JP2869401B2 - 静電気防止芳香族ポリイミドフィルム - Google Patents

静電気防止芳香族ポリイミドフィルム

Info

Publication number
JP2869401B2
JP2869401B2 JP9203239A JP20323997A JP2869401B2 JP 2869401 B2 JP2869401 B2 JP 2869401B2 JP 9203239 A JP9203239 A JP 9203239A JP 20323997 A JP20323997 A JP 20323997A JP 2869401 B2 JP2869401 B2 JP 2869401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyimide film
aromatic polyimide
antistatic
aromatic
tin oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9203239A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1077406A (ja
Inventor
ジョウ パリッシ ダーレル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPH1077406A publication Critical patent/JPH1077406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2869401B2 publication Critical patent/JP2869401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/02Ingredients treated with inorganic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2379/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen, or carbon only, not provided for in groups C08J2361/00 - C08J2377/00
    • C08J2379/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08J2379/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0346Organic insulating material consisting of one material containing N
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0373Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement containing additives, e.g. fillers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2991Coated
    • Y10T428/2993Silicic or refractory material containing [e.g., tungsten oxide, glass, cement, etc.]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気防止芳香族
ポリイミドフィルムに関する。特に、本発明は、ポリイ
ミドポリマーからなるマトリックスに導電性酸化錫アン
チモン被覆シリカ粒子を取り込むことによって得られ、
静電気防止特性が改善される一方で良好な耐熱性および
機械的特性が保たれた静電気防止芳香族ポリイミドフィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリイミドフィルム等のポリマー
フィルムは、静電気が生ずる傾向が高く、フィルム表面
に埃や塵を引き寄せやすい。また、静電気の蓄積によっ
て電気的ショックが生ずる。フィルムのすべり特性もま
た減少し、ランニング特性にも悪影響を及ぼし、さらに
フィルムの取り扱いにも問題が生ずる。
【0003】これらの問題点を解決するために、静電気
防止特性をポリマーフィルムに付与するためにさまざま
な提案がなされてきた。例えば、カーボンブラック等の
導電性材料をフィルムに添加または塗布することによっ
て、あるいはフィルム上の静電気防止剤に取り込んだ
り、あるいは塗布することによってフィルムに静電気防
止特性が付与されるようにした。しかし、これらの方法
は顕著な問題点を持っている。まず、第1の場合、必要
とされる程度の静電気防止特性を得るために一般に大量
の導電性材料(例:カーボンブラック)をフィルムに加
えなければならない。得られるフィルムは好ましくない
黒色であり、また機械的強度が減少しているので、商品
価値上妥協しなくてならない。さらに、カーボンブラッ
クが充填された被覆剤はスラッジを生ずる可能性があ
り、したがって自然界で黒色の導電性の細片により充填
剤の周辺にコンタミが生ずる。
【0004】後者の場合、従来の静電気防止剤は概して
自然界では有機であり、温度を、ポリアミド酸前駆体を
ポリイミドに変換するのに必要な400℃以上にするこ
とによって容易に分解することから、所望の静電気防止
特性をフィルムに与えるのは困難である。
【0005】米国特許第4,373,013号および第
4,452,830号は、電気熱感受性ペーパーの導電
性層を形成するのに適し、また樹脂フィルムの静電気防
止剤としても有用であるアンチモン含有酸化錫からなる
層によって被覆された酸化チタン粒子を含む構造を開示
している。
【0006】日本特開昭63−20342号は、酸化錫
−アンチモン酸化物混合物で被覆された導電性雲母粒子
を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
上記問題点を解決し、本発明のは上記した欠点を持た
ず、改善された静電気防止特性を有する芳香族ポリイミ
ドフィルムを提供することを目的とし、また該フィルム
を調製するためのプロセスにおいて400℃以上の高温
を必要とする場合でも、そのような改善された静電気防
止特性が維持されるようにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にもとづく静電気防止芳香族ポリイミドフィ
ルムは、アンチモンを含む酸化錫で被覆された導電性の
シリカ粒子がポリイミドの重量を基準にして14から5
0重量%分散されている芳香族ポリイミドフィルムであ
って、アンチモンが酸化錫の1から20重量%の範囲で
あり、表面抵抗率が104 から1012オーム/□である
ことを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記芳香族ポリイミドが芳香
族ジアミン成分と芳香族テトラカルボン酸成分との反応
によって作製される。ここで、芳香族テトラカルボン酸
成分がピロメリト酸二無水物を含むものであってもよ
い。また、芳香族テトラカルボン酸成分がビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物を含むもの
であってもよい。さらに、芳香族ジアミン成分が4,
4′−ジアミノジフェニルエーテルを含むものであって
もよい。
【0010】好ましくは、被覆された導電性シリカ粒子
が0.2から10μmの範囲の平均粒径を有する。
【0011】好ましくは、アンチモンを含む酸化錫の層
が5から20nm範囲の厚さを有する。
【0012】好ましくは、シリカが中空殻の形状の非晶
質シリカを含む。この中空シリカ殻が微細に分割された
中実コア材料を非晶質シリカで被覆し次いでコア材料を
除去して形成されるものであってもよい。
【0013】好ましくは、シリカが小さな板状体の形状
の非晶質シリカを含む。この中実コア材料が非晶質シリ
カの殻の中に包まれて残っていてもよい。また、中実コ
ア材料が炭酸バリウム、炭酸ストロンチウムまたは炭酸
カルシウムを含むものであってもよい。さらに、中実コ
ア材料が二酸化チタン、マイカ、カオリン、タルクまた
は硫酸バリウムを含むものであってもよい。
【0014】さらに、上記芳香族ポリイミドがポリメリ
ト酸二無水物と4,4′−ジアミノジフェニルエーテル
との反応によって作製され、アンチモンを含む酸化錫の
層で被覆された導電性シリカ粒子を30から40重量%
含み、かつ108 から1012オーム/□の範囲の表面抵
抗率を有するものであってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にもとづく静電気防
止芳香族ポリイミドフィルムの実施形態例を説明する。
以下の説明のなかで、単位として用いられる“オーム/
□”は“ohms/square ”を意味する。
【0016】本発明は、芳香族ポリイミドマトリックス
ポリマーと、該ポリイミドマトリックスポリマーに取り
込まれ、かつ導電率104 〜105 オーム/□のポリマ
ー組成物を提供するのに十分な量の導電性充填材料とが
含まれる、静電気防止ポリマー組成を提供する。導電性
充填材料は本質的にアンチモンを含んでいる酸化錫の導
電層によって覆われたシリカ粒子である。これらの好ま
しい組成物は、例えば複写機プリンタのベルト、スペー
スブランケット、およびフレキシブル回路の制作に適し
たものである。それに加えて、より一層多くロードされ
たフィルムの相対的に高い誘電率によって、コンデンサ
の基質として役に立つようにする。本発明の静電気防止
のポリマー組成物は、アンチモン含有酸化錫で覆われた
シリカ粒子を芳香族ポリイミドマトリックスポリマーま
たはプレポリマーに取り込んで、導電性ポリマー組成物
を提供する。当業者は、被覆されたシリカ粒子を芳香族
ポリイミドマトリックスポリマーに取り込むことが芳香
族ポリイミドマトリックスポリマーの性質および静電気
防止ポリマー組成物の計画的利用に依存したいくつかの
方法のいずれかによって達成できることを正当に評価す
るであろう。一般に、導電性アンチモン含有酸化錫によ
って被覆されたシリカ粒子を、ポリイミドマトリックス
ポリマーまたはプレポリマーに取り込む。この取り込み
はポリマーまたはプレポリマーを最終的に硬化させるの
に先立て行われる。本発明の模範的な静電気防止ポリイ
ミドポリマー組成物は、約14重量%から約50重量%
のアンチモン含有酸化錫被覆シリカ粒子を含む。
【0017】本発明のマトリクスポリマーとして使用さ
れる芳香族ポリイミドは、芳香族ジアミン成分および芳
香族テトラカルボン酸成分を用いる既知の方法によって
合成することができる。例えば、芳香族ジアミン成分と
芳香族テトラカルボン酸成分との重合を、好ましくは等
モル量で有機極性溶媒中で行い、芳香族ポリアミド酸ポ
リイミドの有機極性溶媒溶液を合成し、つぎに該溶液中
の芳香族ポリアミド酸をイミド化して芳香族ポリイミド
を合成した。
【0018】芳香族ジアミン成分の例としては、ベンゼ
ンジアミン、例えば1,4−ジアミノベンゼン、1,3
−ジアミノベンゼン、および1,2−ジアミノベンゼン
と、ジフェニル(チオ)エーテルジアミン、例えば4,
4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,3′ジアミノジフェニルエ
ーテル、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)−ベン
ゼン、1,4−ビス(4−アミノ−フェノキシ)−ベン
ゼン、1,2−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、および4,4′−ジアミノジフェニルチオエーテル
と、ベンゾフェノンジアミン、例えば3,3′−ジアミ
ノベンゾフェノンおよび4,4′−ジアミノジフェニル
−ホスフィンと、ジフェニルアルキレンジアミン、例え
ば3,3′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン、3,3′−ジアミノジフェニ
ルプロパン、および4,4′−ジアミノジフェニル- プ
ロパンと、ジフェニルスルフィドジアミン、例えば3,
3′−ジアミノ- ジフェニルスルフィド、および4,
4′−ジアミノジフェニルスルフィドと、ジフェニルス
ルホンジアミン、例えば3,3′−ジアミノジフェニル
- スルホン、および4,4′−ジアミノジフェニルスル
ホンと、ベンジジン、例えばベンジジンおよび3,3′
−ジメチルベンジジンとが挙げられる。
【0019】これらの芳香族ジアミンは単独で、あるい
は組み合わせて使用することができる。本発明で使用さ
れる好ましい芳香族ジアミンは、4,4′−ジアミノジ
フェニルエーテルである。
【0020】芳香族テトラカルボン酸成分として、芳香
族テトラカルボン酸、芳香族テトラカルボン酸無水物、
芳香族テトラカルボン酸塩、および芳香族テトラカルボ
ン酸エステルを挙げることができる。芳香族テトラカル
ボン酸の例として、3,3′,4,4′−ビフェニルテ
トラカルボン酸、2,3,3′,4′−ビフェニルテト
ラカルボン酸、ピロメリット酸、3,3′,4,4′−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸、2,2−ビス(3,4-
ジカルボキシフェニル)プロパン、ビス(3,4−ジカ
ルボキシ- フェニル)メタン、ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)エーテル、ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)チオエーテル、ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)−ホスフィン、およびビス(3,4−ジカル
ボキシフェニル)スルホンが挙げられる。
【0021】これらの芳香族テトラカルボン酸成分は単
独で、あるいは組み合わせて使用することができる。好
ましいものは、芳香族テトラカルボン酸無水物、および
特に好ましくは、ピロメリット酸無水物およびビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物で
ある。
【0022】重合反応に適用可能な有機極性溶媒とし
て、モノマー(芳香族ジアミン成分およびテトラカルボ
ン酸成分)、該モノマー(芳香族ジアミン成分およびテ
トラカルボン酸成分)によって生成されたオリゴマー、
または低分子量ポリアミド酸が挙げられる。そのような
有機極性溶媒の例としては、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2
−ピロリドン、N−メチル−カルプロラクタム、ジメチ
ル−スルホキシド、ヘキサメチルスルホルアミド、ジメ
チルスルホン、テトラメチレンスルホン、ジメチルテト
ラ−メチレンスルホン、エチレングリコール、およびテ
トラメチルウレアが挙げられる。これらの極性有機溶媒
は、ベンゼン、トルエン、ベンゾニトリル、キシレン、
およびジオキサン等の他の溶媒と組み合わせて使用する
ことができる。
【0023】上記のようにして合成した有機極性溶媒溶
液中の芳香族ポリアミド酸含有量は、好ましくは5ない
し40重量%、より好ましくは30ないし40重量%で
ある。芳香族ポリアミド酸は、好ましくは対数粘度(3
0℃で測定、濃度0.5g/100ml溶媒)が0.1
以上、より好ましくは0.2以上である。
【0024】本発明で使用される静電気防止剤は、芳香
族ポリイミドフィルムに静電気放散特性を付与する導電
性粒子である。導電性粒子は、米国特許第5,236,
737号に記載された通りに合成する。導電性粒子は、
アンチモンの含有量が約1ないし約20重量%であるア
ンチモン含有酸化錫微結晶で表面被覆されたシリカ含有
材からなる粒子であり、かつその寸法がμmオーダーで
ある。この粒子の平均径は、0.2ないし10μm、好
ましくは約1ないし4μmである。
【0025】シリカ含有材料は、一般にSiO4 四面体
にかかわる広範囲に及ぶ共有結合形の網様構造を有する
ので、表面ヒドロキシル形成の可能性を提供する。好ま
しい材料は小板または中空シェルの形状となった非晶質
シリカである。シリカ含有材料からなる小板は、材料を
雲母等のフレーク上粒子に被覆することによって形成で
きる。中空シェルは細かく割れた固形コア材料を活性シ
リカによって被覆し、つぎに必要以上にシリカ被膜を損
なうことなくコア材料を取り除くことによって形成する
ことができる。どちらの場合も、シリカ被膜またはシェ
ルを相対的に薄く形成する。すなわち、250nm以下
の厚さとし、好ましくは約5ないし20nmの厚さとす
る。
【0026】適当な固形コア材料はカーボネート、例え
ばBaCO3 、SrCO3 、およびCaCO3 である。
他の材料もまた使用してもよい。他の材料としては、非
晶質水酸化シリカの粘着性スキンを容易に受け入れるも
の、被覆条件で低溶解性を持つもの、抽出、反応、およ
び酸化等のさまざまな技術によってシリカシェルから容
易に除去されるもの、酸化錫被膜の塗布を遮らないもの
である。
【0027】本発明の別の態様では、固形コア材料は非
晶質シリカ、またはシリカ含有材料からなるシェルの中
に封入されたままにすることができる。すなわち、除去
されない。本実施形態例の適当なコア材料としては、T
iO2 、雲母、カオリン、タルク、およびBaSO4
あり、シリカ被膜はコヒーレントであり、コア材料と結
合して実質的に均一な厚さが約5ないし20ナノメート
ルの被覆層を形成する。利用の際、透明性はポリイミド
ポリマーマトリックスに求められる特徴の一つであり、
またはポリイミドポリマーマトリックスをカラーリング
する柔軟性が重要である。したがって、導電性粒子のコ
ア材料は屈折率が雲母のものよりも大きくする。
【0028】シリカ含有材料は、実質的に密にパックさ
れたアンチモン含有酸化錫微結晶からなる二次元縄様構
造によって被覆される。そのような微結晶からなる層は
一般に約5ないし20nmの厚さである。酸化錫微結晶
は、1ないし20重量%、好ましくは5ないし10重量
%のアンチモンを含む。
【0029】導電性粒子は、必要量の導電性をマトリッ
クスポリマーに付与してフィルム構造を作るような濃度
でもって、ポリイミドマトリックスポリマーに分散され
る。104 〜1012オーム/□の表面抵抗率を持つ被覆
ポリイミドフィルムを得るために、該マトリックス内の
導電性粒子の濃度は14ないし50重量%、好ましくは
30ないし40重量%でなければならない。
【0030】フィルム表面の抵抗率もまた導電性粒子含
有ポリイミドマトリックス層の厚さに部分的に依存す
る。層の厚さがたいへん薄ければ抵抗率は高くなり、そ
の反対に層が厚くなれば抵抗率は低くなる。一般に、ポ
リイミドフィルムの厚さは、12ないし148μm、好
ましくは72ないし120μmであり、108 ないし1
12オーム/□の最適電気抵抗が得られる。
【0031】芳香族ポリアミド酸の有機極性溶媒溶液か
ら芳香族ポリイミドフィルムを合成する方法は一般に知
られている。本発明の静電気防止芳香族ポリイミドフィ
ルムは基本的に既知の方法を用いて合成される。すなわ
ち、すでに述べた導電性粒子を任意の段階で芳香族ポリ
アミド酸の有機極性溶媒溶液に取り込んで導電性粒子含
有ポリイミド溶液を調製し、さらに該溶液を用いて本発
明の静電気防止芳香族ポリイミドフィルムを合成する。
【0032】自立フィルムを、流し込成形法を用いて前
記導電性粒子含有芳香族ポリアミド酸有機極性溶媒溶液
から合成する。自立フィルムを275℃以上で加熱して
静電気防止芳香族フィルムを形成する。
【0033】特に、導電性アンチモン含有酸化錫被覆シ
リカ粒子を任意の段階で芳香族ポリアミド酸からなる配
合物に添加する。例えば、導電性粒子を最初に有機極性
溶媒に添加して、芳香族テトラカルボン酸成分と芳香族
ジアミン成分との重合を行うようにしてもよく、あるい
は有機極性溶媒でのそれらの成分の重合中に添加しても
よい。さらに、導電性粒子は、重合反応後に得られた芳
香族ポリアミド酸溶液に添加してもよい。
【0034】自立芳香族ポリイミドフィルムを既知のプ
ロセスでもって導電性粒子含有芳香族ポリアミド酸の有
機極性溶媒溶液から調製してもよい。例えば、分散した
導電性粒子を含む芳香族ポリアミドの有機極性溶媒溶液
を脱気し、T−ダイを介して金属ドラムまたはベルト等
の支持体に流し込む。つぎに、ポリアミド酸溶液を温風
または赤外線加熱で200℃以上、好ましくは60℃な
いし160℃で加熱し、徐々に溶液から溶媒を除去し、
25%ないし35%の残存有機溶媒が含まれる自立フィ
ルムを形成する。
【0035】その後、自立フィルムを275℃ないし5
55℃、好ましくは300℃ないし500℃の温度で
0.50ないし60分かけて加熱処理し、ポリアミド酸
をポリイミドに完全に変換させる。
【0036】以下、実施例を参照しながら本発明を詳細
に説明する。
【0037】なお、本明細書で使用される略語の意味は
以下の通りである。
【0038】ODPA=ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)エーテル二無水物 PMFA=ピロメリット酸二無水物 ODA=4,4′−ジアミノジフェニルエーテル DMAC=N,N−ジメチルアセトアミド ゼレック(登録商標、Zelec )ECP=アンチモンドー
プ酸化錫被覆導電性粒子
【0039】
【表1】
【0040】実施例において、厚さの測定はアメスゲー
ジ(Ames Gauge)、モデル122DBを用いた。また、表
面抵抗率はピニオンボイジャーメータ(Pinion Voyager
Meter)、モデルSRM110を用いて測定した。フィル
ムの伸び率は、ADTM−882−91に基づいて測定
した。耐電圧はASTM D−149−91に基づいて
測定した。誘電率の値はASTM−D−150−92を
用いて得られた。フィルム弾性率、引張強さ、および引
裂抵抗はASTM−D−1004−90にもとづいて測
定した。
【0041】<実施例1>本実施例はDMAC溶媒中の
ODPAとODAとの反応によって得られたポリアミド
酸を熱転換して作製し、アンチモンをドープした酸化錫
で被覆したシリカ粒子(ゼレック(登録商標)EPC1
610S)を19.2重量%含む芳香族ポリイミドフィ
ルムを説明する。
【0042】0.10 moleのODPAをDMAC
に溶解したODA0.10 moleに2時間にわたっ
て添加してポリアミド酸の15重量%溶液を作製した。
ブルックフィールド溶液粘度は25℃で2100ポアズ
であった。
【0043】ゼレック(登録商標)EPC1610S粒
子(3.33g)と24mLのDMACを100gのポ
リアミド酸溶液中で撹拌した。得られた流延ドープ(cas
tingdope)は25℃でブルックフィールド溶液粘度48
5ポアズを有し、それを18時間脱気した。
【0044】流延ドープを計量してパイレックス(登録
商標)ガラス板上にキャスティングロッドを用いて供給
し、110℃で20分間加熱して、残DMACを25か
ら35重量%含む「生の」または未硬化のフィルムを形
成した。
【0045】「生の」フィルムを四角のステンレス鋼の
フレームに留め、200℃で10分間予備硬化させ、次
いで、強制エアオーブン中で275℃で30分間完全に
硬化させた。得られた芳香族ポリイミドフィルムは見か
け上半透明の灰色で厚さは26.3μmであった。フィ
ルムは107 オーム/□の表面抵抗率と10.9%の伸
び率を有した。
【0046】<実施例2>本実施例はDMAC溶媒中の
PMDAとODAとの反応によって得られたポリアミド
酸を熱転換して作製し、アンチモンをドープした酸化錫
で被覆したシリカ粒子(ゼレック(登録商標)EPC1
610S)を16.8重量%含む芳香族ポリイミドフィ
ルムを説明する。
【0047】654g(3 mole)のPMDAを7
160gのDMACと30gの亜燐酸トリフェニルに溶
解した600g(3 mole)のODAに添加して1
4.9%固体のポリアミド酸溶液を作製した。ブルック
フィールド溶液粘度は25℃で1792ポアズであっ
た。
【0048】ゼレック(登録商標)EPC1610S粒
子25gを75gのDMAC中へ加えスラリー状にし
た。15gのスラリーを100gのポリアミド酸溶液に
添加して流延ドープを作製した。得られた流延ドープは
25℃でブルックフィールド溶液粘度860ポアズを有
した。
【0049】パイレックス(登録商標)ガラス板上に流
延したシートを108℃から112℃で20分間加熱し
て「生の」フィルムを作製した。次いで、「生の」フィ
ルムを340℃で25分間加熱して最終的なポリイミド
フィルムを作製した。
【0050】得られた芳香族ポリイミドフィルムは5
7.5μmの厚さを有し、表面抵抗率は104 オーム/
□、伸び率は13%であった。
【0051】<実施例3>実施例2に記載したように、
DMAC溶媒中のPMDAとODAとの反応によって得
られたポリアミド酸を熱転換して作製し、導電性のアン
チモンがドープされた酸化錫粒子を異なる量含み、コア
粒子(ゼレック(登録商標)ECP3005XC)が組
み込まれていない芳香族ポリイミドフィルムを作製し
た。このような導電性粒子は高剪断ミル中でそれらの導
電性に悪影響を及ぼすことなく非常に小さな粒径に容易
に分散でき、高いフィルム透明性が要求される芳香族ポ
リイミドフィルムに好適に利用できる。表2にフィルム
の特性をまとめて示す。
【0052】
【表2】
【0053】<実施例4>実施例3に記載したように、
DMAC溶媒中のPMDAとODAとの反応によって得
られたポリアミド酸を熱転換して作製し、導電性のゼレ
ック(登録商標)ECP3005XC粒子を含んでいる
芳香族ポリイミドフィルムを作製した。フィルムの性質
を表3にまとめて示す。
【0054】
【表3】
【0055】良好な電気伝導度に加え、ポリイミドフィ
ルムは十分な絶縁耐力を維持しながら増加した誘電率を
示しており、コンデンサの基板として有用であることを
示した。
【0056】<実施例5>DMAC溶媒中のPMDAと
ODAとの反応で作製した20.3重量%のポリアミド
酸溶液の各100gに、それぞれ、アンチモンをドープ
した酸化錫で被覆されたシリカ粒子(ゼレック(登録商
標)ECP1610S)を7.7g、9.6gおよび1
1.5gを加えた。
【0057】ポリイミドフィルムを熱転換法を用いて作
製した。ポリアミド酸溶液をパイレックス(登録商標)
ガラス板上に流延し、110℃から112℃に20分加
熱することによって自己支持の「生の」フィルムを形成
し、「生の」フィルムを300℃で30分加熱すること
によってポリイミドフィルムに転換した。得られたフィ
ルムの性質を表4に示す。
【0058】
【表4】
【0059】<実施例6>実施例3に記載したように、
導電性のアンチモンをドープした酸化錫粒子(ゼレック
(登録商標)ECP3005XC)を36重量%含む7
5μm厚のPMDA−ODAポリイミドフィルムを作製
した。ポリイミドフィルムを6kWの電力を用い100
ft/インチでコロナ放電処理した。フィルムの表面抵
抗率は3×1012オーム/□から5.5×108 オーム
/□に減少した。フィルムは周囲条件(23℃、50%
相対湿度)に100時間保存した後の表面抵抗率が5.
4×108 オーム/□であることから明らかなように良
好な保存寿命安定性を示した。従って、導電性のアンチ
モンをドープした酸化錫粒子を含むポリイミドのコロナ
放電処理は予期せぬ3から4倍の電気伝導度の増加をも
たらし、かつその処理の効果は周囲条件での保存後に永
久的に残る。
【0060】<実施例7>実施例3に記載したように、
導電性のアンチモンをドープした酸化錫粒子(ゼレック
(登録商標)ECP3005XC)を36重量%含む7
5μm厚のPMDA−ODAポリイミドフィルムを作製
した。ポリイミドフィルムの表面抵抗率は3×1012
ーム/□であった。
【0061】フィルム資料を400℃、425℃および
450℃に維持された空気循環オーブンに5から15分
自由に吊し、加熱して、熱処理したフィルムの表面抵抗
率を測定した。結果を表5に示す。
【0062】
【表5】
【0063】周囲温度で15日保存した後、熱処理した
フィルムの表面抵抗率は処理しない対照フィルムの値に
ほぼ戻った。熱処理したフィルムのその他の性質は表6
に示すように基本的には変化しなかった。
【0064】
【表6】
【0065】このように、ポリイミドフィルムは優れた
静電気防止特性、すなわち、400℃またはそれ以上の
温度の熱処理を受けた後でさえ、その良好な耐熱性と機
械的な特性を維持しながら、1010から1012の表面抵
抗率を示す。
【0066】<実施例8>実施例2に記載したように、
DMAC溶媒中のPMDAとODAとの反応によってポ
リアミド酸の15重量%溶液を作製した。ブルックフィ
ールド溶液粘度は25℃で2495ポアズであった。
【0067】DMAC中のゼレック(登録商標)ECP
1610S粒子の30重量%スラリーを作製し、ポリア
ミド酸溶液の各100gに導入した。次いで、得られた
流延ドープを異なる量の導電性の粒子を含むポリイミド
フィルムに熱転換した。ポリイミドフィルムの表面抵抗
率を測定した。結果を表7にまとめて示す。
【0068】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 5/18 C08L 79/08

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンチモンを含む酸化錫で被覆された導
    電性のシリカ粒子がポリイミドの重量を基準にして14
    から50重量%分散されている芳香族ポリイミドフィル
    ムであって、アンチモンが酸化錫の1から20重量%の
    範囲であり、表面抵抗率が104 から1012オーム/□
    であることを特徴とする静電気防止芳香族ポリイミドフ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 前記芳香族ポリイミドが芳香族ジアミン
    成分と芳香族テトラカルボン酸成分との反応によって作
    製されることを特徴とする請求項1に記載の静電気防止
    芳香族ポリイミドフィルム。
  3. 【請求項3】 前記芳香族テトラカルボン酸成分がピロ
    メリト酸二無水物を含むことを特徴とする請求項2に記
    載の静電気防止芳香族ポリイミドフィルム。
  4. 【請求項4】 前記芳香族テトラカルボン酸成分がビス
    (3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物を
    含むことを特徴とする請求項2に記載の静電気防止芳香
    族ポリイミドフィルム。
  5. 【請求項5】 前記芳香族ジアミン成分が4,4′−ジ
    アミノジフェニルエーテルを含むことを特徴とする請求
    項2に記載の静電気防止芳香族ポリイミドフィルム。
  6. 【請求項6】 前記被覆された導電性シリカ粒子が0.
    2から10μmの範囲の平均粒径を有することを特徴と
    する請求項1に記載の静電気防止芳香族ポリイミドフィ
    ルム。
  7. 【請求項7】 前記アンチモンを含む酸化錫の層が5か
    ら20nm範囲の厚さを有することを特徴とする請求項
    1に記載の静電気防止芳香族ポリイミドフィルム。
  8. 【請求項8】 前記シリカが中空殻の形状の非晶質シリ
    カを含むことを特徴とする請求項1に記載の静電気防止
    芳香族ポリイミドフィルム。
  9. 【請求項9】 前記シリカが小さな板状体の形状の非晶
    質シリカを含むことを特徴とする請求項1に記載の静電
    気防止芳香族ポリイミドフィルム。
  10. 【請求項10】 前記中空シリカ殻が微細に分割された
    中実コア材料を非晶質シリカで被覆し次いでコア材料を
    除去して形成されることを特徴とする請求項8に記載の
    静電気防止芳香族ポリイミドフィルム。
  11. 【請求項11】 前記中実コア材料が非晶質シリカの殻
    の中に包まれて残っていることを特徴とする請求項10
    に記載の静電気防止芳香族ポリイミドフィルム。
  12. 【請求項12】 前記中実コア材料が炭酸バリウム、炭
    酸ストロンチウムまたは炭酸カルシウムを含むことを特
    徴とする請求項10に記載の静電気防止芳香族ポリイミ
    ドフィルム。
  13. 【請求項13】 前記中実コア材料が二酸化チタン、マ
    イカ、カオリン、タルクまたは硫酸バリウムを含むこと
    を特徴とする請求項11に記載の静電気防止芳香族ポリ
    イミドフィルム。
  14. 【請求項14】 前記芳香族ポリイミドがポリメリト酸
    二無水物と4,4′−ジアミノジフェニルエーテルとの
    反応によって作製され、アンチモンを含む酸化錫の層で
    被覆された導電性シリカ粒子を30から40重量%含
    み、かつ108から1012オーム/□の範囲の表面抵抗
    率を有することを特徴とする請求項12に記載の静電気
    防止芳香族ポリイミドフィルム。
JP9203239A 1996-07-29 1997-07-29 静電気防止芳香族ポリイミドフィルム Expired - Fee Related JP2869401B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/681,584 1996-07-29
US08/681,584 US5688841A (en) 1996-07-29 1996-07-29 Antistatic aromatic polyimide film

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1077406A JPH1077406A (ja) 1998-03-24
JP2869401B2 true JP2869401B2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=24735914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9203239A Expired - Fee Related JP2869401B2 (ja) 1996-07-29 1997-07-29 静電気防止芳香族ポリイミドフィルム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5688841A (ja)
EP (1) EP0822224B1 (ja)
JP (1) JP2869401B2 (ja)
DE (1) DE69733045T2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5997775A (en) * 1990-05-26 1999-12-07 Mitsui Kinzoku Mitsui Maining & Smelting Co. Ltd. Electrically conductive barium sulfate-containing composition and process of producing
DE69832444T2 (de) * 1997-09-11 2006-08-03 E.I. Dupont De Nemours And Co., Wilmington Flexible Polyimidfolie mit hoher dielektrischer Konstante
US20060046593A1 (en) * 2004-08-27 2006-03-02 Jean Senellart Antistatic transfer belt for nonwovens process
JP4668688B2 (ja) * 2005-05-30 2011-04-13 日東電工株式会社 配線回路基板およびその製造方法
JP2006332547A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Nitto Denko Corp 配線回路基板
TWI298334B (en) * 2005-07-05 2008-07-01 Chang Chun Plastics Co Ltd Polyamic acid resin composition modified with laminate nanometer silica sheet and polyimide prepared therefrom
JP2007208191A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Nitto Denko Corp 配線回路基板
US7476339B2 (en) 2006-08-18 2009-01-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Highly filled thermoplastic composites
EP1975741B1 (en) * 2007-03-27 2016-01-06 Nitto Denko Corporation Semi-conductive polyimide film
US8729217B2 (en) 2007-03-27 2014-05-20 Nitto Denko Corporation Semi-conductive polyimide film
KR20120077473A (ko) 2010-12-30 2012-07-10 삼성모바일디스플레이주식회사 플렉서블 기판 및 상기 플렉서블 기판을 포함하는 표시 장치
US9640676B2 (en) * 2012-06-29 2017-05-02 Sunpower Corporation Methods and structures for improving the structural integrity of solar cells
WO2014003451A1 (en) * 2012-06-29 2014-01-03 Kolon Industries, Inc. Polyimide and polyimide film comprising the same
CN103029395B (zh) * 2012-12-21 2015-05-13 深圳瑞华泰薄膜科技有限公司 一种耐电晕聚酰亚胺薄膜材料及其制备方法
US20160096952A1 (en) * 2013-05-20 2016-04-07 Kolon Industries, Inc. Polyimide resin and polyimide film produced therefrom
CN103756313B (zh) * 2013-12-13 2017-01-11 洛阳轴研科技股份有限公司 一种提高醚酐型聚酰亚胺保持架管坯耐热性的方法
FR3070309B1 (fr) * 2017-08-30 2021-02-19 Porcher Ind Materiau multicouche pour une coque de ballon d'aerostat

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0025583B1 (en) * 1979-09-14 1982-11-24 Mitsubishi Materials Corporation Electroconductive powder and process for production thereof
JPS6320342A (ja) * 1986-07-11 1988-01-28 Sanyo Shikiso Kk 導電性雲母微粒子の製造法
JP2624998B2 (ja) * 1988-06-09 1997-06-25 日東電工株式会社 ガイドシーブ
US5324766A (en) * 1989-07-07 1994-06-28 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Resin composition for forming plated layer and use thereof
US5236737A (en) * 1989-08-02 1993-08-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electroconductive composition and process of preparation
US5075036A (en) * 1989-08-16 1991-12-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Conductive polyimide containing carbon black and graphite and preparation thereof
US5091229A (en) * 1989-10-13 1992-02-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electronics protective packaging film
US5068063A (en) * 1989-12-28 1991-11-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Non-carbon black containing conductive coating composition
US5114756A (en) * 1990-04-27 1992-05-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Conductive epoxypolyamide coating composition
US5512350A (en) * 1992-07-31 1996-04-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium having a magnetic layer with a specified surface roughness and which contains ferromagnetic powder, binder, and an abrasive

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1077406A (ja) 1998-03-24
DE69733045T2 (de) 2006-03-02
DE69733045D1 (de) 2005-05-25
EP0822224B1 (en) 2005-04-20
EP0822224A3 (en) 1999-05-26
EP0822224A2 (en) 1998-02-04
US5688841A (en) 1997-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2869401B2 (ja) 静電気防止芳香族ポリイミドフィルム
JP3370403B2 (ja) 顔料入りポリイミド成型物品の製造方法
JP4920886B2 (ja) ドープされたポリアニリンを含むポリイミドベース組成物およびそれに関する方法と組成物
US4568715A (en) Aromatic polyimide composition comprising mixed solvent
WO2012101988A1 (ja) 熱伝導性フィルム及びその製造方法
TW200808871A (en) Articles comprising a polyimide solvent cast film having a low coefficient of thermal expansion and method of manufacture thereof
EP0299865A2 (en) Process for preparing low dielectric polyimides
JPWO2002102882A1 (ja) 半導電性ポリイミドフィルムおよびその製造方法
KR20130078764A (ko) 투명 전도성 필름
EP0082724B1 (en) A polyamide acid, a process for its production and a polyimide produced therefrom
KR20100034099A (ko) 투명전극
JP4392578B2 (ja) 易滑性ポリイミドフィルムおよびその製造方法
KR101438225B1 (ko) 전도성 재료 및 그 제조방법
JPH10226751A (ja) 改良されたポリイミド樹脂組成物及びそれからなる耐熱性樹脂フィルム
JP2004035825A (ja) 半導電性ポリイミドフィルムおよびその製造方法
JPS61113625A (ja) 表面電導性ポリイミド
JP7405560B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂フィルム及び金属張積層板
JP2007298692A (ja) 異方導電性ポリイミドベルトおよびその製造方法
JPH06287327A (ja) ポリイミドフィルムの製造方法
JPH0665707B2 (ja) 改良されたポリイミドフイルム
JPS6268853A (ja) 改良された耐熱ポリイミドフイルム
JPS60203638A (ja) ポリイミドフイルム
KR20160081613A (ko) 플렉서블 otft 소자의 기재용 평탄화 필름 및 이를 포함하는 플렉서블 otft 소자
JP2000211081A (ja) ポリイミドとフッ素樹脂の積層体およびその製造方法ならびに該積層体を用いた電線被覆用絶縁テ―プ
JP2783537B2 (ja) 透明導電性フイルム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081225

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091225

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees