JPH01151632A

JPH01151632A - ユニット建物

Info

Publication number: JPH01151632A
Application number: JP30678687A
Authority: JP
Inventors: Sadaji Sato; 佐藤　貞二; Naoki Kaihatsu; 改発　直己; Masaru Kondo; 賢近藤; Kanji Mori; 森　完二; Kenichi Maeda; 謙一前田; Kazumichi Matsuda; 松田　一道
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1987-12-03
Filing date: 1987-12-03
Publication date: 1989-06-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はユニット建物に関する。

［従来の技術］建物の工業生産化率を高める方式として、特公昭５Ｂ−
５４２２１号公報に記載される如くのユニット建物の方
式がある。ユニット建物の方式は、１個の建物を複数の
ユニットに分割し、各ユニットを１場において生産する
。工場において生産されたユニットは、建築現場に輸送
され、予め施工された基礎の１−に据付けられる。

ここで、ユニット建物は、複数の直方体状の部屋ユニッ
トを隣接配置するとともに、各１ｉｉｌＩ屋ユニツトの
上面に対応する屋根ユニットのそれぞれを搭載して構成
されている。

［発明が解決しようとする問題点Ｊしかしながら２．Ｆ記従来のユニット建物にあっては、
屋根ユニットが部屋ユニー／　）のと面に前述の如く対
応配置され、屋根ユニｙ　）の屋根面が部屋ユニットの
周辺に突き出ることがない、このため、ユニー、ト建物
の外側部に玄関ポーチ、バルコニー等を設けようとする
場合には、屋根ユニットの軒先側端部に特公詞５８−５
４２２１号公報に記載される如くの軒先ユニットを取着
し、玄関ポーチ用軒先部、バルコニー用軒先部を形成す
る必要がある。

ユニット建物において上記の如くの軒先ユニットを用い
る場合には以下の問題点がある。

■軒先部分は屋根部分のうちで最も雪、雨、風等の荷重
が作用する部分であるため、軒先ユニットは屋根ユニッ
トに強固に接合しなければならない。

■屋根ユニットが形成する本屋根面と軒先ユニットが形
成する軒屋根面との境界部における雨仕舞を考慮する必
要がある。

■−ヒ記■、■に起因して、軒先ユニットの接合構造は
複雑となり、また工場を離れた建築現場での施工に困難
と危険をともなう。

本発明は、ユニット建物に玄関ポーチ、バルコニー等を
形成するに際し、施工性、雨仕舞性を向上することを目
的とする。

［問題点を解決するための手段］本発明は、複数の直方体状の部屋ユニットを隣接配置す
るとともに、それら部屋ユニットの上面に屋根ユニット
を搭載してなるユニット建物において、相隣る部屋ユニ
ットにて入隅を形成し、相隣る部屋ユニットの少なくと
も一方に搭載される屋根ユニットを上記入隅の上部に延
在させて入隅の軒先部を形成するようにしたものである
。

［作用］本発明によれば、相隣る部屋ユニットにて形成される入
隅の空間を玄関ポーチ、バルコニー等として用い、相隣
る部屋ユニットの少なくとも一方に搭載されて上記入隅
の上部に□延在される屋根ユニットの該延在部分を玄関
ポーチ用軒先部、バルコニー用軒先部等として用いるこ
とができる。

すなわち１本発明にあっては、相隣る部屋ユニットの少
なくとも一方に搭載される屋根ユニットが玄関ポーチ用
軒先部、バルコニー用軒先部等を形成するから、屋根ユ
ニットに軒先ユニットを接合することなく、強固な軒先
部分を形成できる。また、屋根ユニットが本屋根面と軒
屋根面とを境界部を介することのない状態で連続形成す
るから、屋根面の雨仕舞性を向上できる。

したがって１本発明によれば、ユニット建物に玄関ポー
チ、バルコニー等を形成するに際し、施工性、雨仕舞性
を向上することができる。

［実施例］第１図は第１実施例を示す模式正面図、第２図は第１図
の模式斜視図、第３図は第１図の模式平面図、第４図は
第２実施例を示す模式斜視図、第５図は第４図の模式平
面図である。

第１図〜第３図の第１実施例において、ユニット建物１
０は、１個の直方体状部屋ユニット１１と、２惰の直方
体状部屋ユニット１２と３個の直方体状部屋ユニット１
３とを隣接配置し、１個の部屋ユニツ）１１および２情
の部屋ユニツ）１２の上面に各２個あ屋根ユニット１４
と屋根ユニット１５とを搭載し、３個の部屋ユニット１
３の上面に各２個の屋根ユニット１６と屋根ユニット１
７とを搭載して構成されている。

各部屋ユニット１１．１２．１３は、工場において、例
えば軽量形鋼にて骨組が組立てられ、その骨組に必要に
応じて床、天井、壁、各種設備が取付けられ、内外とも
に仕上げられている。

各屋根ユニット１４〜１７も、工場において、例えば軽
量形鋼にてトラス構造等の骨組が組立てられ、その骨組
に屋根材が取付けられて屋根面を形成している。なお、
屋根ユニット１４．１６は建物１０の棟を形成する片流
れ屋根面を備え、屋根ユニット１５．１７は上記屋根ユ
ニット１４．１６の屋根面に連続する片流れ屋根面を備
えている。

ここで、相隣る部屋ユニット１１と部屋ユニット１２は
長さを異にし、入隅１８を形成している。

また、部屋ユニット１１．１２の上面に搭載される各屋
根二ニー２ト１４は、一方の端部を建物中央に位置する
部屋ユニット１１の上面の幅方向中央部に配置部に配置
し、他方の端部を建物両側に位置する部屋ユニッ）１１
と１２の上面の幅方向中央部に配置している。また、部
屋ユニット１３の上面に搭載される各屋根ユニツ）１６
は、一方の端部を建物中央に位置する部屋ユニツ）　１
３の上面の幅方向中央部に配置し、他方の端部を建物両
側に位置する各部屋ユニツ）１３の上面の幅方向中央部
に配置している。

さらに、部屋ユニット１１．１２の−Ｆ面に搭載される
各屋根ユニット１５は、一方の端部を建物両側に位置す
る部屋ユニツ）１１と１２の上面の幅方向中央部に配置
し、他方の端部を上記部屋ユニット１１と１２の上面の
幅方向端部から突出させて軒先部１５Ａを形成している
。

また１部屋ユニット１３の上面に搭載される各屋根ユニ
ット１７も、一方の端部を建物両側に位置する部屋ユニ
ット１３の上面の幅方向中央部に配置し、他方の端部を
上記部屋ユニット１３の上面の幅方向端部から突出させ
て軒先部１７を形成している。

ここで、相隣る部屋ユニツｈｌｌと１２に搭載される上
記屋根ユニット１４は前述の入隅１８の上部に延在され
て軒先部２１を形成し、また相隣る部屋ユニット１１と
１２のうちの一方の部屋ユニッ）１１のみに搭載される
上記屋根ユニット１５も前述の入隅１８の上部に延在さ
れて軒先部２２を形成し、両軒先部２１．２２および前
述の軒先部１５Ａの一部にて玄関ポーチ用軒先部を形成
している。

次に上記実施例の作用について説明する。

Ｅ記実施例によれば、相隣る部屋ユニット１１．１２に
て形成される入隅１８の空間を玄関ポーチとして用い、
相隣る部屋ユニツ）１１゜１２の少なくとも一方に搭載
されて上記入隅１８の上部に延在される屋根ユニット１
４．１５の該延在部分（軒先部２１．２２および１５Ａ
）を玄関ポーチ用軒先部として用いることができる。

すなわち、上記実施例にあっては、相隣る部屋ユニツ）
１１．１２の少なくとも一方に搭載される屋根ユニット
１４．１５が玄関ポーチ用軒先部を形成するから、屋根
ユニットに軒先ユニットを接合することなく、強固な軒
先部分を形成できる。また、屋根ユニットが本屋根面と
軽層根面とを境界部を介することのない状態で連続形成
するから、屋根面の雨仕舞性を向上できる。

したがって、上記実施例によれば、ユニット建物１０に
玄関ポーチを形成するに際し、施工性、雨仕舞性を向上
することができる。

第４図および第５図のユニット建物３０は、１個の直方
体状部屋ユニツ）３１と２個の直方体状部屋ユニット３
２を隣接配置し、相隣る部屋ユニット３１と３２にて玄
関ポーチ用空間となる入隅３３を形成している。また、
ユニー／　）建物３０は中央の部屋ユニット３２の上面
に屋根ユニット３４を搭載し、両側の部屋ユニット３１
と３２の上面のそれぞれに屋根ユニット３５を搭載して
いる。屋根ユニット３４は建物３０の棟を形成する切妻
屋根面を備え、屋根ユニット３５は屋根ユニット３４の
屋根面に連続する片流れ屋根面を備えている。さらに、
相隣る部屋ユニット３１と３２の一方の部屋ユニット３
２に搭載されている屋根ユニット３５は前記入隅３３の
上部に延在され、玄関ポーチ用軒先部３６を形成してい
る。すなわち、この第２実施例にあっても、ユニット建
物３０に玄関ポーチを形成するに際し、施工性、雨仕舞
性を向上することができる。

［発明の効果］以上のように１本発明によれば、ユニー／　ト建物に玄
関ポーチ、バルコニー等を形成するに際し、施工性、雨
仕舞性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例を示す模式正面図、第２図は第１図
の模式斜視図、第３図は第１図の模式平面図、第４図は
第２実施例を示す模式斜視図、第５図は第４図の模式平
面図である。１Ｏ１３０・・・ユニット建物。１１．１２．１３，３１．３２・・・部屋ユニット、１
４．１５．１６．１７．３４．３５・・・屋根ユニット、１８．３３・・・入隅。２１．２２．３６・・・軒先部、特許出願人　積水化学工業株式会社代表者　　廣１）馨第１図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の直方体状の部屋ユニットを隣接配置すると
ともに、それら部屋ユニットの上面に屋根ユニットを搭
載してなるユニット建物において、相隣る部屋ユニット
にて入隅を形成し、相隣る部屋ユニットの少なくとも一
方に搭載される屋根ユニットを上記入隅の上部に延在さ
せて入隅の軒先部を形成することを特徴とするユニット
建物。