい、従って、従来
は、一般的に、駅付近の踏切では、通過列車と停止列車
の警報時間を均一化するため、列車速度と所要警報時間
を考慮して、第5図に示すように、通過列車用踏切制御
区間WZpと停止列車用踏切制御区間WZsを設け、踏切LCに
接近する列車が通過列車か停止列車かにより踏切に対す
る制御区間を切換えている。
この踏切制御区間の切換えは、別途設備する列車選別
装置TDが出力する識別情報に基いて行われている。すな
わち、第6図に示すように、第5図の各閉そく区間1T〜
5Tの軌道回路条件により動作される列車検知リレーの接
点1TR1〜5TR1とからなる直列回路の、前記通過列車専用
踏切制御区間に含まれる閉そく区間1T〜3Tに対する列車
検知リレーの接点1TR1〜3TR1のそれぞれに、前記列車選
別装置TDが閉そく区間1Tより内方の区間FTにおいて停止
列車を選別した場合に出力する停止列車情報により扛上
し、かつ、通過列車を選別した場合に出力する通過列車
情報により落下する列車選別リレーの接点TD1〜TD3を並
列に挿入して判定回路D0を構成し、この判定回路に警報
機に起動条件を与える警報リレーWRを接続して、停止列
車が1Tないし3Tのいずれかの閉そく区間に在線する間は
列車検知リレーの接点1TR1〜3TR1は開くが列車選別リレ
ーの接点TD1〜TD3は閉じているため警報リレーWRが落下
せず、従って、警報が開始されないのに対して、停止列
車が駅STを発車して閉そく区間4Tに進入した場合は、列
車検知リレーの接点4TR1の開放により警報リレーWRが落
下するので、警報が開始される。また、通過列車が1Tな
いし3Tのいずれかの閉そく区間に進入する時は、列車選
別リレーの接点TD1〜TD3が開放しているため、閉そく区
間1Tへの進入により落下する列車検知リレーの接点1TR1
の開放と同時に警報リレーWRが落下して警報を開始す
る。
[解決しようとする問題点] 上記のように、従来は、列車識別情報に基いて列車の
種類に応じてそれぞれ警報開始時点を遅延させることに
より、当該列車に適合する警報時間を設定していたか
ら、警報開始点を通過した列車が、その後に走行速度を
何等かの理由により変更しても、その列車についての警
報開始時点は変更されない。
従って、例えば、通過列車である筈のものが、臨時的
に駅に停止することになっても、設定された時点に警報
鳴動が開始され、踏切を通過するまで継続されるため、
警報時間及び踏切道閉鎖時間の長大化により、深刻な交
通渋滞を招くおそれがあった。
この発明は、上記の列車選別装置を用いる従来装置の
問題点を解決するためになされたものであり、踏切に接
近する列車が停止列車か通過列車に応じて踏切の警報時
間及び踏切道閉鎖時間を制御する踏切制御装置におい
て、原則的には警報開始点での列車進入検知に基いて警
報機の鳴動を開始させるとともに、構内における列車速
度から通過列車か停止列車か否かを判断し、通過列車で
あると判断した場合はその列車が踏切を通過するまで警
報鳴動を継続し、停止列車であると判断した場合は所定
の条件が満たされる場合に、その列車についての警報鳴
動を一旦中止し、遮断機の扉を開けて当該踏切道の通行
を許容し、他の所定の条件の充足により警報鳴動を再開
させ、遮断機を閉扉させることにより、列車の種別によ
らず、常に安定した可及的に短かい警報時間を確保し
て、踏切道の交通渋滞を防止しようとするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記の課題を解決するため、この発明に
係る踏切制御装置は、 (イ)列車が所定の警報開始点に進入したことを検知し
て出力する第1検知手段を備えている。この点は、従来
とは異ならない。
(ロ)駅、停留所などの列車が停止すべき場所(以下、
代表的に駅という。)に設けた列車速度検出手段を有す
る。
(ハ)前記列車速度検出手段が検出した列車速度と、停
止する場合以外には通常あり得ない例えば5Km/h程度の
所定の低速度とを比較し、前者が後者よりも小さい場合
に、当該列車を停止列車と見做して、停止検知信号を出
力する速度照査手段を備えている。
(ニ)前記駅とこれに近い踏切との間に設けられた停止
位置に、列車が到達したことを検知して出力する第2検
知手段を有する。この場合の停止位置は、列車が踏切に
接近するときに、その踏切道が閉鎖されていない場合
に、列車を絶対停止させるべき位置である。
(ホ)列車が前記踏切を通過したことを検知して出力す
る第3検知手段を有する。
(ヘ)前記第1検知手段の出力に基いて前記踏切に設け
た警報機の鳴動を開始させ、かつ、遮断機に閉扉させる
とともに前記第3検知手段の出力に基いて前記警報機の
鳴動を終止させ、かつ、前記遮断機に開扉させ、そし
て、前記速度照査手段が出力したこと及び前記第2検知
手段が出力していないことに基いて、前記警報機の鳴動
を中止させ、かつ、前記遮断機に一旦開扉させるととも
に、前記第2検知手段の出力又は前記駅からの発進検知
時点から所定時間経過後に前記警報機の鳴動を再開さ
せ、かつ、前記遮断機に扉させる制御手段を有する。
この制御手段は、列車が警報開始点より外方に進入し
たとき、警報機の鳴動を開始させ、遮断機に閉扉させる
が、駅に進入した列車の速度が前記所定速度以下である
場合で、かつ、第2検知手段が出力せず、さらに、自動
列車停止装置が停止条件を出力していない場合、すなわ
ち、その列車が駅と踏切の中間の所定位置に到達してい
ない場合は、警報機の鳴動を中止させ、開扉させる。そ
して、その列車が駅と踏切の中間の所定位置に到達した
とき、第2検知手段の出力に基いて、又は、駅からの発
進検知信号入力時点から所定時間、すなわち、発車した
列車について最小警報時間が確保されるように設定した
時間の経過後に、警報機の鳴動を再開させ、遮断機を閉
扉させるとともに、自動列車停止装置の停止条件を解除
させる。
[作用] 列車が警報開始点より進入すると、第1検知手段が検
知信号を出力する。このとき、列車はまだ速度検出手段
が設けてある駅まで到達しておらず、速度照査手段が出
力していないので、制御手段は第1検知手段の検知出力
に基いて警報機の鳴動を開始させ、遮断機に閉扉させ
る。
そして、その列車が踏切直前の駅に停車しない列車で
あって、所定速度より大きい速度で走行する場合は、速
度照査手段は依然出力しないので、警報機の鳴動はその
列車が踏切を通過するまで継続する。すなわち、この列
車の場合は、従来と同様の制御がなされる。
これに対して、駅に進入した列車が所定速度以下で走
行する場合は、速度照査手段が出力する。従って、制御
手段は第2検知手段が出力するまで、警報機の鳴動を中
止させ、遮断機に開扉させる。
そして、その停車した列車が駅から発進して駅と踏切
の中間の所定位置に到達し、第2検知手段が出力したこ
とに基いて又は発進検知時点から所定時間の経過後に、
制御手段が警報機を再び鳴動させ、かつ、遮断機に閉扉
させる。列車が踏切を通過したときに第3検知手段から
の信号に基いてその鳴動を終止させ、遮断機に開扉させ
る。
停止位置から踏切までの距離が、最小警報時間の確保
が困難な程度に小さい場合は、警報再開の時点を速度照
査手段の出力時点から所定時間経過後とすることが良
い。
「この発明の実施例] 次に、図面に基いて、この発明を説明する。
第1図において、Aは、駅STの前方において、駅STの
後方至近の踏切LCに接近する列車を検知するための第1
検知手段である。第1検知手段Aは、その検知出力に基
いて踏切LCに設けた警報機CSの鳴動を開始させた時点か
らその列車が前記踏切に到達するまでの時間が、運行基
準に定められている最小警報時間以上となる地点、すな
ち、警報開始点に設けられる。
第1検知手段Aは、既知の閉電路型軌道回路を用いた
列車検知器S1、すなわち、非絶縁軌道の一端に結合した
送信機より信号電流を送出し、同軌道の他端に結合した
受信器で信号電流の有無を検出し、列車の進入に伴い受
信器が受信しなくなると、その受信器の出力の消滅によ
りに列車検知器S1に接続したリレーWR1が復旧するよう
に構成したものである。
また、Bは、駅構内に接地された列車速度検出手段で
あり、軌道内に列車進行方向に所定距離離間して設けた
二つの車輪検知器S2,S3に、第4図に示すように、先の
車輪検知器S2からの出力時点から後の車輪検知器S3から
の出力時点までの時間tを計測して、列車速度を時間の
計測値として出力する速度計測器Vとからなっている。
この列車速度検出手段Bの後段には、速度照査手段C
が接続されている。この速度照査手段Cは、列車速度検
出手段Bの計測値と一定値とを比較し、前者が大きい場
合に出力する比較器COMと、その出力により動作される
リレーWR2とからなっている。
比較器COMは、リセットされた後に、速度検出手段B
より計測結果tを与えられるたびに、その計測値tと、
停止列車が駅STに停止する場合にしか生じ得ないような
所定速度、例えば、5Km/hの場合に前記速度検出手段B
により計測されると想定した時間Tと比較して、t≧T
である場合、すなわち、構内に進入した列車の走行速度
が5Km/h以下である場合に、その列車は停止列車である
と判断して出力する。この比較器は後にリセットされる
まで、その出力を保持する。従って、速度照査手段が当
該列車が停止列車であると判断された場合は、リレーWR
2が一定時間が経過するまで、動作される。
駅STと踏切LCとの間には、第2検知手段Dが設けられ
ている。この検知手段は、オーバーランした列車につい
て踏切LCでの警報機の鳴動を開始してから、その踏切道
内の通行体を踏切道の外に退避させるに充分な時間が得
られる位置に設定される所定位置P2に、列車が到達した
ことを検知するためのものである。この第2検知手段D
も、第1検知手段Aと同様の構成であり、列車の到達を
検知すると、リレーWR3が復旧する。
また、踏切道LCの直後には、列車の踏切通過を検知す
る第3検知手段Eが設けてある。この検知手段は、従来
のように、開電路型列車検知器S5で構成されており、列
車の踏切通過を検知すると、リレーWR4が動作する。
Fは、第2検知手段Dの列車検知器S4の設置位置と踏
切との間に設けられたATS(自動列車停止装置)の地上
子であり、ATSは踏切LCの遮断機の扉が開放している間
は、その開扉検知器からの検知信号に基いて停止信号を
空中に放射出力し、また、遮断機が扉を開放している間
は、閉扉検知信号に基いて進行信号を空中に放射出力す
る。この地上子の上を走行する列車は、この地上子から
受信する信号により、停止制御又は進行制御される。
Gは、所定位置P2の近辺に設置された停止表示機であ
り、地上子の出力する停止信号に対応して、接近した列
車に対して停止表示を行う。
上記各手段A,C,D,EのリレーWR1〜WR4の接点(各リレ
ーの符号と同一符号で表す)を、第2図に示すように、
所定の関係をもって結合して、もう一つのリレーCRに接
続するとともに、そのリレーの図示されていない落下接
点を、前記踏切の警報機及び遮断機の駆動回路に挿入す
ることにより、警報機の鳴動及び遮断機の開閉を制御す
る制御手段Hが構成されている。
リレーWR1の接点とリレーCR自身の接点とをリレーCR
に直列に接続した回路caと、リレーWR2,WR2の接点を直
列に接続した回路cbと、リレーWR4の接点を挿入した回
路ccとを並列接続して、リレーCRの復旧条件回路を形成
している。そして、リレーCRが動作している間は、警報
機は鳴動されず、また、遮断機は開扉されないが、リレ
ーCRが復旧した場合は、その間、警報機が鳴動され、遮
断機が閉扉されるようになっている。
続いて、上記の構成に基く作用を第3図のフローチャ
ートを用いて説明する。
第1図において、今、列車TRが警報開始点P1より前方
P0を走行しているときは、リレーWR2,WR4が復旧してい
るが(第2図はこの状態を示す、リレーWR1,CRは動作し
ているから、制御手段のリレーCRは動作状態を保持す
る。すなわち、警報機CR及び遮断機は、非動作状態にあ
る。
次に、列車TRが警報開始点P1に到達した時は、リレー
WR1が復旧し、かつ、リレーWR2,WR4は同様に復旧状態に
あるから、リレーCRの復旧条件が成立し、復旧する。従
って、列車の警報開始点到達と同時に、警報機CSの鳴動
が開始され、かつ、遮断機により踏切道が遮断される
(第3図t1)。
列車TRが警報開始点を通過すると、リレーWR1は動作
するが、リレーCR自身の落下接点によりリレーCRの復旧
状態が保持されるため、警報鳴動及び遮断が接続される
(第3図t3)。
そして、その列車が構内に進入すると、列車速度検出
手段B及び速度照査手段Cによりその列車の走行速度が
5Km/h以下か、これを超えるかによって、その列車が停
止列車か通過列車かが判断される。
通過列車であると判断された場合は、第3図のチャー
ト(ロ)に鎖線で示すように、リレーWR2は復旧状態を
維持し、またリレーWR4には変化が生じないので、同図
チャート(ホ)に鎖線で示すように、警報機の鳴動及び
踏切道の遮断が継続される。
これに対し、停止列車であると判断された場合は、リ
レーWR2が動作される。そして、今は、リレーWR3が動作
中であるので、制御手段の回路cbが閉成し、リレーCRの
が動作される。従って、警報機の鳴動及び遮断機による
踏切道の遮断が中止される(第3図t3)。
その停止列車が駅STから発進し、停止位置P2に到達し
た場合は、第2検知手段DのリレーWR3が復旧する。従
って、制御手段の回路cbが接点WR3により開放するた
め、リレーCRが復旧するので、警報機の鳴動が再開さ
れ、踏切道が遮断される。
構内に進入した停止列車が、5Km/hを超える速度で駅
のホームから停止位置P2までオーバーランして停止した
場合は、リレーWR2が動作する前にリレーWR3が復旧する
ので、その後の列車の停止によりリレーWR2が動作して
も、警報鳴動及び遮断は中止されない。
停止列車が再び進行して踏切LCに到達した時は、第3
検知手段EのリレーWR4が動作する。従って、制御手段
の回路ccが閉じてリレーCRが再び動作するので、列車が
踏切に到達するまで鳴動していた警報機は、鳴動を終止
し、踏切道を遮断していた遮断機は扉を開放する。ま
た、リレーCRの動作により、回路caが閉じるため、列車
が踏切を通過してリレーWR4が復旧しても、リレーCRは
動作状態を保持する。
第3検知手段のリレーWR4の接点はまた、速度照査手
段Cの比較器COMのリセット回路に挿入されており、そ
の接点の扛上によりリセット回路が閉成されて、リレー
WR2が復旧する。これにより、速度照査手段Cは初期状
態に戻る。
以上は、列車の種別判定に対応して、警報の中止及び
遮断機の一時開扉をさせる場合と、これをさせない場合
を原理的に説明したものであるが、実際の運用上は、安
全確保の観点から、次のような条件が付加される。
すなわち、速度照査手段Cが停止列車であると判定し
た場合に、そのリレーWR2の扛上接点により動作される
タイマを備え、そのタイマの動作時点より通過列車であ
るならば所定位置P2に到達する筈の時点までの所定時間
が経過した時点に前記タイマのタイムアップ出力により
動作されるリレーを設け、そのリレー接点を第2図の制
御手段の回路cbの接点WR2の代わりに用いる、また、回
路cbには、ATSから地上子Fに停止条件が入力される場
合に動作されるリレーの接点が挿入してある。
これにより、停止列車と判定されてから、一定時間内
に第2検知手段Dが出力しないこと(列車が所定位置に
到達していないこと)、かつ、停止条件が入力されてい
ることを条件として、警報を中止させるようにしてあ
る。
また、警報の再開条件は、第2検知手段の出力を用い
ずに、駅の発進検知時点から最小警報時間が確保される
ように遅延させた時点で、警報を再開させるようにして
も良い。
[この発明の効果] 以上のように、この発明によれば、列車が所定速度以
下で、さらに、自動列車停止装置が遮断機の開扉検知信
号に基づいて停止条件を出力していない場合に、その列
車を停止列車と判断して、その列車が駅と踏切の間に設
けた所定位置に到達するまで、又は、駅発車後、一定時
間経過まで、警報機の鳴動及び遮断機の遮断を中止する
ようにしたものであるから、列車の既定の種別に係わり
なく、当該列車の実際の走行態様に応じて警報時間が設
定され、停止列車については所定条件が満たされる範囲
で、警報機の鳴動及び遮断機の遮断が中止されるため、
踏切道が不必要に長い間遮断されることが防止され、踏
切の交通渋滞の防止、軽減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を説明する概念図、第2図
は制御手段の構成を示す回路図、第3図は第1図の要部
の出力状態を示すタイムチャート、第4図は速度計測手
段の速度計測原理を説明するタイムチャートである。 第5図及び第6図は従来技術を説明するものであり、第
5図は踏切制御区間の切換えに関する説明のための模式
図、第6図は踏切制御区間切換えに使用される判定回路
の構成を示す電気回路図である。 LC……踏切、 CS……警報機、 ST……駅、 A……第1検知手段、 S1……列車検知器、WR1……リレー、 B……列車速度検出手段、 S2,S3……車輪検知器、 V……速度計測器、 C……速度照査手段、 COM……比較器、WR2……リレー、 D……第2検知手段、 S4……列車検知器、WR3……リレー、 E……第3検知手段、 S5……列車検知器、WR4……リレー、 F……地上子、 G……停止表示機。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)列車が警報開始点に進入したことを
    検知して出力する第1検知手段と、 (ロ)列車が停止すべき場所に設けた列車速度検出手段
    と、 (ハ)前記列車速度検出手段が検出した列車速度と所定
    の低速度とを比較し、前者が後者よりも小さい場合に出
    力する速度照査手段と、 (ニ)前記列車が停止すべき場所とこれに近い踏切との
    間の所定位置に列車が到達したことを検知して出力する
    第2検知手段と、 (ホ)列車が前記踏切を通過したことを検知して出力す
    る第3検知手段と、 (ヘ)前記第1検知手段の出力に基いて前記踏切に設け
    た警報機の鳴動を開始させ、かつ、遮断機に閉扉させる
    とともに前記第3検知手段の出力に基いて前記警報機の
    鳴動を終止させ、かつ、前記遮断機に開扉させ、さら
    に、前記速度照査手段が出力し、その出力時点より一定
    時間内に前記第2検知手段が出力していないこと、及び
    自動列車停止装置が前記遮断機の開扉検知信号に基づい
    て停止条件を出力していないことに基いて、前記警報機
    の鳴動を中止させ、かつ、前記遮断機に一旦開扉させる
    とともに、前記第2検知手段の出力又は前記列車が停止
    すべき場所からの発進検知時点から所定時間経過後に前
    記警報機の鳴動を再開させ、かつ、前記遮断機に閉扉さ
    せ、さらに、同遮断機の閉扉検知信号に基づいて前記自
    動列車停止装置の停止条件を解除させる制御手段と、 を有することを特徴とする踏切制御装置。
JP63065394A 1988-03-18 1988-03-18 踏切制御装置 Expired - Lifetime JP2733061B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63065394A JP2733061B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 踏切制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63065394A JP2733061B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 踏切制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01240363A JPH01240363A (ja) 1989-09-25
JP2733061B2 true JP2733061B2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=13285747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63065394A Expired - Lifetime JP2733061B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 踏切制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2733061B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2619568B2 (ja) * 1990-12-07 1997-06-11 財団法人鉄道総合技術研究所 踏切制御装置
JP2002284010A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 West Japan Railway Co 列車停止検知装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061898Y2 (ja) * 1985-10-31 1994-01-19 日本信号株式会社 踏切警報機器用制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01240363A (ja) 1989-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4196412A (en) Driver alert system
JP5041675B2 (ja) 踏切制御装置
JP2733061B2 (ja) 踏切制御装置
KR100475625B1 (ko) 열차 승강장 안전시스템의 제어장치
US3063179A (en) Vehicle parking area gate control system
JP3167426B2 (ja) 列車進路制御装置
JPH061898Y2 (ja) 踏切警報機器用制御装置
JP7352628B2 (ja) 鉄道車両の移動の判定
JP2001236594A (ja) 無線交通制御システム
JPH078344Y2 (ja) 踏切警報機器用制御装置
JPH1016780A (ja) 踏切警報表示装置
JPH11192950A (ja) 踏切制御装置
JP2868250B2 (ja) 踏切警報制御装置
JP3992783B2 (ja) 踏切制御装置
JP2003040111A (ja) 踏切制御システム
JP2752636B2 (ja) 踏切制御装置
JP2862573B2 (ja) 踏切制御装置
JPH0717198B2 (ja) 踏切制御装置
JP2000006814A (ja) 踏切警報時間制御装置
US2071995A (en) Apparatus for the control of highway crossing signals
JPH04201678A (ja) 踏切の無遮断無警報対応保安制御方法および装置
JP2619568B2 (ja) 踏切制御装置
JPH0752777Y2 (ja) 踏切制御装置
JP3346499B2 (ja) 踏切制御装置
JP3444465B2 (ja) 踏切制御装置