JP2873143B2 - 新規なアルキレンジアンモニウム ジクラブラネート誘導体、その製造方法並びにその使用 - Google Patents
新規なアルキレンジアンモニウム ジクラブラネート誘導体、その製造方法並びにその使用Info
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Description
新規なアルキレンジアンモニウム ジクラブラネート誘
導体、その製造法並びにクラブラン酸及びこれの製薬上
許容し得るアルカリ塩例えばクラブラン酸カリウムの製
造用の中間体化合物としてその使用に関する。
d) 即ち(2R,5R,Z)−3−(2−ヒドロキシエ
チリデン)−7−オキソ−4−オキサ−1−アザビシク
ロ−〔3,2,0〕−ヘプタン−2−カルボン酸は次の
構造式: を有する既知化合物である。
−ラクタメーゼ(lactamase) の阻害剤として活性であ
り、即ちグラム陽性及びグラム陰性微生物によって産生
されるβ−ラクタメーゼを阻害する。それ故、クラブラ
ン酸及びその塩はβ−ラクタム抗生物質の不活性化を阻
止するため医薬製剤として使用される。市販の製剤は、
クラブラン酸それ自体がかなり不安定である故にクラブ
ラン酸の安定なカリウム塩をアンモキシシリン3水和物
と組合せて含有する。
類(Streptomycetes)の菌株例えばS.clavuligerus NR
RL 3585、 S.jumoninensis NRRL 574
1、S. Katsurahamanus IFO 13716及びストレ
プトミセス種 P6621FERM P2804に属す
る種々の微生物から醗酵法によって得られる。
1,508,977号に開示された。然しながら該英国
特許に記載されるクラブラン酸の製造方法は時間がかゝ
り、種々のクロマトグラフ法により精製物を抽出するこ
とに基づく。クラブラン酸の塩は、醗酵液の濾液に存在
するクラブラン酸アニオンをアニオン系交換樹脂上に結
合させ、続いて電解質により該交換樹脂からクラブラン
酸アニオンを溶離させ、得られた溶離液を脱塩し、脱塩
済みの溶離液を別のアニオン系交換樹脂に通送させ、続
いて電解質により該交換樹脂からクロマトグラフ法で溶
離させ、得られた溶離液を反復脱塩し、溶剤を除去する
ことにより得られる。
ィーのカラムを使用することを必要とし、従ってかなり
の投資を消費させ;更には大規模生産への応用性は制限
される。
分の工程がクラブラン酸がとても不安定な水性媒質中で
行われるという事実である。
た醗酵方法を開示しており、該方法では媒質のpH値を
6.3〜6.7の範囲内に維持しており、これによって
所望の化合物が増大した収量で得られる。クラブラン酸
カリウムの如きクラブラン酸の塩は複交換によりクラブ
ラン酸リチウムから得られる。
ラブラン酸及びその製薬上許容し得る塩の製造方法によ
ると、交換樹脂による精製物の抽出方法は大分回避され
ている。この欧州特許の方法はクラブラン酸の第3級ブ
チルアミン塩を好ましくはそのアセトン溶媒和物の形で
製造することに基づく。クラブラン酸の第3級ブチルア
ミン塩は、英国特許第1,508,977号に記載され
る如き方法により製造された抽出物好ましくは酢酸エチ
ル抽出物をアセトンの如き有機溶剤中で第3級ブチルア
ミンで処理することにより製造され、続いて単離したク
ラブラン酸の第3級ブチルアミン塩をクラブラン酸又は
これの製薬上許容し得る塩に転化させる。
単な要領でクラブラン酸及びカリウム塩の如きこれの製
薬上許容し得る塩を製造するものであり、かくしてクラ
ブラン酸産生微生物を用いての醗酵後に有機溶剤中に既
知の要領で得られしかもクラブラン酸が粗製の形で存在
する抽出物の濃厚物から単離により高収率及び高純度で
所望の物質を得るものである。
62993号公報に記載される如くストレプトミセス属
P6621 FERM P2804のクラブラン酸産
生微生物を用いての醗酵後に得られた醗酵液を常法で処
理してから溶剤抽出することにより達成され、溶剤抽出
で有機溶剤中の粗製クラブラン酸の溶液が得られる。
ソブチルケトン又はブタノールであり、好ましい溶剤は
酢酸エチルである。
g/lの粗製のクラブラン酸濃度にまで及び6g/l以
下の残留水含量にまで蒸発により濃縮する。得られた有
機溶剤中の抽出液例えば酢酸エチル抽出液を更に活性炭
で処理して何れかの着色物質を除去する。
I): 〔式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は水素原子、1〜8
個の炭素原子を有する直鎖又分枝鎖アルキル基、アリー
ルアルキル基(但しアルキル基はメチル又はエチル基で
あり、アリール基は随意にメチル、メトキシ、ニトロ又
はハロ(クロロ又はブロモ)基によりパラ置換されたフ
ェニル基であり、アルキル連鎖上のアリール基はα−又
はβ−位にある)、2〜4個の炭素原子を有するヒドロ
キシアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するN−アル
キル又はN,N−ジアルキル基により随意に置換された
2〜4個の炭素原子を有するアミノアルキル基を表わす
か、あるいはR1 とR2 又はR3 とR4 は個々に一緒に
なって3〜6個のメチレン基を有する環状アルキレン環
を表わし、これらのメチレン基の1つは酸素又は硫黄原
子又はイミノ基によって随意に置換されており、R5 は
水素原子又はメチル基を表わし、nは1〜3の整数であ
る〕の置換アルキレンジアミンと反応させて次式
(I): (式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びnは前記の意
義を有する)のアルキレンジアンモニウム ジクラブラ
ネートを生成する。これらの塩は新規であり、従来文献
には未だ記載されていない。
有するN,N′−モノ置換対称エチレンジアミン(但し
R1 及びR3 はエチル又はイソプロピル基を表わし、R
2 及びR4 は水素原子を表わし、nは1である)を用い
ることにより最も有利に行われる。
N,N′−ジイソプロピルエチレンジアミンが使用さ
れ、これによってN,N′−ジイソプロピルエチレンジ
アンモニウム ジクラブラネートを得る。
きあるいは固体形で存在する場合にはアセトン又は酢酸
エチルの如き有機溶剤中の溶液の形で使用できる。
とも1当量の選択したアルキレンジアミンを使用する。
モニウム ジクラブラネートの如き式(I)のクラブラ
ン酸の所望の塩(2:1)は次いで単離でき、これによ
ってクラブラン酸は大部分の不純物を含まないか又は全
ての不純物を全く含まずに得られる。
純度によって優れている安定な結晶質の塩であり、かく
して再結晶による次段の精製を必要としない。
酸及びこれの製薬上許容し得る塩の製造に例えばクラブ
ラン酸カリウムの製造に中間体化合物として使用でき、
そこで該化合物はイソプロパノールの如き有機溶剤中で
製薬上許容し得るアルカリ金属の炭酸塩、炭酸水素塩又
は水酸化物との反応により又はカリウム2−エチルヘキ
サノエートの如き適当なアルカン酸の塩との反応により
複交換を受ける。この反応では、アルキレンジアンモニ
ウムカチオンとアルカリ金属カチオンとの間でイオン交
換が行われる。
の製薬上許容し得る塩の精製法であり、次の工程からな
る: 1)粗製のクラブラン酸を有機溶剤中で次式(II): (式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 及びR5 及びnは前述の
意義を有する)の適当な置換されたアルキレンジアミン
と反応させ、 2)得られた次式(I): (式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 及びR5 及びnは前述の
意義を有する)のアルキレンジアンモニウム ジクラブ
ラネートを随意に単離し、 3)次いでクラブラン酸又はこれの製薬上許容し得る塩
に転化させる。
度で実施する。
きクラブラン酸及びその製薬上許容し得る塩を製造する
既知の方法と比較すると、本発明の方法は再結晶による
追加の精製を必要とすることなく高収率及び高純度で中
間体生成物即ち式(I)の塩を製造することにより優れ
ており、この中間体生成物はアセトンの如き更なる有機
溶剤を用いることなくクラブラン酸の酢酸エチル抽出液
から直接に得ることができる。欧州特許第026044
号に記載の如き方法によると、クラブラネートを第3級
ブチルアミンで沈澱させ、得られた沈澱物をアセトンで
処理し、イソプロパノール溶液からアセトンでの再沈澱
により精製し次いでイソプロパノール溶液中でクラブラ
ン酸のカリウム塩に転化させる。
するが、本発明は何らこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
クラブラネート 活性炭での処理により前もって部分的に脱色された、既
知の方法で得られた酢酸エチル抽出液(1l、粗製のク
ラブラン酸含量20g/l、水含量6g/l)に、N,
N′−ジイソプロピルエチレンジアミン(9ml)を激
しく攪拌しながら10分以内で添加した。この溶液を更
に30分間攪拌させ、そこで沈殿物が分離した。得られ
た沈殿物を水(20ml)に溶解させ、アセトン(40
0ml)で希釈し、するとN,N′−ジイソプロピルエ
チレンジアンモニウム ジクラブラネート(13.0
g)が微細結晶の形で分離した、m.p.130〜13
2℃。
z):δ=1.33(6H,d,J=6.5Hz,CH
(CH ) ),3.12(1H,d,J=17.0Hz,
6−βCH),3.38 (2H,s,NCH ),3.4
5 (1H,ヘプタ,J=6.5Hz,CHMe ),3.
55(1H,dd,J=17.0及び2.8Hz,6−
αCH),4.18(1H,d,J=7.4Hz,C
H′,H″OH),4.19(1H,d,J=7.8H
z,CH′H″OH),4.88−4.96(2H,
m,3−CH,=CH−),5.72(1H,d,J=
2.8Hz).実施例2 N,N′−ジエチルエチレンジアンモニウム ジクラブ
ラネート 活性炭での処理により前もって一部は脱色された、既知
方法で得られた酢酸エチル抽出液(1l、粗製のクラブ
ラン酸含量20g/l、水含量6g/l)に、アセトン
(2l)を添加し次いで激しく攪拌しながら15分以内
にN,N′−ジエチルエチレンジアミン(6.4ml)
を添加した。得られた混合物を更に30分間攪拌し、分
離した沈殿物を濾取し、アセトンで洗浄した。得られた
非晶質の沈殿物をアセトン(1l)に懸濁させ、激しく
攪拌することにより崩壊させ、得られた懸濁物をもう1
回濾過した。得られた生成物を乾燥させ、水(20m
l)に溶解させ、該溶液にアセトン(200ml)を添
加した。該混合物の澄明なフラクションを容器の壁面に
付着している柔軟な塊状物から傾シャさせ、濾過した。
濾液に追加のアセトン(400ml)を添加し、そこで
沈澱物が生成し、これを濾取し、アセトンで洗浄した。
かくして所望の化合物(10g)が得られた。m.p.
104〜108℃。
z):δ=1.29(3H,t,J=7.3Hz,CH
2 CH ),3.11(1H,d,J=17.0Hz,6
−βCH),3.16 (2H,q,J=7.3Hz,C
H2 CH ),3.41(2H,s,NCH ),3.55
(1H,dd,J=17.0及び2.7Hz,6−αC
H),4.18(1H,d,J=8.2Hz,CH′,
H″OH),4.18(1H,d,J=8.0Hz,C
H′H″OH),5.85−5.96(2H,m,3−
CH,=CH−),5.72(1H,d,J=2.7H
z). 本発明の方法実施例3 クラブラン酸カリウム N,N′−ジイソプロピルエチレンジアンモニウム ジ
クラブラネート(10g、クラブラン酸含量69%)を
水(10ml)に溶解させ、該溶液をイソプロパノール
(190ml)で希釈し、イソプロパノール中のカリウ
ム2−エチルヘキサノエートの溶液(15ml,2M)
を攪拌しながら15分以内で添加した。得られた懸濁物
を更に30分間攪拌し、すると沈澱物が分離し、これを
濾取し、イソプロパノールで洗浄し、次いで乾燥させ
た。かくしてクラブラン酸カリウム(4.8g;70
%)が得られた(USP品位、高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)法により測定するとクラブラン酸含量
81%)。
ラネート(10g、クラブラン酸含量70%)を水(1
0ml)に溶解させ、得られた溶液にイソプロパノール
(190ml)を添加した。該混合物を濾過し、イソプ
ロパノール中のカリウム2−エチルヘキサノエートの溶
液(15ml,2M)を15分以内で攪拌しながら濾液
に添加した。得られた懸濁物を更に30分間攪拌し、す
ると沈澱物が生成し、これを濾取し、イソプロパノール
で洗浄し次いで乾燥させた。かくして、クラブラン酸カ
リウム(4.0g;47%)が得られた(USP品位、
HPLC法により測定するとクラブラン酸含量81
%)。
Claims (10)
- 【請求項1】 次式(I) 〔式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は水素原子、1〜8
個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖アルキル基、アリ
ールアルキル基(但しアルキル基はメチル又はエチル基
であり、アリール基は随意にメチル、メトキシ、ニトロ
又はハロ(クロロ又はブロモ)基によりパラ置換された
フェニル基であり、アルキル連鎖上のアリール基はα−
又はβ−位にある)、2〜4個の炭素原子を有するヒド
ロキシアルキル基、1〜4個の炭素原子を有するN−ア
ルキル又はN,N−ジアルキル基により随意に置換され
た2〜4個の炭素原子を有するアミノアルキル基を表わ
すか、あるいはR1 とR2 又はR3 とR4 は個々に一緒
になって3〜6個のメチレン基を有する環状アルキレン
環を表わし、これらメチレン基の1つは酸素又は硫黄原
子又はイミノ基によって随意に置換されており、R5 は
水素原子又はメチル基を表わし、nは1〜3の整数であ
る〕のアルキレンジアンモニウム ジクラブラネート。 - 【請求項2】 N,N′−ジイソプロピルエチレンジア
ンモニウム ジクラブラネートである請求項1記載のア
ルキレンジアンモニウム ジクラブラネート。 - 【請求項3】 N,N′−ジエチルエチレンジアンモニ
ウム ジクラブラネートである請求項1記載のアルキレ
ンジアンモニウム ジクラブラネート。 - 【請求項4】 有機溶剤中のクラブラン酸の溶液を、場
合によってはアセトン又は酢酸エチルの如き有機溶剤に
溶かした溶液の形での次式(II): (式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 及びR5 及びnは請求項
1で定義した如き意義を有する)の置換アルキレンジア
ミンと反応させることからなる、請求項1記載の式
(I)の化合物の製造方法。 - 【請求項5】 酢酸エチル又は随意には1:0.5〜
1:5の比率で酢酸エチルとアセトン、エチルメチルケ
トン又はメチルイソブチルケトンとの混合物を有機溶剤
として用いる請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 請求項1〜3の何れかの式(I)のアル
キレンジアンモニウム ジクラブラネートをクラブラン
酸又はこれの製薬上許容し得るアルカリ塩に転化させる
ことからなる、クラブラン酸又はこれの製薬上許容し得
るアルカリ塩の製造方法。 - 【請求項7】 a)粗製のクラブラン酸を有機溶剤中で
次式(II): (式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 及びR5 及びnは請求項
1に定義した意義を有する)の置換アルキレンジアミン
と反応させ、 b)かくして得られた次式(I): (式中R1 ,R2 ,R3 ,R4 及びR5 及びnは請求項
1に定義した意義を有する)のアルキレンジアンモニウ
ム ジクラブラネートを単離し、 c)次いでクラブラン酸又はその製薬上許容し得るアル
カリ塩に転化させることからなるクラブラン酸又はその
製薬上許容し得るアルカリ塩の製造方法。 - 【請求項8】 安定なカリウム塩の形のクラブラン酸は
式(I)のアルキレンジアンモニウム ジクラブラネー
トをイソプロパノール中でカリウム2−エチルヘキサノ
エートと反応させることにより製造する請求項6又は7
記載の方法。 - 【請求項9】 有機溶剤は酢酸エチル又は酢酸エチルと
アセトン、エチルメチルケトン又はメチルイソブチルケ
トンとの混合物よりなる群から選ばれる請求項6〜8の
何れかに記載の方法。 - 【請求項10】 酢酸エチルを有機溶剤として用いる請
求項9記載の方法。
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