JP2862389B2 - 自動車用フードシール - Google Patents

自動車用フードシール

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JP2862389B2
JP2862389B2 JP3066164A JP6616491A JP2862389B2 JP 2862389 B2 JP2862389 B2 JP 2862389B2 JP 3066164 A JP3066164 A JP 3066164A JP 6616491 A JP6616491 A JP 6616491A JP 2862389 B2 JP2862389 B2 JP 2862389B2
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浩明 嶋田
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のフードパネル
車体側部材との間をシールするためのフードシールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から図3に示す自動車1のフードパ
ネル3の前端部3aには、図4に示すシール構造が用い
られている。即ち5はフードアウタパネル,7はフード
インナパネルであって、フードアウタパネル5の先端部
にヘミング加工部5aが形成されている。
【0003】一方、9はフードシールであり、このフー
ドシール9は、硬質性のゴム又は樹脂等で成るベース部
材11と、このベース部材11のフロントFR側に一体
に形成された軟質性のゴム又は合成樹脂で成る中空シー
ルリップ13とによって構成されている。この中空シー
ルリップ13は基本的に前壁13aと後壁13bとから
構成されている。そして上記硬質性のベース部材11が
クリップ15を用いて前記フードインナパネル7に固定
されている。17はフードパネル3が閉止される車体側
部材である。
【0004】このような構造によれば、フードシール9
を構成する中空シールリップ13によって、フードアウ
タパネル5と車体側部材1間に形成される上下方向の
小スペースαが隠蔽されて、車両の走行時に車外からフ
ードパネル3の内方へ水分もしくは塵埃等が浸入してし
まうことを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のフードシール9の構成にあっては、前記中空シ
ールリップ13による気密性が必ずしも万全であるとは
言えず、且つ外観不良が生じ易いという課題があった。
【0006】即ち、前記中空シールリップ13は、前壁
13aと後壁13bがともに軟質性のゴム又は合成樹脂
を用いて構成されているため、図5に示したようにフー
ドパネル3を閉止した際の変形時に、該中空シールリッ
プ13の前壁13aが寸法βだけ前方にはみ出してしま
い、前方から見てこの前壁13aに波打ち現象が発生し
てシール不良が発生し易い状態となり、且つ外観不良を
招来してしまうことになり易い。更にフードパネル3を
閉止する際に上記中空シールリップ13が不規則に変形
することを防止するために、人間の手によって中空シー
ルリップ13を持ち上げながら閉止しなければならない
ため、フードパネル3の開閉操作が煩瑣であるという難
点を有している。
【0007】そこで本発明はこのような従来のフードシ
ールが有している課題を解消して、該フードシールを構
成する中空シールリップによる気密性を高め、且つ外観
を良好に維持することができる自動車用フードシールを
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、自動車のフードパネルと車体側部材との間
に形成される小スペースに介挿され、該フードパネルに
固定される硬質性のベース部材と、このベース部材に一
体に形成された軟質性の中空シールリップとを備え、前
記フードパネルと車体側部材との間をシールするフード
シールにおいて、上記硬質性のベース部材を、該ベース
部材とフードパネルとの連結部の前方部位の分岐点で断
面二股状に前後方向に分岐し、前記フードパネルの先端
部まで延びた前方側の硬質片に中空シールリップの前壁
を一体に成形するとともに、前記車体側部材に当接する
シール面付近まで延びた後方側の硬質片に中空シールリ
ップのシール面となる後壁を一体に成形し、且つフード
パネルを閉止した際に後方側の硬質片の下端部が前記
分岐点よりも中空シールリップの前壁側に位置し、前記
車体側部材に斜めに当接するようにした自動車用フード
シールの構成にしてある。
【0009】
【作用】かかる構成によれば、フードパネルを閉止した
際に、後方側の硬質片と前方側の硬質片との形状に大き
な変化が発生せず、中空シールリップが安定した形状を
保持し、これにより車体側部材との間に強い面圧が得ら
れてシール性が向上する。更にフードパネルの閉止後も
後方側の硬質片と前方側の硬質片とが初期の形状を保持
しているため、前方側の硬質片に一体成形された前壁
後方側の硬質片に一体成形されて車体側部材とのシ
ール面となる後壁とによって構成された中空シールリッ
プの該前壁と後壁との過剰な変形が防止される。
【0010】従って中空シールリップの前壁がフードパ
ネルの前方にはみ出すことがなくなり、該フードパネル
と車体側部材間のシール性が良好に維持される上、外観
が良好に維持されるという作用がもたらされる。
【0011】
【実施例】以下図面中の図1乃至図2を参照して本発明
にかかる自動車用フードシールの一実施例を、前記従来
の構成と同一の構成部分に同一の符号を付して詳述す
る。
【0012】図1は本発明の基本的な実施例を示すもの
であって、前記図3に示した自動車1のフードパネル3
の前端部3aに本発明を適用した場合を示している。即
ち5はフードアウタパネル,7はフードインナパネルで
あって、フードアウタパネル5の先端部にヘミング加工
部5aが形成されている。
【0013】9はフードシールであって、このフードシ
ール9は、硬質性のゴム又は合成樹脂等で成るベース部
材11と、このベース部材5と一体に形成された軟質性
のゴム又は合成樹脂で成る中空シールリップ13とによ
って構成されている。そして上記硬質性のベース部材1
1がクリップ15を用いて前記フードインナパネル7に
連結されている。17はフードパネル3が閉止される車
体側部材である。
【0014】本実施例の場合、硬質性のベース部材11
が該ベース部材11を連結するクリップ15の前方部位
の分岐点Aで、断面二股状に前後方向に分岐され、前記
フードパネル3の先端部まで延びた前方側の硬質片11
aに中空シールリップ13の前壁13aが一体に成形さ
れており、後方側の硬質片11bに、フードパネル3を
閉止した際に中空シールリップ13と車体側部材17と
のシール面となる後壁13bが一体に成形されている。
【0015】そして前方側の硬質片11aの下端部B点
を通る水平ラインbよりも、後方側の硬質片11bの下
端部C点を通る水平ラインcの方が下側に位置してお
り、且つ後方側の硬質片11bの下端部C点は、前記分
岐点Aの鉛直ラインaよりも中空シールリップ13の前
壁13a側に位置するように設定されている。
【0016】このような本実施例の構造によれば、図2
に示したようにフードパネル3を閉止した際に、上記ベ
ース部材11を構成する後方側の硬質片11bの下端部
C点はベース部材11の分岐点Aよりも中空シールリッ
プ13の前壁13a側に位置し、硬質片11bの下端部
C点が先ず車体側部材17に斜めに当接する。このよう
な当接状態では該硬質片11bと硬質片11aとの形状
に大きな変化が発生せずに強い面圧が得られ、しかもフ
ードパネル3を閉止した時の反力が高くなりすぎる惧れ
はない。そしてフードパネル3の閉止後も上記硬質片1
1aと硬質片11bとが初期の形状を保持しているた
め、前方側の硬質片11aに一体成形された前壁13a
と後方側の硬質片11bに一体成形されて車体側部材1
7とのシール面となる後壁13bからなる中空シールリ
ップ13の該前壁13aと後壁13bとの過剰な変形が
防止される。
【0017】従って中空シールリップ13の前壁13a
が従来のように前方にはみ出すことがなくなり、フード
パネル3と車体側部材17間のシール性が良好に維持さ
れる上、前方から見てこの前壁13aに波打ち現象が発
生しないので、外観が良好となる。更にフードパネル3
を閉止する際に上記中空シールリップ13が不規則に変
形してしまうことを防止するための格別な操作が要求さ
れないという利点が発揮される。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明にかか
る自動車用フードシールによれば、以下に記す作用効果
がもたらされる。
【0019】即ち、ベース部材を構成する硬質片が二股
状に分岐され、後方側硬質片の下端部が該ベース部材の
分岐点よりも前方側に位置し、フードパネルを閉止した
際に後方側の硬質片が車体側部材に斜めに当接すること
により、後方側の硬質片と前方側の硬質片との形状に大
きな変化が発生せずに強い面圧が得られてシール性を高
めることができる。又、後方側の硬質片が車体側部材に
斜めに当接することでフードパネル閉止時の反力が高く
なりすぎることもなく、且つフードパネルの閉止後も上
記前方側の硬質片と後方側の硬質片とが初期の形状を保
持しており、各硬質片に一体に成形されている中空シー
ルリップの前壁と、車体側部材とのシール面となる後壁
とが過剰に変形してしまうことを防止することができ
る。
【0020】従ってフードパネルの閉止後に中空シール
リップの前壁がフードパネルの前方にはみ出すことがな
くなり、このようなはみ出しを防止するための格別な操
作が要求されない上、該中空シールリップによる車両内
外の気密性が向上し、且つ車両の外観を良好に維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動車用フードシールの一実施
例を示す要部断面図。
【図2】図1の動作態様を示す要部断面図。
【図3】自動車の車体を示す側面図。
【図4】従来の自動車用フードシールの一例を示す要部
断面図
【図5】図4の動作態様を示す要部断面図。
【符号の説明】
3…フードパネル、5…フードアウタパネル、7…フー
ドインナパネル、9…フードシール、11…ベース部
材、11a…硬質片(前方側)、11b…硬質片(後方
側)、13…中空シールリップ、13a…前壁、13b
…後壁、15…クリップ、17…車体側部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−91958(JP,U) 実開 平1−113061(JP,U) 実開 平1−57946(JP,U) 実開 平1−98044(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/10 - 25/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフードパネルと車体側部材との
    間に形成される小スペースに介挿され、該フードパネル
    に固定される硬質性のベース部材と、このベース部材に
    一体に形成された軟質性の中空シールリップとを備え、
    前記フードパネルと車体側部材との間をシールするフー
    ドシールにおいて、 上記硬質性のベース部材を、該ベース部材とフードパネ
    ルとの連結部の前方部位の分岐点で断面二股状に前後方
    向に分岐し、前記フードパネルの先端部まで延びた前方
    側の硬質片に中空シールリッブの前壁を一体に成形する
    とともに、前記車体側部材に当接するシール面付近まで
    延びた後方側の硬質片に中空シールリップのシール面と
    なる後壁を一体に成形し、且つフードパネルを閉止した
    際に後方側の硬質片の下端部が前記分岐点よりも中空
    シールリップの前壁側に位置し、前記車体側部材に斜め
    に当接するようにしたことを特徴とする自動車用フード
    シール。
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