JP2860240B2 - カメラのシャッタ駆動装置 - Google Patents

カメラのシャッタ駆動装置

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JP2860240B2
JP2860240B2 JP30865193A JP30865193A JP2860240B2 JP 2860240 B2 JP2860240 B2 JP 2860240B2 JP 30865193 A JP30865193 A JP 30865193A JP 30865193 A JP30865193 A JP 30865193A JP 2860240 B2 JP2860240 B2 JP 2860240B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラのシャッタ駆動装
置、特にフィルム巻上げ機構とシャッタチャージ及びシ
ャッタレリーズの機構が関連を以て制御されるシャッタ
駆動装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、大判カメラ等では、フィルム
巻上げ、シャッタチャージ、シャッタレリーズが手動で
行われている。即ち、フィルムが一定量巻き上げられ
て、シャッタのチャージレバーがセットされた後、シャ
ッタ釦によりシャッタレリーズされる構造となってお
り、これらの操作は相互に関係なく単独で行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
大判カメラ等のシャッタ駆動装置では、シャッタを駆動
するための、フィルム巻上げ、シャッタチャージ、シャ
ッタレリーズの各操作が互に関連なく行われるので、二
重撮りや空撮り等の不都合が生じるという問題があっ
た。
【0004】そこで、本出願人は、フィルム巻上げロッ
ク機構の解除を行う電磁アクチュエータと、シャッタレ
リーズを実行する電磁アクチュエータとを関連づけ、フ
ィルム巻上げロック機構が働いている時のみにシャッタ
釦が押せるようにすると同時に、チャージが実行された
時のみに上記の両電磁アクチュエータが動作できるよう
に構成することを提案している(特願平4−26606
2号)。
【0005】しかし、上記2個の電磁アクチュエータは
比較的電力を必要とすることから、バッテリの電圧降下
が大きく、電磁アクチュエータの動作を安定させるため
には、大きな出力のバッテリを用いなければならなとい
う問題がある。カメラでは、軽量化、小型化、低コスト
化を図るという重要な課題があり、バッテリは可能な限
り小さな出力のもの使用することが要請される。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、二重撮りや空撮り等が防止でき、
しかも小さな出力のバッテリで安定した動作が可能とな
るカメラのシャッタ駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、1コマのフィルムの巻上げ毎に巻上げ機
構をロックする巻上げロック機構と、この巻上げロック
機構が働いている時に操作可能とされたシャッタ釦と、
シャッタを手動でチャージするためのチャージレバー
と、シャッタがチャージされている時に閉じる第1スイ
ッチと、上記シャッタ釦が操作された時に閉じる第2ス
イッチと、シャッタをレリーズするための電磁アクチュ
エータと、上記巻上げロック機構を解除するための電磁
アクチュエータと、これらの電磁アクチュエータを動作
させるための電源(バッテリ)と、を設け、上記2個の
電磁アクチュエータを電源に対して並列に結線し、かつ
上記第1及び第2スイッチが共に閉じた時のみに両電磁
アクチュエータが動作するように、両スイッチを共通ラ
インに配線したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、手動によりフィルムが1
枚分巻き上げられると、巻上げ機構がロック状態となっ
て、フィルムの巻上げは不可能となる一方、シャッタ釦
は押せる状態となる。しかし、チャージ動作が行われて
いなければ、第1スイッチが閉じていないので、シャッ
タ釦を押してもシャッタ動作は行われない。これによ
り、空撮りが防止される。そして、このシャッタチャー
ジが実行されると、第1スイッチが閉じ、更にシャッタ
釦によって第2スイッチが閉じると、2個の電磁アクチ
ュエータは動作し、シャッタがレリーズされると同時
に、巻上げロック機構が解除される。この段階では、フ
ィルムの巻上げが可能となるが、ここではシャッタ釦を
押すことはできない。従って、二重撮りもできないこと
になる。
【0009】そうして、上記2個の電磁アクチュエータ
の動作は同時に行われるが、2個の電磁アクチュエータ
がバッテリへ並列に接続されているため、小さなバッテ
リによって、安定した電磁動作が可能となる。
【0010】
【実施例】図1には、実施例に係るカメラのシャッタ駆
動装置の構成が示されており、図2には、電磁アクチュ
エータの動作回路が示されている。図1において、シャ
ッタ駆動装置10は、カメラ本体12と交換可能なレン
ズ部14とから構成され、大判カメラに適用されたもの
である。上記本体12には、フィルム16の巻上げロー
ラ18、この巻上げローラ18を回す巻上げレバー20
が設けられ、この巻上げローラ18と巻上げレバー20
との間に、巻上げレバー20の巻上げ動作に連動して回
動するギヤ22が介挿される。
【0011】また、上記本体12には、三日月形状の係
止レバー24が本体12のハウジングに回動自在に軸着
され、この係止レバー24の一端の爪部が上記ギヤ22
に係合可能に取り付けられている。この係止レバー24
の近傍に、電磁アクチュエータとしてソレノイド26及
びコア28が設けられ、このコア28が係止レバー24
の他端を押すように配置される。このような係止レバー
24と上記電磁アクチュエータにて巻上げロック機構が
構成される。従って、この係止レバー24はソレノイド
26に電流が流れると、コア28に押されて反時計(回
り)方向へ回動され、これによってギヤ22との係合が
解除される。この状態で、フィルム16の巻上げが可能
となるが、1枚分のフィルム16が巻き上げられると、
不図示のカウンタに連動した駆動機構によって、係止レ
バー24は時計方向へ回動され、ギヤ22に係合され
る。
【0012】更に、上記本体12には、ノンロック式の
シャッタ釦30が設けられ、このシャッタ釦30は、周
知の各種の構造により上記係止レバー24がギヤ22と
係合されている時にのみ押し操作が可能に構成される。
そして、上記ソレノイド26を駆動するために、電磁ア
クチュエータ回路32が設けられている。
【0013】一方、レンズ部14には、レンズ44とレ
ンズ46との間にシャッタ部48が配置され、このシャ
ッタ部48には、シャッタのチャージレバー50とレリ
ーズレバー52が設けられる。このチャージレバー50
は、矢示の上側へ動かすことによって、付勢力をチャー
ジして不図示のシャッタをセットすることができる。上
記レリーズレバー52の近傍には、電磁アクチュエータ
としてソレノイド54及びコア56が設けられ、このコ
ア56がレリーズレバー52を押すように配置される。
従って、このレリーズレバー52はソレノイド54に電
流が流れると、コア56に押されて動作し、これによっ
てシャッタ開閉が実行される。そして、このソレノイド
54に接続して電磁アクチュエータ回路58が設けら
れ、この電磁アクチュエータ回路58は本体12側の電
磁アクチュエータ回路32へ接続される。
【0014】図2には、上記電磁アクチュエータ回路3
2と58の詳細が示されており、図示されるように、両
電磁アクチュエータ回路32,58は接点34と接点6
0によって接続される。即ち、本体12側に配置された
バッテリ36に対して、ソレノイド26とソレノイド5
4が並列に接続され、図の中央部の共通ラインにおい
て、レンズ部14側に第1スイッチ62、本体12側に
第2スイッチ38が接続される。そして、上記第1スイ
ッチ62は上記チャージレバー50のセット動作に連動
して閉じられ、シャッタのレリーズ動作に連動して開放
される。また、第2スイッチ38は上記シャッタ釦30
が押されるのに連動して閉じられる。従って、ソレノイ
ド26,54は、チャージレバー50がセットされ、か
つシャッタ釦30が押された時に動作することになる。
【0015】実施例は以上の構成からなり、以下にその
作用を説明する。まず、図1の巻上げレバー20を手動
にて回し、フィルム16を1コマ分巻き上げると、係止
レバー24がギヤ22に係止してフィルム巻上げ機構が
ロックされる。次に、シャッタ部48のチャージレバー
50を動かして撮影可能(チャージ状態)にすると、図
2の第1スイッチ62が閉状態となる。そうした後、シ
ャッタ釦30を押すと、第2スイッチ38が閉じるの
で、バッテリ36からは両方のソレノイド26,54へ
所定電圧、電流が与えられて、電磁アクチュエータが動
作することになる。即ち、レンズ部14ではコア56が
移動してレリーズレバー52を押すから、シャッタがレ
リーズされて撮影が実行され、本体12ではコア28が
移動して係止レバー24を押すから、巻上げ機構のロッ
クが解除される。なお、上記第1スイッチ62はレリー
ズ動作に連動して開状態となる。従って、更にフィルム
の巻上げが可能となり、上記動作が繰返し実行できるこ
とになる。
【0016】上記の動作によれば、フィルム16の巻上
げを忘れた場合には、チャージレバー50をセットした
か否かに拘らず、係止レバー24が解除状態にあるの
で、シャッタ釦30を押すことはできない。従って、二
重撮りを防止することができる。また、フィルムが巻き
上げられた状態でも、チャージ動作を忘れた場合には、
第1スイッチが閉じていないので、シャッタ釦30を押
してもシャッタ動作は行われない。従って、これにより
空撮りが防止されることになる。
【0017】そして、上記のソレノイド26,54に
は、各ソレノイド26,54がバッテリ36に対して並
列に接続されているので、安定したソレノイド駆動電圧
が供給されることになり、出力の小さいバッテリであっ
ても、電磁アクチュエータの動作に十分な電力を供給で
きる利点がある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
巻上げロック機構、この巻上げロック機構が働いている
時に操作可能とされたシャッタ釦、チャージレバー、シ
ャッタがチャージされている時に閉じる第1スイッチ、
上記シャッタ釦が操作された時に閉じる第2スイッチ、
シャッタをレリーズするための電磁アクチュエータ、上
記巻上げロック機構を解除するための電磁アクチュエー
タ、これらの電磁アクチュエータを動作させるための電
源を設け、上記2個の電磁アクチュエータを電源に対し
て並列に結線し、かつ上記第1及び第2スイッチが共に
閉じた時のみに両電磁アクチュエータが動作するよう
に、両スイッチを共通ラインに配線したので、二重撮り
や空撮り等が防止できる。しかも、この際の電磁アクチ
ュエータの安定した動作が小さな出力のバッテリによっ
て可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカメラのシャッタ駆動装
置の構成を示す図である。
【図2】図1の電磁アクチュエータ回路の構成を示す図
である。
【符号の説明】
10 … シャッタ駆動装置、 12 … カメラ本体、 14 … レンズ部、 24 … 係止レバー、 26,54 … ソレノイド、 28,56 … コア、 32,58 … 電磁アクチュエータ回路、 36 … バッテリ、 38 … 第2スイッチ、 48 … シャッタ部、 50 … チャージレバー、 52 … レリーズレバー、 62 … 第1スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1コマのフィルムの巻上げ毎に巻上げ機
    構をロックする巻上げロック機構と、この巻上げロック
    機構が働いている時に操作可能とされたシャッタ釦と、
    シャッタを手動でチャージするためのチャージレバー
    と、シャッタがチャージされている時に閉じる第1スイ
    ッチと、上記シャッタ釦が操作された時に閉じる第2ス
    イッチと、シャッタをレリーズするための電磁アクチュ
    エータと、上記巻上げロック機構を解除するための電磁
    アクチュエータと、これらの電磁アクチュエータを動作
    させるための電源と、を設け、上記2個の電磁アクチュ
    エータを電源に対して並列に結線し、かつ上記第1及び
    第2スイッチが共に閉じた時のみに両電磁アクチュエー
    タが動作するように、両スイッチを共通ラインに配線し
    たカメラのシャッタ駆動装置。
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