JP2871740B2 - 工業化住宅における屋根の施工方法 - Google Patents

工業化住宅における屋根の施工方法

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JP2871740B2 JP1222422A JP22242289A JP2871740B2 JP 2871740 B2 JP2871740 B2 JP 2871740B2 JP 1222422 A JP1222422 A JP 1222422A JP 22242289 A JP22242289 A JP 22242289A JP 2871740 B2 JP2871740 B2 JP 2871740B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋根が複数の屋根用構造物によって構成さ
れる工業化住宅の屋根の施工方法に関する。
〔背景技術〕
近年、建設現場での作業の簡単化により施工期間の短
縮、コストの低減化を実現できるようにしたカプセルユ
ニット工法による工業化住宅が多く建てられるようにな
っている。このカプセルユニット工法による工業化住宅
では、工場にて複数のボックス状の居住用構造物や三角
状の屋根用構造物を製造し、建設現場にてそれぞれの居
住用構造物を前後、左右、上下に組み合わせた後、最上
階の居住用構造物の上に複数の屋根用構造物を並設する
作業が行われる。
それぞれの屋根用構造物の上面には下地材を介して屋
根材が取り付けられるが、従来では、この屋根材の取付
作業は建設現場にて屋根用構造物の並設作業が行われた
後に後作業として行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
工業化住宅では、できるだけ多くの作業を工場で終わ
らせ、建設現場での作業を少なくすることにより工業化
率を高めることが求められているが、前述のように従来
では、屋根用構造物への屋根材の取付作業は建設現場で
行われているため、この作業についての工業化は進んで
おらず、それだけ建設現場で行わなければならない作業
が残されていた。
本発明の目的は、屋根用構造物への屋根材の取付作業
を建設現場で行わなくてもよく、屋根作業についての工
業化率を高めることができるようになる工業化住宅にお
ける屋根の施工方法を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る工業化住宅における屋根の施工方法は、
上面に屋根材が取り付けられる複数の屋根用構造物を並
設することにより屋根が構成される工業化住宅におい
て、工場にて、それぞれの屋根用構造物の上面に下地材
を介して屋根材を取り付ける工程と、建設現場にて、そ
れぞれの屋根用構造物を並設した後、これらの屋根用構
造物間を防水処理するとともに、これらの屋根用構造物
間の屋根材継ぎ目処理作業を行う工程とを有することを
特徴とするものである。
具体的には、上面に屋根材が取り付けられる複数の屋
根用構造物を並設することにより屋根が構成される工業
化住宅において、工場にて、それぞれの前記屋根用構造
物の上面に下地材を介して屋根材を取り付けるととも
に、これらの作業を並設される屋根用構造物同士の対向
端部の周辺領域に屋根材が取り付けられない屋根材空所
を残して行い、建設現場にて、それぞれの前記屋根用構
造物を並設した後、これらの屋根用構造物の前記屋根材
空所において屋根用構造物間の端部を上からジョイント
ピースで連結し、かつ、その屋根用構造物の連結部分に
耐水シートを敷設して防水処理するとともに、前記屋根
材空所に屋根材を取り付けて屋根用構造物間の屋根材継
ぎ目処理を行う、ことを特徴とする。
[作用] 屋根用構造物の上面に下地材を介して屋根材を取り付
ける作業は、予め工場で行われ、建設現場では、それぞ
れの屋根用構造物間の防水処理と屋根材継ぎ目処理を行
うだけでよいから、建設現場で行う屋根作業を少なくで
き、屋根作業の工業化率を高めることができる。
しかも、屋根用構造物を建設現場で並設した後、この
並設する屋根用構造物の端部を上からジョイントピース
で連結するとともに、これらの屋根用構造物の連結部分
に耐水シートを敷設して防水処理するようにしたので、
つまり、屋根用構造物の端部を上からジョイントピース
で連結しているから、ジョイントピースの取り付けも容
易なうえ、このジョイントピースにより並設する屋根用
構造物の相互位置を決めることができ、その結果、耐水
シートの破損も防げるという効果も期待できる。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
工業化住宅の全体構成が示される第1図および第2図
において、図示しない基礎の上には複数の1階のユニッ
ト式居住用構造物1が配置されるとともに、これらの構
造物1の上には複数の2階の居住用構造物2が配置さ
れ、この構造物2の前方にはバルコニー用構造物3が配
置されている。前記2階の構造物2の上には複数のユニ
ット式屋根用構造物4が並設され、これらの屋根用構造
物4は合計6個4A〜4Fある。屋根用構造物4Aと4Dの間お
よび4Cと4Fの間はテラス5になっているとともに、屋根
用構造物4Bと4Eの間には2個のペントハウス用構造物6
が配置されている。
第3図には前記屋根用構造物4の屋根材が示されてい
る。第3図において、屋根材7は左右方向の寸法がa〜
eの5種類の屋根片7A〜7Eを一体化したものとなってい
る。この屋根材には、第3図に示されるものの他、第4
図の通り、屋根片7Aからなるピース71、屋根片7B,7Cか
らなるピース72および屋根材7D,7Eからなるピース73の
3つに分割されたものや、第5図の通り、屋根片7A〜7C
からなるピース74および屋根片7D,7Eからなるピース73
の2つに分割されたものがある。
それぞれの前記屋根用構造物4A〜4Fは居住用構造物1,
2と同様に工場で製造され、また、工場においてそれぞ
れの屋根用構造物4A〜4Fの上面に下地材を取り付ける作
業および下地材の上に屋根材7を取り付ける作業が行わ
れる。
具体的には、工場において、それぞれの屋根用構造物
4A〜4Fの上面にパネルや耐水シート等による下地材を取
り付けた後、第6図、第7図の通り、下地材の上に多数
の屋根材7を左右方向に並べながら下から上に順番に重
ねて釘打ちで固定する。
第6図は屋根用構造物4Aを示し、第7図は屋根用構造
物4Bを示し、それぞれの屋根用構造物の上端には屋根材
7の取り付け後にスタータ8が取り付けられる。第6
図、第7図に示されている通り、屋根用構造物4A,4B相
互の接続部分近傍には、すなわち、建設現場で並設され
る屋根用構造物4A,4B同士の対向端部の周辺領域には屋
根材7が取り付けられず、この部分は屋根材空所として
残される。これは他の屋根用構造物4C〜4Fについても同
じである。屋根用構造物4Aにおける屋根材7の下から奇
数列の構造物4B側端部には前記ピース71が配置され、下
から偶数列の構造物4B側端部には前記ピース74が配置さ
れる。また、屋根用構造物4Bにおける屋根材7の下から
奇数列の構造物4A側端部には前記ピース73が配置され、
下から偶数列の構造物4A側端部には屋根材7が配置され
る。
第7図には示されていないが、屋根用構造物4Bにおけ
る屋根材7の下から奇数列、偶数列の構造物4C側端部は
構造物4Aにおける屋根材7の下から奇数列、偶数列の構
造物4B側端部と同じになっており、構造物4Cにおける屋
根材7の下から奇数列、偶数列の構造物4B側端部は構造
物4Bにおける屋根材7の下から奇数列、偶数列の構造物
4A側端部と同じになっている。屋根用構造物4D〜4Fにつ
いても以上の構造物4A〜4Cと同様になっている。なお、
屋根用構造物4A,4C,4D,4Fにおける屋根材7の各列の妻
側端部は、屋根材7が適宜位置で切断されることにより
端部処理されている。
以上のように工場で屋根材取付作業まで行われた屋根
用構造物4A〜4Fを前記居住用構造物1,2、バルコニー用
構造物3、ペントハウス用構造物6とともに建設現場に
搬送し、これらの構造物1〜4,6を建設現場で組み合わ
せた後、屋根用構造物4A〜4F間を防水処理するととも
に、屋根材継ぎ目処理作業を行う。この作業を第8図か
ら第13図に基づいて説明する。
屋根用構造物4Aと4Bとが建設現場で並設された状態を
示す第8図において、両構造物4A,4Bの接続部分近傍の
下端を上から軒先ジョイントピース9で連結するととも
に、この連結部分近傍に上下に沿って耐水シート10を張
り付ける。さらに、第9図の通り、上端に取り付けた捨
水切11と連続するように捨水切ジョイントピース12を取
り付ける。これにより、屋根用構造物4A、4間が防水処
理される。
この後、第10図の通り、接続用の小スタータ13を前記
接続部分近傍の下端に取り付け、さらに、第11図の通
り、この小スタータ20の上から接続用の大スタータ14を
取り付ける。大小の接続用スタータ13,14を取り付けた
後、第12図の通り、屋根材7が取り付けられていない前
記接続部近傍に屋根材7の2種類のピース72,73を差し
込むように取り付ける。
この際、下から奇数列にあっては第4図のピース72を
取り付け、下から偶数列にあっては第5図のピース73を
取り付ける。奇数列では、ピース73の屋根片7B,7Cは、
工場にて予め取り付けられたピース71の屋根片7Aとピー
ス73の屋根片7D,7Eとに連続し、また、偶数列では、ピ
ース73の屋根片7D,7Eは、工場にて予め取り付けられた
ピース74の屋根片7A〜7Cと屋根材7の屋根片7A〜7Eとに
連続するので、屋根材7の各列は7A,7B,7C,7D,7E,…と
いうように連続性を有するものとなり、屋根用構造物4A
と4Bにおける屋根材継ぎ目は目立たないものとして処理
される。ピース72,73の取り付け後、第13図の通り、屋
根用構造物4A,4B間の継ぎ目上端に接続用のスタータ8
を取り付ける。
以上と同様の作業は、他の屋根用構造物4Bと4C間,4D
と4E間,4Eと4F間におけるそれぞれの屋根材継ぎ目につ
いても行われる。
以上の説明で明らかなようにこの実施例では、工場で
行う屋根用構造物の上面に下地材を介して屋根材を取り
付ける作業が、建設現場で並設される屋根用構造物同士
の対向端部の周辺領域に屋根材が取り付けられない屋根
材空所を残して行われ、これらの屋根用構造物が建設現
場で並設された後、これらの屋根用構造物間の防水処理
が屋根材空所にて行われ、かつ、屋根材空所に屋根材が
取り付けられることにより、これらの屋根用構造物間の
屋根材継ぎ目防水処理が施工されたことになる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、それぞれの屋根用構造物に下地材を
介して屋根材を取り付ける作業を予め工場で行い、これ
により建設現場ではそれぞれの屋根用構造物間の防水処
理と屋根材継ぎ目処理を行うだけでよいから、建設現場
で行う屋根作業を少なくでき、屋根作業の工業化率を高
めることができる。
しかも、屋根用構造物を建設現場で並設した後、この
並設する屋根用構造物の端部を上からジョイントピース
で連結するとともに、これらの屋根用構造物の連結部分
に耐水シートを敷設して防水処理するようにしたので、
つまり、屋根用構造物の端部を上からジョイントピース
で連結しているから、ジョイントピースの取り付けも容
易なうえ、このジョイントピースにより並設する屋根用
構造物の相互位置を決めることができ、その結果、耐水
シートの破損も防げるという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は工業化住宅の平面図、第2図は同正面図、第3
図、第4図、第5図は屋根材継ぎ目が目立たないように
処理する場合に使用する屋根材の平面図、第6図、第7
図は屋根用構造物に屋根材を取り付けた状態を示す平面
図、第8図、第9図、第10図、第11図、第12図、第13図
は建設現場で行う屋根材継ぎ目処理作業をその作業順序
に従って示す平面図である。 4A〜4F…屋根用構造物、7,71,72,73,74…屋根材、21…
下地材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−172944(JP,A) 特開 昭63−284344(JP,A) 実開 昭59−98003(JP,U) 実開 昭55−166806(JP,U) 実開 昭61−203921(JP,U) 実開 昭63−187633(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 7/02 E04D 3/35 E04D 3/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に屋根材が取り付けられる複数の屋根
    用構造物を並設することにより屋根が構成される工業化
    住宅において、 工場にて、それぞれの前記屋根用構造物の上面に下地材
    を介して屋根材を取り付けるとともに、これらの作業を
    並設される屋根用構造物同士の対向端部の周辺領域に屋
    根材が取り付けられない屋根材空所を残して行い、 建設現場にて、それぞれの前記屋根用構造物を並設した
    後、これらの屋根用構造物の前記屋根材空所において屋
    根用構造物間の端部を上からジョイントピースで連結
    し、かつ、その屋根用構造物の連結部分に耐水シートを
    敷設して防水処理するとともに、前記屋根材空所に屋根
    材を取り付けて屋根用構造物間の屋根材継ぎ目処理を行
    う、 ことを特徴とする工業化住宅における屋根の施工方法。
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