JP2866313B2 - 自動車のフロントガラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造 - Google Patents
自動車のフロントガラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造Info
- Publication number
- JP2866313B2 JP2866313B2 JP23215194A JP23215194A JP2866313B2 JP 2866313 B2 JP2866313 B2 JP 2866313B2 JP 23215194 A JP23215194 A JP 23215194A JP 23215194 A JP23215194 A JP 23215194A JP 2866313 B2 JP2866313 B2 JP 2866313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- windshield
- main body
- garnish
- leg
- cowl top
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
ラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造に関す
る。
ロントフードとの間の車体カウル部に形成された凹部に
は、当該凹部を遮蔽するために、プラスチックよりなる
ガーニッシュカウルトップが取り付けられる。図4およ
び図5にその例を示す。図中の符号50は自動車、51
はフロントガラス、52はフロントフード、53は車体
カウル部、54はガーニッシュカウルトップ、59は凹
部である。このガーニッシュカウルトップ54は本体部
55とその後端のリップ部56とからなり、ネジやクリ
ップなどの取付け部品57により前記本体部55が車体
58に固定されて、前記凹部59を覆っている。リップ
部56は、フロントガラス下端51a表面に圧接してガ
ーニッシュカウルトップ54を密着させるためのもの
で、軟質PVCなどからなり、前記本体部55の後端に
射出成形などによって一体に形成される。あるいは、別
個に成形したものを組み付ける場合もある。前記リップ
部56の先端は、ガラス表面に確実に密着するように、
前記フロントガラス下端51a側にかぶさるように湾曲
させて形成されている。前記リップ部56の被せ量は、
ガラス厚みおよびリップ部の形状のばらつきを考慮し
て、約3mm程度に形成されている。
プ部56がフロントガラス下端51aに固定されていな
いので、フロントガラス下端の湾曲形状にばらつきがあ
ったり、また熱などでガーニッシュカウルトップ54に
変形を生じた場合には、前記リップ部56とフロントガ
ラス下端51aとの間に隙間などを生じることがある。
部56裏面に取付け部60を設け、該取付け部60に係
止部材61を取り付け、フロントガラス下端51aを係
着する構造が知られている。この係止部材61は、基体
部62の一端に突設された挿入部63と、前記基体部6
2の他端から挿入部63とは反対側に突設された爪部6
4とからなる。この係止部材61は、前記挿入部63を
取付け部60に挿入することによりリップ部裏面にスラ
イド可能に固定されており、ガーニッシュカウルトップ
54を車体へ取り付けた後、前記係止部材61をリップ
部56先端方向へスライドさせ、当該リップ部56と爪
部64との間の空間にフロントガラス下端51aを嵌め
るようになっている。
6とによってガラス下端が確実に保持されるので隙間な
どの発生はないが、係止部材61が別部品であるため、
ガーニッシュカウルトップの製品コストが上がるという
問題がある。また、前記リップ部裏面に係止部材61を
後から取付けなければならず、取付けに手間がかかって
いる。また、ガーニッシュカウルトップやフロントガラ
スの寸法精度によっては、リップ部およびフロントガラ
スへの取付けが困難となる場合もある。
な問題点を解決するために提案されたものであって、ガ
ーニッシュカウルトップを自動車のフロントガラス下端
に隙間などがなく外観美麗にかつ確実に取り付けること
ができ、しかも取付け作業も簡単な自動車のフロントガ
ラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造を提供
しようとするものである。
動車のフロントガラス下端のガーニッシュカウルトップ
取付け構造は、自動車のフロントガラス下端とフロント
フード間の車体カウル部に形成された凹部にネジ、クリ
ップなどの取付け部品で取付けられて前記凹部を覆う本
体部と、前記フロントガラス下端の表面に当接するよう
前記本体部の後端に形成されたリップ部とよりなるプラ
スチック製ガーニッシュカウルトップにおいて、前記本
体部の裏面には、該本体部の後部裏面から垂下し本体部
側の根元が薄肉になった脚と該脚の下部から後方向きに
突出する爪とよりなる係止部を一体に形成するととも
に、前記脚とその前方の本体部裏面間に、前記脚の屈曲
に対して復元力を付与するための弾性屈曲片を平面視波
状に屈曲させて、かつ本体部側の根元を薄肉にして設
け、前記係止部の爪とリップ部間にフロントガラスの下
端を挿入して挟持することを特徴とする。
明する。図1はこの発明の構造の要部を示す断面図、図
2は前記構造をリップ部裏面側から見た図、図3はリッ
プ部付近のガーニッシュカウルトップの斜視図である。
明の構造は、ガーニッシュカウルトップ10を、前記し
た自動車のフロントガラス20の下端20aとフロント
フード間の車体カウル部に形成された凹部を覆って外観
美麗にかつ確実に取り付けるための構造である。
を有する適宜のプラスチックの射出成形品などからな
り、本体部11とリップ部12とから構成されている。
本体部11は適宜のフィラーを添加したポリプロピレン
などの硬質プラスチックが車体カウル部の凹部を覆う形
状に形成されており、図示しないクリップやネジなどの
取付け部品によって車体に取り付けられている。リップ
部12は、フロントガラス下端20a表面に当接し密着
して、ガーニッシュカウルトップ10とフロントガラス
20との隙間を遮蔽するためのもので、前記本体部11
の後端(フロントガラス側)に形成されている。このリ
ップ部12は、軟質合成樹脂などを前記本体部の後端に
一体に射出成形するかあるいは、図のように、本体部1
1を構成する樹脂によって一体に形成するとともに、本
体部11とリップ部12との境界に薄肉部13を設け、
リップ部12を屈曲可能に構成してもよい。なお、リッ
プ部12をフロントガラス下端表面に確実に密着させる
ため、その先端をフロントガラス20側にわずかに(本
例では約1〜1.5mm)かぶさるように湾曲して形成
することが好ましい。
爪17とからなる係止部15が一体に設けられている。
脚16は取り付けられるフロントガラス20の厚みに合
わせて前記裏面から垂下形成されている。また、爪17
は前記脚16の下部から後方向きに突出して形成されて
おり、フロントガラス20の下端20aが前記リップ部
12と爪17との間に挿入され挟持される。そして、リ
ップ部12がフロントガラスの表面に密着することによ
り、両者の間の隙間が塞がれる。
1裏面との間には、弾性屈曲片25が設けられている。
図2および図3に示されるように、この弾性屈曲片25
は、脚16にバネ弾性を付与することによって、ガラス
厚みやガーニッシュカウルトップ10の寸法精度のばら
つきを吸収するとともに、フロントガラスをガーニッシ
ュカウルトップに取り付けるに際しての脚16の湾曲変
形を速やかに復帰させるためのものである。本実施例に
おいて前記弾性屈曲片25は、脚16下端近傍と本体部
11裏面との間に斜めに設けられるとともに、図のよう
に平面視が波状に屈曲して形成されている。なお、図の
ように、弾性屈曲片25と本体部11裏面との間に隙間
を設ければ、弾性屈曲片25の弾性がより効果的に作用
するが、本体部裏面の形状などによっては、脚の側面全
体に弾性屈曲片が形成され隙間が設けられない場合もあ
る。前記係止部15の脚16は、ガラス下端20aをリ
ップ部12と前記係止部15の爪17との間の隙間に挿
入する際に、当該ガラス下端によって爪17が本体部1
1前方に押されて湾曲し、爪17とリップ部12間の隙
間が広げられる。前記隙間にガラス下端が挿入された
後、前記弾性屈曲片25の弾性によって湾曲した脚16
が速やかに元の形状に復元しようとするため、ガラス下
端が爪17とリップ部12とによって確実に挟持され
る。
曲片25によって速やかに復元するので、ガラス下端へ
の取付けが効率的であるだけでなく、脚16が永久的に
変形してリップ部12と爪17との挟持力が弱くなるの
を防ぐことができる。しかも、係止部15がガーニッシ
ュカウルトップ10の本体部11から一体に形成されて
いるので、リップ部12先端と爪17との位置関係が常
に一定となる。そのため、リップ部12のフロントガラ
ス20に対する被せ量は、当該ガラス厚みによりリップ
部12の屈曲量が変化してリップ部12先端と爪17の
間の間隔が変化することのみを考慮すればよく、通常約
1.0〜1.5mmの範囲で済む。
性屈曲片25の本体部側の根元は、図のような薄肉に形
成されている。この薄肉部分は、成形時に本体部の脚相
当部分にヒケが発生するのを防ぐとともに、当該脚16
が湾曲することによる本体部11の変形やひずみの発生
を防ぐためのものである。該部分の厚みは約0.5〜
1.0mmである。
構造によれば、ガラス下端を挟持する係止部が本体部の
後部裏面に一体に形成されており、しかも前記係止部の
脚には、その屈曲変形を速やかに復元するための弾性屈
曲片が設けられている。そのため、ガラスを挟持するた
めの別部品を用意する必要がなく、部品コストを抑える
ことができる。また、弾性屈曲片によってフロントガラ
スやリップ部などの寸法精度を吸収することができるだ
けでなく、熱などでガーニッシュカウルトップが変形し
た場合でもガラスとリップ部との間に隙間などを生じず
外観は美麗である。加えて、フロントガラス下端をリッ
プ部と爪との間に挿入する際、屈曲した脚の形状復元が
速やかで、取付けが効率的かつ確実であるばかりか、前
記脚の屈曲が永久変形として残ることによってガラスと
の挟持力が弱くなるのを防ぐことができる。
視図である。
示す断面図である。
例を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車のフロントガラス下端とフロント
フード間の車体カウル部に形成された凹部にネジ、クリ
ップなどの取付け部品で取付けられて前記凹部を覆う本
体部と、前記フロントガラス下端の表面に当接するよう
前記本体部の後端に形成されたリップ部とよりなるプラ
スチック製ガーニッシュカウルトップにおいて、 前記本体部の裏面には、該本体部の後部裏面から垂下し
本体部側の根元が薄肉になった脚と該脚の下部から後方
向きに突出する爪とよりなる係止部を一体に形成すると
ともに、前記脚とその前方の本体部裏面間に、前記脚の
屈曲に対して復元力を付与するための弾性屈曲片を平面
視波状に屈曲させて、かつ本体部側の根元を薄肉にして
設け、前記係止部の爪とリップ部間にフロントガラスの
下端を挿入して挟持することを特徴とする自動車のフロ
ントガラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23215194A JP2866313B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 自動車のフロントガラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23215194A JP2866313B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 自動車のフロントガラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872749A JPH0872749A (ja) | 1996-03-19 |
JP2866313B2 true JP2866313B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16934801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23215194A Expired - Fee Related JP2866313B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 自動車のフロントガラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866313B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5607334B2 (ja) * | 2009-10-14 | 2014-10-15 | 日本プラスト株式会社 | カウルトップカバー |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23215194A patent/JP2866313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0872749A (ja) | 1996-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH078313Y2 (ja) | 車両用ルーフモールディングとそのクリップ | |
JP2005098437A (ja) | 成形品組立体及び装着具 | |
JPH05319102A (ja) | 車両のサイドモールディング | |
JP3849441B2 (ja) | サッシュモールディング | |
JP2866313B2 (ja) | 自動車のフロントガラス下端のガーニッシュカウルトップ取付け構造 | |
JP4064686B2 (ja) | 車両用ラジエータグリルの構造 | |
JP2977115B2 (ja) | 自動車のカウルトップカバー | |
JP4174881B2 (ja) | 自動車のカウルトップカバー構造 | |
JPH0719868Y2 (ja) | 窓ガラス周縁のモール取付構造 | |
JP2540598Y2 (ja) | 自動車の窓用モールディングの止め具 | |
JPH078314Y2 (ja) | 車両用ルーフモールディングとその取付け構造 | |
JPH0751371Y2 (ja) | ウエザストリップの端末ピース | |
JPH0597060A (ja) | カウルルーバ | |
US6637810B2 (en) | Hood trim strip | |
JPS6322134Y2 (ja) | ||
JPH0735792Y2 (ja) | 自動車のバンパモール取付構造 | |
JP3426210B2 (ja) | 装飾条片を具えた長尺成形品 | |
JPH0640496Y2 (ja) | 自動車用ドアトリムにおけるウエザ−ストリツプの取付構造 | |
JPH0712191Y2 (ja) | 自動車用ドアベルトラインモ−ル | |
JP3794877B2 (ja) | ウエザストリップ保持用クリップ | |
JP3341589B2 (ja) | 自動車用内外装部品 | |
JPH086578Y2 (ja) | モールファスナーの取付構造 | |
JPS6318816Y2 (ja) | ||
JPS6119923Y2 (ja) | ||
JP2577522Y2 (ja) | ルーフモール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111218 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |