JP2864891B2 - 自動車用フードサポート装置 - Google Patents

自動車用フードサポート装置

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JP2864891B2
JP2864891B2 JP24916592A JP24916592A JP2864891B2 JP 2864891 B2 JP2864891 B2 JP 2864891B2 JP 24916592 A JP24916592 A JP 24916592A JP 24916592 A JP24916592 A JP 24916592A JP 2864891 B2 JP2864891 B2 JP 2864891B2
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Japan
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hood
bracket
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hook
opening
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信也 小笠原
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用フードサポー
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術としては、例えば図15乃
至図18(実開昭63−87186号公報参照)に示す
ようなものがある。即ち、自動車用フードサポート装置
としては、車体としてのフードリッジレインフォース1
にボルト2により固設されたヒンジ3と、該ヒンジ3を
介して開閉自在に軸支されたフード4と、前記フードリ
ッジレインフォース1に固設された支持部材(図示省
略)と、一端部が該支持部材に回動自在に軸支され且つ
他端部がフード4を開成した状態で該フード4に係止す
るフードサポートロッド(図示省略)とを有する。
【0003】前記ヒンジ3は、前記フード4のインナパ
ネル5に対して固定される第1ヒンジプレート6と、前
記フードリッジレインフォース1に対して固定される第
2ヒンジプレート7と、両ヒンジプレート6、7を相互
に回転自在に軸支したピン8とを備えている。前記第1
ヒンジプレート6には、フード4のインナパネル5の係
止穴9に連通した係止穴10が形成されている。
【0004】前記第2ヒンジプレート7には、該フード
4が閉成された時に、該フード4のインナパネル5の係
止穴9及び第1ヒンジプレート6の係止穴10に係止さ
れるフック11が形成されている。前記ヒンジ3は、カ
ウルボックス14に設けられているので、自動車の衝突
時に、前部16が後方に移動すると、図17に示すよう
に、フード4の後部17が前記ヒンジ3によって抑えら
れているので、前後略中央部15が寸法H1分だけ上方
に持ち上がるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
自動車用フードサポート装置にあっては、第2ヒンジプ
レート7にフック11が一体に形成されているので、図
18に示すように板13に示した符号12で示す斜線部
分が無駄な部位になる。即ち、第2ヒンジプレート7の
板取りが良くない。
【0006】また、図17に示すように、自動車の衝突
時に、フード4の前後略中央部15が寸法H1分だけ上
方に持ち上がるので、前方視界を損なうことになる。そ
こで、本発明は、ヒンジの板取り性を良くすると共に自
動車衝突時のフードの上方移動量を少なくする手段を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用フード
サポート装置としては、車体に固設されてなるヒンジ
と、該ヒンジを介して開閉自在に軸支されてなるフード
と、前記ヒンジと別体に形成され且つ該ヒンジと前後方
向で離間された車体位置に固設されてなるブラケットと
を有するフードサポート装置において、前記ブラケット
車体懸架装置を支持するストラットハウジング近傍
に設けられると共に上部にフックが形成され、前記フー
ドには、前記フード閉時に前記ブラケットと対応する位
置に開口が形成され、前記フード閉時に前記フックが前
記開口に挿入されることを特徴とする。
【0008】
【作 用】この構造によると、ヒンジとブラケットとが
別体であり、ヒンジはフードを開閉自在に軸支するだけ
であるので、ヒンジの形状が単純であって板取りが良
くなり、フードを係止するフックがストラットハウジン
グ近傍に設けられているので、自動車の衝突時に、フー
ドの前後略中央部を保持することができ、フードの前後
略中央部は持ち上がらず、それより前部が後方に移動す
るのみであるから、上方移動量が少なく、前方視界を損
なわないことになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7を用
いて詳述する。自動車用フードサポート装置としては、
車体としてのフードリッジレインフォース1にボルト2
により固設されたヒンジ3と、該ヒンジ3を介して開閉
自在に軸支されたフード4と、前記フードリッジレイン
フォース1に固設されたブラケット25と、一端部21
aが該ブラケット25に回動自在に軸支され且つ他端部
21bがフード4を開成した状態で該フード4に係止す
るフードサポートロッド21とを有する。
【0010】前記ヒンジ3は、前記フード4のインナパ
ネル5に対して固定される第1ヒンジプレート22と、
前記フードリッジレインフォース1に対して固定される
第2ヒンジプレート23と、両ヒンジプレート22、2
3を相互に回転自在に軸支したピン8とを備えている。
【0011】前記フード4のインナパネル5の係止穴た
る開口9周りに固設されるレインフォース29の直前の
インナパネル5に上部へ盛り上がった湾曲部5aを有し
ている。第1ブラケット24と、第2ブラケット25
と、緩衝部材26とよりなり、該第1ブラケット24
と、第2ブラケット25とが本発明の「ブラケット」を
構成する。
【0012】該第1ブラケット24は、車体懸架装置
(図示省略)を支持するストラットハウジング27の上
に溶接SWにより設けられた基部24aと、該基部24
aより車外側立設され且つ前記フード4閉時に該フー
ド4のインナパネル5の開口9に連通して係止されるフ
ック24bと、前記基部24aより車内側立設され且
つアクセルワイヤ34を支持したワイヤ支持部材35を
ボルト36により固設された舌片24eとよりなる。こ
の基部24aとフック24bとの間に部24cが形成
され、該部24cには凹凸部24dが形成される。
【0013】前記第2ブラケット25は、前記ストラッ
トハウジング27の上に溶接SWにより設けられた基部
25aと、該基部25aより車内側立設され且つ前記
フード4閉時に該フード4のインナパネル5の開口9に
連通して係止されるフック25bとよりなる。該フック
25bの車外側より前記フードサポートロッド21の一
端部21aが、グロメット28を介在して回転自在に軸
支されている。前記基部25aとフック25bとの間に
部25cが形成され、該部25cには凹凸部25d
が形成される。
【0014】前記緩衝部材26は、前記フード4が閉成
された状態でフード4のインナパネル5の開口9及び該
第1、第2ブラケット24、25の肩部24f、25f
間に介在された本体26aと、該フード4のインナパネ
ル5の開口9に係止してインナパネル5よりの抜け落ち
を防いだ爪部26bとよりなる。
【0015】前記凹凸部24d,25dは、前記フード
4が閉成された状態でのフード4のインナパネル5の開
口9に係止した緩衝部材26の側面26cに圧接するこ
とで、常時は第1、第2ブラケット24、25のフック
24b、25bに干渉せず、スムーズな開閉が可能であ
るが、閉じた状態では、フード4の左右方向への移動が
阻止される。
【0016】符号30は、前記フードリッジレインフォ
ース1に固設されたフロントフェンダーである。該フロ
ントフェンダー30を介して前記フードリッジレインフ
ォース1に中空部33を有するサイドバンパーラバー3
1が固設される。該サイドバンパーラバー31の挿入孔
31aには、ブラケット32の一端部32aが挿入され
且つ他端部32bの貫通孔32cを介してボルト32d
により他端部32bが前記フードリッジレインフォース
1に固設される。
【0017】この実施例の構造によると、図8に示すよ
うに、フード4が閉じた状態では、ブラケット24,2
5のフック24b,25bがインナパネル5の開口9に
係止されている。この状態で自動車が衝突すると、図9
に示すように、フード4のインナパネル5の開口9にブ
ラケット24,25のフック24b,25bが係止され
ているので、フード4は盛り上がらず、フード4の前側
4aのみが盛り上がり、フード4の後側4bはそのまま
の位置を保つことになる。従って、フード4の前側4a
の盛り上がり量H2は従来のH1に比較して半分にな
る。
【0018】図10乃至図14を用いて、本発明の他の
実施例を説明する。図1乃至図9に示す実施例と均等の
部材は、同一符号、同一名称を用いる。この実施例は、
前記実施例と異なる点は、ブラケットと緩衝部材とが一
体的に結合されている点である。即ち、第1ブラケット
41と、第2ブラケット42と、緩衝部材43とよりな
り、該第1ブラケット41と、第2ブラケット42とが
本発明の「ブラケット」を構成する。
【0019】該第1ブラケット41は、図13に示すよ
うに、車体懸架装置(図示省略)を支持するストラット
ハウジング27の上に溶接SWにより設けられた基部4
1aと、該基部41aより車外側立設され且つ前記フ
ード4閉時に該フード4のインナパネル5の開口9に連
通して係止されるフック41bと、前記基部41aより
車内側立設され且つアクセルワイヤ34を支持したワ
イヤ支持部材35をボルト36により固設された舌片4
1eと、前記フック41bの後側に配され且つ上端部が
水平方向に折り曲げられた支持部41gとよりなる。こ
の基部41aとフック41bとの間に部41cが形成
されている。
【0020】前記第2ブラケット42は、前記ストラッ
トハウジング27の上に溶接SWにより設けられた基部
42aと、該基部42aより車内側立設され且つ前記
フード4閉時に該フード4のインナパネル5の開口9に
連通して係止されるフック42bと、前記フック42b
の後側に配され且つ上端部が水平方向に折り曲げられた
支持部42gとよりなる。該フック42bの車外側より
前記フードサポートロッド21の一端部21aが、グロ
メット28を介在して回転自在に軸支されている。前記
基部42aとフック42bとの間に部42cが形成さ
ている。
【0021】前記緩衝部材43は、前記フード4が閉成
された状態でフード4のインナパネル5の開口9及び該
第1、第2ブラケット41、42の支持部41g、42
gに夫々クリップ44により固持されている。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、自動車用フードサポート装置としては、車体に
固設されてなるヒンジと、該ヒンジを介して開閉自在に
軸支されてなるフードと、前記ヒンジと別体に形成され
且つ該ヒンジと前後方向で離間された車体位置に固設さ
てなるブラケットとを有するフードサポート装置にお
いて、前記ブラケットは車体懸架装置を支持するスト
ラットハウジング近傍に設けられると共に上部にフック
が形成され、前記フードには、前記フード閉時に前記ブ
ラケットと対応する位置に開口が形成され、前記フード
閉時に前記フックが前記開口に挿入されることを特徴と
するから、ヒンジとブラケットとが別体であり、ヒンジ
はフードを開閉自在に軸支するだけであるので、ヒンジ
形状が単純であって板取りが良くなり、フードを係
止するフックがストラットハウジング近傍に設けられて
いるので、自動車の衝突時に、フードの前後略中央部を
保持することができ、フードの前後略中央部は持ち上が
らず、それより前部が後方に移動するのみであるから、
上方移動量が少なく、前方視界を損なわないことにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面視断面図である。
【図2】図1の矢視IIに係る平面図である。
【図3】図1のIII部に係る拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線に係る断面図である。
【図5】図2の矢視Vに係る斜視図である。
【図6】図2のVI−VI線に係る断面図である。
【図7】図6の緩衝部材の分解斜視図である。
【図8】図1のフードとブラケットのフックとの係合状
態を示す図1相当図である。
【図9】図8の状態で自動車が衝突した時に変形したフ
ードの形状を示す断面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示すブラケットの図3
相当拡大図である。
【図11】図10の斜視図である。
【図12】図11のXII−XII線に係る断面図である。
【図13】本発明の他の実施例を示すブラケットの図5
相当拡大図である。
【図14】図13の矢視XIVに係る自動車の横断面図で
ある。
【図15】従来例の図4相当図である。
【図16】図15のヒンジの斜視図である。
【図17】フードとブラケットのフックとの係合状態で
自動車が衝突した時に変形したフードの形状を示す断面
図である。
【図18】第2ヒンジプレートの板取りを説明する正面
図である。
【符号の説明】
1 車体 3 ヒンジ 4 フード 9 開口 20 ブラケット 40 ブラケット 21 フードサポートロッド 21a フードサポートロッドの一端部 21b フードサポートロッドの他端部 24 ブラケット 25 ブラケット 41 ブラケット 42 ブラケット 24a ブラケットの基部 25a ブラケットの基部 24b ブラケットのフック 25b ブラケットのフック 26 緩衝部材 43 緩衝部材 27 ストラットハウジング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固設されてなるヒンジと、該ヒン
    ジを介して開閉自在に軸支されてなるフードと、前記
    ンジと別体に形成され且つ該ヒンジと前後方向で離間さ
    れた車体位置に固設されてなるブラケットとを有するフ
    ードサポート装置において、 前記ブラケットは車体懸架装置を支持するストラット
    ハウジング近傍に設けられると共に上部にフックが形成
    され、 前記フードには、前記フード閉時に前記ブラケットと対
    応する位置に開口が形成され、前記フード閉時に前記フ
    ックが前記開口に挿入されることを特徴とする自動車用
    フードサポート装置。
JP24916592A 1992-09-18 1992-09-18 自動車用フードサポート装置 Expired - Lifetime JP2864891B2 (ja)

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JPH0699855A JPH0699855A (ja) 1994-04-12
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