JP2529307B2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2529307B2
JP2529307B2 JP62303781A JP30378187A JP2529307B2 JP 2529307 B2 JP2529307 B2 JP 2529307B2 JP 62303781 A JP62303781 A JP 62303781A JP 30378187 A JP30378187 A JP 30378187A JP 2529307 B2 JP2529307 B2 JP 2529307B2
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JP
Japan
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unit
roof
length
room
building
Prior art date
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JP62303781A
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JPH01146037A (ja
Inventor
貞二 佐藤
直己 改発
賢 近藤
完二 森
謙一 前田
一道 松田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はユニット建物に関する。
[従来の技術] 建物の工業生産化率を高める方式として、特公昭58−
54221号公報に記載される如くのユニット建物の方式が
ある。ユニット建物の方式は、1個の建物を複数のユニ
ットに分割し、各ユニットを工場において生産する。工
場において生産されたユニットは、建築現場に輸送さ
れ、予め施工された基礎の上に据付けられる。
ここで、ユニット建物は、部屋空間を備える部屋ユニ
ットと、屋根部分を形成する屋根ユニットとからなり、
部屋ユニットの上面に屋根ユニットを搭載して構成され
る。
ところで、ユニット建物を構成する部屋ユニットおよ
び屋根ユニットは、工場から建築現場への輸送効率を考
慮して、それぞれ輸送可能で可及的に大なる幅と長さを
与えられている。すなわち、各部屋ユニットの上面に
は、該部屋ユニットの幅および長さと略同一の水平距離
および屋根長さをもって対応する屋根ユニットが搭載さ
れる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のユニット建物にあっては、
屋根ユニットが部屋ユニットの上面に前述の如く対応配
置されるので、該屋根ユニットによって軒先を形成する
ことができない。このため、ユニット建物に軒先を形成
する場合には、軒先ユニットを上記屋根ユニットの軒先
側端部に接合する必要がある。
ユニット建物において上記の如く軒先ユニットを用い
る場合には以下の問題点がある。
軒先部分は屋根部分のうちで最も雪、雨、風等の荷重
が作用する部分であるため、軒先ユニットは屋根ユニッ
トに強固に接合しなければならない。
屋根ユニットが形成する本屋根面と軒先ユニットが形
成する軒屋根面との境界部における雨仕舞を考慮する必
要がある。
上記、に起因して、軒先ユニットの接合構造は複
雑となり、また工場を離れた建築現場での施工に困難と
危険をともなう。
本発明は、ユニット建物を構成するユニットの輸送効
率を損なうことのない寸法の屋根ユニットを用い、ユニ
ット建物の軒先部分のための施工性、雨仕舞性を向上す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、部屋ユニットの上面に屋根ユニットを搭載
してなるユニット建物において、部屋ユニットの長さが
屋根ユニットの流れ方向に略直交する方向の長さであっ
て、部屋ユニットの幅が屋根ユニットの流れ方向に略平
行な方向の長さであって、屋根ユニットの流れ方向の水
平距離が部屋ユニットの幅より大きく、かつ屋根ユニッ
トの流れ直角方向の屋根長さが部屋ユニットの長さより
小さく設定され、屋根ユニットの流れ方向の勾配の下端
部が部屋ユニットの上面の幅方向端部から突出して軒先
部を形成するようにしたものである。
[作用] 本発明において、屋根ユニットの流れ方向の水平距離
は部屋ユニットの幅より大きく設定されるものの、該屋
根ユニットの流れ直角方向の屋根長さが部屋ユニットの
長さより小さく設定される。したがって、屋根ユニット
の流れ方向の水平距離と部屋ユニットの長さとを輸送可
能な最大寸法の範囲内で略同一とするとともに、屋根ユ
ニットの流れ直角方向の屋根長さと部屋ユニットの幅と
を輸送可能な最大寸法の範囲内で略同一とすることがで
きる。これにより、各ユニットの寸法を、輸送効率を損
なわない可及的に大なる寸法に設定できる。
また、屋根ユニットの下端部が部屋ユニットの上面の
幅方向端部から突出して軒先部を形成するから、屋根ユ
ニットに軒先ユニットを接合することなく、強固な軒先
部分を形成できる。また、屋根ユニットが本屋根面と軒
屋根面とを境界部を介することのない状態で、かつ雨水
が流下する流れ方向の長い範囲にわたって連続形成する
から屋根面の雨仕舞性を向上できる。
したがって、本発明によれば、ユニット建物を構成す
るユニットの輸送効率を損なうことのない寸法の屋根ユ
ニットを用い、ユニット建物の軒先部分のための施工
性、雨仕舞性を向上することができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す模式正面図、第2図
は第1図の模式斜視図、第3図は、屋根ユニット間の境
界と重なる部屋ユニット間の境界線を省略した第1図の
模式平面図である。
ユニット建物10は、各3個の部屋ユニット11と部屋ユ
ニット12とを隣接配置し、3個の部屋ユニット11の上面
に6個の屋根ユニット13を搭載し、3個の部屋ユニット
12の上面に4個の屋根ユニット13を搭載している。
各部屋ユニット11、12は、工場において、例えば軽量
形鋼にて骨組が組立てられ、その骨組に必要に応じて
床、天井、壁、各種設備が取付けられ、内外ともに仕上
げられている。この時、部屋ユニット11は幅wを例えば
2.5m、長さlを例えば5.4mとし、部屋ユニット12は幅w
を部屋ユニット11におけると同一、長さl′を例えば3.
6mとしている。
各屋根ユニット13も、工場において、例えば軽量形鋼
にてトラス構造等の骨組が組立てられ、その骨組に屋根
材が取付けられて屋根面を形成している。なお、屋根ユ
ニット13は建物10の棟を形成する片流れ屋根面を備えて
いる。
ここで、各屋根ユニットと、各屋根ユニットの上面に
搭載される各屋根ユニット13との関係は、部屋ユニット
11、12の長さが屋根ユニット13の流れ方向に略直交する
方向の長さであって、部屋ユニット11、12の幅が屋根ユ
ニット13の流れ方向に略平行な方向の長さであって、流
れ方向の水平距離A1が部屋ユニット11、12の幅wより大
きく、かつ流れ直角方向の屋根長さA2が部屋ユニット1
1、12の長さl、l′より小さく設定されている。
なお、この実施例において、屋根ユニット13の流れ方
向の水平距離Alは部屋ユニット11の長さlと略等しく、
屋根ユニット13の流れ直角方向の屋根長さA2は部屋ユニ
ット11の長さl(例えば5.4m)を3分割した長さ(例え
ば1.8m)と略等しく設定されている。
これにより、各屋根ユニット13は、流れ方向の勾配の
上端部を建物中央に位置する部屋ユニット11、12の上面
の幅方向中央部に配置し、流れ方向の勾配の下端部を建
物両側に位置する部屋ユニット11、12の上面の幅方向端
部から突出して軒先部13Aを形成している。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例において、屋根ユニット13の流れ方向の水
平距離A1は部屋ユニット11、12の幅wより大きく設定さ
れるものの、該屋根ユニット13の流れ直角方向の屋根長
さA2が部屋ユニット11、12の長さl、l′より小さく設
定される。したがって、屋根ユニット13の流れ方向の水
平距離A1と部屋ユニット11の長さlとを輸送可能な最大
寸法の範囲内で略同一とするとともに、屋根ユニット13
の流れ直角方向の屋根長さA2と部屋ユニット11、12の幅
wとを輸送可能な最大寸法の範囲内で略同一とすること
ができる。これにより、各ユニット11〜13の寸法を、輸
送効率を損なわない可及的に大なる寸法に設定できる。
また、屋根ユニット13の下端部が部屋ユニット11、12
の上面の幅方向端部から突出して軒先部13Aを形成する
から、屋根ユニットに軒先ユニットを接合することな
く、強固な軒先部分を形成できる。また、屋根ユニット
13が本屋根面と軒屋根面とを境界部を介することのない
状態で、かつ雨水が流下する流れ方向の長い範囲にわた
って連続形成するから、屋根面の雨仕舞性を向上でき
る。
したがって、上記実施例によれば、ユニット建物10を
構成するユニットの輸送効率を損なうことのない寸法の
屋根ユニット13を用い、ユニット建物10の軒先部分のた
めの施工性、雨仕舞性を向上することができる。
なお、上記実施例におけるように、部屋ユニット11
と12の幅wを同一とし、部屋ユニット11と12の長さl、
l′をそれぞれ1.8mの整数倍である5.4m、3.6mとすると
ともに、屋根ユニット13の流れ直角方向に沿う屋根長
さA2を、部屋ユニット11の長さlを3分割した長さ1.8m
に設定するものとすれば、同一の屋根ユニット13を異な
る寸法形状の部屋ユニット11、12に共用できることとな
る。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ユニット建物を構成
するユニットの輸送効率を損なうことのない寸法の屋根
ユニットを用い、ユニット建物の軒先部分のための施工
性、雨仕舞性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す模式正面図、第2図は
第1図の模式斜視図、第3図は、屋根ユニット間の境界
と重なる部屋ユニット間の境界線を省略した第1図の模
式平面図である。 10……ユニット建物、 11、12……部屋ユニット、 13……屋根ユニット、 13A……軒先部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部屋ユニットの上面に屋根ユニットを搭載
    してなるユニット建物において、部屋ユニットの長さが
    屋根ユニットの流れ方向に略直交する方向の長さであっ
    て、部屋ユニットの幅が屋根ユニットの流れ方向に略平
    行な方向の長さであって、屋根ユニットの流れ方向の水
    平距離が部屋ユニットの幅より大きく、かつ屋根ユニッ
    トの流れ直角方向の屋根長さが部屋ユニットの長さより
    小さく設定され、屋根ユニットの流れ方向の勾配の下端
    部が部屋ユニットの上面の幅方向端部から突出して軒先
    部を形成することを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、屋根ユニ
    ットの流れ方向の水平距離が部屋ユニットの長さと略等
    しく、屋根ユニットの流れ直角方向の屋根長さが部屋ユ
    ニットの長さを整数で分割した長さと略等しく設定され
    たユニット建物。
JP62303781A 1987-11-30 1987-11-30 ユニット建物 Expired - Lifetime JP2529307B2 (ja)

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JPH01146037A JPH01146037A (ja) 1989-06-08
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