JP2695354B2 - 建物の陸屋根式屋根 - Google Patents

建物の陸屋根式屋根

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JP2695354B2 JP4228701A JP22870192A JP2695354B2 JP 2695354 B2 JP2695354 B2 JP 2695354B2 JP 4228701 A JP4228701 A JP 4228701A JP 22870192 A JP22870192 A JP 22870192A JP 2695354 B2 JP2695354 B2 JP 2695354B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陸屋根部分と傾斜屋根
部分とを有する建物の陸屋根式屋根に関する。
【0002】
【背景技術】近年、工場で住宅を構成する居室等を住宅
ユニットとして作製し、これらの住宅ユニットを現場に
輸送して建築するようにしたプレハブ式ユニット住宅が
施工されている。このようなユニット住宅の屋根で、切
妻屋根、寄棟屋根等の立体的なものは、複数の屋根ユニ
ットで組み立てられ、また陸屋根等の平面的なものは、
複数の屋根パネルユニットで組み立てられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ユニット住宅の中に
は、通常の住宅ユニットの他に、いわゆる台形住宅ユニ
ットが設けられているものもある。このような台形住宅
ユニットは、斜線制限に対応させるため、所定の斜線に
沿って一部が傾斜面となっているものである。このよう
な斜線制限に対応したユニット住宅で、屋根が切妻屋根
等の立体的なものの場合、台形住宅ユニットの上にも切
妻屋根等の傾斜に沿った屋根を設けることにより、屋根
を容易に施工できる。
【0004】しかし、屋根が、陸屋根等の平面的なもの
であって、台形住宅ユニット上にも屋根を設けようとす
ると、陸屋根との間に不連続で大きな隙間ができるた
め、防水性よく屋根を施工することは困難である。そこ
で、本発明は、斜線制限形状等に対応した屋根であっ
て、防水処理を容易に行うことができる建物の陸屋根式
屋根を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物の陸屋
根式屋根は、陸屋根部分と、この陸屋根部分の任意の端
縁から下向きに形成された傾斜屋根部分とを有し、前記
陸屋根部分の端部と前記傾斜屋根部分の端部とは連続し
連続部材とされ、この連続部材に前記陸屋根部分の部
材及び前記傾斜屋根部分の部材の少なくとも一方が接続
されていることを特徴とする。前記連続部材は、陸屋根
部分又は傾斜屋根部分のいずれか一方から連続して配置
された部材でもよく、又はこれらの端部のみに配置され
る部材としてもよい。
【0006】
【作用】陸屋根が、斜線制限等に沿った傾斜面を一部に
有する陸屋根式屋根のものであっても、陸屋根部分の端
部と傾斜屋根部分の端部とが連続した部材となるように
したことにより、陸屋根部分の端部と傾斜屋根部分の端
部との間に隙間が生じることはない。これにより、防水
性よく屋根を施工することが可能になる。
【0007】
【実施例】図1を参照して本発明をユニット住宅の屋根
に適用した場合の一実施例を説明する。このユニット住
宅11は、斜線制限に対応した2階建ての住宅躯体12及び
この住宅躯体12上に設けられた陸屋根式屋根13を備えて
構成される。
【0008】前記住宅躯体12は、1階部分14と2階部分
15より成る。1階部分14は、例えば6個の箱形住宅ユニ
ット16を有し、また2階部分15は、4個の箱形住宅ユニ
ット16と2個のいわゆる台形住宅ユニット17を有する。
なお、図では、ユニット住宅11を妻側から見た場合の1
階部分14と2階部分15の住宅ユニット16,17 をそれぞれ
3個づつ示す。
【0009】各台形住宅ユニット17は、斜線制限に対応
するように所定の斜線に沿い、上面の途中から側面の途
中にかけて下向きの傾斜面18が形成されている。前記陸
屋根式屋根13は、図示のように、前記住宅躯体12上に設
けられた陸屋根部分21と、この陸屋根部分21の平側の端
縁22から下向きに形成された傾斜屋根部分23とより成
る。
【0010】この陸屋根式屋根13は、図示のユニット住
宅11の左側に配置される第1の屋根パネルユニット24、
中央に配置される第2の屋根パネルユニット25及び右側
に配置される第3の屋根パネルユニット26が接続されて
構成される。前記第1の屋根パネルユニット24は、妻側
面の長さが略1住宅ユニット16分の長さに相当する。そ
して、この屋根パネルユニット24の左側端部24A は、第
1の屋根パネルユニット24の上面27と連続した上面28を
有し、屋根パネルユニット24の半分の厚さで形成された
断面四角形状の凸部となっている。
【0011】前記第2の屋根パネルユニット25は、妻側
面の長さが中央の住宅ユニット16の一方の端部から台形
住宅ユニット17の傾斜面18の一部にまで及ぶ長さを有す
る。このように、この第2の屋根パネルユニット25自体
が、陸屋根部分21の端部と傾斜屋根部分23の端部とを連
続させる連続部材となる。また、第1の屋根パネルユニ
ット24が陸屋根部分21の部材、第3の屋根パネルユニッ
ト26が傾斜屋根部分23の部材となる。
【0012】この屋根パネルユニット25の左側端部25A
は、第2の屋根パネルユニット25の下面29と連続した下
面31を有し、屋根パネルユニット25の半分の厚さで形成
された断面四角形状の凸部となっている。また、この屋
根パネルユニット25の右側端部25B は、第2の屋根パネ
ルユニット25の傾斜した上面32と連続した上面33を有
し、屋根パネルユニット25の半分の厚さで形成された凸
部となっている。
【0013】前記第3の屋根パネルユニット26は、台形
住宅ユニット17の傾斜面18の一部から傾斜面18の平側端
部に及ぶ長さを有する。この屋根パネルユニット26の右
側端部26A は、第3の屋根パネルユニット26の傾斜した
下面34と連続した下面35を有し、屋根パネルユニット26
の半分の厚さで形成された凸部となっている。
【0014】このような陸屋根式屋根13は、ユニット住
宅11の建築において次のようにして設ける。即ち、通常
通り、1階部分14の住宅ユニット16上に2階部分15の住
宅ユニット16,17 を載置して住宅躯体12を作った後、図
1に示すように、第1〜第3の屋根パネルユニット24〜
26を隣合う屋根パネルユニット24〜26の端部24A,25A,25
B,26A 同士が重なるようにして配置する。そして、隣合
う屋根パネルユニット24〜26の端部24A,25A,25B,26A 間
の隙間には防水用充填材を塗布しておく。
【0015】上記実施例に係るユニット住宅11の陸屋根
式屋根13によれば、第2の屋根パネルユニット25が、中
央の住宅ユニット16の一方の端部から台形住宅ユニット
17の傾斜面18の一部にまで及ぶ連続した部材として設け
られているため、陸屋根部分13の端部と傾斜屋根部分23
の端部との間に隙間が生じることはない。従って、屋根
の施工上、この部分における防水性の問題がなくなり、
屋根全体としての防水処理が容易になる。
【0016】また、このような陸屋根部分21と傾斜屋根
部分23とを複数の屋根パネルユニット24〜26で構成し、
隣合う屋根パネルユニット24〜26の端部24A,25A,25B,26
A 同士を重ねて接続するようにしたので、端部24A,25A,
25B,26A 間の隙間に住宅躯体12が露出することはない。
従って、端部24A,25A,25B,26A 間の隙間に防水用充填材
を塗布する作業が容易になると共に、防水性能が向上す
る。
【0017】なお、上記実施例では、陸屋根部分21の端
部と傾斜屋根部分23の端部とが連続した部材として、第
2の屋根パネルユニット25を使用したが、このような連
続部材は任意に選ぶことができる。例えば、図2に示す
ように、陸屋根部分21の端部と傾斜屋根部分23の端部に
またがる屈曲部材41を連続部材として用意し、この屈曲
部材41を第2と第3の屋根パネルユニット25,26 の間に
配置するようにしてもよい。
【0018】また、図3に示すように、上記実施例とは
逆に、第3の屋根パネルユニット26の方を台形住宅ユニ
ット17の傾斜面18から水平面42の一部にまで連続したも
のとし、この第3の屋根パネルユニット26を連続部材と
してもよい。また、図4に示すように、第2の屋根パネ
ルユニット25をその右側端部25A が陸屋根部分21の一部
として傾斜面18にまで及ぶ長さとすると共に、第3の屋
根パネルユニット26を第2の屋根パネルユニット25の右
側端部25A の下面と接続するようにして設け、この形状
の第2の屋根パネルユニット25を連続部材としてもよ
い。
【0019】更に、図2の屈曲部材41は住宅躯体12上に
配置されたものであるが、図5に示すように、第2の屋
根パネルユニット25の上側が一部切欠した右側端部25B
及び第3の屋根パネルユニット26の上側が一部切欠した
左側端部26A 上に掛け渡される屈曲部材43を連続部材と
して用意し、この屈曲部材43をこれらの端部25B,26A上
に配置するようにしてもよい。また、連続部材と屋根パ
ネルユニットとの接続部分の形状も任意であり、上記実
施例のような端部25B,26A の形状の他、例えば凹凸形状
として互いに嵌合し合うようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る建物の陸屋根式屋根によれ
ば、斜線制限形状等に対応した屋根の防水処理を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る陸屋根式屋根が設けら
れたユニット住宅の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る陸屋根式屋根の要部
断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る陸屋根式屋根の要部
断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る陸屋根式屋根の要部
断面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る陸屋根式屋根の要部
断面図である。
【符号の説明】
11 建物であるユニット住宅 12 住宅躯体 13 陸屋根式屋根 16 箱形住宅ユニット 17 台形住宅ユニット 18 傾斜面 21 陸屋根部分 22 端縁 23 傾斜屋根部分 24 第1のパネルユニット 25 第2のパネルユニット 26 第3のパネルユニット 41,43 屈曲部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陸屋根部分と、この陸屋根部分の任意の
    端縁から下向きに形成された傾斜屋根部分とを有し、前
    記陸屋根部分の端部と前記傾斜屋根部分の端部とは連続
    した連続部材とされ、この連続部材に前記陸屋根部分の
    部材及び前記傾斜屋根部分の部材の少なくとも一方が接
    続されていることを特徴とする建物の陸屋根式屋根。
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