JPH06197782A - 粗クラブラン酸の精製方法 - Google Patents

粗クラブラン酸の精製方法

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JPH06197782A
JPH06197782A JP5284281A JP28428193A JPH06197782A JP H06197782 A JPH06197782 A JP H06197782A JP 5284281 A JP5284281 A JP 5284281A JP 28428193 A JP28428193 A JP 28428193A JP H06197782 A JPH06197782 A JP H06197782A
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clavulanic acid
salt
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ethyl acetate
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JP5284281A
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Ho Suk Yang
ホウ・スク・ヤン
Nam Hee Choi
ナム・ヒー・チヨイ
Sang Chul Lee
サン・チユル・リー
Yun Beom Ham
ユン・ベオム・ハム
Kyeong Bok Min
キヨン・ボク・ミン
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FUAAMA DEV Ltd
PHARMA DEV Ltd
Original Assignee
FUAAMA DEV Ltd
PHARMA DEV Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D503/00Heterocyclic compounds containing 4-oxa-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. oxapenicillins, clavulanic acid derivatives; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D498/04Ortho-condensed systems

Abstract

(57)【要約】 【構成】 0〜10℃の温度の不純なクラブラン酸塩の
水溶液を酸性化し、クラブラン酸を水不混和性有機溶
剤、特に酢酸エチルで抽出し、クラブラン酸の有機溶剤
溶液を得た後、常法に従って脱水及び脱色し、0〜10
℃のクラブラン酸の脱水脱色有機溶剤溶液に第3級オク
チルアミン又はその溶剤溶液を加え、クラブラン酸の実
質的に純粋な結晶質第3級オクチルアミン塩を形成し、
常法により回収し、こうして生成されたクラブラン酸の
中間体第3級オクチルアミン塩を、0〜5%の量の水を
含有する有機溶剤、特にイソプロパノールに溶解させ、
適切なイオンキャリヤーのアルコール溶液を加え、クラ
ブラン酸の所望の医薬的に許容可能な結晶質塩を得た
後、常法により単離することを特徴とする方法。 【効果】 必要な溶剤量が実質的に減り、回収工程が著
しく簡単になり、回収工程の経済性を改善でき、プロセ
ス経済性を改善すると共に工場廃液中の汚染を回避でき
る。また、水性媒体中で酢酸エチルを使用するので従来
よりも著しく安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は式(1):
【0002】
【化1】 の粗クラブラン酸及びその誘導体の精製方法に係る。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】英国特
許GB−A−1.508.977号は特に、多数のスト
レプトミセス属の微生物(例えばStreptomyc
es clavuligerus,Streptomy
ces jumonjinensis及びStrept
omyces katsurahamanus)の液内
発酵によりクラブラン酸及びその塩を製造できることを
開示している。
【0004】発酵ブロスからクラブラン酸を回収するた
めの多数の方法が報告されており、その1例が上記英国
特許である。
【0005】これらの方法は不純なクラブラン酸の水溶
液のイオン交換クロマトグラフィー及び溶剤抽出のよう
な種々の標準技術を使用している。
【0006】非常に多くの場合、このような方法では少
量の毒性汚染物質を含有する一般純度の低い生成物しか
製造することができない。
【0007】周知のように、医薬用途では高純度で非毒
性のクラブラン酸又はその誘導体が必要である。
【0008】例えば、第3級ブチルアミン(TBA)塩
中間体を介して精製クラブラン酸をそのカリウム塩とし
て製造する方法の1例がヨーロッパ特許EP−B 00
26044号に記載されている。特に、不純なクラブラ
ン酸を酢酸エチルに抽出した後、補助溶剤として等量の
アセトンを加え、次いでTBAを加え、クラブラン酸の
TBA塩を結晶化させ、中間体として単離する。
【0009】この方法は大量の溶剤混合物を使用する必
要があり、更にアセトンの存在下でTBA塩は可変組成
のアセトンと共に溶媒和物を形成する。溶媒和物中のア
セトンの量は2〜8%であり得る。
【0010】TBA(沸点44.4℃)があらゆる割合
で水と混和性であることも重要な事実である。
【0011】このような方法は、高毒性(経口LD(ラ
ット):180mg/kg。“Dangerous P
roperties of Industrial m
aterials”, 第5版、N.Irving S
ax参照)で揮発性(760mmHgの沸点44.4
℃。“Chemical Rubber Compan
y Handbook of Chemistry a
nd Physics”, 第53版, 1972−7
3, C−400頁参照)の第3級ブチルアミンを使用
するため、重大な欠点がある。
【0012】従って、工業規模で第3級ブチルアミンを
使用するには非常に危険であり、作業者に潜在的に危険
であり得る。
【0013】更に、第3級ブチルアミンはあらゆる割合
で水溶性である(上記C.R.C.Handbook)
ので、溶剤の除去後に水性廃液流から回収しにくい。
【0014】このため、プロセス経済性に不利であるば
かりでなく、更に重要な点として、工場廃液中の第3級
ブチルアミンの排出に伴う潜在的汚染の問題が生じる。
また、EP 0026044に開示されているように大
量の溶剤混合物を使用すると、これらの混合物から純粋
な溶剤を回収する必要があるため、プロセス経済性は更
に悪化する。
【0015】従って、別のアミンの使用を調査した。
【0016】クラブラン酸の多数のアミン塩が従来報告
されており、例えばGB−A−1508977、BE−
A−862211及びGB−A−1543563などを
挙げることができる。
【0017】文献のデータから明らかなように、クラブ
ラン酸のアミン塩は第2級もしくは第3級アミン又は側
鎖が第2級もしくは第3級アルキル単位を含む第1級ア
ミンと共に形成される。
【0018】このようなアミンの多くはクラブラン酸の
塩の製造には不適切であるか又は吸湿性もしくは毒性も
しくはその両方であるようなクラブラン酸のアミン塩を
生成するため、医薬的に許容可能な化合物の製造のため
の中間体として使用するには不適切である。
【0019】非毒性クラブラン酸及びその医薬的に許容
可能な塩(例えばカリウム塩)を最終的に製造するため
の中間体として単離可能なクラブラン酸のアミン塩の製
造に有用なアミンを見いだすために実験試験がここに実
施された。
【0020】広範な第1級、第2級及び第3級アミンか
ら誘導される塩のほとんど全てはこの目的に不適切であ
ることが判明した。
【0021】特に、上記文献中に記載されているアミン
に類似の構造又はそれに近い構造を有する多数の第1級
及び第2級アミンを調査したが、結果は許容不能であっ
た。
【0022】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに第3級オ
クチルアミン(2,4,4−トリメチル−2−ペンタン
アミン即ちTOA)は安定な中間体として容易に単離可
能なクラブラン酸の高純度結晶質塩の製造に適切である
ことがここに知見された。従って、この中間体塩は高純
度で非毒性のクラブラン酸及びその医薬的に許容可能な
塩の製造に使用することができる。
【0023】従って、本発明は医薬的に許容可能な塩と
しての実質的に純粋なクラブラン酸の製造方法に係り、
該方法は、0〜10℃の温度の不純なクラブラン酸塩の
水溶液を酸性化し、クラブラン酸を水不混和性有機溶
剤、特に酢酸エチルで抽出し、クラブラン酸の有機溶剤
溶液を得た後、常法に従って乾燥及び脱色し、0〜10
℃のクラブラン酸の乾燥脱色有機溶剤溶液に第3級オク
チルアミン又はその溶剤溶液を加え、クラブラン酸の実
質的に純粋な結晶質第3級オクチルアミン塩を形成し、
常法により回収し、こうして調製されたクラブラン酸の
中間体第3級オクチルアミン塩を、0〜5%の量の水を
含有する有機溶剤、特にイソプロパノールに溶解させ、
適切なイオンキャリヤーのアルコール溶液を加え、クラ
ブラン酸の所望の医薬的に許容可能な結晶質塩を得た
後、常法により単離することを特徴とする。
【0024】不純なクラブラン酸の抽出は水不混和性有
機溶剤、特にエステル及びケトン、より特定的には酢酸
エチル中で10℃未満、好ましくは5℃未満の温度で実
施される。
【0025】乾燥は適切な乾燥剤、特に硫酸マグネシウ
ムを用いて実施される。
【0026】脱色は通常の脱色剤、特に活性炭を用いて
実施される。続いてクラブラン酸の乾燥脱色有機溶剤溶
液に第3級オクチルアミン又はその溶液を加える工程
は、10℃未満、好ましくは5℃未満の温度で実施され
る。
【0027】次いでクラブランの第3級オクチルアミン
塩を有機溶剤、特にアルコール、より特定的には0〜5
%、より特定的には0〜2%の量の水を含有するイソプ
ロパノールに溶解させる。
【0028】この溶液に適切なカチオンキャリヤー(例
えば2−エチルヘキン酸カリウム(KEH))のイソプ
ロパノール溶液を加え、メタセシス法によりクラブラン
酸カリウムを形成し、結晶化させた後、常法に従って単
離する。
【0029】当然のことながら、クラブラン酸の医薬的
に許容可能な塩を生成する他のキャリヤーも本発明の範
囲に含まれると理解されたい。本発明の範囲に含まれる
イオンキャリヤーとしては、必要なカチオンを供給する
ことが可能な全化合物が予想される。
【0030】また、イソプロパノールはこの目的に適切
な溶剤であることが知られているが、他の類似の溶剤又
は溶剤混合物も同様に有用であり、同様に本発明の範囲
に含まれることは当業者に自明である。
【0031】TOAの使用により、補助溶剤を使用せず
に酢酸エチルからクラブラン酸のTOA塩を直接沈殿さ
せることができる(これに対して、クラブラン酸のTB
A塩を形成するためにTBAを使用する場合は、等量の
アセトンを添加する必要がある。EP−B−00260
44参照)。その結果、必要な溶剤量が実質的に減り、
回収工程が著しく簡単になり、回収工程の経済性を改善
するので、これは重要な利点である。
【0032】上記方法により得られるクラブラン酸のT
OA塩は、最終生成物であるクラブラン酸カリウム中に
HPLCにより実質的に検出不可能な程度までクラバム
−2−カルボキシレートを実質的に含まないことも知見
された。クラブラン酸はクラバム−2−カルボキシレー
トから分離しにくいことが知られている(J.C.S.
Chem.Comm.1979, 282頁、D.Br
own, J.R.Evans, R.A.Flett
on,“Structures of three n
ovel beta−lactams isolate
d fromStreptomyces clavul
igerus”)ので、これは非常に驚くべきことであ
る。
【0033】更に、TOAを使用すると、非常に低濃度
の溶液からクラブラン酸のTOA塩を沈殿させることが
でき、例えば2000g/mlのクラブラン酸の酢酸エ
チル溶液に2倍当量のTOAを加えることにより、結晶
質沈殿が得られるという利点もある。
【0034】この特徴は、イオン交換カラム溶出液とし
て得られるような不純なクラブラン酸の比較的低濃度の
水溶液から直接溶剤抽出できるので非常に重要である。
【0035】クラブラン酸のTBA塩とは対照的に、ク
ラブラン酸の結晶質TOA塩は溶媒和物形成の徴候を示
さないことが判明した(TBA塩は2〜8%の可変組成
のアセトンと共に溶媒和物を形成する。EP−B−00
26044参照)。TOA塩は(可変量の溶剤を考慮す
る必要なしに)直接クラブラン酸含有量に基づいて定量
可能な均質生成物であるので、この点は非常に有利であ
る。
【0036】更に、TOAは水に極めて溶けにくい(一
方、TBAはあらゆる割合で水に混和性である)ので、
TOAをプロセス廃液流から回収し易い。これはプロセ
ス経済性及び工場廃液中の汚染の回避にとって重要であ
る。
【0037】TOA塩自体は既に知られており、BE−
A−862211に記載されているが、医薬組成物の適
切な成分としてしか記載されておらず、更に、BE−A
−862211中でクラブラン酸のTOA塩を製造する
ために使用されている方法は本明細書に記載する方法と
同一ではない。
【0038】BE−A−862211の出発原料はクラ
ブラン酸の精製済ベンジルエステル誘導体であったが、
本明細書に記載する方法は不純なクラブラン酸塩の水溶
液を使用するものである。
【0039】従来ではベンジルエステルは潜在的に危険
な水素化反応を介してクラブラン酸に変換されたが、本
発明の方法はこのような反応を完全に回避することがで
きる。
【0040】更に、従来は同様に潜在的に危険な水素化
カルシウムで蒸留により予め乾燥したテトラヒドロフラ
ンを溶剤として使用した。これに対して、本発明の方法
は著しく安全な水性媒体中で酢酸エチルを使用する。
【0041】本明細書に記載する種々の特徴により、本
発明の方法は工業規模の生産に著しく適切である。
【0042】
【実施例】実施例1 1M塩化ナトリウム20ml中に不純なクラブラン酸カ
リウム0.8gを溶解してなる溶液を5℃に冷却した。
【0043】次に、予め5℃に冷却した酢酸エチル(2
0ml)を加え、混合物を激しく撹拌した。次に25%
v/v硫酸をpH2.0まで滴下した。
【0044】酢酸エチルを分離し、残りの水溶液を20
ml×3の冷酢酸エチルアリコートで抽出した。
【0045】酢酸エチル抽出物を合わせた。無水硫酸マ
グネシウム(4g)を加え、混合物を5℃で15分間撹
拌した。
【0046】次に脱色剤として活性炭0.8gを加え、
混合物を更に15分間撹拌した。次に硫酸マグネシウム
及び脱色用活性炭を濾去した。
【0047】残留生成物を5℃の酢酸エチルで洗った。
酢酸エチル5ml中に第3級オクチルアミン1gを溶解
してなる溶液を30分間かけて滴下した。
【0048】形成された結晶質スラリーを2時間5℃で
撹拌した。生成物を濾過し、少量の酢酸エチルで洗い、
減圧乾燥した。白色結晶質固体の生成物1.05gを得
た(収率82%)。
【0049】実施例2 クラブラン酸(12mg/ml)を含有する水溶液(5
00ml)を5℃に冷却した。
【0050】次に、予め5℃に冷却した酢酸エチル(1
000ml)を加え、混合物を激しく撹拌した。次に2
5%v/v硫酸をpH1.5まで滴下した。
【0051】酢酸エチルを分離し、残りの水溶液を10
00mlの冷酢酸エチルアリコートで再抽出した。
【0052】酢酸エチル抽出物を合わせた。無水硫酸マ
グネシウム(50g)を及び活性炭(6g)加え、混合
物を5℃で15分間撹拌した。
【0053】硫酸マグネシウム及び脱色用活性炭を濾去
した。
【0054】残留生成物を5℃で撹拌しながら酢酸エチ
ル125mlで洗った。酢酸エチル(30ml)中にt
ert−オクチルアミン(6g)を溶解してなる溶液を
30分間かけて滴下した。
【0055】形成された結晶質スラリーを2時間5℃で
撹拌した。生成物を濾過し、少量の冷酢酸エチルで洗
い、減圧乾燥した。
【0056】白色結晶質固体の生成物8.12gを得た
(アッセイ58.0%遊離酸。純度修正収率78.5
%)。
【0057】実施例3 実施例2の生成物であるtert−オクチルアミン塩
(8.12g)にイソプロパノール(16ml)及び水
(4ml)を加え、混合物を室温で撹拌し、溶解させ
た。
【0058】溶液を窒素パージ下にフィルタで吸引濾過
し、イソプロパノール(20ml)で洗った。
【0059】濾液と洗浄物をあわせてイソプロパノール
(150ml)を加えた。
【0060】エチルヘキサン酸カリウムのイソプロパノ
ール溶液(2N溶液17.3ml、1.4当量)を室温
で滴下し、形成された混合物を2時間撹拌した後、0〜
5℃に冷却した。
【0061】生成物を窒素パージ下にフィルタで吸引濾
過し、冷アセトン(各20ml)で3回洗った。
【0062】次に生成物を室温で8時間減圧乾燥し、ク
ラブラン酸カリウム(4.7g)を得た。
【0063】分析: 純度:82.5%。、残留溶剤:
IPA 0.28%、アセトン0.24%。含水率:
0.75%。pH:7.5。クラバム−2−カルボキシ
レート:<0.005%。純度修正収率:82.3%。
【0064】比較例1 クラブラン酸(10.5mg/ml)を含有する水溶液
(300ml)を実施例2と同様に処理し、酢酸エチル
抽出物(1200ml)を得た。抽出物に無水硫酸マグ
ネシウムを加え、混合物を10分間撹拌した。次に脱色
用活性炭(30g)を加え、混合物を更に10分間5℃
で撹拌した。
【0065】硫酸マグネシウム及び脱色用活性炭を濾去
した。濾過残渣を酢酸エチル(100ml)で洗い、洗
浄物を濃縮濾液とあわせた。
【0066】次にn−ヘキシルアミン(2.15ml)
をアセトン(10ml)に溶解してなる溶液を30分間
かけてゆっくりと加えた。混合物を更に2時間5℃で撹
拌した。
【0067】クラブラン酸n−ヘキシルアミンは生成さ
れなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナム・ヒー・チヨイ 大韓民国、ソウル、カンナム−グ、イルウ オン・2−ドン、302−507、タエチ・アパ ートメント (72)発明者 サン・チユル・リー 大韓民国、キヨンギ−ド、スンナム−シ、 プンダン−グ、スエネ−ドン、ヤンギ・ビ レツジ、103−701、クンホ・アパートメン ト (72)発明者 ユン・ベオム・ハム 大韓民国、インチヨン、ナム−グ、ヨンヒ ヨン・2−ドン、イー−205、チンダラ エ・アパートメント (72)発明者 キヨン・ボク・ミン 大韓民国、ソウル、クワナク−グ、ポンチ ヨン・7、1626−23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医薬的に許容可能な塩としての実質的に
    純粋なクラブラン酸の製造方法であって、0〜10℃の
    温度の不純なクラブラン酸塩の水溶液を酸性化し、クラ
    ブラン酸を水不混和性有機溶剤、特に酢酸エチルで抽出
    し、クラブラン酸の有機溶剤溶液を得た後、常法に従っ
    て脱水及び脱色し、0〜10℃のクラブラン酸の脱水脱
    色有機溶剤溶液に第3級オクチルアミン又はその溶剤溶
    液を加え、クラブラン酸の実質的に純粋な結晶質第3級
    オクチルアミン塩を形成し、常法により回収し、こうし
    て生成されたクラブラン酸の中間体第3級オクチルアミ
    ン塩を、0〜5%の量の水を含有する有機溶剤、特にイ
    ソプロパノールに溶解させ、適切なイオンキャリヤーの
    アルコール溶液を加え、クラブラン酸の所望の医薬的に
    許容可能な結晶質塩を得た後、常法により単離すること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 クラブラン酸の第3級オクチルアミンを
    形成し、医薬的に許容可能なクラブラン酸カリウムの製
    造における中間体として使用することを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
JP5284281A 1992-10-21 1993-10-19 粗クラブラン酸の精製方法 Pending JPH06197782A (ja)

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KR92-19353 1992-10-21
KR920019353 1992-10-21

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KR (1) KR100200239B1 (ja)
AT (1) ATE167677T1 (ja)
AU (1) AU669212B2 (ja)
CA (1) CA2107928A1 (ja)
CZ (1) CZ221193A3 (ja)
DE (1) DE69319296T2 (ja)
DK (1) DK0594099T3 (ja)
ES (1) ES2118870T3 (ja)
GR (1) GR3027699T3 (ja)
HU (1) HUT66020A (ja)
NZ (1) NZ248917A (ja)
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