JP3153766B2 - 長尺物運搬台車 - Google Patents

長尺物運搬台車

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JP3153766B2 JP16865496A JP16865496A JP3153766B2 JP 3153766 B2 JP3153766 B2 JP 3153766B2 JP 16865496 A JP16865496 A JP 16865496A JP 16865496 A JP16865496 A JP 16865496A JP 3153766 B2 JP3153766 B2 JP 3153766B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として地下工事
における型鋼等の長尺物の運搬に用いられる長尺物運搬
台車に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の地下階を構築する場合、図9に示
すように、柱となる型鋼56を間隔Wが4〜5m程度に
なるように埋設した後、掘削機57により柱56間を掘
削してクラムシェル等により地上に排土した後、該柱5
6の露出している部分間に上下の梁40間の間隔H1が
最低2.5m以上となる間隔で架設する。この架設作業
は、底面58上の据付機49のチャック装置50により
梁40を把持して取付け箇所に据え付け、ボルト、ナッ
トによって固定することにより行う。所定の階について
このような作業が終了したら、さらに1階分の深さH2
だけ掘削して、さらに下方の梁を架設することにより、
骨組を構築していく。
【0003】このような地下工事を行う場合、構築され
る建物の面積が広いと、地上のクレーン(図示せず)に
より型鋼40を吊り下す場所と、掘り進まれた地下面に
おいて梁を組みつける据付機49との距離が長くなるた
め、型鋼の吊り下し場所から梁を施工する場所まで型鋼
を運搬する運搬台車が必要となる。
【0004】このような長尺物運搬台車として、従来
は、履帯式下部走行体上に旋回装置を介して平板状の荷
台を設置し、その荷台上に型鋼等を搭載するように構成
したものがある。
【0005】また、運搬台車を専用の台車として構成す
るのではなく、型鋼の据付機49に運搬台車機能を持た
せるため、型鋼を載せる荷台を多関節アーム上に設置す
ると共に、下部走行体の左右のサイドフレーム間に凹部
を形成し、走行時には多関節アームを折り畳んで前記凹
部に収容し、荷台の高さを低くして型鋼を運搬するよう
にしたものが提案されている(特開平7−69593号
公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、平板状の荷台
上に長尺物を搭載するものは、荷台上に長尺物を載せる
ためのクレーンが必要であり、また、取付け場所に長尺
物を降ろす場合にもクレーンが必要となり、工事のため
に運搬台車とクレーンを併せ備える必要がある。また、
前記公報に記載のように、据付機の荷台の高さを低くす
ることを可能としたものにおいては、1本ずつ型鋼を運
搬するものであるから、型鋼等の集積場所と型鋼の取付
け箇所との距離が長い場合、能率が悪くなる。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、クレーン等
他の機械を必要とすることなく、能率良く長尺物を運搬
することができる長尺物運搬台車を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部走行体上
に、旋回装置を介して、長尺物を載置する荷台を設置
し、前記荷台の端部に、該荷台より下になり、荷台の旋
回におい下部走行体に衝突しないように下部走行体から
離してクレーンの取付け台を取付けると共に、該取付け
台に、旋回装置を介してクレーンを取付けたことを特徴
とする(請求項1)。また、前記取付け台を荷台に対し
て着脱自在に取付けたことを特徴とする(請求項2)。
また、前記荷台に、油圧シリンダにより荷台の外側から
内側に移動させることにより長尺物を把持する把持体を
取付けたことを特徴とする(請求項3)。
【0009】また、前記荷台を、固定枠と該固定枠に対
してアクチュエータにより左右に出没自在に設置された
可動枠とにより構成すると共に、前記可動枠に長尺物を
把持する把持体を設けたことを特徴とする(請求項
4)。また、前記荷台の中央側に、把持体との間で長尺
物を挟むストッパを設けたことを特徴とする(請求項
5)。さらに、下部走行体のトラックフレームに、下部
走行体の端部から突出しないように、動力装置、タンク
および制御装置を搭載したことを特徴とする(請求項
6)。さらにまた、前記クレーンが伸縮ブームを有し、
該ブームを荷台上に載せた状態における総高を2.5m
以下に設定したことを特徴とする(請求項7)。
【0010】
【作用】請求項1においては、長尺物の集積箇所におい
て、荷台に取付けたクレーンによって運搬台車の荷台上
に長尺物を載せ、下部走行体の作動により走行させて長
尺物の施工場所等に運び、施工場所において荷台上のク
レーンにより長尺物を降ろすか、あるいは据付機等によ
り長尺物を把持させて荷台から降ろす。また、下部走行
体から離してクレーンの取付け台を取付けたので、荷台
の旋回時に取付け台が下部走行体に衝突しない。また、
前記荷台より低い位置にクレーンの取付け台を取付けた
ので、クレーンのブームを伏せた姿勢を低い姿勢とする
ことができる。
【0011】請求項2においては、取付け台を荷台に対
して着脱自在としたので、現場の状況に応じてクレーン
を取付けた状態で作業するか、クレーンを外した状態で
作業するかを選択できる。現場においてクレーンにより
荷台への積み込みが有利となる場合には、荷台から取付
け台と共にクレーンを取り外して軽量でかつ小型化され
た動き易い運搬専用機として使用する。一方、積み込み
用のクレーンがない現場においては、荷台に取付け台と
共にクレーンを取付けて使用する。
【0012】請求項3においては、長尺物の集積箇所に
おいてクレーン等によって運搬台車の荷台上に通常は複
数本の長尺物を並べて載せ、把持体をアクチュエータで
移動させることによって荷台上の長尺物を締め付けて把
持し、下部走行体の作動により走行させて長尺物の施工
場所等に運び、施工場所において長尺物の側面が据付機
の方向に向くように荷台を旋回させ、把持体を緩め、据
付機により長尺物を把持させるか、あるいは荷台に取付
けたクレーンにより長尺物を地面に降ろす。
【0013】請求項4においては、運搬台車の通路が狭
い場合には、荷台の幅を小さくして走行し、通路が広い
場合には、荷台の幅を広げて多くの長尺物を載置して運
搬することが可能となる。
【0014】請求項5においては、荷台の中央側のスト
ッパに対して両側から長尺物を寄せて固定する。据付場
所においては、荷台の側面を据付機側に向け、荷台上の
片側の長尺物を降ろした後は、荷台を180度旋回させ
て反対側の長尺物を据付機側に向け、据付機による把持
を容易化して把持させることができる。
【0015】請求項6においては、下部走行体のトラッ
クフレームに、下部走行体の端部から突出しないよう
に、動力装置と油圧装置とを搭載したので、これらの衝
突による損傷が防止されると共に、全旋回によっても取
付け台が動力装置、タンク、制御装置に衝突するおそれ
がない。
【0016】請求項7は、前記クレーンが伸縮ブームを
有するので、長尺物の積み込み積み降ろし範囲が広が
り、また、該ブームを荷台上に載せた状態における総高
を2.5m以下に設定したので、地下階工事における梁
の運搬が既設の梁等に邪魔されることなく、円滑に行え
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明による長尺物運搬台
車の一実施例を示す平面図、図2はその側面図、図3は
該運搬台車の旋回装置の縦断面を含む運搬台車の側面
図、図4(A)は荷台の正面図、図4(B)は図1のE
−E拡大断面図である。
【0018】図1、図2において、1は下部走行体であ
り、該下部走行体1はセンターフレーム2の両側にサイ
ドフレーム3を設け、サイドフレーム3に駆動輪4と従
動輪5を有し、これらに履帯6を掛け、油圧モータ(図
示せず)により駆動輪4を回転させることにより車体を
走行させるものである。センターフレーム2上には、旋
回装置7を介して荷台8を設置する。荷台8の端部には
旋回装置60を介してクレーン61を取付ける。
【0019】左右のサイドフレーム3、3間には、旋回
装置7の前側に、油圧ポンプと発電機とこれらを駆動す
るエンジンからなる動力装置9を、履帯6の前端部から
突出しないように設置したものに動力装置9が衝突する
ことを防止する。
【0020】左右のサイドフレーム3、3間の旋回装置
7の後側には、燃料タンクと作動油タンクからなるタン
ク類10と、無線操作信号を受信する受信機11と、受
信機からの比例電磁弁操作信号により比例電磁弁操作電
流を作る比例アンプ基板12と、比例電磁弁13と、該
比例電磁弁13により切換え制御されるコントロール弁
14等が搭載される。コントロール弁14は、下部走行
体1の走行用油圧モータ(図示せず)、旋回装置7の旋
回用油圧モータ16(図3参照)、及び後述の把持体4
1、42開閉用のアクチュエータである油圧シリンダ4
3、44を制御するものである。タンク類10等も図
1、図2に示すように、履帯6の後端部から突出しない
位置に設置する。
【0021】図3に示すように、旋回装置7は、センタ
ーフレーム2上に固定された内筒19と該内筒19の上
部に軸受20を介して結合された外筒21と、旋回用油
圧モータ16と、該油圧モータ16により回転されるピ
ニオン22と、該ピニオン22に噛合する軸受の内歯歯
車23とからなり、旋回装置7の中心部には、油圧回路
および電気回路を下部走行体1と荷台8との間で接続す
るためのセンタージョイント25が設けられる。
【0022】荷台8は、外筒21に固定される中央部の
前後2本の横枠26および中央部の左右2本の縦枠27
(図3、図4(A)、(B)参照)と、これらの縦枠2
7の前端、後端に溶接された前枠28、後枠29(図
1、図3参照)と、これらの枠28、29の外端部およ
び前記横枠26の外端部に固定された縦枠30と、前記
中央部の縦枠27上にそれぞれ上方に突出させて固定さ
れたストッパ32とからなる。図4(A)に示すよう
に、前枠28には、左右のヘッドライト33と、エンジ
ン始動中点灯するエンジン作動灯34と、運搬台車が動
作可能あるいは動作状態であることを表示する作業灯3
5が取付けられている。
【0023】図1、図2、図4(B)に示すように、縦
枠27、30上には、これらの上面から突出させるよう
に、筒状に構成された台枠37が、前後に間隔を有して
固定されている。該各台枠37内には、それぞれ2本の
摺動枠38、39が収容され、各摺動枠38、39の互
いに反対側となる一端には、型鋼40を把持するための
爪状の把持体41、42が固定されている。43、44
はそれぞれ摺動枠38、39を摺動させて型鋼40を把
持、解放するための油圧シリンダであり、該各油圧シリ
ンダ43、44は、一端を中央側縦枠27にピン付け
し、他端を摺動枠38、39に固定したブラケット4
5、46にピン付けしている。
【0024】荷台8に取付けるクレーン61は、運搬台
車の総高を低くするため、荷台8よりクレーン61の取
付け台62の位置が下になるように、荷台8から下向き
に設けた取付けフレーム63の下部に取付け台62を固
定し、該取付け台62上に、ボルト64、ナット65に
より旋回用油圧モータ付きの旋回装置60を着脱自在に
設置し、該旋回装置60上に伸縮ブーム67と起伏用油
圧シリンダ68を有するクレーン61を取付ける。
【0025】図5に示すように、伸縮ブーム67は、運
搬台車より離れた場所にある型鋼40の吊り上げあるい
は運搬台車から離れた箇所への吊り降ろしを可能とする
ために取付けられたものであり、該クレーン61は、転
倒を防止するため、左右の旋回角度θを100度以下に
制限している。また、クレーン61の伸縮ブーム67を
伏せた状態における総高H3(図2参照)は、図9に示
した梁40間の間隔H1あるいは底面58と梁40との
間隔H2(≒H1)より低く、すなわち2.5m以下に
設定する。
【0026】この運搬台車において、型鋼40を運搬す
る場合には、図9における底面58上にこの運搬台車を
降ろしておき、図4(B)に2点鎖線で示すように、無
線による遠隔操作により、油圧シリンダ43、44を収
縮させて把持体41、42を外方に移動させておき、台
枠37上のストッパ32の両側にクレーン61により型
鋼40を載せ、次に油圧シリンダ43、44を伸長させ
て把持体41、42をストッパ32に近接させる方向に
作動させることにより、型鋼40を把持体41、42と
ストッパ32との間で把持する。図示例においては、サ
イズの異なる型鋼40を、ストッパ32の左右にそれぞ
れ2本ずつ搭載した例を示している。
【0027】このようにして型鋼40を把持した状態で
走行するが、この場合、通路における通過を容易とする
ため、必要であれば旋回装置7の旋回用油圧モータ16
を作動させて荷台8を旋回させることにより、下部走行
体1の向きと型鋼40の向きを合わせ、走行させる。こ
の走行時において、型鋼40は把持体41、42とスト
ッパ32との間で把持されているので、凹凸や傾斜面走
行についても長尺物の落下のおそれなく、かつ落下につ
いて細心の注意を払うことなく、さらにワイヤ等による
固定作業を要することなく、能率良く長尺物を運搬する
ことができる。そして型鋼40の取付け場所に到達した
ら、図6(A)に示すように、据付機49に荷台8の側
面を向け、油圧シリンダ43、44を収縮させて荷台8
上の片側の型鋼40Aの把持体41または42による把
持を解き、据付機49のチャック装置50の上下の爪に
より型鋼40Aの1本を把持し、据付機49による据付
作業を行う。このチャック装置50による把持を行う場
合、台枠37の型鋼載置面が両側の縦枠30より高い位
置にあるので、図2に示すように、縦枠30と型鋼40
とのΔHで示す隙間からチャック装置50の下方の爪を
容易に挿入し、容易に把持できる。
【0028】このようにして片側の型鋼40Aを荷台8
から降ろした後は、図6(B)に示すように、荷台8を
ほぼ180度旋回させて残りの反対側の型鋼40Bを据
付機49側にして据付機49のチャック装置50により
型鋼40Bを把持する。
【0029】このように、荷台8のストッパ32の両側
に型鋼40を搭載し、旋回してチャック装置50による
把持を行うようにすることにより、据付機49のチャッ
ク装置50の到達距離の制限を受けることなく、型鋼4
0の把持を容易に行うことができる。また、ストッパ3
2を荷台8の中央部に設けることにより、荷台8の片側
だけの搭載も可能としているので、少ない本数の運搬時
にも把持体41、42で把持させて搬送することができ
る。
【0030】また、本実施例においては、クレーン61
を荷台8に対して着脱自在としたので、現場において補
機として底面58に搬入されているクレーン(図示せ
ず)により荷台8への積み込みが有利となる場合には、
荷台8からクレーン61を取り外して軽量でかつ小型化
された動き易い運搬専用機として使用し、一方、積み込
み用の補機クレーンがない現場においては、荷台8にク
レーン61を取付けて使用する。
【0031】図7(A)、(B)は本発明による運搬台
車の他の実施例をクレーンの図示を省略して示す平面図
および一部断面正面図である。本実施例は、荷台51
を、固定枠52と、左右に油圧シリンダ53により拡
大、縮小される可動枠54とにより構成し、可動枠54
には爪状または図示のような前後方向の全長にわたる板
状の把持体55を設け、枠の幅の拡大、縮小も行えるよ
うにしたものである。図7のように構成すれば、広い通
路を運搬台車が通過する場合には、荷台51を広げ、通
路が狭い場合には幅を縮小して通過することが可能とな
り、現場の状況に適合させた作業が可能となる。
【0032】図8(A)、(B)はそれぞれ本発明によ
るクレーンの他の取付け構造例を示す側面図および平面
図であり、本実施例においては、荷台8の後枠29に設
けた左右のブラケット70に、取付け台62の両側に設
けた取付け用フレーム63の上部をそれぞれ2本のピン
71により着脱自在に取付ける構造としてクレーン61
の着脱を容易にしたものである。
【0033】本発明の運搬台車は、型鋼の運搬のみなら
ず、水道管等の他の長尺物の運搬にも適用できる。ま
た、把持体の長尺物との接触面に硬質ゴムや木材等を設
ける等の変更、付加を行うようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1によれば、下部走行体上に旋回
可能に設置した荷台上にクレーンを取付けたので、クレ
ーン等他の機械を必要とすることなく、自機により荷台
への長尺物の積み込みを行うことができ、これにより能
率良く長尺物を運搬することができる。また、下部走行
体から離してクレーンの取付け台を取付けたので、荷台
の旋回時に取付け台が下部走行体に衝突するおそれがな
い。また、前記荷台より低い位置にクレーンの取付け台
を取付けたので、クレーンのブームを伏せた姿勢を低い
姿勢とすることができる。
【0035】請求項2によれば、取付け台を荷台に対し
て着脱自在に取付けたので、現場の状況に応じてクレー
ンを付けた状態で作業するか、クレーンを外した状態で
作業するかを選択することができ、運搬台車の適応性が
向上する。
【0036】請求項3によれば、荷台に、長尺物を把持
する把持体をアクチュエータにより左右に移動自在に取
付けたので、地下工事現場等において型鋼等の長尺物を
搬送する場合、凹凸や傾斜面走行についても長尺物の落
下のおそれなく、かつ落下について細心の注意を払うこ
となく、さらにワイヤ等による固定作業を要することな
く、複数本の長尺物を同時に能率良く運搬することがで
きる。
【0037】請求項4によれば、下部走行体上に、旋回
装置を介して、長尺物を載置する荷台を設置し、該荷台
を、固定枠と該固定枠に対してアクチュエータにより左
右に出没自在に設置された可動枠とにより構成すると共
に、可動枠に長尺物を把持する把持体を設けたので、請
求項1と同様の効果を上げることができる上、さらに、
運搬台車が通る現場の通路の幅に応じて荷台の幅を拡
大、縮小させることができる。
【0038】請求項5によれば、前記荷台の中央側に、
荷台の外側から内側に寄せられる長尺物を受けるストッ
パを設けたので、少ない本数の長尺物を運搬する場合で
あっても、長尺物を確実に把持した状態で運搬すること
が可能となり、また、旋回装置によって荷台を旋回させ
ることにより、荷台から長尺物を取り易い位置に位置さ
せることができ、現場における据付機等による把持が容
易となる。また、少ない本数の長尺物を把持することが
できる。
【0039】請求項6、7によれば、下部走行体のトラ
ックフレームに、下部走行体の端部から突出しないよう
に、動力装置、タンクおよび制御装置を搭載したので、
衝突によるこれらの装置の損傷を防止することができ、
かつ運搬台車を小型化できる。またクレーンの高さを含
めた総高を低くすることができるので、地下工事におい
て、上下間隔の狭い場所における通過が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による長尺物運搬台車の一実施例を示す
平面図である。
【図2】本実施例の運搬台車の側面図である。
【図3】該運搬台車の旋回装置の縦断面を含む運搬台車
の側面図である。
【図4】(A)は荷台の正面図、(B)は図1のE−E
拡大断面図である。
【図5】本実施例のクレーンの作用を説明する平面図で
ある。
【図6】(A)、(B)は本実施例の型鋼の積み降ろし
作業を説明する平面図である。
【図7】(A)は本発明の他の実施例を示す平面図、
(B)はその一部断面正面図である。
【図8】(A)は本発明のクレーンの取付け構造の他の
例を示す側面図、(B)はその平面図である。
【図9】地下工事を説明する断面図である。
【符号の説明】
1:下部走行体、2:センターフレーム、3:サイドフ
レーム、6:履帯、7:旋回装置、8:荷台、9:動力
装置、10:タンク類、11:受信機、12:比例アン
プ基板、13:比例電磁弁、14:コントロール弁、1
5:タンクおよび制御装置、16:旋回用油圧モータ、
25:センタージョイント、32:ストッパ、37:台
枠、40:型鋼、41、42:把持体、43、44:油
圧シリンダ、49:据付機、50:チャック装置、5
1:荷台、52:固定枠、53:油圧シリンダ、54:
可動枠、55:把持体、60:旋回装置、61:クレー
ン、62:取付け台、63:取付けフレーム、67:伸
縮ブーム、68:シリンダ、70:ブラケット、71:
ピン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/36 - 23/44 B60P 7/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部走行体上に、旋回装置を介して、長尺
    物を載置する荷台を設置し、前記荷台の端部に、該荷台より下になり、荷台の旋回に
    おい下部走行体に衝突しないように下部走行体から離し
    てクレーンの取付け台を取付けると共に、 該取付け台に、旋回装置を介してクレーンを取付けた
    とを特徴とする長尺物運搬台車。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記クレーンの取付け台を荷台に対して着脱自在に取付
    けたことを特徴とする長尺物運搬台車。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記荷台に、アクチュエータにより荷台の外側から内側
    に移動させることにより長尺物を把持する把持体を取付
    けたことを特徴とする長尺物運搬台車。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかにおいて、 前記荷台を、固定枠と、該固定枠に対してアクチュエー
    タにより左右に出没自在に設置された可動枠とにより構
    成すると共に、 前記可動枠に長尺物を把持する把持体を設けたことを特
    徴とする長尺物運搬台車。
  5. 【請求項5】請求項1から4までのいずれかにおいて、 前記荷台の中央側に、把持体との間で長尺物を挟むスト
    ッパを設けたことを特徴とする長尺物運搬台車。
  6. 【請求項6】請求項1から5までのいずれかにおいて、 下部走行体のトラックフレームに、下部走行体の端部か
    ら突出しないように、動力装置、タンクおよび制御装置
    を搭載したことを特徴とする長尺物運搬台車。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記クレーンが伸縮ブームを有し、該ブームを荷台上に
    載せた状態における総高を2.5m以下に設定したこと
    を特徴とする長尺物運搬台車。
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