JPH05206056A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05206056A
JPH05206056A JP1132992A JP1132992A JPH05206056A JP H05206056 A JPH05206056 A JP H05206056A JP 1132992 A JP1132992 A JP 1132992A JP 1132992 A JP1132992 A JP 1132992A JP H05206056 A JPH05206056 A JP H05206056A
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JP
Japan
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film
etching
diffusion layer
silicon oxide
silicate glass
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Pending
Application number
JP1132992A
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English (en)
Inventor
Naoki Murakami
直樹 村上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ストレス等による素子特性劣化を防止しなが
ら、微細コンタクト形成プロセスを簡略化した半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】ゲート電極13およびソース,ドレイン拡散層
16を有するMOSトランジスタが形成されたシリコン
基板11上にシリコン酸化膜17とBPSG膜18を積
層形成し、このBPSG膜18上に拡散層16に対する
コンタクト部に開口を有するフォトレジストパターン1
9を形成して、異方性エッチングにより開口に露出する
BPSG膜18を途中までエッチングした後、等方性エ
ッチングにより残りのシリケートガラス膜18をシリコ
ン酸化膜17が露出するまでエッチングする。そしてコ
ンタクト部のシリコン酸化膜17をエッチングして拡散
層16を露出させ、電極配線20を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特に拡散層に対する電極配線コンタクト部の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリに代表される大規模半導体集積回
路では、素子の微細化と高密度化により電極配線の拡散
層に対するコンタクト部がますます微細化している。集
積回路を更に高密度化するには、例えば最小加工寸法よ
りも小さいコンタクト部を如何に信頼性良く形成するか
が極めて重要な問題となる。
【0003】MOS集積回路において、微細な電極配線
コンタクトを実現する方法として従来、図3〜図4に示
す方法が提案されている(特開平2−137234号公
報参照)。図3(a) に示すように、まずシリコン基板2
1上にゲート酸化膜22を介して多結晶シリコン膜によ
るゲート電極23をパターン形成する。ゲート電極23
上にはこれと同時にパターン形成されるCVDシリコン
酸化膜24が積層されている。これらゲート電極23と
シリコン酸化膜24の側壁にはCVDシリコン窒化膜2
5によるサイドウォールを形成する。その後、不純物の
イオン注入によりソース,ドレイン拡散層26を形成す
る。
【0004】こうしてMOSトランジスタが形成された
後、図3(b) に示すように、拡散層26表面にはシリコ
ン酸化膜27を形成し、その後全面に後の工程で酸化防
止膜となるシリコン窒化膜28をCVD法により薄く堆
積する。シリコン窒化膜28は、その後の熱工程でスト
レス発生の原因になるため、フォトレジストパターンを
用いて不要な部分をエッチング除去する。
【0005】次に図3(c) に示すように、多結晶シリコ
ン膜29,ボロン燐シリケートガラス膜(BPSG膜)
30を順次堆積し、この上にコンタクト孔開口用のフォ
トレジストパターン31を形成して、BPSG膜30を
エッチングする。多結晶シリコン膜29はこのBPSG
膜30のエッチングの際のストッパとなる。
【0006】次に図4(a) に示すように、コンタクト開
口に露出した多結晶シリコン膜29をエッチング除去し
た後、フォトレジストパターン31を剥離して、水蒸気
雰囲気中で熱処理を行って、コンタクト開口部以外に残
された多結晶シリコン膜を酸化膜32に変えると同時に
BPSG膜30をリフローさせて平坦化する。この熱処
理工程でシリコン窒化膜28はゲート電極等の酸化を防
止する役目をする。
【0007】その後、図4(b) に示すように、コンタク
ト開口部のシリコン窒化膜28およびその下のシリコン
酸化膜27をエッチングして拡散層26を露出させ、多
結晶シリコン膜或いは金属膜等により電極配線33を形
成する。
【0008】この様な従来のコンタクト形成プロセスで
は、BPSG膜堆積の前に、酸化防止膜としてのシリコ
ン窒化膜とエッチングストッパとしての多結晶シリコン
膜の堆積工程を必要とする。しかも、シリコン窒化膜は
シリコン酸化膜と熱膨脹係数が大きく異なるため、スト
レスによるトランジスタ特性の劣化を防止する必要があ
り、そのため予めシリコン窒化膜の不要な部分を選択エ
ッチングする工程が含まれる。したがって、全体として
工程が非常に複雑になり、その結果製品コストの上昇や
歩留まり低下等の問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の微
細コンタクト形成プロセスは、工程が複雑で製品コスト
上昇や歩留まり低下をもたらすという問題があった。
【0010】本発明はこの様な事情を考慮してなされた
もので、ストレス等によるトランジスタ特性の劣化を確
実に防止しながら、微細コンタクト形成プロセスを簡略
化した半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は、拡散層が形成された半導体基板上にシリ
コン酸化膜と不純物ドープのシリケートガラス膜を積層
形成し、このシリケートガラス膜上に前記拡散層に対す
るコンタクト部に開口を有する耐エッチングマスクを形
成して、異方性エッチングにより前記開口に露出するシ
リケートガラス膜を途中までエッチングした後、等方性
エッチングにより残りのシリケートガラス膜を前記シリ
コン酸化膜が露出するまでエッチングする。そしてコン
タクト部のシリコン酸化膜をエッチングして拡散層を露
出させ、露出した拡散層にコンタクトする電極配線を形
成する。
【0012】
【作用】本発明は、等方性エッチングではシリケートガ
ラス膜とシリコン酸化膜の選択比が大きくとれることを
利用している。但し、等方性エッチングのみでシリケー
トガラス膜のエッチングを行なうと、サイドエッチング
によりコンタクト開口の面積が不要に大きくなる。その
ため、シリケートガラス膜のエッチングを途中までは異
方性エッチングで行なう。これにより、多結晶シリコン
膜をエッチングストッパとして用いることなく、シリケ
ートガラス膜に微細コンタクト開口を開けることができ
る。
【0013】エッチングストッパとして多結晶シリコン
膜を用いた場合には、シリケートガラス膜のリフローの
熱処理工程で多結晶シリコン膜を同時に酸化膜に変える
必要があることから、この熱処理工程を酸化性雰囲気で
行なうことが必要であったのに対して、本発明では多結
晶シリコン膜を用いないから、この熱処理工程を非酸化
性雰囲気中で行なうことができる。したがって酸化防止
のためのシリコン窒化膜を設ける必要もない。
【0014】その結果、熱膨脹係数の差によるストレス
発生という問題もなく、またその様なストレスを小さく
するための不要な部分のシリコン窒化膜のエッチングと
いう工程も必要としない。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0016】図1〜図2は、本発明の一実施例によるM
OS型半導体装置の製造工程を示す断面図である。図1
(a) に示すように、シリコン基板11上にゲート酸化膜
12を介して多結晶シリコン膜によるゲート電極13を
パターン形成する。ゲート電極13上にはこれと同時に
パターン形成されるCVDシリコン酸化膜14が積層さ
れている。これらゲート電極13とシリコン酸化膜14
の側壁にはCVDシリコン窒化膜15によるサイドウォ
ールを形成する。その後、不純物のイオン注入によりソ
ース,ドレイン拡散層16を形成する。ここまでの工程
は、従来と変わらない。
【0017】その後全面に、TEOS(Tetra Ethyl
Ortho Silicate )をガスソースとして、減圧下で
薄いシリコン酸化膜17と厚いBPSG膜18を順次積
層形成する。この方法では、シリコン酸化膜17を基板
上に均一性よく堆積形成することができる。そして次
に、これらの積層膜上にコンタクト開口用の耐エッチン
グマスクとしてフォトレジストパターン19を形成す
る。
【0018】そして、図2(a) に示すように、BPSG
膜18を選択エッチングする。このエッチング工程は、
BPSG膜18の途中までは異方性ドライエッチングで
あるRIEを用い、残りのBPSG膜は等方性ドライエ
ッチングであるCDEを用いる。CDEではシリコン酸
化膜17がBPSG膜エッチングのストッパとして作用
するため、コンタクト開口部のBPSG膜18をきれい
にエッチングすることができる。
【0019】その後図2(b) に示すように、フォトレジ
ストパターン19を除去して、窒素ガス等の非酸化性雰
囲気中で熱処理してBPSG膜18をリフローさせて平
坦化した後、異方性ドライエッチングであるRIEまた
は弗化アンモニウム溶液を用いてシリコン酸化膜17を
エッチング除去し、多結晶シリコン膜または金属膜によ
り拡散層16にコンタクトする電極配線20を形成す
る。
【0020】こうしてこの実施例によれば、シリコン窒
化膜を用いることなく、したがって熱処理工程でストレ
スを生じることなく、電極配線コンタクトを形成するこ
とができる。また、シリコン窒化膜を用いた場合のスト
レスを小さくするためのシリコン窒化膜エッチングとい
う工程もないから、全体として工程は簡略化されてい
る。これにより、製品コストの低減,歩留まり向上が図
られる。
【0021】なお実施例では、BPSG膜を用いたが、
これに代って、燐シリケートガラス(PSG)膜、ボロ
ンシリケートガラス(BSG)膜等を用いることもでき
る。また実施例では、CVDシリコン窒化膜のサイドウ
ォール付のMOSトランジスタを用いて、フォトレジス
トパターンの窓より小さいコンタクトをゲート電極間に
セルフアラインで形成する場合を説明したが、この様な
サイドウォールのないMOSトランジスタを集積形成す
る場合にも本発明は有効である。その場合もコンタクト
電極配線がゲート電極と短絡する事態は当然防止する必
要がある。そのためには例えばゲート電極の側壁を熱酸
化膜でカバーする。その他本発明はその趣旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
トレス等による素子特性劣化をもたらすことなく、コン
タクト形成プロセスを簡略化した半導体装置の製造方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるコンタクト形成工程断
面図(前半)。
【図2】本発明の一実施例によるコンタクト形成工程断
面図(後半)。
【図3】従来例によるコンタクト形成工程断面図(前
半)。
【図4】従来例によるコンタクト形成工程断面図(後
半)。
【符号の説明】
11…シリコン基板、 12…ゲート酸化膜、 13…ゲート電極、 14…シリコン酸化膜、 15…シリコン窒化膜、 16…拡散層、 17…シリコン酸化膜、 18…BPSG膜、 19…フォトレジストパターン、 20…電極配線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】拡散層が形成された半導体基板上にシリコ
    ン酸化膜と不純物ドープのシリケートガラス膜を積層形
    成する工程と、 前記シリケートガラス膜上に前記拡散層に対するコンタ
    クト部に開口を有する耐エッチングマスクを形成する工
    程と、 異方性エッチングにより前記開口に露出するシリケート
    ガラス膜を途中までエッチングした後、等方性エッチン
    グにより残りのシリケートガラス膜を前記シリコン酸化
    膜が露出するまでエッチングする工程と、 前記コンタクト部のシリコン酸化膜をエッチングして、
    前記拡散層を露出させる工程と、 露出した前記拡散層にコンタクトする電極配線を形成す
    る工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】拡散層が形成された半導体基板上にシリコ
    ン酸化膜と不純物ドープのシリケートガラス膜を積層形
    成する工程と、 前記シリケートガラス膜上に前記拡散層に対するコンタ
    クト部に開口を有する耐エッチングマスクを形成する工
    程と、 異方性エッチングにより前記開口に露出するシリケート
    ガラス膜を途中までエッチングした後、等方性エッチン
    グにより残りのシリケートガラス膜を前記シリコン酸化
    膜が露出するまでエッチングする工程と、 前記耐エッチングマスクを除去して前記シリケートガラ
    ス膜をリフローさせる工程と、 前記コンタクト部のシリコン酸化膜をエッチングして、
    前記拡散層を露出させる工程と、 露出した拡散層にコンタクトする電極配線を形成する工
    程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP1132992A 1992-01-24 1992-01-24 半導体装置の製造方法 Pending JPH05206056A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385908B1 (ko) * 2000-06-20 2003-06-02 (주)지에스티산업 부식방지를 위한 용접형 벨로우즈의 제조방법과 그 지그
KR100722246B1 (ko) * 2005-12-27 2007-05-29 주식회사 티케이디 익스팬션죠인트의 벨로우즈 보강용 콘트롤링

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100385908B1 (ko) * 2000-06-20 2003-06-02 (주)지에스티산업 부식방지를 위한 용접형 벨로우즈의 제조방법과 그 지그
KR100722246B1 (ko) * 2005-12-27 2007-05-29 주식회사 티케이디 익스팬션죠인트의 벨로우즈 보강용 콘트롤링

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