JP2854594B2 - 自動二輪車の方向指示器配置構造 - Google Patents

自動二輪車の方向指示器配置構造

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JP2854594B2 JP1041315A JP4131589A JP2854594B2 JP 2854594 B2 JP2854594 B2 JP 2854594B2 JP 1041315 A JP1041315 A JP 1041315A JP 4131589 A JP4131589 A JP 4131589A JP 2854594 B2 JP2854594 B2 JP 2854594B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動二輪車に方向指示器を配置するための
構造に関し、特にシート下方を車体カバーで囲んだ構造
の自動二輪車の場合に好適な配置構造に関する。
〔従来の技術〕
自動二輪車の後部には方向指示器が配設されており、
この方向指示器を、シートの下方を車体カバーで囲んだ
型式の自動二輪車に配設する場合の構造として、従来、
例えば特開昭61−139571号公報に記載されたものがあ
る。これは、方向指示器を車体カバーに直接取り付け
た、いわゆるビルトオンタイプの構造となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところでスクータ型自動二輪車のように、シート下方
部分を比較的大型の車体カバーで囲んだ構造の自動二輪
車においては、例えばエンジン,気化器等の点検整備時
に上記車体カバーを取り外す必要が生じる場合がある。
このような自動二輪車において、上述のビルトオンタイ
プの方向指示器配置構造を採用すると、車体カバー取り
外し時に方向指示器用ワイヤハーネスが該車体カバーに
引きずられることから、上記車体カバーの着脱作業性が
低下し易い問題がある。
上記方向指示器を車体フレームに直接又はブラケット
を介して取り付け、該方向指示器又はブラケットを車体
カバーに形成された穴から外方に突出させるように構成
すれば、上記作業性の問題は解消できると考えられる。
しかしこのようにすると、該方向指示器又はブラケット
と上記穴との位置合わせの問題が生じるとともに、該車
体カバーの方向指示器付近の一体感が損なわれ、外観が
低下し易い。
一方、上記方向指示器の配置にあたってはできるだけ
高所に、かつ左,右の間隔を広くしたいという要請があ
るが、このようにすると、上述のビルドオンタイプの場
合車体カバーが大型化するという問題がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
車体カバーの着脱作業に支障がなく、また位置合わせの
問題が生じることもなく、さらに車体カバーを大型にす
ることなく方向指示器の配置高さ、左,右間隔を広くす
ることができる自動二輪車の方向指示器配置構造を提供
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、シートの下方を下側ほど車幅方向に広がる
樹脂製の車体カバーで囲み、該車体カバーと上記シート
との境界付近を車体フレームに固定された補強部材で覆
うとともに、車体の後部に左右一対の方向指示器を配設
した自動二輪車において、上記補強部材を、上記シート
の左右両側から後部に渡る部分を取り囲む平面視略U字
状で、かつ上記シートの側部下縁付近から車幅方向外方
に車体カバーの下部と略同じ幅に幅広く延びる形状に形
成し、上記車体カバーの上部の左,右両外側方であって
該車体カバーの側面と上記補強部材とで挟まれた空間に
上記左,右の方向指示器をそれぞれ配置して該左,右の
方向指示器の上方から側方を上記補強部材で覆い、上記
左,右の方向指示器を上記補強部材の内面に固定するこ
とを特徴とする自動二輪車の方向指示器配置構造であ
る。
ここで本発明における補強部材には、例えば該自動二
輪車をメインスタンドで自立させる場合に手を掛けるた
めのスタンディングハンドル、及び該ハンドルと後部乗
員が走行中に把持するアシストグリップとを一体形成し
たもの等が含まれる。
また、補強部材と車体カバーとで挟まれる空間に方向
指示器を配置して該方向指示器の上方から側方を覆うと
は、少なくとも方向指示器の一部を該空間に位置させ、
該一部の上方から側方を覆えばよく、必ずしもその全部
を該空間内に位置させ、該全部の上方から側方を覆う必
要はない。
〔作用〕
本発明に係る方向指示器配置構造によれば、車体カバ
ーとシートとの境界付近を覆う補強部材に方向指示器を
取り付けたので、車体カバーの取り外し作業に方向指示
器が支障をきたすことはなく、該カバーの着脱作業性を
確保できる。また、車体カバーに方向指示器又はブラケ
ット用の穴を形成する必要はなく、勿論位置合わせ上
の、ひいては外観上の問題が生じることはなく、外観の
一体感が得られ、デザイン性を向上できる。
また、車体カバーを大型にすることなく方向指示器の
配置位置を高くできるとともに、左,右の方向指示器の
間隔を広くすることができる。さらにまた、本発明で
は、方向指示器の外側に補強部材が位置しているので、
例えば転倒時にはこの補強部材が方向指示器の保護部材
として作用し、該方向指示器の破損を防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例による自動二
輪車の方向指示器配置構造を説明するための図である。
図において、1は本実施例が適用されたスクータ型自
動二輪車であり、これの車体フレーム2はメインパイプ
2eの後端に左,右一対のサイドパイプ2aを接続し、該接
続部付近を下方に湾曲させたいわゆるアンダーボーン型
構造となっている。上記メインパイプ2eの前端に接続さ
れたヘッドパイプ2fによって、下端で前輪3を軸支する
前フォーク4が左右に操向自在に支持されており、該前
フォーク4の上端には操向ハンドル5が固定されてい
る。そしてこの車体フレーム2の前部及び前フォーク4
の上部廻りは、樹脂製の前部車体カバー11で囲まれてい
る。
また、上記サイドパイプ2aによって、後端で後輪7を
軸支するユニットスイング式エンジンユニット6の前端
が上下に揺動自在に支持されている。なお8はクッショ
ンユニット、9はエアクリーナである。
そして上記サイドパイプ2aの上方にはシート10が配設
されており、該シート10の下方部分は樹脂製の後部車体
カバー12で囲まれている。この後部車体カバー12内には
小物入れ14が配設されており、該小物入れ14の前側に一
体形成されたバッテリケース14a内にはバッテリ15が収
容配置されている。また該バッテリケース14aの左側方
にはオイルタンク26が配設されている。
そして上記シート10と後部車体カバー12との境界の後
半部分を覆うように補強板13が配設されている。この補
強板13は、上記境界の左,右側部分を覆うスタンディン
グハンドル部13cと、該両部分の後端間を接続し、上記
境界の後側部分を覆うアシストグリップ部13dとをアル
ミ合金鋳物で一体形成したものであり、平面視略U字状
をなしている。このスタンディングハンドル部13cの後
端及び前端に一体形成されたブラケット部13f,13gが、
上記サイドパイプ2aの後端付近に溶接固定さた支持ブラ
ケット2c,2bにボルト締め固定されており、これにより
該補強板13は左,右のサイドパイプ2aで支持され、かつ
該両パイプ2a同士を連結している。
上記アシストグリップ部13dは、2名乗車時に後席乗
員が把持することにより身体を安定させるためのもので
あり、シート10の後部上面に続いて後方に延びている。
なお、18は上記アシストグリップ部13dの下面の空間を
覆うカバーである。また、上記スタンディングハンドル
部13cは、車両を移動させるとき、あるいはメインスタ
ンドで自立させるとき等に手で把持して力をかけるため
のものであり、上記シート10の側部に続いて車幅方向外
方にかつ斜め下方に滑らかに延びている。これにより該
左,右のスタンディングハンドル部13cと、上記後部車
体カバー12の後側上部との間には空間Aが形成されてい
る。
そして上記左,右の空間A内の後部に灯火器である方
向指示器16が配置されている。この方向指示器16は、上
記スタンディングハンドル部13cの内側面に突設された
支持ブラケット13a,13bにボルト17で締め付け固定され
ている。なお、2gは支持ブラケット2cの、車体カバー切
欠部12a部分に形成された導入穴であり、図示していな
いが、上記方向指示器16のワイヤハーネスはこの導入穴
2gを通って車体カバー内方に配線されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の自動二輪車1のように、エンジンユニット
6の一部を覆う比較的大型の後部車体カバー12でシート
10の下方を囲んだ場合に、該車体カバー12にビルトオン
タイプの方向指示器配置構造を採用すると、上述のよう
に、該車体カバー12の取り外しに手間取り、作業性が悪
化する問題が生じる。これに対して本実施例では、後部
車体カバー12とシート10との境界の後半部を補強板13で
覆い、該補強板13のスタンディングハンドル部13cと車
体カバー12とで挟まれる空間A内に方向指示器16を配置
し、該スタンディングハンドル部13cに固定した。従っ
て、方向指示器16のワイヤハーネス等が後部車体カバー
12を着脱する際に支障をきたすことはなく、作業性悪化
の問題を回避できる。
また、車体カバー内に位置する車体フレーム部分に方
向指示器を取り付けた場合は、上述のように、該方向指
示器又は支持ブラケットを外方に導出するための穴を車
体カバーに形成する必要があり、該穴と方向指示器等と
の位置合わせの問題が生じ、車体カバーの一体感が損な
われ、外観悪化の原因となる。しかし本実施例では、補
強板13に方向指示器16を固定したので、上記穴を車体カ
バーに開ける必要はなく、上記位置合わせ等の問題が生
じることはない。
さらにまた、上記方向指示器を車幅方向に突出して配
置した場合は、転倒時に該方向指示器が破損し易いが、
本実施例では、スタンディングハンドル部13cが方向指
示器16の保護部材となっており、該方向指示器16の破損
を防止できる。
また、上記のように方向指示器を突出させた場合は外
観上の一体観が損なわれるおそれがある。これに対して
本実施例では、車体カバー12に沿うようにスタンディン
グハンドル部13cを形成するとともに、両者間に方向指
示器16を配置したので、外観上の一体観が得られ、デザ
イン性を向上できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る方向指示器配置構造によれ
ば、シートと車体カバーとの境界付近を補強部材で覆
い、該補強部材と車体カバーとで挟まれた空間内に方向
指示器を配置し、かつ該補強部材に固定したので、車体
カバーの着脱作業性を確保でき、かつ位置合わせの問題
が無くなって外観を向上でき、車体カバーを大型にする
ことなく方向指示器の配置高さを高く、かつ左,右の間
隔を広くでき、さらに転倒時の方向指示器の破損を防止
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例による自動二輪
車の方向指示器配置構造を説明するための図であり、第
1図はその側面図、第2図はその平面図、第3図はその
背面図、第4図は該実施例構造が採用されたスクータ型
自動二輪車の左側面図である。 図において、1は自動二輪車、10はシート、12は車体カ
バー、13は補強板、16は方向指示器(灯火器)、Aは空
間である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 6/00 B62J 1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの下方を下側ほど車幅方向に広がる
    樹脂製の車体カバーで囲み、該車体カバーと上記シート
    との境界付近を車体フレームに固定された補強部材で覆
    うとともに、車体の後部に左右一対の方向指示器を配設
    した自動二輪車において、上記補強部材を、上記シート
    の左右両側から後部に渡る部分を取り囲む平面視略U字
    状で、かつ上記シートの側部下縁付近から車幅方向外方
    に車体カバーの下部と略同じ幅に幅広く延びる形状に形
    成し、上記車体カバーの上部の左,右両外側方であって
    該車体カバーの側面と上記補強部材とで挟まれた空間に
    上記左,右の方向指示器をそれぞれ配置して該左,右の
    方向指示器の上方から側方を上記補強部材で覆い、上記
    左,右の方向指示器を上記補強部材の内面に固定したこ
    とを特徴とする自動二輪車の方向指示器配置構造。
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