JP2011004549A - 列車制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に、その場その時に応じて効果的に、空転や滑走を防止する列車制御システムとする。
【解決手段】列車が走行するある区間において、先行列車Aが区間を抜ける際に、当該区間で空転を防止するために調整したトルク配分情報204を、後続列車Bに送信し、後続列車Bは、当該区間へ進入する時、先行列車Aから受信したトルク配分情報202を初期値として、トルク配分の調整を行う。同様に、後続列車Cが先行列車Bの制御を次々と引き継ぎ、継続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道の列車制御システムに関する。
鉄道車両の高速化において、車輪踏面の摩擦力の確保が課題とされている。鉄道輸送サービスに必要な加減速力に対し、レールと鉄輪との踏面は滑り易く、特に雨滴などが介在して更に滑り易い状況では、しばしば空転(加速時の車輪の空回り)や滑走(ブレーキ時の車輪の空回り)が発生している。空転や滑走が起こると、踏面の摩擦力が下がり、加速やブレーキの性能が低下する。また、車輪が摩擦箇所の偏りにより傷む。
雨滴の影響でより滑り易い前方の車輪の回転トルクの一部を後方の車輪が代わりに引き受けることで、空転や滑走を防止する技術がある。この技術をより効果的にするため、車両が空転や滑走を起こした時に、その地点と、環境条件とを蓄積し、同一線区を走行する別の車両が蓄積した情報の中から自身の条件に合った情報を引き出して制御に利用することで空転や滑走を防止する車両制御システム及び地上システムが開示されている。
特開2006−50798号公報
開示された車両制御システム及び地上システムは、線区で起こった空転や滑走の地点情報と環境情報とをその都度収集する通信機能と、それを蓄積する記憶機能と、蓄積した情報から適切な制御量を予測する処理Sとを必要とする。少ない通信量や記憶量や処理S量で、空転や滑走を効果的に抑えることが課題である。
本発明の列車制御システムは、複数の列車が逐次走行する区間を有する列車制御システムであって、前記複数の列車の各列車が、走行のための複数の駆動装置と、与えられた前記複数の駆動装置間の出力配分を決めるトルク配分に応じて前記複数の駆動装置間の出力配分を制御する駆動制御部と、車輪の空転や滑走を検出する空転検出部と、前記空転検出部で検出した空転の有無に応じてトルク配分を更新し、初期化指令が与えられた時には与えられた初期配分でトルク配分を更新し、更新したトルク配分を前記駆動制御部に与えるトルク配分更新部と、前記区間を先行する列車から受信したデータを初期配分として前記トルク配分更新部に与える受信処理部と、送信指令が与えられた時に前記トルク配分更新部で更新したトルク配分を前記区間を後続する列車に送信する送信処理部と、前記区間への自列車の進入を検出する機能を有し、進入を検出した時に前記トルク配分更新部に初期化指令を与える進入検出部と、前記区間からの自列車の進出を検出する機能を有し、進出を検出した時に前記送信処理部へ送信指令を与える進出検出部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の列車制御システムは、前記区間が、同時に一列車までの進入を許可する保安区間であることを特徴とする。
本発明によれば、簡単に、その場その時に応じて効果的に、空転や滑走を防止できる。
本発明の列車制御システムの一実施形態を示す図である。 図2は、本実施例の線区に在線する列車を示している。 図3は、トルク配分処理部107が、空転検知部106から受けとる空転フラグが空転の発生を示す限り行うトルク配分の制御則を説明する図である。 図4は、トルク配分処理部107の行うトルク配分制御を、時系列で説明した図である。 図5は、通信装置103が送受信するデータのフォーマットを示す。 図6は、初期値テーブル113のフォーマットを示している。 図7は、進入進出検知処理部108が出力する進入フラグと進出フラグの一例である。 図8は、初期値テーブル113の更新の様子を示す図である。 図9は、区間aを走行する列車の先頭モータ(M1)へのトルク指令値の変化を示す図である。 図10は、トルク配分処理部107の処理フローである。 図11は、送信処理部112の処理フローである。 図12は、受信処理部111の処理フローである。 図13は、進入進出検知処理部108の処理フローである。 図14は、進入進出検知処理部108が有する、区間の端を記録したテーブルである。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の列車制御システムの一実施形態における、列車の装置構成である。列車201は、駆動用のインバータ及びモータ101と、他の列車と無線通信するための通信装置103と、通信装置103やインバータ及びモータ101から制御情報を受け取り、これをもとにインバータ及びモータ101の出力の調整や、他の列車へ伝送する制御情報の処理Sを行う列車制御装置102とを備える。
インバータ及びモータ101は、車輪の輪軸に繋がる複数のモータ105と、これらの回転トルクを独立に制御できる出力制御部104と、モータ105の回転速度から車輪の空転を検知する空転検知部106から構成される。インバータ及びモータ101は、出力制御部104でモータ105の回転トルクを制御することで、列車を加減速する。この際、出力制御部104は、制御用のパラメータとして列車制御装置102からトルク配分指令値を受け取り、その値に応じてモータ105の各々のトルクの大きさを変更する。また、空転検知部106は、後述する列車制御装置102に空転の有無を表す空転フラグを受け渡す。
なお、本実施例ではモータ105を構成するモータ数を4つとするが、これは発明の実施を限定するためではない。本発明はモータ数2つ以上であれば実施できる。これらのモータは、列車が複数車両の編成で成り、互いに異なる車両に配置されていても良い。
本発明は空転現象と滑走現象のどちらを対象にしても適用できるが、以降では便宜のため、まとめて「空転」と呼ぶ。
通信装置103は、在線する他の列車と通信するための通信機である。受信したデータを列車制御装置に受け渡す。また、列車制御装置から受け渡されたデータを送信する。送受信は無線によって行う。他の在線列車との間でデータを送受信できるならば手段を無線に限定せず本発明を実施できるが、有線の場合は配線が余計に必要である。
列車制御装置102は、トルク配分処理部107、進入進出検知処理部108、受信処理部111、送信処理部112と、位置検出部109、列車特定部110、初期値テーブル113とから構成される。
トルク配分処理部107は、出力制御部104に制御用のパラメータとしてトルク配分指令値(以下、単にトルク配分と呼ぶ)を与え、この与えるトルク配分を、空転検知部106から受けとる空転フラグが空転の発生を示す限り、空転が収まるように制御則に従って変化させる。この制御則と変化の詳細は後で説明する。トルク配分処理部107は、加えて進入進出検知処理部108から受け取る進入フラグを引き金に、トルク配分を初期化テーブル113の内容に初期化する。この処理の詳細も後で説明する。トルク配分処理部107は、トルク配分を送信処理部112へも受け渡す。
進入進出検知処理部108は、線区上の予め定義された複数の区間について、区間を識別するID(区間ID)と、線区上における区間の両端の地点情報とを対応付けて記憶している。そして、これを用いて自列車が今とは異なる区間へ進入したかどうかを調べ、進入を検知した時はそのことを示すフラグ(進入フラグ)と、新しい区間のIDとをトルク配分処理部に受け渡す。また、自列車が今いる区間から進出したかどうかを調べ、進出を検知した時はそのことを示すフラグ(進出フラグ)と只今いた区間の区間IDを送信処理部に受け渡す。区間への進入や区間からの進出を判定する際に用いる列車位置は、位置検出部109で検出したものを用いる。進入進出検知処理部108の処理Sの詳細は後で示す。
位置検出部109は、進入進出検知処理部108へ区間の進入や進出の判定に用いるための列車位置を与える。この目的に合う精度で列車位置を検出する手段であれば、実装は問わない。例えば、実用されているような、車輪の回転数の積算で位置計測し、更に地上子で位置補正する方法で良い。
初期化テーブル113は、複数の区間IDと、そのそれぞれに対応したトルク配分の初期値とで成る。このテーブルは、トルク配分処理部107の初期化処理において、進入した区間用のトルク配分の初期値を求めるべく、進入した区間のIDをキーに検索される。また、このテーブルは、受信処理部111により更新される。
受信処理部111は、通信装置103で他列車から受信したデータに記された区間IDとトルク配分とを取り出し、区間IDをキーに初期化テーブル113を検索し、対応するトルク配分の初期値を、受信したトルク配分で更新する。
列車特定部110は、後続列車を特定し、識別子を送信処理部112に伝える。後続列車を特定する手段は何でも良い。例えば、列車が線区のダイヤ情報を有し、そこから見付ける方法で良い。また、在線する列車の位置を追跡する中央装置があれば、そこに問い合わせる方法でも良い。
送信処理部112は、進入進出検知処理部108から受け取る進出フラグを引き金に、送信データを生成し、通信装置103に受け渡す。送信データは、宛先と、区間IDと、トルク配分とから成る。宛先には、列車特定部110で特定した列車の識別子をセットする。区間IDとトルク配分には各々、進入進出検知処理部108から受け取った只今進出した区間のIDと、トルク配分処理部107から受け取った区間を進出する直前のトルク配分をセットする。この処理Sの詳細は、後でもう一度説明する。
以上に説明したインバータ及びモータ102または列車制御装置102または通信装置103の構成の中で、情報を受け渡しする装置や処理部の間には、明記しなくても、そのために共通して読み書きできるメモリなどの受け渡しインタフェースがあることを、一般性を損なうことなく前提にする。
図2は、本実施例の線区に在線する列車を示している。装置構成を前述した列車201が3編成在線する。便宜上、これらを列車A、列車B、列車Cと区別し、以降で区間の走行を考える際には、まず列車Aが先行し、次に列車Bが走り、最後に列車Cが走るという先行/後続の関係を置いておく。列車201は、先述の装置構成により後続列車にデータ(区間IDとトルク配分)を送信するため、列車Aは列車Bにデータ202(区間IDとトルク配分)を送信し、列車Bは列車Cにデータ202(区間IDとトルク配分)を送信するという関係がある。
図3は、トルク配分処理部107が、空転検知部106から受けとる空転フラグが空転の発生を示す限り行うトルク配分の制御則を説明する図である。横軸はモータ105を構成する4つのモータM1〜M4に対応した車輪位置を示す。M1が進行方向先頭で、後尾に向かってM2、M3、M4と続く。縦軸は時刻であり、時刻tsに時刻teが続く。
まず時刻tsのトルク配分を説明する。時刻tsには、4つのモータの出力は、列車に必要な総トルクを均等配分した同じトルク値(通常値)である。これに対し、M1〜M4のそれぞれについて、これ以上トルクが大きいと車輪が空転するという粘着限界を重ねて示した。先頭の車輪ほど、レール表面の雨滴の影響で滑りやすい。すなわち粘着限界が小さい。この場合、M1とM2では、トルクが粘着限界を上まわっているため、空転が発生する。一方、M3とM4では、粘着限界に達するまでには、まだトルクを増せる余裕がある。
次に時刻teのトルク配分を説明する。時刻teには、M1〜M4のトルクが粘着限界を下回るように、前方の車輪ほど小さい粘着限界に合わせて、前方の車輪ほどトルクを小さくしている。ただし、M1〜M4のトルクの合計値は、列車に必要な総トルクのままである。この状態で、全ての車輪の空転を抑え、かつ必要な加速を確保している。
トルク配分処理部107は、時刻tsのように一部の車輪が空転している状況から、最終的に時刻tsのような状態で全ての車輪の空転が収まるように、空転を検知する度に前方の車輪ほどトルクが小さくなるように徐々に配分を傾けていくという制御(トルク配分制御)を行う。
図4は、トルク配分処理部107の行うトルク配分制御を、時系列で説明した図である。列車Aが、途中一部のレール面が滑りやすい状態になっているある区間(区間a)を走行する場合を例に説明する。横軸は時刻で、列車Aが区間aに進入した時刻をT1、列車Aが区間aの中の滑りやすい区間に進入した時刻をT2、列車Aが区間aの中の滑りやすい区間を出た時刻をT3、列車Aが区間aから進出した時刻をT4とする。縦軸は車輪位置で、先頭のM1から後尾のM4まで、各々に与えられるトルク指令値と、粘着限界とを示す。また、これらとは別途、空転検知部106から与えられる空転フラグを示している。
本例の空転検知部106は、いずれか一つの車両が空転した場合、空転有りを知らせる。
まず、時刻T1においては、M1〜M4のトルク配分は均等(通常配分)である。また、レール面は(乾燥して)滑りやすくは無く、どの車輪でも粘着限界は大きいため、空転は発生していない。
次に、時刻T2においては、滑りやすい区間に入るため前方の車輪ほど粘着限界が下がり、結果としてM1とM2で空転が発生し、空転フラグがon(空転あり)になる。空転フラグonを受け、トルク配分処理部107のトルク配分制御で、M1とM2のトルク指令値を徐々に下げ、この分を補うようにM3とM4のトルク指令値を徐々に増す。このトルク指令値の配分変更を続ければ、最終的に全ての車輪の空転を収めるような理想的な配分が得られる。しかし、本例は、理想的な配分を得る前に滑りやすい区間を出る場合を示している。
時刻T3において、滑りやすい区間を出て、この理由で全ての車輪の空転が収まる(空転フラグがoff(空転なし)に戻る)。このまま時刻T4において、区間aから進出する。
図5は、通信装置103が送受信するデータ202のフォーマットを示す。送受信するデータは、データの宛先列車識別子(ID)203、区間ID204、初期化データ205で構成される。初期化データ205は、モータ105の4つのモータM1〜M4へのトルク指令値を調整できる形式であれば良く、トルク配分処理部107で得られるトルク配分と同等の形式で良い。例えばモータ105を構成する4つのモータへの配分比率(通常を100%として、(M1、M2、M3、M4)=(70%、90%、110%、130%)など)で表すことができる。
図6は、初期値テーブル113のフォーマットを示している。初期値テーブル113は、区間ID204と、各区間に対応する初期化データ205とから成る。初期化データ205は、モータ105の4つのモータM1〜M4へのトルク指令値を調整できる形式であれば良く、トルク配分処理部107で得られるトルク配分と同等の形式で良い。例えばモータ105を構成する4つのモータへの配分比率(通常を100%として、(M1、M2、M3、M4)=(70%、90%、110%、130%)など)で表すことができる。本実施例では、区間aと区間bの2つの区間を、本発明の制御の対象とする。
図14は、進入進出検知処理部108が有する、区間ID204と区間位置207の区間の端を記録したテーブル206である。これは、区間への進入・進出の検知に利用される。区間位置207の区間aの区間端は位置a1と位置b1で、区間bの区間端は位置b1と位置b2である。この場合、区間aと区間bは、位置b1を挟んで隣接している。尚、各区間に対して、どちらが進入地点になり、どちらが進出地点になるかは、列車の進行方向に依存する。以降、一般性を損なわず、区間aを地点a1から地点b1へ走行し、区間bを地点b1から地点b2へ走行することにする。
図10は、トルク配分処理部107の処理フローである。処理フローは処理S1001から始まる。トルク配分処理部107は、この処理フローを周期的に繰り返す。
処理S1001では、空転検知部106から受け取った空転フラグがon(空転あり)かどうかを調べる。空転フラグがonであれば処理S1002へ、offであれば処理S1003へ移る。
処理S1002では、前方の車輪へのトルク配分を小さくし、その分を後方の車輪に割り振る。この際の配分の変化量の決め方は、例えば1%ずつなどと事前に決めておけばよい。細かく決めておけば、空転を防止できる配分を得るのに時間がかかるが、理想の配分にきめ細かく近づけられる。この後、処理S1003に移る。
処理S1003では、進入進出検知処理部108からの進入フラグがon(進入検知)かどうかを調べる。進入フラグがonであれば処理S1004に移る。offであれば処理フローを終える。
処理S1004では、進入進出検知処理部108から受信した区間IDで初期値テーブルを検索し、対応する初期化データを取り出し、その初期化データをトルク配分にセットする。この後、処理フローを終える。
図11は、送信処理部112の処理フローである。処理フローは処理S1101から始まり、周期的に繰り返す。
処理S1101では、進入進出検知処理部108から受け取った進出フラグがon(進出検知)かどうかを調べる。進出フラグがonであれば処理S1102へ、offであれば処理フローを終える。
処理S1102では、送信データを生成する。送信データの内容として、宛先に列車特定部110で特定した後続列車の識別子をセットし、区間IDに只今いた区間のIDをセットし、初期化データにトルク配分をセットする。その後、処理S1103に移る。
処理S1103では、処理S1102で作成した送信データを、通信装置103に送信させる。その後、処理フローを終える。
図12は、受信部111の処理フローである。処理フローは処理S1201から始まり、周期的に繰り返す。
処理S1201では、通信データ103からの受信データがあるかどうかをチェックする。受信データがあれば処理S1202に移る。受信データがなければ処理フローを終える。
処理S1202では、初期化テーブルの、受信した区間IDに対応する初期化データを、受信した初期化データで更新する。その後、処理フローを終える。
図13は、進入進出検知処理部108の処理フローである。処理フローは処理S1301から始まり、周期的に繰り返す。
処理S1301では、位置検出部109で検出した自列車の位置を用い、今いる区間から進出したかどうかを判定する。進出したと判定された時には処理S1302に、そうではない時には処理S1303に移る。
処理S1302では、進出フラグon(進出検知)と、進出した区間のIDを送信処理部112に受け渡す。その後、処理S1303に移る。
処理S1303では、位置検出部109で検出した自列車の位置を用い、次の区間に進入したかどうかを判定する。進入したと判定された時には処理S1304に、そうではない時には処理フローを終える。処理S1304では、進入フラグon(進入検知)と、進入した区間のIDをトルク配分処理部107に受け渡す。その後、処理フローを終える。
図7は、進入進出検知処理部108が出力する進入フラグと進出フラグの一例である。列車Aが区間aから続いて区間bを走行する場合を例に示している。横軸は時刻で、時刻T1は列車Aが区間aに進入する時刻、時刻T4は列車Aが区間aから進出すると同時に区間bへ進入する時刻、時刻T13は列車aが区間bから進出する時刻である。縦軸は列車Aの進入フラグと進出フラグである。それぞれonとoffの2状態で成るが、どの区間に関するものかを区別するため、(フラグと共に出力する区間IDに応じて)区間aと区間bの2通りで区別した。各フラグは、区間への進入時や進出時に限ってonとなる。onである時間の幅は、フラグを受け取る処理が確実に1回検出できる幅であれば良い。
図8は、初期値テーブル113の更新の様子を示す図である。区間aおよび区間bを、まず列車Aが走行し、続いて列車Bが走行する時の、列車Bの初期値テーブルの様子を示す。縦軸は時刻で、列車Aが区間aを走行中の時刻T2、列車Aが区間aを進出する時刻T4、列車Aが区間bを進出する時刻T13のそれぞれについて、横軸に位置を示し、列車Aと列車Bの配置を示している。
時刻T2には、列車Bの初期値テーブルは、区間a、区間bそれぞれについて、初期値データDa[0]、Db[0]で構成される。時刻T4において、列車Aが、自身が区間aで空転の発生を受けて更新してきたトルク配分と、区間aの区間IDとを後続の列車Bに送信する。これを受信した列車Bは、受信した区間IDが示す区間aをキーに初期値テーブルを検索し、区間aのエントリの初期化データDa[0]を受信したトルク配分を表すDa[1]に更新する。
続いて、時刻T13でも同様に、列車Aは区間bで更新したトルク配分と区間bの区間IDを列車Bに送信し、これを受信した列車Bが、初期値テーブルの区間bのエントリの初期化データをDb[0]からDb[1]に更新する。これにより、列車Bは列車Aが先行して行った制御の結果として得た配分を引き継ぐことができる。
図9は、区間aを走行する列車の先頭モータ(M1)へのトルク指令値の変化を示す図である。横軸は時刻で、列車Aが区間aに進入する時刻がT1、区間aのうち滑りやすい区間に進入する時刻がT2、区間aのうち滑りやすい区間から進出する時刻がT3、区間aを進出する時刻がT4である。また、列車Bが区間aに進入する時刻がT5、区間aのうち滑りやすい区間に進入する時刻がT6、区間aのうち滑りやすい区間に進入する時刻がT7、区間aを進出する時刻がT8である。
また、列車Cが区間aに進入する時刻がT9、区間aのうち滑りやすい区間に進入する時刻がT10、区間aのうち滑りやすい区間から進出する時刻がT11、区間aを進出する時刻がT12である。縦軸は列車A、列車B、列車Cそれぞれの先頭モータ(M1)へのトルク指令値を表す。尚、この時、区間bでは空転の発生はないものとした。区間bでも空転が発生する場合、その様子は区間aと同様に扱うことができる。
まず、列車Aが区間aを走行した時、時刻T2〜T3で空転が発生し、M1のトルク指令値を徐々に低減する。時刻T3以降は、滑りやすい区間を抜け出し、トルク指令値の変化を停止し、例えば、トルク指令値がΔ1だけ減少したトルク指令値を持続する。時刻T4に区間aから進出する際、トルク指令値Δに対してこの減少分Δ1を反映したトルク配分比、例えば、(Δ−Δ1)/Δなどのトルク配分を与えるトルク指令値を列車Bに送信し、列車Bはこれを用いて初期値テーブルをトルク指令値がΔ1だけ減少した値に更新する。列車Aは、時刻T4でまた、区間bに進入するので、初期値テーブルから区間bの初期化データを取り出し、これを用いてトルク配分を初期化する。
続いて、列車Bが、時刻T5に区間aに進入する。列車Bは区間aに進入する際、初期値テーブルの区間aのエントリから初期化データ(列車Aが区間aから進出した際の列車Aのトルク配分:即ち、トルク指令値がΔ1だけ減少したトルク指令値)を取り出し、これを用いてトルク配分を初期化する。そして、時刻T6〜T7にかけて、列車Aが時刻T2〜T3で行ったのと同様に、トルク配分を変更し、トルク指令値は更に減少して、その後、時刻T6〜T7にかけて、例えば、トルク指令値がΔ2だけ減少したトルク指令値を持続する。
列車Bは、時刻T8に区間aから進出する際、列車Cに対して、トルク指令値がΔ2だけ減少したトルク指令値のトルク配分を送信し、列車Cは、これを用いて初期値テーブルをトルク指令値がΔ2だけ減少したトルク指令値に更新する。列車Bは、時刻T8でまた、区間bに進入するので、初期値テーブルから区間bの初期化データを取り出し、これを用いてトルク配分を初期化する。
最後に、列車Cが、時刻T9に区間aに進入する。列車Cは区間aに進入する際、初期値テーブルの区間aのエントリから初期化データ(列車Bが区間aから進出した際の列車Bのトルク配分:トルク指令値がΔ2だけ減少したトルク指令値)を取り出し、これを用いてトルク配分を初期化する。そして、時刻T10〜T11にかけて、空転の発生を受けてトルク配分を更新し、やがて空転の発生を収められる。
以上のように、空転が起こりやすい区間aにおいて、先行車両の更新したトルク配分を後続車両が次々と制御の初期値として引き継ぐことで、複数の列車の走行の後、理想的なトルク配分を得ることができる。
本発明によれば、ある区間において、先行列車が区間を抜ける際に、当該区間で空転を防止するために調整したトルク配分を、後続列車に送信する。後続列車は、当該区間へ進入する時、先行列車から受信したトルク配分を初期値として、トルク配分の調整を継続する。このようにして後続列車が先行列車の制御を次々と引き継ぎ続ける。これにより、やがてトルク配分を粘着限界に近い理想的な値に近づけることができる。このようにして、簡単に、その場その時に応じて効果的に、空転や滑走を防止できる。
また、トルク配分を調整する対象の区間を、1列車の進入しか許可しない保安区間に合わせれば、同じ区間で先行車両と後続車両が重複してトルク配分を調整することが無くなり、より簡単・効果的にトルク配分を後続車両へ引き継ぐことができる。
なお、本発明の列車制御システムの上記実施例では、空転や滑走を防止するためのトルク配分を後続列車に引き継ぐ例について説明したが、本発明の列車制御システムは、空転や滑走を防止するためのトルク配分データに限らず、走行に伴い変化する列車の制御パラメータについても同様に適用可能である。
101 インバータ及びモータ
102 列車制御装置
103 通信装置
104 出力制御部
105 モータ
106 空転検地部
107 トルク配分処理部
108 進入進出検知処理部
109 位置検出部
110 列車特定部
111 受信処理部
112 送信処理部
113 初期化テーブル
201 列車
202 送受信データ
203 宛先列車識別子
204 区間ID
205 初期化データ
206 区間テーブル
207 区間位置

Claims (4)

  1. 複数の列車が逐次走行する区間を有する列車制御システムにおいて、
    前記複数の列車の各列車が、
    走行のための駆動装置と、与えられた制御パラメータに応じて前記駆動装置の出力を制御する駆動制御部と、走行に伴い変化する予め定められた量を走行結果として検出する検出部と、前記検出部で検出した走行結果に応じて制御パラメータを更新し、初期化指令が与えられた時には与えられた初期化データで制御パラメータを更新し、更新した制御パラメータを前記駆動制御部に与えるパラメータ更新部と、前記区間を先行する列車から受信したデータを初期化データとして前記パラメータ更新部に与える受信処理部と、送信指令が与えられた時に前記パラメータ更新部で更新した制御パラメータを前記区間を後続する列車に送信する送信処理部と、前記区間への自列車の進入を検出する機能を有し、進入を検出した時に前記パラメータ更新部に初期化指令を与える進入検出部と、前記区間からの自列車の進出を検出する機能を有し、進出を検出した時に前記送信処理部へ送信指令を与える進出検出部と、を有することを特徴とする列車制御システム。
  2. 請求項1に記載の列車制御システムにおいて、
    前記区間が、同時に一列車までの進入を許可する保安区間である
    ことを特徴とする列車制御システム。
  3. 複数の列車が逐次走行する区間を有する列車制御システムにおいて、
    前記複数の列車の各列車が、
    走行のための複数の駆動装置と、与えられた前記複数の駆動装置間の出力配分を決めるトルク配分に応じて前記複数の駆動装置間の出力配分を制御する駆動制御部と、車輪の空転や滑走を検出する空転検出部と、前記空転検出部で検出した空転の有無に応じてトルク配分を更新し、初期化指令が与えられた時には与えられた初期配分でトルク配分を更新し、更新したトルク配分を前記駆動制御部に与えるトルク配分更新部と、前記区間を先行する列車から受信したデータを初期配分として前記トルク配分更新部に与える受信処理部と、送信指令が与えられた時に前記トルク配分更新部で更新したトルク配分を前記区間を後続する列車に送信する送信処理部と、前記区間への自列車の進入を検出する機能を有し、進入を検出した時に前記トルク配分更新部に初期化指令を与える進入検出部と、前記区間からの自列車の進出を検出する機能を有し、進出を検出した時に前記送信処理部へ送信指令を与える進出検出部と、を有することを特徴とする列車制御システム。
  4. 請求項3に記載の列車制御システムにおいて、
    前記区間が、同時に一列車までの進入を許可する保安区間であることを特徴とする列車制御システム。
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