JPH10167070A - 列車情報伝送方法、列車速度制御方法および列車制御システム - Google Patents

列車情報伝送方法、列車速度制御方法および列車制御システム

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JPH10167070A
JPH10167070A JP8331869A JP33186996A JPH10167070A JP H10167070 A JPH10167070 A JP H10167070A JP 8331869 A JP8331869 A JP 8331869A JP 33186996 A JP33186996 A JP 33186996A JP H10167070 A JPH10167070 A JP H10167070A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】列車を安全に高密度、高速度運転するための列
車運行制御システムと、そのための情報伝送方式を提供
する。 【解決手段】中央からレール1の各閉塞区間に速度指令
や停車点などの指令室情報が流される。列車2の車載制
御装置10はこの情報を受信し、速度パターンを演算
し、現在速度と比較して力行/ブレーキ指令を出力し
て、速度パターンに沿って走行する。地上子20を通過
中に、その記憶部23に格納されている先行列車の列車
番号、通過時刻、通過速度と、その区間の勾配などの線
路条件が列車2に送信される。車載制御装置10は先行
列車情報から先行列車の現在位置を予測し、その離間距
離に余裕があり、線路条件からも可能であれば、安全を
確保できる範囲で速度アップの指令を出し、速度パター
ンを修正する。また、車載制御装置10は、自己の列車
番号、通過時刻、通過速度を地上子20に送り、地上子
20は次の後続列車に対する先行列車情報として記憶部
23に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は列車制御システムに
係り、特に先行列車情報の伝送方式及びそれを利用した
列車の速度制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の列車運行システムは、軌道回路を
閉塞区間で分割し、この区間には1列車しか在線しない
ようにし、さらに列車間は1閉塞区間以上とするように
して、安全を確保している。
【0003】一方、大都市などにおける通勤ラッシュの
緩和や通勤時間短縮など、列車運行サービスの向上が要
求され、安全を確保しながらの列車の高密度、高速度運
転に対する期待が高まっている。この一方法として、特
開平3−213459号に開示された提案がある。
【0004】これによれば、地上側の中央の指令室にお
いて、閉塞区間長(軌道回路を、最高速度で走行してい
る列車に常用最大ブレーキを作用させたときの停車する
迄のブレーキ距離に、余裕の距離を加えた区間)や先行
列車がどの閉塞区間を抜け出たかを示す位置情報から、
閉塞区間を走行する列車速度及びその閉塞区間を抜け出
る時間などを演算し、その結果を車上に伝送し、車上に
おいて走行位置から最短時間で閉塞区間を抜け出るため
の制限速度パターンを算出し、そのパターンに沿って列
車の速度を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】列車を高密度運転する
ためには、列車の速度を最適に制御する必要がある。し
かし、中央の指令室では列車の在線している閉塞区間を
認識しているだけで、列車が閉塞区間のどの位置を走行
しているかは把握していない。したがって、後続列車に
は先行列車の位置が全く分からず、停止指令を受けて初
めて1つ前の閉塞区間に在線していることを知る。この
ため、従来技術では先行列車との間隔が最適となるよう
に、すなわち、安全を確保しながら上限速度に近づけて
高速化・高密度化するような列車運行ができていない。
【0006】また、中央から閉塞区間の先頭で指令され
る列車速度は、閉塞区間全域の勾配、カーブ、踏切数な
どの線路条件から余裕を持って制限される速度であり、
高速化・高密度を十分に考慮したものとはなっていな
い。閉塞区間をより細分すれば、上限速度に近づけるこ
とは不可能ではない。しかし、中央からの伝送情報量が
増大し、各種サービスを含む運行管理システム全体の情
報量が増大する一途のなかで得策とはいえない。また、
中央あるいは車上に、必要な全経路に亘って線路条件を
蓄積するための大容量のメモリが必要であり、そのメン
テナンスも容易ではない。
【0007】本発明の目的は、従来技術の問題点に鑑
み、情報量の著しい増大を伴うことなく、先行列車の現
在位置や線路の固有情報を取得できる列車の情報伝送方
式、及び先行列車と後続列車間の間隔を最適化する速度
制御方式を提供することにある。これによって、列車の
安全を確保しながら、高密度、高速度の列車運転が実現
できる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の列車情報伝送方
法は、線路の閉塞区間毎に形成されている軌道回路か
ら、中央の指令室情報を車上で受信している情報伝送に
加えて、任意の閉塞区間に配置された地上子上を列車が
通過するタイミングで、前記地上子から直前の先行列車
の列車情報を受信するとともに、自列車の列車情報を送
信して前記地上子に記憶することによって、上記目的を
達成する。
【0009】前記列車情報は列車番号、通過時刻及び通
過速度を、さらには、当該閉塞区間における前記地上子
から前方の線路勾配、線路曲線、踏切数などの線路条件
を含む。この直前の先行列車情報から、先行列車と後続
列車の距離が推定できるので、安全確保や速度制御への
利用が可能になる。また、列車情報は少なくとも列車の
記憶装置に時系列に蓄積されて、事故時の原因究明など
に役立てる。
【0010】本発明の列車速度制御方法は、中央から各
閉塞区間に伝送される速度情報を車上で受信し、前記速
度情報から求めた速度パターンに従って列車の速度を制
御している場合に、任意の閉塞区間に配置された地上子
を列車が通過するタイミングで、前記地上子から記憶し
ている直前の先行列車の列車番号、通過時刻、通過速度
を含む列車情報を当該列車に送信し、一方、当該列車か
ら自己の列車番号、通過時刻、通過速度を含む列車情報
を当該地上子に送信して記憶させ、前記列車情報を受信
した列車は、受信した通過時刻と通過速度から直前の先
行列車の現在位置を予測し、先行列車との安全が確保で
きる範囲で自列車の速度パターンを修正することによっ
て、上記目的を達成する。
【0011】また、前記地上子から当該閉塞区間前方の
線路条件を、予め固定情報として前記地上子に記憶して
おき、前記列車情報に付加して通過する列車に送信し、
前記列車情報を受信した列車は、前記線路条件からより
高速走な行が可能と判断できる場合に、自列車の速度パ
ターンを上方修正することを特徴とする。
【0012】本発明の列車制御システムは、中央の指令
室から線路の各閉塞区間の軌道回路に伝送した速度情報
を含む中央可変情報を車上で受信し、車載制御装置によ
って前記速度情報から求めた速度パターンに沿って走行
速度を制御するシステムにおいて、先行列車から受信し
記憶したその通過時刻及び通過速度を含む列車情報を現
在通過中の列車に送信し、現在通過中の列車からその列
車情報を受信して記憶する、送受信手段と記憶手段を備
えた地上子を、任意の閉塞区間に配置したことによっ
て、上記目的を達成する。
【0013】前記車載制御装置は、受信した前記列車情
報の記憶手段、自己の前記列車情報の送信手段、及び受
信した通過時刻及び通過速度から直前の先行列車の現在
位置を予測し、先行列車との安全が確保できる範囲で自
列車の速度パターンの修正を指示する列車情報処理手段
を備えたことを特徴とする。
【0014】また、前記地上子は、列車通過時に列車か
らの電力波を受電して自己の電力とする受電手段を備え
たことを特徴とする。
【0015】さらに、前記地上子はその複数を一組とし
て近接して配置し、各々の地上子は通過する列車から同
内容の列車情報を受信して記憶し、前記車載制御装置は
一組の各地上子から受信した列車情報の所定数以上が一
致するときに、一致する列車情報を利用することを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態1〜3に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】〔実施形態1〕図2は、本発明の一実施例
による列車制御システムの構成図である。レール1上を
次の停車駅200に向かって進行する列車2は、車載制
御装置10や速度発電機4などを備えている。中央の指
令装置100から閉塞区間101〜107の軌道回路に
は、中央から列車への指令室情報を伝送するための信号
線108〜113が配線されている。閉塞区間102、
103及び105の近傍に、通過する列車と情報の送受
信を行なう地上子20−1、20−2及び20−3が設
置されている。
【0018】列車2が矢印の方向に進行して閉塞区間1
06に進入すると、中央の指令装置100から信号線1
13を経由して、速度指令情報、閉塞区間106から停
車駅200までの距離、臨時速度制限情報、進路の開通
方向や線路状況等の指令室情報が伝送され、車上子6を
経由して列車2の車載制御装置10に取り込まれる。図
示の例では、閉塞区間101〜105に列車の在線はな
い。
【0019】車載制御装置10は指令室情報を受信する
と、速度指令情報から速度パターンを演算し、一方、速
度発電機4の出力パルスから列車速度を求め、この列車
速度と速度パターンの比較から、列車速度が上回ってい
る場合はブレーキ信号、下回っている場合は加速信号を
出力して、列車速度を制御する。
【0020】列車2が閉塞区間105に進入すると、中
央から信号線112を経由して指令室情報が送信され、
列車2は速度指令情報から演算した速度パターンに基づ
いて速度制御される。列車2が地上子20−1を通過す
ると、地上子20−1は列車2から受電して、記憶して
いる先行列車情報を列車2に送信する。また、列車2か
らその列車情報を受信して記憶する。車載制御装置10
は地上子20−1から受信した先行列車情報を参照し
て、速度パターンを修正し、速度制御を行なう。
【0021】図1は、一実施例による車載制御装置と地
上子の構成図で、任意の閉塞区間に設置されている地上
子20上を列車2が通過している状態を示している。車
載制御装置10は中央処理装置(CPU)11と、記憶
装置12,13と、車上子6〜9からなる。中央処理装
置21は、速度パターンの作成や修正を行なう速度パタ
ーン作成部14、速度パターンと列車速度を比較し力行
指令/ブレーキ指令を出力する速度指令出力部15及び
列車情報処理部16を有している。
【0022】車載制御装置10はレール1を経由して情
報を送受信する。このため、指令室100の指令室情報
を受信する車上子6、電力波送信用の車上子7、地上子
20の情報を受信する車上子8、地上子20へ情報を送
信する車上子9を設けている。車上子6は中央指令装置
100から指令室情報を受信し、CPU11から参照可
能に管理している。車上子7は地上子20上の通過トリ
ガーによって、電力波を地上子20に送信する電力波発
生装置を備えている。車上子8は通過中の地上子20か
ら先行列車情報を受信し、記憶装置13に格納する。車
上子9はCPU11から記憶装置12に格納している、
時刻、速度及び列車番号を通過のタイミングで取り出
し、地上子20へ送信する。
【0023】地上子20は、電力波の受電部21、蓄電
部(バッテリー)22、送信情報および受信情報の記憶
部23、列車2への送信情報の送信部24及び列車から
の受信情報の受信部25からなる。列車2が地上子20
を通過すると、車上子7からの電力波が受電部21で受
信され、地上子20を動作状態とする。電力波は蓄電部
23にも蓄積され、列車通過後の地上子20の電力をま
かなう。
【0024】地上子20の動作により、送信部24は記
憶部23から、直前の先行列車の列車番号、通過時刻及
び通過速度の列車情報を取り出して、通過中の列車2に
送信する。一方、受信部25は通過中の列車2から、列
車番号、通過時刻、通過速度を受信して記憶部23に格
納する。
【0025】次に、上記の列車制御システムよる速度制
御の動作を説明する。図3は、列車の速度パターンと速
度制御の説明図である。指令室100から閉塞区間1T
〜4Tに周波数信号で流されている速度指令情報を、車
載制御装置10は列車2の車上子6を経由してCPU1
1に取り込み、速度パターンVpnを求める。
【0026】図3(a)は、地上子を設置していない場
合の列車速度の制御例を示す。中央の速度指令情報に基
づき、閉塞区間1Tは速度パターンVp1、閉塞区間2
Tは速度パターンVp2が与えられる。閉塞区間3Tは
閉塞区間4Tに先行列車が停止しているので、閉塞区間
3Tの終端Sに停止する指令Vp0が与えられる。
【0027】いま、速度パターンVp1の閉塞区間1T
に、後続列車が列車速度Vr1で進入する。速度指令出
力部15は速度パターンVp1と列車速度Vr1を比較
し、速度偏差ΔV1=Vp1−Vr1となるように力行
指令信号とブレーキ指令信号を交互に出力しながら、パ
ターンVp1に沿った速度制御を行ないながら走行し、
やがて閉塞区間2Tに進入する。
【0028】閉塞区間2TではパターンVp1がVp2
に変化している。閉塞区間2Tに進入直後は列車速度V
r1と速度パターンVp2との偏差は−ΔVx=Vp2
−Vr1となる。このため、速度指令出力部15からブ
レーキ指令が出力され、これによって列車速度はVr2
となり、偏差はΔV2=Vp2−Vr2となり、Vp2
に沿って速度制御されながら閉塞区間3Tに進入する。
【0029】閉塞区間3Tでは閉塞区間4Tに先行列車
が停止しているため、指令室100から後続列車に対し
て速度指令情報としての停止指令Vp0(=0)が伝送
される。速度パターン作成部14は停止指令Vp0を受
けて、停止パターンVp3を算出し、Vp3に沿って速
度が制御され、やがてS点に停止する。もちろん、後続
列車が閉塞区間3Tに進入する前に、先行列車が閉塞区
間4Tを抜け出ていれば、中央からは先行列車の在線位
置に応じた通常の速度指令情報が与えられる。
【0030】図3(b)は、地上子を設置した場合の列
車速度の制御例を示す。閉塞区間5Tの中間地点Cp1
付近に地上子20−1、閉塞区間6Tの中間地点Cp2
付近に地上子20−2を配置している。また、中間地点
Cp1より後方の区間と、中間地点Cp2より後方の区
間は線路勾配、線路曲線及び踏切が少なく、高速走行の
可能な線路条件を備えているとする。
【0031】図4及び図5は、先行列車情報と自己列車
情報の記憶形式を示したものである。図4(a)に、地
上子20−1の格納内容を示す。アドレスC1に列車番
号(001)、通過時刻(10:00)、通過速度(1
00km/h)の先行列車情報が記憶されている。さら
に、当該地上子20−1より進行方向の閉塞区間5Tの
線路勾配(5‰)、線路曲線(2000R:半径が20
00mの曲線)、踏切数(1)の固定情報が付加されて
いる。
【0032】図4(b)に、車載の記憶装置13の格納
内容を示す。図示の記憶内容は地上子20−1から受信
した情報で、アドレスB1に(a)と同内容が記憶され
ている。なお、後述する故障情報エリアも有している。
【0033】図4(c)に、車載の記憶装置14の格納
内容を示す。後続列車が地上子20−1を通過中の自己
の列車情報で、アドレスA1に自列車番号(002)、
自列車通過時刻(10:10)、自列車通過速度(80
km/h)の可変情報(CPU11による)と、先行列
車情報から取得した閉塞区間5Tの線路勾配(5‰)、
線路曲線(2000R)等の固定情報が格納されてい
る。
【0034】後続列車が閉塞区間5Tに進入すると(図
3)、中央からの速度指令情報が車上子6を介して搬送
制御装置10に受信され、速度パターン作成部14によ
って速度パターンVp5が算出される。また、速度発電
機4の出力パルスから列車速度Vr5が算出される。そ
して、速度指令出力部15でVp5とVr5とが比較さ
れ、偏差ΔV5=Vp5−Vr5が0となるように力行
指令信号/ブレーキ指令信号が出力され、後続列車は速
度パターンVp5に沿って速度制御される。
【0035】やがて、閉塞区間5Tの中間地点Cp1に
達し、後続列車と地上子20−1間で情報が交換され
る。地上子20−1は記憶部23のアドレスC1(図
4)から先行列車情報を送信するとともに、矢印のよう
にアドレスC2にシフトする。
【0036】後続列車の車載制御装置10は地上子20
−1から受信すると、列車情報処理部16で、アドレス
B1に格納されている先行列車の列車番号(001)
と、走行前に記憶してある先行列車の列車番号を比較
し、列車番号が一致しない場合は地上子20からの情報
による制御を中止し、アドレスB1の故障情報エリアに
故障を示すデータを記憶する。
【0037】一方、列車番号が一致していれば、列車情
報処理部16はアドレスB1から通過時刻(10:0
0)、通過速度(100km/h)、線路勾配(5
‰)、線路曲線(2000R)及び踏切数(1)を取り
込むとともに、アドレスB1の情報をアドレスB2にシ
フトする。
【0038】さらに、列車情報処理部16は、地上子2
0−1上の通過タイミングで自列車番号(002)、自
列車通過時刻(10:10)、自列車通過速度(110
km/h)と、先行列車情報から取得した線路条件を記
憶装置12のアドレスA1に格納する。その直後に、車
上子9はアドレスA1を読み出して、地上子20−1に
送信するとともに、アドレスA1の情報をアドレスA2
にシフトする。
【0039】この結果、地上子20−1の記憶部23に
は、図5(d)のように列車情報が格納される。すなわ
ち、図3における先行列車及び後続列車の情報が、それ
ぞれアドレスC2、C1に蓄積され、アドレスC1の情
報はさらに後続の列車に先行列車情報として提供され
る。なお、車載の記憶装置12、13及び地上子の記憶
部23は、列車情報を次々とシフトしながら蓄積するこ
とで、事故発生時の原因究明などに役立てることができ
る。
【0040】引き続き、地上子20からの先行列車情報
に基づく速度の修正制御について説明する。先行列車情
報処理部16は地上子20−1上の通過中に受信した先
行列車情報による列車番号の正常を確認すると、先行列
車の通過時刻と通過速度から、先行列車の走行位置を予
測する。たとえば、閉塞区間8Tの入り口付近を走行し
ていると予測する。また、先行列車位置及び閉塞区間5
Tの線路条件(線路勾配、線路曲線、踏切数)から、地
上子20−1より先の当該区間をより高速に走行できる
か判断し、可能であれば線路条件より安全の確保できる
範囲内でアップした走行速度指令Vp7を、走行パター
ン作成部14に指示する。そして、既に作成されている
速度パターンVp5をVp7に上方修正する。速度指令
出力部15は、偏差ΔVq=ΔV7=Vp7−V6が0
となるように、偏差ΔV7の力行指令信号を出力して加
速制御し、以後はVp7に沿って速度制御する。
【0041】なお、地上子20は閉塞区間における上方
修正可能な線路条件の適所に配置し、列車速度を安全が
確保できる上限に近づける決め細かな速度制御を実現す
るので、1閉塞区間に複数配置してもよいし、閉塞区間
によっては配置されない場合もある。また、速度パター
ン修正に必要な地上子20の位置情報は、予め車載制御
装置10に記憶されるか、地上子20から線路条件など
共に与えてもよい。なお、地上子の位置情報は、車載制
御装置10で列車の始発からの走行距離を算出して設定
するようにしてもよい。
【0042】次に、後続列車が閉塞区間6Tに進入す
る。閉塞区間6Tでは中央からの速度指令情報により、
速度パターンがVp5からVp6に変化する。実際には
後続列車が修正速度パターンVp7に従っているので、
Vp7からVp6に変更することになる。進入時の偏差
は−ΔVx=Vp6−Vr7となるので、ΔV6=Vp
6−Vr6となるようにブレーキ指令信号を出力して減
速制御し、以後はパターンVp6に従って速度制御さ
れ、する。ΔV6になると力行指令信号12とブレーキ
指令信号13とを交互に与え、列車速度Vr6をVp6
に沿って制御する。以後前述と同様の動作によって制御
され、やがて中間地点のCp2に到達する。
【0043】Cp2には地上子20−2が設置されてい
るので、通過中の後続列車と地上子間で列車情報が交換
される。図5は、地上子20−2と車載記憶装置20に
おける列車情報の格納内容を示す。データ形式は図4の
場合と同様である。
【0044】同図(a)に、地上子20−2の記憶部2
3の内容を示す。アドレスC1に、先行列車番号(00
1)、先行列車通過時刻(10:20)、先行列車通過
速度(80km/h)、線路勾配(3‰)、線路曲線
(1500R)、踏切数(1)が格納されている。地上
子20−1の通過後、20分が経過している。
【0045】同図(b),(c)に、車載制御装置10
の記憶装置12,13の格納内容を示す。同図(d)
は、後続列車から情報受信した後の地上子20−2の記
憶内容である。先行列車の列車番号001の情報がアド
レスC1にシフトされ、後続列車のアドレスA1の情報
(列車番号(002)、先行列車通過時刻(10:3
0)、先行列車通過速度(90km/h)等)がアドレ
スC1に格納されている。
【0046】車載制御装置10の列車情報処理部16
は、地上子20−2からの列車番号を確認すると、先行
列車情報の通過時刻と通過速度から先行列車の走行距離
を算出し、たとえば閉塞区間8Tの入り口付近を走行し
ていると予測する。そして、先行列車の予測位置及びC
p2からの線路情報(勾配3‰、曲線1500R、踏切
数1)によって、より高速な走行が可能であると判断す
ると、速度パターン作成部14に指示して、速度パター
ンVp6を上方のVp8に修正する。速度指令出力部1
5は加速制御し、以後は修正パターンVp8に沿って速
度制御する。
【0047】この状態で、後続列車が閉塞区間7Tに進
入する。このとき、先行列車が閉塞区間8Tに停止して
いるため、中央の指令室から後続列車に対し閉塞区間7
Tの終端Sに停止する停止指令Vp0が送信される。後
続列車の車載制御装置10は減速パターンVp9を算出
し、ブレーキ指令信号を出力して列車速度Vr9をVp
9に沿って制御し、後続列車はS点に停止する。
【0048】図3の例では、中間点Cp1とCp2以降
の線路条件が高速可能で、かつ、先行列車と間距離が十
分な場合に、速度パターンを上方修正して高速運転を行
なっている。しかし、先行列車との距離が安全上十分で
なく、例えば1〜2閉塞区間以内に先行列車が走行して
いるような場合には、地上子20からの固定情報に関係
無く、速度パターンを下方に修正する処理を行なうな
ど、任意の変形が可能である。また、保線作業等による
臨時減速情報が中央から伝送されている場合は最優先に
従い、地上子20の先行列車情報による修正制御を中断
する。
【0049】本実施例によれば、図3の(a)(b)の
比較から分かるように、後者の方が線路状況に対応した
修正速度パターンによって列車の平均速度を高め、目的
地への到達時間を短縮することができる。この場合、地
上子からの情報で簡単に先行列車の現在位置を予測し、
自列車との離間距離が十分な場合に上昇修正、不十分な
場合には下方修正を可能にしているので、安全を確保し
ながら高密度運転を実現できる。また、後続列車は地上
子を通過する度に先行列車の通過速度、通過時間情報を
得ることができ、これより先行列車の現在の走行位置を
ほぼ正確に予測することが可能となるので、後続列車の
速度パターンはより実際に即したものとなり、高密度、
高速度運転に多大な効果を期待することができる。
【0050】さらに、本実施例による局部的な速度パタ
ーンに必要な情報は、列車と地上子間のみで送受信さ
れ、中央の指令室からレールを経由して列車に伝送する
情報を増加させることがない。また、線路の固定情報を
地上子に持たせることで、中央からの伝送量ないし車載
装置が管理する情報量を減少できる。また、それらのメ
ンテナンスも容易である。
【0051】通過によって、速度パターンの修正トリガ
ーとなる地上子の配置は任意である。しかし、上方修正
には線路条件のチエックが必要となるので、上方修正の
可能な閉塞区間の適所に配置するのが適当である。この
場合、閉塞区間の線路条件を固定情報として地上子に格
納して、車載制御装置における固定情報の管理を不要に
している。
【0052】また、地上子20と列車2間では同じ情報
を複数回連続して送受信し、例えば3回以上一致した情
報を取得し、その平均をとった情報を記憶媒体に保持す
る等のソフトウェア処理によって、伝送情報の信頼性を
向上することができる。
【0053】また、車載の記憶装置13に故障情報を含
む履歴を保持しているので、列車が車庫に入ったとき、
履歴情報を読み出して解析すれば、事故原因などの迅速
な究明と対策が可能になる。
【0054】〔実施形態2〕次に、本発明の第2の実施
形態を説明する。中央指令室200からの速度指令情報
が、信号線の断線などによって当該閉塞区間のレール1
に流れなくなったとき、進入列車の車載制御装置10は
無信号による緊急処理として自動的に非常ブレーキ信号
を出力する。この結果、その後の列車運行ができず、後
続の多数の列車が次々と停止することになり、社会生活
に与える影響が極めて大きい。そこで、本実施例は、各
閉塞区間に配置した地上子の先行情報を利用して、正常
な閉塞区間まで非常運行を行なう。
【0055】図6に、本実施例の動作を説明するための
列車制御システムの構成を示す。基本的には図2と同じ
で、同じものには同一の符号を付している。閉塞区間1
01〜106にそれぞれ地上子20を配置している。停
車駅のある閉塞区間101の地上子は省略してもよい。
車載制御装置10や地上子20の構成は図1と同じであ
る。
【0056】列車2が閉塞区間106に進入したとき、
信号線113の断線で中央からの速度情報が受信できな
くなる。このとき、まず、車載制御装置10はアラーム
を発行し、乗務員や指令室200に知らせる。中央へは
無線手段によって伝達する。これによって、該当列車の
非常運行の許可を取得する。また、中央から最寄りの停
車駅や各閉塞区間に、該当列車番号の指令室情報に追加
して、非常運行の通知を行なう。
【0057】次に、閉塞区間106の入り口付近に配置
されている地上子20−0を通過したタイミングで、先
行列車情報を取得する。たとえば、図4(a)のアドレ
スC1の情報である。ただし、本実施例では勾配などの
線路条件は利用しないのでなくてもよい。
【0058】次に、受信した先行列車情報の通過時間、
通過速度から、先行列車が一定距離以上離れ、たとえば
次の閉塞区間105には在線していないと予測すると、
所定の低速速度指令を発行して速度パターンを修正す
る。そして、減速制御後は修正パターンに従って列車2
を非常運行し、やがて閉塞区間105に進入する。
【0059】列車2が閉塞区間105に進入すると、指
令装置100からの信号線112を介して速度指令情報
が受信され、それによる速度パターンが再び算出され、
その速度パターンに従った速度制御がなされる。もし、
閉塞区間105でも、中央からの速度指令が正常に受信
不能であれば、当該区間の入り口付近に配置されている
地上子20−1の情報を受信し、上記と同様にして非常
運行を継続する。
【0060】列車2が閉塞区間101に進入すると、車
載制御装置10は中央の指令室情報から、間もなく駅2
00の構内に進入することを認識する。そこで、中央の
速度指令に基づく停止速度パターンを算出し、このパタ
ーンに沿って減速しながら駅200の所定位置に停車す
る。もし、閉塞区間101で中央からの情報が受信不能
となったときは、駅まで低速走行することによって、運
行停止を防ぐことが可能となる。
【0061】本実施例によれば、通信事故などにより閉
塞区間に対する中央からの情報が途絶えたときに、地上
子からの先行列車情報を利用して非常運行を継続できる
ので、全体の運行停止に至ることがなく、事故の影響に
よる被害を低減できる。
【0062】〔実施形態3〕図7に、本発明の第3の実
施形態による列車制御システムの構成を示す。枕木3上
に2本のレール1、1’が敷設され、閉塞区間103〜
105に、地上子群30−1〜30−3が配置されてい
る。各閉塞区間は中央の指令装置100と信号線110
〜〜113で接続されている。本実施例の地上子群30
の各々は、同一の情報を格納している複数の地上子20
(1)〜20(3)の組から構成されている。その他の
構成は第1の実施例と同様である。
【0063】図7において、列車2は矢印方向に進行す
るものとし、中央の指令装置100から閉塞区間203
〜206に対し、先行列車の在線位置と速度指令情報、
臨時速度制限情報、進路の開通方向や線路状況等の指令
室情報が伝送されるものとする。
【0064】列車2が地上子群30−1を通過中に、車
載制御装置10は地上子20(1)〜(3)との間で、
同一情報を3回送受信する。地上子20(1)〜(3)
から先行列車情報を受信した車載制御装置10は、受信
した先行列車情報の少なくとも2つが一致するときに、
その受信情報を利用して、実施例1または実施例2に説
明した速度パターンの修正を行なう。また、不一致とな
った地上子の情報に対しては、車載の記憶措置13の故
障情報エリアにその旨を記憶し、保線作業時の点検に役
立てる。
【0065】本実施例によれば、地上子のハードの冗長
化構成によって、先行列車情報の信頼性を著しく向上で
きる。しかも、地上子20側での送受信は各1回で済む
ので、ソフト処理の場合のように高速化の必要はない。
これによって、地上子ないしその記憶媒体の故障によ
り、情報の途絶や不正情報が発生しても不安全な列車運
行を回避することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、任意の閉塞区間に列車
と送受信する地上子を設け、通過列車から受信した通過
時間と通過速度を後続列車の通過中に送信し、後続列車
の車載制御装置が先行列車との離間距離を予測して、余
裕のある場合は中央の指令による速度パターンを上昇方
向に、余裕のない場合は下降方向に速度修正するので、
先行列車との安全を確保しながら高速・高密度運転を実
現できる効果がある。
【0067】また、前記地上子を高速運転可能な閉塞区
間の適所に設けてその線路条件を記憶しておき、前記先
行列車情報に付加して線路情報を送信するので、中央指
令室からの情報を増やすことなく、速度の決め細かな上
方修正を簡単に実行できる。
【0068】本発明によれば、進入した閉塞区間に対す
る中央からの速度指令を含む可変情報が途絶えたとき、
地上子からの先行列車情報を頼りに先行列車との安全を
図りながら、列車を低速で非常運行するので、全線に亘
る運行停止を回避でき、社会に与える影響を最小限に止
めることができる。
【0069】さらに、地上子を冗長化構成しているの
で、その情報の信頼性を著しく向上でき、先行列車情報
の利用による速度制御の安全を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による車載制御装置と地上
子の構成図。
【図2】本発明の実施形態1による列車制御システムの
構成図。
【図3】実施形態1による速度制御を説明する速度パタ
ーンの遷移図。
【図4】第1地上子通過時の地上子及び車載記憶部の格
納内容を示すフォーマット図。
【図5】第2地上子通過時の地上子及び車載記憶部の格
納内容を示すフォーマット図。
【図6】本発明の実施形態2による列車制御システムの
構成図。
【図7】本発明の実施形態3による列車制御システムの
構成図。
【符号の説明】
1…レール、2…列車、3…枕木、4…速度発電機、6
〜9…車上子、10…車載制御装置、11…中央処理装
置(CPU)、12,13…記憶装置、14…速度パタ
ーン作成部、15…速度指令出力部、16…列車情報処
理部、20−0〜20−4…地上子、21…受電部、2
2…蓄電部、23…記憶部、24…送信部、25…受信
部、30−1〜30−3…地上子群、100…指令装
置、101〜106…閉塞区間、108〜113…通信
線、200…停車駅。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路の閉塞区間毎に形成されている軌道
    回路から、中央の指令室情報を受信している列車の情報
    伝送方法において、 任意の閉塞区間に配置された地上子を列車が通過するタ
    イミングで、前記地上子から直前の先行列車の列車情報
    を受信するとともに、自列車の列車情報を送信して前記
    地上子に記憶することを特徴とする列車情報伝送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記列車情報は列車番号、通過時刻及び通過速度を含む
    ことを特徴とする列車情報伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記列車情報は、前記地上子が配置された閉塞区間の線
    路勾配、線路曲線、踏切数などの線路条件を含むことを
    特徴とする列車情報伝送方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 前記列車および/または地上子は、受信した列車情報を
    時系列に蓄積することを特徴とする列車情報伝送方法。
  5. 【請求項5】 中央の指令室から各閉塞区間に伝送され
    る速度情報を車上で受信し、前記速度情報から求めた速
    度パターンに従って列車の速度を制御する方法におい
    て、 任意の閉塞区間に配置された地上子上を列車が通過する
    タイミングで、前記地上子が記憶している直前の先行列
    車の列車番号、通過時刻、通過速度を含む列車情報を当
    該列車に送信し、一方、当該列車から自己の列車番号、
    通過時刻、通過速度を含む列車情報を送信して当該地上
    子に記憶させ、 前記列車情報を受信した列車は、受信した通過時刻と通
    過速度から直前の先行列車の現在位置を予測し、先行列
    車との安全が確保できる範囲で自列車の速度パターンを
    修正することを特徴とする列車速度制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記地上子から当該閉塞区間前方の線路条件を、予め固
    定情報として前記地上子に記憶しておき、前記列車情報
    に付加して通過する列車に送信し、 前記列車情報を受信した列車は、前記線路条件からより
    高速な走行が可能と判断できる場合に、自列車の速度パ
    ターンを上方修正することを特徴とする列車速度制御方
    法。
  7. 【請求項7】 中央の指令室から各閉塞区間に伝送され
    る速度情報を車上で受信し、前記速度情報から求めた速
    度パターンに従って列車の速度を制御する方法におい
    て、 閉塞区間の入り口付近に配置された地上子上を列車が通
    過するタイミングで、前記地上子が記憶している直前の
    先行列車の列車番号、通過時刻、通過速度を含む列車情
    報を当該列車に送信し、一方、当該列車から自己の列車
    番号、通過時刻、通過速度を含む列車情報を当該地上子
    に送信して記憶させ、 列車が進入した閉塞区間において中央の前記速度情報の
    受信が不能となったとき、前記地上子から受信した列車
    情報の通過時刻と通過速度から直前の先行列車の現在位
    置を予測し、先行列車との安全が確保できる場合に、自
    列車を非常時の速度パターンに下方修正して、当該閉塞
    区間を低速走行することを特徴とする列車速度制御方
    法。
  8. 【請求項8】 中央から線路の各閉塞区間の軌道回路に
    伝送した速度情報を含む指令室情報を車上で受信し、車
    載制御装置によって前記速度情報から求めた速度パター
    ンに沿って列車の走行速度を制御する列車制御システム
    において、 先行列車から受信し記憶した、その通過時刻及び通過速
    度を含む列車情報を現在通過中の列車に送信し、現在通
    過中の列車からその列車情報を受信して記憶する、送受
    信手段と記憶手段を備えた地上子を、任意の閉塞区間に
    配置したことを特徴とする列車制御システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記車載制御装置は、受信した前記列車情報の記憶手
    段、自己の前記列車情報の送信手段、及び受信した通過
    時刻及び通過速度から直前の先行列車の現在位置を予測
    し、先行列車との安全が確保できる範囲で自列車の速度
    パターンの修正を指示する列車情報処理手段を備えたこ
    とを特徴とする列車制御システム。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、 前記地上子は、列車通過時に列車からの電力波を受電し
    て自己の電力とする受電手段を備えたことを特徴とする
    列車制御システム。
  11. 【請求項11】 請求項8、9または10において、 前記地上子はその複数を一組として近接して配置し、各
    々の受信子は通過する列車から同内容の列車情報を受信
    して記憶し、前記車載制御装置は一組の各地上子から受
    信した列車情報の所定数以上が一致するときに、それを
    利用することを特徴とする列車制御システム。
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