JP2872969B2 - 点検口の枠体 - Google Patents

点検口の枠体

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JP2872969B2 JP8142068A JP14206896A JP2872969B2 JP 2872969 B2 JP2872969 B2 JP 2872969B2 JP 8142068 A JP8142068 A JP 8142068A JP 14206896 A JP14206896 A JP 14206896A JP 2872969 B2 JP2872969 B2 JP 2872969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば天井点検口
や床下点検口などの点検口を構成する外枠、内枠などの
枠体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から天井点検口や床下点検口などの
点検口を構成する外枠、内枠などの枠体としては、例え
ば特公昭62−27222号公報に示されるように、4
本の枠部材を方形状に衝合し、各衝合角部を、板材を折
曲することにより形成され、コーナー部とこのコーナー
部から延びる2つの翼片とを有してなるコーナー金具で
直角に連結してなる点検口枠体において、上記枠部材の
上下端縁の外側または内側に鈎状突縁部を突設して枠部
材の側壁と該鈎状突縁部との間に間隙部を形成し、上記
コーナー金具のコーナー部側および各翼片の翼端部近傍
の上下端縁には、上記枠部材の鈎状突縁部の内壁面に圧
接する突出部を膨出するとともに、該コーナー金具の翼
片の長手方向中央部に切欠きを形成し、上記枠部材の側
壁の一部を上記翼片の突出部と背向する方向から押圧突
出して上記翼片の切欠き内に没入させてなるものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭62−27222号公報に示される構成の枠体で
は、方形状に衝合される4本の枠部材の各衝合角部がコ
ーナー金具で直角に連結されているが、この場合に使用
されるコーナー金具は鉄製であって、そのためにコーナ
ー金具の翼片の長手方向中央部に切欠きを形成して枠部
材の側壁の一部を翼片の突出部と背向する方向から押圧
突出して翼片の切欠き内に没入させており、次のような
問題があった。
【0004】1) 翼片の長手方向中央部に切欠きを形
成する必要がある。 2) 翼片の長手方向中央部に形成されている切欠きに
対し側壁の一部を押圧突出して没入させる必要があり、
側壁の一部を押圧突出させるとき、切欠きに対する位置
合わせが必要である。 3) 以上の点から枠体の組み立て効率が悪く、コスト
アップになるという問題があった。 本発明はこのような課題を解決するもので、組み立て効
率を向上させ、コストダウンを図ることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、アルミニウム製の4本の枠部材を組み立て
てなる点検口の枠体であって、枠体の4つの各辺を形成
する各枠部材には上方に起立する板部と下端の板部上に
設けた高さの低い突部との間にアルミニウム製のL型の
コーナー金具の2枚の翼片の内、何れか一方の翼片の下
端を嵌入させるための溝が枠部材の長手方向に形成さ
れ、また各枠部材の前記上方に起立する板部の上端には
前記溝の上側で前記溝に対向して前記何れか一方の翼片
の上端を嵌入させるための溝が枠部材の長手方向に形成
され、互いに連結される一方の枠部材の端部における前
記上下の溝に前記コーナー金具の一方の翼片を嵌入させ
るとともに、他方の枠部材の端部における前記上下の溝
に前記コーナー金具の他方の翼片を嵌入させて隣り合う
枠部材の端部同志をL型に近接させた状態で前記上方に
起立する板部と翼片との重なり部をかしめにより結合さ
せてなることを要旨とするものである。
【0006】この構成により、点検口の外枠や内枠など
の枠体の組み立てを行なう際、前記従来のようにコーナ
ー金具の翼片に切欠きを形成する必要がなく、またこの
切欠きに位置合わせすることなく枠部材をコーナー金具
の翼片にたたき込みすれば良く、前記従来に比べて組み
立て効率が向上し、コストダウンを図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図11において、
1は建物側にハンガー(図示せず)により吊り下げられ
た外枠で、下方から見て正方形に設けられている。前記
外枠1を構成する4本の各枠部材2は断面形状がほぼ逆
T字型に形成されており、各枠部材2の下端の外側に張
り出す板部3には天井仕上材4が載せられて設けられて
いる。また、外枠1の各枠部材2の下端の内側に張り出
す板部5には内周に沿って後述する内枠を回動自在に支
持する係合片6が上向きに一体に設けられている。7は
前記外枠1で囲まれる正方形の開口部に開閉自在に設け
られる内枠で、この内枠7は下方から見て正方形を呈
し、内枠7を構成する4本の各枠部材8は断面形状がほ
ぼ逆T字型に形成されている。そして、各枠部材8の下
端の内側に張り出す板部9には前記天井仕上材4と同様
の天井仕上材10が載せられて設けられており、各枠部材
8の下端には外側に張り出す板部11をも備え、4本の各
枠部材8の内、1本の枠部材8の板部11には前記外枠1
を構成する4本の各枠部材2の内、1本の枠部材2にお
ける前記係合片6に上側から回動自在に係合する係合片
12が一体に設けられている。さらに詳しくは、前記外枠
1の各枠部材2の下端の内側の板部5上には内周に沿っ
て設けられる前記係合片6と上方に起立する板部13との
間の位置に高さの低い突部14が一体に設けられており、
閉じられた内枠7の係合片12の先端がこの突部14に当接
して内枠7の位置決めを行なうようになっている。ま
た、前記係合片6の下端には閉じられた内枠7の外側の
板部11の先端が下側から当接する段部15が形成されてい
る。
【0008】なお図中、16は前記内枠7の下端の内側の
板部9に天井仕上材10を載せて固定するために内枠7の
上方に起立する板部17の内面に設けられた押さえ部材、
18は前記内枠7の係合片12が設けられている1辺を形成
する枠部材8に対向する枠部材8において上方に起立す
る板部17の上端に設けられたロック部材で、このロック
部材18は内枠7の下端に頭部19aが露出する操作ねじ19
を回すことにより、先端が外枠1の上方に起立する板部
13の上端に載って係合するロック状態と、先端が板部13
の上端から外れた状態との間で回動するようになってい
る。20は外枠1の4つの各枠部材2の上方に起立する板
部13に切り込みを入れその部分を板部13の内方に起こす
ように設けられた脱落防止爪で、前記内枠7の係合片12
が係合される何れか1つの辺における係合片6の外側に
位置する板部13の脱落防止爪20のみが内方に起こされ、
図3(A)〜(D)に示す手順で内枠7が開かれた状態
において内枠7が振動などで上方に浮き上がろうとした
ときに内枠7の係合片12の先端が脱落防止爪20の下端に
当たり、内枠7が外枠1から脱落するのを防止できるよ
うになっている。
【0009】以上は外枠1と内枠7の関係を説明した
が、次に外枠1および内枠7の組み立てについて説明す
る。先ず、外枠1の組み立てについて説明すると、外枠
1の4つの各辺を形成する各枠部材2はアルミニウム製
であり、この枠部材2には前記上方に起立する板部13と
前記高さの低い突部14との間に隣り合う枠部材2,2の
端部同志を連結するアルミニウム製のL型のコーナー金
具21の2枚の翼片22の内、何れか一方の翼片22の下端を
嵌入させるための溝23が枠部材2の長手方向に形成さ
れ、また各枠部材2の上方に起立する板部13の上端内面
には前記溝23の上側で溝23に対向して前記L型のコーナ
ー金具21の2枚の翼片22の内、何れか一方の翼片22の上
端を嵌入させるための溝24が枠部材2の長手方向に形成
されている。従って、隣り合う枠部材2,2の端部同志
を連結する場合、先ず一方の枠部材2の端部における前
記上下の溝24,溝23に前記コーナー金具21の一方の翼片
22を嵌入させ、続いて他方の枠部材2の端部における前
記上下の溝24,溝23に前記コーナー金具21の他方の翼片
22を嵌入させる。これにより、隣り合う枠部材2,2の
端部同志をL型に近接させた状態で前記板部13と翼片22
との重なり部を板部13の外側よりかしめにより結合さ
せ、隣り合う枠部材2,2を互いに連結する。この要領
で4本の枠部材2,2,…を連結して外枠1が形成され
る。なお、前記板部13と翼片22との重なり部のかしめは
前記溝24,溝23に対する翼片22の差し込み方向に対し直
角方向に向く筋状のたたき込みにより行なわれる。25は
かしめ部である。
【0010】次に、内枠7の組み立てについて説明する
と、内枠7の4つの各辺を形成する各枠部材8もアルミ
ニウム製であり、この枠部材8には前記上方に起立する
板部17と外側に張り出す板部11上に形成された高さの低
い突部26との間に隣り合う枠部材8,8の端部同志を連
結するL型のコーナー金具27の2枚の翼片28の内、何れ
か一方の翼片28の下端を嵌入させるための溝29が枠部材
8の長手方向に形成され、また各枠部材8の上方に起立
する板部17の上端外面には前記溝29の上側で溝29に対向
して前記L型のコーナー金具27の2枚の翼片28の内、何
れか一方の翼片28の上端を嵌入させるための溝30が枠部
材8の長手方向に形成されている。従って、隣り合う枠
部材8,8の端部同志を連結する場合、先ず一方の枠部
材8の端部における前記上下の溝30,溝29に前記コーナ
ー金具27の一方の翼片28を嵌入させ、続いて他方の枠部
材8の端部における前記上下の溝30,溝29に前記コーナ
ー金具27の他方の翼片28を嵌入させる。これにより、隣
り合う枠部材8,8の端部同志をL型に近接させた状態
で前記板部17と翼片28との重なり部を板部17の内側より
かしめにより結合させ、隣り合う枠部材8,8を互いに
連結する。この要領で4本の枠部材8,8,…を連結し
て内枠7が形成される。なお、前記板部17と翼片28との
重なり部のかしめは前記溝30,溝29に対する翼片28の差
し込み方向に対し直角方向に向く筋状のたたき込みによ
り行なわれる。31はかしめ部である。
【0011】以上のようにして天井点検口の外枠1およ
び内枠7の組み立てがなされるのであるが、同じ要領で
床下点検口や壁面に形成される点検口などの外枠、内枠
の組み立てを行なうこともできる。なお、前記外枠1の
枠部材2およびコーナー金具21ならびに内枠7の枠部材
8およびコーナー金具27はアルミニウム製であるが、こ
れらはアルミニウム以外の金属により作られていても良
い。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、点検口の
外枠や内枠などの枠体の組み立てを行なう際、前記従来
のようにコーナー金具の翼片に切欠きを形成する必要が
なく、またこの切欠きに位置合わせすることなく枠部材
をコーナー金具の翼片にたたき込みすれば良く、前記従
来に比べて組み立て効率が向上し、コストダウンを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における天井点検口の内
枠取付前の状態を示す外枠の断面図である。
【図2】同外枠の内部に内枠を取り付けた状態を示す断
面図である。
【図3】(A)〜(D)は同内枠が下方に開く状態を示
す要部拡大断面図である。
【図4】同外枠を構成する枠部材の連結前の状態を示す
要部拡大斜視図である。
【図5】同外枠を構成する枠部材の連結後の状態を外側
から見た要部拡大斜視図である。
【図6】同外枠を構成する枠部材の連結後の状態を内側
から見た要部拡大斜視図である。
【図7】同外枠を構成する枠部材の連結後の状態の要部
拡大断面図である。
【図8】同内枠を構成する枠部材の連結前の状態を示す
要部拡大斜視図である。
【図9】同内枠を構成する枠部材の連結後の状態を外側
から見た要部拡大斜視図である。
【図10】同内枠を構成する枠部材の連結後の状態を内
側から見た要部拡大斜視図である。
【図11】同内枠を構成する枠部材の連結後の状態の要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 枠部材 3 板部 4 天井仕上材 5 板部 6 係合片 7 内枠 8 枠部材 9 板部 10 天井仕上材 11 板部 12 係合片 13 板部 14 突部 15 段部 17 板部 21 コーナー金具 22 翼片 23,24 溝 25 かしめ部 26 突部 27 コーナー金具 28 翼片 29,30 溝 31 かしめ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム製の4本の枠部材を組み立
    ててなる点検口の枠体であって、枠体の4つの各辺を形
    成する各枠部材には上方に起立する板部と下端の板部上
    に設けた高さの低い突部との間にアルミニウム製のL型
    のコーナー金具の2枚の翼片の内、何れか一方の翼片の
    下端を嵌入させるための溝が枠部材の長手方向に形成さ
    れ、また各枠部材の前記上方に起立する板部の上端には
    前記溝の上側で前記溝に対向して前記何れか一方の翼片
    の上端を嵌入させるための溝が枠部材の長手方向に形成
    され、互いに連結される一方の枠部材の端部における前
    記上下の溝に前記コーナー金具の一方の翼片を嵌入させ
    るとともに、他方の枠部材の端部における前記上下の溝
    に前記コーナー金具の他方の翼片を嵌入させて隣り合う
    枠部材の端部同志をL型に近接させた状態で前記上方に
    起立する板部と翼片との重なり部をかしめにより結合さ
    せてなることを特徴とする点検口の枠体。
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