JP3417506B2 - 踏切制御装置 - Google Patents

踏切制御装置

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JP3417506B2
JP3417506B2 JP12860195A JP12860195A JP3417506B2 JP 3417506 B2 JP3417506 B2 JP 3417506B2 JP 12860195 A JP12860195 A JP 12860195A JP 12860195 A JP12860195 A JP 12860195A JP 3417506 B2 JP3417506 B2 JP 3417506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、踏切制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の踏切制御装置は、「鉄道技術者の
ための電気概論、信号シリーズNo.8、踏切保安装
置」(日本鉄道電気技術協会発行)の第94頁〜第10
4頁に記載されている。かかる踏切制御装置は、踏切警
報区間と、踏切制御子と、制御回路とを含む。踏切警報
区間は、通常は複数の閉塞区間を含んで構成され、警報
開始点と、警報終止点とを有している。警報開始点は、
複数備えられる閉塞区間の内、踏切が設けられる踏切閉
塞区間の進路後方に位置する閉塞区間の一つに設けられ
る。警報終止点は、踏切閉塞区間内において踏切の進路
前方に設けられる。警報開始点には、車両が踏切警報区
間に進入したことを検知し、第1の検知信号を出力する
踏切制御子が設けられる。警報終止点には、車両が踏切
警報区間を通過したことを検知し、第2の検知信号を出
力する踏切制御子が設けられる。制御回路は、通過する
各車両に対して第1の検知信号に基づき踏切警報信号を
出力し、第2の検知信号に基づき踏切警報信号を停止す
る。従って、踏切警報区間に2車両が同時に在線すると
きは、最初の車両が踏切警報区間に進入したときから最
後の車両が踏切警報区間を進出するまでの間、踏切警報
信号を出力する。
【0003】また、車両は、一般に、自動列車停止装置
(ATS装置)等により、同一閉塞区間に2車両が入ら
ないように制御される。従って、先行車両が踏切閉塞区
間に在線するときは、後続車両は踏切閉塞区間の手前の
閉塞区間で停止しなければならない。先行車両が踏切閉
塞区間を進出したときに、後続車両は踏切閉塞区間に進
入できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
踏切制御装置は、踏切警報区間に相次いで複数の車両が
進入したときに、最初の車両が踏切警報区間に進入した
時から最後の車両が踏切警報区間を進出するまで踏切警
報信号を出力するので、先行車両が警報終止点を通過し
てから踏切閉塞区間を進出するまでの時間と、先行車両
が踏切閉塞区間を進出するのを待って、後続車両が踏切
閉塞区間に進入し踏切に到達するまでの時間との加算時
間が、後続車両に対して与えられるべき最小踏切警報時
間よりも長くなる場合を生ずる。このため、後続車両に
対する踏切警報時間が不必要に長くなり、朝夕の通勤時
間帯は開かずの踏切となって交通渋滞を招来する。
【0005】また、先行車両が踏切警報区間を進出した
直後に、後続車両が踏切警報区間に進入した場合は、踏
切遮断機を上昇させているときに下降させることにな
り、踏切遮断機を上昇させる意味がなくなる。
【0006】そこで、本発明の課題は、後続車両に対し
て適切な踏切警報時間を確保し、かつ、踏切開扉時間を
大きくし得る踏切制御装置を提供することである。
【0007】本発明のもう一つの課題は、後続車両に対
する踏切の安全性を確保し得る踏切制御装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る踏切制御装置は、踏切警報区間と、第
1の車両検知器と、第2の車両検知器と、速度検知器
と、制御回路とを含む。前記踏切警報区間は、複数の閉
塞区間と、警報開始点と、警報終止点とを含み、進路前
方に位置する前記閉塞区間が踏切を含む踏切閉塞区間と
なり、前記警報開始点が前記踏切閉塞区間の進路後方に
位置する前記閉塞区間の一つに設けられ、前記警報終止
点が前記踏切閉塞区間内において前記踏切の進路前方に
設けられる。前記第1の車両検知器は、前記警報開始点
付近に設けられ、前記警報開始点を通過する車両を検知
し、第1の検知信号を出力する。前記第2の車両検知器
は、前記警報終止点付近に設けられ、前記警報終止点を
通過する前記車両を検知し、第2の検知信号を出力す
る。前記速度検知器は、前記警報終止点付近に設けら
れ、前記車両が前記警報終止点を通過する時の速度を検
出し、通過速度信号を出力する。前記制御回路は、前記
警報終止点から進路前方の閉塞境界までの距離と、後続
車両に対して与えられるべき最小踏切警報時間と、前記
後続車両が前記踏切閉塞区間の進路後方の閉塞区間から
前記踏切に到達するまでの最小踏切到達予測時間とを記
憶する。前記制御回路は、先行車両に対する前記第1の
検知信号が入力された場合に、踏切警報信号を出力す
る。前記制御回路は、前記先行車両に対する前記第2の
検知信号が入力された場合に、前記通過速度信号及び前
記距離から前記先行車両が前記閉塞境界を通過するまで
の通過予測時間を求め、前記通過予測時間と前記最小踏
切到達予測時間との加算時間が前記最小踏切警報時間よ
りも長い場合は、その差の時間だけは前記踏切警報信号
を停止する。
【0009】前記制御回路は、好ましい例では、前記踏
切警報信号を停止するときに、前記踏切閉塞区間の信号
機の現示を赤にする後方防護信号を出力する。
【0010】前記制御回路は、別の好ましい例では、タ
イマ回路を含む。前記タイマ回路は、前記踏切警報信号
の停止が解除された時から前記最小踏切警報時間と前記
最小踏切到達予測時間との差に応じた防護時間の計数を
開始し、前記防護時間の計数をしている間は前記後方防
護信号を継続して出力する。
【0011】前記制御回路は、別の好ましい例では、前
記踏切閉塞区間の進路前方の閉塞区間における車両の有
無を示す車両検知信号が与えられ、前記車両検知信号を
加味して前記通過予測時間を求める。
【0012】前記制御回路は、別の好ましい例では、前
記通過速度信号に基づき加速度を求め、前記加速度を加
味して前記通過予測時間を求める。
【0013】前記速度検知器は、好ましい例では、少な
くとも一対の車軸検知器でなり、前記車軸検知器のそれ
ぞれが前記車両の進行方向に間隔をおいて設けられる。
【0014】
【作用】踏切警報区間は、進路前方に位置する閉塞区間
が踏切を含む踏切閉塞区間となり、警報開始点が踏切閉
塞区間の進路後方に設けられ、警報終止点が踏切閉塞区
間内において踏切の進路前方に設けられる。第1の車両
検知器は、警報開始点付近に設けられ、警報開始点を通
過する車両を検知し、第1の検知信号を出力する。制御
回路は、先行車両に対する第1の検知信号が入力された
場合に、踏切警報信号を出力する。このため、制御回路
は、先行車両が警報開始点に進入したときに踏切警報信
号を出力し、先行車両に対して適切な踏切警報時間を確
保することができる。
【0015】第2の車両検知器は、警報終止点付近に設
けられ、警報終止点を通過する車両を検知し、第2の検
知信号を出力する。このため、制御回路は、先行車両が
踏切警報区間を通過したことを判断できる。
【0016】速度検知器は、警報終止点付近に設けら
れ、車両が警報終止点を通過する時の速度を検出し、通
過速度信号を出力する。制御回路は、警報終止点から進
路前方の閉塞境界までの距離と、後続車両に対して与え
られるべき最小踏切警報時間と、後続車両が踏切閉塞区
間の進路後方の閉塞区間から踏切に到達するまでの最小
踏切到達予測時間とを記憶し、先行車両に対する第2の
検知信号が入力された場合に、通過速度信号及び距離か
ら先行車両が閉塞境界を通過するまでの通過予測時間を
求める。実際の車両制御では、1閉塞区間に2車両が同
時に入ることは許されないので、後続車両は、先行車両
が踏切閉塞区間に在線する時には踏切閉塞区間に進入す
ることができず、踏切閉塞区間の進路後方の閉塞区間で
停止しなければならない。後続車両が踏切閉塞区間に進
入することが許されるのは、先行車両が踏切閉塞区間の
閉塞境界を通過し、踏切閉塞区間の信号機が「赤」から
「黄」に現示アップされた時である。後続車両が踏切に
到達するまでの最小踏切到達予測時間は、後続車両が踏
切閉塞区間の手前で停止することを前提とした停止パタ
ーンにおいて、その停止パターンの任意の位置から最大
力行したと仮定して、後続車両が踏切に到達するまでの
最小の時間である。このため、制御回路は、先行車両が
警報終止点を通過する時に、先行車両の通過予測時間と
後続車両の最小踏切到達予測時間との加算時間を求める
ことにより、後続車両が実際に踏切に到達するまでの最
小の踏切到達時間を予測することができる。
【0017】制御回路は、通過予測時間と最小踏切到達
予測時間との加算時間が最小踏切警報時間よりも長い場
合は、その差の時間だけは踏切警報信号を停止する。こ
のため、先行車両が警報終止点を通過した後、踏切閉塞
区間をノロノロ走行している等で通過予測時間が長くな
る場合、または踏切閉塞区間の閉塞境界から踏切までの
距離が長い等で後続車両の最小踏切到達予測時間が長く
なる場合に、後続車両に対する最小踏切警報時間を確保
し、かつ、踏切開扉時間を大きくすることができる。
【0018】制御回路は、踏切警報信号を停止するとき
に、踏切閉塞区間の信号機の現示を赤にする後方防護信
号を出力する。踏切閉塞区間の信号機の現示は、一般
に、先行車両が踏切閉塞区間に進入してから踏切閉塞区
間を進出するまでの間は「赤」現示に保たれる。このた
め、踏切警報信号を停止するときは、後方防護信号によ
り信号機の現示アップを重ねて禁止し、後続車両が踏切
閉塞区間に進入することを防止するので、後続車両に対
する踏切の安全性を確保することができる。
【0019】制御回路は、タイマ回路が踏切警報信号の
停止が解除された時から最小踏切警報時間と前記最小踏
切到達予測時間との差に応じた防護時間の計数を開始
し、防護時間の計数をしている間は後方防護信号を継続
して出力する好ましい例では、先行車両が予測した通過
予測時間よりも短い時間内に踏切閉塞区間を進出した場
合に、後続車両の踏切閉塞区間への進入を遅らせること
ができ、後続車両に対して最小踏切警報時間を確保でき
る。このため、後続車両に対する踏切の安全性を確保で
きる。
【0020】制御回路は、踏切閉塞区間の進路前方の閉
塞区間における先先行車両の有無を示す車両検知信号が
与えられ、その車両検知信号を加味して通過予測時間を
求める好ましい例では、例えば、前方の閉塞区間に先先
行車両が在線するので、先行車両が踏切閉塞区間で停止
すると予測したり、あるいは、先先行車両が在線しない
ので、通過速度信号に基づく速度で先行車両が前方の閉
塞区間に進入すると予測する等、先行車両の走行状態を
予測し、精度の高い通過予測時間を求めることができ
る。
【0021】本発明の更に具体的な特徴及び利点は、図
面を参照して更に具体的に説明する。
【0022】
【実施例】図1は本発明に係る踏切制御装置の構成を示
すブロック図である。本発明に係る踏切制御装置は、踏
切警報区間L1と、第1の車両検知器1と、第2の車両
検知器2と、速度検知器3と、制御回路4とを含む。参
照符号5は踏切、6は軌道、71は先行車両、72は後
続車両、8は駅である。軌道6は閉塞区間1T〜6Tを
含んでいる。先行車両71及び後続車両72は、X方向
に進行する。
【0023】踏切警報区間L1は、複数の閉塞区間3T
〜6Tと、警報開始点P1と、警報終止点P2とを有す
る。進路前方に位置する閉塞区間3Tは、踏切5を含
み、踏切閉塞区間を構成する。警報開始点P1は踏切閉
塞区間3Tの進路後方に位置する閉塞区間の一つに設け
られる。実施例では、警報開始点P1は踏切閉塞区間3
Tの3つ進路後方に位置する閉塞区間6Tに設けられて
いる。警報終止点P2は踏切閉塞区間3T内において踏
切5の進路前方に設けられている。
【0024】第1の車両検知器1は、警報開始点P1付
近に設けられ、警報開始点P1を通過する先行車両71
及び後続車両72を検知し、第1の検知信号S1を出力
する。第2の車両検知器2は、警報終止点P2付近に設
けられ、警報終止点P2を通過する先行車両71及び後
続車両72を検知し、第2の検知信号S2を出力する。
第1の車両検知器1及び第2の車両検知器2は、踏切制
御子、閉塞区間等で構成できる。実施例は、踏切制御子
で構成される。踏切制御子の構成は、前述の「踏切保安
装置」の第9頁〜第14頁に詳述されている。第1の車
両検知器1は、制御区間が警報開始点P1付近に設定さ
れ、先行車両71及び後続車両72が制御区間に進入し
た時に、進入したとする第1の検知信号S1を出力し、
先行車両71及び後続車両72が制御区間を通過した時
に、通過したとする第1の検知信号S1を出力する。第
2の車両検知器2は、制御区間が警報開始点P2付近に
設定され、先行車両71及び後続車両72が制御区間に
進入した時に、進入したとする第2の検知信号S2を出
力し、先行車両71及び後続車両72が制御区間を通過
した時に、通過したとする第2の検知信号S2を出力す
る。
【0025】速度検知器3は、警報終止点P2付近に設
けられ、先行車両71及び後続車両72が警報終止点P
2を通過する時の速度を検出し、通過速度信号S3を出
力する。速度検知器3は、車軸の通過速度を検出する車
軸検知子、車体の通過速度を検出するドップラ型速度検
知器等で構成できる。通過速度信号S3の形態は、速度
を特定するものであればよく、アナログ、デジタル、周
波数等の数値データまたは2点間を通過するタイミング
等の形態を採ることができる。
【0026】制御回路4は、警報終止点P2から進路前
方の閉塞境界までの距離L2と、後続車両72に対して
与えられるべき最小踏切警報時間Tsと、後続車両72
が踏切閉塞区間3Tの進路後方に位置する閉塞区間4T
から踏切5に到達するまでの最小踏切到達予測時間Tb
とを記憶する。後続車両72が踏切5に到達するまでの
最小踏切到達予測時間Tbは、後続車両72が踏切閉塞
区間3Tの手前で停止することを前提とした停止パター
ンにおいて、その停止パターンの任意の位置から最大力
行したと仮定して、後続車両72が踏切5に到達するま
での最小の時間である。最小踏切到達予測時間Tbは、
先行車両71が踏切警報区間L1を進出するときに、後
続車両72が踏切警報区間L1に在線する場合であって
も在線しない場合であっても、一定の時間となる。
【0027】制御回路4は、先行車両71に対する第1
の検知信号S1が入力された場合に、踏切警報信号S4
を出力する。制御回路4は、先行車両71に対する第2
の検知信号S2が入力された場合に、通過速度信号S3
及び距離L2から先行車両71が閉塞境界を通過するま
での通過予測時間Taを求める。
【0028】制御回路4は、通過予測時間Taと最小踏
切到達予測時間Tbとの加算時間が最小踏切警報時間T
sよりも長い場合に、その差の時間だけは踏切警報信号
S4の出力を停止する。
【0029】制御回路4は、先行車両71及び後続車両
72が警報開始点P1に進入、警報開始点P1を進出、
踏切警報区間内L1に在線、警報終止点P2に進入、警
報終止点P2を進出という一連のシーケンス動作(SQ
制御)を用いて踏切警報区間L1内における車両の有無
を判定する。例えば、先行車両71が警報開始点P1に
進入し、進入したとする第1の検知信号S1が入力され
た時は、踏切警報区間L1に進入した車両数をカウント
する車両カウンタを「1」とし、先行車両71が踏切警
報区間L1に進入したと判定する。先行車両71が警報
終止点P2を通過し、通過したとする第2の検知信号S
2が入力された時は、車両カウンタを「0」とし、先行
車両71が踏切警報区間L1を通過したと判定する。先
行車両71が警報終止点P2を通過する前に、後続車両
72が警報開始点P1に進入し、進入したとする第1の
検知信号S1が入力された時は、車両カウンタを「2」
とする。その後、先行車両71が警報終止点P2を通過
し、通過したとする第2の検知信号S2が入力された時
は、車両カウンタを「1」とする。このため、先行車両
71または後続車両72が踏切警報区間L1の内に在線
するという条件は、車両カウンタが「1」以上であるこ
とにより判定できる。SQ制御は、前述の「踏切保安装
置」の第99頁に詳述されている。
【0030】実施例では、閉塞区間1T〜5Tのそれぞ
れには、閉塞区間1T〜5Tのそれぞれに与えられる信
号現示を表示する信号機91〜95が設けられている。
信号現示は、ATC装置から与えられ、先行車両71及
び後続車両72の位置等に従って決定される。例えば、
ATC装置は、先行車両71が踏切閉塞区間3Tに在線
するときには、信号機93に赤現示を与える。先行車両
71が踏切閉塞区間3Tを進出したときには、信号機9
3に黄現示を与える。
【0031】図2は図1に示す踏切制御装置の動作の一
例を説明するタイムチャートである。図は先行車両71
が踏切警報区間L1を進出するときに後続車両72が踏
切警報区間L1に進入している場合の動作を示してあ
る。図において、図1と同一参照符号は同一性ある構成
部分を示している。以下、図1を参照しながら、本発明
に係る踏切制御装置の動作を説明する。
【0032】時刻t1において、先行車両71が警報開
始点P1に進入する。第1の車両検知器1は、先行車両
71が警報開始点P1に進入したとする第1の検知信号
S1を出力する。制御回路4は、車両カウンタを「1」
とし、先行車両71に対する踏切警報信号S4を出力す
る。踏切5は閉扉する。このため、制御回路4は、先行
車両71が警報開始点P1に進入したときに踏切警報信
号S4を出力し、先行車両71に対して適切な踏切警報
時間を確保することができる。
【0033】時刻t11において、先行車両71が警報
開始点P1を進出する。第1の車両検知器1は、先行車
両71が警報開始点P1を進出したとする第1の検知信
号S1を出力する。制御回路4は、先行車両71に対す
る踏切警報信号S4を維持する。
【0034】時刻t2において、後続車両72が警報開
始点P1に進入する。第1の車両検知器1は、後続車両
72が警報開始点P1に進入したとする第1の検知信号
S1を出力する。制御回路4は、車両カウンタを「2」
とし、先行車両71及び後続車両72に対する踏切警報
信号S4を出力する。このため、制御回路4は、後続車
両72が警報開始点P1に進入したときに後続車両72
に対する踏切警報信号S4を重ねて出力し、行車両71
及び後続車両72に対して適切な踏切制御を行なうこと
ができる。
【0035】時刻t21において、後続車両72が警報
開始点P1を進出する。第1の車両検知器1は、後続車
両72が警報開始点P1を進出したとする第1の検知信
号S1を出力する。制御回路4は、先行車両71及び後
続車両72に対する踏切警報信号S4を維持する。
【0036】時刻t23において、先行車両71は、踏
切閉塞区間3Tに進入する。
【0037】時刻t3において、先行車両71が警報終
止点P2に進入する。第2の車両検知器2は、先行車両
71が警報終止点P2に進入したとする第2の検知信号
S2を出力する。速度検知器3は、先行車両71が警報
終止点P2に進入した時(車両の先頭部分)の通過速度
信号S3を出力する。
【0038】時刻t31において、先行車両71が警報
終止点P2を進出する。第2の車両検知器2は、先行車
両71が警報終止点P2を通過したとする第2の検知信
号S2を出力する。速度検知器3は、先行車両71が警
報終止点P2を通過する時(車両の後尾部分)の通過速
度信号S3を出力する。制御回路4は、車両カウンタを
「1」とし、先行車両71に対する踏切警報信号S4を
停止する。
【0039】制御回路4は、先行車両71が警報終止点
P2を通過する時の通過速度信号S3及び警報終止点P
2から進路前方の閉塞境界までの距離L2に基づき、先
行車両71が閉塞境界を通過するまでの通過予測時間T
aを求める。実際の車両制御では、1閉塞区間に2車両
が同時に入ることは許されないので、後続車両72は、
先行車両71が踏切閉塞区間3Tに在線する時には踏切
閉塞区間3Tに進入することができず、踏切閉塞区間3
Tの進路後方の閉塞区間4Tで停止しなければならな
い。後続車両72が踏切閉塞区間3Tに進入することが
許されるのは、先行車両71が踏切閉塞区間3Tの閉塞
境界を通過し、踏切閉塞区間3Tの信号機93が「赤」
から「黄」に現示アップされた時である。このため、制
御回路4は、先行車両71が警報終止点P2を通過する
時に、先行車両71の通過予測時間Taと後続車両72
の最小踏切到達予測時間Tbとの加算時間を求めること
により、後続車両72が実際に踏切5に到達するまでの
最小の踏切到達時間を予測することができる。
【0040】制御回路4は、通過予測時間Taと後続車
両72が閉塞区間4Tから踏切5に到達するまでの最小
踏切到達予測時間Tbとの加算時間が最小踏切警報時間
Tsよりも長い場合は、その差の時間Tcだけは後続車
両72に対する踏切警報信号S4を停止(中断)する。
踏切5は開扉する。このため、先行車両71が警報終止
点P2を進出した後、踏切閉塞区間3Tをノロノロ走行
する等で通過予測時間Taが長くなる場合、または踏切
閉塞区間3Tの閉塞境界から踏切5までの距離L3が長
い等で後続車両72の最小踏切到達予測時間Tbが長く
なる場合に、後続車両72に対する最小踏切警報時間T
sを確保し、かつ、踏切開扉時間を大きくすることがで
きる。
【0041】時刻t4において、差の時間Tcが経過す
る。制御回路4は、踏切警報信号S4の中断を解除し、
後続車両72に対する踏切警報信号S4を出力する。踏
切5は閉扉する。
【0042】時刻t5において、先行車両71が通過予
測時間Taに一致して踏切閉塞区間3Tを進出する。踏
切閉塞区間3Tの信号機93の現示が「赤」から「黄」
に現示アップされ、後続車両72は踏切閉塞区間3Tに
進入することができる。
【0043】時刻t6において、後続車両72が踏切閉
塞区間3Tに進入する。
【0044】時刻t7において、後続車両72が踏切到
達予測時間Tbに一致して踏切5に到達する。
【0045】時刻t8において、後続車両72が警報終
止点P2に進入する。第2の車両検知器2は、後続車両
72が警報終止点P2に進入したとする第2の検知信号
S2を出力する。速度検知器3は、後続車両72が警報
終止点P2に進入した時の通過速度信号S3を出力す
る。
【0046】時刻t81において、後続車両72が警報
終止点P2を通過する。第2の車両検知器2は、後続車
両72が警報終止点P2を通過したとする第2の検知信
号S2を出力する。速度検知器3は、後続車両72が警
報終止点P2を通過する時の通過速度信号S3を出力す
る。制御回路4は、踏切警報区間L1の内に後続車両7
2に対する後続車両はないので、車両カウンタを「0」
とし、後続車両72に対する踏切警報信号S4を停止す
る。踏切5は開扉する。制御回路4は、時刻t31と同
様に、後続車両72が警報終止点P2を通過する時の通
過速度信号S3及び警報終止点P2から進路前方の閉塞
境界までの距離L2に基づき、後続車両72が閉塞境界
を通過するまでの通過予測時間Taを求める。制御回路
4は、差の時間Tcの間は踏切制御信号S4を停止す
る。このため、後続車両72が警報終止点を進出した直
度に後続車両72に続いて走行する図示しない後続車両
が警報開始点に進入した場合に、差の時間Tcの間は踏
切5を開扉させることができる。
【0047】図1に示す実施例では、制御回路4は、踏
切警報信号S4を停止する時刻t31において、踏切閉
塞区間3Tの信号機93の現示を赤にする後方防護信号
S5を出力する。信号機93の現示は、一般に、先行車
両71が踏切閉塞区間3Tに進入してから踏切閉塞区間
3Tを進出するまでの間は「赤」現示に保たれる。この
ため、制御回路4が踏切警報信号S4を停止するとき
は、後方防護信号S5により信号機93の現示アップを
重ねて禁止し、後続車両72が踏切閉塞区間3Tに進入
することを防止するので、後続車両72に対する踏切の
安全性を確保することができる。時刻t81においても
同様である。
【0048】図1に示す実施例では、更に、制御回路4
がタイマ回路41を含む。タイマ回路41は、踏切警報
信号S4の停止が解除された時刻t4から最小踏切警報
時間Tsと最小踏切到達予測時間Tbとの差に応じた防
護時間Tdの計数を開始し、防護時間Tdの計数をして
いる間は後方防護信号S5を継続して出力する。
【0049】図3は図1に示す踏切制御装置のタイマ回
路41が働いた場合の動作を示すタイムチャートであ
る。図において、図1及び図2と同一参照符号は同一性
ある構成部分を示している。以下、図1及び図2を参照
しながら、タイマ回路41を含む踏切制御装置の動作を
説明する。
【0050】時刻t4において、タイマ回路41は、防
護時間Tdの計数を開始し、踏切閉塞区間3Tの信号機
93の現示を赤にする後方防護信号S5を継続して出力
する。
【0051】時刻t5において、先行車両71が制御回
路4の予測した通過予測時間Taよりも時間Teだけ早
く踏切閉塞区間3Tを進出する。踏切閉塞区間3Tの信
号機93の現示は、後方防護信号S5により、「赤」現
示を維持する。
【0052】時刻t51において、タイマ回路41は、
防護時間Tdの計数を終了し、後方防護信号S5を停止
(解除)する。踏切閉塞区間3Tの信号機93の現示
は、「赤」から「黄」に現示アップされ、後続車両72
の踏切閉塞区間3Tへの進入が許可される。このため、
先行車両71が予測した通過予測時間Taよりも時間T
eだけ早く踏切閉塞区間3Tを進出した場合に、後続車
両72の踏切閉塞区間3Tへの進入を時間Teだけ遅ら
せることができ、後続車両72に対して最小踏切警報時
間Tsを確保できる。これにより、後続車両72に対す
る踏切の安全性を確保できる。
【0053】図4は図1に示す踏切制御装置の別の動作
例を説明するタイムチャートである。図は先行車両71
が踏切警報区間L1を進出した直後に後続車両72が踏
切警報区間L1に進入する場合の動作を示してある。図
において、図1と同一参照符号は同一性ある構成部分を
示している。以下、図1を参照しながら、図4に示すタ
イムチャートを説明する。
【0054】時刻t1において、先行車両71が警報開
始点P1に進入する。第1の車両検知器1は、先行車両
71が警報開始点P1に進入したとする第1の検知信号
S1を出力する。制御回路4は、車両カウンタを「1」
とし、先行車両71に対する踏切警報信号S4を出力す
る。踏切5は閉扉する。
【0055】時刻t11において、先行車両71が警報
開始点P1を進出する。第1の車両検知器1は、先行車
両71が警報開始点P1を進出したとする第1の検知信
号S1を出力する。制御回路4は、先行車両71に対す
る踏切警報信号S4の出力を維持する。
【0056】時刻t2において、先行車両71が踏切閉
塞区間3Tに進入する。
【0057】時刻t3において、先行車両71が警報終
止点P2に進入する。第2の車両検知器2は、先行車両
71が警報終止点P2に進入したとする第2の検知信号
S2を出力する。速度検知器3は、先行車両71が警報
終止点P2に進入した時(車両の先頭部分)の通過速度
信号S3を出力する。
【0058】時刻t31において、先行車両71が警報
終止点P2を進出する。第2の車両検知器2は、先行車
両71が警報終止点P2を進出したとする第2の検知信
号S2を出力する。速度検知器3は、先行車両71が警
報終止点P2を通過する時(車両の後尾部分)の通過速
度信号S3を出力する。制御回路4は、車両カウンタを
「0」とし、先行車両71に対する踏切警報信号S4を
停止する。踏切5は開扉する。
【0059】制御回路4は、先行車両71が警報終止点
P2を通過する時の通過速度信号S3及び警報終止点P
2から進路前方の閉塞境界までの距離L2に基づき、先
行車両71が閉塞境界を通過するまでの通過予測時間T
a1を求める。制御回路4は、通過予測時間Ta1と後
続車両72が閉塞区間4Tから踏切5に到達するまでの
最小踏切到達予測時間Tbとの加算時間が最小踏切警報
時間Tsよりも長い場合は、その差の時間Tc1だけは
後続車両72に対する踏切警報信号S4の出力を停止す
る。
【0060】制御回路4は、踏切閉塞区間3Tの信号機
93の現示を赤にする後方防護信号S5を出力する。
【0061】時刻t4において、後続車両72が警報開
始点P1に進入する。制御回路4は、車両カウンタを
「1」とし、後続車両72に対する踏切警報信号S4を
生成するが、後続車両72に対する踏切警報信号S4を
停止しているので、踏切5は開扉状態を継続する。
【0062】時刻t41において、後続車両72が警報
開始点P1を進出する。第1の車両検知器1は、後続車
両72が警報開始点P1を進出したとする第1の検知信
号S1を出力する。
【0063】時刻t5において、差の時間Tc1が経過
する。制御回路4は、踏切警報信号S4の停止状態を解
除し、後続車両72に対する踏切警報信号S4を出力す
る。踏切5は閉扉する。タイマ回路41は、最小踏切警
報時間Tsと最小踏切到達予測時間Tbとの差に応じた
防護時間Tdの計数を開始する。制御回路4は、防護時
間Tdの計数をしている間は後方防護信号S5を継続し
て出力する。
【0064】時刻t6において、先行車両71が踏切閉
塞区間3Tを進出する。時刻t61において、タイマ回
路41は、防護時間Td1の計数が終了する。制御回路
4は、後方防護信号S5を停止する。信号機93の現示
は「赤」から「黄」に現示アップされる。これにより、
後続車両72は、踏切閉塞区間3Tに進入することがで
きる。
【0065】時刻t62において、後続車両72が踏切
閉塞区間3Tに進入する。時刻t63において、後続車
両72が踏切到達予測時間Tbに一致して踏切5に到達
する。
【0066】時刻t7において、後続車両72が警報終
止点P2に進入する。第2の車両検知器2は、後続車両
72が警報終止点P2に進入したとする第2の検知信号
S2を出力する。速度検知器3は、後続車両72が警報
終止点P2に進入した時(車両の先頭部分)の通過速度
信号S3を出力する。
【0067】時刻t71において、後続車両72が警報
終止点P2を進出する。第2の車両検知器2は、後続車
両72が警報終止点P2を進出したとする第2の検知信
号S2を出力する。速度検知器3は、後続車両72が警
報終止点P2を通過する時(車両の後尾部分)の通過速
度信号S3を出力する。制御回路4は、車両カウンタを
「0」とし、後続車両72に対する踏切警報信号S4を
停止する。踏切5は開扉する。
【0068】制御回路4は、後続車両72が警報終止点
P2を通過する時の通過速度信号S3及び警報終止点P
2から進路前方の閉塞境界までの距離L2に基づき、後
続車両72が閉塞境界を通過するまでの通過予測時間T
a2を求める。制御回路4は、通過予測時間Ta2と後
続車両72の後続車両が踏切5に到達するまでの最小踏
切到達予測時間Tbとの加算時間が最小踏切警報時間T
sよりも長い場合は、その差の時間Tc2だけは後続車
両72の後続車両に対する踏切警報信号S4を出力しな
いようにする。これにより、後続車両72が警報警報区
間L1を進出した直後に後続車両72の後続車両が踏切
警報区間L2に進入するような場合に、一定の踏切開扉
時間を確保することができる。
【0069】制御回路4は、踏切閉塞区間3Tの信号機
93の現示を赤にする後方防護信号S5を出力する。
【0070】時刻t8において、差の時間Tc2が経過
する。制御回路4は、踏切警報信号S4の停止を解除す
る。タイマ回路41は、最小踏切警報時間Tsと最小踏
切到達予測時間Tbとの差に応じた防護時間Tdの計数
を開始する。制御回路4は、防護時間Tdの計数をして
いる間は後方防護信号S5を継続して出力する。また、
制御回路4は、後続車両72に対する後続車両が踏切警
報区間L1に在線しないので、踏切警報信号S4を出力
することもない。
【0071】時刻t9において、後続車両72が通過予
測時間Ta2に一致して踏切閉塞区間3Tを進出する。
時刻t91において、最小踏切到達予測時間Tbが経過
する。
【0072】更に、図1に示す制御回路4は、踏切閉塞
区間3Tの進路前方の閉塞区間2Tにおける先先行車両
73の有無を示す車両検知信号S6が与えられ、車両検
知信号S6を加味して通過予測時間Taを求める。例え
ば、先先行車両73が閉塞区間2Tに在線する場合は、
信号機92が赤現示であり、先行車両71が踏切閉塞区
間3Tの閉塞境界の手前で停止しなければならない。こ
の場合の通過予測時間Taは、先行車両71が停止する
場合の速度パターンに基づいて求める。先先行車両73
が閉塞区間2Tに在線しない場合は、先行車両71が通
過速度信号S3に基づく速度で前方の閉塞区間2Tに進
入するとして、通過予測時間Taを求める。このため、
先行車両71の走行状態を予測し、精度の高い通過予測
時間Taを求めることができる。
【0073】更にまた、図1に示す制御回路4は、通過
速度信号S3に基づき加速度を求め、その加速度を加味
して通過予測時間Taを求める。この構成によれば、先
行車両71が警報終止点P2を通過する際に加速運転ま
たは減速運転をしているときに、加減速運転後の走行速
度を予測でき、精度の高い通過予測時間Taを求めるこ
とができる。
【0074】図1に示す実施例では、短小区間U1Tが
踏切警報信号S4の停止を禁止する区間を構成する。短
小区間U1Tの始点は、踏切5までの距離及び車両の走
行速度を考慮して決定される。図示の例では、始点が閉
塞区間4Tの閉塞境界となり、終点が警報終止点P2と
なっている。短小区間U1Tは、無絶縁軌道回路を構成
し、先行車両71及び後続車両72が短小区間U1Tに
在線するときに、リレーUTRが落下(接点開放)し、
在線しないときに、リレーUTRが扛上(接点導通)す
る。制御回路4は、先行車両71に対する第2の検知信
号S2が得られた時に、リレーUTRが落下している場
合は、踏切警報信号S4を停止しない。また、踏切警報
信号S4を停止している場合に、後続車両72が短小区
間U1Tに進入し、リレーUTRが落下した場合は、踏
切警報信号S4の停止を解除する。このため、後続車両
72に対して更に高い安全性を確保することができる。
【0075】実施例では、警報開始点P1は1点である
が、急行車両、鈍行車両等の車両の種別に応じて複数の
警報開始点を設定してもよい。
【0076】実施例の速度検知器3は、少なくとも一対
の車軸検知器31、32でなり、車軸検知器31、32
のそれぞれが車両の進行方向Xに間隔をおいて設けられ
る。車軸検知器31、32のそれぞれは、各車軸が通過
した時に通過速度信号S3を構成するタイミング信号を
出力する。制御回路4は、車軸検知器31、32のタイ
ミング信号及び車軸検知器31、32の配置間隔に基づ
き車両の通過速度を求める。このため、車軸数に応じた
通過速度信号S3が得られ、車両の加減速度を容易に求
めることができる。
【0077】図5は本発明に係る踏切制御装置の別の実
施例の構成を示すブロック図である。図において、図1
と同一参照符号は同一性ある構成部分を示している。
【0078】本実施例は、第1の車両検知器1が閉塞区
間6Tにより構成される。閉塞区間6Tは、軌道回路を
構成し、先行車両71または後続車両72が閉塞区間6
Tに在線するときに、軌道リレー6TRが落下(接点開
放)し、先行車両71または後続車両72が閉塞区間6
Tに在線しないときに、軌道リレー6TRが扛上(接点
導通)する。軌道リレー6TRの開放接点は、先行車両
71及び後続車両72が警報開始点P1に進入したとす
る第1の検知信号S1を構成する。この場合、警報開始
点P1は、閉塞区間6Tの進路後方の閉塞境界となる。
軌道リレー6TRの導通接点は、先行車両71及び後続
車両72が警報開始点P1を通過したとする第1の検知
信号S1を構成する。閉塞区間5T〜3Tは、軌道リレ
ー5TR〜3TRを有する。軌道リレー5TR〜3TR
は、先行車両71及び後続車両72の進行と共に順次落
下し、その開放接点により閉塞区間5T〜3Tの車両検
知信号を構成する。軌道リレー5TR〜3TRの接点出
力は、制御回路4に供給される。
【0079】第2の車両検知器2は、短小区間U1Tに
より構成される。リレーUTRは、先行車両71及び後
続車両72が短小区間U1Tに進入した時に落下し、そ
の開放接点により先行車両71及び後続車両72が短小
区間U1Tに進入したとする第2の検知信号S2を構成
し、先行車両71及び後続車両72が警報終止点P2を
通過した時に扛上し、その導通接点により先行車両71
及び後続車両72が警報終止点P2を進出したとする第
2の検知信号S2を構成する。
【0080】制御回路4は、軌道リレー6TRが落下
し、軌道リレー6TRの開放接点が構成された時に、先
行車両71及び後続車両72が踏切警報区間L1に進入
したと判定する。その後、軌道リレー5TR〜3TRが
順次落下し、落下した軌道リレー5TR〜3TRの設け
られた閉塞区間5T〜3Tに先行車両71及び後続車両
72が在線すると判定する。リレーUTRが扛上し、リ
レーUTRの導通接点が構成された時に、先行車両71
及び後続車両72が踏切警報区間L1を進出したと判定
する。このため、先行車両71に対する第2の検知信号
S2が入力され、かつ、後続車両72に対する第1の検
知信号S1が入力される場合という条件は、リレーUT
Rの導通接点が構成され、かつ、軌道リレー6TR〜4
TRのいずれかの開放接点が構成されていることにより
判断できる。
【0081】図6は図5に示す踏切制御装置の動作を説
明するタイムチャートである。図において、図5と同一
参照符号は同一性ある構成部分を示している。以下、図
5を参照しながら、本発明に係る踏切制御装置の別の実
施例の動作を説明する。
【0082】時刻t1において、先行車両71は、閉塞
区間6Tに進入する。軌道リレー6TRは、落下し、そ
の開放接点により、先行車両71が警報開始点P1に進
入したとする第1の検知信号S1を構成する。制御回路
4は、先行車両71に対する踏切警報信号S4を出力す
る。踏切5は閉扉する。
【0083】時刻t11において、先行車両71は、閉
塞区間6Tを進出し、閉塞区間5Tに進入する。軌道リ
レー6TRは扛上し、軌道リレー5TRは落下する。制
御回路4は、軌道リレー5TRの開放接点が構成されて
いることにより、先行車両71に対する踏切警報信号S
4を維持する。
【0084】時刻t2において、後続車両72は、閉塞
区間6Tに進入する。軌道リレー6TRは、落下し、そ
の開放接点により、後続車両72が警報開始点P1に進
入したとする第1の検知信号S1を構成する。制御回路
4は、先行車両71及び後続車両72に対する踏切警報
信号S4を出力する。
【0085】時刻t21において、先行車両71は、閉
塞区間5Tを進出し、閉塞区間4Tに進入する。軌道リ
レー5TRは扛上し、軌道リレー4TRは落下する。制
御回路4は、軌道リレー4TRの開放接点が構成されて
いることにより、先行車両71に対する踏切警報信号S
4を維持する。リレーUTRは、落下し、その開放接点
により、先行車両71が短小区間U1Tへ進入したとす
る第2の検知信号S2を構成する。
【0086】時刻t22において、後続車両72は、閉
塞区間6Tを進出し、閉塞区間5Tに進入する。軌道リ
レー6TRは扛上し、軌道リレー5TRは落下する。制
御回路4は、軌道リレー4TRの開放接点及び軌道リレ
ー5TRの開放接点が構成されていることにより、先行
車両71及び後続車両72に対する踏切警報信号S4を
維持する。
【0087】時刻t23において、先行車両71は、閉
塞区間4Tを進出し、踏切閉塞区間3Tに進入する。軌
道リレー4TRは扛上し、軌道リレー3TRは落下す
る。制御回路4は、軌道リレー3TRの開放接点が構成
されていることにより、先行車両71に対する踏切警報
信号S4を維持する。
【0088】時刻t3において、先行車両71は、警報
終止点P2(短小区間U1Tの終点)に進入する。リレ
ーUTRは、落下した状態を維持する。速度検知器3
は、先行車両71が警報終止点P2に進入した時の通過
速度信号S3を出力する。
【0089】時刻t31において、先行車両71は、警
報終止点P2を通過する。リレーUTRは、扛上し、そ
の導通接点により、先行車両71が警報終止点P2を通
過したとする第2の検知信号S2を構成する。制御回路
4は、先行車両71に対する踏切警報信号S4を停止す
る。
【0090】速度検知器3は、先行車両71が警報終止
点P2に通過した時の通過速度信号S3を出力する。制
御回路4は、先行車両71が警報終止点P2を通過する
時の通過速度信号S3及び警報終止点P2から進路前方
の閉塞境界までの距離L2に基づき、先行車両71が閉
塞境界を通過するまでの通過予測時間Taを求める。制
御回路4は、通過予測時間Taと後続車両72が踏切5
に到達するまでの最小踏切到達予測時間Tbとの加算時
間が最小踏切警報時間Tsよりも長いときは、その差の
時間Tcだけは後続車両72に対する踏切警報信号S4
を停止(中断)する。踏切5は開扉する。
【0091】時刻t4において、差の時間Tcが経過す
る。制御回路4は、後続車両72に対する踏切警報信号
S4を出力する。踏切5は閉扉する。
【0092】時刻t41において、後続車両72は、閉
塞区間5Tを進出し、閉塞区間4Tに進入する。軌道リ
レー5TRは扛上し、軌道リレー4TRは落下する。制
御回路4は、軌道リレー4TRの開放接点が構成されて
いることにより、後続車両72に対する踏切警報信号S
4を維持する。リレーUTRは、落下し、その開放接点
により、後続車両72が短小区間U1Tへ進入したとす
る第2の検知信号S2を構成する。
【0093】時刻t5において、先行車両71が通過予
測時間Taに一致して踏切閉塞区間3Tを進出する。軌
道リレー3TRは扛上する。踏切閉塞区間3Tの信号機
93の現示が「赤」から「黄」に現示アップされる。こ
れにより、後続車両72は踏切閉塞区間3Tに進入する
ことができる。
【0094】時刻t6において、後続車両72が踏切閉
塞区間3Tに進入する。
【0095】時刻t7において、後続車両72が踏切到
達予測時間Tbに一致して踏切5に到達する。
【0096】時刻t8において、後続車両72は、警報
終止点P2に進入する。速度検知器3は、後続車両72
が警報終止点P2に進入した時の通過速度信号S3を出
力する。
【0097】時刻t81において、後続車両72は、警
報終止点P2を通過する。リレーUTRは、扛上し、そ
の導通接点により、後続車両72が警報終止点P2を通
過したとする第2の検知信号S2を構成する。制御回路
4は、後続車両72に対する踏切警報信号S4を停止す
る。踏切5は開扉する。制御回路4は、後続車両72が
警報終止点P2を通過する時の通過速度信号S3及び警
報終止点P2から進路前方の閉塞境界までの距離L2に
基づき、後続車両72が閉塞境界を通過するまでの通過
予測時間Taを求める。制御回路4は、通過予測時間T
aと後続車両72の後続車両が踏切5に到達するまでの
最小踏切到達予測時間Tbとの加算時間が最小踏切警報
時間Tsよりも長いときは、その差の時間Tcだけは後
続車両72の後続車両に対する踏切警報信号S4を停止
する。
【0098】図7は図5に示す踏切制御装置のタイマ回
路が働いた場合の動作を説明するタイムチャートであ
る。図において、図5及び図6と同一参照符号は同一性
ある構成部分を示している。以下、図5及び図6を参照
しながら、タイマ回路を含む踏切制御装置の動作を説明
する。
【0099】時刻t4において、タイマ回路41は、抑
止時間Tdの計数を開始を開始し、踏切閉塞区間3Tの
信号機93の現示アップを抑止する抑止信号S5を出力
する。
【0100】時刻t5において、先行車両71が予測し
た通過予測時間Taよりも時間Teだけ早く踏切閉塞区
間3Tを進出する。踏切閉塞区間3Tの信号機93の現
示は、抑止信号S5により、「赤」現示を維持する。
【0101】時刻t51において、タイマ回路41は、
抑止時間Tdの計数を終了し、抑止信号S5を停止す
る。踏切閉塞区間3Tの信号機93の現示は、「赤」か
ら「黄」に現示アップされ、後続車両72の踏切閉塞区
間3Tへの進入が許可される。このため、先行車両71
が予測した通過予測時間Taよりも時間Teだけ早く踏
切閉塞区間3Tを進出した場合に、後続車両72の踏切
閉塞区間3Tへの進入を時間Teだけ遅らせることがで
き、後続車両72に対して最小踏切警報時間Tsを確保
できる。これにより、後続車両72に対する踏切の安全
性を確保できる。
【0102】図8は本発明に係る踏切制御装置の別の実
施例の構成を示すブロック図である。図において、図1
と同一参照符号は同一性ある構成部分を示している。
【0103】本実施例は、従来の踏切制御装置を利用し
た場合を示してある。踏切制御装置4は、先行車両71
または後続車両72が踏切警報区間L1の内に在線する
ときに警報信号S41を発生する従来の制御装置4A
と、警報信号S41を停止させる停止信号S42及び後
続車両72に対する後方防護信号S5を発生する制御装
置4Bとを含んで構成される。制御装置4Aは、先行車
両71及び後続車両72が踏切警報区間L1に進入して
から踏切警報区間L1を進出するまで警報信号S41を
発生する。制御装置4Bは、先行車両71が警報終止点
P2を進出したときに、通過予測時間Taを求め、通過
予測時間Taと後続車両72が踏切5に到達するまでの
最小踏切到達予測時間Tbとの加算時間が最小踏切警報
時間Tsよりも長いときは、その差の時間Tcだけは後
続車両72に対する警報信号S41を停止させる停止信
号S42を発生する。制御装置4Aは、警報信号S41
と停止信号S42との論理和を採り、踏切警報信号S4
を出力する。
【0104】図9は図8に示す踏切制御装置の動作を説
明するタイムチャートである。図において、図6及び図
7と同一参照符号は同一性ある構成部分を示している。
【0105】時刻t1において、制御装置4Aは、警報
信号S41を発生し、踏切警報を行なう踏切警報信号S
4を出力する。
【0106】時刻t31において、制御装置4Bは、停
止信号S42及び後方防護信号S5を発生し、停止信号
S42及び後方防護信号S5を制御装置4Aに供給す
る。制御装置4Aは、警報信号S41と停止信号S42
との論理和を採り、踏切警報を停止する踏切警報信号S
4を出力する。同時に、後続車両72に対する後方防護
信号S5を出力する。
【0107】時刻t51において、制御装置4Bは、後
方防護信号S5を停止する。
【0108】時刻t81において、制御装置4Aは、警
報信号S41を停止する。制御装置4Bは、停止信号S
42を発生する。制御装置4Aは、踏切警報信号S4を
停止し、後方防護信号S5を出力する。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)後続車両に対して適切な踏切警報時間を確保し、
踏切開扉時間を大きくし得る踏切制御装置を提供でき
る。 (b)後続車両に対する踏切の安全性を確保し得る踏切
制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る踏切制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す踏切制御装置の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図3】図1に示す踏切制御装置のタイマ回路が働いた
場合の動作を説明するタイムチャートである。
【図4】図1に示す踏切制御装置の別の動作例を示すタ
イムチャートである。
【図5】本発明に係る踏切制御装置の別の実施例の動作
を説明するタイムチャートである。
【図6】図5に示す踏切制御装置の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図7】図5に示す踏切制御装置のタイマ回路が働いた
場合の動作を説明タイムチャートである。
【図8】本発明に係る踏切制御装置の別の実施例の構成
を示すブロック図である。
【図9】図8に示す踏切制御装置の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 第1の車両検知器 2 第2の車両検知器 3 速度検知器 4 制御回路 5 踏切 6 軌道 L1 踏切警報区間 L2 距離 P1 警報開始点 P2 警報終止点 S1 第1の検知信号 S2 第2の検知信号 S3 通過速度信号 S4 踏切警報信号 S5 後方防護信号 S6 車両検知信号 3T 踏切閉塞区間 93 信号機 Ta 通過予測時間 Tb 最小踏切到達予測時間 Ts 最小踏切警報時間 Tc 差の時間 Td 防護時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 敏男 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日 本信号株式会社 与野事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−173369(JP,A) 特開 昭63−269775(JP,A) 特開 平1−240363(JP,A) 特開 平2−18159(JP,A) 特開 平7−137635(JP,A) 特開 平7−186967(JP,A) 実開 平1−123771(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 29/28 B61L 29/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏切警報区間と、第1の車両検知器と、
    第2の車両検知器と、速度検知器と、制御回路とを含む
    踏切制御装置であって、 前記踏切警報区間は、複数の閉塞区間と、警報開始点
    と、警報終止点とを含み、進路前方に位置する前記閉塞
    区間が踏切を含む踏切閉塞区間となり、前記警報開始点
    が前記踏切閉塞区間の進路後方に位置する前記閉塞区間
    の一つに設けられ、前記警報終止点が前記踏切閉塞区間
    内において前記踏切の進路前方に設けられており、 前記第1の車両検知器は、前記警報開始点付近に設けら
    れ、前記警報開始点を通過する車両を検知し、第1の検
    知信号を出力するものであり、 前記第2の車両検知器は、前記警報終止点付近に設けら
    れ、前記警報終止点を通過する前記車両を検知し、第2
    の検知信号を出力するものであり、 前記速度検知器は、前記警報終止点付近に設けられ、前
    記車両が前記警報終止点を通過する時の速度を検出し、
    通過速度信号を出力するものであり、 前記制御回路は、 前記警報終止点から進路前方の閉塞境界までの距離と、
    後続車両に対して与えられるべき最小踏切警報時間と、
    前記後続車両が前記踏切閉塞区間の進路後方の閉塞区間
    から前記踏切に到達するまでの最小踏切到達予測時間と
    を記憶し、 先行車両に対する前記第1の検知信号が入力された場合
    に、踏切警報信号を出力し、 前記先行車両に対する前記第2の検知信号が入力された
    場合に、前記通過速度信号及び前記距離から前記先行車
    両が前記閉塞境界を通過するまでの通過予測時間を求
    め、前記通過予測時間と前記最小踏切到達予測時間との
    加算時間が前記最小踏切警報時間よりも長い場合は、そ
    の差の時間だけは前記踏切警報信号を停止する踏切制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記踏切警報信号を停
    止するときに、前記踏切閉塞区間の信号機の現示を赤に
    する後方防護信号を出力する請求項1に記載の踏切制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、タイマ回路を含んでお
    り、前記タイマ回路は、前記踏切警報信号の停止が解除
    された時から前記最小踏切警報時間と前記最小踏切到達
    予測時間との差に応じた防護時間の計数を開始し、前記
    防護時間の計数をしている間は前記後方防護信号を継続
    して出力する請求項2に記載の踏切制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、前記踏切閉塞区間の進
    路前方の閉塞区間における先先行車両の有無を示す車両
    検知信号が与えられ、前記車両検知信号を加味して前記
    通過予測時間を求める請求項1、2または3に記載の踏
    切制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記通過速度信号に基
    づき加速度を求め、前記加速度を加味して前記通過予測
    時間を求める請求項1、2または3に記載の踏切制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記速度検知器は、少なくとも一対の車
    軸検知器でなり、前記車軸検知器のそれぞれが前記車両
    の進行方向に間隔をおいて設けられている請求項1、
    2、3、4または5に記載の踏切制御装置。
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