JP2866364B1 - 鉄道車両の持ち上げ装置 - Google Patents

鉄道車両の持ち上げ装置

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JP2866364B1 JP23419597A JP23419597A JP2866364B1 JP 2866364 B1 JP2866364 B1 JP 2866364B1 JP 23419597 A JP23419597 A JP 23419597A JP 23419597 A JP23419597 A JP 23419597A JP 2866364 B1 JP2866364 B1 JP 2866364B1
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彰 陰山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道の整備工場等
に設置される鉄道車両の持ち上げ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の整備工場等においては、例え
ば台車を交換したり車両の床下機器備を保守・点検した
りする等のために車体を持ち上げなければならない場合
がある。このための持ち上げ装置として従来は、図21に
示すような移動ジャッキ50が使用されていた。
【0003】すなわちこの移動ジャッキ50は、車輪51で
支持されたベース52に支柱53を立設し、この支柱53に、
油圧やモータで駆動される支持アーム54を昇降自在に装
着したもので、車体6を挟んだ両側にそれぞれ前後2個
ずつの移動ジャッキ50を配置して、各移動ジャッキ50を
車体6に接近させて支持アーム54を車体55の下方に挿入
し、それから各移動ジャッキ50の支持アーム54を一斉に
上昇させて車体55を持ち上げるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のような
移動ジャッキ50を使用した持ち上げ方法では、持ち上げ
作業のたびに一々移動ジャッキ50を工場内で移動させな
ければならないため作業に手間がかかるばかりか、台車
56の移動作業や保守・点検等の作業に際して移動ジャッ
キ50が邪魔になるという問題があった。また、移動ジャ
ッキ50は不使用時には工場等の片隅に置かねばならない
ため、それだけ工場の利用できる有効スペースが減少す
ると共に、人の歩行の邪魔になるなどして作業環境上好
ましくないといった点も問題であった。
【0005】本発明のこの問題を解消することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、「車体と台車とを備えた鉄道車両の走行搬送
路に堀り込んだ穴の中に、前記車体だけを持ち上げるか
又は台車ごと車体を持ち上げるようにしたリフト装置を
配置する」という構成にした。
【0007】
【発明の奏する効果】このように構成すると、置を車両
の走行路に堀り込んだ穴に内蔵すると、従来のようにジ
ャッキを移動させるものに比べて車体の持ち上げ作業を
迅速に行うことができるため、車体の持ち上げ作業を能
率良く行うことができる。また、車体を持ち上げた状態
でジャッキ装置の多くの部分は穴の中に隠れたままであ
るから、従来に比べてジャッキ装置が作業の邪魔になる
割合を著しく低減できる。
【0008】しかも、ジャッキ装置は車両の走行搬送路
に内蔵したものであるから、整備工場等のスペースを有
効利用することができる。更に、不使用時には穴の中に
隠れたままにしておけるから、作業環境がすっきりして
不使用時に人の歩行の邪魔になることもない。ところ
で、車両の車体に種類によって長さがまちまちであり、
このためジャッキ装置による持ち上げ位置も車両の種類
によって異なってくる。この点について請求項2のよう
に構成すると、車両の走行搬送路に沿って配置した複数
のジャッキ装置の間隔を変更することにより、車体の持
ち上げ位置の間隔を調節することができるから、1種類
の持ち上げ装置で多種類の車体を持ち上げることができ
る利点である。また、モノコックタイプの車両のように
支持位置が定められている場合にも、その定められた支
持位置に的確に持ち上げたりすることができて、使い勝
手が良い。
【0009】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1〜図5では車体を台車ごと持ち上
げるようにした第1実施形態を示しており、このうち図
1(A)は全体の外観を示す斜視図、図1(B)は車両1を仮想
線で示した概略平面図である。これらの図に示すよう
に、車両1の走行搬送路2には、その長手方向に沿って
複数の穴3を堀り込んで、各穴3内にジャッキ装置4を
内蔵している。走行搬送路2のレール5は穴3の箇所で
は分断されている。
【0010】車両1は、車体6と、その前後2か所の部
位に着脱自在に装着した2台の台車7とを備えており、
台車7の上面に設けたピン8を車体6に嵌め入れてい
る。車両1には長さの異なるものが複数種類存在するこ
とから、走行搬送路2に、車両1の長さに対応した3つ
の穴3を堀り込み、各穴3にジャッキ装置4を配置する
ことにより、長さの異なる複数種類の車両1を持ち上げ
できるようにしている。換言すると、3台のジャッキ装
置4を1セットとして、1セットのジャッキ装置4で長
さの異なる複数種類の車両を持ち上げできるようにして
いる。
【0011】ジャッキ装置4の詳細は図2〜図5に示さ
れている。この点を次に説明する。図2は分離斜視図、
図3は一部破断平面図、図4は図3のIV−IV視断面図、
図5は図3のV-V 断面図である。図2に大雑把に示すよ
うに、ジャッキ装置4は、上面に一対のレール9を固着
したリフト10を備えており、このリフト10は、その四隅
に固定した4本のねじ軸11と、各ねじ軸11が取付いた第
1伝動箱12と、一つのモータ13の動力を各第1伝動箱
(ギアボックス)12に伝達する3つの第2伝動箱14とに
よって昇降される。各伝動箱12,14 は笠歯車機構等を利
用して主動軸と従動軸とを直交させたもので、第1伝動
箱12には、ねじ軸11に螺合したナットが回転自在で上下
動不能に嵌まっており、このナットが回転することによ
り、ねじ軸11が回転することなく上下動し、リフト10が
昇降する。
【0012】なお、リフト10の昇降手段としては油圧シ
リンダ等のシリンダを使用しても良いが、実施形態のよ
うにねじ軸11を使用すると、ねじ軸11は回転させないと
上下動しないため、持ち上げた車両1の重量でリフト10
が下降する不測の事態が生じることがない利点がある。
また、ねじ軸11を使用する場合、各ねじ軸11をモータで
個別に回転操作しても良いが、実施形態のように伝動箱
12,14 を使用して一つのモータ13で回転すると、各ねじ
軸11の上昇タイミングを確実に一致させることができる
利点がある。
【0013】リフト10の昇降手段としてはリンク機構等
の他の機構を使用しても良い。図5に示すように、穴3
には相対向した状態で段部3aを形成しており、この一対
の段部3aに支持フレーム15を差し渡してアンカーボルト
16で固定し、この支持フレーム15にモータ13と第1伝動
箱12を固着している。また、図5に示すように、穴3の
開口部のうちリフト10を挟んだ両側にはカバー17を着脱
自在に設けている。
【0014】以上の構成において、車両1を、その前後
台車7がジャッキ装置4の箇所に位置するように搬送し
てから停止させ、次いで、各ジャッキ装置4のモータ13
を同期して回転させると、二つのジャッキ装置4のリフ
ト10が同期して上昇し、車体6は台車7ごと持ち上げら
れる。従って、床下機器の保守・点検や修理等を行え
る。
【0015】台車7を交換する場合には、車体6を台車
7ごと適当な高さに持ち上げてから、図5に二点鎖線で
示すように床と車体6との間に適当な支持部材18を介在
させることによって車体6を持ち上げ状態に保持し、次
いで、リフト10を走行搬送路2と同じ高さ(最下限位
置)まで下降させて、台車7を走行搬送路2に押しやっ
て排除し、次いで、走行搬送路2からリフト10に新たな
台車7を移動させ、それからリフト10を上昇させて車体
6に装着し、次いで、支持部材18を取り去って車体6を
台車7ごと下降させれば良い。
【0016】なお、図示していないが、台車7がリフト
10上で移動しないようにロック装置を設けている。ま
た、走行搬送路2に多数セットのジャッキ装置4を設け
て、複数の車体6を一斉に(又は個別に)持ち上げでき
るようにしても良い。図6〜図9では、車体6だけを持
ち上げるようにした第2実施形態を示している。この実
施形態でも、図6の平面図に示すように、長さの異なる
複数種類の車両に対応できるように走行搬送路2に3つ
の穴3',3" を堀り込み形成し、各穴3',3" にジャッキ装
置4を内蔵している。第1実施形態では一つの穴3に一
つのジャッキ装置4を設けていたが、この実施形態で
は、3つの穴3',3" のうち図6で左側に位置した第1穴
3には1台のジャッキ装置4を配置し、他の2つの第2
穴3"には2台ずつのジャッキ装置を配置している。
【0017】図7〜9では第1穴3'にジャッキ装置4を
配置した状態を示しており、これらの図に基づいてジャ
ッキ装置4の構造を説明する。図7は平面図、図8は図
7のVIII−VIII視断面図、図9は図7のIX−IX視断面図
である。第1穴3'は走行搬送路2を横切るように延びて
いて(第2穴3"も同様である)、その両端部に第1段部
3aが形成されており、また、走行搬送路2のレール5の
間に位置した第2段部3bが形成されている。支持フレー
ム15を前後第1段部3aと第2段部3bとに跨がるように配
置して、これをアンカーボルト16で固着し、この支持フ
レーム15のうちレール5を挟んだ両側の部位に一対の第
1伝動箱12を設け、この第1伝動箱12に、車体6の側縁
を支持するための一対のねじ軸11を装着している。
【0018】両第1伝動箱12には、一つの第2伝動箱14
を介してモータ13を介して動力が伝達される。なお、第
2穴3"には、第1穴3'のジャッキ装置4が左右対称の状
態で2台設置される。図8及び図9に示すように、各ね
じ軸11の下端は連結バー19によって連結されている。こ
れは、ねじ軸11の安定性を向上するため及びねじ軸11の
回転防止のためである。各ねじ軸11の上端には車体受け
20を取付けている。車体受け20は、ねじ軸11に対して、
車体6の幅方向にある程度の寸法だけ移動できるように
取付いており、これにより、車両1の種類によって車体
6の幅寸法が異なっても1台の装置で対処できる。
【0019】この第2実施形態では走行搬送路2のレー
ル5は各穴3',3" を跨ぐ状態で延びており、このためレ
ール5は梁材21で支持されている。なお、工事の容易性
の点からはレール5を穴3',3" の箇所で分断しても良
い。この第2実施形態では、車両1を穴3',3" の箇所に
搬送してから、第1穴3'のジャッキ装置4と第2穴3"の
ジャッキ装置4を同期して駆動することにより、車体6
をだけを持ち上げることができる。
【0020】この第2実施形態の場合、3つの穴3',3"
に、走行搬送路2に沿って合計5対(10本)のねじ軸11
が配置されている。従って、図6に示すように、第1穴
3'のジャッキ装置4から他のジャッキ装置4までの間隔
寸法Lは4種類あり、このため、長さが異なる複数の車
体を持ち上げることができる。また、3対以上のねじ軸
11で車体6を持ち上げても良い。
【0021】この第2実施形態においては、一つのモー
タ13を回転して複数本のねじ軸11を一斉に上昇させるこ
とにより、図9に一点鎖線で示すように車体6のみを持
ち上げて台車7を交換することができる。図10〜17では
請求項2を具体化した第3実施形態を示している。この
うち図10は概略平面図であり、この図に示すように、走
行搬送路2に移動不能に設けた一対の固定式ジャッキ装
置4'と、走行搬送路2に沿って移動自在に設けた一対の
移動式ジャッキ装置4'とを設け、両ジャッキ装置4',4"
の間隔を調節することにより、異なる長さの車体6を1
台の装置で持ち上げできるようにしている。以下、詳述
する。
【0022】先ず、固定式ジャッキ装置4'について図11
〜13に基づいて説明する。図11は固定式ジャッキ装置4'
の平面図、図12は図11の XII-XII視断面図、図13は図11
のXIII−XIII視断面図である。固定式ジャッキ装置4'は
走行搬送路2の外側に掘られた第1穴3'に配置されてお
り、第1穴3'の段部3aには差し渡し固定した固定フレー
ム15と、この固定フレーム15に昇降自在に立設したねじ
軸11と、このねじ軸11を昇降するためのモータ13及び伝
動箱12’とを備えている。第2実施形態と同様に、ねじ
軸11の上端には車体受け20を設けている。
【0023】また、支持フレーム15には、ガイド軸24を
上下摺動自在に嵌め込んでおり、ガイド軸24の下端とね
じ軸11の下端とをステー部材23で連結している。ガイド
軸24は、ねじ軸11の回転を防止すると共に安定して昇降
させるためのものである。次に、移動式ジャッキ装置4"
について図14〜17に基づいて説明する。図14は概略平面
図、図15は図14の XV-XV断面図、図16は図14の XVI-XVI
視断面図、図17は駆動手段を示す部分斜視図である。
【0024】移動式ジャッキ装置4"は、走行搬送路2に
沿って堀り込み形成した細長い第2穴3"に設けられてい
る。例えば図16や図17に示すように、第2穴3"には、走
行搬送路2に沿って延びる左右一対の段部3aが形成され
ている。第2穴3"の左右段部3aには内向きに開口したコ
字状のガイドレール25が固定されており、図15に示すよ
うに、左右ガイドレール25に、走行フレーム26の左右両
側面に設けたコロ(車輪)27を嵌め込んでいる。
【0025】ガイドレール25は段部3aのほぼ全長にわた
って延びており、従って、走行フレーム26を走行搬送路
2に沿って大きく移動させることができる。走行フレー
ム26には、固定式ジャッキ装置4'と同様に、ねじ軸11、
モータ13、伝動箱12’、ガイド軸24が取付けられてい
る。図15及び図17に示すように、前記左右ガイドレール
28の上面には長く延びるチェンケース28が固着されてお
り、この左右チェンケース28の両端にそれぞれスプロッ
ケト29,30 を回転自在に取付け、前後スプロッケト29,3
0 にエンドレスのチェン31を巻掛け、更に、左右チェン
31をそれぞれ走行フレーム26に固定している。チェンケ
ース28にはチェン受け32を取付けている。
【0026】図17に示しように、左右の前スプロケット
29同士、及び左右の後スプロケット30同士は連動軸33で
互いに連結されており、前部の連動軸33に、チェン35を
介して走行用モータ34で動力を伝達するようにしてい
る。従って、走行用モータ34を正逆駆動すると、走行フ
レーム26(換言すると移動式ジャッキ装置4")が移動す
る。
【0027】以上の説明から容易に理解できるように、
走行用モータ34によって移動式ジャッキ装置4"を走行さ
せることにより、固定式ジャッキ装置4'と移動式ジャッ
キ装置4"との間隔を車体6の長さに応じて調節し、その
状態で車両1を搬送してから各ねじ軸11を同期して一斉
に上昇させることにより、長さの異なる車体6を1つの
装置で持ち上げることができる。
【0028】なお、走行フレーム26の移動手段としては
実施形態のようにチェンを使用することには限らず、油
圧又は空圧等きシリンダを使用したり、ねじ軸を使用し
たり、ラックとピニオンとからなる機構を利用したりす
るなど、他の種々の移動機構を利用しても良い。前後対
のジャッキ装置を互いに移動式としても良いが、この第
3実施形態のように構成すると、一方のジャッキ装置の
みを移動式とすることによって車体6の長さの違いに対
応できるので、構造が簡単になる利点がある。
【0029】図18及び図19では第4実施形態を示してお
り、このうち図18は概略平面図、図19は要部の原理を示
す部分斜視図である。この第4実施形態では、走行搬送
路2に沿って複数対のねじ軸11を配置した場合におい
て、車両1にはその幅寸法の異なるものが複数種類ある
ことを考慮し、各ねじ軸11を同期して走行路搬送2に向
けて遠近移動自在させることにより、車体6の幅寸法の
違いに対応できるようにしている。
【0030】すなわち、走行搬送路2に堀り込んだ穴3
に、走行搬送路2と直交した方向に延びる第1段部3aを
形成し、これら両第1段部3aに設けたガイドレール38で
一対の走行フレーム26を移動自在に支持し、各走行フレ
ーム26に第1伝導箱12を設け、両第1伝導箱12に、第2
伝導箱14とスプライン軸39とを介して一つの第1モータ
13の動力を伝達し、スプライン軸39の回転を、図11に示
すように、第1伝導箱12に立設したねじ軸11に傘歯車4
0,41 を介して動力伝達している。スプライン軸39とこ
れに嵌まった傘歯車40とは、スプライン軸39の長手方向
に沿って自在に摺動するように構成されている。
【0031】更に、両走行フレーム39には、当該走行フ
レーム39を遠近移動させるための手段としてナット部材
42が固着されており、両走行フレーム26のナット部材42
に1本のねじ棒43を螺合し、このねじ棒43を、第3伝導
箱44を介して第2モータ45で回転駆動するようにしてい
る。ところで、第2穴3"は相当の深さがあると共に長さ
が長いため、作業者が落ち込む虞がある。このため、図
10で部分的に示すように、移動式ジャッキ装置4"に、当
該移動式ジャッキ装置4"と一体に移動するカバー46を取
付けている。このカバー46は、移動式ジャッキ装置4"が
どの部位に移動しても第2穴3"を塞ぐような長さに設定
されている。また、カバー46は床面とほぼ同一面を成す
ように設定しており、このため、カバー46が第2穴3"の
外側において移動することを許容するため、走行搬送路
2を挟んだ両側に、第2穴4"の両端に連続するごく浅い
溝47を形成している。
【0032】この第3実施形態では、第2モータ13を回
転駆動して走行フレーム26を遠近移動させることによ
り、一対のねじ軸11の間隔を車体6の幅寸法に合わせて
調節し、次いで、第1モータ13を駆動して各ねじ軸11を
一斉に上昇させることにより、車体6を持ち上げること
ができる。なお、走行フレーム24の移動は油圧シリンダ
等の他の手段で移動させても良い。
【0033】第3実施形態では走行搬送路2の両側に一
対ずつの移動式ジャッキ装置4"を設けた場合であった
が、一つの移動式ジャッキ装置4"に2本のねじ軸11を設
けて、2本のねじ軸11を同期して昇降させるようにして
いる。すなわちこの第5実施形態では、走行搬送路2に
掘り込んだ穴に配置した走行フレーム26を、走行搬送路
2の長手方向(図12の紙面と直交する方向)に沿って延
びるガイドレール38で移動自在に支持し、走行フレーム
26に、伝導箱12を介してモータ(図示せず)で回転駆動
される一対ずつのねじ軸11を設け、このねじ軸11で車体
6を支持するようにしている。なお、走行フレーム26の
移動は、第3実施形態や第4実施形態と同様にねじ棒や
油圧又は空圧シリンダ、或いは、リンク機構等の各種の
駆動機構によって行うことができる。
【0034】車体の支持位置を、車体の長手方向と幅方
向との両方向に沿って移動できるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) は第1実施形態の外観を示す斜視図、(B)
平面図である。
【図2】要部の分離斜視図である。
【図3】一部破断平面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】図3の V-V視断面図である。
【図6】第2実施形態のレイアウトを示す平面図であ
る。
【図7】第2実施形態の部分平面図である。
【図8】図7のVIII-VIII 視断面図である。
【図9】図7の IX-IX視断面図である。
【図10】第3実施形態の概略平面図である。
【図11】第3実施形態における固定式ジャッキ装置の
平面図である。
【図12】図11の XII-XII視断面図である。
【図13】図11のXIII−XIII視断面図である。
【図14】第3実施形態における移動式ジャッキ装置の
平面図である。
【図15】図14のXV-XV 視断面図である。
【図16】図14のXVI-XVI 視断面図である。
【図17】移動式ジャッキ装置の駆動手段を示す部分斜
視図である。
【図18】第3実施形態の平面図である。
【図19】第4実施形態の原理を示す部分斜視図であ
る。
【図20】第5実施形態の断面図である。
【図21】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 車両 2 走行搬送路 3 穴 4,4',4" ジャッキ装置 5 レール 6 車体 7 台車 10 リフト 11 ねじ軸 12,14 伝導箱 13 モータ 26 走行フレーム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 3/08 B61K 13/00 B66F 7/14 B66F 7/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体と台車とを備えた鉄道車両の走行搬送
    路に堀り込んだ穴の中に、前記車体だけを持ち上げるか
    又は台車ごと車体を持ち上げるようにしたジャッキ装置
    を配置したことを特徴とする鉄道車両の持上げ装置。
  2. 【請求項2】「請求項1」において、複数のジャッキ装
    置を、走行搬送路に沿った方向に遠近移動自在となるよ
    うに設けていることを特徴とする鉄道車両の持上げ装
    置。
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