JP2853962B2 - ノズル移動連続打設装置 - Google Patents

ノズル移動連続打設装置

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JP2853962B2 JP5039194A JP5039194A JP2853962B2 JP 2853962 B2 JP2853962 B2 JP 2853962B2 JP 5039194 A JP5039194 A JP 5039194A JP 5039194 A JP5039194 A JP 5039194A JP 2853962 B2 JP2853962 B2 JP 2853962B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一系列のコンクリート
輸送ラインにより複数のコンクリート打設位置へコンク
リートを運搬し打設するノズル移動連続打設装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建設工事等において、広範囲に多量のコ
ンクリートを打設する場合、コンクリートポンプを搭載
したブーム付きのコンクリートポンプ車により打設さ
れ、打設位置の移動はブームの起伏旋回により行う技術
は知られている。
【0003】また、ブーム付きコンクリートポンポプ車
ではカバーできないほどの面積、あるいは打設位置がコ
ンクリートポンプと離れている場合等は、ポンプから地
上配管にてコンクリートを運搬し、配管先端部を接続、
取外し等により移動させて打設する技術もまた知られて
いる。
【0004】そして、コンクリート性状がポンプ輸送に
適さない場合のコンクリート打設や配管不可能な地理的
条件の場合は、コンクリートバケットによる台車運搬や
クレーンでの吊下げ運搬等があり、目的地でバケットの
底開き装置や横転装置等でダンプされる等多岐に亙り、
最近ダム等に於いてはダンプトラックやコンベア等によ
る運搬排出方法も行われてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンク
リートの運搬方法としては、バケットやダンプトラック
を使用する方法はコンクリート性状に左右されず任意の
位置に移送可能であるが、断続運搬となり、空バケット
移動、コンクリート積込み、排出等を考慮すると効率が
悪い。
【0006】コンクリートポンプ打設の場合、連続打設
であり、運搬中のコンクリート性状の変化も少なく、打
設エリアに運搬するためのスペースも小であるがコンク
リートをポンプ輸送するための性状の制約を受け、コン
クリートの供給待ち、打設段取り待ち等のために配管内
閉塞の危険性が常にある。
【0007】また、ベルトコンベア輸送は、コンクリー
ト性状による制約や、打設状況による閉塞の危険性も少
なく、連続輸送であるので効率は高いが、打設の進行に
伴う平面的な打設位置および打設高さの移動が大段取り
であり、大規模設備であるので、他工種への影響が大で
ある。また、運搬時や、装置乗継部におけるコンクリー
ト性状の変化も考慮することが必要である。
【0008】したがって、本発明は、上記の課題を解決
する配管内閉塞の危険がなく、運搬中のコンクリートの
性状変化が少ない効率のよいノズル移動連続打設装置を
提供する事を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一系列
のコンクリート輸送ラインにより一定範囲のコンクリー
ト打設位置へコンクリートを運搬し打設するノズル移動
連続打設装置において、ノズルをコンクリート打設範囲
に移動するホースの繰出し・繰入れ手段とコンクリート
ポンプとを固定配管で接続し、前記ホースの繰出し・繰
入れ手段が打設範囲に対応して走行する走行レールを設
け、そして前記ホースの繰出し・繰入れ手段は、ホース
ベア方式あるいはホースリール方式で構成されている。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用効果の説明】本発明は上記のように構成されてい
るので、コンクリート打設する一定範囲の一端にノズル
を移動し、コンクリートポンプを駆動してコンクリート
を吐出しながらホースを繰入れ・繰出し手段により繰入
れながらノズルを移動し、さらに最も繰入れた位置から
繰出しながらノズルをさらに移動しつつ一定範囲の他端
まで連続打設することができる。したがって、コンクリ
ートが配管内で閉塞する危険はなく、性状変化も心配な
く効率のよいコンクリート打設ができる。
【0014】また、打設リフト等大きく変更する場合
は、ホースの繰出し・繰入れ手段の装置をレールごと移
動し盛替え、コンクリート打設を再開すればよい。
【0015】さらに、コンクリートを打設する一定範囲
が、曲線状の場合は繰出し・繰入れ手段が走行するレー
ルをその形状に対応するよう構成すればよい。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0017】図において、同じ機能を有する部材には同
じ符号を付して、その都度の説明は省略する。
【0018】図1はホースの繰出し・繰入れ手段である
ホースベア方式の例を示し、柱・フレームFには上部走
行レール1と下部走行レール2とが固着され、コンクリ
ートを吐出するノズル9が取付けられたブラケット8は
吐出口台車3に固着されている。その台車3は上部レー
ル1の上面に走行自在に走行ローラ4で支持され、駆動
装置6で駆動されると共に縦ローラ5と7とにより走行
ローラ4が脱輪しないよう下部レール2と上部レール1
とに支持されている。
【0019】また、前記ノズル9はフレキシブルホース
10に連結され、そのホース10はホースのガイドロー
ラ支持フレーム14に設けられたガイドローラ13に支
持され折返しドラム11で折返して、コンクリートポン
プPからの固定配管12と接続部12aで接続されてい
る。そして、折返しドラム11の内径はドラム走行台車
15に設けられた支持アーム22に取付けられた複数
(図示の例では4個)の旋回ガイドローラ19に旋回自
在に取付けられ、前記ドラム走行台車15は複数の走行
ローラ18により上部走行レールに走行自在に支持さ
れ、上部竪ローラ16と下部竪ローラ17とにより、走
行ローラ18が上部走行レールから脱輪しないよう支持
され、駆動装置20で駆動されている。
【0020】なお、符号21は駆動動力ケーブル用リー
ルを示している。
【0021】したがって、コンクリート打設エリア脇に
本設備を設置し、コンクリートポンプPとホース10と
を固定配管12を介して接続し、図2をも参照して、ま
ず打設位置AからコンクリートポンプPを運転開始して
打設を始め、吐出口台車3を駆動装置6により打設位置
Bの方向(図では左方向)に移動しながらコンクリート
を連続打設する。同時にホース10が弛まないよう吐出
口台車3の移動速度の1/2の速度で折返しドラム走行
台車15をBの方向に移動する。そして、打設位置Bに
達するまでコンクリートを連続打設でき、必要に応じA
方向に折返してそのまま打設することもできる。それゆ
え、コンクリートの閉塞の危険はない。図3は、ホース
の繰出し・繰入れ手段がホースリール方式により構成さ
れた例を示し、前記ホースベア方式と同様に、上部走行
レール1と下部走行レール2とに走行ローラ18と上部
竪ローラ16、下部竪ローラ17とにより支持されたホ
ースリール台車15には支持フレーム26に設けられた
旋回ガイドローラ19に旋回自在にホースリール22が
取付けられ、そのホースリール22にはホース10が巻
き取られるよう構成されている。そして、そのホース1
0の一端は図示しないコンクリートポンプPに連結され
ている固定配管12に接続部12aで接続され、その他
端はホースリール22のセンターにスイーベルジョイン
トを介して設けられたノズル9に接続されている。
【0022】したがって、ホースリール22に巻き取ら
れているホース10を巻戻して打設位置Aにおいてコン
クリートポンプPを運転してコンクリート吐出を開始
し、ノズル9からコンクリートを吐出しつつホースリー
ル22にホース10を巻取りながら図の左方向に移動
し、固定配管12との接続部12aの付近からは再びホ
ースを繰出しながらさらに左方向に移動し、打設位置B
に達するまで連続打設できる。
【0023】よって、コンクリートが配管内で閉塞する
危険はなく、効率のよい連続打設が可能となる。
【0024】また、いずれの例の場合も、打設場所が、
例えば円弧状の場合はレールを円弧状に曲げて対応すれ
ばよく、打設位置や高さの変更に際しては、レールを含
む走行部ごと移動し盛り替えればよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、以下の優れた効果を奏する。
【0026】(1)打設時は1か所のノズルから連続吐
出し、ノズルを移動して打設するので閉塞の危険はな
い。
【0027】(2)打設位置が固定であればその形状に
対応でき、特に円周状の側壁の場合は打設位置を移動し
盛り替えることが容易である。
【0028】(3)連続打設で効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すホースベア方式の斜視
図。
【図2】ホースベア方式の作動の態様を示す図。
【図3】本発明の第2実施例であるホースリール方式の
作動の態様を示す図。
【符号の説明】
1…上部走行レール 2…下部走行レール 3…吐出口台車 4、18…走行ローラ 5、17…下部竪ローラ 6、20…駆動装置 7、16…上部竪ローラ 9…ノズル 10…フレキシブルホース 11…折返しドラム 14…ガイドローラ支持フレーム 15…折返しドラム支持台車 19…旋回ガイドローラ 22…ホースリール 25…ホースリール台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一系列のコンクリート輸送ラインにより
    一定範囲のコンクリート打設位置へコンクリートを運搬
    し打設するノズル移動連続打設装置において、ノズルを
    コンクリート打設範囲に移動するホースの繰出し・繰入
    れ手段とコンクリートポンプとを固定配管で接続し、前
    記ホースの繰出し・繰入れ手段が打設範囲に対応して走
    行する走行レールを設け、そして前記ホースの繰出し・
    繰入れ手段は、ホースベア方式あるいはホースリール方
    式で構成されていることを特徴とするノズル移動連続打
    設装置。
JP5039194A 1994-03-22 1994-03-22 ノズル移動連続打設装置 Expired - Fee Related JP2853962B2 (ja)

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