JP3318637B2 - コンタクト構造およびその製造方法 - Google Patents

コンタクト構造およびその製造方法

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JP3318637B2 JP10082194A JP10082194A JP3318637B2 JP 3318637 B2 JP3318637 B2 JP 3318637B2 JP 10082194 A JP10082194 A JP 10082194A JP 10082194 A JP10082194 A JP 10082194A JP 3318637 B2 JP3318637 B2 JP 3318637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の配線のコ
ンタクト構造、特にはDRAMのビット線のコンタクト
構造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のDRAMのビットコンタクトで
は、キャパシタのプレート電極を貫通して該プレート電
極に対して自己整合的にビット線が分離されている。す
なわち、ビットコンタクトのコンタクトホール側壁に側
壁絶縁膜を形成することで、プレート電極とビット線と
を電気的に分離している。そのような構造を採用したD
RAMのメモリセルでは、第1層目の金属配線がビット
線に用いられているので、この金属配線でプレート電極
の取り出しはできない。そのため、第2層目の金属配線
でプレート電極を取り出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のプレート電極の取り出しでは、第2層目の金属配線
をプレート電極に接続するたのコンタクトホールの深さ
が非常に深くなる。そこで、コンタクトホールのアスペ
クト比を小さくするために、コンタクトホールを、例え
ば5μm〜10μm程度の径に形成する必要が生じる。
このような大きな径のコンタクトホールを形成すること
は、配線幅の増大を招いて高集積化に逆行するためにで
きない。また深いコンタクトホールに金属配線を形成す
ることは、コンタクトの信頼性が低下するためにできな
い。
【0004】本発明は、アスペクト比を小さくするコン
タクト構造,DRAMのビット線のコンタクト構造およ
びそれらの製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたコンタクト構造およびその製造方
法である。コンタクト構造は以下のようになっている。
すなわち、基板上にはダミーパターンが形成されてい
る。このダミーパターンの少なくとも一側壁にかけて導
電性パターンが形成されている。そしてそれらを覆う状
態に層間絶縁膜が形成されている。またダミーパターン
の側壁部分に形成した導電性パターンにかかる状態にコ
ンタクトホールが層間絶縁膜から導電性パターンにかけ
て形成されている。そのコンタクトホールの側壁には側
壁絶縁膜が形成され、また層間絶縁膜上にはコンタクト
ホールを通して導電性パターンに接続する配線が形成さ
れている。
【0006】また上記コンタクト構造において、ダミー
パターンをDRAMの記憶ノードと同一層から形成し、
導電性パターンをDRAMのキャパシタのプレート電極
を延長して形成して、配線はDRAMのビット線と同一
層で形成した構造のものである。
【0007】上記コンタクト構造では、複数個のコンタ
クトホールを設けてもよい。その場合には、そのうちの
少なくとも一つのコンタクトホールは、他のコンタクト
ホールに対してダミーパターン側またはその反対側にず
らした位置で、かつダミーパターンの側壁部分に形成し
た導電性パターンにかかる状態に形成される。
【0008】コンタクト構造の製造方法は、第1工程
で、少なくとも表面が絶縁性の基板上にダミーパターン
を形成する。第2工程で、ダミーパターンの少なくとも
一側壁にかけて導電性パターンを形成する。第3工程
で、ダミーパターンと導電性パターンとを覆う状態にし
て基板上に層間絶縁膜を形成する。第4工程で、ダミー
パターンの側壁部分に形成した導電性パターンに掛かる
コンタクトホールを層間絶縁膜に形成する。そして第5
工程で、コンタクトホールの側壁に側壁絶縁膜を形成し
た後、コンタクトホール内を通して導電性パターンに接
続する配線を層間絶縁膜上に形成する。
【0009】上記製造方法において、予め、コンタクト
ホールを形成しようとする位置の下方の基板上層に拡散
層を形成する。
【0010】
【作用】上記コンタクト構造では、基板上のダミーパタ
ーンの側壁部分に形成した導電性パターンにかかる状態
にコンタクトホールが配置されている。このため、コン
タクトホールのアスペクト比は小さくなる。またコンタ
クトホールに側壁絶縁膜が形成されていても、コンタク
トホールに形成した配線はコンタクトホールの底部で導
電性パターンと接続される。したがって、配線と導電性
パターンとは電気的に接続される。
【0011】また、ダミーパターンをDRAMの記憶ノ
ードと同一層から形成し、導電性パターンをDRAMの
キャパシタのプレート電極を延長したもので形成して、
配線をDRAMのビット線と同一層で形成したことか
ら、ビット線と同一層の配線は導電性パターンを介して
プレート電極に接続される。そしてコンタクトホールは
ダミーパターンの高さ程度、浅くなるので、そのアスペ
クト比は小さくなる。
【0012】上記複数のコンタクトホールを形成したコ
ンタクト構造では、少なくとも一つのコンタクトホール
が、他のコンタクトホールに対してダミーパターン側ま
たはその反対側にずれた位置でかつダミーパターンの側
壁部分に形成した導電性パターンにかかる状態に形成さ
れている。このため、少なくとも一つのコンタクトホー
ルを導電性パターンに接続するように形成するのであれ
ば、コンタクトホールを形成する際のマスク合わせ余裕
が大きくなる。
【0013】上記コンタクト構造の製造方法では、ダミ
ーパターンの側壁部分に導電性パターンが形成されるこ
とから、その部分の導電性パターンの膜厚はコンタクト
ホールの形成方向に対して他の部分の導電性パターンよ
りも厚くなる。このため、コンタクトホールを形成した
時に側壁部分に導電性パターンは残る。したがって、コ
ンタクトホールに形成される配線と導電性パターンとが
接続される。
【0014】また、予め、コンタクトホールを形成しよ
うとする位置の下方の基板上層に拡散層を形成すること
から、コンタクトホールを形成する際にオーバエッチン
グを行っても、基板が掘れることがなくなる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1の概略構成断面図によ
り説明する。
【0016】図1に示すように、基板11の表面には絶
縁膜12が形成されている。この絶縁膜12上にはダミ
ーパターン13が形成されている。また、絶縁膜12上
には、ダミーパターン13の側壁部分13sからその上
面13uにかけて、導電性パターン14が形成されてい
る。さらに絶縁膜12上には、上記ダミーパターン13
と導電性パターン14とを覆う状態に層間絶縁膜15が
形成されている。
【0017】そして層間絶縁膜15から導電性パターン
14にかけて、上記ダミーパターン13の側壁部分13
sに形成さている導電性パターン14にかかる状態にコ
ンタクトホール16が形成されている。そのコンタクト
ホール16の側壁には側壁絶縁膜17が形成されてい
る。
【0018】そして層間絶縁膜15上には、上記コンタ
クトホール16を通して導電性パターン14に接続する
配線18が形成されている。この配線18は、コンタク
トホール16内に設けた金属プラグ19とそれに接続す
るもので層間絶縁膜15上に形成した金属配線20とか
らなる。上記の如くに、コンタクト構造は構成されてい
る。
【0019】上記コンタクト構造では、ダミーパターン
13の側壁部分13sに形成した導電性パターン14に
かかる状態にコンタクトホール16が配置されているこ
とから、コンタクトホール16の深さがダミーパターン
13の高さ程度浅くなる。そのため、コンタクトホール
16のアスペクト比は小さくなる。またコンタクトホー
ル16に側壁絶縁膜17が形成されていても、コンタク
トホール16に形成した配線18はコンタクトホール1
6の底部で導電性パターン14に接続される。また側壁
部分13sに形成されている導電性パターン14はダミ
ーパターン13の側壁に沿って形成されているので、そ
の他の部分の導電性パターン14に連続している。した
がって、配線18と導電性パターン14とは電気的に接
続される。
【0020】次に上記図1で説明したコンタクト構造
を、自己整合的に分離したビット線を有するDRAMの
コンタクト構造に適用した例を、図2の概略構成断面図
によって説明する。
【0021】図2に示すように、基板31の表面にはL
OCOS酸化膜32が形成されている。LOCOS酸化
膜32上には層間絶縁膜51が形成されている。この層
間絶縁膜51上には、DRAMの記憶ノードと同一層か
らなるダミーパターン33が形成されている。このダミ
ーパターン33は、例えば数100nmの膜厚のDOP
OS(Doped poly-Silicon )からなる。その表面に
は、例えばキャパシタ誘電体膜と同一層からなる誘電体
膜34が形成されている。この誘電体膜34は、例えば
酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と酸化シリコン膜とを
積層したものからなる。
【0022】また、層間絶縁膜51上には、ダミーパタ
ーン33の側壁部分33sからその上面33uにかけ
て、DRAMのキャパシタのプレート電極を延長してな
る導電性パターン35が形成されている。この導電性パ
ターン35は、例えば数100nmの膜厚のDOPOS
からなる。
【0023】さらにLOCOS酸化膜32上には、上記
ダミーパターン33と導電性パターン35とを覆う状態
に層間絶縁膜36が形成されている。この層間絶縁膜3
6は、例えばホウ素リンシリケートガラス(BPSG)
をリフロー処理したものからなる。
【0024】そして層間絶縁膜36から導電性パターン
35にかけて、上記ダミーパターン33の側壁部分33
sに形成さている導電性パターン35にかかる状態にコ
ンタクトホール37が形成されている。そのコンタクト
ホール37の側壁には側壁絶縁膜38が形成されてい
る。この側壁絶縁膜38は例えば酸化シリコン膜で形成
される。
【0025】そしてコンタクトホール37の内部には、
例えば窒化チタン膜とチタン膜とからなる密着層39を
介して、例えばタングステンからなるプラグ40が形成
されている。そして上記層間絶縁膜37上には、上記プ
ラグ40に接続する配線41が形成されている。この配
線41は、DRAMのビット線と同一層で形成され、例
えばアルミニウム系金属からなる。
【0026】上記コンタクト構造では、ダミーパターン
33がDRAMの記憶ノードと同一層から形成されてい
て、導電性パターン35がDRAMのキャパシタのプレ
ート電極を延長したもので形成され、そして配線41が
DRAMのビット線と同一層で形成されていることか
ら、配線41はプラグ40と導電性パターン35とを介
してプレート電極に接続される。そしてコンタクトホー
ル37はダミーパターンの33高さ程度、浅くなるの
で、そのアスペクト比は小さくなる。
【0027】次にコンタクトホールの配置の一例を、図
3のレイアウト図によって説明する。
【0028】図の(1)に示すように、上記コンタクト
ホール16は複数個、例えばコンタクトホール16A,
16B,16Cからなる。各コンタクトホール16A〜
16Cのうち、例えば少なくとも一つのコンタクトホー
ル16Aは、他のコンタクトホール16B,16Cに対
してダミーパターン13側にずれた位置でかつダミーパ
ターン13の側壁部分13sに形成した導電性パターン
14(斜線で示す部分)にかかる状態に配置されてい
る。
【0029】または図の(2)に示すように、各コンタ
クトホール16A〜16Cのうち、例えば少なくとも一
つのコンタクトホール16Aは、他のコンタクトホール
16B,16Cに対してダミーパターン13側とは反対
側にずれた位置でかつダミーパターン13の側壁部分1
3sに形成した導電性パターン14(斜線で示す部分)
にかかる状態に配置されている。
【0030】または図の(3)に示すように、各コンタ
クトホール16A〜16Cはいずれもダミーパターン1
3の側壁部分13sに形成した導電性パターン14(斜
線で示す部分)にかかる状態に配置されている。しか
も、例えばコンタクトホール16Aはダミーパターン1
3の側壁部分13sに形成した導電性パターン14が中
央になる状態に配置されている。またコンタクトホール
16Bはダミーパターン16側にずれて配置され、コン
タクトホール16Cはダミーパターン16とは反対側に
ずれて配置されている。
【0031】上記配置例では、3個のコンタクトホール
の場合を説明したが、コンタクトホール数が2個であっ
ても、または4個以上であっても、少なくとも一つのコ
ンタクトホールを他のコンタクトホールに対してずらし
て配置することは可能である。
【0032】上記コンタクトホールの配置例では、複数
形成したコンタクトホール16A〜16Cのうちの少な
くとも一つが、他のものに対してダミーパターン13側
またはその反対側にずれた位置でかつダミーパターン1
3の側壁部分13sに形成した導電性パターン14にか
かる状態に形成されることから、少なくとも一つのコン
タクトホール16(例えば16A)が導電性パターン1
4に接続される。このため、コンタクトホール16A〜
16Cを形成する際のマスク合わせ余裕が大きくなる。
このような配置を採用できるコンタクトホールには、例
えばDRAMのプレート電極を取り出すためのコンタク
トホールがある。
【0033】次に上記コンタクト構造の製造方法の一例
を、DRAMを例にして、図4,図5の製造工程図(そ
の1),(その2)によって説明する。なお、図では、
上記図2と同様の構成部品には同一符号を付す。
【0034】図4の(1)に示すように、LOCOS酸
化法,改良LOCOS酸化法等の素子分離技術によっ
て、例えばシリコンからなる基板31の上層の所定の位
置に、LOCOS酸化膜32を形成する。図示はしない
が、さらに上記基板31にトランジスタを形成する。そ
して例えばCVD法によって、上記トランジスタ側の基
板31の全面を覆う状態に層間絶縁膜51を形成する。
【0035】その後第1工程を行う。この工程では、例
えばCVD法によって、例えばDOPOS(Doped pol
y-Silicon )膜を例えば数100nmの膜厚に成膜す
る。その後リソグラフィー技術とエッチングとによっ
て、DOPOS膜をパターニングして、記憶ノード(図
示せず)とダミーパターン33とを形成する。その後、
CVD法によって、上記記憶ノードの表面を覆う状態
に、誘電体膜34を形成する。この誘電体膜34は、例
えば、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と酸化シリコン
膜とを順次積層して形成される。
【0036】次いで図4の(2)に示す第2工程を行
う。この工程では、ダミーパターン33の側壁部分33
sからその上面33uにかけて、DRAMのキャパシタ
のプレート電極(図示せず)を延長してなる導電性パタ
ーン35を形成する。上記プレート電極と導電性パター
ン35を形成するには以下のようにする。例えばCVD
法によって、100nm程度の膜厚のpoly−Si膜
を成膜する。その後、リソグラフィー技術とエッチング
とによって、上記poly−Si膜をパターニングす
る。そしてプレート電極とそれを延長してなる導電性パ
ターン35を形成する。
【0037】続いて図4の(3)に示す第3工程を行
う。この工程では、例えばCVD法によって、上記ダミ
ーパターン33と導電性パターン35側の全面に層間絶
縁膜36を成膜する。層間絶縁膜36は、数100nm
の膜厚のホウ素リンシリケートガラス(BPSG)膜か
らなり、表面リフロー処理されている。
【0038】次いで図5の(4)に示す第4工程を行
う。この工程では、リソグラフィー技術とエッチングと
によって、層間絶縁膜36から導電性パターン35にか
けて、上記ダミーパターン33の側壁部分33sに形成
さている導電性パターン35にかかる状態にコンタクト
ホール37を形成する。このとき、オーバエッチングを
行うので、コンタクトホール37は層間絶縁膜51,L
OCOS酸化膜32,基板31にまで達し、基板31が
掘れる状態になる。特にコンタクトホール37がダミー
パターン33とは反対側にずれて形成された場合には、
基板31の掘られる面積が大きくなる。
【0039】その後図5の(5)に示す第5工程を行
う。この工程では、酸化シリコン膜を成膜した後異方性
エッチングによってエッチバックする通常のサイドウォ
ール形成技術によって、コンタクトホール37の側壁に
側壁絶縁膜38を形成する。この側壁絶縁膜38は例え
ば酸化シリコン膜で形成する。
【0040】さらに,CVD法,スパッタ法,蒸着法等
の成膜技術によって、コンタクトホール37の内壁を含
む上記層間絶縁膜36上に、例えば窒化チタン膜とチタ
ン膜とを積層してなる密着層39を形成する。続いて、
CVD法によって、コンタクトホール37の内部に埋め
込む状態にタングステン膜を形成した後、それをエッチ
バックするブランケットタングステン法によって、コン
タクトホール37の内部にタングステンプラグ40を形
成する。
【0041】その後、CVD法,スパッタ法,蒸着法等
の成膜技術によって、上記層間絶縁膜37上に上記タン
グステン膜でプラグ40に接続する配線形成膜を成膜す
る。そしてリソグラフィー技術とエッチングとによっ
て、配線形成膜をパターニングして、プラグ40に接続
する配線41を形成する。この配線40はDRAMのビ
ット線と同一層であって、例えばアルミニウム系金属で
形成される。
【0042】上記コンタクト構造の製造方法では、ダミ
ーパターン33の側壁部分33sに導電性パターン35
が形成されることから、その部分の導電性パターン35
の膜厚はエッチング方向に対して他の部分の導電性パタ
ーン35よりも厚くなる。このため、コンタクトホール
37を形成した時に側壁部分33sに導電性パターン3
5は残る。したがって、プレート40と密着層39とを
介して配線41と導電性パターン35とが接続される。
【0043】上記のようにコンタクト構造の製造方法を
DRAMに適用した場合には、ダミーパターン33をD
RAMの記憶ノードと同一層で形成し、導電性パターン
35をDRAMのキャパシタのプレート電極を延長して
形成することで、成膜工程やリソグラフィー工程を増加
することなく、導電性パターン35を介してDRAMの
プレート電極を取り出すコンタクトホール37が容易に
形成される。
【0044】次にコンタクトホール37を形成する際に
基板31が掘られるのを防止する方法を図6の製造工程
図によって説明する。図6の(1)に示すように、上記
図3で説明した第1工程の前に、予め、コンタクトホー
ル37を形成しようとする位置の下方における基板31
の上層に拡散層61を形成する。この拡散層61を形成
するには、まずレジスト塗布技術とリソグラフィー技術
によって、レジストマスクを形成する。続いてレジスト
マスクを用いたイオン注入法によって、拡散層61を形
成する不純物を基板31に導入する。その後、アッシン
グ処理等によってレジストマスクを除去する。そしてア
ニール処理を行うことによって、導入した不純物を基板
31中に拡散させ、拡散層61を形成する。そして上記
図4の(1)〜図4の(3)によって説明したと同様の
プロセスを行って、基板31上に、層間絶縁膜51,ダ
ミーパターン33,導電性パターン35,層間絶縁膜3
6等を形成する。
【0045】次いで図6の(2)に示すように、上記図
5の(4)で説明した第4工程を行う。この工程では、
リソグラフィー技術とエッチングとによって、層間絶縁
膜36から導電性パターン35にかけて、上記ダミーパ
ターン33の側壁部分33sに形成さている導電性パタ
ーン35にかかる状態にコンタクトホール37を形成す
る。このとき、基板31の上層には拡散層61が形成さ
れているので、コンタクトホール37を形成するエッチ
ングを行った際にオーバエッチングを行っても、基板3
1はほとんどエッチングされない。
【0046】その後図6の(3)に示すように、上記図
5の(5)で説明した第5工程を行う。この工程では、
コンタクトホール37の側壁に側壁絶縁膜38を形成す
る。そして、コンタクトホール37の内部に密着層39
を介してプラグ40を形成する。さらに層間絶縁膜37
上にプラグ40に接続する配線41を形成する。
【0047】上記のように、予めコンタクトホール37
を形成しようとする位置の下方における基板上31の上
層に拡散層61を形成することから、コンタクトホール
37を形成する際にオーバエッチングを行っても、基板
31が掘れることがなくなる。したがって、コンタクト
ホール37がずれて形成された場合でも基板31が掘れ
ることがなくなる。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ダミーパターンの側壁部分の導電性パターンにかかる状
態にコンタクトホールが配置されているので、およそダ
ミーパターンの高さ分だけコンタクトホールのアスペク
ト比を小さくできる。またコンタクトホールに側壁絶縁
膜が形成されていても、配線はコンタクトホールの底部
で導電性パターンと接続されるので、配線と導電性パタ
ーンとは電気的に接続することが可能になる。したがっ
て、コンタクトホール径を小さくできるので配線の高集
積化が図れるとともに、コンタクト構造の信頼性の向上
が図れる。
【0049】また、ダミーパターンをDRAMの記憶ノ
ードと同一層で形成し、導電性パターンをDRAMのプ
レート電極を延長したもので形成して、配線をビット線
と同一層で形成した発明によれば、DRAMのコンタク
ト構造においても上記同様の効果が得られる。
【0050】複数のコンタクトホールを形成したコンタ
クト構造の発明によれば、導電性パターンにかかる状態
に配置されるコンタクトホールが複数になるので、コン
タクトホールを形成する際のマスク合わせ余裕を大きく
することができる。
【0051】本発明のコンタクト構造の製造方法によれ
ば、ダミーパターンの側壁部分に導電性パターンを形成
したことにより、側壁部分の導電性パターンの膜厚は厚
くなるので、コンタクトホールの形成時に側壁部分に導
電性パターンは残る。したがって、配線と導電性パター
ンとを接続することができる。
【0052】また、予め、コンタクトホールを形成しよ
うとする位置の下方の基板上層に拡散層を形成する方法
によれば、コンタクトホールを形成する際にオーバエッ
チングを行っても、基板が掘れることがなくなる。した
がって、コンタクトホールが埋めきれなくなることはな
いので、コンタクト構造の信頼性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略構成断面図である。
【図2】DRAMに適用した例の概略構成断面図であ
る。
【図3】コンタクトホールの配置例の説明図である。
【図4】実施例の製造工程図(その1)である。
【図5】実施例の製造工程図(その2)である。
【図6】拡散層を形成した場合の製造工程図である。
【符号の説明】
11 基板 13 ダミーパタ
ーン 13s 側壁部分 14 導電性パタ
ーン 15 層間絶縁膜 16 コンタクト
ホール 17 側壁絶縁膜 18 配線 31 基板 33 ダミーパタ
ーン 33s 側壁部分 35 導電性パタ
ーン 36 層間絶縁膜 37 コンタクト
ホール 41 配線 61 拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8242 H01L 21/768 H01L 27/108

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面が絶縁性の基板上に形成
    したダミーパターンと、 前記ダミーパターンの少なくとも一側壁にかけて形成し
    た導電性パターンと、 前記ダミーパターンと導電性パターンとを覆う状態にし
    て前記基板上に形成した層間絶縁膜と、 前記ダミーパターンの側壁部分に形成した前記導電性パ
    ターンにかかる状態にして前記層間絶縁膜から前記導電
    性パターンにかけて形成したコンタクトホールと、 前記コンタクトホールの側壁に形成した側壁絶縁膜と、 前記コンタクトホールを通して前記導電性パターンに接
    続するもので前記層間絶縁膜上に形成した配線とからな
    ることを特徴とするコンタクト構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンタクト構造におい
    て、 前記ダミーパターンは、DRAMの記憶ノードと同一層
    からなるもので少なくとも表面が絶縁性の基板上に形成
    され、 前記導電性パターンは、DRAMのキャパシタのプレー
    ト電極を延長してなるもので前記ダミーパターンの少な
    くとも一側壁にかけて形成され、 前記配線はDRAMのビット線と同一層で形成されるこ
    とを特徴とするコンタクト構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のコンタク
    ト構造において、 前記コンタクトホールは複数個からなり、 前記各コンタクトホールのうちの少なくとも一つのコン
    タクトホールは、他のコンタクトホールに対して前記ダ
    ミーパターン側または該ダミーパターンとは反対側にず
    れた位置でかつ該ダミーパターンの側壁部分に形成した
    導電性パターンにかかる状態に形成されていることを特
    徴とするコンタクト構造。
  4. 【請求項4】 少なくとも表面が絶縁性の基板上にダミ
    ーパターンを形成する第1工程と、 前記ダミーパターンの少なくとも一側壁にかけて導電性
    パターンを形成する第2工程と、 前記ダミーパターンと導電性パターンとを覆う状態にし
    て前記基板上に層間絶縁膜を形成する第3工程と、 前記ダミーパターンの側壁部分に形成した前記導電性パ
    ターンにかかる状態のコンタクトホールを前記層間絶縁
    膜から前記導電性パターンにかけて形成する第4工程
    と、 前記コンタクトホールの側壁に側壁絶縁膜を形成した
    後、該コンタクトホールを通して前記導電性パターンに
    接続する配線を前記層間絶縁膜上に形成する第5工程と
    からなることを特徴とするコンタクト構造の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンタクト構造の製造方
    法において、 予め、コンタクトホールを形成しようとする位置の下方
    の基板上層に拡散層を形成することを特徴とするコンタ
    クト構造の製造方法。
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