JPH06287327A - ポリイミドフィルムの製造方法 - Google Patents

ポリイミドフィルムの製造方法

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JPH06287327A
JPH06287327A JP3195394A JP3195394A JPH06287327A JP H06287327 A JPH06287327 A JP H06287327A JP 3195394 A JP3195394 A JP 3195394A JP 3195394 A JP3195394 A JP 3195394A JP H06287327 A JPH06287327 A JP H06287327A
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polyimide film
zeolite powder
polar solvent
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Ichiro Kaneko
一郎 金子
Atsushi Sugitani
厚志 杉谷
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度に優れ、かつフィルム表面滑性に
優れ、フレキシブルプリント基板などの基板フィルムと
して好適なフィラーが均一分散されたポリイミドフィル
ムを工業的に有利に得る。 【構成】 有機極性溶媒中で平均粒子径0.5〜5μm
のゼオライト粉末の存在下に芳香族テトラカルボン酸二
無水物と芳香族ジアミンとを反応させてポリアミド酸溶
液を調製し、これを成膜イミド化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械的強度に優れ、か
つフィルム表面滑性に優れ、フレキシブルプリント基板
などの基板フィルムとして好適な、フィラーが均一分散
されたポリイミドフィルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリイ
ミドフィルムは、耐熱性、耐薬品性、機械的強度、電気
特性などに優れていることから積層板、フレキシブルプ
リント基板等に使用されてきた。しかし、表面処理して
いない表面が平滑なポリイミドフィルムは、銅箔とラミ
ネートする際にロール等との摩擦が大きく、皺が入った
り、ロールに巻き付いたりするというトラブルが生じる
ことがあり、それ故ポリイミドフィルムの表面滑性を改
善する必要があった。
【0003】従来、プラスチックフィルム表面の滑性や
ブロッキングを改良する方法として、サンドブラスト、
エンボス加工などの表面処理の他、フィルムに1〜5μ
mのフィラー微粉末を混合してフィルム表面に微細な突
起を生じさせ、表面摩擦を減らす手法が取られてきた。
ポリイミドフィルムの表面改質においても上記と同様に
フィラー微粉末を混合する方法が考えられており、具体
的にリン酸カルシウム(特開昭62−68852号公
報)やシリカ(特開昭62−68853号公報)等の無
機粉末の混合が提案されている。
【0004】プラスチックフィルムにフィラー微粉末を
混合するには、一般にフィラー微粉末をフィルム形成用
の樹脂原料に配合し、溶融状態で混練押し出してフィル
ムに分散させる方法が採用されている。しかし、ポリイ
ミド樹脂は、一部の熱可塑性ポリイミド樹脂を除いて溶
融成形することが困難であるので、通常、前駆体のポリ
アミド酸溶液の状態で溶剤キャスティングされてから溶
剤を飛ばしてフィルム化される。このため、ポリイミド
フィルムに関しては、フィラー微粉末をポリアミド酸溶
液中に混合分散させる方法が考えられるが、粘稠なポリ
アミド酸溶液にフィラー微粉末を均一に分散させること
は難しく、フィラー微粉末が分散せずに凝集して直径1
0μm以上の塊となることがしばしば生じる。このよう
に凝集したフィラーは、成膜イミド化した際にフィルム
中で異物となり、フィルム外観を損ねたり、引っ張り強
度等の機械的特性、更にはフィルムの電気絶縁性等の電
気特性に悪影響を及ぼすことがあり、それ故、上記の混
合方法は好適な方法とは言い難いものである。
【0005】また、ポリイミドフィルムを製造する際、
一般にポリアミド酸は有機極性溶媒中で合成されるが、
有機極性溶媒は水分を吸収し易い性質を持っていること
から水分を含んでいることが多く、このためポリアミド
酸の重合度が上がらなかったり、重合度の保存安定性が
悪くなって、フィルムの機械的特性が悪くなるという欠
点があった。そこでこの場合、有機極性溶媒中の水分を
除くために予め有機極性溶媒中に脱水剤を加えて脱水
し、その後に脱水剤を除去してから使用するか、あるい
は有機極性溶剤を蒸留してから使用する必要があり、従
って、作業工程が多く面倒であった。更に、有機極性溶
媒剤の水分吸収を防ぐためには、厳重な品質管理にコス
トがかかり、かつ窒素雰囲気下に置く必要があるなど経
済性、作業性に問題が多かった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
機械的強度に優れている上、表面滑性に優れたフィラー
が均一分散されたポリイミドフィルムを工業的に有利に
製造することができるポリイミドフィルムの製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、有機極性溶
媒中で平均粒子径0.5〜5μmのゼオライト粉末の存
在下に芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミ
ンとを反応させてポリアミド酸溶液を調製し、これを成
膜イミド化することにより、優れた機械的特性と表面滑
性とを兼ね備えた上記ゼオライト粉末が均一分散された
ポリイミドフィルムを工業的に有利に製造できることを
見い出した。
【0008】即ち、上記方法では、まずゼオライト粉末
が脱水剤として作用して有機極性溶媒中の水分が除去さ
れる上、このゼオライト粉末を除くことなくその存在下
でポリアミド酸溶液を調製することでかかるポリアミド
酸溶液中に均一に分散したゼオライト粉末がフィラーと
しても働き、このため保存安定性が良い高重合度のポリ
アミド酸を合成し得ると共に、成膜後のフィルム表面に
微細な突起を生じさせてフィルム表面の滑り性を向上さ
せることができ、それ故、機械的強度に優れ、かつ表面
滑性にも優れたフィラー分散ポリイミドフィルムを極め
て容易かつ簡単な作業手順で経済的にも有利に製造し得
ることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0009】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明のポリイミドフィルムの製造方法では、まず有機極性
溶媒中に平均粒子径が特定範囲のゼオライト粉末を分散
させる。この場合、ゼオライト粉末は脱水剤として作用
し、有機極性溶媒中の水分が除去される。
【0010】ここで、ゼオライト粉末は、平均粒子径が
0.5〜5μm、好ましくは1〜5μmの範囲の必要が
ある。平均粒子径が0.5μmより小さいと表面滑性効
果が落ちてしまい、5μmより大きいと異物感があり、
フィルム外観に影響する。
【0011】また、上記ゼオライト粉末は、含水率が5
%以下、特に3%以下で吸水能力が15g/100g以
上、比表面積が300m2/g以上の性能を有すること
が好ましく、このような性能を有すると後述の配合量で
十分な吸水能力を満たすことができる。なお、本発明で
は、ゼオライト粉末として上記条件を満足する市販のゼ
オライト粉末、例えばモレキュラシーブ等を使用するこ
とができる。
【0012】更に、ゼオライト粉末の配合量は、有機極
性溶媒に対して0.05〜0.5%(重量%、以下同
様)、特に0.1〜0.5%混合されていれば十分な脱
水効果を発揮し得、またフィルム内に0.1〜5%、特
に0.1〜1%混合されていれば後述するフィラーとし
て満足な効果が得られるもので、上述の両範囲を満足し
得る量とすることが好ましい。ゼオライト粉末の有機極
性溶媒に対する混合量が0.05%に満たないと、脱水
効果が不十分で、ポリアミド酸の固有粘度があがらず、
ポリアミド酸の粘度の保存安定性も悪くなる場合があ
り、フィルム中への混合量が0.1%に満たないと、ポ
リイミドフィルムの表面突起が十分でなく、良好な表面
滑性が得られない場合がある。また、溶媒に対して0.
5%を超えたり、フィルム中に5%を超えて混合する
と、成膜イミド化してポリイミドフィルムとした時点で
フィラーの含有量が多いためフィルムが曇り、不透明に
なったり、機械的に脆くなる場合がある。
【0013】上記ゼオライト粉末を分散させる有機極性
溶媒としては、例えばN,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロ
リドン、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
【0014】本発明において、有機極性溶媒中にゼオラ
イト粉末を分散させる方法としては、別に制限されない
が、ゼオライト粉末は、最終的にフィラーとしてフィル
ム中に残されるため、成膜後のフィルムの外観を良くす
るために、この時点で凝集することなく均一に分散させ
ておく必要があることから、均一分散させ得る方法が好
ましく、例えば反応槽内にフィラーを投入して撹拌羽根
で高速に撹拌し、均一に分散するか、もしくは、予め少
量の有機極性溶媒に5〜20%の濃度で超音波等を用い
て均一にゼオライト粉末を分散させておいてから反応槽
内の有機極性溶媒に希釈する方法などが採用される。
【0015】次に、本発明では、上記ゼオライト粉末が
存在する有機極性溶媒中で芳香族テトラカルボン酸二無
水物と芳香族ジアミンとを反応させてポリアミド酸溶液
を調製し、これを成膜イミド化してポリイミドフィルム
を製造する。
【0016】この場合、芳香族テトラカルボン酸及び芳
香族ジアミンとしては、所望するポリアミドを形成し得
るものが選択され、特に制限されるものではないが、芳
香族テトラカルボン酸二無水物としては、例えばピロメ
リット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物、ジフェニルエーテルテトラカ
ルボン酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸
二無水物などが挙げられる。また、芳香族ジアミンとし
ては、例えば4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジア
ミノジフェニルエタン、4,4’−ジアミノジフェニル
プロパン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、m−フェニ
レンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−トルイレ
ンジアミン、p−トルイレンジアミン、ベンチジン、
1,5−ジアミノナフタレンなどが挙げられる。
【0017】上記芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳
香族ジアミンとの使用割合は特に制限されないものの、
芳香族ジアミンに対して0〜5モル%芳香族テトラカル
ボン酸二無水物が過剰な量、特にほぼ等モル量とするこ
とができ、またこれら両成分の溶媒中の濃度も適宜選定
されるが、5〜30%が適当である。5%未満では濃度
が低いことから生産性が悪くなるおそれがあり、また3
0%以上では溶液粘度が高くなりすぎ、ゲル状態とな
り、成膜困難となる場合が生じる。
【0018】更に、ポリアミド酸溶液を得るための反応
手順としては、先に芳香族ジアミンをゼオライト粉末が
分散した有機極性溶媒に溶解し、後から酸二無水物を添
加する方法や、逆に酸二無水物をゼオライト粉末を分散
した有機極性溶媒に溶解してからジアミンを添加する方
法、両者を混合してからゼオライト粉末を分散した溶媒
に添加する方法など何れでも可能である。
【0019】なお、反応条件は特に限定されないが、発
熱を抑えて40℃以下において10〜20%濃度で行う
ことが好適である。
【0020】この反応により得られるポリアミド酸溶液
のポリアミド酸濃度は通常10〜30%に調整される
が、溶液粘度が高くなりすぎた時には、適当に溶媒を加
えて希釈してもよい。なお、溶液粘度は10〜5,00
0ポイズが好適である。
【0021】得られたポリアミド酸溶液からポリイミド
フィルムを得る方法としては、ポリアミド酸溶液をポリ
イミド化する公知の方法を採用してフィルム化でき、例
えばポリアミド酸溶液をガラス板等平らな板に流延し、
予備乾燥した後、剥離してから両端を保持して150〜
300℃で脱溶剤、300〜450℃で加熱イミド化す
ることによりポリイミドフィルム化することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、フィルム表
面滑性に優れ、フレキシブルプリント基板等の基板フィ
ルムとして好適に使用することができるフィラーが均一
分散されたポリイミドフィルムを工業的に有利に製造す
ることができる。更に、本発明によれば、ゼオライト粉
末が脱水性能を有しているために重合系内の水分が除去
され、高重合度で保存安定性の良い重合度低下の少ない
ポリアミド酸を合成することができ、それ故、機械的強
度の優れたポリイミドフィルムを製造できる。
【0023】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0024】〔実施例1〕N,N−ジメチルホルムアミ
ド245.3gを500mlビーカーにとり、モレキュ
ラーシーブ3A(ユニオン昭和社製、含水率2.5%以
下、吸水量22g/100g、比表面積500〜700
2/g、平均粒子径3μm)を0.223g混合し、
超音波をかけて均一に分散して撹拌し、溶剤中の水分を
吸着させた。これを500mlフラスコに移し、窒素ガ
スを流しながら、ジアミノジフェニルエーテル16.0
12gをフラスコ中に投入し、DMFに溶解させた。次
にピロメリット酸二無水物17.450gを発熱を抑え
ながら徐々に加え、25℃で反応させた。その後3時間
撹拌を続け、濃度12重量%、溶液粘度1620ポイズ
のポリアミド酸溶液を調製した。
【0025】このポリアミド酸溶液をガラス板上にアプ
リケーターで薄くのばし、オーブン中110℃,60分
乾燥してから剥離し、鉄枠に固定し、200℃,60
分、次いで350℃,60分で脱溶剤イミド化して、2
5μm厚のフィルムとした。フィルム中のゼオライト含
量は0.69%であった。
【0026】〔実施例2〕N,N−ジメチルホルムアミ
ド280.35gを500mlビーカーにとり、モレキ
ュラーシーブ3A(ユニオン昭和社製、含水率2.5%
以下、吸水量22g/100g、比表面積500〜70
0m2/g、平均粒子径3μm)を0.255g混合
し、超音波をかけて均一に分散して撹拌し、溶剤中の水
分を吸着させた。これを500mlフラスコに移し、窒
素ガスを流しながら、ジアミノジフェニルエーテル1
6.012gをフラスコ中に投入し、DMFに溶解させ
た。次にピロメリット酸二無水物17.450gを発熱
を抑えながら徐々に加え、25℃で反応させた。その後
3時間撹拌を続け、濃度15重量%、溶液粘度2780
ポイズのポリアミド酸溶液を調製した。
【0027】このポリアミド酸溶液をガラス板上にアプ
リケーターで薄くのばし、オーブン中110℃,60分
乾燥してから剥離して、鉄枠に固定し、200℃,60
分、次いで350℃,60分で脱溶剤イミド化し、25
μm厚のフィルムとした。フィルム中のゼオライト含量
は0.79%であった。
【0028】〔比較例1〕1000mlフラスコにN,
N−ジメチルホルムアミド245.3gを加え、窒素ガ
スを流しながらジアミノジフェニルエーテル16.01
2gを加え、溶解させた。次にピロメリット酸二無水物
17.450gを発熱を抑えながら徐々に加えて25℃
で反応させた。その後3時間撹拌を続け、濃度12重量
%、溶液粘度520ポイズのポリアミド酸溶液を調製し
た。
【0029】このポリアミド酸溶液をガラス板上にアプ
リケーターで薄くのばし、オーブン中110℃,60分
乾燥してから剥離し、鉄枠に固定し、200℃,60
分、次いで350℃,60分で脱溶剤イミド化して、2
5μm厚のフィルムとした。
【0030】〔比較例2〕1000mlフラスコにN,
N−ジメチルホルムアミド280.35gを加え、窒素
ガスを流しながらジアミノジフェニルエーテル16.0
12gを加え、溶解させた。次にピロメリット酸二無水
物17.450gを発熱を抑えながら徐々に加えて25
℃で反応させた。その後3時間撹拌を続け、濃度15重
量%、溶液粘度920ポイズのポリアミド酸溶液を調製
した。
【0031】このポリアミド酸溶液をガラス板上にアプ
リケーターで薄くのばし、オーブン中110℃,60分
乾燥してから剥離し、鉄枠に固定し、200℃,60
分、次いで350℃,60分で脱溶剤イミド化して、2
5μm厚のフィルムとした。
【0032】各実施例、比較例で得られたポリイミドフ
ィルムは、以下の方法で物性測定した。結果を表1,2
に示す。なお、固有粘度は、次式で求められる。
【0033】
【数1】 動摩擦係数:JIS K7125に基づきフィルム表面
摩擦を測定した。 表面粗さ:JIS B0601に基づきフィルム表面粗
さを測定した。 機械的強度:ASTM D882−88に基づき測定し
た(引張強度、弾性率、伸度)。 保存安定性:実施例及び比較例で合成したポリアミド酸
をそれぞれ25℃で一週間放置し、固有粘度の変化をみ
た。また、合成したポリアミド酸を一日後に成膜したフ
ィルムと25℃で一週間放置した後に成膜したフィルム
の引張強度と伸びのデータを比較した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機極性溶媒中で平均粒子径0.5〜5
    μmのゼオライト粉末の存在下に芳香族テトラカルボン
    酸二無水物と芳香族ジアミンとを反応させてポリアミド
    酸溶液を調製し、これを成膜イミド化して、上記ゼオラ
    イト粉末が均一分散されたポリイミドフィルムを得るこ
    とを特徴とするポリイミドフィルムの製造方法。
JP3195394A 1993-02-04 1994-02-03 ポリイミドフィルムの製造方法 Pending JPH06287327A (ja)

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