JPH0558301A - 踏切制御装置 - Google Patents

踏切制御装置

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JPH0558301A
JPH0558301A JP24507291A JP24507291A JPH0558301A JP H0558301 A JPH0558301 A JP H0558301A JP 24507291 A JP24507291 A JP 24507291A JP 24507291 A JP24507291 A JP 24507291A JP H0558301 A JPH0558301 A JP H0558301A
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Masao Fukami
昌男 冨加見
Yoshinori Harima
義憲 播磨
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Abstract

(57)【要約】 【目的】踏切警報時分を適正化し、踏切を通る他の交通
機関に対する交通障害を極力軽減する。 【構成】コンピュータ1は、車両位置条件が踏切警報開
始位置であるホームトラック1RAT、1RBTに車両
が在線するとする条件、及び、連動条件が出発信号機5
RY、6RY、6RZによって指示される進路構成条件
を含むとき、進路を通る車両5に対する踏切警報を開始
する。コンピュータ1は、踏切警報時分を計数し踏切警
報の継続時間が、設定警報時分を満たすために出発信号
機5RY、6RY、6RZに付加された現示時素を経過
したとき、連動装置2に対して、出発信号機5RY、6
RY、6RZの現示を進行信号とする連動条件を出力す
る制御条件を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、踏切警報を必要最小限
に設定し、踏切を通る他の交通機関に対する交通障害を
極力軽減し得るようにした踏切制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駅構内または駅の付近に設けられた踏切
は、車両の発車位置となる出発信号機または場内信号機
等で構成される信号機の位置からの距離が短く、予め定
められた設定警報時分を確保できない場合がある。この
ような場合、従来は、信号機から踏切までの距離と、車
両の速度とから換算される車両走行所要時間T1と、設
定警報時分T2との差、 T2ーT1=Td で算出された現示時素Tdを信号機に持たせ、信号機に
よる進行信号の現示を現示時素Tdだけ遅延させて、必
要な設定警報時分T2を得ていた。進路構成により踏切
警報が開始してから、現示時素Tdだけ遅延して信号機
の現示が進行信号であるG現示またはY現示になるの
で、必要な設定警報時分を確保できる。信号機による進
路構成は、信号機の現示とは別であって、進路てこを引
くことによって得られる。
【0003】次に、踏切が駅から比較的離れていて、信
号機からの距離が長く、現示時素を付加することなしに
必要な設定警報時分が確保し得る場合は、先行車両が踏
切を通過した後に、続行車両を制御する信号機の進路構
成は可能であり、この進路構成の条件により、続行車両
に対する踏切警報を開始するが、先行車両が信号機の閉
塞区間内に在線している間は信号機の現示は停止信号の
ままで、進行信号にできない。即ち車両は出発できな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の踏切制御技術には次のような問題点がある。 (A)信号機による進行信号の表示を、指定された現示
時素だけ遅延させて必要な設定警報時分を得る踏切制御
において、踏切を通る他の車両により踏切警報が開始し
ていて、その警報時分が信号機に付加された現示時素を
越え継続している場合は、信号機に現示時素を持たせる
ことなく進行信号とし、車両を出発させても問題はな
い。ところが、従来の踏切制御は、このような場合も、
信号機に現示時素が与えられる。このため、踏切の警報
時分、閉扉時分が実際に必要な時分を越えて長くなり、
踏切警報の適正化が損なわれる。 (B)信号機から踏切までの距離が長く、現示時素を付
加することなしに、必要な設定警報時分が確保し得る場
合であって、先行車両が踏切のある軌道回路を車両が通
過した後に、続行車両を制御する信号機の現示を進行信
号にし、続行車両を発車させる車両制御では、先行車両
が踏切を通過した後に、続行車両を制御する信号機の進
路構成は、可能であり、この進路構成の条件により、続
行車両に対する踏切警報を開始するが、先行車両が信号
機の閉塞区間内に在線している間は信号機の現示は停止
信号のままで、進行信号にできない。即ち、続行車両が
出発できない。それにもかかわらず、進路てこによる進
路構成によって、踏切警報が開始する。このため、踏切
警報時分、閉扉時分が実際に必要な時分を越えて長くな
り、その適正化が損なわれる。続行車両の頻度が大きい
高密度線区では、特にその弊害が大きくなる。
【0005】そこで、本発明の課題は、踏切警報時分を
適正化し、踏切を通る他の交通機関に対する交通障害を
極力軽減し得るようにした踏切制御装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、信号機と、連動装置と、コンピュータと
を含む踏切制御装置であって、前記信号機は、出発信号
機または場内信号機の少なくとも1種を含み、前記連動
装置から与えられる連動条件に基づき、停止信号及び進
行信号を現示し、前記連動装置は、前記信号機の位置か
ら踏切まで要する車両走行所要時分が設定警報時分より
も短い場合は、設定警報時分を満たす現示時素を付加す
る連動条件を前記信号機に出力し、前記コンピュータ
は、車両位置条件及び前記連動装置の連動条件が入力さ
れ、前記連動条件は車両が踏切警報開始位置に在線する
とする条件、及び、前記連動条件が前記信号機によって
指示される進路構成条件を含むとき、前記進路を通る車
両に対する踏切警報を開始すると共に、踏切警報の継続
時分を計数し、前記踏切警報の継続時分が前記信号機に
付加された現示時素を経過したときに、前記連動装置に
対して前記信号機の現示を進行信号とする連動条件を出
力する制御条件を与えることを特徴とする。
【0007】別の課題解決手段として、信号機と、コン
ピュータと、連動装置とを含む踏切制御装置であって、
前記信号機は、出発信号機または場内信号機の少なくと
も一種を含み、前記連動装置から与えられる連動条件に
基づき、停止信号及び進行信号を現示し、前記コンピュ
ータは、車両位置条件及び前記連動装置の連動条件が入
力され、前記車両位置条件が車両が踏切警報開始位置に
在線するとする条件を含み、前記連動条件が前記信号機
によって指示される進路構成条件を含むとき、前記進路
を通る車両に対する踏切警報を開始し、前記踏切を越え
た位置に設定された警報停止点を車両が通過したとき踏
切警報を停止すると共に、先行車両が前記信号機の閉塞
区間内に在線し前記信号機が停止信号を現示していると
する連動条件が前記連動装置から入力されている間は、
続行車両を制御する前記信号機によって指示される進路
構成にかかわらず踏切警報を開始させず、前記先行車両
が前記信号機の閉塞区間を抜けて、前記信号機が進行信
号を現示したとする連動条件が入力されたとき、続行車
両に対する踏切警報を開始することを特徴とする。
【0008】
【作用】連動装置は、信号機の位置から踏切まで要する
車両走行所要時分が設定警報時分よりも短い場合は、設
定警報時分を満たす現示時素を含む連動条件を出力する
から、車両の発車位置となる信号機の位置までの距離が
短い場合でも、予め定められた適切な設定警報時分を確
保できる。
【0009】しかも、コンピュータは、踏切警報の継続
時分を計数し、踏切警報の継続時分が信号機に付加され
た現示時素を経過したときに、連動装置に対して信号機
の現示を進行信号とする連動条件を出力する制御条件を
与えるから、例えば、踏切を通る他の車両により踏切警
報が開始していて、その警報時分が信号機によって制御
される当該車両に設定された現示時素を越え継続してい
る場合、信号機に現示時素を持たせることなく進行信号
を現示し、車両を出発させ、または入場させることがで
きる。このため、踏切の警報時分、閉扉時分が適正化さ
れ、踏切を通る他の交通機関に対する交通障害が軽減さ
れる。
【0010】別の課題解決手段において、コンピュータ
は、先行車両が信号機の閉塞区間内に在線し信号機が停
止信号を現示しているとする連動条件が連動装置から入
力されている間は、続行車両を制御する信号機によって
指示される進路構成にかかわらず踏切警報を開始させな
いから、先行車両が踏切を通過して踏切警報を開始した
後、先行車両が信号機の閉塞区間を抜けるまでの間、続
行車両に対する踏切警報は行なわれない。この間、他の
交通機関は踏切を通って通行できる。従来技術との比較
では、この時分だけ警報時分が短縮され、適正化され
る。
【0011】先行車両が信号機の閉塞区間外に出て、続
行車両を制御する信号機が進行信号を現示したとする連
動条件が入力されたときに、コンピュータは続行車両に
対する踏切警報を開始する。従って、信号機に続行車両
の進行が可能な進行信号を現示する磁気と、踏切警報開
始時機が一致し、踏切警報時分が適正化される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の適用される線形図及び踏切制
御の概略的構成の一例を示す図である。1はコンピュー
タ、2は連動装置、3は踏切、4は車両検知装置、5は
車両、6は踏切警報機、Aは駅構内を示す。1RAT、
1RBTはホームトラック、51T、52T、6RTは
軌道回路を示している。71、72、73は転てつ機、
5RY、6RY、6RZは出発信号機、7Rは閉塞信号
機をそれぞれ示している。踏切3は駅構内Aまたはその
近傍に配置される。信号機6RYは着点がY方向である
ことを指示し、信号機6RZは着点がZ方向であること
を指示する。
【0013】コンピュータ1は、駅構内Aにおける信号
機の現示の内容を含む連動条件及び車両位置条件が入力
される。連動条件は駅構内Aの信号機や転てつ機71、
72、73等を制御するために通常備えられる連動装置
2から与えられる。車両位置条件は、ホームトラック1
RATまたは1RBTに備えられた軌道リレーの接点ま
たは制御子等から与えられる。コンピュータ1は、車両
位置条件と連動条件の警報開始条件成立によって警報を
開始し、踏切制御子4から与えられる警報停止信号の列
車位置条件によって踏切警報を停止する。踏切警報開始
の車両位置条件は、車両がホームトラック1RATまた
は1RBTに在線していることであり、踏切警報開始の
連動条件は、ホームトラック1RATに備えられた出発
信号機5RY、またはホームトラック1RBTに備えら
れた出発信号機6RY、6RZによって指示される進路
構成が完了していることである。従って、車両がホーム
トラック1RATまたは1RBTに在線している状態
で、進路てこ扱いにより、転てつ機及71、72、73
が所定の位置にセットされ、鎖錠されたとき、踏切警報
が開始する。この後、出発信号機5RY、6RYまたは
6RZがG信号またはY信号等の進行信号になったこと
を条件にして、車両5が出発し、所定の進路を通って踏
切3に至る。
【0014】連動装置2は、出発信号機5RY、6RY
または6RZから踏切3までの走行所要時分T11、T
12が設定警報時分Tよりも短い場合、即ち、 T11、T12<T のとき、設定警報時分Tを満たす現示時素Td、 Td=T−T11、T12 を含む連動条件を出力する。この連動条件は、出発信号
機5RY、6RYまたは6RZに与えられる。出発信号
機5RY、6RYまたは6RZは、これによって支持さ
れる進路構成が完了しても、現示時素Tdの間は進行信
号であるG信号またはY信号になることができない。従
って、車両5の出発は現示時素Tdだけ遅延される。
【0015】上述の連動条件はコンピュータ1にも入力
され、コンピュータ1は現示時素Tdだけ延長された踏
切警報制御出力を踏切警報機6に与える。警報開始は、
前述したように、進路てこ扱いにより、転てつ機及7
1、72、73が所定の位置にセットされ鎖錠されたと
きである。従って、踏切警報の開始は、出発信号機5R
Y、6RYまたは6RZに進行信号が現示される時点よ
り現示時素Tdだけ早く、車両5の発車位置となる出発
信号機5RY、6RYまたは6RZから踏切3までの距
離が短い場合でも、予め定められた適切な設定警報時分
Tを確保できる。
【0016】コンピュータ1は踏切警報の継続時分を計
数し、踏切警報の継続時分Tcが出発信号機5RY、6
RYまたは6RZに付加された現示時素Tdを経過した
ときには、連動装置2に対して、出発信号機5RY、6
RYまたは6RZの現示を進行信号とする連動条件を出
力する制御条件を与える。例えば踏切3を通る他の車両
50により踏切警報が開始していて、その警報時分が出
発信号機5RY、6RYまたは6RZに付加された現示
時素Tdを越えて継続している場合、出発信号機5R
Y、6RYまたは6RZに現示時素Tdを持たせること
なく進行信号として車両5を出発させることができる。
このため、踏切3の警報時分、閉扉時分が適正化され、
踏切3を通る他の交通機関に対する交通障害が軽減され
る。
【0017】図2は信号機から踏切までの距離が長く、
現示時素を付加することなしに、必要な設定警報時分が
確保し得る場合の踏切制御装置の構成例を示している、
図において、図1と同一の参照符号は同一性ある構成部
分を示している。51は先行車両、52は続行車両であ
る。
【0018】コンピュータ1は、車両位置条件及び連動
装置2の連動条件が入力され、車両位置条件が踏切警報
開始位置であるホームトラック1RATまたは1RBT
に車両が在線しているとする条件を含み、かつ、連動条
件が出発信号機5RY、6RYまたは6RZによって指
示される進路構成条件及び出発信号機5RY、6RYま
たは6RZの現示が進行信号であるとする条件を含むと
き、進路を通る車両51または52に対する踏切警報を
開始し、踏切3を含む軌道回路6RT内であって踏切3
を越えた位置に設定された警報停止点Pを車両51また
は52が通過したとき踏切警報を停止する。警報停止点
Pには踏切制御子などの車両検知装置4が配置されてい
る。
【0019】連動装置2は、続行車両を制御する出発信
号機5RY、6RYまたは6RZの進路構成が完了して
も、先行車両51が出発信号機5RY、6RYまたは6
RZの閉塞区間52T、51Tまたは6RT内に在線す
るという車両位置条件が入力されている間は、出発信号
機5RY、6RYまたは6RZの現示は停止信号のまま
で、進行信号にすることができない。従って、コンピュ
ータ1は、続行車両52に対する踏切警報を開始しない
ので、図3に示すように、先行車両51が警報停止点P
を通過するt2時に踏切警報を停止した後、出発信号機
5RY、6RYまたは6RZの閉塞区間52T、51T
及び6RTを抜けるt3時までの時間Tsの間、続行車
両52に対する踏切警報は行なわれない。この間、他の
交通機関は踏切3を通って通行できる。従来技術との比
較では、この時分Tsだけ警報時分が短縮され、適正化
される。先行車両51が出発信号機5RY、6RYまた
は6RZの閉塞区間52T、51T及び6RT内に在線
するという車両位置条件は踏切3のある軌道回路6RT
内に在線するという車両位置条件は、閉塞区間52T、
51T及び6RTに備えられた軌道リレー接点によって
与えられる。
【0020】連動装置2は、図3に示すように、先行車
両51が閉塞区間6RTの外に出たとする車両位置条件
がt3時に入力されたとき、続行車両52を制御する出
発信号機5RY、6RYまたは6RZの現示を進行信号
にする連動条件を出力する。これにより、続行車両52
が出発可能となる。連動条件は、コンピュータ1にも入
力されているので、この連動条件入力によって踏切警報
を開始する。従って、続行車両52に対する出発信号機
5RY、6RYまたは6RZによる進行信号の現示時機
と警報開始時機とが一致し、踏切警報時分が適正化され
る。
【0021】図4は出発信号機5RY、6RYまたは6
RZの位置から踏切までの距離が短く、出発信号機5R
Y、6RYまたは6RZに現示時素を付加することによ
り必要な警報時分を確保する場合の構成例を示してい
る。
【0022】現示時素を付加し必要な設定警報時分を確
保するためには、前述したように、出発信号機5RY、
6RYまたは6RZに進行信号を現示するときよりも、
出発信号機5RY、6RYまたは6RZに付加した現示
時素Tdだけ早く踏切警報を開始しなければならない。
【0023】このような場合、コンピュータ1は、先行
車両51が踏切を通過したt2時を基準に、先行車両5
1が踏切3の位置から出発信号機5RY、6RYまたは
6RZの閉塞区間52T、561T及び6RTを抜ける
t4時までに要する車両走行所要時間T21から出発信
号機5RY、6RYまたは6RZに付加された現示時素
Tdを差し引いた時分が経過したときに、続行車両52
に対する踏切警報を開始する。
【0024】従って、図5に示すように、現示時素Td
の付加が必要な出発信号機5RY、6RYまたは6RZ
においても、先行車両51が出発信号機5RY、6RY
または6RZの閉塞区間52T、51T及び6RTを抜
けると、直ちに出発信号機5RY、6RYまたは6RZ
に進行信号が表示され、続行車両52を出発させること
ができる。また、先行車両51が警報停止点Pを通過す
るt2時に踏切警報を停止した後、続行車両52に対す
る警報を開始するt3時までの時間Tsの間警報が行な
われない。このため、踏切3の警報時分、閉扉時分が適
正化され、踏切3を通る他の交通機関に対する交通障害
が軽減される。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る踏切制
御装置によれば、次のような効果が得られる。 (a)連動装置は、信号機の位置から踏切まで要する車
両走行所要時分が設定警報時分よりも短い場合は、設定
警報時分を満たす現示時素を含む連動条件を出力するか
ら、車両の発車位置となる信号機の位置からの距離が短
い場合でも、予め定められた適切な設定警報時分を確保
し得る踏切制御装置を提供できる。 (b)コンピュータは、踏切警報の継続時分を計数し、
踏切警報の継続時分が信号機に付加された現示時素を経
過したときに、連動装置に対して信号機の現示を進行信
号とする連動条件を出力する制御条件を与えるから、警
報時分が既に現示時素を越え継続している場合、現示時
素を持たせることなく車両を出発させてることができ
る。このため、踏切の警報時分、閉扉時分を適正化し、
踏切を通る他の交通機関に対する交通障害を軽減した踏
切制御装置を提供できる。 (c)コンピュータは、先行車両が信号機の閉塞区間内
に在線し信号機が停止信号を現示しているとする連動条
件が連動装置から入力されている間は、続行車両を制御
する信号機によって指示される進路構成にかかわらず踏
切警報を開始させないから、先行車両が警報停止点を車
両が通過して踏切警報を停止した後、踏切のある閉塞区
間を抜けるまでの間、続行車両に対する踏切警報を停止
し、警報時分を短縮し、適正化した踏切制御装置を提供
できる。 (d)コンピュータは、信号機の位置から踏切まで要す
る続行車両の車両走行所要時分が設定警報時分よりも短
い場合は、先行車両が踏切を通過した時を基準に、先行
車両が踏切の位置から信号機の閉塞区間を抜けるまでに
要する車両走行所要時分から、信号機に付加された現示
時素の時分を差し引いた時分が経過したとき、続行車両
に対する踏切警報を開始するから、この間、続行車両に
対する警報が行なわれず、また、先行車両が信号機の閉
塞区間を抜けると直ちに信号機に進行信号が現示され、
続行車両を出発させることができる。このため、踏切の
警報時分、閉扉時分を適正化し、踏切を通る他の交通機
関に対する交通障害を軽減し得る踏切制御装置を提供で
きる。 (e)連動装置は、先行車両が閉塞区間外に出たとする
車両位置条件が入力されたとき、続行車両を制御する信
号機の現示を進行信号にする連動条件を出力するから、
続行車両に対する信号機による進行信号と警報開始とを
一致させ、踏切警報時分を適正化した踏切制御装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る踏切制御装置の適用される線形図
及び踏切制御の概略的構成例を示す図である。
【図2】本発明に係る踏切制御装置の適用される別の線
形図及び踏切制御の概略的構成例を示す図である。
【図3】図2に示した踏切制御装置の警報制御作用を示
すタイムチャートである。
【図4】本発明に係る踏切制御装置の適用される別の線
形図及び踏切制御の概略的構成例を示す図である。
【図5】図4に示した踏切制御装置の警報制御作用を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 連動装置 3 踏切 5RY、6RY、6RZ 信号機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号機と、連動装置と、コンピュータと
    を含む踏切制御装置であって、 前記信号機は、出発信号機または場内信号機の少なくと
    も1種を含み、前記連動装置から与えられる連動条件に
    基づき、停止信号及び進行信号を現示し、 前記連動装置は、前記信号機の位置から踏切まで要する
    車両走行所要時分が設定警報時分よりも短い場合は、設
    定警報時分を満たす現示時素を付加する連動条件を前記
    信号機に出力し、 前記コンピュータは、車両位置条件及び前記連動装置の
    連動条件が入力され、 前記連動条件は車両が踏切警報開始位置に在線するとす
    る条件、及び、前記連動条件が前記信号機によって指示
    される進路構成条件を含むとき、前記進路を通る車両に
    対する踏切警報を開始すると共に、踏切警報の継続時分
    を計数し、前記踏切警報の継続時分が前記信号機に付加
    された現示時素を経過したときに、前記連動装置に対し
    て前記信号機の現示を進行信号とする連動条件を出力す
    る制御条件を与えることを特徴とする踏切制御装置。
  2. 【請求項2】 信号機と、コンピュータと、連動装置と
    を含む踏切制御装置であって、 前記信号機は、出発信号機または場内信号機の少なくと
    も一種を含み、前記連動装置から与えられる連動条件に
    基づき、停止信号及び進行信号を現示し、 前記コンピュータは、車両位置条件及び前記連動装置の
    連動条件が入力され、 前記車両位置条件が車両が踏切警報開始位置に在線する
    とする条件を含み、前記連動条件が前記信号機によって
    指示される進路構成条件を含むとき、前記進路を通る車
    両に対する踏切警報を開始し、前記踏切を越えた位置に
    設定された警報停止点を車両が通過したとき踏切警報を
    停止すると共に、先行車両が前記信号機の閉塞区間内に
    在線し前記信号機が停止信号を現示しているとする連動
    条件が前記連動装置から入力されている間は、続行車両
    を制御する前記信号機によって指示される進路構成にか
    かわらず踏切警報を開始させず、前記先行車両が前記信
    号機の閉塞区間を抜けて、前記信号機が進行信号を現示
    したとする連動条件が入力されたとき、続行車両に対す
    る踏切警報を開始することを特徴とする踏切制御装置。
  3. 【請求項3】 前記コンピュータは、前記信号機の位置
    から踏切まで要する続行車両の車両走行所要時分が設定
    警報時分よりも短い場合は、先行車両が踏切を通過した
    時を基準に、先行車両が踏切の位置から前記信号機の閉
    塞区間を抜けるまでに要する車両走行所要時分から、前
    記信号機に付加された現示時素の時分を差し引いた時分
    が経過したとき、前記続行車両に対する踏切警報を開始
    することを特徴とする請求項1または2に記載の踏切制
    御装置。
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