JPH11152035A - 列車検知方法及び装置 - Google Patents

列車検知方法及び装置

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JPH11152035A
JPH11152035A JP31831097A JP31831097A JPH11152035A JP H11152035 A JPH11152035 A JP H11152035A JP 31831097 A JP31831097 A JP 31831097A JP 31831097 A JP31831097 A JP 31831097A JP H11152035 A JPH11152035 A JP H11152035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性を充分確保した上で列車間の運行間隔
を狭め、また地上におけるメンテナンスの手間を軽減し
安全性を高めた列車検知方法を提供する。 【解決手段】 2本のレール1,1上を走行する列車1
0に、第1の車軸11aを介して前記レールに列車検出
用電流を流す電源装置6,7およびレールを通して流れ
た前記列車検出用電流を第2の車軸11bを介して検出
する電流検知回路8を搭載し、前記2本のレールおよび
前記第1、第2の車軸を流れる前記列車検出用電流のル
ープ9を形成し、前記レール上の別の列車の車軸11に
より2本のレールが短絡された場合に、前記ループの第
2の車軸11bの電流変化を前記電流検知回路8により
検出してこのレール上の別の列車10aを検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレール上を走行する
列車の検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道における列車を運行させる場合、列
車の位置を検知してこれに応じて信号機の切替えや遮断
機の開閉を行い、また、前列車との間隔を判断してAT
C(Automatic Train Control)装置によるブレーキ制
御やCTC(Central Train Control)装置による各種
運行制御を行っている。図14(A)(B)は、従来の
有絶縁軌道回路による列車検知装置の構成説明図であ
り、(A)は列車が進入していない状態、(B)は列車
が進入した状態を示す。
【0003】図14(A)に示すように、2本のレール
1からなる軌道2は、図示しない誘電体を介装した絶縁
部3により閉軌道回路区間4に分割される。各閉軌道回
路区間4の両端部には短絡線5が設けられ2本のレール
1同士を導通させる。一方の短絡線5には列車検出用の
電流を流す交流電源6が接続され、この電源6から発信
される電流を制御する制御回路7が接続される。これら
の電源6および制御回路7により電源装置を構成する。
また、他方の短絡線5には電流を検出する電流検知回路
8が接続される。この電流検知回路8は、例えば電流変
化に伴う励磁状態の変化により作動するリレー回路であ
ってもよい。電源6から電流を流すことにより、この閉
軌道回路区間4内で、レール1とその両端の短絡線5に
より電流の閉ループ9が形成される。なお、電源装置と
しては、交流に限らず、限流抵抗を介した直流電源を用
いてもよい。
【0004】図14(B)に示すように列車10が閉軌
道回路区間4内に進入すると、その車軸11によりレー
ル1同士が短絡され、閉ループ9内において、車軸11
を介して電流12が流れるため、電流検出回路8側の短
絡線5を流れる電流13がほとんどゼロになる。これに
より、列車10が閉軌道回路区間4内に進入したことが
検知される。なお、電流検知回路8は、リレー回路以外
にも、電流を直接検出し或いは電圧を検出して短絡線5
の通電状態の変化を検出できるように構成した回路を用
いることができる。このように閉軌道回路区間4内に列
車が進入したことを検知すると、その区間境界部に設置
された信号機(図示しない)等の切替その他の運行制御
を行う。
【0005】図15(A)(B)は、従来の無絶縁軌道
回路による列車検知装置の一例を説明した図であり、
(A)は列車が進入していない状態、(B)は列車が進
入した状態を示す。
【0006】この無絶縁軌道回路においては、レール1
は絶縁されず連続した状態であり、閉軌道回路区間4は
短絡線5により区画される。なお、図の従来例では、1
つの電源6によりその両側の閉軌道回路区間4に電流を
流しているが、その他の従来例として図14の例と同様
に軌道回路区間ごとに電源6と制御回路7および検出回
路8を設置した構成も使用されている。電源6および制
御回路7からなる電源装置や電流検知回路8の構成およ
び閉ループの構成等は前記有絶縁軌道回路と同様であ
る。
【0007】列車10が閉軌道回路区間4に近づくと、
(B)図に示すように、車軸11を介して電流12が流
れ、電流検知回路8で検出される電流13が変化する。
これにより閉軌道回路区間4に進入する列車が検知され
る。このような無絶縁軌道回路においては、前記有絶縁
軌道回路に比べ、絶縁体等の部材が不要になりまたその
メンテナンスの手間も省かれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の有絶縁軌道回路あるいは無絶縁軌道回路の列車検知
方法においては、予め定められた所定の閉軌道回路区間
ごとに電源装置および電流検知回路が地上に固定されて
設置されるため、一旦閉軌道回路区間内への列車の進入
が検知されると、その区間を列車の最後尾の車両が通過
し終わるまで列車の位置にかかわらず同じ検知信号とし
て検出される。したがって、列車の検知に応じて、例え
ば前列車との間隔を判断して信号機を切替える場合、安
全性を最優先するために、前列車との間隔が充分長い場
合であっても、列車がその区間内にいる間は安全側に制
御し、後続の列車を停止させる赤信号を出し続ける。こ
のため、安全性は充分に確保されるものの、運転間隔が
長くなり、輸送力の向上が図られない。
【0009】また、列車検知用の電源や検知回路等の電
気回路が地上に設置されているため、長い区間にわたっ
て保守点検作業をしなければならずメンテナンスの手間
がかかり作業時間を多く必要とするばかりでなく、その
作業は線路内に立入るため、非常に危険なものとなって
いた。
【0010】本発明は上記従来技術を考慮してなされた
ものであって、安全性を充分確保した上で列車間の間隔
を削除して運行間隔を狭め、地上におけるメンテナンス
の手間を軽減するとともに安全性を高めた列車検知方法
および装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、2本のレール上を走行する列車に、第
1の車軸を介して前記レールに列車検出用電流を流す電
源装置およびレールを通して流れた前記列車検出用電流
を第2の車軸を介して検出する電流検知回路を搭載し、
前記2本のレールおよび前記第1、第2の車軸を流れる
前記列車検出用電流のループを形成し、前記レール上の
別の列車の車軸により2本のレールが短絡された場合
に、前記ループの第2の車軸の電流変化を前記電流検知
回路により検出してこのレール上の別の列車を検知する
ことを特徴とする列車検知方法を提供する。
【0012】このような構成においては、列車検出用の
電流をレールに流すための電源装置およびこれを検出す
るための電流検知回路がともに列車に搭載されるため、
列車の位置を基準としてその列車の電流検知回路の検出
範囲内における別の列車を検知することができる。した
がって、動いている列車から別の列車までの距離が常に
実際の列車間距離として検知でき、これに基づいて効率
よく運行間隔を狭めることができる。
【0013】また、列車検知装置を構成する電源装置お
よび電流検知回路がともに列車に搭載されるため、手間
がかかる地上設備のメンテナンスがほとんど不要になる
とともに、線路内に立入る作業がなくなるため安全であ
る。
【0014】また、線路の保守点検等のために作業現場
でレールを短絡させた場合、この作業現場を、地上側の
信号機等で確認することができる。また、走行中の列車
から現場までの実際の距離を検出することができ、作業
現場に対し不要に長い手前側から徐行運転することな
く、適正な距離の位置から運転制御することができる。
なお、CTC装置においては、常にレールに電流を流
し、列車の車軸による短絡により列車や作業現場の位置
情報を得る必要がある。このようなCTC装置を本発明
の列車検知装置とともに用いる場合には、従来の閉軌道
回路区間に対応した一定区間ごとに地上設置の電流検知
回路を設け、区間内に進入する列車に搭載した電源装置
が発信する電流を検出して区間ごとの列車の位置情報を
得てこれをCTC装置に送信してもよい。この場合、地
上側のCTC用受信機は列車搭載側の電流検知回路によ
る検出特性に影響を与えないように検出抵抗等を設定し
ておく。
【0015】あるいはこのCTC装置に位置情報を与え
るために、衛生を用いたGPS装置からリアルタイムの
絶対位置情報を送信してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1(A)(B)は、本発明の実
施の形態に係る列車検知装置の構成説明図であり、
(A)は別の列車を検出していない状態、(B)は別の
列車を検出した状態を示す。(A)図に示すように、2
本のレール1,1上を走行する列車10に、電源6およ
びその制御回路7からなる電源装置が搭載される。この
電源装置は、交流電源6により第1の車軸11aを介し
て列車検出用電流をレールに流す。列車10には、電源
装置とともに、この電源装置から発信された電流を第2
の車軸11bを介して検出するための電流検知回路8が
搭載される。これらの電源6および制御回路7や電流検
知回路8は、それ自体は実質上、前記図14および図1
5で説明した地上設置の電源6、制御回路7および電流
検知回路8と同じ構成のものを採用することができ、こ
の地上設置されていた検知装置を列車に搭載可能な形態
として使用したものである。このような構成において、
電源装置から発信された電流により2本のレール1,1
および第1、第2の車軸11a,11bにより閉ループ
9が形成される。
【0017】このような列車検知装置を搭載した列車1
0がその前方を走行する別の列車10aに近づいて、こ
の別の列車10aとの間の距離がある程度以下の距離に
なると、(B)に示すように、その別の列車10aの車
軸11を介して電流12が流れる。これにより、検知装
置を搭載した列車10側の第2の車軸11bを流れる電
流13が変化し、その変化を電流検知回路8が検出す
る。これにより、レール上の前方(または後方)に別の
列車10aが近づいたことが検知される。
【0018】このような列車検知方法は、保守作業現場
の検出に適用することもできる。すなわち、線路等の保
守作業現場においては、作業を防護するために軌道短絡
を行う。この軌道短絡部を本発明の列車検知方法によ
り、前述のように他の列車の車軸を検知する場合と同様
に検出することができる。これにより、列車側から作業
現場までの実際の距離が検出可能となる。従来は作業用
の短絡器は軌道回路内のどの位置であっても、その外方
の信号機の現示を変化させるものであった。このため、
列車は不必要に長い区間を徐行運転若しくは停止しなけ
ればならない場合があった。このような作業現場の検出
に本発明を適用することにより、列車から現場の短絡器
を検知可能となるため、現場に設置された短絡器までの
実際の距離を検出してこれに応じて必要な距離だけ徐行
運転が行われ、効率的な運転と最小限かつ有効な作業の
安全が確保できる。
【0019】図2は、電源装置から発信される電流の発
信周期を示すグラフである。図示したように、所定周波
数の電流が例えば1秒あるいはそれ以下の一定の周期で
発信される。この電流を発信している時間T1の間に前
述のように列車10の最前側の第1の車軸11aから最
後側の第2の車軸11bに電流が流れ閉ループ9を形成
し、他の列車が近づくとその車軸によるレールの短絡に
よりこれを検知する。このとき、第1、第2の車軸以外
の自己の列車の車軸によってもレールが短絡されるた
め、自己の車軸に電流が分散して閉ループの電流が少な
くなり、検出精度が低下する。これを防ぐために、複数
の車両を連結した自己の列車の車両のうち列車検知のた
めの電気回路を搭載した車両の第1および第2の車軸以
外の車軸の電流を遮断しておく。この電流の遮断方法と
しては、例えば電源装置からの電流に対し逆起電力を発
生させ逆向きの電流を誘起することにより電源装置から
の電流を打消す。この電流遮断は電源から電流を発信し
ている一定周期の時間T1の間のみ行う。常に電流を遮
断すると他の列車からの検知用電流も遮断されるため、
他の列車から検知されなくなるためである。即ち、時間
T1の間に検知用電流を発信して他の列車の検知を行
い、T1とT1の間の一定周期の時間T2では電源から
の電流を停止し且つ電流遮断も行わない。この時間T2
の間に他の列車の電源からの電流を受けて他の列車によ
り検知される。
【0020】図3は、本発明に係る列車検知方法の実施
例の説明図であり、図4および図5はその回路構成図お
よび速度変化のグラフである。この例は、図3に示すよ
うに、走行中の列車10から他の列車10aまでの距離
L(列車10の電源6に接続する第1の車軸11aと前
方の列車10aの最後の車軸11との間の距離)を、L
1,L2,L3の3段階に分けて制御することにより列
車間の間隔を列車の速度に応じて停止できる最小の距離
に保って運行するものである。
【0021】また、この例では、地上側に設けた列車位
置検知装置14をレール1に接続して列車の絶対位置を
検出している。この列車位置検知装置は、車上に搭載し
た電流検知回路8と同様の構成の回路を用い、列車10
の電源6からの電流を検出してこの列車を検知するもの
である。この場合、地上の列車位置検知装置14側の電
流検知回路は車上に搭載した電流検知回路8の検出特性
に影響を与えないように抵抗値等を充分大きく設定して
おく。このような列車位置検知装置14を、例えば従来
の閉軌道回路区間に対応して軌道に沿って設けておくこ
とにより、各区間内の列車が検知され、列車の絶対位置
情報を得ることができる。このような列車の絶対位置情
報はCTC15に送られ、列車の運行制御のためのデー
タとして用いられる。
【0022】図4に示すように、この列車搭載の電源6
は異なる3つの周波数f1,f2,f3の電流を発信す
る。また、電流検知回路8はこれらの3つの周波数f
1,f2,f3に対応して電流測定用の抵抗r1,r
2,r3からなる検出抵抗16を介して各々の周波数の
電流を検出する。これら3種類の周波数の電流検出デー
タは速度制御装置17に送られ、以下のように、適正な
運行間隔を保つように列車間隔に応じて速度を制御す
る。
【0023】図5のグラフに示すように、最初列車は速
度V0で走行し前列車との距離LがL1以上離れた状態
であって前列車10aは検知されない。当該列車10が
前列車に近づいて距離LがL1なると、その時点t1で
これを例えば周波数f1(図3)の電流変化により抵抗
r1を介して電流検知回路8が検出する。この距離L=
L1を検出した時点t1でこの検出データは速度制御装
置17に送られ、速度をV0から距離L1先で停止でき
る速度V1に落とす指令信号を発信する。これによりブ
レーキが駆動され列車10の速度が低下してある時間後
に速度V1になる。速度を落としても、前列車がさらに
近づいて距離LがL2になると、これを周波数f2の電
流変化により抵抗r2を介して検知回路8が検知する。
この距離L=L2を検出した時点t2でこの検出データ
は制御装置17に送られ、速度をさらに距離L2先で停
止できる速度V2まで落とす指令信号が発信される。こ
れによりある時間後に列車10の速度はV2になる。こ
の間に距離Lはさらに縮まっていくが、速度をV2に落
としたことにより再び距離LがL2まで離れると、その
時点t3でL=L2が検出されなくなり、このデータが
速度制御装置17に送られる。この場合は距離が離れて
いく方向であるため、L=L2を検出しなくなることに
よりV2の速度指令が解除され、これにより速度を上げ
ることが可能になる。これにより列車10の速度がある
時間後にV1を限度として回復可能となる。前列車との
間の距離Lがさらに離れてL=L1になると、その時点
t4でこれを検出しなくなり、速度V1の指令が解除さ
れ速度をさらにV0まで上げることができる。
【0024】この状態から再び距離LがL1に達する
と、その時点t5で、前記t1の時点と同様に、速度を
V1に落とす。さらに距離が近付いてL=L2になる
と、その時点t6で、前記t2の時点と同様に、速度を
V2に落とす。ここで距離Lが広がらずにさらに近付い
て、L=L3(危険距離)まで近付くと、この時点t7
で、これを周波数f3の電流変化として抵抗r3を介し
て検知回路8が検出する。このL=L3の検出データは
その時点t7で速度制御装置17に送られ、ブレーキ駆
動により速度を0に落とす指令信号が発信される。これ
により、ある時間後t8の時点で速度が0となり列車は
停止する。
【0025】このように本実施例では、前列車との間の
距離LをL1,L2,L3の3段階に分け、それぞれ周
波数の異なる電流を用いて、その電流変化により両列車
間の間隔がL1,L2,L3になったことを検知してい
る。このL1,L2,L3の検知情報に応じて、3段階
の速度指令信号を発信するように制御系を構成し、距離
が狭まる方向のときには、各距離の検知ごとに速度を落
とし、距離が広がる方向のときには、各距離の検知が解
除されるごとに速度を1段上げることができるように制
御している。これにより、実際の列車間の間隔を検知し
これに応じて常に運行制御が行われ、従来の閉軌道回路
区間による運行制御の場合のように不必要に間隔を広げ
ることなく、適正な距離を保って安全性を確保した上で
効率よく適正に列車間隔を狭め、運行ダイヤを緻密化し
て輸送量の増加を図ることができる。
【0026】なお、列車間隔の判別は3段階に限るもの
ではなく、単独1段階の電流で判断してもよいし、ある
いは2段階または4段階以上で判断してもよい。また、
周波数を変えずに、検出した電流の強度により距離を判
断することも可能である。
【0027】次に、本発明の列車検知方法において、検
知された列車が検知した列車より前にあるか後にあるか
を識別するための前列車と後列車の判断方法について説
明する。図6は本実施例の電源から発信される電流のグ
ラフである。本実施例では、前述のように異なる列車間
距離を検出するための3種類の異なる周波数f1,f
2,f3の検知用電流,,を一定周期の時間T1
で流しこの時間T1内で他の列車を検知する。本実施例
では、さらに前記3つの周波数f1,f2,f3と異な
る周波数f4の前後判断用の電流をランダムに流す。
【0028】図7は、前列車10Aと後列車10Bが接
近した状態を示している。この状態で、前列車10Aが
後列車10Bを検出する場合は、その検出に要する時間
は、前列車の電源6Aからの電流が後列車10Bの車軸
に達するまでの距離に対応した抵抗となり、両方の車両
長さa、cと車両間距離bの和a+b+cにほぼ対応す
る。一方、後列車10Bが前列車10Aを検出するため
に要する時間は、後列車の電源6Bからの電流が前列車
10Aの最後尾の車軸に達するまでの距離に対応した抵
抗となり、ほぼ車両間距離bに対応する。すなわち、後
列車が前列車を検知する時間は、前列車が後列車を検知
する時間より短い。したがって、前後の列車10A,1
0B同士が接近した場合、後側の列車が先に前側の列車
を検知する。
【0029】後列車が前列車を検知すると、図8に示す
ように、前列車からランダムに発信される前後判断用の
電流にδTの時間遅れをもたせて同期させて発信する。
これにより、前列車が後列車を検知したときには、後列
車からの前後判断用の電流がランダムではなく自己の前
後判断用の電流と同期しているため、検知した列車は自
己列車より後の列車であることが判別される。すなわ
ち、周波数f1,f2,f3の列車検知用の電流とは異
なる所定周波数f4の前後判断用の電流を検知したと
き、その前後判断用の電流が自己の前後判断用の電流と
無関係にランダムであれば、それは自己列車より前の列
車からの電流である。一方、検知した電流が自己の前後
判断用の電流とδT遅れで同期していれば、それは自己
列車より後の列車からの電流である。このようにして、
列車検知用の電流により検知した列車が自己の列
車より前を走行している列車か後を走行している列車か
を判別することができる。
【0030】なお、この前列車の前にさらに前の列車が
走行し、前列車が前々列車に近づくと前列車は前々列車
の判断電流に同期するように判断電流のランダム性を変
更する。このような場合にも、後列車は変更された前列
車の前後判断用電流に合わせてδT遅れで自己の前後判
断用電流を同期させる。
【0031】図9は、列車検知用電流の発信タイミング
および検知電流の補正を説明するためのグラフである。
前述の列車検知用の電流(図6)は各列車ともに
同じ周期で発信される。したがって、前列車と後列車が
全く同じタイミングで列車検知用電流を発信することが
あり得る。このような場合、両方からの電流同士の干渉
により前列車後列車ともに相手の列車を検出できない。
しかしながら、この場合でも前述のように、ランダムな
前後判断用電流は検出される。したがって、この前後
判断用電流により、先に後列車が前列車の存在を検知す
ると同時に、図9に示すように、自己の列車検知用電流
(ii)の周期を前列車の電流(i)のタイミングから
ΔTだけ遅らせて発信するように同期させることができ
る。これにより、自己の列車検知用電流のタイミングは
前列車の電流に対しΔTづつずれることになり、自己の
列車から発信される各列車検知用電流(ii)の最後の
ΔTの範囲W1においては、前列車からの応答による電
流変化のみが検出される。したがって、この位相ずれの
範囲W1内において、前列車を検知することができる。
【0032】この場合、自列車の後方にさらに後列車が
接近すると、この後列車からも列車検知用電流が発信さ
れるが、この後列車はその前方の自列車を検知すると、
図9に示すように、その電流(iii)を自列車の電流
(ii)に対し前述と同様にΔTのタイミングだけ遅ら
せる。したがって、自列車の検出回路は、各周期の列車
検知用電流を発信直後のΔTの範囲W2内において、後
列車からの電流(iii)のみを受信する。この後列車
からの電流(iii)は、前列車を検出している範囲W
1内においても受信する。そこで、W2の範囲で検出し
た後列車からの電流(iii)の検出値を、W1の範囲
で検出した前列車の位置データから補正値として除去す
ることにより、前列車の検出が後列車からの電流に影響
されずに純粋に自列車から発信される検知用電流(i
i)の応答のみにより行われる。
【0033】このような補正演算プログラムは、例えば
前列車検知により運行制御に用いる演算用データをDと
したとき、自列車からの電流(ii)で検出した前列車
による電流変化の検出値(W1での検出値)をD1、後
列車からの電流(iii)の検出値(W2での検出値)
をD2とすれば、D=D1−D2とすることができる。
このような演算プログラムを組込むことにより、後列車
がいないときにはD2=0であり前列車の検知データに
影響を与えず、後列車が近づいたときに自動的に前列車
の検知データを補正することができる。
【0034】図10の(A)(B)はそれぞれ、駅構内
における本発明の実施例を説明するための構内軌道構成
図および信号制御ブロック図である。また、図11は、
図10の構内軌道のポイントの切替説明図である。
【0035】図10(A)に示すように、駅構内の第1
ホーム18aと第2ホーム18bにそれぞれ第1軌道1
9aおよび第2軌道19bが敷設され、各軌道19a,
19bはポイント20を介して共通軌道19に合流す
る。ポイント20の前方には第1軌道用の第1出発信号
機21aおよび第2軌道用の第2出発信号機21bが設
置される。
【0036】このような駅構内で本発明の列車検知方法
を用いて出発信号機21a,21bを制御する場合、ポ
イント20の転換状態を示す進路構成のデータと本発明
の車上搭載型式の列車検知装置からのデータの両方に基
づいて各出発信号機の現示を制御する。すなわち、進路
が構成されていなければ信号機は無条件で停止現示であ
り、進路が構成された状態で且つ列車検知情報が所定距
離の範囲内に列車がいない場合にのみ進行現示を行う。
【0037】このような信号機制御は、例えば図10
(B)に示すように、ポイントでの進路構成情報および
前列車検知情報をAND回路22に入力し、このAND
回路22の出力を信号切替制御装置23に送り各信号機
21の現示を切替制御して行う。進路構成情報は、例え
ばポイントの転換方向を機械的あるいは電気的その他の
方法で検出する転換方向検知手段(図示しない)から得
ることができる。この進路構成信号は、各軌道19a,
19bに対し進路が構成されて通行可のときは例えば”
1”とし、進路が構成されないときは”0”となる2値
データとする。
【0038】一方、列車検知情報は、前述の本発明に係
る車上搭載の検知装置から得るものであり、前方所定距
離以内の列車の有無情報が得られる。この場合、例えば
列車が検知された列車有りのときに”0”とし、列車が
検知されない列車無しのときに”1”となるようにイン
バータ(図示しない)等を用いてAND回路への入力信
号を設定しておく。また、信号機21は”1”で進行現
示(青)、”0”で停止現示(赤)となるように設定し
ておく。
【0039】このような構成において、進路構成情報お
よび列車有無情報がともに”1”のとき、即ち進路が構
成され(”1”)且つ前方に列車無し(”1”)の場合
にのみAND回路22は”1”を出力して制御装置23
を駆動して信号機21を進行現示とする。一方、進路構
成情報または列車有無情報のいずれか一方が”0”のと
き、即ち進路が構成されない状態(”0”)のとき又は
前方に列車有りの状態(”0”)のいずれかの状態の場
合には、他方が”1”の状態であってもAND回路22
の出力は”0”であり、制御回路23を介して信号機2
1を停止現示とする。
【0040】なお、ここでは出発の際には、充分な距離
をとり、充分な速度で運転をできることとし、停止現示
か進行現示を示すアンド回路としたが、進路非開通時の
停止現示を最も優位とし、開通時には列車の制御段階に
分けて信号現示を変えてもよい。
【0041】このような駅構内の信号機制御において
は、図11(A1),(A2)に示すように、ポイント
20を第1軌道19a側に転換して進路を構成した場
合、第1軌道19aのレールは2本ともに共通軌道19
のレールに電気的に接続し、第2軌道19bの一方のレ
ールは共通軌道19のレールから分離して絶縁部24が
形成される。この場合、両軌道19a,19bの内側の
レール同士のクロスポイント25は常に導通状態として
おく。これにより、第1軌道19aが無絶縁軌道となっ
てこの第1軌道19a上の列車、即ち第1ホーム18a
に停車中の列車がポイント20より前方の列車を検知可
能となる。
【0042】この場合(第1軌道19aの進路が構成さ
れている場合)において、第2軌道19bのホーム18
bに列車が停車している場合には、この第2軌道19b
は進路が構成されずポイント位置で絶縁されるため、前
列車はその距離に関係なく検知されない。しかし、この
ような状態では、前記AND回路22(図10B)へ入
力されるポイント転換情報が”0”となるため第2軌道
19bのAND回路の出力は”0”となりこの第2軌道
19bの信号機は停止現示となる。
【0043】このように、ポイント20の進路が構成さ
れない軌道に対し、ポイント転換検出装置から信号機へ
停止現示の制御信号(”0”)が発信されるため、進路
が構成されていない軌道上の列車が誤ってポイントに進
入することが確実に防止され運行の信頼性および安全性
が高められる。
【0044】図11の(B1)(B2)は、ポイント2
0を第2軌道19b側に切替え、上記(A1)(A2)
の場合とは逆に、第2軌道19bの進路を構成し、第1
軌道19aの進路を構成しない状態にしたものである。
この場合には、第1軌道19aのレール上に絶縁部24
が形成され、これにより、第1軌道19a上の列車(第
1ホーム18aに停車中の列車)がポイント20に進入
することが防止される。その他の構成および作用効果は
前述の(A1)(A2)の場合と同様である。次に本発
明を踏切制御に用いた実施例について説明する。図12
は、踏切制御の構成図であり、(A)(B)はそれぞれ
列車が踏切に進入する前および通過後の状態を示す。図
12(A)に示すように、軌道2に踏切26および遮断
機27が設置され、これに近接した位置にレール1同士
を導通させる短絡線28が設けられる。この短絡線28
は踏切用電流検知回路29に接続され、その内部の駆動
制御機構(図示しない)を介して遮断機27の開閉を制
御する。
【0045】列車30の先頭車両30aが踏切26に近
付いて、この先頭車両の電源36が接続された車軸11
と踏切26の短絡線28との間の距離L4が所定の距離
以下になると、電源36から発信された電流を電流検知
回路29が検出し、列車が近付いたことを検知する。こ
のように列車が検知されると、その検知信号に応じて遮
断機27を駆動して閉め、また、踏切信号機等を列車通
過の表示にし、警報機(図示しない)等を鳴らして警告
する。
【0046】この場合、踏切用電流検知回路29は、列
車搭載側の電流検知装置38による検出特性に影響を与
えないように検出抵抗等を設定しておく。
【0047】図12(B)に示すように、列車30の最
後尾車両30bが踏切26を通過して踏切から遠ざか
り、先頭車両30aの電源が接続された車軸11と短絡
線28との間の距離L5が所定の距離以上になると、検
出される電流が所定値以下となって、列車が充分遠ざか
ったことが識別される。このように列車が充分遠ざかっ
たことが検知されると、遮断機27を開放する。L5の
長さとしては、通常の列車が充分に含まれる長さに設定
しておく。
【0048】図13は、上記踏切制御のフェールセーフ
機構の説明図である。踏切制御において、踏切用電流検
知回路29が故障すると、列車からの電流が検出できな
くなり、列車が走行しているにもかかわらず列車が存在
しないと判断される。このような事態を防止するため、
図13(A)に示すように、レール1同士を導通させる
前述の電流検知用の短絡線28の近傍に電流送信用の短
絡線31を設け、これにチェック用電源32を接続す
る。このチェック用電源32から電流を流すことによ
り、両短絡線28,31間にチェック用電流の閉ループ
33を形成する。
【0049】踏切用電流検知回路29は、図13(B)
に示すように、所定の周期でチェック用電源32からチ
ェック用電流Tを流してチェック用閉ループ33を形成
し、この電流を自身で検出する。このチェック用電流を
流す周期と周期の間(チェック用電流が流れていない
間)に列車検知のための電流Sを受信する。このよう
に、チェック用電流と列車検知用電流を交互に受信し、
チェック用電流が送信されていないときのみ列車検知用
電流の検出データを有効なものとして遮断機等の踏切制
御用のデータとして使用する。チェック用電流が検知さ
れないとき(受信データ出力が0のとき)は、検知回路
29が故障しているものと判断して、遮断機等の開閉は
手動または別の制御系を介して行う。このようなフェー
ルセーフ機構を用いることにより、踏切用電流検知回路
が故障したときに、遮断機等が開放された状態になるこ
とが防止され、踏切制御の信頼性が高まり安全性が確保
される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、列車検出用の電流をレールに流すための電源装置お
よびこれを検出するための電流検知回路がともに列車の
車両に搭載されるため、列車の位置を基準としてその列
車の電流検知回路の検出範囲内における別の列車を検知
することができる。したがって、動いている列車から別
の列車までの距離が常に実際の列車間距離として検知で
き、これに基づいて必要な運行間隔に合わせて無駄な列
車間距離を省き安全性を確保した上で運行間隔を狭めて
輸送量の増加を図ることができる。
【0051】また、列車検知装置を構成する電源装置お
よび電流検知回路がともに列車の車両に搭載されるた
め、手間がかかる地上設備のメンテナンスがほとんど不
要になるとともに線路内に立入る作業がなくなり安全性
が高められる。
【0052】また、線路の保守点検等のために作業現場
でレールを短絡させた場合、この作業現場の短絡を、従
来と同様に地上側の信号機等で確認するだけでなく、走
行中の列車側から現場までの実際の距離を検出すること
ができる。これにより、作業現場に対し不要に長い手前
側から徐行運転することなく、適正な距離の位置から運
転制御することができ、安全性を確保した上で無駄な時
間遅れをなくして所定の運行ダイヤを維持することがで
きる。また、これはTCTには影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る列車検知装置の構成図であり、
(A)は列車を検知していない状態、(B)は列車を検
知した状態を示す。
【図2】 図1の列車検知装置を用いた列車検知用電流
の送信周期を説明するためのグラフである。
【図3】 本発明に係る列車検知方法の実施例の構成説
明図。
【図4】 図3の実施例のブロック回路図。
【図5】 図3の実施例の速度制御のグラフ。
【図6】 図3の実施例の電流発信周期を示すグラフ。
【図7】 本発明に係る列車検知方法における前後車両
の判断方法を説明するための車両構成図。
【図8】 本発明に係る前後列車判断方法における前後
判断用の電流周期を示すグラフ。
【図9】 本発明に係る前後列車判断方法における列車
検知用の電流周期を示すグラフ。
【図10】 (A)(B)は、本発明に係る列車検知方
法を駅構内の運行制御に用いた場合の構内軌道の構成図
および制御回路図。
【図11】 図10のポイント部分の作用説明図。
【図12】 本発明に係る列車検知方法を踏切制御に用
いた場合の説明図であり、(A)は踏切通過前の構成
図、(B)は踏切通過後の構成図である。
【図13】 (A)(B)は、図12の踏切制御におけ
るフェールセーフ機構の構成図および電流周期の説明
図。
【図14】 従来の有絶縁軌道の構成図であり、(A)
は列車が進入していない状態、(B)は列車が進入した
状態を示す。
【図15】 従来の無絶縁軌道の構成図であり、(A)
は列車が進入していない状態、(B)は列車が進入した
状態を示す。
【符号の説明】
1:レール、2:軌道、3:絶縁部、4:閉軌道回路区
間、5:短絡線、6:電源、7:制御回路、8:電流検
知回路、9:閉ループ、10:列車、11:車軸、1
2,13:電流、14:列車位置検知装置、15:CT
C、16:検出抵抗、17:速度制御装置、18a:第
1ホーム、18b:第2ホーム、19a:第1軌道、1
9b:第2軌道、20:ポイント、21a:第1出発信
号機、21b:第2出発信号機、22:AND回路、2
3:制御装置、24:絶縁部、25:クロスポイント、
26:踏切、27:遮断機、28:検知用短絡線、2
9:電流検知回路、30:列車、31:送信用短絡線、
32:チェック用電源、33:チェック用閉ループ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のレール上を走行する列車に、第1の
    車軸を介して前記レールに列車検出用電流を流す電源装
    置および前記レールを通して流れた前記列車検出用電流
    を第2の車軸を介して検出する電流検知回路を搭載し、 前記2本のレールおよび前記第1、第2の車軸を流れる
    前記列車検出用電流のループを形成し、 前記レール上の別の列車の車軸により2本のレールが短
    絡された場合に、前記第2の車軸の電流変化を前記電流
    検知回路により検出してこのレール上の別の列車を検知
    することを特徴とする列車検知方法。
  2. 【請求項2】前記電源装置は、周波数の異なる複数の列
    車検出用電流を発信し、 前記電流検知回路は、これらの検出用電流を区別して検
    出することを特徴とする請求項1に記載の列車検知方
    法。
  3. 【請求項3】前記列車検出用電流を一定周期で発信する
    とともに、検知した列車が当該列車より前か後かを判断
    するための前後判別用電流をランダムな間隔で発信する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の列車検知方
    法。
  4. 【請求項4】前記列車検出用電流を発信中に、当該列車
    の前記第2の車軸以外の車軸に対する列車検出用電流の
    流れを打消すことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の列車検知方法。
  5. 【請求項5】走行中の列車の電源装置からレールに列車
    検出用電流を流し、レールを流れた電流を列車上の電流
    検知回路で検出することにより、当該列車から所定距離
    の範囲内のレール上の別の列車を検知し、当該列車と検
    知された別の列車との間の距離に応じて列車運行を制御
    することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の列車検知方法を用いた列車運行システム。
  6. 【請求項6】車軸を介してレールに電流を流すための電
    源装置と、別の車軸を介して前記レールからの電流を検
    出するための電流検知回路からなり、該電源装置および
    電流検知回路を車両に搭載したことを特徴とする列車検
    知装置。
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