JP2874070B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2874070B2 JP2874070B2 JP31207191A JP31207191A JP2874070B2 JP 2874070 B2 JP2874070 B2 JP 2874070B2 JP 31207191 A JP31207191 A JP 31207191A JP 31207191 A JP31207191 A JP 31207191A JP 2874070 B2 JP2874070 B2 JP 2874070B2
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- silicon nitride
- nitride film
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細なパターンを有
し、高集積な素子の配置を可能とする半導体装置の製造
方法に関する。
し、高集積な素子の配置を可能とする半導体装置の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば16MDRAMに代表されるよ
うに半導体素子の集積度を上げるためにその微細化が進
んでいる。素子自身の専有面積は電気特性より決まる各
層の必要寸法とホトリソグラフィー技術上の解像度およ
び重ね合せ精度によって律速されている。この中で特に
重ね合せに対する余裕分は相当量を必要とする必要悪で
ある。
うに半導体素子の集積度を上げるためにその微細化が進
んでいる。素子自身の専有面積は電気特性より決まる各
層の必要寸法とホトリソグラフィー技術上の解像度およ
び重ね合せ精度によって律速されている。この中で特に
重ね合せに対する余裕分は相当量を必要とする必要悪で
ある。
【0003】ところでDRAMをはじめとする多くのデ
バイスの製造工程において穴の底面のポリシリコンの一
部を除去し、その下の基板や導電膜と上部の配線層との
接続を行う工程が必要である。図2に従来法によってこ
のような穴の底面のポリシリコン層に開口する場合の工
程を示す。図において1はシリコン基板、2Aは薄い酸
化膜、2Bはシリコン窒化膜、3はBPSG(Borondop
ed Phospho-SillicateGlass)膜、4はポリシリコン
膜、5はホトレジスト膜である。この場合、図2(a)
に示すように、ホトレジスト膜5によって開口部のパタ
ーンを形成してから下のポリシリコン膜4をエッチング
することになる。この方法によればホトレジスト膜5の
開口パターンと穴の側壁の間にアライメントに対する余
裕が必要となる。この量は現在のステッパーを用いると
約0.2μm程度となる。
バイスの製造工程において穴の底面のポリシリコンの一
部を除去し、その下の基板や導電膜と上部の配線層との
接続を行う工程が必要である。図2に従来法によってこ
のような穴の底面のポリシリコン層に開口する場合の工
程を示す。図において1はシリコン基板、2Aは薄い酸
化膜、2Bはシリコン窒化膜、3はBPSG(Borondop
ed Phospho-SillicateGlass)膜、4はポリシリコン
膜、5はホトレジスト膜である。この場合、図2(a)
に示すように、ホトレジスト膜5によって開口部のパタ
ーンを形成してから下のポリシリコン膜4をエッチング
することになる。この方法によればホトレジスト膜5の
開口パターンと穴の側壁の間にアライメントに対する余
裕が必要となる。この量は現在のステッパーを用いると
約0.2μm程度となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、16MDRAMをはじめとする微細なデバイスの
集積度を向上する上で、前述のアライメント余裕は極め
て大きな妨げとなる。
では、16MDRAMをはじめとする微細なデバイスの
集積度を向上する上で、前述のアライメント余裕は極め
て大きな妨げとなる。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、アライメント余裕分を全く必要としないポリ
シリコン膜の底面の自己整合的な開口方法による半導体
装置の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
るもので、アライメント余裕分を全く必要としないポリ
シリコン膜の底面の自己整合的な開口方法による半導体
装置の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、半導体基板表面のBPSG膜等の膜の所定
部に形成された穴部を含む領域にポリシリコン膜を形成
する工程と、穴部内のみに少なくともその穴部底面が覆
われるようにシリコン窒化膜を形成する工程と、そのシ
リコン窒化膜に覆われていない部分のポリシリコン膜表
面に熱酸化によるシリコン酸化膜を形成する工程と、シ
リコン窒化膜を除去する工程と、熱酸化によるシリコン
酸化膜をマスクにして穴部底面のポリシリコン膜をエッ
チングすることによって穴部側面に対して自己整合的に
開口する工程とを有する構成よりなる。
に本発明は、半導体基板表面のBPSG膜等の膜の所定
部に形成された穴部を含む領域にポリシリコン膜を形成
する工程と、穴部内のみに少なくともその穴部底面が覆
われるようにシリコン窒化膜を形成する工程と、そのシ
リコン窒化膜に覆われていない部分のポリシリコン膜表
面に熱酸化によるシリコン酸化膜を形成する工程と、シ
リコン窒化膜を除去する工程と、熱酸化によるシリコン
酸化膜をマスクにして穴部底面のポリシリコン膜をエッ
チングすることによって穴部側面に対して自己整合的に
開口する工程とを有する構成よりなる。
【0007】
【作用】本発明によれば、穴の底面のポリシリコン膜を
底面全面開口できるため、穴の側面とポリシリコン膜開
口部の重ね合せ余裕が不要となり、素子の専有面積の低
減となる。
底面全面開口できるため、穴の側面とポリシリコン膜開
口部の重ね合せ余裕が不要となり、素子の専有面積の低
減となる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。図1は本発明の半導体装置の製造方法における
穴の底面部分のポリシリコン膜を開口する工程断面図で
ある。
明する。図1は本発明の半導体装置の製造方法における
穴の底面部分のポリシリコン膜を開口する工程断面図で
ある。
【0009】従来例と同様に図1(a)に示すようにシ
リコン基板1上に20nmの酸化膜2Aを形成した後、
40nmのシリコン窒化膜2Bを減圧CVD法によって
形成した。この後厚さ800nmのBPSG膜3を常圧
CVD法によって形成した。この時BPSG膜中のボロ
ン濃度は3wt%、リン濃度は6wt%とした。その後
窒素中で900℃30分の熱処理を行った後、直径が
1.6μmの穴をレジストをマスクにしたドライエッチ
ングによって形成した。次にその上に減圧CVD法によ
って厚さ300nmのポリシリコン膜4を堆積した。こ
のポリシリコン膜4はリンを含み、シート抵抗は20Ω
/□である。
リコン基板1上に20nmの酸化膜2Aを形成した後、
40nmのシリコン窒化膜2Bを減圧CVD法によって
形成した。この後厚さ800nmのBPSG膜3を常圧
CVD法によって形成した。この時BPSG膜中のボロ
ン濃度は3wt%、リン濃度は6wt%とした。その後
窒素中で900℃30分の熱処理を行った後、直径が
1.6μmの穴をレジストをマスクにしたドライエッチ
ングによって形成した。次にその上に減圧CVD法によ
って厚さ300nmのポリシリコン膜4を堆積した。こ
のポリシリコン膜4はリンを含み、シート抵抗は20Ω
/□である。
【0010】この後本発明の特徴とする工程に入る。す
なわちポリシリコン膜4を酸素中で900℃15分の酸
化し20nmの薄いシリコン酸化膜11を形成した後、
プラズマCVD法によりシリコン窒化膜12を1μm厚
に形成した。この時穴は完全に窒化膜で埋った状態とな
った。次にCHF3ガスによるドライエッチによって穴
の中にのみシリコン窒化膜12を残す条件でエッチバッ
クを行った。このドライエッチ後の状態が図1(a)で
ある。次に水蒸気雰囲気中で900℃30分の熱酸化を
行い、シリコン窒化膜12で覆われていない部分のポリ
シリコン膜4上に約200nmのシリコン酸化膜13を
図1(b)のように形成した。次にシリコン窒化膜12
を150℃のリン酸で除去し、さらにその下の薄いシリ
コン酸化膜11をフッ酸とフッ化アンモニウムの混合溶
液で除去した後、HBrガスと酸素の混合気体を用いた
ドライエッチによってシリコン酸化膜13をマスクに穴
の底面部分のポリシリコン膜4を除去した。この時の断
面形状を図1(c)に示す。ポリシリコン膜の開口部は
穴の側面に対して自己整合的に開口された。
なわちポリシリコン膜4を酸素中で900℃15分の酸
化し20nmの薄いシリコン酸化膜11を形成した後、
プラズマCVD法によりシリコン窒化膜12を1μm厚
に形成した。この時穴は完全に窒化膜で埋った状態とな
った。次にCHF3ガスによるドライエッチによって穴
の中にのみシリコン窒化膜12を残す条件でエッチバッ
クを行った。このドライエッチ後の状態が図1(a)で
ある。次に水蒸気雰囲気中で900℃30分の熱酸化を
行い、シリコン窒化膜12で覆われていない部分のポリ
シリコン膜4上に約200nmのシリコン酸化膜13を
図1(b)のように形成した。次にシリコン窒化膜12
を150℃のリン酸で除去し、さらにその下の薄いシリ
コン酸化膜11をフッ酸とフッ化アンモニウムの混合溶
液で除去した後、HBrガスと酸素の混合気体を用いた
ドライエッチによってシリコン酸化膜13をマスクに穴
の底面部分のポリシリコン膜4を除去した。この時の断
面形状を図1(c)に示す。ポリシリコン膜の開口部は
穴の側面に対して自己整合的に開口された。
【0011】たとえば前記開口部のさらに内側にシリコ
ン基板1と上層の配線層とのコンタクトホールを形成す
る必要がある場合、このコンタクトホールを直径0.6
μmとする本方法を用いた場合、BPSG膜の開口部は
重ね合せ余裕を片側0.2μmとすると1.6μm
(0.6μm開口+2×0.3μmポリシリコン膜厚+
2×0.2μmアライメント余裕)となる。従来のよう
に底面にホトレジストを用いてポリシリコン膜に開口部
を作る場合はBPSG膜の開口部の直径は最低2.0μ
m必要である。本発明によって大幅な専有面積の低減が
可能となった。
ン基板1と上層の配線層とのコンタクトホールを形成す
る必要がある場合、このコンタクトホールを直径0.6
μmとする本方法を用いた場合、BPSG膜の開口部は
重ね合せ余裕を片側0.2μmとすると1.6μm
(0.6μm開口+2×0.3μmポリシリコン膜厚+
2×0.2μmアライメント余裕)となる。従来のよう
に底面にホトレジストを用いてポリシリコン膜に開口部
を作る場合はBPSG膜の開口部の直径は最低2.0μ
m必要である。本発明によって大幅な専有面積の低減が
可能となった。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
は、穴部を含む領域に形成されたポリシリコン膜に開口
を行う場合穴部底のポリシリコン膜を自己整合的に除去
する構成によるので、穴の側面とポリシリコン膜開口部
の重ね合せ余裕を必要とせず、最も広い開口面積を得る
ことができ、開口部専有面積の低減による集積度の向上
を図った半導体装置を提供できる。
は、穴部を含む領域に形成されたポリシリコン膜に開口
を行う場合穴部底のポリシリコン膜を自己整合的に除去
する構成によるので、穴の側面とポリシリコン膜開口部
の重ね合せ余裕を必要とせず、最も広い開口面積を得る
ことができ、開口部専有面積の低減による集積度の向上
を図った半導体装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例による半導体装置の製造方法
を説明するための工程断面図
を説明するための工程断面図
【図2】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
工程断面図
工程断面図
1 シリコン基板(半導体基板) 2A 酸化膜 2B シリコン窒化膜 3 BPSG膜 4 ポリシリコン膜 11 シリコン酸化膜 12 シリコン窒化膜 13 シリコン酸化膜
Claims (2)
- 【請求項1】半導体基板表面のBPSG膜等の膜の所定
部に形成された穴部を含む領域にポリシリコン膜を形成
する工程と前記穴部内のみに少なくともその穴部底面が
覆われるようにシリコン窒化膜を形成する工程と、その
シリコン窒化膜に覆われていない部分の前記ポリシリコ
ン膜表面に熱酸化によるシリコン酸化膜を形成する工程
と、前記シリコン窒化膜を除去する工程と、前記熱酸化
によるシリコン酸化膜をマスクにして穴部底面のポリシ
リコン膜をエッチングすることによって穴部側面に対し
て自己整合的に開口する工程とを少なくとも有すること
を特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】穴部内のみに少なくともその穴部底面が覆
われるようにシリコン窒化膜を形成する工程に代えて、
穴部内を含む全面にシリコン窒化膜を形成し、エッチバ
ックすることによって穴部内のみにシリコン窒化膜を形
成する工程としたことを特徴とする請求項1記載の半導
体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31207191A JP2874070B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31207191A JP2874070B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05152241A JPH05152241A (ja) | 1993-06-18 |
JP2874070B2 true JP2874070B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=18024884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31207191A Expired - Fee Related JP2874070B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874070B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31207191A patent/JP2874070B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05152241A (ja) | 1993-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |