JP2859367B2 - ケーブル敷設用車両 - Google Patents

ケーブル敷設用車両

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JP2859367B2
JP2859367B2 JP9066590A JP9066590A JP2859367B2 JP 2859367 B2 JP2859367 B2 JP 2859367B2 JP 9066590 A JP9066590 A JP 9066590A JP 9066590 A JP9066590 A JP 9066590A JP 2859367 B2 JP2859367 B2 JP 2859367B2
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啓司 大阪
康雄 浅野
時夫 川鍋
実 白潟
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ケーブル敷設用車両に関する。
〔従来の技術〕
従来のケーブル敷設技術は、ケーブルを敷設する電柱
にあらかじめ滑車を取り付けておき、この滑車を介して
電柱間に引き綱を張る。この引き綱を最後の電柱まで張
り終わったら、引き綱の先端部を最後の電柱に仮止め
し、引き綱の末端部をケーブルグリップを介してケーブ
ルに連結する。ケーブルは、ケーブルドラムに巻かれた
状態で敷設開始点に載置されており、引き綱の先端部を
ウインチで牽引することにより、引き綱に誘導されてケ
ーブルがケーブルドラムから繰り出され電柱間に架渉さ
れる。ケーブルドラムとしては、直径1600mm、重量1ト
ン以上のものなどが使用され、敷設作業の間は敷設開始
点に置かれたままになっている。このケーブルドラム
は、特殊な運搬車両によって現場まで運搬される。
第6図は、スイングアームを備えたケーブルドラム運
搬車両を示すものである。この運搬車両には、ケーブル
ドラム1を昇降させるスイングアーム2を備えた積載装
置3が搭載されており、スイングアーム2に取り付けら
れてケーブルドラム1は架台4に積載される。
〔発明が解決しようとする課題〕 従来の敷設技術では、ケーブルドラムの運搬作業、ケ
ーブルドラムの取り外し作業、及びケーブルの敷設作業
が別個に行われており、作業性が悪いという欠点があっ
た。
そこで本発明は、ケーブル敷設用車両を提供すること
により、ケーブル敷設における作業性の向上を目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、この発明は、ケーブルを把
持するマニピュレータアームを備えた本体車両部と、ケ
ーブルが巻回されたケーブルドラムを載置した架台車両
部とを備え、架台車両部が、本体車両部の後部に連結器
を介して着脱自在に連結されていることを特徴とする。
〔作用〕
この発明は、以上のように構成されているので、ケー
ブルを敷設するときにマニピュレータアームによりケー
ブルを把持し、電柱などに取り付けられる金車などにケ
ーブルを通すことが可能となる。ケーブルドラムを本体
車両部と共に移動させる場合には、架台車両部が連結器
により本体車両部と結合され、ケーブルドラムを定位値
に固定した状態で本体車両部を移動させる場合には、架
台車両部と本体車両部が連結器により前後に分離され
る。従って、本発明のケーブル敷設用車両は、ケーブル
敷設工法として知られるドラム移動方式、又は先端牽引
方式のいずれにも適用することが可能である。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例に係るケーブル敷設用車両
を添付図面に基づき説明する。なお、説明において同一
要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
第1図は実施例に係るケーブル敷設用車両の分離状態
(同図(a))及び結合状態(同図(b))を示すもの
である。この車両の前部には本体部A、後部には架台部
Bが形成されている(同図(b)参照)。本体部Aと架
台部Bには連結器5が取り付けられており(同図(a)
参照)、本体部Aと架台部Bは着脱自在に結合される。
本体部Aには、マニピュレータ部6、ブーム7、操作
室8、ガイド柱9、滑車10等が取り付けられている。マ
ニピュレータ部6は、ケーブルの把持、移動、捩回、切
り裂き等の架渉作業を行うマニピュレータアーム6aを備
えており、ブーム7に支持されている。マニピュレータ
部6およびブーム7の操作は、操作室8内のオペレータ
によって行われる。
架台部Bには、架台11、ケーブル繰出し装置12、ケー
ブルドラム13等が取り付けられている。架台11には、4
つの車輪11a、11bが回転自在に装着されているので、架
台部Bの移動は容易である。ケーブル繰出し装置12は、
この架台11の後部に配置されている。ケーブル繰出し装
置12には、ケーブルドラム13が端部に取り付けられたス
イングアーム12aが回動自在に装着されている。
第2図は、ケーブルドラム13の積載方法を示すものであ
る。まず、地上に載置されているケーブルドラム13をス
イングアーム12aの端部に取り付け、スイングアーム12a
を左回りに回動させることにより、ケーブルドラム13を
地上から架台11上へ積載することができる。ケーブルド
ラム13を地上へ降ろすときには、スイングアーム12aを
右回りに回動させればよい。
第3図は、この発明の他の実施例に係るケーブル敷設
用車両を示すものである。上記実施例との差異は、架台
を上下動させる昇降機構を有する点である。このケーブ
ル敷設用車両の本体部Aには架台載置部14が設けられて
おり、昇降機構は架台部Bに備えられている。本体部A
と架台部Bが分離されているときには、架台15はジャッ
キアップされた状態になっている(第3図(a))。こ
の架台部Bを結合するときには、まず、架台部Bの架台
15と本体部Aの架台載置部14を重ね合せ(同図
(b))、架台15を下降させる。この場合、架台部Bの
車輪15a、15bは地面に接触せず、架台部Bの全重量が架
台載置部14により支えられた状態になっている(第3図
(c)参照)。
次に、上記実施例に係るケーブル敷設用車両の使用例
を説明する。第4図は、架空ケーブルの敷設工事におけ
る使用例を示すものである。同図(a)は架台部Bを本
体部Aに結合した状態でケーブルを電柱に敷設する敷設
工法(以下、「ドラム移動方式」という。)を示すもの
であり、同図(b)は架台部Bを本体部Aと分離した状
態でケーブルを電柱に敷設する敷設工法(以下、「先端
牽引方式」という。)を示すものである。
以下、ドラム移動方式を用いて5本の電柱にケーブル
を敷設する場合について説明する。まず、ケーブル敷設
用車両を第1電柱(敷設開始柱)16の近傍に停車させ、
マニピュレータアーム6aで金具を装柱した後、ケーブル
17の端部をケーブルドラム13から繰り出し、ケーブル17
の支持線を切り裂き、皮を剥ぎ、巻付けグリップを用い
て引き留める。次に、車両を移動してケーブル17をガイ
ド柱9を経由して繰り出す(第4図(a)参照)。第2
電柱(図示せず)に到達したら、まず金具を装柱し、続
いて金庫を取り付けてケーブルを通す。以下、同様の作
業を敷設区間の終端にある第5電柱(引き留め柱)に至
るまで繰り返す。第5電柱では、ケーブル中間部に張線
工具を取り付け、金具を装柱し、ケーブルに張力を与え
て弛度を調整し、さらに、ケーブルの切断、支持線の切
り裂き、皮剥ぎを行い、巻付けグリップを用いて引き留
める。その後、第3電柱(奇数本目の中間柱)に戻り、
ケーブルを金車より外し、支持線の切り裂き、ラインガ
ードの取り付け、スパイラルスリーブの巻き付け等の処
理を行い、ケーブルを吊架する。ここで金車も取り外し
収納する。次に、1本終端寄りの第4電柱(偶数本目の
中間柱)に移動し、ケーブルを金車より外し、支持線の
切り裂き、ラインガードの取り付け、スパイラルスリー
ブの巻き付け等の処理を行った後、ケーブルに捻回をい
れて吊架する。以下同様に、残る中間柱の内奇数本目の
電柱においてケーブルの吊架、金車の取り外し作業を、
偶数本目の電柱においてケーブルの捻回、吊架作業を繰
り返し、敷設開始点に戻る。
次に、先端牽引方式を用いて5本の電柱にケーブルを
敷設する場合について説明する。ここでいう「牽引」と
はケーブルドラムからケーブルの先端部を繰り出すこと
を意味する。まず、第1電柱16の近傍に、架台部Bを本
体部Aから分離して設置する。次に、マニピュレータア
ーム6aで金具を第1電柱に装柱し、金車を取り付け、ケ
ーブル17を通す。その後、架台部Bを残して車両を敷設
方向に移動しながら、ケーブルをマニピュレータアーム
6aで繰り出す。この場合、信号取り付け用アーム等の障
害物18があれば、ケーブル17の先端部をマニピュレータ
アーム6aで持ち変えることにより、これを回避してケー
ブル17を繰り出す。第2電柱に到達したら、マニピュレ
ータアーム6aで金具を装柱し、金車を取り付け、ケーブ
ル17を通す。以下同様に、残る中間柱において金具の装
柱、金車の取り付け、ケーブル17の通線作業を行う。第
5電柱に到達したら、金具を装柱し、支持線を切り裂
く。さらに、皮を剥ぎ、巻付けグリップを用いて引き留
める。次に、第1電柱に戻り、ケーブルの中間部に張線
工具を取り付け、金具を装柱し、ケーブルに張力を与え
て弛度を調整し、さらに、ケーブルの切断、支持線の切
り裂き、皮剥ぎを行い、巻付けグリップを用いて引き留
める。次に、第3電柱に移動し、ケーブル17を金車より
外し、支持線の切り裂き、ラインガードの取り付け、ス
パイラルスリーブの巻き付け等の処理を行った後、ケー
ブル17を吊架する。ここで、金車も取り外し収納する。
続いて、1本敷設端寄りの第2電柱に移動し、ケーブル
17を金車より外し、支持線の切り裂き、ラインガードの
取り付け、スパイラルスリーブの巻き付け等の処理を行
った後、ケーブル17に捻回をいれて吊架する。以下同様
に、残る中間柱の内、奇数本目の電柱においてケーブル
の吊架、金車の取り外し作業を、偶数本目の電柱におい
てケーブルの捻回、吊架作業を繰り返し、敷設終了点に
至る。
以上のように、この実施例に係るケーブル敷設用車両
を用いると、従来技術において必要であった引き綱の架
渉作業、引き綱とケーブルの連結作業、引き綱の牽引作
業等を省略することができ、ケーブルの敷設作業におけ
る作業性が一段と向上する。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、マニピュレータアーム、ケーブルドラム及
び架台部の構造、位置、大きさ等は敷設条件に基づき適
切なものが選定されるものである。例えば、架台部を本
体部と分離して移動させる必要がなければ、車輪の代わ
りに脚を取り付けてもよい。
また、先端牽引方式を用いて電柱にケーブルを敷設す
る場合、あらかじめ引き綱を架渉してもよい。この場
合、マニピュレータアームに作用する張力が小さくなる
ので、装置を小型化することができる。
第5図は、この発明に係るケーブル敷設用車両の応用
例を示すものである。ケーブルの敷設作業の前には電柱
を建てる建柱作業が必要なので、例えば、ケーブルドラ
ム13を載置した架台部Bを分離し(同図(a))、穴掘
り建柱用装置19を載置した架台部Cを結合することがで
きる(同図(b))。
このように、ケーブル敷設作業に関連する作業装置を
架台に載置した架台部を分離/結合することにより全体
の作業性は一段と向上する。
〔発明の効果〕
この発明は、以上説明したように構成されているの
で、ケーブル敷設における作業性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るケーブル敷設用車両を
示す側面図、第2図は本発明の一実施例に係るケーブル
敷設用車両におけるケーブルドラムの積載方法を示す側
面図、第3図は本発明の他の実施例に係るケーブル敷設
用車両を示す側面図、第4図は本発明の他の実施例に係
るケーブル敷設用車両を用いた架空ケーブルの敷設工事
例を示す側面図、第5図は本発明の応用例に係るケーブ
ル敷設用車両を示す側面図、第6図は従来のケーブルド
ラム運搬車両を示す側面図である。 A……本体部、B……架台部、1……ケーブルドラム、
2……スイングアーム、3……積載装置、4、11、15…
…架台、5……連結器、6……マニピュレータ部、7…
…ブーム、8……操作室、9……ガイド柱、10……滑
車、12……ケーブル繰出し装置、13……ケーブルドラ
ム、14……架台載置部、16……第1電柱(敷設開始
柱)、17……ケーブル、18……障害物、19……穴掘り建
柱用装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 康雄 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 川鍋 時夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 白潟 実 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルを把持するマニピュレータアーム
    を備えた本体車両部と、前記ケーブルが巻回されたケー
    ブルドラムを載置した架台車両部とを備え、前記架台車
    両部が、前記本体車両部の後部に連結器を介して着脱自
    在に連結されていることを特徴とするケーブル敷設用車
    両。
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