JP2858939B2 - 抗生物質ab3217a、ab3217b及びab3217cとそれらの製造法 - Google Patents

抗生物質ab3217a、ab3217b及びab3217cとそれらの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は広く生理活性として殺虫活性、殺ダニ活性、
除草活性、殺菌活性などを有する新規な抗生物質AB3217
A、AB3217B及びAB3217C並びにそれらの製造法に関する
ものである。
(従来技術及び発明が解決しようとする課題) 本発明による抗生物質AB3217A、AB3217B及びAB3217C
と類似した部分構造を持つ既知の抗生物質としては、ア
ニソマイシン等の数種類が知られているが、本抗生物質
AB3217A、AB3217B及びAB3217Cはそれら既知の抗生物質
と同一の部分構造を有するが、それらとは明らかに異な
った全体構造と生理活性を有する新規な抗生物質である
ことを見いだした。本発明の目的は新規な抗生物質AB32
17A、AB3217B及びAB3217C並びにそれらの製造法を提供
することにある。本発明の他の目的は後の説明から明ら
かである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、農業用抗生物質の探索を続けていたと
ころ、ストレプトミセス属に属する特定の菌株の培養液
中に強い殺ダニ活性を有する数種の物質が生産されてい
ることを見いだした。そこでそれらの物質三種を単離
し、夫々に抗生物質AB3217A、抗生物質AB3217B及び抗生
物質AB3217Cとの名称をつけ、それらの理化学的性質並
びに化学構造を調べたところ、後記の一般式(I)で表
わし得ることを認めた。更に、これら抗生物質AB3217
A、AB3217B及びAB3217Cを既知の抗生物質と比較したと
ころ、該当するものがないので新規物質であることが判
明した。
更に、これら抗生物質AB3217A、AB3217B及びAB3217C
は、殺ダニ活性を有することに加えて、殺虫活性、殺菌
活性及び除草活性を有することも認められた。これらの
知見に基づいて、本発明は完成された。
すなわち、第1の本発明によると、一般式(I) (式中、Rは水素原子、6−メチル−6−ハイドロキシ
ヘプタニル基または4−メチルペンタニル基を示す)で
表わされる抗生物質AB3217A、抗生物質AB3217B、及びAB
3217C並びにそれらの酸付加塩が提供される。
次に、本発明による一般式(I)の抗生物質の各例を
第1表に示した。なお、抗生物質名は後記の実施例およ
び試験例でも参照される。
式(I)の抗生物質は、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、
などの無機酸、あるいは酢酸、プロピオン酸、しゅう
酸、メタンスルホン酸などの有機酸と酸付加塩を形成で
きる。
(1)本発明による抗生物質AB3217Aは下記の理化学的
性質を有する。
融点:241℃ 元素分析: C H N 実測値(%) 57.39 6.44 4.13 理論値(%) 57.78 6.56 3.96 分子量:353.1469(質量分析法) 分子式:C17H23N1O7 比旋光度:▲〔α〕24 D▼=−52.5℃(c 1.0、H2
O) 紫外線吸収スペクトル:水溶液中で測定した紫外線
吸収スペクトルは添付図面の第1図に示す通りである。
λmax 226nm(ε11440) 272nm(ε1130) 278nm(ε950) 赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤中で測定
した赤外線吸収スペクトルは添付図面の第2図に示す通
りである。
1H核磁気共鳴スペクトル:重ジメチルスルホキシド
溶液中に測定した1H核磁気共鳴スペクトル(400MHz)は
添付図面の第3図に示す通りである。
13C核磁気共鳴スペクトル:重ジメチルスルホキシ
ド溶液中で測定した13C核磁気共鳴スペクトル(100MH
z)は添付図面の第4図に示す通りである。
溶解性:水、メタノール、エタノール、ジメチルス
ルホキシドに可溶である。
酢酸エチル、クロロホルム、n−ヘキサン、ジエチル
エーテルに難溶である。
呈色反応:バニリン硫酸、リンモリブデン酸、ヨウ
素反応で陽性である。
ニンヒドリン、塩化第2鉄反応で陰性である。
薄層クロマトグラフィー:メルク社製シリカゲル薄
層(Art.5715)を使用し、展開溶媒がn−ブタノール−
エタノール−クロロホルム−アンモニア(4:5:2:5)の
場合のRf値は0.63であり、同シリカゲル薄層を使用し、
展開溶媒がn−プロパノール−アンモニア−水(20:1:
1)の場合のRf値は0.47であり、同じく展開溶媒が酢酸
エチル−メタノール(1:1)の場合のRf値は0.20であ
る。
高圧電気泳動:泳動用バッファーとして蟻酸−酢酸
−水(1:3:36)を使用し、2000ボルトで30分間泳動し、
L−アラニンを1.00とした時のRm値が0.79である。
外観:無色針状結晶である。
(2)本発明による抗生物質AB3217Bは下記の理化学性
質を有する。
融点:116℃(塩酸塩として) 分子量:495(FABMS、m/z 496、MH+) 分子式:C25H37N1O9 比旋光度:▲〔α〕25 D▼=−68.3゜(c 1.0、H2
O) 紫外線吸収スペクトル:水溶液中で測定した塩酸塩
の紫外線吸収スペクトルは下記の主要ピークを示す。
λmax 226nm(ε12400) 272nm(ε1080) 278nm(ε921) 赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤中で測定
した塩酸塩の赤外線吸収スペクトルは添付図面の第5図
に示す通りである。
1H核磁気共鳴スペクトル:重水溶液中で測定した塩
酸塩の1H核磁気共鳴スペクトル(400MHz)は添付図面の
第6図に示す通りである。
13C核磁気共鳴スペクトル:重水溶液中で測定した
塩酸塩の13C核磁気共鳴スペクトル(100MHz)は添付図
面の第7図に示す通りである。
溶解性:塩酸塩は水、メタノール、ジメチルスルホ
キシドに可溶であるが酢酸エチル、クロロホルム、n−
ヘキサン、ジエチルエーテルに難溶あるいは不溶であ
る。
呈色反応:バニリン硫酸、リンモリブデン酸、ヨウ
酸素反応で陽性である。
ニンヒドリン、塩化第2鉄反応で陰性である。
薄層クロマトグラフィー:メルク社製シリカゲル薄
層(Art.5715)を使用し、展開溶媒がジクロルメタン−
メタノール(8:2)の場合の塩酸塩のRf値は0.46であ
る。
外観:塩酸塩は白色粉末である。
(3)本発明による抗生物質AB3217Cは下記の理化学性
質を有する。
融点:117℃(塩酸塩として) 分子量:451(FABMS、m/z 452、MH+) 分子式:C23H33N1O8 比旋光度:▲〔α〕25 D▼=−76.8゜(c 1.0、H2
O) 紫外線吸収スペクトル:水溶液中で測定した塩酸塩
の紫外線吸収スペクトルは下記の主要ピークを示す。
λmax 226nm(ε14000) 272nm(ε1380) 278nm(ε1210) 赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤中で測定
した塩酸塩の赤外線吸収スペクトルは添付図面の第8図
に示す通りである。
1H核磁気共鳴スペクトル:重水溶液中で測定した塩
酸塩の1H核磁気共鳴スペクトル(400MHz)は添付図面の
第9図に示す通りである。
13C核磁気共鳴スペクトル:重水溶液中で測定した
塩酸塩の13C核磁気共鳴スペクトル(100MHz)は添付図
面の第10図に示す通りである。
溶解性:塩酸塩は水、メタノール、ジメチルスルホ
キシドに可溶であるが酢酸エチル、クロロホルム、n−
ヘキサン、ジエチルエーテルに難溶である。
呈色反応:バニリン硫酸、リンモリブデン酸、ヨウ
素反応で陽性である。
ニンヒドリン、塩化第2鉄反応で陰性である。
薄層クロマトグラフィー:メルク社製シリカゲル薄
層(Art.5715)を使用し、展開溶媒がジクロルメタン−
メタノール(8:2)の場合の塩酸塩のRf値は0.60であ
る。
外観:塩酸塩は白色粉末である。
上述の本発明に係る新規な抗生物質AB3217A、AB3217B
及びAB3217Cは、夫々にストレプトミセス属に属し、下
記に示す菌学的特徴及び性質を有して且つ抗生物質AB32
17A生産能、AB3217B生産能及びAB3217C生産能をもつ菌
株(以下、AB3217株と言う)(微工研究寄第11095号と
して寄託)を培養することにより生産されて得られる。
従って、第2の本発明によると、ストレプトミセス属
に属する抗生物質AB3217A生産菌又はAB3217B生産菌又は
AB3217C生産菌を培養し、その培養物から抗生物質AB321
7A又はAB3217B又はAB3217Cを採取することを特徴とす
る、抗生物質AB3217A又はAB3217A又はAB3217Cの製造法
が提供される。
本発明の方法において、抗生物質AB3217Aを製造する
時にはAB3217A生産菌を、また抗生物質AB3217Bを製造す
る時にはAB3217B生産菌を、また抗生物質AB3217Cを製造
する時にはAB3217C生産菌を培養し、そして培養物から
夫々に目的の抗生物質を採取する。しかし、上記のAB32
17株を用いて培養する場合には、抗生物質AB3217A,B及
びCが培養物中に並行的に生産、蓄積される。
本発明の方法で用いられる抗生物質AB3217A生産菌又
はAB3217B生産菌又はAB3217C生産菌の一例には、上記の
AB3217株がある。このAB3217株は昭和62年10月、北興化
学工業株式会社開発研究所において、長野県北安曇郡美
麻村の土壌から分離された放線菌でAB3217の菌株番号が
付与された菌株である。
AB3217株の菌学的性質は以下に示す通りである。
(1)形態学的性質 AB3217株は分枝した基中菌糸より螺旋状(open spira
l)あるいは固く巻いた螺旋(tightly coil)の気菌糸
を共に形成し、輪生枝は認められない。成熟した胞子鎖
は10個以上の胞子の連鎖を認め、胞子の大きさは0.5〜
0.6×0.6〜0.8ミクロン位であり、胞子の表面は平滑で
ある。
(2)各種培地における生育状態 色調は財団法人日本色彩研究所の「色の標準」、次い
で〔 〕中にコンティナー・コーポレーション・オブ・
アメリカの「カラー・ハーモニィ・マニュアル」(Cont
ainer Corporation of America.Color harmony manua
l)を用いて記載した。
(a)シュクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養) うす黄味だいだい〔2db〕の発育上に茶灰〔3fe〕の気
菌糸を着生し、可溶性色素は認められない。
(b)グリセロール・硝酸塩寒天培地(27℃培養) 茶白〔2gc〕の発育上に白〜黄味灰〔a〜2db〕の気菌
糸を着生し、培養10日目頃から黄味を帯びた可溶性色素
をわずかに産生する。
(c)グリコース・アスパラギン寒天培地(27℃培養) うす黄〔2ge〕の発育上に白〔a〕の気菌糸を着生
し、培養10日目頃から黄味を帯びた可溶性色素をわずか
に産生する。
(d)普通寒天培地(27℃培養) うす黄茶〔2gc〕の発育上に白〜灰白〔a〜2fe〕の気
菌糸を着生し、培養21日目頃から暗い黄だいだいの可溶
性色素をわずかに産生する。
(e)リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養) うす黄茶〔2gc〕の発育上に白〜明るい灰〔a〜2fe〕
の気菌糸を着生し、可溶性色素は認められない。
(f)スターチ寒天培地(27℃培養) うす黄茶〔2gc〕の発育上に白〜明るい灰〔a〜2fe〕
の気菌糸を着生し、可溶性色素は認められない。
(g)イースト・麦芽寒天培地(ISP培地No.2)(27℃
培養) 黄茶〔3ng〕の発育上に明るい茶灰〔3ng〕の気菌糸を
着生するが、培養7日目頃から湿った(hygroscopic)
状態を呈する。培養3週間目で黄茶の可溶性色素をわず
かに産生する。
(h)オートミール寒天培地(ISP培地No.3)(27℃培
養) うす黄味だいだい〔2db〕の発育上に明るい灰茶〔3fe
〜3ih〕の気菌糸を着生し、可溶性色素は認められな
い。
(i)スターチ・無機塩寒天培地(ISP培地No.4)(27
℃培養) うす黄茶〔2cb〕の発育上に暗い灰〔3po〕の気菌糸を
着生するが、培養7日目頃から湿った(hygroscopic)
状態を呈する。可溶性色素は認められない。
(j)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP培地No.
5)(27℃培養) うす黄茶〔2cb〕の発育上に白〜灰白〔a〜b〕の気
菌糸を着生し、可溶性色素は認められない。
(k)ペプト・イースト・鉄寒天培地(ISP培地No.6)
(27℃培養) うす茶〔3ie〕の発育上にうっすらと白い〔a〕気菌
糸を着生し、可溶性色素は認められない。
(l)チロシン寒天培地(ISP培地No.7)(27℃培養) うす黄茶〔3ie〕の発育上に、白〜灰白〔a〜b〕の
気菌糸を着生する。
(3)生理生化学的性質 (a)生育温度範囲 酵母エキス−スターチ寒天斜面を用い10℃、20℃、24
℃、27℃、30℃、37℃、50℃の各温度で試験の結果、50
℃を除き、いずれの温度に於いても生育が可能である
が、27℃付近が最適生育温度と思われる。
(b)ゼラチンの液化(単純ゼラチン培地、20℃培養及
びグルコース・ペプトン・ゼラチン培地、27℃培養) 単純ゼラチン培地及びグルコース・ペプトン・ゼラチ
ン培地では共に培養後12日目頃から、わずかに液化が始
まり、その作用は中程度である。
(c)スターチの加水分解(スターチ寒天培地、27℃培
養) 培養後7日目頃から加水分解性が認められ、作用は中
程度〜強い方である。
(d)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37℃培
養) 培養後7日目頃にすばやく凝固が完了し、10日目頃か
らペプトン化が認められ、その作用は中程度である。
(e)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
ブロス、ISP培地No.1:ペプトン、イースト・鉄寒天、IS
P培地No.6:チロシン寒天、ISP培地No.7;何れも27℃培
養) 何れの培地に於いてもメラニン様色素の生成は認めら
れない。
(f)炭素源の利用性(プリードハム・ゴトリーブ寒天
培地、ISP培地No.9、27℃培養) D−グルコース、i−イノシトール、ラフィノース、
D−マンニトールを利用して良く成育し、D−フラクト
ース、シュクロースも利用して成育する。L−アラビノ
ース、D−キシロースはおそらく利用し、ラムノースは
おそらく利用しない。
(g)リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天培地、27
℃培養) 培養後14日目頃から発育周辺のリンゴ酸石灰を溶解
し、その作用は中程度である。
(h)硝酸塩の還元反応(1%硝酸ソーダ含有ペプトン
水、ISP培地No.8、27℃培養) 還元されない。
(4)細胞壁組成 主としてLechevalier,M.P.とLechevalier,H.A.により
行われた「Actinomycete Taxonomy Workshop.Soc.Ind.M
icrobiol.」Aug.13,1978のテキストに記載されている方
法に従い行った。全菌体中に含まれるジアミノピメリン
酸の立体異性はLL型を示し、糖はリボース及びガラクト
ースが認められる。Lechevalierらの分類に従えば、セ
ルウォールタイプI、シュガーパターンCとなる。
以上の(1)〜(4)の性状を要約すると、AB3217株
はストレプトミセス属に属し、気菌糸は螺旋及び固く巻
いた螺旋の形成を認め、輪生枝は観察されず、胞子表面
は平滑である。種々の培地でうす黄茶の発育上に白〜灰
白〜うす茶灰の気菌糸を着生し、溶解性色素は認められ
ないか、わずかにうす黄を呈する程度である。また一部
の培地で7〜10日目頃から気菌糸が湿潤(hygroscopi
c)な状態となる。メラニン形成、硝酸還元能は陰性、
蛋白の凝固及び分解能、ゼラチンの液化能が陽性の中温
性菌である。
よって、AB3217株をストレプトミセス(Stroptomyce
s)属の一株菌と同定した。本発明に云うストレプトミ
セス属に属しAB3217A物質、又はAB3217B又はAB3217C物
質を生産し、本菌及びその変異菌と明確に区別されない
菌はすべてこれを包含する。また放線菌は自然界及び人
工的にも変異を起こし易いことは既に良く知られてお
り、本発明に云うストレプトミセスAB3217はそれらの変
異菌の全てを包括する。AB3217株は、平成元年11月4日
に工業技術院微生物工業技術研究所に保管寄託申請され
寄託番号11095号が付された。
第3の本発明によると、新規な微生物として、一般式
(I)の抗生物質を生産できる特性をもち且つ前記の菌
学的特徴を有するストレプトミセス属の菌株が提供され
る。
本発明によるAB3217A物質、AB3217B又はAB3217C物質
の製造は、それらの生産菌を通常に微生物が利用しうる
栄養物を含有する培地で培養し、その培養物からAB3217
A又はAB3217B又はAB3217C物質を夫々に又は一諸に単離
することによって行われる。
培地に使用される炭素源、窒素源、無機物は使用菌株
の利用可能な物質ならばいずれの種類でも良い。例え
ば、炭素源としては、グルコース、グリセロール、シュ
クロース、フラクトース、ガラクトース、デキストリ
ン、スターチ等を利用しうる。窒素源としては、塩化ア
ンモニウム、燐酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝
酸アンモニウムなどの各種アンモニウム塩類の他、ペプ
トン、肉エキス、酵母エキス、コーンスチープリカー、
フィッシュミール、大豆粉、小麦胚芽等の含窒素有機物
が利用可能である。無機物としては、炭酸カルシウム、
塩化カリウム、硫酸マグネシウムなどの他、微量の重金
属塩が適宜使用される。
培養条件は培地組成などにより異なるが、例えば培養
は振とう培養または通気撹はん培養等の好気的条件下で
行う。培養温度は通常25℃〜35℃で、pHは4〜9(7付
近が最適)である。4〜7日培養すると、菌体内外にAB
3217A又はAB3217B又はAB3217C物質又はこれらの混合物
を生成、蓄積する。
一般的には、本発明のAB3217A又はAB3217B又はAB3217
C物質の単離、精製には陽イオン交換樹脂など化合物の
官能基の差を利用する方法、シリカゲル、ダイヤイオン
HP−20(三菱化成工業株式会社製)などの吸着親和力の
差を利用する方法、溶媒に対する溶解度差を利用する方
法などいずれも、それぞれ単離、または適宜組み合わせ
て、あるいは反復して使用することができる。活性画分
の確認はシリカゲル薄層クロマトグラフィー(TLC)に
より行うことができる。
本発明によって得られる抗生物質AB3217A,BおよびC
の培養物からのAB3217A,BおよびCの採取に当たって
は、その性状を利用した通常の分離手段、例えば、溶剤
抽出法、イオン交換樹脂法、吸着または分配カラムクロ
マト法、ゲルろ過法、透析法、沈澱法などを単独でまた
は適宜組み合わせて抽出精製することができる。例え
ば、AB3217A,BおよびCは、培養菌体中からメタノール
水またはアセトン水で抽出される。また、培養液中に蓄
積されたAB3217A,BおよびCは陽イオン交換樹脂である
アンバーライトIR120B(ロームアンドハース社製)等
や、合成吸着剤であるダイヤイオンHP−20(三菱化成工
業株式会社製)等に吸着される。また水に混ざらない有
機溶剤、例えば、酢酸エチル等で、アルカリ条件で抽出
すればAB3217BおよびCは有機溶剤層に抽出され、同条
件下で有機溶剤層に抽出されないAB3217Aから分離する
ことができる。
AB3217A,BおよびCを更に精製するには、CMセファデ
ックスC−25(ファルマシア社製)等のイオン交換樹
脂、ダイヤイオンCHP−20P(三菱化成工業株式会社
製)、シリカゲル、アルミナ等の吸着剤やセファデック
スLH−20(ファルマシア社製)などを用いるクロマトグ
ラフィーを行うとよい。
このようにして培養物中に生産されたAB3217A,Bおよ
びCは遊離の形として分離することができる。また、AB
3217A,BおよびCを含有する溶液またはその濃縮液を
酸、例えば、塩酸、硫酸、燐酸等の無機酸、蟻酸、酢酸
等の有機酸により、各工程の操作中例えば抽出、分離ま
たは精製の各工程の操作中に処理した場合、AB3217A,B
およびCは対応するその塩類の形に変化し、分離され
る。また別に、このようにして製造されたAB3217A,Bお
よびCの塩類は、常法により遊離の形に変化させること
ができる。従ってAB3217A,BおよびCの塩類および遊離
の形はともにこの発明の範囲内に包含されるものとす
る。
本発明の式(I)の化合物は、これを有効成分として
用い、適当な担体と混和することにより、殺菌剤組成
物、殺ダニ剤組成物又は除草剤組成物に調合することが
できる。
以下に本発明の実施例を示すが、抗生物質AB3217A,B
およびCの性状が本発明によって明らかにされたので、
それらの性状に基づきAB3217A,BおよびCの製造法を種
々考案することができる。従って、本発明は実施例に限
定されるものでなく、実施例の修飾手段はもちろん、本
発明によって明らかにされたAB3217A,BおよびCの性状
に基づいて公知の手段を施してAB3217A,BおよびCを生
産、濃縮、抽出、精製する方法をすべて包含する。
実施例1(抗生物質AB3217Aの製造例) (1)ストレプトミセス属AB3217株の培養 デキストリン2.0%、ガラクトース2.0%、コーンスチ
ーリカー0.5%、バクトソイトン(ディフコ社製)1.0
%、硫酸アンモニウム0.2%、炭酸カルシウム0.2%を含
有する種培地(pH7.4)を125mlずつ500mlの坂口フラス
コ3本に分注して、121℃、20分間高圧滅菌した。次い
でAB3217株(微工研菌寄第11095号)を1白金耳ずつ植
菌し、27℃で3日間135rpmにて振とう培養した。
生産培地は、上記種培地と同一組成の培地であり、こ
の生産培地を調製し、125mlずつ500mlの坂口フラスコ80
本に分注し、121℃、20分間高圧滅菌した。この生産培
地に前記種培養物を3mlずつ接種し27℃で5日間135rpm
にて振とう培養した。
(2)抗生物質AB3217Aの単離、精製 培養終了後、培養液をセライトを用いて濾過し、培養
濾液(約10)と培養菌体を得た。培養菌体をメタノー
ル抽出し、培養菌体から活性成分をメタノール中に溶出
せしめ、セライトを用いて濾過し、培養菌体を除いた。
メタノール抽出液を減圧下で濃縮することにより、メタ
ノールを蒸発せしめ除いた。この培養菌体からの抽出液
と培養濾液とを合わせた。
次にシュウ酸で培養濾液をpH2.0に調整し、沈澱する
シュウ酸カルシウムを遠心分離し除いた。上清を水酸化
ナトリウムでpH7.0に調整し、陽イオン交換樹脂アンバ
ーライトIR120(H+型)(ロームアンドハース社製)2.5
のカラムに通し、水洗後2%アンモニア水7.5で活
性画分を溶出させた。溶出液の活性画分を減圧下濃縮
し、アンモニアを蒸発せしめた後、この濃縮液を水と共
に充填したダイヤイオンHP−20(三菱化成工業株式会社
製)2のカラムに通した。30%メタノール水溶液6
で洗った後、カラムから100%メタノール6で活性画
分を溶出させた。この活性画分を濃縮乾固し、少量の水
に溶解し、予め50%メタノール水溶液で満たしたCM−Se
phadexc−25(トリエチルアミン型)(ファルマシア社
製)200mlのカラムクロマトにチャージし、50%メタノ
ール水溶液600mlで洗った後、0.05モルのトリエチルア
ミン−炭酸バッファー(50%メタノール)600mlで活性
画分を溶出させた。活性画分を集め、減圧下で濃縮乾固
し、淡黄色の粗粉末370mgを得た。この粗粉末を約20ml
のメタノールを用いて加温溶解し4℃にて1昼夜静置し
た。析出した結晶を濾別し乾燥させ、無色針状結晶160m
gとして抗生物質AB3217Aを得た。
本AB3217A物質の理化学的性質は、前記〜のとお
りであった。
実施例2(AB3217A,BおよびC物質の製造例) 実施例1の(1)の方法にしたがって得られた培養濾
液10を5N水酸化ナトリウムでpH9に調整し、ダイヤイ
オンHP−20カラム(500ml)に通した。水2でカラム
を洗浄した後、0.05N塩酸−50%アセトン水で活性画分
を溶出させた。活性画分を集め5N水酸化ナトリウムで中
和し、アセトン臭がなくなるまで減圧濃縮後pH9を調整
せしめ、水を加えて500mlに溶液量を調節した。
この溶液に500mlの酢酸エチルを加え、撹はん後に分
液ロートにて分液した。その酢酸エチル層を採取し(水
層にはAB3217A物質が含まれる)、この酢酸エチル溶液
を水500mlを加えて6N塩酸にてpH2に調整し、撹はん後に
分液ロートにて分液した。その水層を採取し、5N水酸化
ナトリウムでpH5に調整せしめ減圧下に濃縮乾固させ、
粗粉末661mgを得た。
この粗粉末を水10mlに溶解せしめ、1N水酸化ナトリウ
ムにてpH9に調整後ダイヤイオンCHP−20Pカラム(15m
l)に吸着させ、0.05N塩酸酸性のアセトン濃度勾配溶出
法(アセトン濃度0%から50%)にて活性物質を溶出さ
せた。この時、画分1から画分50まで100滴ずつ分画
し、画分50からは150滴づつ分画採取した。AB3217B物質
が含まれる画分55−68を集め適当量のアンバーライトIR
A45(OH型、ロームアンドハース社製)で中和した後に
濃縮乾固せしめ、AB3217B物質が含まれる粗粉末121mgを
得た。同様な方法で画分86−110からAB3217C物質が含ま
れる粗粉末72mgを得た。
AB3217B物質の粗粉末を少量に水を溶解しシリカゲルT
LC(キーゼルゲル60F254、ART5717、メルク社製)に吸
着せしめジクロルメタン−メタノール(8:2)を展開溶
媒とした薄層クロマトグラフィーを行った。Rf値が0.46
付近のUV吸収(254nm)帯をかき採って、そのシリカゲ
ル末から活性物質をジクロルメタン−メタノール(6:
4)で溶出させ、溶出液を濃縮後水を加え0.1塩酸にてpH
5に調整した後凍結乾燥せしめ、抗生物質AB3217Bの塩酸
塩を白色粉末として57.6mg得た。
同様に、AB3217C物質の粗粉末を少量に水に溶解しシ
リカゲルTLC(キーゼルゲル60F254,ART5715,メルク社
製)に吸着せしめジクロルメタン−メタノール(8:2)
を展開溶媒とした薄層クロマトグラフィーを行った。RF
値が0.6付近のUV吸収(254nm)帯をかき採って、そのシ
リカゲル末から活性物質をジクロルメタン−メタノール
(6:4)で溶出させ、溶出液を濃縮後に水を加え0.1N塩
酸にてpH5に調整した後に凍結乾燥せしめ、抗生物質AB3
217Cの塩酸塩を白色粉末として23.4mg得た。
次に本発明の抗生物質AB3217A、AB3217B及びAB3217C
の生理活性の一部を試験例によって説明する。
試験例1(殺ダニ活性) AB3217A、AB3217B又はAB3217C物質を水に溶解し、所
定濃度に希釈した被検液を作成した。ナミハダニに対し
て散布し、散布後から16日後のダニ生存数を数え、防除
価を求めた。
その結果を第2表に示した。
試験例2(AB3217A物質の除草活性) 水に溶解したAB3217A物質の所定薬量を下記の各種の
植物に施用して処理した。本物質で処理から2週間後に
下記に示す判定基準に基づいて除草効果を調べた。その
結果を第3表に示した。
判定基準 除 草 率(%) 除草効果 100% 5 90〜100%未満 4 70〜 90%未満 3 50〜 70%未満 2 30〜 50%未満 1 30%未満 0 試験例3(AB3217A物質抗菌活性) 寒天希釈法によって常法で測定して抗生物質AB3217A
物質の各種の菌に対する最小発育阻止濃度(MIC)を調
べた。
その結果を第4表に示した。
(発明の効果) 本発明の新規な抗生物質AB3217A、B及びCは新規な
化学構造を持ち、多様な生理活性を有するので、様々な
用途に期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、AB3217A物質の水溶液中で濃度100μg/mlでの
紫外線吸収スペクトル図である。 第2図は、AB3217A物質の臭化カリウム錠剤中での赤外
線吸収スペクトル図である。 第3図は、AB3217A物質の重ジメチルスルホキシド中で
1H核磁気共鳴スペクトル図である。 第4図は、AB3217A物質の重ジメチルスルホキシド中で
13C核磁気共鳴スペクトル図である。 第5図は、AB3217B物質の臭化カリウム錠剤中での赤外
線吸収スペクトル図である。 第6図は、AB3217B物質の重水中での1H核磁気共鳴スペ
クトル図である。 第7図は、AB3217B物質の重水中での13C核磁気共鳴スペ
クトル図である。 第8図は、AB3217C物質の臭化カリウム錠剤中での赤外
線吸収スペクトル図である。 第9図は、AB3217C物質の重水中での1H核磁気共鳴スペ
クトル図である。 第10図は、AB3217C物質の重水中での13C核磁気共鳴スペ
クトル図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12P 19/60 C12R 1:465) (72)発明者 佐藤 聖 神奈川県秦野市東田原200―96 (72)発明者 玉村 健 神奈川県相模原市東林間6丁目2番3号 (72)発明者 佐藤 泰典 神奈川県平塚市大神2148番地の1 青木 テラス101 (72)発明者 長縄 博 東京都大田区田園調布本町3番17号 (72)発明者 竹内 富雄 東京都品川区東五反田5丁目1番11号 ニユーフジマンシヨン701 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07H 17/02 C12P 19/60 C12N 1/20 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、Rは水素原子、6−メチル−6−ハイドロキシ
    ヘプタニル基または4−メチルペンタニル基を示す)で
    表わされる抗生物質AB3217A、AB3217B及びAB3217C並び
    にそれらの酸付加塩。
  2. 【請求項2】一般式(I)においてRが水素原子である
    化合物としての抗生物質AB3217Aである請求項1記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】一般式(I)においてRが6−メチル−6
    −ハイドロキシヘプタニル基である化合物としての抗生
    物質AB3217Bである請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】一般式(I)においてRが4−メチルペン
    タニル基である化合物としての抗生物質AB3217Cである
    請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】ストレプトミセス属に属する抗生物質AB32
    17A生産菌又は抗生物質AB3217B生産菌又は抗生物質AB32
    17C生産菌を培養し、その培養物から請求項1に記載の
    抗生物質AB3217A又はAB3217B又はAB3217Cを採取するこ
    とを特徴とする新規な抗生物質AB3217A又はAB3217B又は
    AB3217の製造法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の一般式(I)で表わされ
    る抗生物質AB3217A、AB3217B、AB3217Cを生産する特性
    をもつストレプトミセス・エスピーAB3217株。
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