JP2853639B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2853639B2
JP2853639B2 JP8028238A JP2823896A JP2853639B2 JP 2853639 B2 JP2853639 B2 JP 2853639B2 JP 8028238 A JP8028238 A JP 8028238A JP 2823896 A JP2823896 A JP 2823896A JP 2853639 B2 JP2853639 B2 JP 2853639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理装置、特
に入力されたデータの並び変えを行って出力するデータ
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷システムにおいては、ドキュメント
編集装置で編集されたドキュメントがプリントサーバを
介して出力装置であるプリンタへ出力される。ここで、
ドキュメントは複数の画像データで構成される。プリン
トサーバでは、ドキュメントの印刷条件や出力装置の動
作条件に応じて、画像データの順番を並び変える処理を
行っている。すなわち、プリンタにおけるフェースアッ
プ又はフェースダウンといった出力形態、両面印刷を行
う場合の動作条件、一度に処理される用紙の枚数などの
プリンタの多様な動作条件に基づいて、ページ番号順で
入力されるデータ群をプリンタ動作に合致した出力順番
に並び変えている。
【0003】従来においては、そのようなデータ並び変
えを行うために、バッファメモリと外部記憶装置とが併
用されている。ここで、バッファメモリは高速動作可能
で比較的高価な記憶装置(半導体メモリなど)で構成さ
れ、外部記憶装置は低速動作であるが比較的安価な大容
量の記憶装置(ハードディスクなど)などで構成され
る。つまり、両者の特性を生かしてデータの並び変えを
行うものである。
【0004】かかる従来のデータ処理装置では、入力さ
れるデータはバッファメモリに順次格納され、それと共
に外部記憶装置へ転送(複写)される。そして、バッフ
ァメモリを介して外部記憶装置にすべてのデータが格納
された後、出力装置に対応した所定の出力順番で外部記
憶装置からデータが読み出され、バッファメモリを経由
して各データが出力装置へ出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外部記
憶装置の書き込み読み出し速度は遅く、上述のように、
最初にすべてのデータを外部記憶装置へ格納しておいて
後に出力順番で各データを読み出すと、データ処理速度
を向上できないという問題がある。
【0006】これに関し、外部記憶装置にすべてのデー
タを格納した状態において、必要なデータをまずバッフ
ァメモリ上でサーチしてそれが発見できれば、外部記憶
装置から当該データを読み出すことなく、バッファメモ
リから直接的に当該データを読み出し、少しでも処理速
度を向上させた従来装置も提案されている。
【0007】図7にはその従来のデータ並び変え方式が
示されている。この方式では、バッファメモリ18に例
えば4つのデータ(5,6,7,8)が格納されている
場合において、次のデータの書き込みを行う場合には、
格納状態にある最先に書き込まれたデータ上に当該次の
データを上書きするものである。すなわち(A)に示す
ように、バッファメモリ18へデータ8を書き込む場合
には、格納状態にある最先のデータが消去され、そこに
データ8が上書きされる。そして、その後にデータ8は
外部記憶装置20へ転送されている。なお、その転送は
バッファメモリ内のデータ8の消去を意味するものでは
なく、データ8の複写に相当するものである。
【0008】(A)に示すように、全8個のデータが外
部記憶装置20に書き込まれた後、所定の出力順番
(8,6,4,2,7,5,3,1の順で)で各データ
を読み出す際に、この従来方式では、最初に、バッファ
メモリ18内において読み出しを行うべきデータが存在
しているか否かが検索され、それが発見された場合には
そのデータがバッファメモリ18から直接的に読み出さ
れる。この従来方式ではデータ8とデータ6がバッファ
メモリから直接的に読み出されている。そして、次に、
外部記憶装置20から必要なデータ(例えば(B)に示
すようにデータ4)がバッファメモリを介して出力され
ている。
【0009】しかしながら、この従来方式は、データの
出力を行う際に、たまたまバッファメモリ内に存在して
いたデータを先行してそのまま出力するというものでし
かなく、換言すれば、データ読み出し時の制御のみに関
わるもので、データ書き込みを含めてデータ処理を最も
効率良く行う意図はみられない。
【0010】また、出力装置の動作条件には各種のもの
があり、例えば両面印字の場合には出力装置へのデータ
出力順序が単なる昇順や降順でない場合が多い。このよ
うな場合、入力順で古いものから上書きを行う上記従来
方式による書き込み制御では、出力開始時に、最初に出
力したいデータがバッファメモリに存在する確率は著し
く小さくなる。それゆえ、結果として、外部記憶装置か
ら読み出す回数をほとんど低減できない。
【0011】このような問題は、プリンタへデータを出
力するプリントサーバのみならず、上記のようなデータ
並び変えを行うデータ処理装置、例えばファクシミリ装
置、複写機などを制御する装置においても同様に発生す
る。
【0012】なお、特開平3−65871号公報、特開
平3−97372号公報、特開平5−244361号公
報には、関連する技術が開示されているが、いずれも以
下に示す本発明の目的を達成できるものではない。
【0013】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、バッファメモリと外部記憶装
置とを利用してデータの並び変えを行う場合に、できる
限り外部記憶装置へのアクセス回数(特に、読み出し回
数)を低減して、データ処理速度を向上させることにあ
る。
【0014】また、本発明の目的は、バッファメモリへ
の合理的なデータの書き込みを行って、データ並び変え
を効率化することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、データの入力順番とは異なる出力順番で
データを出力するデータ処理装置において、複数のデー
タが記憶されるバッファメモリと、前記バッファメモリ
からデータが転送される外部記憶装置と、前記バッファ
メモリ及び前記外部記憶装置に対する制御を行う並び変
え制御手段と、を含み、前記並び変え制御手段は、前記
バッファメモリへ入力データを書き込む際に、空き領域
が存在していればそこに入力データを書き込み、空き領
域が存在していなければ、バッファメモリ内に現に格納
されている最も出力順番が後の記憶データを判定し、そ
こに入力データを上書きする書き込み制御手段と、前記
バッファメモリにデータが記憶された後、所定条件の下
で、その記憶データを前記外部記憶装置へ転送する制御
を行う転送制御手段と、全データの書き込みが終了した
後、前記データの出力順番に従って、前記バッファメモ
リ及び前記外部記憶装置から記憶データの読み出しを行
う読み出し制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0016】本発明は、バッファメモリへデータを書き
込む際に、従来のように単純なデータ入力順でデータの
上書きを行うのではなく、データが出力される順番を考
慮してデータの上書きを行うものである。このような構
成によれば、最終データの書き込み完了時には、バッフ
ァメモリ内には、基本的に最初に読み出すデータ(先行
読み出しデータ群)のみが存在していることになり、そ
れらのデータ群の1回目の出力時には、少なくとも外部
記憶装置からの読み出しを行う必要がない。なお、それ
らのデータ群の2回目以降の出力時には、バッファメモ
リ内に依然としてそれらのデータ群が存在していれば外
部記憶装置からの読み出しが不要となるが、通常、2回
目以降はそれらのデータ群についても外部記憶装置から
の読み出しが必要となる。ただし、その場合でもそれら
のデータ群については1回目の外部記憶装置からの読み
出しを常に削減できるので、その意味でデータ処理速度
を向上できる。なお、上記の読み出し制御手段は、基本
的にデータの出力順番に従って、最初にバッファメモリ
から記憶データの読み出しを開始し、引き続いて外部記
憶装置から記憶データの読み出しを行うが、条件に応じ
てその読み出し手法を適宜変更してもよい。
【0017】本発明の好適な態様では、最終データを判
定する最終データ判定手段を含み、前記転送制御手段
は、前記最終データ以外の入力データについて前記外部
記憶装置への転送を行う。すなわち、特定の場合(最終
データが1回のみ読み出される場合)には、最終データ
の外部記憶装置への転送は無意味であるので、それを省
略し、データ処理速度を向上させるものである。
【0018】本発明の好適な態様では、入力データの中
で前記バッファメモリに最後に残されるデータ群を判定
する最終データ群判定手段を含み、前記転送制御手段
は、前記最終データ群以外のデータについて前記外部記
憶装置への転送を行う。すなわち、最終データ群(先行
読み出しデータ群)がいずれのデータも1回のみ読み出
される場合にはそれらのデータ群を外部記憶装置に格納
すること自体不要であるので、そのような不要なデータ
転送を省略してさらにデータ処理速度を向上させるもの
である。
【0019】本発明の好適な態様では、前記読み出し制
御手段は、前記出力順番に従って、同じデータについて
複数回の読み出しを行う機能を有する。また、本発明の
好適な態様では、入力データをカウントするカウンタを
含み、前記並び変え制御手段は、前記カウンタのカウン
ト値に基づいて制御を行う。
【0020】さらに、本発明の好適な態様では、最終デ
ータを判定する最終データ判定手段を含み、前記並び変
え制御手段は、前記最終データの判定がなされたタイミ
ングで書き込み制御から読み出し制御へ処理を移行す
る。前記出力順番は、データの処理条件及びデータが出
力される出力装置の動作条件に基づいて決定される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0022】図1には、本発明に係るデータ処理装置の
好適な実施形態が示されている。データ処理装置として
のプリントサーバ10は、図示されていないネットワー
クを介して画像データを入力し、その画像データの並び
変えなどを行った後に出力装置としてのプリンタ12へ
出力するものである。
【0023】図1において、本実施形態では、入力装置
14において印刷ジョブの内容が解析され、そのジョブ
内容がシーケンサ24及びコントローラ22に送られ
る。シーケンサ24は、印刷ジョブが有する印刷条件
(ページ数、印刷部数、両面/片面の指定など)及びプ
リンタ12の動作条件(印刷単位、出力形態など)に基
づいてデータの出力順番を決定し、その出力順番をコン
トローラ22へ出力している。
【0024】一方、印刷ジョブに含まれるドキュメント
の各画像データは、入力装置14を介してページカウン
タ16に順次送られ、そこでデータ数がカウントされ
る。ここで、画像データの並び(入力順)はページ順で
ある。ページカウンタ16のカウント結果はコントロー
ラ22に出力されている。ページカウンタ16を出た画
像データはバッファメモリ18に格納され、所定の条件
下で外部記憶装置20へ転送される。バッファメモリ1
8は例えばn個の画像データを格納できRAMで構成さ
れ、外部記憶装置22はドキュメント全体を十分格納可
能な容量をもったハードディスクなどで構成される。
【0025】ドキュメントを構成するすべて画像データ
がバッファメモリ18及び外部記憶装置に格納される
と、出力順番に従って、最初にバッファメモリ18から
n個の画像データが読み出され、次にそれ以外の画像デ
ータが外部記憶装置20からバッファメモリ18を介し
て出力される。それらの画像データは出力装置としての
プリンタに入力され、各ページの印刷が実行される。こ
こでの書き込み及び読み出し制御については後に詳述す
る。
【0026】上記のコントローラ22は、装置全体の制
御を行っており、特に、バッファメモリ18及び外部記
憶装置20の書き込み及び読み出し制御を行っている。
その制御の中には、データ並び変え制御及びデータ転送
制御が含まれる。コントローラ22には、バッファメモ
リ18の管理情報が登録されるメモリマネージャ28が
含まれる。コントローラ22にはシーケンサ24が生成
した出力順番(シーケンス)の情報が入力され、コント
ローラ22は、その情報の他、ページカウンタ16のカ
ウント結果、及び最終ページ判定部26の判定結果など
に基づいて、データの書き込み及び読み出し制御を行っ
ている。ここで、最終ページ判定部26は、ドキュメン
トの最終ページに相当する画像データをサーチし、それ
が見出された場合にコントローラ22及びシーケンサ2
4にその旨を通知するものである。その判定を行うため
に、コントローラ22から最終ページ判定部26にペー
ジ数などの必要な情報が送られている。後述のように、
コントローラ22はその通知に基づいて、データ入力か
らデータ出力へ制御処理を切り替える。なお、最終ペー
ジ判定部26は、ページカウンタ16のカウント値に基
づいてその判定を行ってもよい。
【0027】上記のメモリマネージャ28は、バッファ
メモリ18内に存在する各時点での画像データのページ
番号を管理している。コントローラ22は、バッファメ
モリ18内に存在する各画像データについて外部記憶装
置20への転送制御を行っているが、その場合、後述の
ように、すべての画像データについて一律に転送を行う
ことができ、あるいは最小限の転送回数となるように各
データ毎に転送の必要性を判断することができる。
【0028】次に、図2を用いて本発明に係るデータ処
理方式について説明する。
【0029】この図2の例は、8ページの画像データを
出力装置へ転送する場合を示したもので、バッファメモ
リ18は4個分の画像データを記憶できる容量をもって
いるものとする。また、印刷条件としては、両面印刷、
各3部ずつの印刷が条件とされているものとし、その出
力装置は、4ページ単位及び逆順で、裏面(偶数ペー
ジ)から表面(奇数ページ)の順番で印刷を行うもので
あるとする。すなわち、1,2,3,4,5,6,7,
8のように入力されるデータを8,6,4,2,7,
5,3,1に並び変えて出力するものである。
【0030】まず(A)に示すように、データ1が入力
された場合、それはバッファメモリ18内に格納され、
またデータ1は外部記憶装置20へ転送(複写)され
る。次に(B)には画像データの書き込みが進行して、
バッファメモリ18内にデータ1,2,3,4が書き込
まれ、外部記憶装置20にも同様のデータが書き込まれ
ている。
【0031】(C)には、データ5をバッファメモリに
書き込んだ状態が示されている。この場合、(B)に示
した時点で既にバッファメモリ18内に空き領域が存在
しないため、(C)の時点では、いずれかのデータ上に
上書きを行わなければならない。そこで、本発明では現
在バッファメモリ18内に格納されている画像データの
中で最も出力順番が後の画像データが上書き対象とされ
る。もちろん、その画像データは外部記憶装置20へ複
写されているため、データ自体が欠落することはない。
(C)に示すように、データ1に上書きされたデータ5
についても外部記憶装置20へ転送される。ちなみに、
その出力順番の判断においては、奇数ページは偶数ペー
ジよりも後に出力されること、ページ番号の小さいもの
が後に出力されること、などのプリンタ動作条件が考慮
され、いずれにしても出力順序の最も遅いものが上書き
対象とされる。
【0032】(D)には、上記の書き込み制御を順次行
って、最後のデータ8を書き込んだ後の様子が示されて
いる。バッファメモリ18内には、データ2,4,6,
8が格納され、外部記憶装置20内にはすべてのデータ
1〜8が格納されている。この状態から読み出しを行う
場合の様子が(E)に示されている。バッファメモリ1
8内には、グループAとして出力順番が早い4つのデー
タつまり最初に読み出す4つのデータが格納されてお
り、そのグループAの各データが出力順番で順次読み出
される。次に残りのデータ(1,3,5,7)で構成さ
れるグループBがバッファメモリ18を介して出力順番
で順次出力される。この第1回目の出力時には、グルー
プAのデータについて外部記憶装置20から読み出す必
要はなく、すなわち処理速度を向上可能である。もちろ
ん、グループAについての2回目以降の出力時には、外
部記憶装置20からグループB同様に読み出されるが、
それでも全体として外部記憶装置からの読み出し回数を
低減できる利点がある。これは図7に示した従来例との
比較から明らかである。
【0033】図3には本発明に係る他のデータ処理方式
が示されている。この実施形態では、最終ページ判定部
26により判定された最終ページとしてのデータ8の印
刷部数が1枚である場合に、そのデータ8についてはバ
ッファメモリ18の書き込み後に外部記憶装置20への
データ転送を行わないようにするものである。印刷部数
が1部であればそのような転送は非効率的であり、少し
でもデータ処理速度を向上させるものである。
【0034】また、図4には、最後にバッファメモリ1
8内に残るグループAを構成する各データの印刷部数が
1部の場合に、上記同様に、グループAについては外部
記憶装置へのデータ転送を行わない実施形態が示されて
いる。図4の(A)及び(B)は図2の実施形態と同様
であるが、(C)及び(D)に示すようにグループAを
構成する各データについては転送を省略するものであ
る。この実施形態は、印刷部数が1部という条件の下で
成立するため、印刷部数を判定し、最も効率的な処理方
式を自動選択させてもよい。
【0035】次に、図1に示したデータ処理装置の動作
について、図1を参照しながら図5及び図6に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、大別して図5には
書き込み制御が示され、図6には読み出し制御が示され
ている。
【0036】まず、S101では、入力装置14を介し
て画像データが順次入力される。ここで、入力装置14
では上述のようにジョブ解析がなされ、その解析結果が
シーケンサ24における出力順番の決定及びコントロー
ラ22における書き込み及び読み出し制御に利用されて
いる。
【0037】S102では、ページカウンタ10によっ
て各画像データがカウントされ、そのカウント値がコン
トローラ22に送られ、その書き込み及び読み出し制御
に利用される。S103では、バッファメモリ18に空
き領域が存在しているか否かが判断され、YESの場合
にはS107で画像データがバッファメモリ18へ書き
込まれる。S103での判断結果がNOの場合、出力順
番を考慮して最も後に出力される格納データを判定する
ため、S104において、上述した出力条件に従って、
奇数ページの画像データがバッファメモリ18内に存在
するか否かが判断される。その判断結果がYESの場
合、S105において、奇数ページの画像データが1つ
削除(消去)され、S107においてその奇数ページの
画像データの上に入力された画像データが上書きされ
る。その一方、S104の判断結果がNOの場合、S1
06において、最もページ番号の小さい画像データが特
定され、その画像データが削除(消去)され、S107
においてその画像データの上に入力された画像データが
上書きされる。ちなみに、S105及びS106では、
削除対象が一部(一枚)しか出力されないものである場
合には、その削除に先立って、当該画像データの外部記
憶装置20への記憶が行われる。なお、S104,S1
05,S106は、それ全体として出力順番に基づく書
き込み制御を実行しており、シーケンサ24が予めコン
トローラ22へ出力順番の全体を通知している場合に
は、単に出力順番に基づいて最も後で出力される画像デ
ータを特定するだけでよい。
【0038】S108では、バッファメモリ18の管理
を行うため、メモリマネージャ28に、S107で格納
された画像データのページ番号が登録される。S109
では、S107で格納された画像データが、繰り返し用
いられるものか否かが判断され、すなわち上記グループ
Bに属すか又は複数回の出力が前提とされているグルー
プAのデータであるか否かが判断される。S109の判
断結果がNOの場合、S110で外部記憶装置20へ当
該画像データの転送は行われず、S111でその画像デ
ータが最終ページのものであるか否かが判断される。S
109の判断結果がYESの場合には、画像データの保
存のため、S110で外部記憶装置20へ当該画像デー
タの転送が行われる。
【0039】S111で最終ページの画像データではな
いと判断されると、次の画像データに対し、上記S10
1からの各工程が実行され、最終ページの画像データで
あると判断されると、それを起因として、書き込み制御
は終了し、同時に図6の読み出し制御へ処理が移行す
る。
【0040】図6において、S112では、シーケンサ
24が読み出しページの番号を順次発生する。S113
では、バッファメモリ18内にそのページ番号の画像デ
ータが存在するか否かが判断される。S113の判断結
果がYESの場合、すなわちその画像データがグループ
Aを構成するものであれば、S116でその画像データ
がバッファメモリ18から読み出され、出力装置へ転送
される。一方、S113の判断結果がNOの場合、外部
記憶装置20から読み出される画像データの一時的なバ
ッファリング領域を確保するため、S114においてペ
ージバッファ18上において最も前に出力した画像デー
タが特定され、その画像データがページバッファ18か
ら削除(消去)される。そして、S115において、外
部記憶装置20から指定されたページ番号の画像データ
が読み出され、削除された画像データの格納領域にその
画像データが書き込まれる(上書きされる)。そして、
S116において、その画像データが出力装置へ出力さ
れる。S117では、読み出し時(データ出力時)の最
後のシーケンスに到達したか否かが判断され、NOの場
合にはS112からの各工程が次の画像データについて
実行され、YESの場合にはこの処理が終了する。
【0041】なお、上記実施形態では、プリンタシステ
ムを例として本発明を説明したが、バッファメモリと外
部記憶装置を併用してデータ転送を行うデータ処理装置
であれば本発明を適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、バッフ
ァメモリと外部記憶装置とを利用してデータの並び変え
を行う場合に、できる限り外部記憶装置へのアクセス回
数(読み出し回数)を低減してデータ処理速度(Fir
st Print Out Time:処理を始めてか
ら最初の用紙が出力されるまでの時間)を向上できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデータ処理装置の実施形態を示
す図である。
【図2】 本発明に係るデータ転送方式を示す図であ
る。
【図3】 他の実施形態のデータ転送方式を示す図であ
る。
【図4】 更に他の実施形態のデータ転送方式を示す図
である。
【図5】 本発明に係るデータ処理装置の動作を示す工
程図である。
【図6】 本発明に係るデータ処理装置の動作を示す工
程図である。
【図7】 従来のデータ転送方式を示す図である。
【符号の説明】
10 プリントサーバ、12 出力装置(プリンタ)、
18 バッファメモリ、20 外部記憶装置、22 コ
ントローラ、24 シーケンサ、26 最終ページ判定
部、28 メモリマネージャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/12 G06F 3/06 301

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの入力順番とは異なる出力順番で
    データを出力するデータ処理装置において、 複数のデータが記憶されるバッファメモリと、 前記バッファメモリからデータが転送される外部記憶装
    置と、 前記バッファメモリ及び前記外部記憶装置に対する制御
    を行う並び変え制御手段と、 を含み、 前記並び変え制御手段は、 前記バッファメモリへ入力データを書き込む際に、空き
    領域が存在していればそこに入力データを書き込み、空
    き領域が存在していなければ、バッファメモリ内に現に
    格納されている最も出力順番が後の記憶データを判定
    し、そこに入力データを上書きする書き込み制御手段
    と、 前記バッファメモリにデータが記憶された後、所定条件
    の下で、その記憶データを前記外部記憶装置へ転送する
    制御を行う転送制御手段と、 全データの書き込みが終了した後、前記データの出力順
    番に従って、前記バッファメモリ及び前記外部記憶装置
    から記憶データの読み出しを行う読み出し制御手段と、 を含むことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 最終データを判定する最終データ判定手段を含み、 前記転送制御手段は、前記最終データ以外の入力データ
    について前記外部記憶装置への転送を行うことを特徴と
    するデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 入力データの中で前記バッファメモリに最後に残される
    データ群を判定する最終データ群判定手段を含み、 前記転送制御手段は、前記最終データ群以外のデータに
    ついて前記外部記憶装置への転送を行うことを特徴とす
    るデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記読み出し制御手段は、前記出力順番に従って、同じ
    データについて複数回の読み出しを行う機能を有するこ
    とを特徴とするデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 入力データをカウントするカウンタを含み、 前記並び変え制御手段は、前記カウンタのカウント値に
    基づいて制御を行うことを特徴とするデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の装置において、 最終データを判定する最終データ判定手段を含み、 前記並び変え制御手段は、前記最終データの判定がなさ
    れたタイミングで書き込み制御から読み出し制御へ処理
    を移行することを特徴とするデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の装置において、 前記出力順番は、データの処理条件及びデータが出力さ
    れる出力装置の動作条件に基づいて決定されるものであ
    ることを特徴とするデータ処理装置。
JP8028238A 1996-02-15 1996-02-15 データ処理装置 Expired - Lifetime JP2853639B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6577563B1 (en) 1999-10-22 2003-06-10 Funai Electric Co., Ltd. Disk apparatus

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