JP4666572B2 - 出発信号機の信号現示予告システム - Google Patents

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Description

この発明は、停車場から出発する列車に対して出発の可否を指示する出発信号機の信号現示の変化を予告する出発信号機の信号現示予告システムに関する。
従来の道路交通の予告信号機は、信号機が赤信号又は黄信号に変化する前に、この信号機が赤信号又は黄信号に変化するのを予告する信号灯を備えている(例えば、特許文献1参照)。このような従来の道路交通の予告信号機では、交差点の赤信号機や黄信号機に信号灯を取り付けたり、踏み切りの信号機に信号灯を取り付けたりして、信号機が赤信号や黄信号に変化する前に信号機の変化をこの信号灯を点滅させて、横断歩道を横断する歩行者や踏切を渡る歩行者などに予告している。このような従来の道路交通の予告信号機は、赤信号への変化を歩行者などに予告することによって、横断歩道を横断中に信号機が突然赤信号に変わり、歩行者が慌てて事故を起こすのを防止している。
特開2001-273592号公報
一般に、停車場から列車が出発するときには、この列車が出発時刻から逆算した発車ベルを鳴らすべき時刻に達しているか否かを車掌が確認した後に、この列車に対する出発反応標識が進行を指示する信号を現示しているか否かを車掌が確認している。次に、発車ベルを車掌が操作して鳴動させ乗客の安全を確認した後に、車掌スイッチを車掌が操作して列車のドアを閉めている。しかし、乗客が列車に駆け込み乗車する場合などには、車掌が乗客の安全を再確認して車掌スイッチを操作し列車のドアを再開閉する必要がある。その結果、このような駆け込み乗車が無駄な時間となり列車の停止時間が長くなるため、この列車に対する出発信号機が出発を指示していても列車を直ちに発車させることができず、列車の出発時刻が遅延し安定輸送上の障害になるという問題があった。特に、緩行列車が待避線に待避し特急列車が優先的に本線を通過するような場合であって、特急列車が遅延しているようなときには、特急列車が通過した後に緩行列車が発車するまでの時間が正常時と同様にかかり、ダイヤがなかなか回復しないという問題があった。
この発明の課題は、出発信号機の信号現示が停止信号以外の信号に変化してから列車が発車するまでの時間を短縮することができる出発信号機の信号現示予告システムを提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、停車場(2)から出発する列車(3b)に対して出発の可否を指示する出発信号機(6b)の信号現示の変化を予告する出発信号機の信号現示予告システムであって、先行列車(3a)が進出した閉そく区間(ET)への後続列車(3b)の進入を指示する前記出発信号機の信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化する前に、この出発信号機の信号現示の変化を予告する予告装置(8a)と前記出発信号機の信号現示の変化を予告する予告時間(T 11 ;T 21 )を記憶する予告時間記憶装置(8c)と、前記先行列車の速度を演算する速度演算装置(8e)と、前記先行列車の速度に基づいて、この先行列車が所定の地点を通過した時(t 12 ;t 21 )から前記閉そく区間を進出するまでの予測時間(t 12 〜t 14 ;t 21 〜t 23 )を演算する通過時刻予測演算装置(8f)とを備え、前記予告装置は、前記先行列車が前記所定の地点を通過した時(t 12 ;t 21 )から所定時間(T 13 ;T 23 )経過後に、前記出発信号機の信号現示が変化するのを予告し、前記所定時間は、前記先行列車が前記閉そく区間を進出してから前記出発信号機の信号現示が変化するまでに要する時間(t 14 〜t 17 ;t 23 〜t 26 )と前記予測時間とを合計した待ち時間(T 12 ;T 22 )から前記予告時間を減算した時間であることを特徴とする出発信号機の信号現示予告システム(8)である。
請求項2の発明は、請求項に記載の出発信号機の信号現示予告システムにおいて、前記後続列車は、前記停車場の待避線(1b)で待避する待避列車(3b)であり、前記先行列車は、前記停車場の本線(1a)を走行する優等列車(3a)であることを特徴とする出発信号機の信号現示予告システムである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の出発信号機の信号現示予告システムにおいて、前記予告時間は、少なくとも、前記後続列車の乗務員が安全を確認して、この後続列車の戸閉め操作をするために必要な時間であることを特徴とする出発信号機の信号現示予告システムである。
請求項4の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の出発信号機の信号現示予告システムにおいて、前記予告装置は、前記出発信号機の信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化するのを乗務員に知らせる出発反応標識であり、前記出発反応標識は、前記出発信号機の信号現示の変化を予告することを特徴とする出発信号機の信号現示予告システムである。
この発明によると、出発信号機の信号現示が停止信号以外の信号に変化してから列車が発車するまでの時間を短縮することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムを備える駅装置の構成図である。以下では、緩行列車が本線から待避線に待避した後に優等列車が本線を通過し、その後に緩行列車が待避線から本線に発車する場合を例に挙げて説明する。
図1に示す軌道1は、列車3a,3bが走行する通路(線路)であり、列車3a,3bを運転する際に常用する本線1aと、列車3a,3bを運転する際に常用しない側線1bとから構成されている。駅2は、旅客の乗降のために使用される停車場である。駅2は、例えば、待避列車が側線(待避線)1bに待避している間に優等列車が本線1aを通過可能であり、線路網の始端と終端以外の中間にある中間駅である。列車3a,3bは、電車や気動車などの鉄道車両であり、例えば、列車3aは本線1aを走行する特急列車などの優等列車(先行列車)であり、列車3bは側線1bで待避する緩行列車などの待避列車(後続列車)である。転てつ機4a,4bは、一つの線路を二つ以上の線路に分ける分岐器を転換及び鎖錠する装置であり、列車3a,3bの進行方向を上り方としたときに、転てつ機4aは駅2の下り方に敷設されており、転てつ機4bは駅2の上り方に敷設されている。
区間AT〜FTは、1列車のみが占有を許可される区間である。ここで、閉そくとは、列車3a,3bの衝突を防止するために、一定の区間AT〜FTに1列車のみを占有させ、他の列車がその区間に進入することを禁止することをいう。区間AT〜FTは、軌道1を構成する左右のレールを電気回路の一部として利用しており、列車3a,3bが進入して車軸が左右のレールを短絡し電流の流れが変化することによって列車3a,3bの有無を検知する軌道回路をそれぞれ構成している。区間ATは、場内信号機5が防護する区間の外方(列車3a,3bから見て場内信号機5が見える方向)の軌道回路であり、区間BTは場内信号機5が防護する区間の内方の軌道回路である。区間CTは、出発信号機6bが防護する区間の外方(列車3aから見て出発信号機6bが見える方向)の軌道回路であり、区間DTは出発信号機6aが防護する区間の外方(列車3bから見て出発信号機6aが見える方向)の軌道回路である。区間ETは、出発信号機6a,6bが防護する区間の内方であって、閉そく信号機7が防護する区間の外方(列車3a,3bから見て閉そく信号機7が見える方向)の軌道回路である。区間FTは、閉そく信号機7が防護する区間の内方の軌道回路である。区間AT,FTは、閉そく区間であり、区間BT,CTは列車3bの進路を構成し、区間BT,DTは列車3aの進路を構成する。
場内信号機5は、駅2に進入する列車3a,3bに対して信号現示する主信号機である。ここで、信号現示とは、信号が示す符号の意味であり、3現示の場合には停止信号(赤)、注意信号(黄)及び進行信号(青)の3種類が存在する。場内信号機5は、例えば、本線1a(区間DT)に進入する列車3aに進入の可否を指示するとともに、側線1b(区間CT)に進入する列車3bに進入の可否を指示する。場内信号機5は、駅2の内外(区間ATと区間BT)の境界を表しており、図1に示すように駅2への到着線が複数存在するときには、本線1a側が上位置に側線1b側が下位置にそれぞれ設置されている。
出発信号機6a,6bは、駅2から出発する列車3a,3bに対して信号現示する主信号機である。例えば、出発信号機6aは列車3aに対して出発の可否を指示し、出発信号機6bは列車3bに対して出発の可否を指示する。出発信号機6a,6bは、列車3a,3bの停止する限界(区間CT,DTと区間ETとの境界)を示しており、列車3a,3bの停止位置の前方(上り方)に設置されている。出発信号機6a,6bは、図1に示すように駅2の出発線が複数存在するときには、本線1a側が上位に設置されており側線1b側が下位に設置されている。
閉そく信号機7は、区間FTに進入する列車3a,3bに対して信号現示する信号機であり、例えば、区間FTへの進入の可否及び制限速度を指示する。閉そく信号機7は、区間FTの入口に設置されており、列車3a,3bの先頭が区間FTに進入したときに自動的に停止を指示し、列車3a,3bの後尾が区間FTを進出すると進行を指示する。
信号現示予告システム8は、出発信号機6bの信号現示の変化を予告するシステムである。信号現示予告システム8は、予告装置8aと、予告時間設定装置8bと、予告時間記憶装置8cと、経過時間計測装置8dと、列車速度演算装置8eと、通過時刻予測演算装置8fなどを備えている。信号現示予告システム8は、例えば、側線1bに列車3bが待避して本線1a上を列車3aが通過するときに、出発信号機6bの信号現示が停止信号以外に変化する数十秒前にこの出発信号機6bの信号現示の変化を予告する。
予告装置8aは、出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の信号(例えば、3現示の場合には停止信号から注意信号又は進行信号)に変化する前に、この出発信号機6bの信号現示の変化を予告する。予告装置8aは、列車3aが所定の地点を通過した時から所定時間経過後に、列車3bに対する出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止以外の信号に変化するのを予告する。ここで、所定の地点を通過した時とは、例えば、列車3aの後尾が区間DTに進入した時などである。
予告装置8aは、出発信号機6bの信号現示の変化を予告する装置である。予告装置8aは、出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化するのを乗務員に知らせる出発反応標識などが利用される。ここで、出発反応標識は、車掌から出発信号機6bの見通しが困難であるときに、駅ホームの上方などに設置される標識である。出発反応標識は、出発信号機6bが停止信号を現示しているときには消灯し、出発信号機6bが停止信号以外の信号を現示しているときには点灯する。出発反応標識は、例えば、出発準備時間中に点滅を繰り返し出発信号機6bの信号現示の変化を予告する。
予告時間設定装置8bは、予告時間の長さを任意の長さに設定するための装置である。ここで、予告時間とは、例えば、列車3bの乗務員が安全を確認してこの列車3bの戸閉め操作をするために必要な時間であり、予告装置8aが出発反応標識である場合にはこの出発反応標識の点滅を繰り返す時間である。予告時間設定装置8bは、予告時間を手動で設定する入力装置などを備えている。予告時間記憶装置8cは、予告時間設定装置8bが設定した予告時間を記憶する装置である。
経過時間計測装置8dは、列車3aが所定の地点を通過してからの経過時間を計測する装置である。経過時間計測装置8dは、例えば、列車3aの後尾が区間BTを進出してから次の区間DTを進出するまでの実際の通過時間を計測したり、列車3aの後尾が区間DTを進出してからの経過時間を計測したりする。
列車速度演算装置8eは、列車3aの速度を演算する装置である。列車速度演算装置8eは、例えば、区間DTの長さが既知であるため、経過時間計測装置8dが計測した実際の通過時間によって、固定長であるこの区間DTの長さを除算して列車3aの速度を演算する。
通過時刻予測演算装置8fは、列車3aが所定の地点を通過する予定時刻を予測演算する装置である。通過時間予測演算装置8fは、例えば、列車3aの走行条件などから列車3aの後尾が区間ETから進出する予定時刻を予測演算する。
連動装置9は、駅2の種々の装置が一定条件下で動作するようにこれらの装置を連動させる装置である。連動装置9は、例えば、列車3a,3bの進行方向を振り分けるために転てつ機4a,4bを転換して進路を設定したり、場内信号機5の信号現示を進行信号に変化させたり、列車3aの通過が完了するまで転てつ機4a,4bが転換動作をしないようにしたりする。連動装置9には、場内信号機5と、出発信号機6a,6bと、転てつ機4a,4bなどが電気的に接続されている。連動装置9は、通常の線区ではATC(自動列車制御装置(Automatic Train Control))などの一部の方式を除き、場内信号機5、出発信号機6a,6b及び転てつ機4a,4bなどを駅2の信号扱所などで集中制御している。連動装置9は、駅2構内の区間BT〜ETに列車3a,3bが存在するか否かの存線情報を集中的に管理しており、駅2構内の場内信号機5及び出発信号機6a,6bの信号現示や転てつ機4a,4bの転換動作などを連動させて進路制御する。
制御装置10は、連動装置9を制御する装置である。制御装置10は、例えば、列車3a,3b毎に駅2の進入、進出、進路、着発時刻及び待避の有無などの条件をプログラム化して記憶しており、列車3a,3bの進路を所定のパターンに従って自動的に設定するPRC制御装置(プログラム進路制御装置(Programmed Route Control))や、駅2の多数の信号設備を遠隔制御するCTC制御装置(列車集中制御装置(Centralized Traffic Control))などである。制御装置10には、信号現示予告システム8と連動装置9などが電気的に接続されており、制御装置10はこれらを駅2構内の列車集中制御所などで列車3a,3bの進路が構成されるように集中制御(進路制御要求)する。
次に、この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明する。
図2は、この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのフローチャートである。図3は、この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。以下では、連動装置9の動作を中心として説明する。
ステップ(以下、Sという)100において、区間CTに列車3bが存在するか否かを連動装置9が判断する。図1に示す制御装置10が連動装置9に進路要求して連動装置9が転てつ機4bを動作制御すると、転てつ機4bが分岐器を定位側(本線1a側に開通した状態)から反位側(側線1b側に開通した状態)に転換して、場内信号機5の信号現示が側線1bへの進行を指示する。このため、列車3bがA1方向に進行して本線1aから側線1bに進入し、出発信号機6bの手前の停止位置で停止する。その結果、区間CTの在線情報が連動装置9に入力して、区間CTに列車3bが存在すると連動装置9が判断する。
S101において、区間BTから列車3aが進出したか否かを連動装置9が判断する。区間CTに列車3bが存在すると、制御装置10が連動装置9に進路要求して連動装置9が転てつ機4bを動作制御する。その結果、転てつ機4bが分岐器を反位側から定位側に転換して、場内信号機5の信号現示が本線1aへの進行を指示し、列車3bが側線1bに待避し列車3aがB方向に進行して本線1aを通過する。図3に示す時刻t11において、列車3aの後尾が区間BTから進出すると区間BTの存線情報が連動装置9に入力して、区間BTから列車3aが完全に進出したと連動装置9が判断する。区間BTから列車3aの後尾が進出したときにはS102に進み、区間BTから列車3aの後尾が進出していないときにはS101の判断を繰り返す。
S102において、経過時間計測装置8dが経過時間の計測を開始する。時刻t11において、区間BTから列車3aの後尾が進出したと連動装置9が判断すると、経過時間計測装置8dが計測を開始して列車3aの後尾が区間BTから進出した時からの経過時間を経過時間計測装置8dが計測する。
S103において、区間DTから列車3aの後尾が進出したか否かを連動装置9が判断する。図3に示す時刻t12において、図1に示す列車3aがB方向に進行してこの列車3bの後尾が区間DTから進出して区間ETに進入する。その結果、区間DTの列車3aの在線情報が連動装置9に入力し、図1に示す区間DTから列車3aが完全に抜け出し区間ETに列車3aが完全に進入したと連動装置9が判断する。区間DTから列車3aの後尾が進出したときにはS104に進み、区間DTから列車3aの後尾が進出していないときにはS102に戻り経過時間の計測を継続する。
S104において、列車速度演算装置8eが列車3aの速度を演算する。図1に示す区間DTの長さが既知である。このため、列車3aの後尾が区間BTから進出して区間DTから進出するまでの通過時間(時刻t11〜時刻t12)を経過時間計測装置8dが計測し、固定長であるこの区間DTの長さをこの通過時間によって列車速度演算装置8eが除算して列車3aの速度を演算する。
S105において、区間ETから列車3aの後尾が進出する予定時刻t14を通過時刻予測演算装置8fが予測演算する。区間ETの長さが既知であるため、列車速度演算装置8eが演算した列車3aの速度によって、固定長であるこの区間ETの長さを通過時刻予測演算装置8fが除算する。その結果、列車3aの後尾が区間ETから進出する図3に示す予定時刻t14を通過時刻予測演算装置8fが予測演算する。
S106において、予告時刻t13に到達したか否かを制御装置10が判断する。図3に示す予告時間T11を予告時間記憶装置8cから制御装置10が読み出し、待ち時間T12から予告時間T11を減算して予告開始時間T13を制御装置10が演算する。次に、経過時間計測装置8dによって計測された列車3aの後尾が区間DTから進出した時刻t12に、この予告開始時間T13を制御装置10が加算して予告時刻t13を演算し、経過時間計測装置8dが計測した経過時間がこの予告時刻t13に到達したか否かを制御装置10が判断する。経過時間が予告時刻t13に到達した場合にはS107に進み、経過時間が予告時刻t13に到達していない場合にはS106の判断を繰り返す。
ここで、図3に示す予告時間T11は、出発信号機6bの信号現示が実際に停止信号以外の信号に変化するまでこの出発信号機6bの信号現示の変化を列車3bに予告する出発準備時間である。予告時間T11は、予告時間設定装置8bによって駅毎に任意の時間に設定されており、出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化するのを予告装置8aが予告する時間である。予告時間T11は、例えば、車掌が発車ベルを操作して発車ベルを鳴動させ、車掌が乗客の安全を確認して、列車3bの戸閉め操作をするまでに必要な時間(通常30秒程度)である。
図3に示す待ち時間T12は、列車3aの後尾が区間DTから進出した時刻t12から、出発信号機6bの信号現示が停止以外の信号に変化する時刻t17までの時間である。この待ち時間T12は、列車3aの後尾が区間DTから進出して区間ETを抜けるまでの予測時間(時刻t12〜t14)と、制御装置10から連動装置9に進路要求するまでの時間(時刻t14〜t15で通常2〜5秒程度)と、転てつ機4aの転換動作に要する時間及び出発信号機6bの信号現示に要する時間(時刻t15〜t17で通常10秒程度)との合計時間から、区間ETの在線確定及び予告装置8aの予告動作の処理時間(20秒程度)などを減算した時間である。実際に列車3aの後尾が区間DT,ETから進出したり、予告装置8aが制御装置10から予告動作を指令されたりしても、区間DT,ETの在線情報を連動装置9及び制御装置10などが受け取ったり、予告装置8aが予告動作したりするまでには若干の遅れ時間がある。このため、合計時間からこれらの処理時間を減算して補正することが必要になる。予告開始時間T13は、待ち時間T12から予告時間T11を減算した時間であり予告タイミングを表す。
S107において、出発信号機6bの信号現示の変化を予告装置8aが予告する。例えば、出発反応標識を予告装置8aとして利用する場合には、図3に示す予告時間T11内で出発反応標識が点滅を繰り返して、出発信号機6bの信号現示が停止信号以外の信号に変化するのを出発反応標識が予告する。このため、車掌が発車ベルを操作して発車ベルを鳴動させ、乗客の安全を確認してから車掌スイッチを車掌が操作して列車3bのドアを閉める。
S108において、制御装置10が連動装置9に進路要求する。図1に示す区間FTに列車3aが完全に進入したと連動装置9が判断したときには、図3に示す時刻t15において制御装置10が連動装置9に進路要求をする。
S109において、転てつ機4bが転換動作する。制御装置10が連動装置9に進路要求すると、図3に示す時刻t16において、図1に示す転てつ機4bを連動装置9が転換動作させて、転てつ機4bが定位側から反位側に転換動作を開始する。
S110において、出発信号機6bの信号現示が変化する。転てつ機4bが転換動作を完了すると、図3に示す時刻t17において、図1に示す出発信号機6bを連動装置9が信号現示させて、出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の出発信号又は注意信号に変化し、予告装置8aが予告動作を終了する。その結果、列車3bが駅2から発車して列車3bがA2方向に進行し、側線1bから本線1aに進入する。
この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムには、以下に記載するような効果がある。
(1) この第1実施形態では、出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化する前に、この出発信号機6bの信号現示の変化を予告装置8aが予告する。このため、出発信号機6bの信号現示が変化してから列車3bが発車するまでの時間を短縮することができる。
(2) この第1実施形態では、駅2の側線1bで待避する列車3bが緩行列車などの後続列車であり、駅2の本線1aを走行する列車3aが特急列車などの先行列車である。その結果、出発信号機6bの信号現示の変化を予測することを前提として列車ダイヤを組むことによって、特急列車が通過した後に緩行列車が発車するまでの間隔を短く設定することができ、到達時間を短縮化することができる。
(3) この第1実施形態では、先行列車が所定の地点を通過した時から予告開始時間T11経過後に、後続列車に対する出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化するのを予告装置8aが予告する。このため、例えば、図1に示す列車3bの後尾が区間ETから進出した時から数秒間経過後に、出発信号機6bの信号現示の変化を予告装置8aが予告することによって、列車3bが発車するまでの時間を短縮することができる。
(4) この第1実施形態では、列車3aの後尾が区間DTから進出して出発信号機6bの信号現示が停止信号以外の信号に変化するまでの待ち時間T12から、出発信号機6bの信号現示の変化を予告してこの出発信号機6bの信号現示が実際に停止信号以外の信号に変化するまでの予告時間T11を減算した時間が予告開始時間T13である。このため、出発信号機6bの信号現示が停止信号以外の信号に変化することを最適なタイミングで予告することができる。
(5) この第1実施形態では、少なくとも列車3bの車掌が安全を確認して、この列車3bの戸閉め操作をするために必要な時間が予告時間T11である。その結果、予告時間T11内で車掌がドア扱いを行なうことができるため、出発信号機6bの信号現示が停止信号以外の信号に変化してから列車3bを発車させるまでの時間を短縮することができる。
(6) この第1実施形態では、出発信号機6bの信号現示の変化を出発反応標識が予告する。このため、出発反応標識のような既存の駅設備を利用することによってこの出発反応標識に予告機能を付与し、列車3bが発車するまでの時間を簡単な設備によって低コストで短縮することができる。
(第2実施形態)
図4は、この発明の第2実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムを備える駅装置及び中央装置の構成図である。以下では、図1に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示す信号現示予告システム8は、予告装置8aと、予告時間設定装置8bと、予告時間記憶装置8cと、経過時間計測装置8dなどを備えている。中央制御装置11は、駅2の制御装置10を制御するこの制御装置10の上位の制御装置である。中央制御装置11は、例えば、路線の各駅の制御装置を中央制御所で集中して遠隔制御するCTC制御装置(列車集中制御装置)などである。中央制御装置11には、閉そく信号機7などが電気的に接続されており、隣接する駅間の区間AT,FTなどの在線情報が入力する。
次に、この発明の第2実施形態に係る信号現示予告システムの動作を説明する。図5は、この発明の第2実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのフローチャートである。図6は、この発明の第2実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。
図5に示すS200において、区間FTに列車3aの先頭が進入したか否かを連動装置9が判断する。列車3bが側線1bに待避すると、列車3aがB方向に進行して本線1aを通過する。図6に示す時刻t21において、列車3aの先頭が区間FTに進入すると、区間FTの存線情報が中央制御装置11に入力して、区間FTに列車3aの先頭が進入したと連動装置9が判断する。区間FTに列車3aの先頭が進入したときにはS201に進み、区間FTに列車3aの先頭が進入していないときにはS200の判断を繰り返す。
S201において、経過時間計測装置8dが経過時間の計測を開始する。時刻t21において、区間FTに列車3aの先頭が進入したと連動装置9が判断すると、経過時間計測装置8dが計測を開始して列車3aの先頭が区間FTに進入した時刻t21からの経過時間を経過時間計測装置8dが計測する。
S202において、予告時刻t24に到達したか否かを制御装置10が判断する。図3に示す予告時間T21を予告時間記憶装置8cから制御装置10が読み出し、待ち時間T22から予告時間T21を減算して予告開始時間T23を制御装置10が演算する。次に、経過時間計測装置8dが経過時間の計測を開始した時刻t21にこの予告開始時間T23を制御装置10が加算して予告時刻t24を演算し、経過時間計測装置8dが計測した経過時間がこの予告時刻t24に到達したか否かを制御装置10が判断する。経過時間が予告時刻t24に到達した場合にはS203に進み、経過時間が予告時刻t24に到達していない場合にはS202の判断を繰り返す。
ここで、図6に示す待ち時間T22は、列車3aの先頭が区間FTに進入した時刻t21から、出発信号機6bの信号現示が停止以外の信号に変化する時刻t26までの時間である。この待ち時間T22は、列車3aの先頭が区間FTに進入してから列車3bの後尾が区間ETを抜けるまでの時間(時刻t21〜t22)と、制御装置10から連動装置9に進路要求するまでの時間(時刻t22〜t23で通常2〜5秒程度)と、転てつ機4aの転換動作に要する時間及び出発信号機6bの信号現示に要する時間(時刻t23〜t26で通常10秒程度)との合計時間から、区間FTの在線確定及び予告装置8aの予告動作の処理時間(20秒程度)を減算した時間である。
図5に示すS203において、出発信号機6bの信号現示の変化を予告装置8aが予告する。時刻t22において、例えば、出発反応標識を予告装置8aとして利用する場合には、出発反応標識が点滅を繰り返して出発信号機6bの信号現示が停止信号以外の信号に変化するのを出発反応標識が予告する。
S204において、区間ETから列車3aの後尾が進出したか否かを連動装置9が判断する。時刻t23において、列車3bの後尾が区間ETから進出して区間FTに進入する。その結果、区間ETの列車3aの在線情報が中央制御装置11に入力し、区間ETから列車3aが完全に抜け出し区間FTに列車3aが完全に進入したと連動装置9が判断する。区間ETから列車3aの後尾が進出したときにはS205に進み、区間ETから列車3aの後尾が進出していないときにはS204の判断を繰り返す。
S205において、制御装置10が連動装置9に進路要求する。区間FTに列車3aが完全に進入したと連動装置9が判断したときには、時刻t24において制御装置10が連動装置9に進路要求をする。
S206において、転てつ機4bが転換動作する。制御装置10が連動装置9に進路要求すると、図6に示す時刻t25において、図4に示す転てつ機4bを連動装置9が転換動作させて、転てつ機4bが定位側から反位側に転換動作を開始する。
S207において、出発信号機6bが信号現示する。転てつ機4bが転換動作を完了すると、図6に示す時刻t26において、図4に示す出発信号機6bを連動装置9が信号現示させて、出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の出発信号又は注意信号に変化し、予告装置8aが予告動作を終了する。
この発明の第2実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムでは、第1実施形態の効果に加えて、隣接する駅間の区間FTの在線情報を利用して、出発信号機6bの信号現示が変化してから列車3bが発車するまでの時間を短縮することができる。
(第3実施形態)
図7は、この発明の第3実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムを備える駅装置の構成図である。図8は、この発明の第3実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのフローチャートである。図6は、この発明の第3実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。以下では、図5に示す処理と同一の処理については詳細な説明を省略する。
S300において、区間FTに列車3aの先頭が進入したか否かを連動装置9が判断(時刻t31)する。S301において、出発信号機6bの信号現示の変化を予告装置8aが予告(時刻t32)する。例えば、列車3aの先頭が区間FTに進入した直後に、出発反応標識が予告時間T31内に点滅を繰り返して出発信号機6bの信号現示が停止信号以外の信号に変化するのを出発反応標識が予告する。S302において区間ETを列車3aの後尾が進出したか否かを連動装置9が判断(時刻t33)し、S303において制御装置10が連動装置9に進路要求(時刻t34)し、S304において転てつ機4bが転換動作(時刻t35)し、S305において出発信号機6bが信号現示(時刻t36)する。
この第3実施形態に係る出発信号機に信号現示予告システムには、第1実施形態及び第2実施形態の効果に加えて以下に記載するような効果がある。この第3実施形態では、先行列車が所定の地点を通過した直後に、後続列車に対する出発信号機6bの信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化するのを予告装置8aが予告する。このため、図1に示すように、信号現示予告システム8の構成が簡単になり、出発反応標識のような既存の設備を利用するだけで、出発信号機6bの信号現示の変化を簡単に予告することができる。
(他の実施形態)
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、停車場として駅2を例に挙げて説明したが、信号所などについてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、単線区間を例に挙げて説明したが、複線区間や複々線区間についてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、緩行列車が側線1bに待避して優等列車が本線1aを通過する追い越しの場合を例に挙げて説明したがこれに限定するものではない。例えば、優等列車が本線1aで停車してから緩行列車よりも先に発車する場合や、中間駅、始発駅、終着駅で後続列車が待避することなく、先行列車の後にこの後続列車が発車する場合などについてもこの発明を適用することができる。
(2) この実施形態では、出発反応標識を予告装置8aとして利用する場合を例に挙げて説明したがこれに限定するものではなく、文字や図形などを表示する表示装置や、音声を発生する音声発生装置などを予告装置8aとして利用することもできる。例えば、列車3bを発車させる前に列車3bの発車を乗客に知らせる発車ベルなどを利用することもできる。この場合には、列車3aが区間FTに進入した時に鳴動させて出発信号機6bの信号現示の変化を予告することもできる。ここで、発車ベルは、一般に、列車3bの車掌の乗車位置から至近距離の駅ホームに設置されており、車掌によってON/OFF操作されるスイッチである。また、この実施形態では、駅ホームに設置した予告装置8aによって列車3bの車掌に予告しているが、予告装置8aを列車内に設置して制御装置10から無線などの通信手段によって予告したり、車掌常務省略列車(ワンマン運転)の場合には運転士に予告したりすることもできる。
(3) この第1実施形態では、列車3aの速度を列車速度演算装置8eによって演算しているが列車3aの加速度も演算することができる。この場合には、列車3aの後尾が区間ETから進出する予定時刻t13を高精度に予測演算することができる。また、この第1実施形態では、列車3aの後尾が区間BTから進出して、列車3aの後尾が区間DTから進出するまでの時間を経過時間計測装置8dによって測定しているがこれに限定するものではない。例えば、固定値である列車3aの長さ(編成長)から列車3aの速度を演算することもできる。
(4) この第1実施形態では、列車3aの後尾が区間BTから進出する時刻t11から予告開始時間T11経過後に予告しているがこれに限定するものではない。例えば、列車3aの後尾が区間DTから進出した直後に予告を開始することもできる。同様に、列車3aの後尾が区間DT又は区間ETから進出した時や、列車3aの先頭が区間DT又は区間ETに進入した時などから所定時間経過後に予告を開始したりすることもできる。また、この第1実施形態〜第3実施形態では、区間AT〜FTの在線情報から列車3aの通過を検出しているがこれに限定するものではない。例えば、列車の通過を検出するセンサなどを本線1aに沿って所定の地点に設置して列車3aの通過を検出したり、ATS(自動列車停止装置(Automatic Train Stop))の車上子が所定の地点に設置された地上子を通過したことを検出したりすることもできる。さらに、この第1実施形態〜第3実施形態では、出発信号機6bの信号現示が変化してから列車3bを出発させているが、出発信号機6bの信号現示が変化する前の予告時間T11,T21,T31内に誤って列車3bを発車させた場合には、列車3bの運転操作(ノッチ扱い)を強制的にオフにすることもできる。
この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムを備える駅装置の構成図である。 この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第1実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の第2実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムを備える駅装置及び中央装置の構成図である。 この発明の第2実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。 この発明の第3実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムを備える駅装置の構成図である。 この発明の第3実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第3実施形態に係る出発信号機の信号現示予告システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 軌道
1a 本線
1b 側線(待避線)
2 駅
3a 列車(優等列車(先行列車))
3b 列車(緩行列車(後続列車))
4a,4b 転てつ機
5 場内信号機
6a,6b 出発信号機
7 閉そく信号機
8 信号現示予告システム
8a 予告装置
8b 予告時間設定装置
8c 予告時間記憶装置
8d 経過時間計測装置
8e 列車速度演算装置
8f 通過時刻予測演算装置
9 連動装置
10 制御装置
11 中央制御装置
AT〜FT 区間(軌道回路)
11,T21,T31 予告時間
12,T22 待ち時間
13,T23 予告開始時間

Claims (4)

  1. 停車場から出発する列車に対して出発の可否を指示する出発信号機の信号現示の変化を予告する出発信号機の信号現示予告システムであって、
    先行列車が進出した閉そく区間への後続列車の進入を指示する前記出発信号機の信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化する前に、この出発信号機の信号現示の変化を予告する予告装置と
    前記出発信号機の信号現示の変化を予告する予告時間を記憶する予告時間記憶装置と、
    前記先行列車の速度を演算する速度演算装置と、
    前記先行列車の速度に基づいて、この先行列車が所定の地点を通過した時から前記閉そく区間を進出するまでの予測時間を演算する通過時刻予測演算装置とを備え、
    前記予告装置は、前記先行列車が前記所定の地点を通過した時から所定時間経過後に、前記出発信号機の信号現示が変化するのを予告し、
    前記所定時間は、前記先行列車が前記閉そく区間を進出してから前記出発信号機の信号現示が変化するまでに要する時間と前記予測時間とを合計した待ち時間から前記予告時間を減算した時間であること、
    特徴とする出発信号機の信号現示予告システム。
  2. 請求項に記載の出発信号機の信号現示予告システムにおいて、
    前記後続列車は、前記停車場の待避線で待避する待避列車であり、
    前記先行列車は、前記停車場の本線を走行する優等列車であること、
    を特徴とする出発信号機の信号現示予告システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の出発信号機の信号現示予告システムにおいて、
    前記予告時間は、少なくとも、前記後続列車の乗務員が安全を確認して、この後続列車の戸閉め操作をするために必要な時間であること、
    を特徴とする出発信号機の信号現示予告システム。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の出発信号機の信号現示予告システムにおいて、
    前記予告装置は、前記出発信号機の信号現示が停止信号から停止信号以外の信号に変化するのを乗務員に知らせる出発反応標識であり、
    前記出発反応標識は、前記出発信号機の信号現示の変化を予告すること、
    を特徴とする出発信号機の信号現示予告システム。
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