JP3033455U - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP3033455U
JP3033455U JP1996006678U JP667896U JP3033455U JP 3033455 U JP3033455 U JP 3033455U JP 1996006678 U JP1996006678 U JP 1996006678U JP 667896 U JP667896 U JP 667896U JP 3033455 U JP3033455 U JP 3033455U
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JP
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crankcase
starter motor
main plate
vehicle body
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JP1996006678U
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Inventor
祐二 村上
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンのクランタケース下部にスタータモー
タを取付けるに当たり、車体設計の自由度を損ねること
なくスタータモータを保護するとともに、スタータモー
タのリード線も同時に保護してリード線の配線を簡単化
することを目的とするものである。 【解決手段】クランクケース下部に固定されるアンダー
ガードを平板矩形状の主板部と主板部の左右いずれかの
側端から上方に起立する側板部とで一体に形成し、前記
主板部をクランクケースの下面前端から略水平に車体後
側に延ばしてクランクケースの下面とスタータモータを
下方から覆い、かつスタータモータのリード線を前記側
板部内側に略沿わせるとともに、前記主板部とクランケ
ース下面との間に通して車体後側へ導出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
木考案は、前後輪間の車体フレーム下方に搭載したエンジンの、クランクケー ス下部にスタータモータを取付けた自動二輪車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クランクケース下部にスタータモータを取付けた自動二輪車では、スタータモ ータが路上の突起物と衝突して破損するのを防ぐため、スタータモータの下側に 排気装置やフートレストの棒状部等の車両機能部品を配設してスタータモータを 保護するものが提案されている(特開平2−246888号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この場合、これら機能部品が配設される位置はスタータモータの保護を優先さ せるから、車両の種類や車格に応じて任意に定めることができなくなる。また、 スタータモータに電流を流すリード線はクランクケースの下部を通ってシート下 方にあるバッテリに接続されるが、前記機能部品はリード線まで保護するもので はないから、リード線は保護管を被せ、かつ垂れ下がらないようにクランクケー スにクランプ金具で数箇所固定する必要がある。そして前記機能部品が排気装置 の場合、クランプ金具による固定位置は、リード線が排気装置により過熱されな いように定められてしまうから、このものは車体設計の自由度を著しく損ねるも のである。
【0004】 本考案は、このような不具合を解消するためになされたもので、エンジンのク ランクケース下部にスタータモータを取付けるに当たり、車体設計の自由度を損 ねることなくスタータモータを保護するとともに、スタータモータのリード線も 同時に保護してリード線の配線を簡単化することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するために、本考案は前後輪間の車体フレーム下方に搭載した エンジンの、クランクケース下部にスタータモータを取付けた自動二輪車におい て、前記クランクケース下部に固定されるアンダーガードを平板矩形状の主板部 と主板部の左右いずれかの側端から上方に起立する側板部とで―体に形成し、前 記主板部をクランクケースの下面前端から略水平に車体後側に延ばしてクランク ケースの下面とスタータモータを下方から覆い、かつスタータモータのリード線 を前記側板部内側に略沿わせるとともに、前記主板部とクランケース下面との間 に通して車体後側へ導出させたことを特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る自動二輪車の実施の形態の一例を図1ないし図4によって 詳細に説明する。
【0007】 図1は本考案に係る自動二輪車の側面図、図2は本考案に係るアンダーガード を取付けた状態のエンジンの側面図、図3はアンダーガードを取付けた状態のエ シジンの底面図である。図4はアンダーガードを示す図で、同図(a)は側面図 、同図(b)は底面図、固図(c)は正面図、同図(d)は(b)図におけるD ―D線断面図である。
【0008】 これらの図において、符号1はこの実施の形態による自動二輪車を示し、この 自動二輪車1は、操向ハンドル2とシート3との間に足通し空間Sが形成される ように構成している。4はこの自動二輪車1の前輪、5は同じく後輪を示す。前 記後輪4は、フロントフォーク6を介して車体フレーム7のヘッドバイプ7aに 操舵自在に懸架され、前記後輪5は、車体フレーム7に上下方向に揺動自在なリ ヤアーム8を介して懸架されている。
【0009】 そしてこの自動二輪車1は、前記前輪4と後輪5の間となる部位の車体フレー ム7の下方にエンジン9を搭載している。このエンジン9は空冷4サイクル単気 筒型のもので、図2に示すように、クランクケース10とこのクランクケース1 0の車体前側となる端部に、車体の略前方へ突出するよう取付けたシリンダ11 とから構成している。12は前記クランクケース10に回転自在に支持させたク ランク軸、13はコンロッド、14はピストンを示す。前記クランクケース10 の下部には、スタータモータ15、フートレスト16およびアンダーガード17 などが取付けてある。
【0010】 前記スタータモータ15は、クランクケース10の下部における車体前側の端 部に取付け、前記フートレスト16は、クランクケース10の下部における車体 後側の端部に取付けている。このフートレスト16は、図3に示すように、両端 に足載せ用ゴム18を取付けた管材からなる棒状部19と、この棒状部19をク ランクケース10に固定するための取付板20とから構成している。棒状部19 は、エンジン9の下方で車体の左右方向に延びて両端がエンジン9の側方に突出 するように形成し、クランクケース10の真下となる部位に取付板20を下方か らあてがった状態で溶接している。
【0011】 前記取付板20は、板材を加圧成形することによって前記棒状部19が嵌合で きる形状に形成し、図3に示す取付状態において棒状部19より車体の前後両側 に延在する構造になっている。そして、この前後延在する部分の一部を他より延 在寸法が長くなるようなフランジ状に形成し、このフランジ部20aをフートレ スト固定ボルト21によってクランクケース10のフートレスト固定座22、2 3(図2参照)にねじ止めしている。
【0012】 このフートレスト固定座22,23は、クランクケース10の後部下面に他の 部位(クランクケース10の底壁部分)から下方へ突出するように一体に形成し ている。フートレスト固定座22は前記棒状部19より車体前側の左右2箇所に 配設し、フートレスト固定座23は棒状部19より車体後側の左右2箇所に配設 している。このため、前記フランジ部20aはフートレスト固定材22,23の 形成位置に対応するように計4箇所に形成し、前記フートレスト固定ボルト21 も計4本使用している。
【0013】 前記アンダーガード17は、図3に示すように、前記スタータモータ15とと もにクランクケース10の下面を下方から覆う構造になっており、前端部と後端 部をクランクケース10の下部に固定している。このアンダーガード17の詳細 な構造を図4によって説明する。
【0014】 アンダーガード17は、金属製板材を加圧成形することによって、略平板矩形 状の主板部17aと、この主板部17aの車体前側の端部から上方へ起立する起 立部17bと、主板部17aの車体左側の端部から上方へ起立する側板部17c とを一体に形成し、前記主板部17aおよび起立部17bの略全域に丸孔24を 多数穿設している。また、このアンダーガード17は、前記主板部17aの車体 後側の端部における左右両側に透孔25を穿設するとともに、前記起立部17b の車体右側と車体左側の端部に取付ブラケット26,27を突設している。
【0015】 このように形威したアンダーガード17は、主板部17aの後端部を前記フー トレスト16とともにクランクケース10の後側下端部に固定し、起立部17b の取付ブラケット26,27をアンダーガード固定ボルト28(図2参照)によ ってクランクケース10の下端部前面に固定する。
【0016】 この実施の形態では、アンダーガード17の前記主板部17aの後端部をクラ ンクケース10に固定するに当たっては下記のようにして行う。
【0017】 すなわち図2に示すように、先ずフートレスト16の前記取付板20をクラン クケース固定座22,23に下方からあてがい、この取付板20における棒状部 19より車体前側に位置づけられた2箇所のフランジ部20aに、主板部17a の後端部を下方から重ねる。そして、フートレスト固定ボルト21を主板部17 aの透孔25に下方から挿通させて主板部17aおよびフランジ部20aに貫通 させ、フートレスト固定座22に螺着させる。
【0018】 このようにアンダーガード17をクランクケース10に取付けることにより、 アンダーガード17はクランクケース10の下面の前端から略水平に車体後側へ 延びてフートレスト16の取付板20に連なるようになる。
【0019】 また、この実施の形態では、スタータモータ15のリード線15aを前記アン ダーガード17の主板部17aとクランクケース下面との間に通して車体後側へ 導出させ、シート3下方のバッテリに接続している。なお、、このリード線15 aは、図3に示すように、アンダーガード17の側板部17cの内側に略沿うよ うに配線している。
【0020】 このように、フートレスト16とアンダーガード17を取付けたエンジン9は 、フートレスト16の取付板20とアンダーガード17とによって、スタータモ ータ15とともにクランクケース10の下面の略全域が覆われる。
【0021】 従って、クランクケース19の下側に無用な凹凸がなくなるから、このエンジ ン9を搭載した自動二輪車1が、エンジン下部に当たるような突起物を乗り越え ると前記アンダーガード17および前記取付板20が前記突起物上を滑るように なる。
【0022】 また、この実施の形態では、アンダーガード17に丸孔24を多数穿設してい るので、これによって軽量化が図られる。しかも、アンダーガード17は主板部 17aの車体左側の端部から上方へ起立する側板部17cを一体に形成している から剛性が増大し、クランクケース10の下部に取付けられたスタータモータ1 5を確実に保護する。この場合、スタータモータ15の下側に排気装置やフート レストの棒状部19等の車両機能部品を配設して保護するもののように、保護を 優先するため、これら構能部品の位置が固定化されて車体設計の自由度が著しく 損なわれることはない。しかも、アンダーガード17の主板部17aと側板部1 7cはスタータモータ15のリード線15aの案内と保護の役割をするから、リ ード線15aに保護管を被せクランクケース10にクランプ金具で数箇所固定す る必要もなく配線が簡単となる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る自動二輪車は、前後輪間の車体フレーム下方 に搭載したエンジンの、クランクケース下部にスタータモータを取付けた自動二 輪車において、前記クランクケース下部に固定されるアンダーガードを平板矩形 状の主板部と主板部の左右いずれかの側端から上方に起立する側板部とで一体に 形成し、前記主板部をクランクケースの下面前端から略水平に車体後側に延ばし てクランクケースの下面とスタータモータを下方から覆い、かつスタータモータ のリード線を前記側板部内側に略沿わせるとともに、前記主板部とクランケース 下面との間に通して車体後側へ導出させたことを特徴とするものである。
【0024】 従って、エンジンのクランクケース下部にスタータモータを取付けるに当たり 、スタータモータの下方に排気装置やフートレストの棒状部等の車両機能部品を 配設してスタータモータを保護するものでないから、車体設計の自由度を損ねな く、しかもアンダーガードは主板部と側板部を形成して剛性を増大し保護を確実 に行なうとともに、この部分でスタータモータのリード線の案内と保護の役割を させてリード線の配線の簡単化を図ることができる.
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動二輪車の側面図である。
【図2】本考案に係るアンダーガードを取付けた状態の
エンジンの側面図である。
【図3】アンダーガードを取付けた状態のエンジンの底
面図である。
【図4】アンダーガードを示す図である。
【符号の説明】
7・・・車体フレーム 10・・・クランクケース 15・・・スタータモータ 15a・・・リード線 16・・・フートレスト 17・・・アンダーガード 17a・・・主板部 17c・・・側板部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後輪間の車体フレーム下方に搭載したエ
    ンジンの、クランクケース下部にスタータモータを取付
    けた自動二輪車において、 前記クランクケース下部に固定されるアンダーガードを
    平板矩形状の主板部と主板部の左右いずれかの側端から
    上方に起立する側板部とで一体に形成し、 前記主板部をクランクケースの下面前端から略水平に車
    体後側に延ばしてクランクケースの下面とスタータモー
    タを下方から覆い、 かつスタータモータのリード線を前記側板部内側に略沿
    わせるとともに、前記主板部とクランケース下面との間
    に通して車体後側へ導出させたことを特徴とする自動二
    輪車。
JP1996006678U 1996-07-11 1996-07-11 自動二輪車 Expired - Lifetime JP3033455U (ja)

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