JP2002240720A - 踏切制御装置 - Google Patents
踏切制御装置Info
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Abstract
制御の情報を持たせることにより、踏切の警報時間が長
くなるのを防止する。 【解決手段】 踏切制御表1に踏切の警報制御区間を警
報の開始点、終了点及び過走監視区間までを連続的な列
車の在線検知センサの列で表現し、警報制御装置7が、
在線検知センサの出力、転てつ器の開通方向、予め入力
され記憶された線路の配線図及び列車の進路の情報から
列車の本数、列車の在線位置と列車の進行方向を演算
し、演算した列車の情報及び連動装置5からの信号機や
進路鎖錠の情報に基づき、当該踏切制御表の指示に従っ
て列車毎に踏切現場機器3を警報制御する。
Description
器、特に駅構内に設置された構内踏切をコンピュータで
制御する踏切制御装置に関する。
知センサにより列車が居るか居ないかを検知し、その検
知出力に基づいて踏切の警報を制御していた。
制御装置では、列車が警報制御区間に1台の場合には問
題がないが、複数台の列車が存在している場合には、先
行列車と後続列車の区別がつかないことがあり、先行列
車の検出から開始して後続列車が検出されなくなるまで
警報を出力するために警報時間が不必要に長くなること
がある問題点があった。
なされたもので、先行列車と後続列車を区別し、列車毎
に警報制御の情報を持たせることにより、踏切の警報時
間が不必要に長くなるのを防止する踏切制御装置を提供
することを目的とする。
の警報制御区間を警報の開始点、終了点及び過走監視区
間までを連続的な列車の在線検知センサの列で表現した
踏切制御表と、踏切の遮断機、警報器等から構成される
踏切現場機器と、列車の在線を検知するセンサと、駅の
進路を制御する連動装置と、前記踏切制御表の指示に従
って前記踏切現場機器を制御する踏切制御装置とを備え
た踏切制御装置であって、前記在線検知センサの出力、
転てつ器の開通方向、予め入力され記憶された線路の配
線図及び列車の進路の情報から列車の本数、列車の在線
位置と列車の進行方向を演算し、演算した列車の情報及
び前記連動装置からの情報に基づき、前記踏切制御表の
指示に従って列車毎に前記踏切現場機器を警報制御する
警報制御装置を備えたものである。
制御表に踏切の警報制御区間を警報の開始点、終了点及
び過走監視区間までを連続的な列車の在線検知センサの
列で表現し、警報制御装置が、列車の在線を検知する在
線検知センサの出力、転てつ器の開通方向、予め入力さ
れ記憶された線路の配線図及び列車の進路の情報から列
車の本数、列車の在線位置と列車の進行方向を演算し、
演算した列車の情報及び連動装置からの信号機や進路鎖
錠の情報に基づき、当該踏切制御表の指示に従って列車
毎に踏切現場機器を警報制御する。
に在線する場合でも、個々の列車を区別してそれらに対
応して個別に踏切警報を制御し、従来のように先行列車
と後続列車との区別がつかずに長い1列車と誤認識し、
踏切警報が長くなってしまうという事態が発生しないよ
うにし、警報時間を最適に制御する。
置において、前記連動装置が前記警報制御装置を含むも
のであり、電子連動装置と同一のハードウェアを利用
し、ソフトウェアで踏切警報制御を行なう。
制御装置において、前記警報制御装置が、構内に複数の
踏切が存在する場合に踏切毎に列車を認識し、つまり、
システムとしては同一実列車を踏切台数分の複数の列車
と認識し、追跡し、警報制御するものであり、駅構内に
複数の踏切が存在する場合にも踏切毎に警報制御する。
制御装置において、前記警報制御装置が、演算した列車
情報中の方向の情報を用いて単線区間の警報制御をする
ものであり、単線区間で列車の在線情報を追跡すること
によって進行方向を正しく判定して警報制御することに
より、不要な踏切警報をなくす。
制御装置において、前記警報制御装置が、列車を追跡す
る場合に追跡のセクションを上り方向から下り方向に必
ず昇順になるようにセクション番号をつけることによ
り、列車の上り/下り方向の判定を行うものである。
制御装置において、前記警報制御装置が、列車検知の軌
道回路をセクション番号とし、軌道回路に存在する踏切
制御子を未検知、検知、進出(検知済み)の3つの区分
に分け、列車の位置を判別するものである。
は、セクション番号を上り方向から下り方向に昇順につ
け、列車の在線するセクション番号により上り/下り方
向を正確に判定し、また、軌道回路に存在する踏切制御
子の検知態様により列車の位置を正確に判別することに
より、列車毎に踏切警報制御を最適な長さで行なう。
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
システム構成を示している。図2及び図3は説明のため
の駅の線形図、図4及び図5は列車追跡セクション番号
の例を示している。
意味し、したがって左方への進行が上り(L)、右方へ
の進行が下り(R)である。A,B,C等の記号は踏切
制御子であり、常時閉路していて、車軸によってオープ
ンする閉電路制御子(図2,図3における制御子A)
と、常時開路していて、車軸によってクローズする開電
路制御子(図2,図3における制御子B,C等)があ
る。また、1RA,1RB等の記号は信号機であり、こ
のうち、文字「R」は上述した下り方向のための信号を
意味し、後尾の文字「A」とか「B」は着点がA(ここ
では、下り1番線)あるいはB(ここでは、下り本線)
であることを示している。また、線路に対して直角に交
わる短い線は、在線センサの区切りを意味している。さ
らに数字「21」、「22」等は転てつ機を意味し、さ
らに「21イ」、「21ロ」は同時に動作する転てつ機
を意味している。
れの踏切制御表を表している。
転てつ機21イ、21ロそれぞれに至るあるいはそれぞ
れから出る線路区間を表わしている。そして、1RA、
1RB等は、転てつ機が作動して、あるいは復帰して上
述した着点A、B等に至る進路が確立されたこと(つま
り、鎖錠されたこと)を意味している。
車登録テーブルを表している。
図5は単線の例を示している。
切の警報制御区間を警報の開始点、終了点及び過走監視
区間までを連続的な列車の在線検知センサの列で表現し
た踏切制御表1を記憶している記憶部2と、踏切の遮断
機、警報器、踏切制御子等から構成される踏切現場機器
3と、列車の在線を検知する在線検知センサ4と、駅の
進路を制御する電子連動装置5と、踏切制御表1の指示
に従って踏切現場機器3を制御し、また検知するセンサ
4の出力、転てつ器の開通方向、記憶部2に予め入力さ
れ記憶されている線路の配線図及び列車の進路の情報か
ら列車の本数、列車の在線位置と列車の進行方向を演算
し、演算した列車の情報及び電子連動装置5からの信号
機や進路鎖錠の情報に基づき、踏切制御表1の指示に従
って列車毎に踏切現場機器3の中の警報器を制御する踏
切制御装置7から構成される。
連動装置5と同様にフェールセーフな制御用のコンピュ
ータを用いている。記憶部2に登録する線形図や制御表
のデータは、パソコン8を用いる。踏切現場機器3に
は、遮断器を制御する装置や警報器、また列車の在線を
検出する軌道回路、始動点制御子、終止点制御子などか
ら構成されている。
は、次の通りである。
には関連する進路名、「警報制御」欄には始動条件、終
止条件、そして「過走監視区間」欄には過走監視区間が
記載されている。記載されたこれらの条件は、図2の線
形図上では上り/下り別に連続した区間(警報制御区
間)に表現されている。
動作した時点で、列車の進入認識を行い、認識番号の発
行を行う。以後センサ4の動きに合わせて、列車の先頭
の位置と後尾の位置を追跡する。そして列車の位置と進
路の信号により、警報を制御する。
表1の踏切制御表において、先行列車1−1が場内信号
に従って構内に進行中で、第1内方の軌道回路の位置
(サブセクション1−,1−。つまり、セクション
1の踏切制御子A(閉電路型)より右方。このセクショ
ンについては図4、表5を参照)に在線する時には、先
行列車1−1は踏切Aを警報中にしている。この時点
で、後続列車1−2が、セクション1の制御子Aの位置
に進入してきた場合、場内信号機1RA,1RBが共に
停止現示の場合は、後続列車1−2は場内には進行でき
ないので、後続列車の場内進入によるA踏切の警報をす
る必要はなく、後続列車1−2に対する警報制御は行わ
ない。
に、踏切制御表は警報制御すべき内容が各行単位に整
理、指示されている。その内容は次のようなものであ
る。
(○○方―下り本線) d.始動条件:A 21イT但 1RA、 A但 1R
B e.警報終止条件:C 但 21ロT、 F但 21イ
T f.過走終止条件: g.過走監視区間: 踏切Aに対する警報制御動作は、次の通りである。警報
には上りの警報と下りの警報があるが、ここでは下りの
警報について説明する。
行してくると、セクション1の列車の在線検知センサ4
が動作し、列車1−1が認識され、表3の列車登録テー
ブルと表5の列車追跡テーブルに認識番号1−1が登録
され、列車追跡テーブルの在線位置情報に位置が登録さ
れる。
子Aまで進行して来ると、区分がからに移り、列車
追跡テーブルの内容は表5の列車1−1(a)の欄の内
容となる。
5から入力した進路の設定状態の情報と、入力された進
路に対応する表1の下り方向の制御指示にしたがって、
警報開始・終止制御を行う。
により着点Aへの下り進路1RAが鎖錠されていて(つ
まり、1RAとなっていて)、セクション1−からセ
クション3−までの間のいずれかに在線している場合
に警報を始動するが、2行目の指示では1RBの進路が
鎖錠されていないので、警報の開始は必要ない。
を行うので、このケースでは1行目の指示により、下り
方向の警報動作を行う。
ション3に進入完了した時点で(表5の列車1−1
(c)の欄)、続行列車1−2がセクション1−に進
入してきた場合(表5の列車1−2(c)の欄)、列車
1−1は前項(ii)に従って警報動作を行っているが、列
車1−2に対しては、電子連動装置5からの情報によ
り、以下の制御を行う。
に開通している場合は、1RBの進路(つまり、下り本
線の着点Bへの進路)は列車1−1が前に居るので、未
だ設定されておらず、警報動作はしない。
に開通している場合で、1RBの進路が鎖錠されている
場合(つまり、1RBの場合)は、制御表の2行目の警
報始動条件が成立するので、警報を開始する。
の警報は、列車1−1がA踏切を通過して踏切制御子C
を作動させると停止することになる。
線し、踏切制御子Fを作動させたときに警報を停止させ
る。
ある。電子連動装置5からの情報と列車在線検知情報か
ら列車1−1の在線を追跡し(ステップ101,10
2)、制御表に基づいて警報制御の演算処理を行ない、
警報始動条件が成立すれば警報出力を指示する(ステッ
プ103,104)。
検知情報から列車1−2の在線を追跡し(ステップ10
1,105)、制御表に基づいて警報制御の演算処理を
行ない、警報始動条件が成立すれば警報出力を指示する
(ステップ106,107)。そして踏切現場機器3へ
の警報出力は、全列車の警報出力のORで出力する(ス
テップ108,109)。
とにより、例えば、始動点制御子Aから踏切までに警報
遅延のタイマをかける場合でも、列車毎に、さらには進
路毎に(列車が1RAの進路か1RBの進路か)タイマ
を持つことができるので、警報時間を最適に制御するこ
とができる。
組み込むことができる。すなわち、ハードウェアとして
は電子連動装置5のみとし、これに上記の機能を実行す
るソフトウェアを組み込むことによって、電子連動装置
5と一体型の踏切制御装置とすることができる。
踏切毎に表1の踏切制御表、図4の列車追跡セクショ
ン、表3の列車登録テーブル、表5の列車追跡テーブル
と追跡セクション定義テーブルを作成することで、複数
の踏切を制御することができる。また、一つの踏切で異
なる線区がある場合でも、同様の考えで対応できる。
いて説明する。表2に示したように、下り本線に停止し
ている列車が出発する際には、表2のB踏切制御表に基
づき、1行目の指示に従い、列車が下り本線4RTに在
線していて、着点Nへの進路RNが鎖錠されていること
(4RN)であれば、その列車が1RAT〜32イTの
間のどこに在線していても警報器を作動させる。そし
て、列車がB踏切を下り方向に通過し、制御子Cを作動
させると踏切警報を停止する。
の条件に基づき、上り列車が4RTに在線し、制御子A
を作動させれば踏切制御を行い、制御子Cを通過したと
ころで踏切制御を停止する。ただし、この場合には上り
列車はB踏切を通過する前に踏切制御を停止することに
なるが、実運営では制御子Cの作動後、所定の時間が経
過して時点で停止させる設定にしていて問題はない。
の上り、下りの方向を判断するために、次のような判断
手順を取っている。図4及び図5に示すように、セクシ
ョン番号は上り(左:L)から下り(右:R)に昇順に
指定する。これにより、表5及び表6の列車の追跡テー
ブルに位置を更新する時点で、セクション番号をチェッ
クすることで上りか下りかを判定することができる。例
えば、サブセクション3−に進入を検知し、在線在り
を登録する際に、セクション2に在線在りの場合はセク
ション2からセクション3への昇順の進入として、下り
方向に進行したと判定し、方向欄に下りを登録する。
た場合に、セクション2に在線在りの場合は、列車はセ
クション番号が降順となり、上りとなり、後退したと見
なす。
が在線を検知した時に、列車の方向を判断して、入り側
であれば警報を開始し、出側であれば警報不要の判断を
行う必要がある。
の制御子を設置し、事前に出側の列車を予測して、出側
始動点が列車を検知した時に、警報をマスクする機能を
一般的に採用していた。しかし本実施の形態では、列車
の在線情報を追跡することで、安全に確実に列車の方向
を判断する。
Aが列車の在線を検知した場合、列車2−1がサブセク
ション7−に在線しており、セクション4,6を通過
して来ていれば、確実に下り列車だと判断でき、警報を
開始しない。
した場合に、列車が存在しないか、存在してもサブセク
ション7−に位置を持つ列車が居ない場合は、下り列
車とは判断せずに上り列車と判断して、新しく上りの列
車の認識番号2−1を発行、登録し、警報を開始すると
同時に、以後、列車追跡を行う。
ずつ位置追跡することで、列車毎に踏切を警報するかし
ないか、警報する場合にはどのタイミングで警報すべき
かを制御することができるので、無駄な警報をなくして
最適な踏切警報制御を行うことができる。
列車の先頭位置と後尾の位置を点としてではなく、線と
して連続的に追跡し、列車の進行方向を把握して、踏切
の警報制御を行うことにより、列車別にタイマーを持つ
ことができるようになり、正確で、安全で、警報時間を
最適にした制御が可能となる。
行列車による不要な警報を防止することができる。さら
に進行方向を自動的に検出できるので、方向検知用の制
御子を別途設置する必要がない。
ク図。
図。
図。
跡セクションの設定図。
跡セクションの設定図。
フローチャート。
Claims (6)
- 【請求項1】 踏切の警報制御区間を警報の開始点、終
了点及び過走監視区間までを連続的な列車の在線検知セ
ンサの列で表現した踏切制御表と、踏切の遮断機、警報
器等から構成される踏切現場機器と、列車の在線を検知
する在線検知センサと、駅の進路を制御する連動装置
と、前記踏切制御表の指示に従って前記踏切現場機器を
制御する踏切機器制御装置とを備えた踏切制御装置であ
って、 前記在線検知センサの出力、転てつ器の開通方向、予め
入力され記憶された線路の配線図及び列車の進路の情報
から列車の本数、列車の在線位置と列車の進行方向を演
算し、演算した列車の情報及び前記連動装置からの情報
に基づき、前記踏切制御表の指示に従って列車毎に前記
踏切現場機器を警報制御する警報制御装置を備えたこと
を特徴とする踏切制御装置。 - 【請求項2】 前記連動装置は、前記警報制御装置を含
むことを特徴とする請求項1に記載の踏切制御装置。 - 【請求項3】 前記警報制御装置は、構内に複数の踏切
が存在する場合は、踏切毎に列車を認識し、追跡し、警
報制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の踏
切制御装置。 - 【請求項4】 前記警報制御装置は、演算した列車情報
中の方向の情報を用いて、単線区間の警報制御をするこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の踏切制御装置。 - 【請求項5】 前記警報制御装置は、列車を追跡する場
合に、追跡のセクションを上り方向から下り方向に必ず
昇順になるようにセクション番号をつけることにより、
列車の上り/下り方向の判定を行うことを特徴とした請
求項1又は2に記載の踏切制御装置。 - 【請求項6】 前記警報制御装置は、列車検知の軌道回
路をセクション番号とし、軌道回路に存在する踏切制御
子を未検知、検知、進出(検知済み)の3つの区分に分
け、列車の位置を判別することを特徴とする請求項1又
は2に記載の踏切制御装置。
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JP2001034911A JP4621366B2 (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | 踏切制御装置 |
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ID=18898427
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