JP2856742B2 - 画像処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、たとえば画像の登録、検索、編集等を行
う画像ファイリング装置等 の画像処理装置に関する。

（従来の技術） 最近、多量に発生する文書などの画像を２次元走査装
置（スキャナ）で光学的な２次元的走査によって読取
り、この読取った画像を光ディスクに記憶し、この記憶
されている任意の画像を検索して読出し、出力装置たと
えばCRTディスプレイ装置あるいはプリンタで目視し得
る状態に出力する画像ファイリング装置が実用化されて
いる。

また、上記読取った画像を用いて、回転、拡大、縮
小、あるいは他の文書と合成したりして目的の文書を編
集するようになっている。

このような装置では、検索あるいは画像編集を行って
いる場合、CRTディスプレイ装置が１画面表示の際、現
在処理している画像しか表示することができなかった。
このため、画像の前後関係が掴めず、検索あるいは画像
編集が行いづらいものとなっていた。すなわち、検索時
あるいは編集時等の操作性が悪いものとなっていた。

（発明が解決しようとする課題） 上記のように、表示手段が１画面表示の際に、現在処
理している画像しか表示することができず、操作性が悪
いという欠点を除去するもので、表示手段が１画面表示
の際に、現在処理している画像の他に前に処理した画像
を表示することができ、操作性が良い画像処理装置を提
供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明の画像形成装置は、第１及び第２の画像デー
タを記憶する記憶手投と、この記憶手段から所定の画像
データを検索する検索手段と、第１の表示領域及びこの
第１の表示領域と異なるサイズの第２の表示領域を有す
る表示手段と、前記検索手段により前記第１の画像デー
タが検索されたとき、この第１の画像データに基づく第
１の画像を第１の拡大／縮小率で前記第１の表示領域に
表示させ、前記第１の画像データに続いて前記第２の画
像データが検索されたとき、前記第１の画像を前記第１
の拡大／縮小率と異なる第２の拡大／縮小率で前記第２
の表示領域に表示させるとともに、前記第２の画像デー
タに基づく第２の画像を前記第１の拡大／縮小率で前記
第１表示領域に表示させる制御手段とを具備している。

また、この発明の画像形成装置は、第１及び第２の画
像データを記憶する記憶手投と、この記憶手段から所定
の画像データを検索する検索手投と、第１の表示領域及
びこの第１の表示領域より小さい第２の表示領域を有す
る表示手段と、前記検索手段により前記第１の画像デー
タが検索されたとき、この第１の画像データに基づく第
１の画像を第１の拡大／縮小率で前記第１の表示領域に
表示させ、前記第１の画像データに続いて前記第２の画
像データが検索されたとき、前記第１の画像を前記第１
の拡大／縮小率より低い第２の拡大／縮小率で前記第２
の表示領域に表示させるとともに、前記第２の画像デー
タに基づく第２の画像を前記第１の拡大／縮小率で前記
第１表示領域に表示させる制御手投とを具備している。

（作用） この発明は、第１及び第２の画像データを記憶する記
憶手段と、この記憶手段から所定の画像データを検索す
る検索手段と、第１の表示領域及びこの第１の表示領域
と異なるサイズの第２の表示領域を有する表示手段とを
備え、前記検索手段により前記第１の画像データが検索
されたとき、この第１の画像データに基づく第１の画像
を第１の拡大／縮小率で前記第１の表示領域に表示さ
せ、前記第１の画像データに続いて前記第２の画像デー
タが検索されたとき、前記第１の画像を前記第１の拡大
／縮小率と異なる第２の拡大／縮小率で前記第２の表示
領域に表示させるとともに、前記第２の画像データに基
づく第２の画像を前記第１の拡大／縮小率で前記第１表
示領域に表示させるようにしたものである。

また、この発明は、第１及び第２の画像データを記憶
する記憶手段と、この記憶手段から所定の画像データを
検索する検索手段と、第１の表示領域及びこの第１の表
示領域より小さい第２の表示領域を有する表示手投とを
備え、前記検索手段により前記第１の画像データが検索
されたとき、この第１の画像データに基づく第１の画像
を第１の拡大／縮小率で前記第１の表示領域に表示さ
せ、前記第１の画像データに続いて前記第２の画像デー
タが検索されたとき、前記第１の画像を前記第１の拡大
／縮小率より低い第２の拡大／縮小率で前記第２の表示
領域に表示させるとともに、前記第２の画像データに基
づく第２の画像を前記第１の拡大／縮小率で前記第１表
示領域に表示させるようにしたものである。

（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。

第２図はこの発明の画像処理装置としての画像ファイ
リング装置を示すものである。すなわち、上記画像ファ
イリング装置は、制御モジュール10、メモリモジュール
12、画像処理モジュール14、通信制御モジュール16、ス
キャナ装置18、光ディスク20並びに光ディスク装置22、
キーボード23、CRTディスプレイ装置（表示手段）24、
プリンタ装置25、磁気ディスク26並びに磁気ディスク装
置27、マウス29、システムバス30、および画像バス32に
よって構成されている。

制御モジュール10は、画像の記憶、検索および編集処
理等のための各種制御を行うCPU34、および光ディスク
装置22、磁気ディスク装置27とCPU（制御手段、検索手
段）34を接続するインターフェース回路36から構成され
ている。また、CPU34には、キーボード23およびマウス2
9が接続されている。

メモリモジュール12は、画像の記憶、検索、編集等の
各種制御プログラム及び管理情報等を記憶するメインメ
モリ38、A4サイズの原稿数頁分の画像に対応する記憶容
量を有する画像メモリとしてのページメモリ（記憶手
段）40、表示用インターフェースとしての表示メモリ42
と表示制御部（制御手段）44、およびページメモリ40と
表示メモリ42で用いるアドレスを発生するアドレス発生
器60などから構成されている。ページメモリ40の一部に
は、バッファメモリ領域40aが設けられている。このバ
ッファメモリ領域40aは図示しないカウンタによって書
込み、読出しの制御がなされる。ページメモリ40は、例
えば光ディスク20に記憶する画像や光ディスク20から読
出された画像を一時記憶するメモリである。ページメモ
リ40は、常にA3、400ppiの画像を取扱うことができ、増
設ページメモリを接続することによりA1、400ppiの画像
まで取扱うことができるようになっている。

表示メモリ42は、CRTディスプレイ装置24における表
示ウインドウ24aにおける表示領域（正方形）Ａ内に実
際に表示される画像、即ちページメモリ40の画像に対し
て拡大、縮小、回転、挿入、あるいは白黒反転等を施さ
れた画像が記憶されるものである。表示制御部44は、CR
Tディスプレイ装置24の表示処理の制御、およびアドレ
ス制御回路44aを用いて自走モードによる表示メモリ42
内の画像データのコピー、スワッピング処理（Memory t
o Memory機能を利用）等を行うものである。

上記表示メモリ42は、たとえば後述する縦長の原処理
画像、前回の画像、前々回の画像が記憶される場合、第
３図に示すように、それぞれ記憶エリア42a、42b、42c
に記憶されるようになっている。

画像処理モジュール14は、画像の拡大、縮小を行う拡
大縮小回路46、画像を縦横変換することにより、画像の
回転処理を行う縦横変換回路48、画像の圧縮（冗長度を
少なくする）および伸長（少なくされた冗長度を元に戻
す）を行う符号化処理を施す圧縮伸長回路（CODEC）5
0、スキャナ装置18用のスキャナインターフェン等の外
部機器とのインターフェースを介して接続されるUCP（U
niversal Communication Processor）か設けられたもの
であっても良い。この通信制御モジュール16は、通信回
線を介して送信されてきた検索情報をメインメモリ38へ
供給したり、送信されてきた検索情報に対応した画像を
送信する。さらに、光ディスク20に記憶する画像をペー
ジメモリ40へ供給するとともに、画像に対応した検索情
報をメインメモリ38へ供給するものである。

システムバス30は、各種装置の制御信号用のバスであ
り、制御モジュール10とメモリモジュール12、画像処理
モジュール14、通信制御モジュール16とを接続するもの
である。また、画像バス32は画像用のバスであり、メモ
リモジュール12と画像処理モジュール14、通信制御モジ
ュール16を接続するものである。

スキャナ装置18はたとえば２次元走査装置で、原稿
（文書）上をレーザビーム光で２次元走査することによ
り、原稿上の画像に応じた電気信号を得るものである。

光ディスク装置22は、スキャナ装置18で読取られた画
像などを光ディスク20に順次記憶するものである。ま
た、キーボード23等によって指定される指定される検索
情報に対応した画像を光ディスク20から検索するもので
ある。

キーボード23は、光ディスク20に記憶する画像に対応
する固有の検索情報及び記憶、検索、編集処理等の各種
動作指令を入力するものである。また、マウス29は、た
とえばCRTディスプレイ装置24上の表示ウインドウ24a上
に表示されるカーソル（図示せず）を上下、左右方向に
任意に移動させ、所望の位置で指示を与えることによ
り、カーソルが位置している表示内容（種々の動作モー
ド、編集画像のための領域指定またはアイコン等）を選
択または指示するものである。

CRTディスプレイ装置（陰極線管表示装置）24は、ス
キャナ装置18で読取られた画像並びに光ディスク20から
検索された画像を表示する方形のものである。このCRT
ディスプレイ装置24の表示ウインドウ（角型つまり略正
方形の表示領域）24a上の上端、下端、右端にアイコン
等が表示され、画面中央部の正方形部分が画像を表示す
る表示領域Ａとなる。この表示領域Ａに縦長画像あるい
は横長画像を表示した場合、その空き領域に１つ前に表
示した画像と２つ前に表示した画像とを1/2に縮小して
表示する。これにより、原処理画像が縦長画像の場合
は、旧画像（前回、前々回の画像）を1/2に縮小して２
面縦長に表示し、原処理画像が横長画像の場合は、旧画
像を1/2に縮小して２面横長に表示する。たとえば、第
４図、第５図に示すように、原処理画像を表示エリア
（第１の表示エリア）ａに表示し、旧画像（前回、前々
回の画像）をそれぞれ表示エリア（第２の表示エリア）
ｂ、ｃに表示する。

また、上記CRTディスプレイ装置24の表示領域ａは、
最大４つのウインドウ（図示せず）を用いて４つの画像
を同時に表示することができるマルチウインドウ型表示
装置である。この各表示ウインドウに表示された画像
は、各々独立して画像の拡大、縮小、回転、スクロール
等の編集処理が行われるようになっている。

プリンタ装置25は、スキャナ装置18で読取られた画像
及び光ディスク20から検索された画像またはCRTディス
プレイ装置24で表示している画像を印字出力（ハードコ
ピー）するものである。

磁気ディスク装置27は、この磁気ディスク装置27に装
着された磁気ディスク28に各種制御プログラムを記憶す
るとともに、キーボード23から入力された検索情報とこ
の検索情報に対応する画像が記憶される光ディスク20上
の記憶アドレス、画像サイズ等からなる検索データを記
憶するものである。

上記表示メモリ42における原画像と前回、前々回の画
像（旧画像）の記憶位置の変更について第１図に示す要
部の構成図を用いて説明する。すなわち、光ディスク20
から検索、読出された原処理画像はまずページメモリ40
に記憶される。このページメモリ40の画像を表示メモリ
42に出力する前に、CPU34は画像のコピー指示を表示制
御部44へ出力する。すると、表示制御部44はアドレス制
御回路44aを用いて読出アドレスと書込みアドレスとを
指定することにより、記憶エリア42bに記憶されている
前前回の検索内容をMemory to Memory機能を用いて表示
エリアｃに対応する記憶エリア42cに記憶する（第１図
のに対応）。つぎに、CPU34は表示制御部44のアドレ
ス制御回路44aを用いて読出アドレスを指定することに
より、記憶エリア42aに記憶されている前回の検索内容
を拡大縮小回路46に出力される。この出力された画像は
拡大縮小回路46で1/2に縮小され表示メモリ42に出力さ
れる。このとき、CPU34は表示制御部44のアドレス制御
回路44aを用いて書込みアドレスを指定することによ
り、表示メモリ42の表示エリアｂに対応する記憶エリア
42bに上記拡大縮小回路46から供給された画像（前回検
索された画像が1/2に縮小された画像）が記憶される
（第１図のに対応）。ついで、ページメモリ40に記憶
された画像が、拡大、縮小回路46で80％の縮小率で縮小
されて表示メモリ42に出力される。このとき、CPU34は
表示制御部44のアドレス制御回路44aを用いて書込みア
ドレスを指定することにより、表示メモリ42の表示エリ
アａに対応する記憶エリア42aに上記拡大縮小回路46か
ら供給された画像（最新の画像：現在処理している画
像）が記憶される（第１図のに対応）。

この結果、表示制御部44は表示メモリ42の記憶エリア
42a、42b、42cの記憶内容がそれぞれCRTディスプレイ装
置24の表示エリアａ、ｂ、ｃで表示される。

これにより、現在検索した画像が表示エリアａで表示
され、また前回と、前々回に検索された画像がそれぞれ
表示エリアｂ、ｃに1/2に縮小されて表示される。

次に、このような構成において電子ファイリング装置
における画像の記憶および検索処理の動作について説明
する。まず、画像の記憶処理について説明する。たとえ
ば今、キーボード23により登録モードに選択設定し、光
ディスク20に記憶する画像の検索情報を入力する。この
検索情報は複数項目の検索キーから構成されているもの
であり、この検索キーの項目の内容は、あらかじめ設定
されるものである。CPU34はこの入力した検索情報に対
してあらかじめ定義されているフォーマットにしたがっ
て妥当性がチェックされる。さらにすでに光ディスク20
に登録されている検索情報と比較して２重登録のチェッ
クを行う。このチェックの結果に応じて、入力された検
索情報はメインメモリ13に記憶される。

次に、原稿をスキャナ装置18にセットし、CPU34が光
ディスク装置22およびスキャナ装置18を動作させる。ス
キャナ装置18は、セットされた文書等の画像を二次元的
に走査し光電変換する。この光電変換された画像のライ
ン情報はページメモリ40に順次記憶される。このページ
メモリ40に記憶された画像は表示メモリ42に記憶され、
CRTディスプレイ装置24に表示される。CRTディスプレイ
装置24に表示された画像のスキュー、濃度、解像度等を
確認し、表示された画像が満足できるものであった時、
記憶キー（図示せず）を入力する。すると、CPU34はペ
ージメモリ40に記憶されている画像を、ライン情報ごと
に圧縮伸長回路（CODEC）50において、周知のMR（Modif
ied Read）方式等により帯域圧縮することにより符号化
処理する。この符号化処理された画像は、光ディスク装
置22に供給されて光ディスク20に記憶される。

光ディスク20に画像の記憶が終了すると、CPU34は画
像が記憶された物理トラックアドレス、物理セクタアド
レスから決定される論理アドレス、ブロック長で表わさ
れる画像長、画像属性などを検索コード（検索情報）に
対応させてメインメモリ38に記憶する。ついで、CPU34
はメインメモリ38に記憶した検索データを磁気ディスク
装置27に供給する。これにより、磁気ディスク装置27
は、供給される検索データを磁気ディスク26内に記憶す
る。

次に、光ディスク20に記憶された画像の検索処理につ
いて、策６図に示すフローチャートを参照しつつ説明す
る。まず、キーボード23により検索モードを設定すると
ともに、検索したい画像に対応した検索情報を入力す
る。CPU34は、入力された検索情報を磁気ディスク26に
記憶されている検索情報と順次比較照合し、入力された
検索情報と一致する検索情報が記憶されているか否かを
順次チェックする。そして、CPU34は、入力された検索
情報と一致する検索情報に対応する論理アドレスが読出
される。CPU34はこのアドレスに対応する物理トラック
アドレスと物理セクタアドレスとを算出し、これらのア
ドレスにより光ディスク20からの画像の再生を光ディス
ク装置22で行う。また、CPU34は光ディスク装置22から
供給される一走査ラインごとの画像（圧縮情報）を圧縮
伸長回路50へ供給し、帯域伸長処理を行ってページメモ
リ40へ順次供給する。このページメモリ40に記憶された
画像は、拡大、縮小回路46で80％の縮小率で縮小されて
表示メモリ42に出力される。これにより、表示メモリ42
の表示エリアａに対応する記憶エリア42aに上記画像が
記憶される。したがって、表示制御部44は表示メモリ42
の記憶エリア42aの記憶内容をCRTディスプレイ装置24の
表示エリアａで表示する。

また、上記検索が行われる前に検索が行われていた場
合、ページメモリ40からの画像を表示メモリ42に出力す
る前に、CPU34は画像のコピー指示を表示制御部44へ出
力する。すると、表示制御部44は記憶エリア42bに記憶
されている前前回の検索内容をMemory to Memory機能を
用いて表示エリアｃに対応する記憶エリア42cに記憶す
る。つぎに、CPU34は記憶エリア42aに記憶されている前
回の検索内容を拡大縮小回路46で1/2に縮小して表示メ
モリ42に出力する。これにより、表示メモリ42の表示エ
リアｂに対応する記憶エリア42bに上記前回検索された
画像が1/2に縮小されて記憶される。ついで、ページメ
モリ40に記憶された画像が、拡大、縮小回路46で80％の
縮小率で縮小されて表示メモリ42に出力される。これに
より、表示メモリ42の表示エリアａに対応する記憶エリ
ア42aに上記最新の画像（現在処理している画像）が記
憶される。

したがって、表示制御部44は表示メモリ42の記憶エリ
ア42a、42b、42cの記憶内容をそれぞれCRTディスプレイ
装置24の表示エリアａ、ｂ、ｃで表示する。

これにより、現在検索した画像が表示エリアａで表示
され、また前回と、前々回に検索された画像が表示エリ
アb,cに1/2に縮小されて表示される。この結果、どのよ
うな検索を行ってきたかを把握することができ、操作性
が良い。

また、上記表示メモリ24の記憶エリア24b、24cに対す
る画像の書込みは、表示メモリ24内の画像を扱い（ペ一
ジメモリ40を使用せず）、記憶エリア24aへの画像の書
込みの際に、ページメモリ40を扱うようになっている。
このため、ページメモリ40としては、常にA3、400ppiの
画像が取扱えるようになっている。

また、画像の編集等を行う際に、画像を検索し、この
検索した画像の一部を抽出した画像、その画像を回転し
たり拡大したりした場合も上記同様に処理される。これ
により、現在処理している画像が表示エリアａに表示さ
れ、その前回の画像、その前々回の画像がそれぞれ表示
エリアb,cで表示される。この結果、どのような編集処
理を行ってきたかを把握することができ、操作性が良
い。

上記したように、１画面表示のときに、過去（前回と
前々回）に処理（操作）した画像も画面上に表示させる
ようにしたので、検索、あるいは編集処理をどのように
行ってきたかを把握することができ、画像の前後関係を
つかみ易く、操作性が良い。

また、CRTディスプレイ装置として方形のディスプレ
イを用いており、そのディスプレイで縦長画像あるいは
横長画像を表示した際に、その隙間を有効利用すること
ができる。

なお、前記実施例では、第２の表示エリアに表示され
る画像が第１の表示エリアに表示された画像を縮小した
ものであった場合について説明したが、これに限らず、
第２の表示エリアに表示される画像が第１の表示エリア
に表示された画像を拡大したものであっても良い。

［発明の効果］ 以上詳述したようにこの発明によれば、表示手段が１
画面表示の際に、現在処理している画像の他に前に処理
した画像を表示することができ、操作性が良い画像処理
装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は要部
の構成を示す図、第２図は画像ファイルリング装置の構
成を概略的に示すブロック図、第３図は表示メモリの記
憶エリアを説明するための図、第４図および第５図は表
示領域Ａの表示例を示す図、第６図は検索動作を説明す
るためのフローチャートである。 20……光ディスク、18……スキャナ装置、22……光ディ
スク装置、23……キーボード、24……CRTディスプレイ
装置（表示手段）、Ａ……表示領域、ａ……表示エリア
（第１の表示エリア）、ｂ、ｃ……表示エリア（第２の
表示エリア）、25……プリンタ装置、26……磁気ディス
ク、27……磁気ディスク装置、34…CPU（制御手段）、3
8……メインメモリ、40……ページメモリ、42……表示
メモリ、42a、42b、42c……記憶エリア、34……表示制
御部（制御手段）、46……拡大縮小回路、50……圧縮伸
長回路。

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−139478（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−6376（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−6382（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−6965（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−231683（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−74154（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−267165（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−228327（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−4334（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−193198（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G06T 11/60 G06T 3/40 G06T 17/30

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】第１及び第２の画像データを記憶する記憶
   手段と、 この記憶手段から所定の画像データを検索する検索手段
   と、 第１の表示領域及びこの第１の表示領域と異なるサイズ
   の第２の表示領域を有する表示手段と、 前記検索手段により前記第１の画像データが検索された
   とき、この第１の画像データに基づく第１の画像を第１
   の拡大／縮小率で前記第１の表示領域に表示させ、前記
   第１の画像データに続いて前記第２の画像データが検索
   されたとき、前記第１の画像を前記第１の拡大／縮小率
   と異なる第２の拡大／縮小率で前記第２の表示領域に表
   示させるとともに、前記第２の画像データに基づく第２
   の画像を前記第１の拡大／縮小率で前記第１表示領域に
   表示させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。
2. 【請求項２】第１及び第２の画像データを記憶する記憶
   手段と、 この記憶手段から所定の画像データを検索する検索手段
   と、 第１の表示領域及びこの第１の表示領域より小さい第２
   の表示領域を有する表示手段と、 前記検索手投により前記第１の画像データが検索された
   とき、この第１の画像データに基づく第１の画像を第１
   の拡大／縮小率で前記第１の表示領域に表示させ、前記
   第１の画像データに続いて前記第２の画像データが検索
   されたとき、前記第１の画像を前記第１の拡大／縮小率
   より低い第２の拡大／縮小率で前記第２の表示領域に表
   示させるとともに、前記第２の画像データに基づく第２
   の画像を前記第１の拡大／縮小率で前記第１表示領域に
   表示させる制御手投と、 を具備したことを特徴とする画像処理装置。