JP2861622B2 - ビル建築用仮設梁組装置 - Google Patents

ビル建築用仮設梁組装置

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JP2861622B2
JP2861622B2 JP11771292A JP11771292A JP2861622B2 JP 2861622 B2 JP2861622 B2 JP 2861622B2 JP 11771292 A JP11771292 A JP 11771292A JP 11771292 A JP11771292 A JP 11771292A JP 2861622 B2 JP2861622 B2 JP 2861622B2
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Japan
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temporary
building
jib
construction
crane
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JP11771292A
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達也 脇坂
恭一 菱河
則之 古屋
雅彦 沖田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クレーンによる資材
の取り込み位置に制限をうけることのないビル建築用仮
設梁組装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高層ビルの建築用の仮設足場として、仮
設梁組装置が提案されている。この仮設梁組装置は、構
築予定ビルの周囲に配置され、昇降装置を介して伸縮可
能な複数の仮設支柱と、各仮設支柱間の頂部に平行に掛
け渡された仮設梁を備えている。
【0003】この仮設梁は天井クレーンのクレーンガー
ダーを兼用するもので、ビルの施工の進捗度合いに応じ
て前記仮設支柱を上昇させ、構築完了後は下降させて最
終的に仮設柱とともに撤去するものであり、各支柱間の
自立安定性を図るとともに、類似する大きさのビル建築
に何度でも転用できること、及び仮設屋根が取り付けら
れることによって天候に左右されずに工事が行えるた
め、工期が安定するなどの利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造にあっては、クレーンが梁に沿って移動するだけであ
り、資材の取り込み場所がクレーンの走行範囲だけに限
定されるため、建物の敷地形状によっては資材搬入の自
在性に欠けるものであった。
【0005】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、仮設梁を仮設支柱の頂部間に設ける
ことによる利点を享有しつつ、クレーンの搬入作業に自
在性を与えるようにしたビル建築用架設梁組装置を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、構築対象建物の周囲に配置された複数
の仮設支柱と、各仮設支柱の下部を支持するとともに、
工事進捗に応じて仮設支柱部材を継ぎ足し,取り外しす
る昇降装置と、前記各仮設支柱間の頂部に架設されて門
型ないしは矩形状に連結された梁と、前記梁の上部に架
設されて構築対象の上面全体を覆う屋根と、前記奨の下
方で前記各仮設支柱のうちの一つの上部に旋回可能に支
持されたジブクレーンと、該ジブクレーンの先端部に設
けられた水平伸縮機構とを備えたものである。
【0007】
【作用】梁により各仮設支柱は安定状態に自立できる。
梁の上部に配置した仮設屋根により構築対象物とその周
囲の建築現場の上部を覆うことができる。ジブクレーン
梁の下方に位置されて旋回可能であり、その先端の伸
縮機構を縮めて干渉物を避けながら先端を自由な位置に
旋回させ、資材の搬出入を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1,2はこの発明の第一実施例を示すもの
で、仮設梁組装置1は、構築予定の高層ビル(構築対象
物)2の周囲の地上部に配置された4つの昇降装置3
と、昇降装置3の上部に配置された仮設支柱4と、高層
ビル2の上部位置にあってこれの全体にかかった状態で
各仮設支柱4の上部に平行に架設された一対の大梁5
、この大梁5の上部に架設された仮設屋根6とを備え
ている。
【0009】前記昇降装置3は、仮設支柱4の下部を挿
通したガイドポスト3aの内部に配置されて仮設支柱4
を押し上げるクライミング用油圧シリンダ3bと、仮設
支柱4を上昇位置に固定する締め付け機構と、ガイドポ
スト3aの側部に設けた支柱部材取り込み用ステージ3
cを通じて仮設支柱4の下部に継ぎ足される支柱部材4
aを備えている。
【0010】そして、仮設支柱4を上昇させる場合に
は、油圧シリンダ3bのプランジャが上昇している状態
で締め付け機構を介して仮設支柱4を仮固定し、次いで
プランジャを下降させた状態で支柱部材4aを仮設支柱
4の下端に継ぎ足し、再度プランジャを上昇させる。以
上の尺取り虫状の動作を繰返す事で順次高さ方向に伸ば
すことができる。逆に下降させる場合には、支柱部材4
aを取り外しつつ同一動作を繰返せば順次高さ方向に縮
めることができる。
【0011】前記各大梁5は両側の仮設支柱4を門型に
補強し、安定的に自立させるもので、その上部には両端
を大梁5の上部に架設された多数の移動式の力骨6a及
び各力骨6aの上部を覆う可撓性の屋根膜6bからなる
カマボコドーム状の軽量屋根構造の仮設屋根6が配置さ
て覆われ、これによってビル2の上面全体を覆い天候
に左右されることなく建設作業を行えるようにし、ま
た、ビル構築完了後に大梁5を下降させる時には力骨6
aを一方に寄せて仮設屋根6を開き、ビル2に対する干
渉を避けるようにしている。
【0012】また、仮設支柱4のうちの一つの上部には
鋼管ポスト7が一体化され、この鋼管ポスト7には水平
ジブクレーン8が大梁5の下方で旋回可能に支持されて
いる。このジブクレーン8は、鋼管ポスト7に旋回可能
に設けられた主ジブ9と、主ジブ9の先端にスライド機
構を介して走行可能に支詩された水平伸縮機構としての
副ジブ10と、副ジブ10の下部に沿って走行可能に支
持されたトロリ11と、トロリー11の下部に吊下され
たクレーンフック12及び前記主ジブ9の反対側に配置
されたバランスウエイト13を備えている。主ジブ9の
旋回半径は、他の3本の仮設支柱4に干渉しない範囲に
設定されており、また副ジブ10の走行範囲は主ジブ9
の基部から先端に半分程度突出した範囲である。
【0013】したがって、副ジブ10の先端が主ジブ9
の先端から外にでない時にはジブクレーン8は自由に旋
回させることができ、資材の搬出入を行いたい場合に
は、副ジブ9及びトロリ11を走行させることで地上部
の任意の位置からビル2上の任意の位置まで搬送させる
ことができる。
【0014】図3はこの発明の第二実施例を示すもの
で、仮設支柱4は建築予定ビルの全体を取り囲んだ状態
に矩形状に配置され、その頂部には矩形状をなして縦横
それぞれ一対の大梁20が架設されている。この実施例
では各仮設支柱4同士の自立安定性をさらに高めること
ができる。
【0015】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明にかかるビル建築用仮設梁組装置にあって
は、梁により各仮設支柱は安定状態に自立でき、梁の上
部に配置した仮設屋根で建築現場の上部を覆っているの
で、天候に左右されることなく建設作業を行うことがで
きて梁組装置を設けることによる利点を享有でき、その
上ジブクレーンは旋回可能であり、その先端の伸縮機構
を縮めて干渉物を避けながら先端を自由な位置に旋回さ
せ、資材の搬出入を行うことができるため、建築用の敷
地によって資材の搬出入場所に制限がある場合に好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例による仮設梁組装置の概
略説明図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】この発明の第二実施例による概略斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 仮設梁組装置 2 高層ビル 3 昇降装置 4 仮設支柱 5 大梁6 仮設屋根 8 水平ジブクレーン 9 主ジブ10 副ジブ(伸縮機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖田 雅彦 兵庫県神戸市中央区西町35 株式会社大 林組神戸支店内 (56)参考文献 特開 昭49−38428(JP,A) 特開 昭50−5856(JP,A) 特開 平2−213564(JP,A) 実開 昭60−40539(JP,U) 特公 昭40−10743(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 1/20 E04G 21/16 E04G 21/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築対象建物の周囲に配置された複数の仮
    設支柱と、各仮設支柱4の下部を支持するとともに、工
    事進捗に応じて仮設支柱部材を継ぎ足し,取り外しする
    昇降装置と、前記各仮設支柱間の頂部に架設されて門型
    ないしは矩形状に連結された梁と、前記梁の上部に架設
    されて構築対象建物の上面全体を覆う仮設屋根と、前記
    梁の下方で前記各仮設支柱のうちの一つの上部に旋回可
    能に支持されたジブクレーンと、該ジブクレーンの先端
    部に設けられた水平伸縮機構とを備えたことを特徴とす
    るビル建築用架設梁組装置。
JP11771292A 1992-05-11 1992-05-11 ビル建築用仮設梁組装置 Expired - Lifetime JP2861622B2 (ja)

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JPH05311867A JPH05311867A (ja) 1993-11-22
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