JP2857647B2 - 印刷物等の各種ワークの循環移動式保持装置 - Google Patents

印刷物等の各種ワークの循環移動式保持装置

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JP2857647B2
JP2857647B2 JP5285967A JP28596793A JP2857647B2 JP 2857647 B2 JP2857647 B2 JP 2857647B2 JP 5285967 A JP5285967 A JP 5285967A JP 28596793 A JP28596793 A JP 28596793A JP 2857647 B2 JP2857647 B2 JP 2857647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、スクリーン
印刷工程において印刷された印刷物等の各種ワークを乾
燥させるためにワーク夫々を各別に保持し、また、一連
のスクリーン印刷工程を自動化できるようにした印刷物
等の各種ワークの循環移動式保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スクリーン印刷工程において
印刷された印刷物を乾燥させるために、印刷物毎に適宜
な間隔を設定した起伏式の棚板を複数段に配設して成る
ドライラックが使用されている。このドライラックの夫
々の棚板上に印刷物をセットするには、上方に位置する
棚板夫々を傾斜状に起立させておいて、棚板を水平状に
下ろしながら下方の棚板上に順次に挿入するものとし、
これらは手作業によって行なわれている。
【0003】ただ、下方の棚板上にワークを挿入するに
は作業者に無理な姿勢を強いることになるから、これを
解消すべく、実開平3−59904号公報として提案さ
れている棚板昇降式のドライラックがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ただ、この棚板昇降式
のドライラックによるものであっても、棚板夫々の上に
ワークを挿入セットするには、作業者の手作業によるこ
とに変わりはなく、例えばスクリーン印刷機においての
ワークの位置合わせ、印刷機構内への投入、印刷、排出
等の一連の処理が自動化されている全自動スクリーン印
刷機であっても、スクリーン印刷が終了した後は、ワー
ク毎に手作業で挿入セットしなければならず、完全自動
化することの作業上の大きな障害となっていたものであ
る。
【0005】そればかりでなく、ドライラック自体は、
棚板がワイヤーフレーム製のもので、また、周囲は覆わ
れることなく、全面的に開放されている開放構造のもの
であるから、印刷インク、感光性乳剤等の臭気が周囲に
放散され、作業環境を劣悪なものとし、作業者の健康を
害するものでもあった。
【0006】一方、例えばスクリーン印刷機における所
定の印刷位置にワークを投入するために、ワークの位置
決めを自動的に行なう全自動式のものにおいて、ワーク
のスクリーン印刷機における位置決め装置への搬入セッ
トは手作業によって行なわれているから、スクリーン印
刷機内のみで自動処理が図られても、一連の全体作業の
自動化は困難であり、これらのトータルな自動化処理が
望まれているものでもあった。
【0007】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、印刷終了後の印刷物
をスクリーン印刷機からの排出に関連して自動的に挿入
セットできて一連の作業の完全自動化を図れるように
し、しかも、その乾燥工程の短縮化も得ることができ、
また、防臭、防塵にも優れるばかりでなく、例えば全自
動式のスクリーン印刷機へのワークの投入をも自動化で
き、トータルな全自動処理にも役立てられる印刷物等の
各種ワークの循環移動式保持装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、ワークWを載置保持するトレ
イTを内部において循環させるトレイラック10と、こ
のトレイラック10に対して進入、後退自在で、トレイ
Tを段積み状に整列状態で保持しているトレイ搬送台車
60とを備えたものである。
【0009】トレイラック10は、前後が開口されたボ
ックスフレーム11と、このボックスフレーム11内の
前部では間欠的に上昇し、後部では間欠的に下降し、上
部では前部から後部に、下部では後部から前部に夫々受
け渡すことでトレイTをボックスフレーム11内で循環
する循環搬送装置20と、この循環搬送装置20からボ
ックスフレーム11前方に引き出したトレイT上にワー
クWが載置されると再び循環搬送装置20にトレイTを
挿入するワーク受取り装置100とを備えて構成するこ
とができる。
【0010】循環搬送装置20は、ボックスフレーム1
1の前後部内側面左右両側夫々に、内方側の幅員がトレ
イTの幅員にほぼ対応して上方あるいは下方に向かうよ
うにして上下方向で循環する前後一対のチェーン22,
32を夫々掛け渡し、この前後夫々のチェーン22,3
2相互間にアングル状のトレイ棚25,35を夫々装架
して成る上昇循環機構21、下降循環機構31を配し、
上昇循環機構21の最上段に位置するトレイ棚25上の
トレイTに係合して、下降循環機構31の最上段に位置
するトレイ棚35上にトレイTを移動スライドするスラ
イダー45を有する循環するスライドチェーン44を前
後に掛け渡して成る上部スライド機構41を配し、下降
循環機構31の最下段位置から離脱されたトレイTを載
置して、上昇循環機構21の最下段位置にトレイTを移
動スライドする搬送ベルト54を有する下部スライド機
構51とを配して形成することができる。
【0011】トレイ搬送台車60は、前後に区画した前
後部夫々にトレイTを段状に載置し、底面にキャスター
が付設された平面で前後に長い矩形状の台車本体61
と、前後部夫々に載置された複数のトレイTを段積み状
のままで保持するグリップ機構65と、トレイラック1
0における循環搬送装置20の上昇循環機構21、下降
循環機構31夫々の最下段位置にトレイTを持ち上げ、
位置させ、また、循環搬送装置20の下部スライド機構
51下方に退避するよう支持架台82を下降させるリフ
ト機構81とを備えて構成することができる。
【0012】グリップ機構65は、台車本体61におけ
る左右両側縁夫々のほぼ中央部面上に固定してあるスラ
イドガイドベース66にスライドプレート67を左右方
向にスライド自在にして配し、このスライドプレート6
7上に立設したトレイサポートスタンド68に、トレイ
Tに係脱自在なストッパープレート72をスライドプレ
ート67の前方に位置させて固定連繋して成り、一方、
このグリップ機構65によるトレイTに対する係合保持
をボックスフレーム1内でのみ解除するよう、トレイサ
ポートスタンド68に取手プレート69を介して係合し
てストッパープレート72をスライドさせるスライド操
作用のレバーハンドル75を、ボックスフレーム11内
に進入保持されたときのトレイサポートスタンド68位
置に対応してボックスフレーム11の左右両側壁にスラ
イド・揺動自在に支承して構成することができる。
【0013】リフト機構81は、トレイTを段積み状に
支持して台車本体61上に載置する左右に配した昇降自
在な支持架台82と、この支持架台82を操作手段91
を介して昇降させる昇降手段85とを備えて構成するこ
とができる。
【0014】ワーク受取り装置100は、循環搬送装置
20上のトレイTをボックスフレーム11前方に引き出
す引出機構101と、引き出されたトレイT上にワーク
Wを投入セットさせた後にそのトレイTを循環搬送装置
20上に再び挿入するトレイ挿入機構131と、また、
イレイTの引き出し中でも駆動循環している循環搬送装
置20における1段分に対応した上昇位置に相当するト
レイTの上方にワークWを投入セットさせるワーク投入
機構111とを備え、更には、循環搬送装置20におけ
る1段分に対応する上昇位置にトレイTを上昇させるト
レイリフト手段132を付設して構成することができ
る。
【0015】また、引出機構101は、トレイラック1
0内の循環搬送装置20における上昇循環機構21のト
レイ棚25上からトレイTを僅かに一旦引き出す一次引
出手段102と、この一次引出手段102による引き出
し後にワークWの投入位置までトレイTを再度引き出
し、停止させる二次引出手段106とを備えたものと
し、ワーク投入機構111は、格子状のフレーム構造の
トレイTにおける格子部内に出没する多数の投入ローラ
115群を、スクリーン印刷機S側から排出されるワー
クWを引き入れるように同期回転させる複数のシャフト
114を介して支承して成る投入ローラ体112と、こ
の投入ローラ体112を昇降させるローラリフト手段1
25とを備えたものとし、トレイ挿入機構131は、ト
レイTを両側から保持する保持手段135と、トレイT
を循環搬送装置20における上昇循環機構21の空位の
トレイ棚25上に挿入する挿入手段138とを備えたも
のとして構成することができる。
【0016】
【作用】本発明に係る印刷物等の各種ワークの循環移動
式保持装置にあって、トレイ搬送台車60上の前後部夫
々に段積み状に積載された夫々のトレイTは、グリップ
機構65の係合保持によって支持架台82上で係合支持
され、荷崩れを防止させる。そして、トレイ搬送台車6
0自体がトレイラック10内に進入されたときは、トレ
イラック10内の循環搬送装置20の上下に沿うトレイ
棚25,35相互間に夫々対応してその上に挿入され
る。このとき、トレイ搬送台車60におけるリフト機構
81は段積み状のトレイT群を持ち上げていて、循環経
路中にあるトレイ棚25,35夫々の上にトレイTを載
置させる。
【0017】トレイラック10内へのトレイ搬送台車6
0の進入で、レバーハンドル75位置に対応合致された
グリップ機構65は、レバーハンドル75の操作によっ
てトレイTの保持を解除させ、また、リフト機構81に
おける下降作動は、トレイラック10内の下部スライド
機構51の搬送面(54)位置に比し支持架台82を下
方に退避させる。また、循環搬送装置20内においての
循環移動によって夫々のトレイT上にワークWが載置さ
れた後で、グリップ機構65による係合作動はトレイT
群を係合保持させ、リフト機構81の支持架台82に対
する上昇作動は、下部スライド機構51からトレイTを
離反させる。
【0018】例えばスクリーン印刷機Sにおけるワーク
Wの排出と連動した循環搬送装置20において、上昇循
環機構21はボックスフレーム11内でトレイTを間欠
上昇させ、下降循環機構31は同様にトレイTを間欠下
降させ、上部スライド機構41は循環機構21,31夫
々での最上段位置で、また、下部スライド機構51は同
様に循環機構31,21夫々での最下段位置でトレイT
を相互に受け渡させ、トレイTをトレイラック10内で
ほぼは水平状態のままで循環させる。
【0019】ワーク受取り装置100において、引出機
構101は、トレイ搬送台車60のグリップ機構65に
よる係合支持が解除されたトレイTをワーク受取り装置
100位置に到達した循環しているトレイTを2段階で
引き出して保持停止させ、一方、ワーク投入機構111
は、スクリーン印刷機S側から排出されたワークWを回
転駆動する投入ローラ115によってトレイT上方に投
入セットさせる。すると、トレイ挿入機構131におい
てトレイTを上昇させることでトレイT上にワークWが
載置される一方、挿入手段138は、上昇循環機構21
における引き出し当初の空位のトレイ棚25上にトレイ
Tを再び挿入させる。
【0020】循環搬送装置20によって循環中のトレイ
Tを切り出し、ワーク受取り装置100によってトレイ
T上にワークWを載置した後再び挿入させて、トレイラ
ック10内での一通りの循環作動が終了すると停止する
一方、グリップ機構65は段積み状のトレイTを係合支
持して安定化させたものとし、その状態でトレイ搬送台
車60の取り出し、及び新たなトレイ搬送台車60のト
レイラック10内への進入セットを行なわせる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明するに、図において示される符号10は、例えばスク
リーン印刷機Sから排出される印刷物であるワークW
が、例えば排出機、搬送コンベアその他の排出装置Pを
経て搬送されてくるとき、これらのワークWを収納保持
するよう棚板となるトレイTを内部において循環させる
ボックスフレーム状のトレイラックである。そして、こ
のトレイラック10内には、トレイTを段積み状に整列
状態で保持しているトレイ搬送台車60が進入されて、
トレイTをトレイラック10内の循環搬送装置20にセ
ット載置させ、また、循環が終了してワークWを全ての
トレイT上に保持させたときには、そのトレイ搬送台車
60が取り出されて所定の乾燥、保管場所に移動され、
新たな別のトレイ搬送台車60が進入されるようにして
ある(図1、図2参照)。
【0022】なお、トレイTは、図に示すように、例え
ば全体平面がほぼ矩形状の格子状のフレーム構造のもの
であり、その前後縁左右に互いに外方に向けられた平面
ほぼL字形の係合部1を有し、また、その底面の前後左
右に側面から見てほぼ三角形状の支持突部2を突設して
ある。そして、このトレイT自体は、トレイ搬送台車6
0上に、支持突部2間隔で相互に積み重ねられた状態の
段積み状にして保持され、その相互間で、トレイT自体
の上面に載置されることでワークWを保持するようにな
っている。
【0023】また、トレイラック10は、図3乃至図6
に示すように、前後が開口されたボックスフレーム11
と、このボックスフレーム11内の前後のいずれか一方
では間欠的に上昇し、他方では間欠的に下降し、上下部
では前後方向で受け渡すことでトレイTをボックスフレ
ーム11の前面を通過して循環させる循環搬送装置20
と、この循環搬送装置20からボックスフレーム11前
方に引き出させたトレイT上にスクリーン印刷機S側か
ら排出されるワークWを載置させ、循環搬送装置20に
トレイTを再び挿入させるワーク受取り装置100とを
備える(図1、図2参照)。
【0024】ボックスフレーム11は、例えば四隅及び
左右のほぼ中央部に立設した角パイプ状の支柱材12、
この支柱材12相互間に装架した梁材その他によって構
枠され、左右両側壁、上部側壁等によって覆われた縦長
なほぼボックス状に形成されている。そして、これの後
部は、トレイ搬送台車60が直接に進入されるように開
口されており、その進入を案内するため、トレイ搬送台
車60の左右両側外面に当接する例えばアングル状のガ
イドレール13が左右側壁底部内側面に前後方向に沿っ
て敷設固定されている(図9参照)。また、前部には、
スクリーン印刷機Sから排出され、必要があれば排出装
置Pを介して搬送されてくるワークWの搬送部位に連繋
されるワーク受取り架台15が前方への突出状にして連
設されており、ボックスフレーム11全体を側方から見
れば、ほぼ倒T字形を呈するものとしてある(図1参
照)。なお、このワーク受取り架台15自体は、図示の
ように、ボックスフレーム11に一体状に連設される場
合に限らず、場合によっては、スクリーン印刷機S、排
出装置P側に連繋されたり、ボックスフレーム11とは
連繋可能にした別部材として構成されたりすることもあ
る。
【0025】図示を省略したが、このボックスフレーム
11には、内部に充満する印刷インキ、感光性材料、塗
料その他の臭気を処理するための臭気除去装置が付設さ
れることもあり、また、外部への放散を防止するための
開閉扉等が設けられることもある。
【0026】図示例にあっての循環搬送装置20は、ボ
ックスフレーム11内で循環移動させるトレイTを、ボ
ックスフレーム11の前部側で上昇させ、後部側で下降
させる一方、上部では前部側から後部側へ、下部では後
部側から前部側へ受け渡すような循環経路を形成してい
る。すなわち、図3乃至図6に示すように、ボックスフ
レーム11の前部内側面左右両側夫々に、内方側の幅員
がトレイTの幅員にほぼ対応して上方に向かうようにし
て、上下方向で循環する前後一対の上昇チェーン22を
掛け渡し、この前後の上昇チェーン22相互間にアング
ル状のトレイ棚25を装架して成る上昇循環機構21を
配し、同様に、ボックスフレーム11の後部内側面左右
両側夫々に、内方側の幅員がトレイTの幅員にほぼ対応
して下方に向かうようにして、上下方向で循環する前後
一対の下降チェーン32を掛け渡し、この前後の下降チ
ェーン32相互間にアングル状のトレイ棚35を装架し
て成る下降循環機構31を配する。また、上昇循環機構
21の最上段に位置するトレイ棚25上のトレイTに係
合して、下降循環機構31の最上段に位置するトレイ棚
35上にトレイTを移動スライドするスライダー45を
有する循環するスライドチェーン44を前後に掛け渡し
て成る上部スライド機構34を配し、後部側の下降循環
機構31の最下段位置からトレイTを離脱させて前部側
の上昇循環機構21の最下段位置にトレイTを移動スラ
イドする下部スライド機構51を配して形成してある。
【0027】上昇循環機構21、下降循環機構31夫々
は、ボックスフレーム11内側面の上下方向に沿って循
環する上昇チェーン22、下降チェーン32を、ボック
スフレーム11の上部側壁に配置した駆動モータ23,
33の駆動力によって従動される上下のスプロケット2
4,34相互間に掛巡し、左右夫々において、前後の上
昇チェーン22相互間、下降チェーン32相互間に、こ
れらのチェーン22,32がボックスフレーム11の内
方側で移動するときの左右の間隙幅員がトレイTの幅員
にほぼ対応するようにしてトレイ棚25,35を装架し
て成る。また、左右の上昇チェーン22相互、同じく左
右の下降チェーン32相互夫々は、伝動ギヤボックスを
含む伝動手段26,36を介して同期して循環駆動す
る。そして、各循環機構21,31における左右のトレ
イ棚25,35が同期して間欠的に上昇、下降すると
き、トレイTの左右両側縁が載置されることでトレイT
自体を両側から支持した状態で、上昇循環機構21では
トレイTを間欠上昇させ、下降循環機構31ではトレイ
Tを間欠下降させる(図4参照)。
【0028】上部スライド機構41は、ボックスフレー
ム11の上部側壁に配置した駆動モータ42の駆動力に
よって従動される前後のスプロケット43相互間に、ボ
ックスフレーム11内の前後方向に沿った左右両側に対
称的に配されて循環する左右一対のスライドチェーン4
4を掛巡し、このスライドチェーン44夫々に、トレイ
Tに係合するスライダー45を連繋したものである(図
3乃至図5参照)。そして、このスライドチェーン44
は、左右相互の間隔がトレイTの幅員に比し小さくして
し、ボックスフレーム11内における前部端部位置であ
る上昇循環機構21の末部から下降循環機構31の末部
に至るまでに配置されており、上昇循環機構21上部位
置から下降循環機構31上部位置に至るまでトレイTを
搬送し、前者21から後者31に受け渡させる。スライ
ダー45は、スライドチェーン44の循環系路におい
て、上昇循環機構21、下降循環機構31夫々の最上段
に位置するトレイTの後端縁に外方から係合して、ボッ
クスフレーム11の前部側にある前者21から同じく後
部側にある後者31にトレイTを受け渡すように移動ス
ライドするようにしている。
【0029】図示にあっての上部スライド機構41は、
ボックスフレーム11の上部側壁下面に配置構成されて
いるも、場合によっては、ボックスフレーム11の左右
側壁夫々に対称的にスライドチェーン44を配置し、ト
レイTの左右両縁を側方から係合して移動するようにす
ることも可能である。
【0030】なお、この上部スライド機構41自体は、
ボックスフレーム11の上部側壁における前後方向に沿
って架装した左右のベースパイプ46下面に固定したベ
ース部材にスプロケット43を支承する軸構造を形成
し、また、上昇循環機構21における最上段位置にトレ
イTが上昇搬送されたことを検出して、これを下降循環
機構31に移動させるよう上部スライド機構41自体を
駆動させるセンサー手段27を付設してある。
【0031】一方、下部スライド機構51は、下降循環
機構31における最下段位置に存するトレイTを上昇循
環機構21における最下段位置に移動させるよう、その
上面で載置して搬送するベルトドライブ式のものとして
ある。すなわち、図4乃至図6に示すように、ボックス
フレーム11の底部に配置した駆動モータ52の駆動力
によって従動される前後のベルトプーリー53相互間
に、ボックスフレーム11内の前後方向に沿った左右両
側に、相互の間隔がトレイTの幅員に比し小さいものと
させて対称的に配されて、上面にトレイTを載置させて
循環する左右一対の搬送ベルト54を掛巡して成る。そ
して、この搬送ベルト54夫々の上面位置を、下降循環
機構31における循環旋回する左右のトレイ棚35が左
右側方に離反することで、支持していたトレイTを解放
して搬送ベルト54上に載置する高さ位置に、また、上
昇循環機構21における循環旋回する左右のトレイ棚2
5が左右側方から近接することで、搬送ベルト54上の
トレイTを支持して搬送ベルト54上から離反上昇させ
る高さ位置に夫々に対応しているものとしてある。
【0032】なお、この下部スライド機構51における
搬送ベルト54自体は、ボックスフレーム11の底部に
おける前後方向に沿って架装した左右のプレート状のベ
ルトガイド55上面上でスライド案内されることでトレ
イTの重量による下方への撓みが防止されて、下降循環
機構31から上昇循環機構21へのトレイTの受け渡し
作動を確実に行なえるように配慮してある。また、下降
循環機構31における最下段位置にトレイTが下降搬送
されたことを検出して、これを上昇循環機構21に移動
させるよう下部スライド機構51自体を駆動させるセン
サー手段37を付設してある(図9参照)。
【0033】また、この下部スライド機構51自体は、
本実施例のように、トレイTをその下面で支持して搬送
させることとせずに、トレイTの後端縁を外側方から押
圧して移動させるようにする搬送構造のものとすること
もでき、必要があれば、前後に分割した数段の搬送スラ
イド構造のものとして、その間の受け渡しが円滑に行な
われるようにして構成することもできる。
【0034】こうしたトレイラック10内における循環
搬送装置20の作動の一例は、上昇循環機構21におい
てはトレイ棚25上で保持しているトレイTを間欠的に
上昇させる一方、下降循環機構31においてはトレイ棚
35上で同様に保持しているトレイTを間欠的に下降さ
せる。上部スライド機構41においては上昇循環機構2
1で最上段位置に到達したトレイTを、上昇循環機構2
1のトレイ棚25から空位となっている下降循環機構3
1のトレイ棚35に移し変え、下部スライド機構51に
おいては下降循環機構31で最下段位置に到達したトレ
イTを、下降循環機構31のトレイ棚35から同じく空
位となって上昇を開始する上昇循環機構21のトレイ棚
25に移し変える。したがって、後述するトレイ搬送台
車60上の前後部夫々に段状の積み重ね状態で保持され
ているトレイTがトレイラック10内に装入され、トレ
イ棚25,35夫々の上に位置決めされると、循環搬送
装置20の作動によってトレイラック10内でトレイT
が水平状態を維持したままで循環されるものである。
【0035】一方、トレイ搬送台車60は、図7乃至図
9に示すように、前後に区画した前後部夫々にトレイT
を段積み状に載置し、底面にキャスターが付設された平
面で前後に長い矩形状の台車本体61と、前後部夫々に
載置された複数のトレイTを段状のままで保持するグリ
ップ機構65と、トレイラック10における循環搬送装
置20の上昇循環機構21、下降循環機構31夫々の最
下段位置にトレイTを持ち上げ、位置させ、また、循環
搬送装置20の作動中では、循環搬送装置20における
下部スライド機構51の搬送面である搬送ベルト54下
方に退避されるよう、昇降する支持架台82を昇降操作
させるリフト機構81とを備える。
【0036】台車本体61は、上下の帯状のプレート相
互間に角パイプ状の一対の部材を配設して成る左右の支
持枠材62の前部相互を、前記下部スライド機構51を
回避してボックスフレーム11内に進入できるように、
この支持枠材62上方に突出する正面から見てほぼ矩形
状に枠製した保持枠63にて連結し、同じく支持枠材6
2の後部相互をジョイント材64にて連結して平面でほ
ぼ矩形状に構枠し、トレイ搬送台車60自体の移動走行
のために、後部には正面から見てほぼ矩形状を呈する移
動ハンドル59を立設して成る。これの支持枠材62に
おける左右幅員外法はボックスフレーム11における底
部のガイドレール13相互間の内法幅員に、また、前後
の長さもボックスフレーム11の内法長さに夫々ほぼ対
応しており、左右の支持枠材62相互間には、トレイ搬
送台車60自体がトレイラック10内に進入されたとき
に下部スライド機構51が配置されるようになっている
(図5参照)。
【0037】トレイ搬送台車60自体がトレイラック1
0内に進入、セットされたとき、台車本体61上のトレ
イTは、上昇循環機構21、下降循環機構31夫々のト
レイ棚25,35上に載置され、グリップ機構65は、
トレイTの係合保持、その解除操作用にボックスフレー
ム11に付設したレバーハンドル75に対応合致して位
置決めされるものとしてある。そして、これらのため、
ボックスフレーム11内に進入配置されたトレイ搬送台
車60自体は、台車本体61底面のキャスターあるいは
台車本体61自体等を図示を省略した適宜なストッパー
によってトレイラック10内の所定位置にしっかりと固
定保持されるようにしてある。
【0038】グリップ機構65は、図6乃至図9に示す
ように、台車本体61上に段状に載置された多数のトレ
イTの荷崩れを阻止するようにトレイTに係合して段積
み状の載置状態を保持し、また、トレイラック10にお
ける循環搬送装置20内に装入されてトレイ棚25,3
5上に載置されたときには、その係合を解除するように
なっている。すなわち、図示のように、トレイTの前後
縁左右夫々に対称的に設けた外向きの平面でほぼL字形
を呈する前記係合部1を左右の外側方から係合保持する
ことで、段積み状のトレイT群全体を保持するものとし
てある。そのため、グリップ機構65自体は、台車本体
61における左右両側縁夫々のほぼ中央部面上に固定し
てあるスライドガイドベース66にスライドプレート6
7を左右方向にスライド自在にして配し、このスライド
プレート67上に立設したトレイサポートスタンド68
に、トレイTの係合部1に係脱自在なストッパープレー
ト72をスライドプレート67の前方に位置させて固定
連繋して成り、一方、このグリップ機構65におけるト
レイサポートスタンド68に取手プレート69を介して
係合して、ストッパープレート72をスライドさせるス
ライド操作用のレバーハンドル75を、ボックスフレー
ム11内に進入保持されたときのトレイサポートスタン
ド68位置に対応してボックスフレーム11の左右両側
壁にスライド・揺動自在にして支承したものである(図
6参照)。
【0039】スライドプレート67は、スライドガイド
ベース66を上下から挟持する二重板構造のものとして
スライドが円滑に行なわれるように配慮し、トレイサポ
ートスタンド68は、その前面に上下方向で適宜間隔毎
に配したジョイントプレート71を介して、係合部1に
係合するよう平面から見てほぼ溝形状を呈するストッパ
ープレート72を連結してある。また、取手プレート6
9は、トレイサポートスタンド68の背部に左右方向で
突出するように付設されており、例えばこれの下方から
レバーハンドル75先端の係合凹所79が係合するよう
にしてある。
【0040】レバーハンドル75は、図6、図9図に示
すように、例えばボックスフレーム11を形成している
左右のほぼ中央部に立設されている支柱材12に支承さ
れており、支柱材12左右において、前後に長く開穿し
たスライド孔77を介して支柱材12にボックスフレー
ム11側壁を貫挿させた状態で枢支した左右のハンドル
プレート76の後部相互をハンドルアーム78によって
連結し、ハンドルプレート76先端に、取手プレート6
9に係合する係合凹所79を切欠して成るものである。
【0041】このレバーハンドル75によるトレイTに
対する係合保持及びその解除の手順は、レバーハンドル
75におけるハンドルプレート76先端を下方に傾斜揺
動させてボックスフレーム11内で退避状態としておい
て、トレイ搬送台車60をボックスフレーム11内外に
出没、進退させる。そして、トレイTに対する係合保持
あるいはその解除は、レバーハンドル75自体をほぼ水
平状態に揺動させた後、これの先端の係合凹所79を、
トレイ搬送台車60におけるグリップ機構65の取手プ
レート69に係合させ、前後にスライドさせることで行
なう。このときのグリップ機構65におけるトレイTに
対する係脱は、循環搬送装置20によってトレイラック
10内での循環移動中では解除され、トレイラック10
に対するトレイ搬送台車60の進退時では、レバーハン
ドル75のスライド操作でグリップ機構65のストッパ
ープレート72をトレイTに係合させると共に、レバー
ハンドル75自体は、その揺動操作で退避させた状態の
ものとしておく。
【0042】また、リフト機構81は、トレイ搬送台車
60上に段積みされているトレイTを、トレイラック1
0内における循環搬送装置20によってトレイラック1
0内で循環移動させるときに、トレイ搬送台車60上か
ら循環機構21,31夫々のトレイ棚25,35に、例
えば手動操作によって移し変えるように、トレイラック
10内への進入時では、段積みされたトレイT群を持ち
上げる一方、循環搬送装置20による循環作動時では、
特に、その下部スライド機構51による搬送を阻害しな
いよう、下部スライド機構51下方に退避されるものと
なっている。そのため、トレイTを段積み状に支持して
載置する左右に配した昇降自在な支持架台82と、この
支持架台82を操作手段91を介して昇降させる昇降手
段85とを備える。
【0043】支持架台82は、図7、図8に示すよう
に、台車本体61における左右の支持枠材62上に配装
したガイド部83を介して上下方向にスライド自在にし
て、トレイT底面の前後左右に突設形成した支持突部2
を載置させるように上部開口の断面でほぼ溝形状に形成
されている。支持架台82自体は、台車本体61の前後
部夫々に左右で対状にして配設されており、昇降手段8
5、操作手段91によってその全部が同期して昇降する
ようになっている。
【0044】昇降手段85は、上端が支持架台82夫々
の底面に当接する側面から見てほぼく字形のリフトプレ
ート86を、その曲り部位置にて支持枠材62に揺動自
在に支承し、前後左右に配設した支持架台82夫々に対
応させる。また、台車本体61における左右に位置する
前後の支持架台82夫々は、同期作動するように連繋ロ
ッド87によって連繋されており、リフトプレート86
上端夫々には、支持架台82底面とのスライド当接を円
滑にするように、スライドガイドコロが付設されている
(図8参照)。
【0045】図示にあっての操作手段91は、ジョイン
ト材64上に配装される手動式のものとしてあり、ジョ
イント材64上に立設したハンドルサポート部材92に
回動自在に支承したハンドル93と、このハンドル93
の回動操作によって上下するリフトロッド94を介して
揺動されるリフトレバー95と、このリフトレバー95
の揺動によって揺転するよう台車本体61の左右方向で
台車本体61上に支承された揺転シャフト96と、左右
の前記リフトプレート86または連繋ロッド87に夫々
連繋してある左右夫々のリフト操作ロッド97に揺動自
在に連結されていて、揺転シャフト96に固着してある
左右の揺動アーム98とを備えて成る(図7、図8参
照)。この操作手段91におけるハンドル93の回動操
作によって揺転される揺転シャフト96を介してリフト
操作ロッド97を進退させることで、連繋ロッド87を
介して前後左右のリフトプレート86夫々を揺動起伏す
るのであり、これによって前後左右に配してある支持架
台82夫々を所定間隔で昇降させることができるように
してある。
【0046】また、スクリーン印刷機S・排出装置P側
から排出された印刷物の如きワークWが載置セットされ
るように、循環搬送装置20からトレイTを切り出し、
この切り出し後のトレイT上にワークWを載置した後再
び循環搬送装置20内にトレイTを戻すことで、スクリ
ーン印刷機S側と循環搬送装置20との間でトレイTを
受け渡すワーク受取り装置100は、図1、図2、図1
0乃至図17に示すように構成されている。すなわち、
前記ワーク受取り架台15上で循環搬送装置20に対し
てトレイTを出し入れさせ、その出し入れ作動中にスク
リーン印刷機S側から排出されるワークWがトレイT上
に載せられるもので、そのため、このワーク受取り装置
100は、循環搬送装置20上のトレイTをボックスフ
レーム11前方に引き出す引出機構101と、引き出さ
れたトレイT上にスクリーン印刷機S側から排出された
ワークWを投入載置するワーク投入機構111と、ワー
クWが載置された後に再びトレイTを循環搬送装置20
上に挿入するトレイ挿入機構131とを備える。
【0047】なお、図示にあってのワーク受取り架台1
5は、トレイラック10におけるボックスフレーム11
に連結形成された左右のサポートベース台16下部相互
間にベースプレート17を装架固定し、場合によって
は、設置面からの支柱材(図示せず)によって適宜に支
持される。また、図示の本実施例にあっては、ワークW
が載置されたトレイTは、このトレイTが引き出された
間中でも駆動する循環搬送装置20においての空位とな
って上昇するトレイ棚25の1段分に対応した上昇位置
に再び挿入されるよう、ワーク受取り装置100上で同
じく1段分で上昇した後に循環搬送装置20に挿入され
るものとしてあり、こうすることで、循環搬送装置20
における間欠作動との連携を図って作業性を向上できる
ように、ワーク投入機構111にトレイリフト手段13
2を組み入れてある。
【0048】図示例にあっての引出機構101は、トレ
イラック10内の循環搬送装置20における上昇循環機
構21のトレイ棚25上からトレイTを僅かに一旦引き
出す一次引出手段102と、この一次引出手段102に
よる引き出し後にワークWの投入位置まで再度トレイT
を引き出し、停止させる二次引出手段106とを備える
(図10乃至図12参照)。一次引出手段102は、前
記ワーク受取り架台15上に、トレイTの引出方向に沿
って配設固定された一次引出シリンダ103のシリンダ
ロッド先端に、シリンダ作動で上下動し、トレイTの前
縁を下方から係合するトレイキャッチ部104を連結し
たものである。この一次引出手段102によってトレイ
Tが引き出されるときの引き出し長さは、トレイTの前
縁がワーク受取り架台15上におけるトレイラック10
側の縁部位置である二次引出手段106の走行前端位置
に至るまでとされる。トレイキャッチ部104は、図1
0、図13に示すように、一次引出シリンダ103のシ
リンダロッド先端に付設のシリンダベースに固着される
ツインロッド構造のものとされ、トレイTの前縁内側に
係合する左右一対の突部を有するプレートをシリンダロ
ッド端に連結してあり、また、ベースプレート17面に
敷設形成したガイド部105を介してトレイラック10
前方に直線的に案内スライドされるようにしてある。一
方、二次引出手段106は、ワーク受取り架台15のい
ずれか一方の側縁に、引出方向に沿って走行案内される
ロッドレスシリンダ構造の引出スライド体107に、シ
リンダ作動で上下動し、トレイTの前縁を下方から引っ
掛け状に係合するトレイハンガー部108を連結すると
共に、引き出すトレイTをスライド案内させるようワー
ク受取り架台15上方にアングル材製の左右の下部スラ
イドガイド109を敷設形成したものである。引出スラ
イド体107は、サポートベース台16上面で走行され
るように配装されており、トレイハンガー部108は、
引出スライド体107の側面に固着されるツインロッド
構造のものとされ、トレイTの前縁内側に係合するアン
グル材をシリンダロッド端に連結して成る(図13参
照)。下部スライドガイド109は、ベースプレート1
7の前後方向に沿った左右に敷設形成されていて、これ
の端部位置に一次引出手段102によって引き出された
トレイTの前縁が停止されると、これを検出するセンサ
ー手段106Aからの制御指示によって二次引出手段1
06が作動し、所定位置までトレイTを引き出し停止さ
せるようになっている。
【0049】ワーク投入機構111は、格子状のフレー
ム構造のトレイTにおける格子部内に出没する多数の投
入ローラ115群を、スクリーン印刷機S側から排出さ
れるワークWを引き入れるように同期回転させる複数の
シャフト114を介して支承して成る投入ローラ体11
2と、この投入ローラ体112を昇降させるローラリフ
ト手段125とを備える(図10乃至図14参照)。投
入ローラ体112は、前後左右に配したアングル材、帯
板材から成る枠板113の前後方向に沿って配列支承し
た複数のシャフト114相互を、いずれか一つのシャフ
ト114を駆動させることで他のシャフト114を従動
回転させるように従動プーリ123、従動ベルト124
等にて連繋してある。また、これの駆動源は、図14に
示すように、ワーク受取り架台15に固定してあるベー
スプレート17に配設したローラモータ117によるも
のとし、その伝動手段は、投入ローラ体112自体が昇
降するときの上下位置にかかわらず作動されるように、
スプリング116によって弾撥的に揺動するようベース
プレート17に支承したテンションプレート118の上
部にテンションプーリ121を支承し、ローラモータ1
17にて駆動回転される駆動プーリ119、テンション
プーリ121、いずれかの一つの従動プーリ123間で
駆動ベルト122を掛巡して成るものとしてある。ま
た、ローラリフト手段125は、ベースプレート17上
面に固定したシリンダ構造のものとしてあり、これのシ
リンダロッド上端を、例えば投入ローラ体112の前後
の枠板113底面に当接させてあり、また、枠板113
底面とベースプレート17上面との間に配設した適数の
リフトガイド126に案内されることで、シリンダ作動
で投入ローラ体112を昇降させるようにしてある。
【0050】また、トレイ挿入機構131は、引出機構
101によって引き出され、ワークWが投入載置された
後のトレイTを上昇させるトレイリフト手段132と、
上昇されたトレイTを両側から保持する保持手段135
と、トレイTを循環搬送装置20における上昇循環機構
21の空位のトレイ棚25上に挿入する挿入手段138
とを備えて成る。トレイリフト手段132は、ベースプ
レート17上面に固定したシリンダ構造のものとしてあ
り、これのシリンダロッド上端を、例えばトレイT底面
に当接するリフトプレート133に連結させてあり、ま
た、リフトプレート133底面とベースプレート17上
面との間に配設した適数のリフトガイド134に案内さ
れることで、シリンダ作動でトレイTを上昇させ、保持
手段135による保持後では下降し、原位置に復帰する
ようにしてある。このトレイリフト手段132によるト
レイTのリフト間隔は、上昇循環機構21における上下
のトレイ棚25相互の間隔にほぼ対応し、ワーク受取り
装置100におけるワークWの受け取り作動中に、空位
になって上昇する上昇循環機構21におけるトレイ棚2
5に再び挿入できるものとしてある。保持手段135
は、トレイリフト手段132によるトレイTの上昇リフ
ト位置に対応してワーク受取り架台15上の所定高さ位
置に設けてある。例えばワーク受取り架台15における
左右両側のサポートベース台16上に固定配置した保持
シリンダ136の作動によって、トレイTの両側を保持
するよう断面でほぼL字形に形成した左右の保持プレー
ト137をワーク受取り架台15における左右方向で進
退させるものである(図15、図16参照)。保持プレ
ート137の進退は、トレイリフト手段132の上昇作
動前には後退していても、上昇後に前進してトレイTを
両側から保持し、挿入手段138による挿入終了後で
は、後退するものとしてある。挿入手段138は、ワー
ク受取り架台15のいずれか一方の側縁に、引出方向に
沿って走行案内されるロッドレスシリンダ構造の挿入ス
ライド体139に、シリンダ作動で進退動し、トレイT
の前縁を挿入方向に押し出すプッシュ部142を連結す
ると共に、循環搬送装置20における挿入部位との間
に、挿入するトレイTをスライド案内させるようワーク
受取り架台15上方にアングル材製の左右の上部スライ
ドガイド143を敷設形成したものである。挿入スライ
ド体139は、前記サポートベース台16側縁上でベー
スプレート17上方に張り出し状に配置したスペーサー
プレート141下面に、前記引出スライド体107上側
方に位置させて配装されており、プッシュ部142は、
挿入スライド体139の前面に固着されるツインロッド
構造のものとされ、トレイTの前縁外側方から押圧する
プレート材をシリンダロッド端に連結して成る(図12
参照)。
【0051】また、図17、図18に示される符号14
5はトレイキャリアアップ機構であり、循環搬送装置2
0内において、段状に積み重ねられている状態で上昇循
環機構21によって上昇循環中の多数のトレイT中から
所定のトレイTを引き出すとき、引き出すべきトレイT
とこれの上方に位置するトレイT群と分離させるもので
ある。すなわち、ボックスフレーム11における上昇循
環機構21が形成する上昇循環経路の前後の左右側方位
置であるトレイ棚25の前方、後方夫々の左右に付設さ
れており、前記支柱材12等に関連固定されたアップシ
リンダ146のシリンダロッド端に、ガイド部147に
よってトレイTの左右方向に沿ってスライド案内される
キャリアプレート148を連結し、このキャリアプレー
ト148前端には、引き出すべきトレイTの上方に位置
するトレイT底面に当接してこれを持ち上げるアップ傾
斜面148Aを形成したものである。したがって、キャ
リアプレート148が前進し、そのアップ傾斜面148
AがトレイT底面に進入すると、そのトレイT及びこれ
の上方に段状に積み重ねられているトレイT群をこれの
下方のトレイTと分離させ、下方に位置するトレイTの
引出機構101による引き出し作動を容易なものとさせ
るのである。
【0052】ここで、ワーク受取り装置100の作動を
説明すると、トレイラック10内における上昇循環機構
21によって上昇循環しているトレイTの内、スクリー
ン印刷機S側から排出されるワークWを受け取るべく空
のトレイTがワーク受取り架台15位置の引き出し部位
に至ると、このトレイTの上方に位置しているトレイT
群とはトレイキャリアアップ機構145によって分離さ
れる。次いで、引出機構101の一次引出手段102が
当該トレイTをキャッチして一旦引き出し、その引き出
し後では二次引出手段106が係合してワークWの投入
位置に至るまで十分に引き出し、トレイハンガー部10
8上で停止させる。すると、ワーク投入機構111にお
けるローラリフト手段125によって投入ローラ体11
2が上昇してその夫々の投入ローラ115がトレイT内
で貫挿状にしてその上方に突出位置し、スクリーン印刷
機S側から排出されるワークWを従動回転する投入ロー
ラ115によってトレイT上方に受け入れる。ワークW
の受け入れ後は、トレイ挿入機構131において作動す
るトレイリフト手段132によってトレイTを上昇させ
た上昇位置でトレイT上にワークWが載置される一方、
上昇位置で保持手段135によってトレイTが保持され
る。上昇位置で保持されたトレイTは、挿入手段138
によって、トレイラック10内で上昇循環している上昇
循環機構21における引き出し当初の空位となったトレ
イ棚25上に再び挿入されるものである。そして、トレ
イラック10からのトレイTの引き出し、ワークWの投
入載置、トレイラック10内への再度の挿入等の一連の
作動は、これらが終了すると、各作動部材は原位置に復
帰し、次動作に備えて待機するのであり、また、循環搬
送装置20における1段分のトレイTの上昇搬送タイム
に連動して行なわれるようにしてあるものである。
【0053】次に、本発明装置の使用の一例を説明する
と、トレイ搬送台車60の台車本体61上の前後部夫々
に所定枚数のトレイTを循環搬送装置20におけるトレ
イ棚25,35相互の上下間隔で隔てて段積み状に積載
してグリップ機構65によって荷崩れを防止しておくと
共に、リフト機構81の作動によって上位置とした支持
架台82を介してトレイT群を持ち上げたものとしてお
いて、スクリーン印刷機S・排出装置P側の排出部にワ
ーク受取り架台15によって連繋させてあるトレイラッ
ク10内にこれの後部から進入して適宜にロックさせ、
上昇循環機構21、下降循環機構31夫々のトレイ棚2
5,35上にトレイTを位置させる。
【0054】このときのトレイ搬送台車60のトレイラ
ック10内への進入によって、グリップ機構65をトレ
イラック10におけるレバーハンドル75位置に対応合
致させ、このレバーハンドル75の操作によってグリッ
プ機構65によるトレイTの保持を解除することでトレ
イ棚25,35上にトレイTを載置させる。また、リフ
ト機構81における操作手段91を介した昇降手段85
の作動によって支持架台82をトレイラック10内の下
部スライド機構51における搬送ベルト54位置に比し
下方位置に下降させておく。
【0055】次いで、操作パネル5におけるスイッチ操
作によって、スクリーン印刷機Sの稼働と共にトレイラ
ック10内の循環搬送装置20を稼働させ、スクリーン
印刷機SからのワークWの排出と循環搬送装置20によ
るトレイTの循環移動とを連動させる。この連動によっ
て、循環搬送装置20内における上昇循環機構21によ
るトレイTの間欠上昇中にワーク受取り装置100位置
に到達したトレイTが引出機構101の引き出し作動で
ワーク受取り架台15上に引き出される一方、スクリー
ン印刷機S側からはワークWが排出される。すると、ワ
ーク受取り装置100では、引き出されたトレイT上に
ワークWが投入載置された後、上昇循環機構21におけ
る1段分の間欠上昇間隔に対応して上位置に上昇保持さ
れたトレイTを挿入作動で上昇循環機構21における空
位のトレイ棚25上に再び挿入載置される。
【0056】このようにして、トレイラック10の前部
における上昇循環機構21の間欠上昇中に一旦はトレイ
Tを引き出し、この引き出されたトレイT上にワークW
が投入載置された後に再び挿入される間に、トレイラッ
ク10内では、循環搬送装置20によってトレイTを順
次循環させている。すなわち、トレイラック10上部に
おける上部スライド機構41の作動によって、前部の上
昇循環機構21の最上段位置に至ったトレイTを後部の
下降循環機構31の最上段位置に移動スライドさせ、下
降循環機構31によって下降されたトレイTは、トレイ
ラック10下部の下部スライド機構51によって下降循
環機構31の最下段に至ったトレイTを移動スライドさ
せ、上昇循環機構21の最下段位置に至らせ、上昇循環
機構21によって再び間欠上昇させるのである。
【0057】トレイラック10内においてのトレイTの
循環と共にトレイT上へのワークWの載置作業が一通り
終了すると、循環搬送装置20の稼働を停止させる一
方、レバーハンドル75操作によってトレイ搬送台車6
0におけるグリップ機構65でトレイT群を保持する。
また、リフト機構81における操作手段91を介した昇
降手段85の作動によって、トレイT群を持ち上げる上
位置に支持架台82を上昇させ、前記下部スライド機構
51上面からトレイTを離反させる。その後、トレイ搬
送台車60を取り出し、新たなトレイ搬送台車60をト
レイラック10内に進入セットし、作業を続行する。取
り出されたトレイ搬送台車60は適当な乾燥場所に置か
れることでトレイT上のワークWが乾燥され、必要があ
れば適当な乾燥機内に搬入されて強制的な乾燥作業工程
を経るのであり、乾燥後はトレイTをそのままにしてお
いてワークWのみを取り出し、トレイT相互が上下で所
定間隔で保持されたままで再びトレイラック10内に進
入されるのである。なお、使用開始時のトレイTのトレ
イ搬送台車60上への初期セットに際し、空のトレイ搬
送台車60をトレイラック10内に進入後で循環搬送装
置20を稼働させて、トレイラック10の後部における
下降循環機構31のトレイ棚35上夫々に順次にトレイ
Tを投入することでもよく、こうすることでトレイ搬送
台車60上にトレイTをセットしながらワークWを受け
取るものとでき、トレイ搬送台車60の前後部夫々に所
定数のトレイTをセット後はグリップ機構65によって
保持させてトレイラック10から取り出すものとすれば
よいのである。
【0058】また、図示を省略したが、トレイラック1
0は、トレイ搬送台車60と共にスクリーン印刷機Sに
対するワークWの投入機としても使用でき、この場合に
は、スクリーン印刷機Sにおける投入側にトレイラック
10を配置して、そのワーク受取り装置100をスクリ
ーン印刷機Sに連繋させる。そうしておいて、トレイラ
ック10内には、トレイT夫々にワークWを載置してあ
るトレイ搬送台車60を進入させて、トレイラック10
内の循環搬送装置20によって循環させながらワーク受
取り装置100によってトレイTを引き出し、引き出し
たトレイT上のワークWをスクリーン印刷機S側に順次
投入するものである。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、スクリーン印刷機S側から排出されたワー
クWをその排出に関連して自動的にトレイT上に載置セ
ットでき、全自動化された一連の印刷作業との連繋を可
能にし、投入、印刷、乾燥、回収を含む全工程の一連の
完全自動化を図ることができるのである。しかも、その
乾燥工程の短縮化も図ることができ、また、ボックスフ
レーム11内におけるワークWを載置したトレイTの循
環によるから、ワークWに対してのボックスフレーム1
1による防臭、防塵効果も得られる利点もある。特に、
臭気は、従来品の開放型の台車によって乾燥放置した場
合に比し、1/50程度に有機溶剤の揮発を減少させる
ことができ、環境、衛生面において極めて有効なもので
ある。
【0060】すなわち、これは、内部に循環搬送装置2
0を有するトレイラック10内にトレイTを段積み状に
したトレイ搬送台車60を進入セットさせることで、ス
クリーン印刷機S側からのワークWの排出と連動してト
レイラック10から引き出され、再度挿入されるトレイ
T上にワークWを載置させながら循環搬送装置20によ
って循環作動させるものとしたからであり、スクリーン
印刷機Sにおける印刷の自動化と相俟ち、一連の処理を
完全自動化できる。
【0061】また、循環搬送装置20は、トレイTを間
欠上昇させる上昇循環機構21、同じく間欠下降させる
下降循環機構31、両者21,31相互間でトレイTを
受け渡す上部スライド機構41、下部スライド機構51
を備え、トレイ棚25,35によってトレイTを支持す
るから、トレイTをほぼ水平状態のままでトレイラック
10内で循環でき、載置させるワークWを落下させるこ
ともなく、乾燥に適する適当な間隔を保持していること
で、循環中での移動によってもトレイラック10内で得
られる空気の対流作用によりワークWの乾燥の効率化を
助長できる。
【0062】循環搬送装置20から引き出され、また、
挿入されるトレイTに対して、スクリーン印刷機S側か
ら排出されるワークWを投入載置させるワーク受取り装
置100は、引出機構101、ワーク投入機構111、
トレイ挿入機構131を備えており、その引出機構10
1は、ワーク受取り架台15上に配装されてシリンダ作
動で前後に進退するトレイキャッチ部104、トレイハ
ンガー部108を備えた2段式の引き出し構造のものと
してあるから、上昇循環機構21のトレイ棚25上のト
レイTの引き出し作動を円滑にしている。また、ワーク
投入機構111は、引き出されたトレイT内で下方から
上昇して貫挿状態で配置される多数の投入ローラ115
を備えた投入ローラ体112によって、スクリーン印刷
機S側から排出されるワークWをトレイT上に位置させ
て投入セットでき、その後に上昇するトレイT上面に確
実に載置されるのである。トレイ挿入機構131は、ワ
ークWが載置されたトレイTをトレイラック10の上昇
循環機構21におけるトレイ棚25上に確実に挿入支持
でき、トレイTの循環と共にワークWをトレイラック1
0内で循環させ、これを乾燥、保管できるのである。
【0063】ワーク受取り装置100におけるワーク投
入機構111に組み込まれたローラリフト手段125に
よる上位置でのワークWの投入、トレイ挿入機構131
に組み込まれたトレイリフト手段132によるトレイT
の上位置への上昇セットによって、循環搬送装置20の
上昇循環機構21における1段分に対応する上昇位置に
トレイTを上昇させるものとしてある。そのため、スク
リーン印刷機S側から排出されるワークWがトレイT上
に載置される間に、上昇循環機構21によって上昇され
る空位のトレイ棚25の間欠上昇に対応するものとな
り、作業時間の無駄をなくし、全体作業の効率を向上さ
せることができる。
【0064】一方、トレイ搬送台車60は、左右両側の
ほぼ中央に立設状に構成したグリップ機構65によって
区画された前後部に所定枚数のトレイTを段積み状に積
載可能にしてあるから、このトレイ搬送台車60自体の
トレイラック10内への進入によって循環搬送装置20
のトレイ棚25,35上にトレイTを載置セットでき、
逆に、トレイ棚25,35上から多数のトレイT群の全
体を纏めて取り出すことができる。しかも、単に段積み
状になっているから、トレイラック10に進入されて循
環搬送装置20による循環作動のためのトレイ棚25,
35上に簡単に移し変えができるのである。
【0065】また、トレイ搬送台車60上面でトレイT
が単に段積み状になっていても、グリップ機構65にお
いての左右方向にスライド自在なストッパープレート7
2によってトレイT群を係合支持しているから、台車本
体61自体による移動中、乾燥のための保管場所におい
ても、更にはトレイT夫々からワークWを取り出す等に
よっての外部からの衝撃その他によっても荷崩れが生じ
ることもないと共に、ワークWの取り出し後ではそのま
ま再度のトレイラック10内への進入を容易に行なわせ
るのである。しかも、グリップ機構65によるトレイT
の係合保持は、トレイ搬送台車60がトレイラック10
内に進入された後のトレイラック10内でのみ、トレイ
ラック10外方からのレバーハンドル75のストッパー
プレート72に対する揺動係合、スライド操作によっ
て、その解除、再度の係合保持を行なえるから、その作
業も極めて簡単であり、係合の解除後では循環搬送機構
20におけるトレイ棚25,35夫々に載置されるので
ある。
【0066】トレイ搬送台車60に設けたリフト機構8
1によって、台車本体61上に段積みしたトレイTを持
ち上げることができるから、トレイ搬送台車60をトレ
イラック10内に進入させたときの上昇循環機構21、
下降循環機構31夫々の循環経路中のトレイ棚25,3
5上にトレイTを夫々挿入載置できる。また、リフト機
構81の下降操作によって、トレイTの持ち上げ面であ
る支持架台82を循環搬送装置20における下部スライ
ド機構51の搬送面(54)下方に退避できるから、循
環搬送装置20による下部における下部スライド機構5
1による移動スライドを阻害することがない。
【0067】更には、トレイラック10におけるワーク
受取り装置100をスクリーン印刷機Sにおける投入側
に配置しておき、トレイT夫々にワークWを載置してあ
るトレイ搬送台車60をトレイラック10内に進入させ
ることで、トレイラック10内の循環搬送装置20によ
って循環させながら、ワーク受取り装置100によって
トレイTを引き出し、引き出したトレイT上のワークW
をスクリーン印刷機S側に順次投入する投入機として使
用することもできる。そのため、例えば全自動式のスク
リーン印刷機SへのワークWの投入をも自動化でき、ト
ータルな全自動処理にも役立てられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における概略側断面図であ
り、トレイラック内にトレイ搬送台車を進入させて、ト
レイを循環させているときのものである。
【図2】同じく概略平断面図である。
【図3】上部スライド機構位置におけるトレイラックの
平断面図である。
【図4】上部スライド機構、下部スライド機構夫々を側
面から見たトレイラックにおける一部省略の側面図であ
る。
【図5】同じく上部スライド機構、下部スライド機構夫
々を正面から見たトレイラックにおける一部省略の正面
図である。
【図6】下部スライド機構位置におけるトレイラックの
平断面図で、また、この図においては、トレイ搬送台車
におけるグリップ機構の一部も描かれている。
【図7】トレイ搬送台車の平面図である。
【図8】同じくその一部省略側面図であり、段積み状の
トレイを保持しているものである。
【図9】トレイラック内にトレイ搬送台車を進入させた
ときのトレイラック及び一部を省略したトレイ搬送台車
の正断面図である。
【図10】ワーク受取り装置の一部省略平面図である。
【図11】図10におけるA−A線に沿う矢視図で、引
出機構における一次引出手段の要部側面図である。
【図12】図10におけるB−B線に沿う矢視図で、ワ
ーク受取り装置における引出機構、トレイ挿入機構の要
部側面図である。
【図13】図10におけるC−C線に沿う矢視図で、同
じく引出機構の要部正面図である。
【図14】同じくワーク投入機構の要部側面図である。
【図15】同じくトレイ挿入機構の平面図である。
【図16】図15におけるD−D線に沿う矢視図で、同
じくトレイ挿入機構の正面図である。
【図17】トレイキャリアアップ機構の平面図である。
【図18】図17におけるE−E線に沿う矢視図で、同
じく正面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−106214(JP,A) 特開 昭60−56732(JP,A) 特開 昭61−260961(JP,A) 実開 昭62−6069(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/127

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置保持するトレイを内部にお
    いて循環させるトレイラックと、このトレイラックに対
    して進入、後退自在で、トレイを段積み状に整列状態で
    保持しているトレイ搬送台車とを備えており、トレイラ
    ックは、前後が開口されたボックスフレーム内の前部で
    は上昇循環機構によって間欠的に上昇し、後部では下降
    循環機構によって間欠的に下降し、上部では上部スライ
    ド機構によって前部から後部に、下部では下部スライド
    機構によって後部から前部に夫々受け渡すことでトレイ
    をボックスフレーム内で循環する循環搬送装置と、この
    循環搬送装置からボックスフレーム前方に引き出したト
    レイ上にワークが載置されると再び循環搬送装置にトレ
    イを挿入するワーク受取り装置とを備え、一方、トレイ
    搬送台車は、前後に区画した前後部夫々にトレイを段状
    に載置し、底面にキャスターが付設された平面で前後に
    長い矩形状の台車本体と、ボックスフレームに付設した
    レバーハンドルによって保持が解除されるようにして、
    前後部夫々に載置された複数のトレイを段積み状のまま
    で保持するグリップ機構と、トレイラックにおける循環
    搬送装置の上昇循環機構、下降循環機構夫々の最下段位
    置にトレイを持ち上げ、位置させると共に循環搬送装置
    の下部スライド機構下方に退避するよう左右に配した昇
    降自在な支持架台を昇降手段を介して昇降させるリフト
    機構とを備えており、また、トレイラックにおける前記
    ワーク受取り装置は、循環搬送装置上のトレイをボック
    スフレーム前方に引き出す引出機構と、循環搬送装置に
    おける1段分に対応する上昇位置にトレイを上昇させる
    トレイリフト手段が付設されていて、循環搬送装置にお
    ける1段分に対応した上昇位置に相当するトレイの上方
    にワークを投入セットさせるワーク投入機構と、引き出
    されたトレイ上にワークを投入セットさせた後にそのト
    レイを、トレイの引き出し中に上昇している循環搬送装
    置における空位部位上に再び挿入するトレイ挿入機構と
    を備えていることを特徴とする印刷物等の各種ワークの
    循環移動式保持装置。
  2. 【請求項2】 循環搬送装置は、ボックスフレームの前
    後部内側面左右両側夫々に、内方側の幅員がトレイの幅
    員にほぼ対応して上方あるいは下方に向かうようにして
    上下方向で循環する前後一対のチェーンを夫々掛け渡
    し、この前後夫々のチェーン相互間にアングル状のトレ
    イ棚を夫々装架して成る上昇循環機構、下降循環機構を
    配し、上昇循環機構の最上段に位置するトレイ棚上のト
    レイに係合して、下降循環機構の最上段に位置するトレ
    イ棚上にトレイを移動スライドするスライダーを有する
    循環するスライドチェーンを前後に掛け渡して成る上部
    スライド機構を配し、下降循環機構の最下段位置から離
    脱されたトレイを載置して、上昇循環機構の最下段位置
    にトレイを移動スライドする搬送ベルトを有する下部ス
    ライド機構とを配して成る請求項1記載の印刷物等の各
    種ワークの循環移動式保持装置。
  3. 【請求項3】 グリップ機構は、台車本体における左右
    両側縁夫々のほぼ中央部面上に固定してあるスライドガ
    イドベースにスライドプレートを左右方向にスライド自
    在にして配し、このスライドプレート上に立設したトレ
    イサポートスタンドに、トレイに係脱自在なストッパー
    プレートをスライドプレートの前方に位置させて固定連
    繋して成り、一方、前記レバーハンドルは、ボックスフ
    レーム内にトレイ搬送台車が進入保持されたときのトレ
    イサポートスタンド位置に対応してボックスフレームの
    左右両側壁にスライド・揺動自在に支承され、トレイサ
    ポートスタンドに取手プレートを介して係合してストッ
    パープレートをスライドさせるようにしてある請求項1
    または2記載の印刷物等の各種ワークの循環移動式保持
    装置。
  4. 【請求項4】 引出機構は、トレイラック内の循環搬送
    装置における上昇循環機構のトレイ棚上からトレイを僅
    かに一旦引き出す一次引出手段と、この一次引出手段に
    よる引き出し後にワークの投入位置までトレイを再度引
    き出し、停止させる二次引出手段とを備えたものとして
    ある請求項1乃至3のいずれか記載の印刷物等の各種ワ
    ークの循環移動式保持装置。
  5. 【請求項5】 ワーク投入機構は、格子状のフレーム構
    造のトレイにおける格子部内に出没する多数の投入ロー
    ラ群を、スクリーン印刷機側から排出されるワークを引
    き入れるように同期回転させる複数のシャフトを介して
    支承して成る投入ローラ体と、この投入ローラ体を昇降
    させるローラリフト手段とを備えたものとしてある請求
    項1乃至4のいずれか記載の印刷物等の各種ワークの循
    環移動式保持装置。
  6. 【請求項6】 トレイ挿入機構は、トレイを両側から保
    持する保持手段と、トレイを循環搬送装置における上昇
    循環機構の空位のトレイ棚上に挿入する挿入手段とを備
    えたものとしてある請求項1乃至5のいずれか記載の印
    刷物等の各種ワークの循環移動式保持装置。
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