JP2856001B2 - 基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送方法

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JP2856001B2 JP27329492A JP27329492A JP2856001B2 JP 2856001 B2 JP2856001 B2 JP 2856001B2 JP 27329492 A JP27329492 A JP 27329492A JP 27329492 A JP27329492 A JP 27329492A JP 2856001 B2 JP2856001 B2 JP 2856001B2
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体基板やマスク等
の基板の搬送方法に関する。近年,半導体デバイスの高
集積化,微細化にともない,半導体基板やマスクもその
表面のみならず, 裏面のクリーン化も併せて要求されて
いる。
【0002】そのため, 基板の搬送方法においても, 基
板の裏面への接触を極力少なくする必要がある。
【0003】
【従来の技術】図3は従来例の説明図である。図におい
て、11は基板、12は、13はアーム、14は基台、15はベ
ルト、16はプーリ、17はモータ、18はエアベアリング、
19は搬送台である。
【0004】従来,半導体基板等の基板の搬送におい
て, 基板を移動させる方式としては,図3(a)に示す
ようなウォーキングビーム方式, 図3(b)に示すよう
なアーム方式,図3(c)に示すようなベルト方式,図
3(d)に示すようなエアベアリング方式(圧縮空気に
よる浮上搬送)等があった。
【0005】この内,図3(d)に示す搬送台19表面に
エアベアリング18の機構を有する,圧縮空気による浮上
搬送方式が,基板11の裏面と搬送台19表面の接触の点に
おいては最小となるが,位置決め停止時に搬送台19の表
面と面接触となり,ゴミの付着が多くなってしまう。ま
た,基板11の停止時の接触を減少させるため,基板保持
ピン等の突起物を設けると,搬送時に基板11と接触して
基板11の搬送ができなくなる。この為,近年この方法は
非接触であるにもかかわらず使用されなくなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように,圧縮空気
による浮上搬送方式は,基板停止時の面接触の問題のた
め,面接触を点接触にするために突起物を設けると搬送
時の接触により搬送が出来ないといった問題で,構造的
にも簡易で,搬送スペースも最小で済むという特徴を有
しながらも,近年では殆ど使用されていない。
【0007】本発明は上記の問題点を鑑み,基板保持ピ
ン等の突起物が設けられていても,搬送がスムーズに行
なえる方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図において,1は基板,2は圧縮空気,3は
エアベアリング機構,4は搬送台,5は搬送レール,6
は基板保持ピン,7は基板位置決めピンである。
【0009】上記の問題点を解決する方法として,本発
明では,図1に示すように,基板1が圧縮空気2により
浮上搬送するエアベアリング機構3を搬送レール5内に
設け,且つ,搬送レール5を基板1の搬送,基板1の保
持,基板1の停止にそれぞれ対応して,随時,搬送台4
に対して上昇・下降するようにする。
【0010】即ち,本発明の目的は,図1に示すよう
に,基板1を圧縮空気2により浮上搬送するエアベアリ
ング機構3を有し,且つ,搬送台4に対して上昇下降可
能な搬送レール5と, 基板保持ピン6と,基板位置決め
ピン7とを搬送台4上に設け,搬送レール5の上昇によ
り, エアベアリング機構3を作動させて,基板1を基板
保持ピン6に接触させずに搬送し, 基板位置決めピン7
により定位置において停止するように, また, 搬送レー
ル5の下降により, 基板1を基板保持ピン6上に保持す
るようにすることにより達成される。
【0011】
【作用】本発明では,図1に示すように,搬送時には搬
送レールが基板保持ピン等の突起物より上昇するため,
非接触となり,位置決めピンにより停止位置で停止し,
その後,搬送レールが突起物より下降し,半導体は突起
物より保持されるため,点接触となる。
【0012】
【実施例】図2は本発明の一実施例の説明図である。図
において,1は基板,2は圧縮空気,3はエアベアリン
グ機構,4は搬送台,5は搬送レール,6は基板保持ピ
ン,7は基板位置決めピン,8は冷熱板,9は基板感知
器,10は基板上昇ピンである。
【0013】図2(a)に示すように,基板1の搬送時
には, 搬送レール6の全体が装置の中にあるモータの駆
動により上昇し,図2(b)に拡大部分図で示すよう
に,搬送レール5の表面に設けられたエアベアリング機
構3の2列に10〜15mm間隔で並んでいる 0.5mmφの穴か
ら圧縮空気2が1〜3kg/cm2 の圧力で噴出して,
基板1を搬送方向に搬送する。同時に上昇している位置
決めピン7により停止すると,搬送レール5は下降し,
基板保持ピン6の上に基板1が保持されて,冷熱板8に
より加熱処理が行われる。
【0014】所定の時間,基板1の加熱処理を行った
後, 搬送レール5が再び上昇し, エアベアリング機構3
の作動によって,次の工程へ搬送される。熱処理の場
合, 次の工程のトラブル等により, 処理時間が終了して
も, 次工程に搬送できない場合には,基板上昇ピン10に
より高く持ち上げて, 冷熱板8より遠ざけて待機するこ
とも出来る。
【0015】熱処理中に用いる基板保持ピン6は加熱温
度等の処理の再現性を良くするため,上下動はしない
で,固定式としている。尚, 前述の実施例では, 基板1
の熱処理を行う場合を示しているが, 単なる基板1の受
渡し搬送にも勿論使用が可能である
【0016】
【発明の効果】本発明によれば, 以上説明したように,
基板裏面との接触面積を減少し,半導体やマスク裏面の
微細なゴミ等のパーティクル量は,従来に比べて1/4
に減少した。
【0017】このように,基板裏面のクリーン化に寄与
するとともに, 搬送機構が加熱等の基板処理部の前後に
不用なため, 装置スペースが他の装置に比較して少なく
て済むなど, 半導体デバイスの歩留り向上, 設備のコン
パクト化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の一実施例の説明図
【図3】 従来例の説明図
【符号の説明】
1 基板 2 圧縮空気 3 エアベアリング機構 4 搬送台 5 搬送レール 6 基板保持ピン 7 基板位置決めピン 8 冷熱板 9 基板感知器 10 基板上昇ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 51/03 H01L 21/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(1) を圧縮空気(2) により浮上搬送す
    るエアベアリング機構(3) を有し、且つ、搬送台(4)
    対して上昇下降可能な搬送レール(5) と、基板保持ピン
    (6)と、基板位置決めピン(7) とを該搬送台(4) 上に設
    け、該搬送レール(5) の上昇により、該エアベアリング
    機構(3) を作動させて、該基板(1) を該基板保持ピン
    (6) に接触させずに搬送し、該基板位置決めピン(7) に
    より定位置において停止するように、また、該搬送レー
    ル(5) の下降により、該基板(1) を該基板保持ピン(6)
    上に保持するようにすることを特徴とする基板搬送方
    法。
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JP3682396B2 (ja) * 2000-02-24 2005-08-10 東レエンジニアリング株式会社 薄板状材の定点搬送装置

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